JP2008280068A - 包装用袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】合成樹脂等の樹脂フィルムからなる包装用袋であって、封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後は保存袋等として再利用することのできるような樹脂製の包装用袋を提供することを課題とする。
【解決手段】樹脂フィルムからなる袋本体内に、被収納物を収納可能な収納部が形成され、該収納部を開閉するためのチャックが前記袋本体の内面側に設けられ、且つ前記収納部から前記チャックの外側における収納部以外の部分を分断するための分断手段が、袋本体に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】樹脂フィルムからなる袋本体内に、被収納物を収納可能な収納部が形成され、該収納部を開閉するためのチャックが前記袋本体の内面側に設けられ、且つ前記収納部から前記チャックの外側における収納部以外の部分を分断するための分断手段が、袋本体に設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は包装用袋、さらに詳しくは、合成樹脂等の樹脂フィルムからなる包装用袋であって、封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後は保存袋等として再利用することのできるような包装用袋に関する。
合成樹脂等の樹脂フィルムからなる包装用袋は、従来から種々の用途に用いられており、たとえば紙封筒に代えて郵送用として樹脂製の封筒が使用されつつある。このような樹脂製の封筒は、フィルムに着色や印刷を施すことができ、またコストも紙封筒に比べて安価になることから、需要が増大しつつある。このような樹脂製の封筒に関するものとして、たとえば下記特許文献1や特許文献2のような特許出願がなされている。また、フィルムが透明であることにより封入物を透視させることができる等の紙製の袋にはない特性があるので、近年では特にダイレクトメール用等の輸送用袋も普及しつつある。
さらに、展示会等においては複数のカタログ等が配布され、それらを持参して持ち帰る便宜のために、樹脂製フィルムからなる袋が利用されることもある。このような袋も
製作コストが安価であるので、展示会等の主催者が、カタログ等とともに持ち帰り用として無償で提供したとしても、それに要するコストの面で特に問題となるようなこともなく、むしろ無償でカタログ等を提供した後の販売促進効果によってもたらされる利益の方が大きいものと認識されている。従って、このような樹脂製フィルムからなる包装用袋の利用頻度も大きいものである。
製作コストが安価であるので、展示会等の主催者が、カタログ等とともに持ち帰り用として無償で提供したとしても、それに要するコストの面で特に問題となるようなこともなく、むしろ無償でカタログ等を提供した後の販売促進効果によってもたらされる利益の方が大きいものと認識されている。従って、このような樹脂製フィルムからなる包装用袋の利用頻度も大きいものである。
このような持ち帰り用の袋として手提げ袋が使用されており、そのような手提げ袋に関するものとして、たとえば下記特許文献3乃至特許文献5のような特許出願がなされている。
しかしながら、上記のような樹脂製の封筒やダイレクトメール用等の樹脂製輸送用袋は、郵送用若しくは輸送用として使用された後は、再利用されることはなく、そのまま廃棄されていた。また手提げ袋は、繰り返して使用できるような形態に形成されているものではあるが、上記のような展示会等でカタログ等とともに配布されるような持ち帰り用の袋は、本来使い捨てを前提として、特に手提げ部分の強度等を考慮することなく、全体を樹脂フィルムで構成する等、コストが安価になるよう製作されているものであるため、実際には再利用されていない。
尚、ポリエチレンテレフタレート等の一部の合成樹脂については、溶融して再生し、別種の製品に成形して再利用するような技術も開発されている。しかし、このような再生する技術を実施すること自体にコストがかかり、汎用性の合成樹脂であるポリエチレンやポリプロピレンについては、溶融、再生等の技術は実施されておらず、燃焼等によって廃棄処理されていたのが現状である。
このように合成樹脂製品を燃焼して廃棄処理することは、紙の場合と相違し、燃焼による排気ガスが環境にもたらす影響が懸念される。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、封筒等の郵送用、ダイレクトメール等の輸送用、或いは展示会等において配布されたカタログ等が収納されて、そのまま持ち帰ることができる手提げ用袋等として使用され、使用後は保存袋等として再利用することのできるような樹脂製の包装用袋を提供することを課題とする。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、樹脂フィルムからなる袋本体内に、被収納物を収納可能な収納部が形成され、該収納部を開閉するためのチャックが前記袋本体の内面側に設けられ、且つ前記収納部から前記チャックの外側における収納部以外の部分を分断するための分断手段が、袋本体に設けられていることを特徴とする包装用袋を提供する。
分断手段としては、たとえばミシン目やカットテープのようなものが採用される。
本発明は、上述のように、樹脂フィルムからなる袋本体内に、被収納物を収納可能な収納部が形成され、該収納部を開閉するためのチャックが前記袋本体の内面側に設けられ、且つ前記収納部から前記チャックの外側における収納部以外の部分を分断するための分断手段が、袋本体に設けられているものであるため、このような包装用袋を使用する場合には、収納部に被収納物を収納して、たとえば郵便物を郵送する封筒として、又はダイレクトメール等用の輸送用袋として、或いは展示会等においては複数のカタログ等とともに持ち帰るための袋として使用することができ、そのような一次形態の袋として使用した後、上記分断手段を介して、チャックの外側における収納部以外の部分を分断することによって、収納部以外の不要な部分が除去されることとなり、保存袋等の二次形態の袋として有効利用を図ることができる。
この結果、郵送用、輸送用、或いは持ち帰り用等として使用された樹脂製の包装用袋を、その使用後において、上記のような分断手段により、チャックの外側における収納部以外の部分を分断することによって、保存袋等として再利用することができ、その結果、郵送用、輸送用、持ち帰り用等として使用された後に廃棄される可能性が少なくなり、ひいては環境保護に寄与することになるという効果がある。
また、分断手段によって分断、除去されるのは、包装用袋の一部のみであるので、保存袋等として再利用される場合に支障を生じるようなこともない。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
(実施形態1)
本実施形態の包装用袋は、図1及び図2に示すように、袋本体1の全体が透明な樹脂製フィルムからなり、該袋本体1の上部には開口部2が形成され、該開口部2より下側には、
被収納物を収納する収納部3が形成されている。そして、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1a及び他片1bのうち、一片1aが他片1bより前記開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている。樹脂フィルムとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製のフィルムを使用することができ、またポリ乳酸等のいわゆる生分解性フィルムのようなものを用いることもできる。
(実施形態1)
本実施形態の包装用袋は、図1及び図2に示すように、袋本体1の全体が透明な樹脂製フィルムからなり、該袋本体1の上部には開口部2が形成され、該開口部2より下側には、
被収納物を収納する収納部3が形成されている。そして、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1a及び他片1bのうち、一片1aが他片1bより前記開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている。樹脂フィルムとしては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製のフィルムを使用することができ、またポリ乳酸等のいわゆる生分解性フィルムのようなものを用いることもできる。
前記袋本体1の開口部2の直下における袋本体1の一片1aと他片1bとのそれぞれ内面側には、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている。また前記封緘片4の内面側には接着剤6を介して離型材7が設けられている。さらに、該封緘片4の内面側であって
開口部2よりもわずか上側の位置には、ミシン目8が形成されている。
開口部2よりもわずか上側の位置には、ミシン目8が形成されている。
そして、このような構成からなる包装用袋を使用する場合には、封緘片4から離型材7を剥離するとともに、図3に示すように前記開口部2から袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着する。このように被収納物9を収納した状態で、たとえばダイレクトメール等用の輸送用袋として送信する等のように使用することができる。
このような輸送用袋を受信した受信者は、封緘片4を袋本体1の他片1b側から離脱させ、被収納物9を収納部3から取り出して、送信された被収納物9を用いることができる。このようにして、ダイレクトメール等用の輸送用袋としての使用目的が達成された後は、受信者側によって保存袋等として使用することができる。
すなわち、図4に示すようにミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断し、輸送の際に収納されていた被収納物9とは別の、保存するための被収納物10を収納する。この場合、輸送されてきた被収納物9をそのまま保存することも可能である。
さらに、同図のように、チャック5a、5bを嵌合することによって、開口部2を閉じる。このようにして、被収納物10を密封状態で収納することができ、保存用の袋としての機能を奏する。この場合、保存袋として利用価値の少ない封緘片4の部分は、袋本体1から分断されるので、保存袋として好適に使用することができる。また分断されて除去される部分は、包装用袋の全体に対して封緘片4等のわずかな部分のみであるので、保存袋として再利用する場合に支障を生じることもない。
このように、本実施形態の包装用袋は、ダイレクトメール等用の輸送用袋として、送信者側に使用される他、これを受信した受信者側においては、保存袋として再利用することができる。このため、受信者側において直ちに廃棄されるような可能性が少なくなり、ひいては環境保護にも寄与することとなる。
(実施形態2)
本実施形態では、封緘片4を袋本体1から分断する分断手段として図5及び図6に示すようなカットテープ11を用いており、この点で、分断手段としてミシン目8を用いていた上記実施形態1の場合と相違する。すなわち本実施形態では、同図のように、封緘片4の内面側であって開口部2よりもわずか上側の位置に、カットテープ11が設けられている。
本実施形態では、封緘片4を袋本体1から分断する分断手段として図5及び図6に示すようなカットテープ11を用いており、この点で、分断手段としてミシン目8を用いていた上記実施形態1の場合と相違する。すなわち本実施形態では、同図のように、封緘片4の内面側であって開口部2よりもわずか上側の位置に、カットテープ11が設けられている。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、開口部2より下側に収納部3が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、開口部2の直下に相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1と共通する。使用時において、封緘片4から離型材7を剥離し、袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着して、輸送用袋等として送信する等の点も上記実施形態1と共通する(図3参照)。
本実施形態の包装用袋は、分断手段としてミシン目8に代えてカットテープ11が封緘片4の所定位置、すなわち開口部2よりもわずか上側の位置に設けられているため、そのカットテープ11を捲り取ることによって、封緘片4を袋本体1から分断させることができる。
従って、本実施形態においても、送信者が輸送用袋として使用した後、輸送用袋を受信した受信者は、図7に示すように、封緘片4を袋本体1の一片1a側から分断して除去し、チャック5a、5bを相互に嵌合させることによって、保存袋等として再利用することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、図8及び図9に示すように、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが、
袋本体1の下部の内面側に設けられており、この点で、チャック5a、5bが袋本体1の上部、より具体的には開口部2の直下にチャック5a、5bが設けられていた実施形態1及び実施形態2の場合と相違する。すなわち、本実施形態では、袋本体1の下部にチャック5a、5bが設けられているとともに、さらにそのチャック5a、5bの下部であって、袋本体1のそれぞれ両片1a、1bに分断部としてのミシン目8が形成されている。本実施形態においては、ミシン目8は袋本体1の上部、より具体的には開口部2のわずか上側にも形成されているが、この開口部2のわずか上側のミシン目8は、分断手段としてのミシン目ではなく、封緘片4の折曲部分としてのみ機能するものである。
本実施形態では、図8及び図9に示すように、相互に嵌合可能なチャック5a、5bが、
袋本体1の下部の内面側に設けられており、この点で、チャック5a、5bが袋本体1の上部、より具体的には開口部2の直下にチャック5a、5bが設けられていた実施形態1及び実施形態2の場合と相違する。すなわち、本実施形態では、袋本体1の下部にチャック5a、5bが設けられているとともに、さらにそのチャック5a、5bの下部であって、袋本体1のそれぞれ両片1a、1bに分断部としてのミシン目8が形成されている。本実施形態においては、ミシン目8は袋本体1の上部、より具体的には開口部2のわずか上側にも形成されているが、この開口部2のわずか上側のミシン目8は、分断手段としてのミシン目ではなく、封緘片4の折曲部分としてのみ機能するものである。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、開口部2より下側に収納部3が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1と共通する。使用時においては、封緘片4から離型材7を剥離し、袋本体1の収納部3内に被収納物9を収納した後、図10のように接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着して、輸送用袋等として送信する等の点も上記実施形態1と共通する。
輸送用袋を受信した受信者は、包装用袋の上下の位置を反転させ、図11に示すようにミシン目8を介して袋本体1の底部12を分断することにより、被収納物9を収納部3から取り出すことができる。そして、このように輸送用袋としての使用目的が達成された後は、同図にように別の被収納物10を収納部3内に収納し、チャック5a、5bを相互に嵌合させることによって、受信者側において保存袋等として使用することができる。
本実施形態においては、受信者側において封緘片4を袋本体1から剥離することなく、包装用袋を反転してミシン目8を介して袋本体1の底部12を分断することにより、その部分を開口して被収納物9を取り出すことができ、また被収納物9を取り出した後は、
チャック5a、5bを相互に嵌合させることによって収納部3を閉じることができる。本実施形態では、封緘片4は最初に被収納物9を収納する場合に開閉されるが、包装用袋を反転させた後、保存袋として再利用される場合には開閉されることがなく、専らチャック5a、5bの嵌合によって袋本体1の開閉がされることとなる。
チャック5a、5bを相互に嵌合させることによって収納部3を閉じることができる。本実施形態では、封緘片4は最初に被収納物9を収納する場合に開閉されるが、包装用袋を反転させた後、保存袋として再利用される場合には開閉されることがなく、専らチャック5a、5bの嵌合によって袋本体1の開閉がされることとなる。
(実施形態4)
本実施形態では、図12に示すように袋本体1の一片1aと他片1b間に区画片13が設けられており、この点で、かかる区画片13が設けられていない上記実施形態1乃至3
と相違している。この区画片13の材質は特に限定されないが、たとえば不織布のようなもので構成することができる。このような区画片13が設けられている結果、本実施形態においては、図12のように、2つの収納部3a、3bが形成されることとなる。
本実施形態では、図12に示すように袋本体1の一片1aと他片1b間に区画片13が設けられており、この点で、かかる区画片13が設けられていない上記実施形態1乃至3
と相違している。この区画片13の材質は特に限定されないが、たとえば不織布のようなもので構成することができる。このような区画片13が設けられている結果、本実施形態においては、図12のように、2つの収納部3a、3bが形成されることとなる。
袋本体1の上部に開口部2が形成されている点、袋本体1を構成する一片1aが他片1bより開口部2の上部に延長されて封緘片4が形成されている点、開口部2の直下に相互に嵌合可能なチャック5a、5bが設けられている点、封緘片4の内面側に接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1と共通する。使用時においては、本実施形態においても、封緘片4から離型材7を剥離し、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着することで袋本体1が封緘されるが、本実施形態では、区画片13を介して2つの収納部3a、3bが形成されているので、図13に示すように、それぞれの収納部3a、3b内に被収納物9が収納されることとなる。
輸送用袋を受信した受信者が、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側から離脱させ、被収納物9を収納部3a、3bから取り出した後、図14のようにミシン目8の位置で封緘片4を袋本体1から分断する点も実施形態1等と共通する。
ただし、本実施形態では区画片13を介して2つの収納部3a、3bが形成されているので、受信者が保存袋として包装用袋を再利用する場合にも、2つの収納部3a、3bにそれぞれ被収納物10、14を収納することができる。収納後にチャック5a、5bを相互に嵌合して開口部2を閉塞し、被収納物10、14を密封状態で収納して保存用の袋とする点も実施形態1等と共通する。
本実施形態においては、区画片13を介して2つの収納部3a、3bが形成されているので、送信者が輸送用として使用する場合に、異種の被収納物を収納部3a、3b内に収納することができ、また受信者が受信後に保存袋として使用する場合にも、異種の被収納物を収納部3a、3b内に収納することができる。この場合、図14のように厚みのある被収納物14と厚みのない被収納物10とを収納部3a、3b内に収納することができる。たとえば、コンパクトディスクと、そのコンパクトディスクに録音されている歌の歌詞カード等の2種の被収納物を収納することができる。
(実施形態5)
本実施形態は、手提げ用の包装用袋であり、輸送用の袋として使用される実施形態1乃至4と相違する。手提げ用の袋であるので、上記実施形態1乃至4のような封緘片4が設けられておらず、開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端は、同じ高さに形成されている。
本実施形態は、手提げ用の包装用袋であり、輸送用の袋として使用される実施形態1乃至4と相違する。手提げ用の袋であるので、上記実施形態1乃至4のような封緘片4が設けられておらず、開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端は、同じ高さに形成されている。
また、手提げ用の袋であるので、袋本体1の一片1aと他片1bの上部には、図15及び図16に示すように、手を挿入するための、長孔15、15が穿設されている。このように、本実施形態の包装用袋は、用途の相違に起因して上記実施形態1乃至4の包装用袋とは基本的形態が相違している。
本実施形態では、図16のように袋本体1の一片1aと他片1bにおける上記長孔15、15の下側にカットテープ11、11が設けられており、さらにその下側にチャック5a、5bが設けられている。袋本体1の表面側には、図15のように、カットテープ11の開封起点11aが設けられている。
本実施形態の包装用袋は、たとえば展示会等において配布されるカタログ等を、持ち帰る際に、そのようなカタログ等とともに配布される持ち帰り用の袋として使用される。従って、そのカタログ等が図17に示すように被収納物9として収納部3内に収納されることとなる。
このような持ち帰り用の袋として使用した後は、持ち帰った被収納物9を収納部3から取り出した後、図18に示すようにカットテープ11を捲り取ることによって、長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16を分断させることができ、上記被収納物9とは別の被収納物10を収納し、同図のようにチャック5a、5bを嵌合させることによって、保存袋として使用することができる。
本実施形態においても、持ち帰り用の袋として使用された後は、保存袋として再利用することができるので、直ちに廃棄される可能性が少なくなり、環境保護にも寄与するという上記実施形態と同様の効果を有する。そして、保存袋として利用価値の少ない長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16は分断されるので、保存袋として好適に使用することができる。
(実施形態6)
本実施形態では、図20に示すように、袋本体1の一片1a側にカットテープ11が設けられているとともに、他片1b側には図19及び図20のようにミシン目8が設けられており、この点で、袋本体1の両片1a、1bの双方にカットテープ11が設けられていた実施形態5と相違する。従って、本実施形態においては、図21に示すように、袋本体1の一片1a側においては、カットテープ11によって袋本体1の上部16が分断され、袋本体1の他片1b側においては、ミシン目8によって袋本体1の上部16が分断されることとなる。
本実施形態では、図20に示すように、袋本体1の一片1a側にカットテープ11が設けられているとともに、他片1b側には図19及び図20のようにミシン目8が設けられており、この点で、袋本体1の両片1a、1bの双方にカットテープ11が設けられていた実施形態5と相違する。従って、本実施形態においては、図21に示すように、袋本体1の一片1a側においては、カットテープ11によって袋本体1の上部16が分断され、袋本体1の他片1b側においては、ミシン目8によって袋本体1の上部16が分断されることとなる。
開口部2の端縁である袋本体1の一片1aと他片1bの上端が同じ高さに形成されている点、袋本体1の一片1aと他片1bの上部に長孔15、15が穿設されている点、長孔15、15の下方にチャック5a、5bが設けられている点は、実施形態5と共通する。
(実施形態7)
本実施形態では、図22及び図23に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、かかる封緘片4がなく、開口部2が袋本体1の上部に形成されていた上記実施形態5及び6と相違する。
本実施形態では、図22及び図23に示すように、開口部2が袋本体1の下部に形成されており、その開口部2を開閉するための封緘片4が、該袋本体1の一片1aを他片1bより開口部2の下部に延長して形成されている。これらの点で、かかる封緘片4がなく、開口部2が袋本体1の上部に形成されていた上記実施形態5及び6と相違する。
袋本体1の一片1aと他片1bの上部に長孔15、15が穿設されている点、該長孔15、15の下側にカットテープ11、11が設けられている点、該カットテープ11、11の下側にチャック5a、5bが設けられている点は、実施形態5と共通する。
本実施形態の包装用袋を使用する場合には、封緘片4から離型材7を剥離するとともに、図24に示すように、袋本体1の下部の開口部2から収納部3内に被収納物9を収納し、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着する。このように封緘片4で開口部2が封緘されることによって、実施形態5、6と同様に持ち帰り用の袋として使用される。
持ち帰り用の袋としての使用後に、図25に示すようにカットテープ11を捲り取ることによって、長孔15、15が穿設された袋本体1の上部16を分断させ、別の被収納物10を袋本体1の上部から収納し、同図のようにチャック5a、5bを嵌合させることによって、保存袋として使用することができる点は、実施形態5と同様である。
(実施形態8)
本実施形態では、図26及び図27に示すように、袋本体1の上部に開口部2が形成され、該開口部2から、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1aが他片1bより上部に延長され、その開口部2の上部に延長された一片1aを構成するフィルムが頂部18で折り返されるとともに、折り返されたフィルムと前記上部に延長されたフィルムとが熱溶着されて区画シール部19が形成され、該区画シール部19の上部がヘッダー部17として形成されている。本実施形態では、このように延長されたフィルムと折り返されたフィルムとでヘッダー部17が形成されているのであるが、この延長されたフィルムと折り返されたフィルムとの間に、該フィルムより厚手の合成紙のような補強片を挿入することも可能である。
本実施形態では、図26及び図27に示すように、袋本体1の上部に開口部2が形成され、該開口部2から、袋本体1を構成するフィルムからなる一片1aが他片1bより上部に延長され、その開口部2の上部に延長された一片1aを構成するフィルムが頂部18で折り返されるとともに、折り返されたフィルムと前記上部に延長されたフィルムとが熱溶着されて区画シール部19が形成され、該区画シール部19の上部がヘッダー部17として形成されている。本実施形態では、このように延長されたフィルムと折り返されたフィルムとでヘッダー部17が形成されているのであるが、この延長されたフィルムと折り返されたフィルムとの間に、該フィルムより厚手の合成紙のような補強片を挿入することも可能である。
このヘッダー部17に、手提げ用の長孔15、15が穿設されている。また前記頂部18で折り返されたフィルムは、前記区画シール部19から下部に延長され、その延長された部分が封緘片4として形成されている。封緘片4の内面側には接着剤6を介して離型材7が設けられている点は、上記実施形態1等と同様である。袋本体1の一片1aにおける開口部2のわずか上側にはカットテープ11が設けられている。また、開口部2のわずか下側には、チャック5a、5bが設けられている。
本実施形態の包装用袋を使用する場合には、封緘片4から離型材7を剥離するとともに、図28に示すように、袋本体1の上部の開口部2から収納部3内に被収納物9を収納し、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1の他片1b側に接着する。このように封緘片4で開口部2が封緘されることによって、実施形態5乃至7と同様に持ち帰り用の袋として使用される。
持ち帰り用の袋としての使用後には、接着剤6を介して封緘片4を袋本体1から離脱させ、さらに図29に示すようにカットテープ11を捲り取ることによって、長孔15、15が穿設されたヘッダー部17を袋本体1から分断させ、別の被収納物10を袋本体1の開口部2から収納し、同図のようにチャック5a、5bを嵌合させることによって、保存袋として使用することができる。
(実施形態9)
本実施形態では、袋本体1の底部にガゼット20が形成され、この点で上記各実施形態と相違している。ガゼット20が形成されているので、図31に示すように、ガゼット20を展開することによって、厚みのある被収納物10を収納することが可能となる。
本実施形態では、袋本体1の底部にガゼット20が形成され、この点で上記各実施形態と相違している。ガゼット20が形成されているので、図31に示すように、ガゼット20を展開することによって、厚みのある被収納物10を収納することが可能となる。
袋本体1の一片1aと他片1bの上部に長孔15、15が穿設されている点、該長孔15、15の下側にカットテープ11及びミシン目8が設けられている点、カットテープ11及びミシン目8の下側にチャック5a、5bが設けられている点は、実施形態6と共通する。そして、手提げ用袋としての使用後に、図31のようにカットテープ11及びミシン目8によって袋本体1の上部16が分断され、チャック5a、5bが相互に嵌合されることによって保存袋として使用できる点も、実施形態6と同様である。
(その他の実施形態)
尚、袋本体1の開口部2の位置は、上記実施形態1乃至6及び実施形態8、9のように袋本体1の上部に形成されていてもよく、また実施形態7のように袋本体1の下部に形成されていてもよく、その位置は問わない。
尚、袋本体1の開口部2の位置は、上記実施形態1乃至6及び実施形態8、9のように袋本体1の上部に形成されていてもよく、また実施形態7のように袋本体1の下部に形成されていてもよく、その位置は問わない。
また、封緘片4や袋本体1の上部等を分断する分断手段も、上記実施形態1、34のようなミシン目8による手段、実施形態2、5、7、8のようなカットテープ11による手段、実施形態6、9のようにカットテープ11とミシン目8との双方による手段のいずれであってもよく、また、これら以外の分断手段を採用することも可能である。
さらに、袋本体1を構成する樹脂フィルムの材質も、上記ポリプロピレン、ポリエチレン等のような汎用性の合成樹脂製フィルムに限らず、これら以外の合成樹脂製フィルムを使用することも可能である。また合成樹脂製フィルムに限らず、天然樹脂製のフィルムを用いることも可能である。さらには、生分解性フィルムを使用することも可能であり、その場合には、保存袋等として再利用した後にも、土中等において生分解させることができるので、環境保護により適した袋を提供しうるという効果がある。生分解性フィルムとしては、環境に与える影響が少ないことから上記のようなポリ乳酸を用いることが望ましいが、ポリ乳酸以外の生分解性フィルムを用いることも可能である。さらには、樹脂以外の素材を樹脂に複合化させた複合化フィルムのようなものを用いることも可能である。
さらに、包装用袋の用途も、上記実施形態1乃至4のような輸送用袋、実施形態5乃至9のような手提げ用の袋に限定されるものではなく、たとえば郵送用の封筒のようなものであってもよく、さらにはこれら以外の用途の包装用袋であってもよい。従って、包装用袋の形態も用途に応じて適宜変更することができ、上記実施形態1乃至4、7、8のように封緘片4を有する形態のもの、実施形態5乃至9のように手提げ用の長孔15を有するもの、実施形態8のように袋本体1から区画シール部19を介してヘッダー部17が形成されたもの等、種々の形態の包装用袋に本発明を適用することができる。
さらに、保存袋として再利用する場合の被収納物の種類も問うものではなく、たとえば菓子、食品等の残りものや冷蔵庫整理用としての保存袋、文房具類の保存袋、旅行、外出時の小物入れとしての保存袋等に使用することができ、また郵送用や輸送用としての使用時に収納されていた郵便物やダイレクトメール等の被収納物を、そのまま保存するようなことも可能である。
さらに、再利用の場合の用途も上記各実施形態の保存袋に限定されるものではなく、要はチャック付きの袋として使用できる用途であればよい。その他、本発明の意図する範囲内で任意に設計変更可能である。
1…袋本体 3…収納部
5a、5b…チャック 8…ミシン目
11…カットテープ
5a、5b…チャック 8…ミシン目
11…カットテープ
Claims (3)
- 樹脂フィルムからなる袋本体(1)内に、被収納物を収納可能な収納部(3)が形成され、該収納部(3)を開閉するためのチャック(5a)、(5b)が前記袋本体(1)の内面側に設けられ、且つ前記収納部(3)から前記チャック(5a)、(5b)の外側における収納部(3)以外の部分を分断するための分断手段が、袋本体(1)に設けられていることを特徴とする包装用袋。
- 分断手段がミシン目(8)である請求項1記載の包装用袋。
- 分断手段がカットテープ(11)である請求項1記載の包装用袋。
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- 2007-05-10 JP JP2007125859A patent/JP2008280068A/ja active Pending
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