JP2008279394A - ポンプディスペンサ用バルブ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、供給管11から該供給管11に連結された吐出液収容部12に吐出液を流入させ又は封止する開閉可能なポンプディスペンサ用バルブ10において、円盤状の本体部1と、該本体部1に垂下するように接続され、且つ供給管11に内挿された案内リブ2とを備えるポンプディスペンサ用バルブ10である。
【選択図】図1
Description
このとき、吐出液収容部と供給管との間は、開閉可能なバルブにて封止される。
したがって、吐出液収容部と供給管との間に隙間が生じ易く、確実に封止できない場合が生じる。
また、上記バルブは、球状又は半球状であるので、たとえ吐出液収容部と供給管との間を封止した場合であっても、その位置からずれ易いという欠点がある。
なお、吐出液収容部と供給管との間に隙間が生じると、液圧の伝達が悪く十分な量の吐出液が吐出できなくなることに加え、吐出液の吐出を止めた場合に液垂れが生じる傾向がある。
また、上記ポンプディスペンサ用バルブは、本体部の上面の直径をD、本体部の厚みをHとした場合、D/Hが3以上であると、吐出液収容部と供給管との間を確実に封止できる。
よって、上記ポンプディスペンサ用バルブによれば、十分な量の吐出液を吐出でき、吐出液の吐出を止めた場合に液垂れが生じるのを防止できる。
また、上記ポンプディスペンサ用バルブにおいては、上述したように、本体部の上面の直径をD、本体部の厚みをHとした場合、D/Hが3以上であるので、側面が弁座に合致するようにテーパー状とすることが製造上容易である。
このため、上記ポンプディスペンサ用バルブにおいては、案内リブが吐出液の流入を妨げないので、より多くの吐出液を吐出液収容部に流入でき、これにより十分な量の吐出液を吐出できる。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。
更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係るポンプディスペンサ用バルブをポンプディスペンサに用いた例を示す部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るポンプディスペンサ用バルブ10は、所定の容器に収容された吐出液を、供給管11から吐出液収容部12に流入させ、ポンプ作用により、図示しないノズル口から吐出液を吐出するポンプディスペンサに用いられる。
ここで、上記ポンプディスペンサは、ポンプディスペンサ用バルブ10が弁座13に載置されることにより、供給管11と吐出液収容部12との間が封止され、ポンプディスペンサ用バルブ10が弁座13から上方に移動することにより、供給管11と吐出液収容部12との間が開放され、吐出液が供給管11から吐出液収容部12に流入するようになっている。
図2に示すように、本実施形態に係るポンプディスペンサ用バルブ10は、本体部1と、該本体部1に垂下するように接続され、且つ供給管11に内挿された案内リブ2とを備える。
このため、射出成形時の真円が保証され、上記ポンプディスペンサ用バルブ10は、吐出液収容部12と供給管11との間を確実に封止できる。
かかる側面5は、吐出液収容部12のテーパー状の弁座13に対応した斜度となっている。
換言すると、本体部1の側面5は、弁座13に確実に合致するように斜度を調整することが製造上容易である。
したがって、上記ポンプディスペンサ用バルブ10によれば、吐出液収容部と供給管との間をより確実に封止できる。
なお、上記本体部1の厚みは2mm以下であることが好ましく、1〜1.5mm以下であることがより好ましい。
また、案内リブ2は、供給管11に内挿されており、これにより、本体部1が軸ブレなく案内されている。
したがって、上記ポンプディスペンサ用バルブ10においては、案内リブ2の案内により、本体部1が供給管11と吐出液収容部12との間を封止した状態からずれるのが抑制される。
図3に示すように、案内リブ2は、断面がX字状となっている。
すなわち、案内リブ2は、X字が本体部1の垂下方向に延びた形状となっている。
このため、上記ポンプディスペンサ用バルブ10においては、案内リブ2が吐出液の流入を妨げないので、より多くの吐出液を吐出液収容部12に流入でき、これにより十分な量の吐出液を吐出できる。
この場合、吐出液が吐出液収容部12に流入する際の抵抗をより小さくすることができる。
このため、吐出液が吐出液収容部12に流入する際の抵抗をより一層小さくすることができる。
この場合、本体部1が供給管11と吐出液収容部12との間を封止した状態からずれるのが確実に抑制されると共に、吐出液が吐出液収容部12に流入する際の抵抗をより一層小さくすることができる。
図4に示すように、トリガー式ポンプディスペンサ20は、第1供給管21aと、該第1供給管21aに連結された第1吐出液収容部22aと、該第1吐出液収容部22aに内設されたポンプ23と、該ポンプ23の上部に連結された第2供給管21bと、該第2供給管21bに連結された第2吐出液収容部22bと、該第2吐出液収容部22bの先端に設けられたノズル口24と、ポンプ23を上部に接続されたトリガー25とを備える。
すなわち、上述したポンプディスペンサ用バルブ10により、第1供給管21aと第1吐出液収容部22aとの間、及び、ポンプディスペンサ用バルブ10bにより、第2供給管21bと第2吐出液収容部22bとの間、が開閉可能となっている。
図5に示すように、セカンドバルブ10bは、本体部1bの案内リブ2bとは反対側に、バネ3bを介してスピナ4bが取り付けられている。
したがって、バネの作用によりセカンドバルブ10bが開閉し、セカンドバルブ10bを通過した吐出液は、スピナ4bを介して、ノズル口24より吐出される。
このリークバルブ15は、上部に膨張部16を有しており、該膨張部16により、第1吐出液収容部22aと第2供給管21bとの間が封止される。
このため、吐出液の流入によるファーストバルブ10の弁座からの乖離を抑制できる。
図6に示すように、ファーストバルブ10aは、本体部1aの案内リブ2aとは反対側にストッパー3aが取り付けられていてもよい。
上記トリガー式ポンプディスペンサにおいては、トリガー25を徐々に引くと、第1吐出液収容部22a内の吐出液がノズル口24から吐出される。
したがって、上記トリガー式ポンプディスペンサ20は、十分な量の吐出液を吐出できる。
この操作を繰り返すことにより、連続して吐出液が吐出される。
図8に示すように、上下押圧式ポンプディスペンサ30は、第1供給管31aと、該第1供給管31aに連結された第1吐出液収容部32aと、該第1吐出液収容部32a内を摺動するように内設されたピストン33と、該ピストン33に連結された第2供給管31bと、該第2供給管31bに連結された第2吐出液収容部32bと、該第2吐出液収容部32bの先端に設けられたノズル口34とを備える。
すなわち、上述したポンプディスペンサ30は、第1供給管31aと第1吐出液収容部32aとの間、及び、第2供給管31bと第2吐出液収容部32bとの間、が開閉可能となっている。
図9に示すように、ファーストバルブ10cは、本体部1cの案内リブ2cとは反対側に、ストッパー3cが取り付けられている。
かかるストッパー3cは、断面がX字状であり、本体部1cから上方に延びた形状となっている。
したがって、ストッパー3cは、吐出液の流入を妨げずに、吐出液を吐出液収容部32aに案内する。
また、上記ファーストバルブ10cには、ストッパー3cが取り付けられているので、吐出液の流入によるファーストバルブ10cの弁座からの乖離を抑制できる。
上記上下押圧式ポンプディスペンサにおいては、図10に示すように、ノズルヘッド38を徐々に押すと、ファーストバルブ10cが閉じ、セカンドバルブ10bが開く。
これにより、第1吐出液収容部32a内の吐出液が第2供給管31b及び第2吐出液収容部32bを介してノズル口34から吐出される。
これにより、所定の容器から第1供給管31aを介して吐出液が第1吐出液収容部32a及び第2供給管31bに貯留される。
この操作を繰り返すことにより、連続して吐出液が吐出される。
図12に示すように、ノズルヘッド38をネジ締めした状態(ロック)とすると、第2供給管31bの上部に設けられた雄ネジS2と、第2供給管31bの下部の周辺に設けられた雌ネジS1とが螺合される。
該当接部35には孔が設けられており、ストッパー3cが当接することにより、封止されるようになっている。
すなわち、ロック時には、ストッパー3cがピストン33を貫通し、当接部35に当接されることにより、第1吐出液収容部32aと第2供給管31bとの間が封止される。
次に、本実施形態に係るポンプディスペンサ用バルブの第2実施形態について説明する。
なお、第1実施形態と同一又は同等の構成要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図13の(a)及び(b)に示すように、案内リブ52は、断面がY字状となっている。
すなわち、案内リブ52は、Y字が本体部51の垂下方向に延びた形状となっている。
このため、上記ポンプディスペンサ用バルブ50においては、上述したポンプディスペンサ用バルブ10よりも、案内リブ52が吐出液の流入を妨げないので、より多くの吐出液を吐出液収容部に流入でき、これにより十分な量の吐出液を吐出できる。
また、本実施形態に係るポンプディスペンサ用バルブを用いた例として、トリガー式及び上下押圧式のポンプディスペンサを例示したが、これらに限定されず、スポイド式ポンプディスペンサ等に用いてもよい。
2,2a,2b,2c,52・・・案内リブ
3a,3c・・・ストッパー
3b・・・バネ
4b・・・スピナ
5・・・側面
6・・・末端
10,50・・・ポンプディスペンサ用バルブ
10a,10c・・・ファーストバルブ(ポンプディスペンサ用バルブ)
10b・・・セカンドバルブ(ポンプディスペンサ用バルブ)
11・・・供給管
12・・・吐出液収容部
13・・・弁座
15・・・リークバルブ
16・・・膨張部
20・・・トリガー式ポンプディスペンサ
21a,31a・・・第1供給管
21b,31b・・・第2供給管
22a,32a・・・第1吐出液収容部
22b,32b・・・第2吐出液収容部
23・・・ポンプ
24,34・・・ノズル口
25・・・トリガー
30・・・上下押圧式ポンプディスペンサ
33・・・ピストン
35・・・当接部
38・・・ノズルヘッド
A・・・案内リブの直径
B・・・供給管の内径
D・・・上面の直径
H・・・本体部の厚み
J・・・案内リブの厚み
S1・・・雌ネジ
S2・・・雄ネジ
Claims (9)
- 供給管から該供給管に連結された吐出液収容部に吐出液を流入させ又は封止する開閉可能なポンプディスペンサ用バルブにおいて、
円盤状の本体部と、該本体部に垂下するように接続され、且つ前記供給管に内挿された案内リブとを備えることを特徴とするポンプディスペンサ用バルブ。 - 前記本体部の上面の直径をD、前記本体部の厚みをHとした場合、D/Hが3以上であることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記吐出液収容部がテーパー状の弁座を有し、該弁座に対応するように前記本体部の側面がテーパー状となっていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記案内リブの断面がX字状又はY字状となっていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記案内リブの末端がテーパー状となっていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記本体部の前記案内リブとは反対側に、棒状のストッパーが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記本体部の前記案内リブとは反対側に、バネを介してスピナが取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 前記ポンプディスペンサが、上下押圧式又はトリガー式であることを特徴とする請求項1記載のポンプディスペンサ用バルブ。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載のポンプディスペンサ用バルブを備えることを特徴とするポンプディスペンサ。
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