JP2008278838A - 豆腐調理セットと豆腐調理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
家庭用、料亭の卓用に適し、短時間で、且つ、簡便に、少人数、とくに一人前の豆腐を卓上で調理するためのセットと調理法の提供。
【解決手段】
粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤5を載置した縁部を高く形成した受皿容器1上に、豆腐原料6をいれた中央部底面をもり上げた盛付容器2を一様な間隙を設けてセットし、その上に蓋3を被せた調理容器セット部分10に、計量容器4の水を受皿容器1の水注入口12から注入し、受皿容器1内の発熱剤5を発熱させて、盛付容器2内の豆腐原料6は80〜90℃に、約20分間加熱し、発生水素ガスが着火することなく豆腐とすることができる。
【選択図】 図1
家庭用、料亭の卓用に適し、短時間で、且つ、簡便に、少人数、とくに一人前の豆腐を卓上で調理するためのセットと調理法の提供。
【解決手段】
粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤5を載置した縁部を高く形成した受皿容器1上に、豆腐原料6をいれた中央部底面をもり上げた盛付容器2を一様な間隙を設けてセットし、その上に蓋3を被せた調理容器セット部分10に、計量容器4の水を受皿容器1の水注入口12から注入し、受皿容器1内の発熱剤5を発熱させて、盛付容器2内の豆腐原料6は80〜90℃に、約20分間加熱し、発生水素ガスが着火することなく豆腐とすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、家庭用、料亭の食卓用に適した、とくに、ー人前の豆腐の調理用セットと豆腐の調理法に関する。
近年、旅館、料亭においては、ステーキ、しゃぶしゃぶ等の産地特産の産物を食材として個人分の卓上で調理を行うことが流行となっている。
豆腐も産地特産の原料を用いて、できるだけ新鮮なものを提供するために卓上での種々の調理法が試みられている。
例えば、特許文献1には、発泡スチロール、陶磁器製容器に、生石灰と水をそれぞれ充填した発熱剤袋と水袋とからなる加熱手段を装入し、所定の温度に冷却した豆乳に少量のにがりを添加して攪拌し、その後、豆乳を前記加熱手段の上側に配置した中容器の内に入れて容器本体を蓋で密閉し、この状態の下で各袋を破断させて中容器の内の豆乳を加熱して豆腐を製造することが記載されている。
これによって、座敷での卓上で、新鮮な豆腐を暖かい状態で食に供することができる。
ところが、加熱手段として生石灰剤を入れた袋と水袋を用いたのでは、加熱力が不足して、豆乳を加熱して豆腐とするには温度調整が困難な上に時間が掛かりすぎ、また、それぞれ袋に収納した加熱用原料と食材を個人用に供するには手間が掛かりすぎ実用的ではないという問題がある。
一方、卓上での各種食材を加熱調理するための加熱手段として、粉体アルミニウムと粉体生石灰との配合物と水とを接触させて、一旦、反応熱を発生させるとともに水酸化カルシウムを生成させ、この水酸化カルシムウと粉体アルミニウムとを反応させて反応熱を発生させ、短時間で加熱温度を約100℃に到達させ、その温度を少なくとも20分間維持させる発熱剤が下記特許文献2〜4に開示されている。
この発熱剤は、商品名 モーリアンヒートパック(株式会社協同による登録商標)として、非危険物として危険物保安技術協会に登録されているものである。
本願発明者は、係る特許文献に開示されている発熱剤を、卓上での豆腐の調理に利用することを思い付いた。このモーリアンヒートパックは、水を加えると100℃近くに発熱し、容器内の豆腐原料を最適温度である80〜90℃が得られ、豆腐の調理用発熱剤としては理想的な発熱剤である。
ところが、この発熱剤は、発熱の際にわずかな水素が水蒸気と共に発生し、意図的にライターなどを容器の蒸気噴出し口に近づけると着火する。そして、この水素ガスの着火が、この発熱剤を食卓上での豆腐調理への使用を阻害する。
特開2003−23992
特許第3467729号
特開2001−226668
特開2003−342558
本発明は、家庭用、料亭の食卓用に適し、短時間で、且つ、簡便に、少人数、とくに一人前の豆腐を調理するためのセットと調理法を提供する。
本発明の課題は、粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合し、これと水とを接触させて、反応熱を発生させる発熱剤を少人数用の豆腐を調理する際の発熱剤として使用する際発生する水素ガスの着火の可能性を少なくすることにある。
本発明の豆腐調理用セットは、発熱剤を配置するための底部分と発熱剤に水を供給するための注水口と発熱剤と水が反応した際に生じる水素含有ガスを上方向へ放出する外縁部を有する受皿容器と、この受皿容器上に載置し、底部をなだらかに隆起させた豆腐原料を所定量収納する盛付容器と、この豆腐原料の乾燥と異物の混入を防ぐために盛付容器に被せる蓋との調理容器セット部分と、粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤と、発熱剤に適正水量を注水するための計量容器に入れられた水と、豆乳とにがりとの豆腐原料との調理原料セットとからなり、前記受皿容器と盛付容器の間の周囲には、発熱剤と水との反応によって発生した水素含有ガスを放出する均一な間隙を形成したことを特徴とする。
そして、粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤を底部に配置した受皿容器に豆乳とにがりを一定の割合で混合した豆腐原料を一人前分収納した盛付容器を周囲に間隙を設けて載置し、前記受皿容器の底部に配置した発熱剤に、同発熱剤が完全に発熱反応するだけの量の水を投入して、前記盛付容器内に収納した豆腐原料を80〜90℃に加熱し豆腐とする。
上記調理容器セットの全体形状は、四角形、円形の基本形状とともに、楕円、四角形以外の異形形状とすることができ、通常、食卓に供せられる各種食器との視覚バランスから陶磁器製とするのがよい。
受皿容器上に載置に際して接する盛付容器と受皿容器の全周縁には、その全周に亘って、何れかの容器の縁に一様に凹凸を形成することによって全体的に、一様な間隙が形成され、発熱剤と水との反応によって発生する水蒸気と水素ガスとの混合ガスの部分的な集中放出が防止され一様に放出される。これによって、本発明の豆腐調理器に火気を近づけても、水素ガスの急激な燃焼を生じることはない。
盛付容器に収納される豆腐材料が一定であれば、発熱剤も発熱量も一定の容量のものを使用できる。したがって、受皿容器の底部分に形成した発熱剤を配置するための空間は、容器上方に対して絞り込んだ一定の形状とすることができる。 実験結果によれば、食客一人当たり、豆腐材料の適量は100gに対して、豆腐材料の適切な調理温度80〜90℃、調理時間20分以内の条件を満たす発熱温度が100℃以下、燃焼時間20分以内を維持するための必要な発熱剤は、ほぼ15gであり、この量の袋詰めの発熱剤を収納する空間を底部に形成するように、受皿容器を絞り込んだ形状とする。
これに応じて、盛付容器の内面に豆腐材料が100gとなる位置に印付けをすることによって、調理に際しての豆腐材料と発熱剤の準備が簡単になる。
本発明の豆腐調理器は、室内の食卓上に置いても、他の料理と全く違和感なく配膳することができる。
その調理に際しては、固形燃料を使用することなく安全に、且つ簡単に、美味な豆腐を得ることができる。
以下、実施例によって、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本願発明の豆腐調理用セットを卓上用とした構成を示すもので、容器全体は、他の卓上に配置された食器に合わせて陶磁器製としたものである。
同図において、1は、粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤(株式会社協同製 商品名モーリアンヒートパック)を配置するための受皿容器であって、下方に向かって絞り込み、底部11は、発熱剤のパック5を載置する大きさにしている。12は、受皿容器1の一端辺に設けられた水投入口を示す。 また、13は、その上に載置する盛付容器の支持片を載置するための支持凹部を示す。
そして、14は発熱剤の水との反応によって生じたガスの放出を助けるために高く形成した縁部を示す。
2は、豆乳とにがりとを100:1の割合で混合した豆腐原料6を入れる盛付容器であって、その内側には、液体状の豆腐原料6を一人前のほぼ100gを入れるための目印21が設けられている。そして、図3の断面図に24として示すように、底面の中央は、なだらかに高く形成され、発熱剤による豆腐原料6への熱の通りを良くしている。
また、盛付容器2の外縁には容器の支持片22が形成されており、受皿容器1の上辺外周の支持凹部13上に載置される。23は、盛付容器2の外周に一定間隔で複数形成された凹部であって、盛付容器2を受皿容器1上に載置したとき、一様な間隙を受皿容器1と縁部との間に形成し、発熱剤が水との接触によって発熱する際発生する水素ガスを含むガスの集中的な吐出が防止される。
そして、受皿容器1の縁を盛付容器2のふちより高くすることにより、水素の横拡散を抑え、不注意によるタバコの火や卓上コンロなどの火種が飛火して着火するのを難しくしている。
3は豆腐原料の乾燥と異物の混入を防ぐためのつまみ31を有する蓋である。
4は、受皿容器1の一端辺に設けられた水注入口12から、受皿容器1の底に載置された発熱剤5に供給する水を入れるための内部に計り線41を入れた計量容器4を示す。
図2は、上記図1に示す構成容器である発熱剤5入りの受皿容器1上に、豆腐原料6をいれた盛付容器2をセットし、その上に蓋3を被せた調理容器セット部分10の外観を水の計量容器4とともに示す。
この豆腐調理セットを食卓に配膳し、図3の断面図に示すように、計量容器4の水を受皿容器1の水注入口12から注入し、受皿容器1内の発熱剤5を発熱させて、盛付容器2内の豆腐原料6は80〜90℃に、約20分間加熱し、豆腐となる。その間、発熱剤の反応によって生じた水蒸気を主とするガスは、受皿容器1と盛付容器2との間の全周にわたって高く形成された縁に沿って間隙からほぼ均一に放出され、この放出ガス中の水素ガスによる着火が防止されることになる。
発熱剤として市販最小の15gのヒートパックを使用することによって水素の発生を少なくして、それにより着火をし難くし、しかも、100ccの豆腐原料を充分に加熱できるよう、盛付容器の底部を上げ底にすることにより受熱面が広くなり、また、上げ底により、盛付容器内に入れた豆乳の中心部の層が薄くなるので熱の通りにくい中心部によく熱が通るようになり、10分程度で加熱ムラのない美味しい豆腐ができる。
1 受皿容器
11 底部 12 水投入口 13 盛付容器の支持片のための支持凹部
14 縁部
2 盛付容器
21 目印 22 容器の支持片 23 間隙形成用凹部
24 なだらかに隆起させた底部
3 蓋
31 つまみ
4 計量容器
41 計り線
5 発熱剤のパック
6 豆腐原料
11 底部 12 水投入口 13 盛付容器の支持片のための支持凹部
14 縁部
2 盛付容器
21 目印 22 容器の支持片 23 間隙形成用凹部
24 なだらかに隆起させた底部
3 蓋
31 つまみ
4 計量容器
41 計り線
5 発熱剤のパック
6 豆腐原料
Claims (2)
- 発熱剤を配置するための底部分と発熱剤に水を供給するための注水口と発熱剤と水が反応した際に生じる水素含有ガスを上方向へ放出する外縁部を有する受皿容器と、
底部をなだらかに隆起し、豆腐原料を所定量収納する前記受皿容器上に載置する盛付容器と、
この豆腐原料の乾燥と異物の混入を防ぐために盛付容器に被せる蓋との調理容器セット部分と、
粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤と、
発熱剤に適正水量を注水するための計量容器に入れられた水と、
豆乳とにがりとの豆腐原料との調理原料セットとからなり、
前記受皿容器と盛付容器の間の周囲には、発熱剤と水との反応によって発生した水素含有ガスを放出する均一な間隙を形成した豆腐調理用セット。 - 粉体アルミニウムと粉体生石灰を配合した発熱剤を底部に配置した受皿容器に豆乳とにがりを一定の割合で混合した豆腐原料を一人前分収納した盛付容器を載置し、前記受皿容器の底部に配置した発熱剤に、同発熱剤が完全に発熱反応するだけの量の水を投入して、前記盛付容器内に収納した豆腐原料を80〜90℃に加熱し豆腐とする豆腐調理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007128221A JP2008278838A (ja) | 2007-05-14 | 2007-05-14 | 豆腐調理セットと豆腐調理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013026051A2 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-21 | Legupro Ab | Food movement and control within a container for food preparation |
-
2007
- 2007-05-14 JP JP2007128221A patent/JP2008278838A/ja active Pending
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WO2013026051A2 (en) * | 2011-08-18 | 2013-02-21 | Legupro Ab | Food movement and control within a container for food preparation |
WO2013026051A3 (en) * | 2011-08-18 | 2013-05-16 | Legupro Ab | Food movement and control within a container for food preparation |
US9445614B2 (en) | 2011-08-18 | 2016-09-20 | Legupro Ab | Food movement and control within a container for food preparation |
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