JP2008278716A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】風が弱いときでも発電体の回転子を回転でき、風の強いときには効率良く大きな電力を得る風力発電装置を提供すること。
【解決手段】装置本体11に支持された羽根車12の回転により、永久磁石回転体13が回転する。永久磁石回転体13の外周のステータ14の巻線15は、電磁石回転体16に巻回された巻線17に電気的に接続されている。電磁石回転体16は、ステータ14の巻線15を介して巻線17に流れる電流により励磁されるとともに、羽根車12の回転により回転する。電磁石回転体16の外周に設けたステータ18の巻線19を介して、発電電力が出力され、蓄電池20に蓄えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、風により発電機を駆動して発電する風力発電装置に関するものである。
従来から、例えば自動車用オルタネータを活用した風力発電装置が使用されている。オルタネータは、電圧調整器により出力電圧を制御できる交流発電機と、交流発電機から出力される交流を直流に変換する整流器によって構成される。オルタネータの交流発電機は、電磁石の回転子と、ステータとにより三相交流を取り出す回転界磁形の電磁石同期発電機である。交流発電機より出力された三相交流電力は、整流器により直流に変換され、蓄電池に充電されるようになっている。オルタネータを用いる風力発電装置は、発電電力を調整することができるとともに、既製のオルタネータを利用して発電を行うので、発電設備コストを低減することができる利点を有している。
図4は、オルタネータを利用した従来の発電装置を説明する図である。図では、発電装置を構成する各部材は、簡略化して示されている。
従来の風力発電装置30は、ベースとなる装置本体31と、装置本体31に支持されて風を受けて回転する羽根車32と、回転子33とステータ34とからなる発電機とを備える。回転子33に巻回された巻線35は、蓄電池38に接続され、回転子33は、蓄電池38の電流により励磁され、電磁石として働く。
羽根車32の回転により電磁石としての回転子33は回転し、ステータ34に巻回された巻線36に電流を誘導して、発電する。そして、発電電力は蓄電池38に蓄えられる。
オルタネータを利用した風力発電装置30の利点は、蓄電池38から回転子33へ供給される電流を制御することにより、回転子33の磁力を調整し、これにより発電電力を制御できることである。
しかしながら、この風力発電装置30では、風が強くて高速で羽根車32が回転すると、大きな電力を得ることができるが、風が弱くなると、風車トルクが発電機トルクより小さくなり、回転子33を回転させることができず、発電できないという問題があった。さらに、風が強くなりすぎると、風車トルクが発電機トルクより過大になり、風車トルクと発電機トルクの差を抑えることができず、強い風力を効率よく電力に変換することができないという問題点もあった。
なお、風の強さにかかわらず、風力を効率よく電力に変換するために、永久磁石発電機と巻線励磁発電機とを同一風車に連結し、風の強さに応じて巻線励磁発電機の励磁を切りかえるものが提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、風が弱いときには風車トルクは発電機トルクより小さくなり、風が強くなると風車トルクが過大になる点では、従来と同様の問題点をもっている。また、風力以外の動力(電力)を用いて、風が弱いときには風車を回転させ、風が強いときには制動させるものも提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、水平軸風車のブレード外周に多数の電磁石をもつ枠体を配置するという複雑な構造を必要としている。
特開2005−304280号公報 特開2005−94936号公報
本発明は、上記問題点に鑑みて、風が弱い低速回転時でも発電体の回転子を回転でき、風の強い高速回転時には効率良く大きな電力を得ることができる風力発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発風力発電装置は、風を受けて回転する羽根車(12)と、該羽根車(12)の回転により回転する、永久磁石を有する永久磁石回転体(13)と、該永久磁石回転体(13)の外周に設けた、第1の巻線(15)を有する第1のステータ(14)と、前記羽根車(12)の回転により回転するとともに、前記第1の巻線(15)に電気的に接続された第2の巻線(17)を有する電磁石回転体(16)と、該電磁石回転体(16)の外周に設けた、発電電力を出力する第3の巻線(19)を有する第2のステータ(18)と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の風力発電装置は、第1のステータ(14)の第1の巻線(15)と電磁石回転体(16)の第2の巻線(17)とを電気接続し、第2のステータ(18)の第3の巻線(19)から電力を得るようにしたことにより、風が弱い低速回転時でも発電体の回転子を回転でき、風の強い高速回転時には効率良く大きな電力を得ることができる。
請求項2に記載の風力発電装置は、羽根車(12)を回転可能に支持する装置本体(11)を備え、前記第1のステータ(14)と前記第2のステータ(18)は、該装置本体(11)に固定されていることを特徴とする。これにより、装置全体をコンパクトに構成することができる。
請求項3に記載の風力発電装置は、前記羽根車(12)は、直線翼垂直軸型であることを特徴とする。これにより、風切り音がなく静かで、風向きに影響をうけることがない風力発電装置を実現することができる。
なお、上記各部材に付したカッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である風力発電装置の概略を示す図である。図1の風力発電装置の各構成部材は、説明のために簡略化して記載されているが、当業者であれば、図1の概略図から本発明を実施することは容易である。
本実施形態の風力発電装置10は、風力発電装置のベースとなる装置本体11と、装置本体11に回転可能に支持され、風を受けて回転する羽根車12を備えている。羽根車12は、垂直軸で垂直翼をもつ。ただし、羽根車12はこれに限定されず、本発明は水平軸の風車などすべての風車に適用できる。
羽根車12の回転を出力する出力軸21には、永久磁石回転体13が連結されるともに、電磁石回転体16が連結されている。羽根車12が回転することにより、永久磁石回転体13と電磁石回転体16とはともに回転する。
永久磁石回転体13の外周には、第1のステータ14が装置本体11に固定されて配置され、第1のステータ14には、巻線15が巻回されている。永久磁石回転体13と第1のステータ14とで永久磁石を回転子とする発電機を構成している。第1のステータ14の巻線15は、電磁石回転体16に巻回された巻線17に線気的に接続され、発電された電流は、スリップリングあるいは整流器などを介して、巻線17に直流の励磁電流を与える。
電磁石回転体16の外周には、第2のステータ18が、装置本体11に固定されて配置される。第2のステータ18には、巻線19が巻回され、巻線19は、蓄電池20に接続されている。電磁石回転体16と第2のステータ18とで第2の発電機を表す。第2のステータ18の巻線19は、本実施形態の風力発電装置10の発電電力を出力し、必要に応じて整流され、蓄電池20に蓄えられる。電磁石回転体16と第2のステータ18とで表された発電機は、例えば自動車用のオルタネータで構成されることができる。
以下に詳しく説明するが、本実施形態では、風が弱い時は、永久磁石回転体13の一定の磁界と第1のステータ14の巻線15の微小電流により、永久磁石回転体13の回転抵抗が小さくなり、永久磁石回転体13は回転する。また、電磁石回転体16の巻線17にも、第1のステータ14の巻線15の微小電流が流れ、さらに第2のステータ18の巻線19にも微小電流が流れる。したがって、電磁石回転体16の回転抵抗が小さくなり、電磁石回転体16が回転する。このように、風が弱いときでも、電磁石回転体16が回転するので、発電量は小さくなるものの、風力発電装置10は、発電を行うことができる。
また、風が強くなると、第1のステータ14の巻線15を介して電磁石回転体16に流れる電流が大きくなり、第2のステータ18の巻線19の出力が大きくなり、風力発電装置10の発電電力は大きくなる。さらに、以下に説明するように、風が強くなりすぎると、発電機トルクが風車トルクより大きくなり、風車の回転速度を抑える力が加わるので、風速に関わらず一定の回転速度での発電を行うことができる。
図2は、図1の発電装置の動作を説明するための等価回路である。図2で、Gは、永久磁石回転体13と第1のステータ14から構成される発電機に対応する。Ngは、発電機Gの永久磁石回転体13の回転速度を表わす。発電機Gの起電力をEg、流れる電流をIgとする。電流Igは、コイルLを流れるが、コイルLは、巻線15と巻線17に対応する。
Aは、電磁石回転体16と第2のステータ18とからなる発電機に対応する。Naは、発電機Aの電磁石回転体16の回転速度を表わす。発電機Aの起電力をEa、流れる電流をIaとする。電流Iaは、抵抗Rを流れるが、抵抗Rは、ステータ18の巻線19に接続する蓄電池20に対応する。
以上説明した図2の等価回路を参考にして、図1の風力発電装置10の動作を説明する。
まず、永久磁石回体13をもつ発電機については、風が吹くと、羽根車12が回転し、出力軸21を介して永久磁石回転体13を回転させる。永久磁石回転体13が回転すると永久磁石がつくる磁束が変化し、第1のステータ14には、変化する磁束に比例した起電力Egが発生する。
発生する起電力Egは、磁束φgの変化量dφg/dtと巻線の巻数nに比例し、磁束の変化量dφg/dtは永久磁石回転体13の回転速度Ngに比例するので、
Eg=−n(dφg/dt)=αNg (式1)
となる。
起電力Egにより第1のステータ14の巻線15に発生する電流Igは、電磁石回転体16の巻線17を流れるが、この電流Igは、起電力Egに比例し、したがって、永久磁石回転体13の回転速度Ngに比例するので、
Ig(∝Eg)=βNg (式2)
となる。ここで、βは、比例定数である。
電流Igは、電磁石回転体16の巻線17をながれ、これにより発生する磁界の磁束密度Baは電流Igに比例する。式2より、電流Igは、永久磁石回転体13の回転速度Ngに比例するので、磁束密度Baは、回転速度Ngに比例することになる。一方、電磁石回転体16は、羽根車12の出力軸と連結しているので、磁束密度Baは羽根車12の回転速度Nwに比例することになり、
Ba=γIg=βγNg=k11Nw (式3)
となる。
ここで、永久磁石回転体13に発生する発電トルクTgは、永久磁石の持つ磁束密度Bgと第1のステータ14に流れる電流Igと、第1のステータ14に巻かれた巻線15のターン数lgに比例する。一方、永久磁石回転体13は、羽根車12の出力軸21と連結しているので、永久磁石回転体13の発電トルクTgは、羽根車12の回転速度Nwにも比例することになり、
Tg=Bg・lg・Ig=k12Nw (式4)
となる。
一方、電磁石回転体16も、羽根車12の出力軸21と連結しているので、風が吹くと羽根車12を動力源として回転する。電磁石回転体16が回転すると、第2のステータ18には起電力Eaが発生する。起電力Eaは、電磁石の磁束φaの変化量と巻線のターン数nとで表されるが、磁束φaは、
φa∝Ba=k11Nw (式5)
となり、磁束密度Baに比例し、羽根車12の回転速度Nwに比例している。
さらに磁束φaは、電磁石回転体16の回転により、電磁石回転体16の回転速度に比例して変化し、さらには電磁石回転体16と所定のギヤ比で連結された羽根車12の回転速度Nwに比例して変化するので、次ぎに示す比例関係が成立する。
(d/dt)∝Na∝Nw (式6)
したがって、電磁石回転体16の回転による起電力Eaは、
Ea=−n(dφa/dt)=k13(Nw) (式7)
となり、起電力Eaは羽根車12の回転速度Nwの2乗に比例した値となる。したがって、第2のステータ18が出力する電流Iaは羽根車12の回転速度Nwの2乗に比例し、
Ia=Ea/R=(K13/R)(Nw) (式8)
となる。
電磁石回転体16に発生する発電トルクTaは、磁束密度Baと第2のステータ18に流れる電流Iaと第2のステータ18に巻かれた巻線のターン数laに比例し、
Ta=Ba・la・Ia (式9)
となる。
ここで、磁束密度Baに式3を代入し、電流Iaに式8を代入すると、
Ta=k11Nw・la・(K13/R)(Nw) (式10)
=k14(Nw) (式11)
となる。すなわち、発電機トルクTaは、羽根車12の回転速度Nwの3乗に比例する。
図3は、本実施形態の風車トルクと発電機トルクとの関係を示す図である。図3は、回転速度Nwを横軸に、縦軸をトルクにとったグラフである。上述ように、発電機トルクTaは、羽根車12の回転速度Nwの3乗に比例する。また、羽根車12が風を受けて発生する風車トルクTwは、回転数Nwの二乗に比例していることが知られている。
風車トルクTwは、
Tw=k15(Nw) (式12)
と表せる。また、永久磁石回転体13に発生するトルクTgが電磁石回転体16に発生するトルクTaに比べて十分小さいと仮定すると、
Tw=Tg+Ta≒Ta (式13)
が成立する。式13において、Twに、式12を代入し、Taに式11を代入して整理すると、
14(Nw)−k15(Nw)=0 (式14)
(Nw)(k14Nw−k15)=0 (式15)
となる。したがって、式15を解くと、永久磁石回転体13に発生する発電トルクTgが無視できる範囲において、
Nw=0、Nw=k15/k14 (式16)
となる。
図3に示すように、羽根車12の回転速度Nwすなわち風車回転速度NwがK15/K14より小さい領域では、風車トルクTwは発電機トルクTaより常に大きくなっている。この結果、風が弱い時にも発電機トルクにより羽根車の回転が停止することなく、効率の良い発電が実現できる。なお、トルクTgがトルクTaに対して無視できない場合、発電機トルクの3次曲線が一般の3次曲線となり、風車回転速度がごく小さい範囲で風車トルクTwが発電機トルクTaより大きくなるが、この範囲は、風車回転速度がごく小さい範囲に抑えることができるので、実際上問題とならない。
また、風車回転速度がK15/K14より大きい領域では、発電トルクは風車トルクより常に大きくなっている。すなわち、風車回転速度がK15/K14より大きくなると速度を抑える力が加わるため、発電機が飽和状態になるまでは風車回転速度をK15/K14に制限することができるので、最適なK15/K14を設定することにより風速に関わらず一定の回転速度での発電が実現し、効率良く発電することができる。
次に、本実施形態との比較のために、従来の風力発電装置の等価回路と、等価回路の解析の結果を示すグラフを説明する。
図5は、図4の従来の風力発電装置の等価回路であり、図6は、従来の風力発電機の風車トルクTwと発電機トルクTaとの関係を示す図である。
図5のAは、電磁石回転体33とステータ34とからなる発電機に対応する。発電機Aの電磁石回転体33は、羽根車32の回転により回転速度Naで回転する。電磁石回転体33の巻線35には蓄電池38からの電流が流れている。このようにして、発電機Aにより、起電力Eaが生じ、電流Iaが流れる。電流Iaは、蓄電池38による抵抗Rを流れる。
発電機Aの起電力Eaは、磁束φと巻線のターン数nで定まるとともに、電磁石回転体33の回転速度Naで定まるので、
Ea=−n(dφ/dt)=αNa (式21)
となる。また、流れる電流Iaは、起電力Eaを抵抗Rで割って求まるので、
Ia=Ea/R=(α/R)Na (式22)
となる。
さらに、永久磁石回転体33のトルクTaは、磁束密度Bと、ステータ34の巻線36の長さlと、電流Iaとに比例するので、
Ta=B・l・Ia=(αBl/R)Na (式23)
となる。ここで、羽根車32の回転速度をNwとすると、羽根車32と電磁石回転体33とは回転軸37を介してギヤ等により連結されているので、羽根車32の回転速度Nwと電磁石回転体33の速度Naとは比例する。したがって、トルクTaは、
Ta=k21Nw (式24)
と表される。
永久磁石回転体33のトルクTaは、すなわち風力発電装置30の発電機トルクであるので、風力発電装置30の発電機トルクは、羽根車32の回転速度Nwすなわち風車回転速度に比例するということができる。
一方、風車トルクである羽根車32のトルクTwは、回転速度Nwの2乗に比例するので、
Tw=k22(Nw) (式25)
と表せる。
図6に、従来の風力発電機の風車トルクTwと発電機トルクTaとの関係を示す。図6は、風車回転速度Nwを横軸に、風車トルクTwと発電機トルクTaをグラフに示したものである。
風車トルクTwと発電機トルクTaとの交点を求めるために、
Tw=Ta (式26)
として、式24、25を両辺に代入して整理すると、
22(Nw)−k21Nw (式27)
Nw(k22Nw−k21)=0 (式28)
となる。
したがって、風車トルクTwと発電機トルクTaとの交点は、
Nw=0、Nw=k21/k22 (式29)
なる。
図6を参照すると、風車回転速度NwがK21/K22より小さい領域では、風車トルクTwは発電機トルクTaより常に小さくなっている。すなわち、風が弱く、風車回転速度Nwが所定の値より小さい時には、風車トルクTwより発電機トルクTaが大きくなる。したがって、羽根車32の回転が停止してしまう。
また、風車回転速度がK21/K22より大きい領域では、発電機トルクTaは風車トルクTwより常に小さくなっている。すなわち、風車回転速度Nwが所定の値より大きくなると、発電機トルクTaは風車トルクTwより小さくなる。したがって、風車回転を十分抑制することができず、風が強くなるに従って羽根車32の回転速度が上昇してしまう。したがって、発電機30が飽和状態になる前にブレーキ等により羽根車32の回転を止めなければならない。また、風が強くなるほど風車トルクTwと発電機トルクTaの差が拡大し、風の力を効率よく電力に変換することができなくなる。
これに対して、本実施形態では、図3のグラフを参照して説明したように、風車回転速度Nwが所定値(K15/K14)より小さい領域では、風車トルクTwは発電機トルクTaより大きい。この結果、風が弱い時にも発電機トルクにより羽根車の回転が停止することなく、効率の良い発電が実現できる。
また、風車回転速度Nwが所定値より大きい領域では、発電トルクTaは風車トルクTwより大きい。したがって、風車回転速度Nwが所定値より大きくなると速度を抑える力が加わり、風車回転速度Nwを所定値に制限することができる。この結果、風力発電に最適な所定値を設定することにより風速に関わらず一定の回転速度での発電が実現し、効率の良い発電が可能となる。
なお、本実施形態では、オルタネータを用いる風力発電装置を説明したが、本発明は、オルタネータを利用するものに限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲の構成により動作する発電機であれば、どのような発電機をもつ風力発電装置にも適用できる。
本発明の一実施形態である風力発電装置の概要を示す図である。 本発明の一実施形態である風力発電装置の等価回路を示す図である。 本発明の一実施形態である風力発電装置の特性を示す図である。 従来の風力発電装置の概要を示す図である。 従来の風力発電装置の等価回路を示す図である。 従来の風力発電装置の特性を示す図である。
符号の説明
10 風力発電装置
11 装置本体
12 風車
13 永久磁石回転体
14 第1のステータ
15 巻線
16 電磁石回転体
17 巻線
18 第2のステータ
19 巻線
20 蓄電池

Claims (3)

  1. 風を受けて回転する羽根車(12)と、
    該羽根車(12)の回転により回転する、永久磁石を有する永久磁石回転体(13)と、
    該永久磁石回転体(13)の外周に設けた、第1の巻線(15)を有する第1のステータ(14)と、
    前記羽根車(12)の回転により回転するとともに、前記第1の巻線(15)に電気的に接続された第2の巻線(17)を有する電磁石回転体(16)と、
    該電磁石回転体(16)の外周に設けた、発電電力を出力する第3の巻線(19)を有する第2のステータ(18)と、
    を備えることを特徴とする風力発電装置。
  2. 羽根車(12)を回転可能に支持する装置本体(11)を備え、
    前記第1のステータ(14)と前記第2のステータ(18)は、該装置本体(11)に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の風力発電装置。
  3. 前記羽根車(12)は、直線翼垂直軸型であることを特徴とする請求項1または2に記載の風力発電装置。
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