JP2008277884A - パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム - Google Patents

パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008277884A
JP2008277884A JP2007115639A JP2007115639A JP2008277884A JP 2008277884 A JP2008277884 A JP 2008277884A JP 2007115639 A JP2007115639 A JP 2007115639A JP 2007115639 A JP2007115639 A JP 2007115639A JP 2008277884 A JP2008277884 A JP 2008277884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
fragment
header
converted
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007115639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525700B2 (ja
Inventor
Koichi Senda
浩一 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2007115639A priority Critical patent/JP4525700B2/ja
Publication of JP2008277884A publication Critical patent/JP2008277884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525700B2 publication Critical patent/JP4525700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 変換対象のパケットを異なる形式のパケットに変換するパケット変換において、通信に先立つPMTU検出を不要としながら再フラグメントを行っても、網での伝送遅延を小さくする。
【解決手段】 本発明のパケット変換装置は、到来したパケットを異なる形式のパケットに変換し、到来したパケットがフラグメントパケットであり、再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、変換済パケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分以下のペイロード分を抽出し、抽出したペイロードに変換済パケットのヘッダを付与し、付与したヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正した後、再フラグメントパケットを送出し、変換済パケットのペイロードの全てが、送出された再フラグメントパケットに分配されたかを確認し残りがある場合に、ペイロード抽出からの処理を繰り返すことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラムに関し、例えば、IPv4通信網とIPv6通信網との境界におけるゲートウェイ装置に適用し得る。
例えば、IP通信によるネットワーク(IPv4通信網、又は、IPv6通信網)において、経路途中にMTU(Maximum Transmission Unit)サイズの小さなネットワークが存在する場合、ルータによって、IPパケットのフラグメンテーションが行われる。しかし、フラグメント化と再構成は、ルータにとっても、通信相手のコンピュータにとっても負荷のかかる処理であり、可能ならば避けることが望ましい。そこで、予め通信ルートのMTUが分かっていれば、最初からそのMTUサイズに合わせて、フラグメンテーションの不要な適切なサイズのIPパケットを送信することができる。このような経路途中のMTUサイズを調査する方法を「PMTU検出(Path MTU discovery)」といい、RFC1191(非特許文献3)で標準化されている。
PMTUの原理を簡単に説明する。DFフラグ(フラグメント禁止フラグ)を有効にして、サイズをいろいろに変更したIPパケットを送信してみる。MTUサイズを超える大きなパケットをDFフラグ付きで送信すると、その直前のルータから「ICMPあて先不達」のメッセージが戻ってくる(このときに、ICMPヘッダ中に正しいMTU値をセットしてから返すように求められている)。これにより、特定のネットワークにおけるMTUサイズを知ることができる。但し、フラグメント化されたパケットのルーティングや、(セキュリティ上の理由などによって)それに対するICMPあて先不達メッセージの送信を禁止しているようなルータがあれば(このようなルータは外部に対しては何もメッセージを返さないから「ブラックホール・ルータ」と呼ばれることがある)、このPMTU機能は正しく働かない。そのため、Windows(登録商標) OSなどでも、この機能を使うかどうかをレジストリで制御することができるようにしている(非特許文献5)。
又、IPv4パケットと、IPv6パケットの相互変換時のヘッダ領域のマッピング方法や、IPv4パケットをIPv6化したときにMTUを超過する場合は、ヘッダ領域の変換前にフラグメント処理する必要があることに関してRFC2765(非特許文献4)に規定されている。
IETF,「RFC791"INTERNET PROTOCOL"」 IETF,「RFC1812"Requirements for IP Version 4 Routers"」 IETF,「RFC1191"Path MTU Discovery"」 IETF,「RFC2765"Stateless IP/ICMP Translation Algorithm(SIIT)"」 Microsoft,「Microsot Windows2000TCP/IP実装詳細」,[Online],INTERNET,[2007年4月4日検索],<URL:http://www.microsoft.com/japan/technet/itsolutions/network/deploy/depovg/tcpip2k.mspx> IETF,「RFC2460"Internet Protocol Version 6 (IPV6) Specification」
現状、フラグメントパケットをさらに小さく分割しなければならない場合、その小さなMTUの設定されたネットワーク装置(例えばルータ)において、全てのフラグメントパケットを集積し元のパケットを再構築してから、さらに小さなMTUに合わせて再分割し、新たなフラグメントパケットを生成するのが一般的である。この手法では、途中のネットワーク装置で元のパケットを構築する時間及び再度フラグメントパケットを生成する時間が必要となるため、このような分割が必要となるポイント毎に遅延要因が増大することになり、通信障害が発生する可能性が高まる。
また、PMTU検出においては、パケット送信元がパケットの宛先毎にPMTUを把握する必要があり、実際の通信に先立って通信を行おうとする相手毎にPMTUを検出するための処理を行わなければならない。また、その通信経路上にICMPパケットの通過を阻害するネットワーク機器がある場合には、PMTU検出の機能が働かない。
さらに、IPv4−IPv6間のパケット変換が必要な場合は、v6ヘッダ長の方がv4ヘッダ長よりも長いため、v4からv6への変換時にフラグメント処理されたパケットがMTUを超過するような事態が起こりやすいという問題がある。
そのため、変換対象のパケットを異なる形式のパケットに変換するパケット変換において、通信に先立つPMTU検出を不要としながら、再フラグメントを行っても、網での伝送遅延を小さくできるパケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラムが望まれている。
第1の本発明のパケット変換装置は、(1)変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成するパケット変換手段と、(2)到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出する再フラグメント用ペイロード抽出手段と、(3)上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与するヘッダ付与手段と、(4)上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正するヘッダ修正手段と、(5)上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出する再フラグメントパケット送出手段と、(6)到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させる終了判定手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明のパケット変換方法は、(0)変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成して送出するパケット変換方法において、パケット変換手段、再フラグメント用ペイロード抽出手段、ヘッダ付与手段、ヘッダ修正手段、再フラグメントパケット送出手段、終了判定手段を有し、(1)上記パケット変換手段は、変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成し、(2)上記再フラグメント用ペイロード抽出手段は、到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出し、(3)上記ヘッダ付与手段は、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与し、(4)上記ヘッダ修正手段は、上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正し、(5)上記再フラグメントパケット送出手段は、上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出し、(6)上記終了判定手段は、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させることを特徴とする。
第3の本発明のパケット変換プログラムは、コンピュータを、(1)変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成するパケット変換手段と、(2)到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出する再フラグメント用ペイロード抽出手段と、(3)上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与するヘッダ付与手段と、(4)上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正するヘッダ修正手段と、(5)上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出する再フラグメントパケット送出手段と、(6)到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させる終了判定手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、変換対象のパケットを異なる形式のパケットに変換するパケット変換において、通信に先立つPMTU検出を不要としながら、再フラグメントを行っても、網での伝送遅延を小さくすることができる。
(A)実施形態
以下、本発明によるパケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラムの実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)実施形態の構成
図2は、この実施形態に関係する各種装置の接続関係などの説明図である。
ここでは、IPv4網1−6に属する第1のノード1−1(例えば、通信端末)と、IPv6網1−7に属する第2のノード1−2の間で交換されるトラフィックが、IPv4網1−6とIPv6網1−7の境界に配置された、実施形態のパケット変換装置を搭載しているv4/v6変換通信装置1−3を必ず通ることを前提とする。v4/v6変換通信装置1−3において、第1のノード1−1側のインタフェース1−4と、第2のノード1−2側のインタフェース1−5とで、異なる値のMTUが設定されているとき、MTUの値が小さいインタフェースからMTUの値が大きいインタフェースにトラフィックが流れる場合は問題ないが、MTUの値が大きいインタフェースからMTUが小さいインタフェースにトラフィックが流れる場合はフラグメント処理が必要になる。又、IPv4網1−6とIPv6網1−7のMTUサイズが同じであったとしても、IPv6ヘッダ長の方がIPv4ヘッダ長よりも長いため、IPv4からIPv6への変換時にフラグメント処理されたパケットがMTUを超過する場合もフラグメント処理が必要になる。
通常のパケットのフラグメント処理はRFC791(非特許文献1)、RFC2460(非特許文献6)で規定されている通りで問題ないが、フラグメントパケットを、さらにフラグメント処理する場合は、全てのフラグメントパケットを収集して元のパケットを構築してから再度フラグメントを行う方式が一般的である。また、RFC2765(非特許文献4)においては、IPv4/v6ヘッダ変換を行う前にフラグメント処理するべきであることが規定されている。
図3は、IPv4パケットのヘッダフォーマットを示す説明図である。図3に示すヘッダフォーマットにおいて、フラグメントに関係するのは、フラグメントの組立のための識別値が挿入される「Identification」と、Bit1(以下、DFフラグと呼ぶ)にフラグメントの可/不能が挿入され、Bit2(以下、MFフラグと呼ぶ)に最後のフラグメントかフラグメントの継続かが挿入される「Flags」と、元のデータのどこにフラグメントの先頭が属するかを指示する「フラグメントオフセット」とである。この点に着目すると、IPv4においてフラグメントパケットの再フラグメントが必要になった場合には、「Identification」、「Flags」、「フラグメントオフセット」及びヘッダのヘッダチェックサムだけを書き換えれば良いことが分かる。
図4は、IPv6パケットのフラグメント拡張ヘッダフォーマットを示す説明図であり、図5は、IPv6パケットの(基本)ヘッダフォーマットを示す説明図である。
IPv6において、フラグメントに関係するのは、フラグメント拡張ヘッダフォーマットの「Identification」、「Flags(MFフラグのみ)」、「フラグメントオフセット」だけであるので、フラグメントパケットの再フラグメントが必要になった場合には、上記の値だけを書き換えれば良いことが分かる。
この実施形態は、IPv4パケット又はIPv6パケットにおいて再フラグメントが必要になった場合に、以上のような書き換え対象が限定されていることに着目し、元のパケットに戻す冗長な処理を不要としたものである。ネットワークの途中で何度もフラグメントパケットを元のパケットに戻す冗長な処理を不要にすると、遅延の改善やパケット損失率の改善につながる。
図6は、v4/v6変換通信装置1−3の機能的構成を示すブロック図である。ここで、v4/v6変換通信装置1−3は、例えば、ハードウェア的な通信部の他は、通信処理やデータ処理(v4/v6のプロトコル変換、再フラグメント処理を含む)等を実行するためのCPU、ROM、RAM等を有しており、CPUが実行するプログラム(実施形態のパケット変換プログラムを含む)がインストールされている。上述したプログラムを含め、v4/v6変換通信装置1−3の機能的構成を示すと図6に示すようになる。
図6において、v4/v6変換通信装置1−3は、トラフィック識別部5−1、v4/v6変換処理部5−2、出力インタフェース部(出力IF部)5−3、5−5、及び、制御部5−4を有する。
トラフィック識別部5−1は、当該通信装置3に入力される全てのトラフィックを識別するものである。トラフィック識別部5−1は、当該v4/v6変換通信装置1−3宛のパケットを制御部5−4に与え、それ以外のトラフィックをv4/v6変換処理部5−2に与えるものである。
制御部5−4は、当該v4/v6変換通信装置1−3の全体を制御するものである。制御部5−4は、例えば、各出力インタフェース部5−3、5−5のMTUの値等の情報を管理しており、v4/v6変換処理部5−2にそれらの情報を伝達するものである。なお、各出力インタフェース部5−3、5−5のMTUの値は、制御部5−4への設定次第で自由に変更可能である。
v4/v6変換処理部5−2は、図7、図8、図1に示すパケット処理(IPv4/IPv6パケット変換処理、フラグメント処理、再フラグメント処理を含む)を行い、処理後のトラフィックを出力インタフェース部5−3、5−5に与えるものである(なお、処理によりパケットが廃棄されることもあり得る)。なお、v4/v6変換処理部5−2における、IPv4/IPv6パケット変換処理は、例えば、RFC2765(非特許文献4)の内容に基づいて行っても良い。
各出力インタフェース部5−3、5−5は、担当する方向へのトラフィックの送出を行うものである。出力インタフェース部5−3は、IPv6網1−7にパケットを送出するものであり、出力インタフェース部5−5は、IPv4網1−6にパケットを送出するものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、上述したv4/v6変換処理部5−2が実行する、v4/v6変換通信装置1−3が受信し、中継するパケットの処理を、図7、図8、図1のフローチャートを参照しながら説明する。
(A−2−1)IPv6からIPv4へのパケット変換
まず、v4/v6変換通信装置1−3の、IPv6パケットから、IPv4パケットへの変換処理の動作について説明する。
図7は、v4/v6変換通信装置1−3の、IPv6パケットから、IPv4パケットへの変換処理のフローチャートである。図1は、図7の「再フラグメント処理」の詳細を示すフローチャートである。
v4/v6変換処理部5−2は、初期状態において(ステップ3−1)、当該装置が中継する受信パケット(変換対象のIPv6パケット)が与えられると、変換対象のIPv6パケットのヘッダの、IPv4ヘッダへの変換・付け替え処理をする(ステップ3−2)。
ここでは、ステップ3−2における変換処理は、概ねRFC2765(非特許文献4)に従い、次のように行われるものとする。
version値を4、IHL値を5(RFC2765の規定に倣い、「オプションヘッダ無し」を示す最小値5とする)、ToS領域はIPv6ヘッダのTrafficClass領域を複製、TotalLength値はIPv6ヘッダのPayload length値にIPv4ヘッダ長20バイトを加算した値、Identification値はIPv6フラグメントオプションヘッダのIdentification値の下位16ビットを複製、DFフラグは0、MFフラグはIPv6フラグメントオプションヘッダのMFフラグを複製、フラグメントオフセット値はIPv6フラグメントオプションヘッダのフラグメントオフセット値を複製、TTL値はIPv6ヘッダのHopLimit値を複製、送信元アドレス/宛先アドレスはIPv6ヘッダ記載のアドレスに対応するIPv4アドレスに付け替え、ヘッダチェックサムは上記の書き換えた値を用いて所定の算出をした値とする。なお、送信元アドレス/宛先アドレスの付け替えは、IPv4アドレスとIPv6アドレスの1対1対応付けを、v4/v6変換処理部5−2が記憶して管理したものを適用しても良いし、変換後のIPv6アドレスの下位32ビットを、変換前のIPv4アドレスの内容として適用しても良い。
次に、変換後のIPv4パケットの上述したMFフラグが1(フラグメント継続)となっているか否かを判別する(ステップ3−5)。MFフラグが1となっている場合は、別のフラグメントパケットが続くことを示しており、このことは、変換前のIPv6パケットが、最初かあるいは途中のフラグメントパケットであることを意味している。
MFフラグが1(フラグメント継続)となっている場合には、v4/v6変換処理部5−2において、変換後のIPv4パケットのパケット長と、出力インタフェース部5−5に設定されたMTUの値とが比較される(ステップ3−7)。パケット長がMTUを越えている場合には、図1に詳細を示す再フラグメント処理が実行(ステップ3−9)された後、出力インタフェース部5−5から、再フラグメント処理で分離されたパケットを送出させ(ステップ3−11)、一方、パケット長がMTU以下の場合には、出力インタフェース5−5から、変換後のIPv4パケットをそのまま送出させる(ステップ3−11)。
なお、図1では、ステップ3−9の再フラグメント処理には、分離パケットの送出処理を含まないように記載しているが、後述する再フラグメント処理の詳細処理の説明から明らかなように、再フラグメント処理の一連の処理の中で、ステップ3−11に相当する分離パケットの送出処理が実行される。
MFフラグが0(フラグメント終了)の場合(ステップ3−5でFalse)には、v4/v6変換処理部5−2は、さらに、変換後のIPv4パケットの上述したフラグメントオフセットの値が0となっているか否かを判別する(ステップ3−6)。
フラグメントオフセットの値が0以外の場合は、変換対象のIPv6パケットが最終のフラグメントパケットであることを意味している。この場合には、v4/v6変換処理部5−2は、他のフラグメントパケット(最初あるいは途中のフラグメントパケット)と同様に処理する(ステップ3−7、3−9、3−11)。
フラグメントオフセットの値が0の場合には、そのパケットがフラグメントパケットとして分割されていない、通常のパケットであることを意味している。この場合には、v4/v6変換処理部5−2は、出力インタフェース5−5のMTUと、変換後のIPv4パケットのパケット長を比較する(ステップ3−8)。パケット長がMTUを越えている場合には、RFC791(非特許文献1)に規定されているフラグメント処理が実行され(ステップ3−10)、出力インタフェース5−5から、フラグメント処理で分割されたパケットを送出させ(ステップ3−11)、一方、変換後のIPv4パケットのパケット長がMTU以下の場合には、出力インタフェース部5−5から、変換後のIPv4パケットをそのまま送出させる(ステップ3−11)。
次に、上述したステップ3−9における再フラグメント処理の詳細を、図1のフローチャートを参照しながら説明する。
この処理では、3つの変数(パラメータ)N、L、Uを用いる。変数Nは、フラグメントの分割回数を表し、変数Lは、IPヘッダを除いた搬送対象となるデータのペイロード長(搬送されずに残っているペイロード長)を表し(単位は[バイト])、変数Uは、1パケット(分離後の1パケット)当たりに搬送できるデータのペイロード長である(単位は[バイト])。
変数Uは、MTUの定められたインタフェース毎に固有の値であり、フラグメントオフセットが8バイト単位となっているため、(1)式によって表すことができる。(1)式において、IHL(Internet Header Length)に4を掛けているのは、IHLがロングワード(32ビット=4バイト)単位の値となっているので、バイト単位に変換するためである。
U=({(出力IFのMTU)−(IHL×4)}/8の小数点以下切下げ整数)×8
…(1)
再フラグメント処理が開始された時点では、他の2つの変数N、Lの値は、(2)式、(3)式のように定義されている。すなわち、v4/v6変換処理部5−2は、初期化処理で、変数N、Lの値を(2)式、(3)式に示す初期値に設定する(ステップ4−1)。
N=0 …(2)
L=(パケット長)−{4×(IHL)} …(3)
続いて、v4/v6変換処理部5−2は、搬送対象ペイロードの初めから先頭1パケット(Uバイト)分のペイロードを分離する(ステップ4−2)。次に、分離したペイロードに対する処理を行い、元のフラグメントパケット(処理対象となっている変換後のIPv4パケット)のIPヘッダが付与され、フラグメントオフセットの値が、(4)式で表される値に書き換えられる(ステップ4−3)。但し、N=0の場合には、フラグメントオフセットの値は元のフラグメントパケットのフラグメントオフセット値と同一である。
フラグメントオフセット=(元パケットのオフセット値)+N×U/8 …(4)
その後、変数Lを、L=L−Uに更新すると共に、変数Nを1インクリメントする(ステップ4−4)。
続いて、v4/v6変換処理部5−2は、変数Lが変数U以下か否かを判別する(ステップ4−5)。この判別は、元のフラグメントパケットにおける、分離パケットへの移行がなされていない残りのペイロードが1パケット分以下か否かの判別になっている。
変数Lが変数Uの値を超えていれば、1分離パケットに納まりきらないため、v4/v6変換処理部5−2は、分離したパケットのMFフラグを1にし、IPヘッダのチェックサムを再計算し、該当する出力インタフェース部5−3又は5−5から、分離パケットを送出した後(ステップ4−6;図7のステップ3−11参照)、上述したステップ4−2からステップ4−5までの処理を繰り返す。このようにして戻ったステップ4−2でのペイロード分離は、残っている中の先頭側からの1パケット分の分離である。
ステップ4−5の判別で、変数Lが変数Uの値以下であるという結果を得る場合は、残りのペイロード部分が、1分離パケットに納まる場合である。そこで、v4/v6変換処理部5−2は、残りのペイロードに、元フラグメントパケットのIPヘッダを付与し、フラグメントオフセットの値を上述した(4)式で計算された値に書き換える(ステップ4−7)。
次に、v4/v6変換処理部5−2は、元のフラグメントパケットのMFフラグが1となっているか否かを判別する(ステップ4−8)。
元のフラグメントパケットのMFフラグが1となっている場合は、その後に到来する元のフラグメントパケットを分離した分離パケットが継続することを示すため、v4/v6変換処理部5−2は、そのままMFフラグを1とし、IPヘッダのチェックサムを再計算して書き換え(ステップ4−9)、該当する出力インタフェース部5−3又は5−5から分離パケットを送出させ(ステップ4−11;図7のステップ3−11参照)、再フラグメント処理を完了する。
これに対して、MFフラグが0となっている場合は、この元のフラグメントパケットが最終フラグメントとなっていることを意味しており、最終の元のフラグメントパケットから分離した最終の分離パケットであるため、v4/v6変換処理部5−2は、そのままMFフラグを0とし、IPヘッダのチェックサムを再計算して書き換え(ステップ4−10)、該当する出力インタフェース部5−3又は5−5から分離パケットを送出させ(ステップ4−11;図7のステップ3−11参照)、再フラグメント処理を完了する。
(A−2−2)IPv4からIPv6へのパケット変換
図8は、v4/v6変換通信装置1−3の、IPv4パケットから、IPv6パケットへの変換処理のフローチャートである。
v4/v6変換処理部5−2は、初期状態において(ステップ6−1)、当該装置が中継する受信パケット(変換対象のIPv4パケット)が与えられると、その変換対象のIPv4パケットの上述したDFフラグが1(フラグメント不能)となっているか否かを判別する(ステップ6−2)。
DFフラグが1となっている場合(フラグメント不能である場合)には、v4/v6変換処理部5−2は、変換対象のIPv4パケットのヘッダをIPv6のヘッダに変換処理する(ステップ6−3)。
ここでは、IPv4パケットからIPv6パケットへの変換処理におけるヘッダ変換処理の内容は以下の通りとする。
まず、v4/v6変換処理部5−2は、変換対象のIPv4パケットのMFフラグ、又は、フラグメントオフセットのいずれかが0でないかどうかを判別し、いずれかが0でない場合(変換対象のIPv4パケットがフラグメントパケットであった)は、変換にあたって、IPv6フラグメント拡張ヘッダを付与する。ここでは、v4/v6変換処理部5−2は、以下のようにしてIPv6フラグメント拡張ヘッダを付与するものとする。
MFフラグの値は、IPv4ヘッダのMFフラグを複製、Identification値については上位16ビットは0とし、下位16ビットはIPv4ヘッダのIdentification値を複製、フラグメントオフセット値はIPv4ヘッダのフラグメントオフセット値を複製、次ヘッダはIPv4ヘッダのプロトコル値を複製するものとする。
また、上述の図5に示すIPv6基本ヘッダは以下のような要領で生成されるものとする。
Version値は6に書き換え、
TrafficClass値はIPv4ヘッダのToSフィールドの値を複製、フローラベルは0、PayloadLength値はIPv4ヘッダのTotalLength値からIHL値×4(IPv4ヘッダ長)を引いた値に書き換え、次ヘッダ値はフラグメント拡張ヘッダを付与する場合はフラグメント拡張ヘッダの値、フラグメント拡張ヘッダを付与しない場合はIPv4ヘッダのプロトコル領域を複製、送信元アドレス/宛先アドレスはIPv6ヘッダ記載のアドレスに対応するIPv4アドレスに付け替える。なお、送信元アドレス/宛先アドレスの付け替えは、IPv6アドレスとIPv4アドレスの1対1対応付けについて、v4/v6変換処理部5−2が記憶して管理したものを適用しても良いし、IPv4射影IPv6アドレス(上位96ビットが0xFFFF、下位32ビットがIPv4アドレスの複製)として適用しても良い。
次に、v4/v6変換処理部5−2は、出力インタフェース部5−3又のMTUと、変換対象のパケットのパケット長とを比較する(ステップ6−4)。そして、パケット長がMTUを越えている場合には、変換対象のIPv4パケット及び変換後のIPv6パケットを廃棄し(ステップ6−5)、一方、パケット長がMTU以下の場合には、出力インタフェース部5−3から、変換後のIPv6パケットをそのまま送出させる(ステップ6−13)。
MFフラグが1(フラグメント継続)となっている場合には、v4/v6変換処理部5−2は、まず、上述のステップ6−3と同様に、変換対象のパケットのヘッダをIPv4からIPv6に変換処理する(ステップ6−6)。
次に、変換後のIPv6パケットの上述したMFフラグが1(フラグメント継続)となっているか否かを判別する(ステップ6−7)。MFフラグが1となっている場合は、別のフラグメントパケットが続くことを示しており、このことは、変換前のIPv4パケットが、最初かあるいは途中のフラグメントパケットであることを意味している。
MFフラグが1(フラグメント継続)となっている場合には、v4/v6変換処理部5−2において、変換後のIPv6パケットのパケット長と、出力インタフェース部5−3に設定されたMTUの値とが比較される(ステップ6−9)。パケット長がMTUを越えている場合には、後述する再フラグメント処理が実行(ステップ6−11)された後、出力インタフェース部5−3から、再フラグメント処理で分離されたパケットを送出させ(ステップ6−13)、一方、パケット長がMTU以下の場合には、出力インタフェース5−3から、変換後のIPv6パケットをそのまま送出させる(ステップ6−13)。
MFフラグが0(フラグメント終了)の場合(ステップ6−7でFalse)には、v4/v6変換処理部5−2は、さらに、変換後のIPv6パケットの上述したフラグメントオフセットの値が0となっているか否かを判別する(ステップ6−8)。
フラグメントオフセットの値が0以外の場合は、変換前のIPv4パケットが最終のフラグメントパケットであることを意味している。この場合には、v4/v6変換処理部5−2は、他のフラグメントパケット(最初あるいは途中のフラグメントパケット)と同様に処理する(ステップ6−9、6−11、6−13)。
フラグメントオフセットの値が0の場合には、そのパケットがフラグメントパケットとして分割されていない、通常のパケットであることを意味している。この場合には、v4/v6変換処理部5−2は、出力インタフェース5−3のMTUと、変換後のIPv6パケットのパケット長とを比較する(ステップ6−10)。パケット長がMTUを越えている場合には、RFC2460(非特許文献6)に規定されているフラグメント処理が実行され(ステップ6−12)、出力インタフェース5−3から、フラグメント処理で分割されたパケットを送出させ(ステップ6−13)、一方、変換後のIPv6パケットのパケット長がMTU以下の場合には、出力インタフェース部5−3から、変換後のIPv6パケットをそのまま送出させる(ステップ6−13)。
上述のステップ6−11における再フラグメント処理は、上述の図1と同様の処理であるのでその詳しい説明を省略する。上述の図1では、IPv4パケットを再フラグメント処理の対象としていたが、ここではIPv6パケットを対象とし、ヘッダのデータの書き換えはIPv6フラグメント拡張ヘッダ(上述の図4参照)、基本ヘッダ(上述の図5参照)における同一名称のデータが書き換えられる点で異なっている。又、ここでは、判別に使用されるMTU値は出力インタフェース部5−3(IPv6網1−7へパケットを送出するためのインタフェース)のMTU値が適用されること、IPv6のヘッダにはIPv4のヘッダチェックサムに該当するデータが無いため、ヘッダチェックサムの書き換えが不要である点で、上述の図1の処理とは異なっている。
又、ここでは、IPv6パケットでの再フラグメント処理では、パラメータの初期値は以下のようなものとする。
N=0 …(5)
L=PayloadLength値 …(6)
U=1パケットで搬送できるペイロード長
=({(出力インタフェース部5-3のMTU)−40}/8の小数点以下切下げ整数)×8
(IPv6ヘッダが基本ヘッダのみの場合)
又は、
({(出力インタフェース部5-3のMTU)−48}/8の小数点以下切下げ整数)×8
(IPv6ヘッダが基本ヘッダ+フラグメント拡張ヘッダの場合) …(7)
(A−3)の実施形態の効果
上記実施形態によれば、v4/v6変換通信装置1−3が、既にフラグメントされたIPパケットを変換対象のIPパケットとして受信し、更にフラグメントが必要な場合であっても、変換対象のフラグメントパケットの系列から元のパケットを再構築することなく、変換対象のフラグメントパケット毎の逐次処理で、受信したフラグメントパケットに対する再フラグメント化を実行しており、エンドツーエンドの伝送遅延を小さくすることができる。
また、ネットワークの途中で元のパケットを再構築する機会を削減しているので、再構築失敗による通信障害の可能性を削減することができる。
さらに、元のパケットを再構築していた場合の伝送遅延に対処するPMTU検出のような処理を、通信に先立って行う必要がないため、即座に任意の通信先に対して通信が可能となり、また、ICMPパケットを阻害するルータに影響を受けることもない。
以上のように、上記実施形態によれば、IPv4網の通信ノードと、IPv6網の通信ノード間の通信において、通信開始までの時間の短縮、フラグメントパケットの処理遅延の短縮、パケット損失率の削減等を期待することができる。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1) 上記実施形態では、パケット変換装置をv4/v6変換通信装置自体に搭載した場合を示したが、v4/v6変換通信装置に対する外付け装置(コネクタ接続、ケーブル接続は問わない)として、v4/v6変換通信装置を構築するようにしても良い。なお、パケット変換装置を搭載又は外付けする通信装置の種類は限定されないものである。
また、上記実施形態では、パケット変換プログラムと、CPUなどの汎用的なプログラムの実行構成とでパケット変換装置を構築した場合を示したが、上述した図1、図7、図8の処理を行う専用装置としてパケット変換装置を構築しても良く、その専用装置がICチップとして構築しても良い。
(B−2)上記実施形態では、v4/v6変換通信装置は、到来したフラグメントパケットをIPv4/IPv6パケット変換をしてからフラグメント又は再フラグメントを行っているが(上述の図7、図8参照)、フラグメント又は再フラグメントを行った後に、パケット変換を行っても良い。その際、v4/v6変換通信装置は、到来したフラグメントパケットについて、パケット変換後のヘッダ長及びパケット長を予測し、フラグメント又は再フラグメントの要否について判定をして、再フラグメントが必要と判定した場合にのみ再フラグメントを行っても良い。上述の図3、図4、図5に示すように、IPv4のヘッダ長、及び、IPv6のヘッダ長(基本ヘッダ、及び、フラグメント拡張ヘッダ)やその構成は予め明らかであるので、これらの情報に基づいて、パケット変換後のヘッダ長、及び、パケット長(ヘッダ長にペイロード長を加算)を予測しても良い。なお、IPv4パケットからIPv6パケットに変換した後のヘッダ長を予測する際に、変換前のIPv4パケットがフラグメントパケットである場合には、変換後のIPv6パケットには上述の図4に示すフラグメント拡張ヘッダが付加されるので、その分ヘッダ長が長くなる。
(B−3) 上記実施形態では、パケット変換装置をv4/v6変換通信装置に搭載し、IPv4からIPv6へのパケット変換、及び、IPv6からIPv4へのパケット変換を1つの装置で行う場合を示したが、IPv4からIPv6へのパケット変換のみ、又は、IPv6からIPv4へのパケット変換のみを行う装置として構築しても良い。
又、上記の実施形態では、IPv4/IPv6パケットの変換に適用したものを示したが、適用されるパケットの種類はIPv4、IPv6に限定されるものではない。
実施形態の再フラグメント処理の詳細を示すフローチャートである。 実施形態に関係する各種装置の接続関係などの説明図である。 IPv4パケットの(基本)ヘッダフォーマットを示す説明図である。 IPv6パケットのフラグメント拡張ヘッダフォーマットを示す説明図である。 IPv6パケットのヘッダフォーマットを示す説明図である。 実施形態のパケット変換装置が搭載されているv4/v6変換通信装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態のv4/v6変換処理部が実行するIPv6パケットから、IPv4パケットの変換処理を示すフローチャートである。 実施形態のv4/v6変換処理部が実行するIPv4パケットから、IPv6パケットの変換処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1―1、1−2…ノード、1−3…v4/v6変換通信装置(パケット変換装置を搭載)、1−6…IPv4網、1−7…IPv6網、5−1…トラフィック識別部、5−2…v4/v6変換処理部、5−3、5−5…出力インタフェース部、5−4…制御部。

Claims (5)

  1. 変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成するパケット変換手段と、
    到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出する再フラグメント用ペイロード抽出手段と、
    上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与するヘッダ付与手段と、
    上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正するヘッダ修正手段と、
    上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出する再フラグメントパケット送出手段と、
    到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させる終了判定手段と
    を有することを特徴とするパケット変換装置。
  2. 上記パケット変換手段は、上記変換対象パケットがIPv4パケットである場合は、上記変換対象パケットをIPv6パケットに変換して上記変換済パケットを形成することを特徴とする請求項1に記載のパケット変換装置。
  3. 上記パケット変換手段は、上記変換対象パケットがIPv6パケットである場合は、上記変換対象パケットをIPv4パケットに変換して上記変換済パケットを形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のパケット変換装置。
  4. 変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成して送出するパケット変換方法において、
    パケット変換手段、再フラグメント用ペイロード抽出手段、ヘッダ付与手段、ヘッダ修正手段、再フラグメントパケット送出手段、終了判定手段を有し、
    上記パケット変換手段は、変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成し、
    上記再フラグメント用ペイロード抽出手段は、到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出し、
    上記ヘッダ付与手段は、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与し、
    上記ヘッダ修正手段は、上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正し、
    上記再フラグメントパケット送出手段は、上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出し、
    上記終了判定手段は、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させる
    ことを特徴とするパケット変換方法。
  5. コンピュータを、
    変換対象パケットが与えられると、上記変換対象パケットを異なる形式のパケットに変換して変換済パケットを形成するパケット変換手段と、
    到来したパケットがフラグメントパケットであり、到来したフラグメントパケット、若しくは、到来したフラグメントパケットを上記パケット変換手段に与えて変換させた変換済フラグメントパケットについて、より小さいペイロードの再フラグメントパケットを形成して送出する場合には、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードから、再フラグメントパケットの1パケット分又はそれより少ないペイロード分を抽出する再フラグメント用ペイロード抽出手段と、
    上記再フラグメント用ペイロード抽出手段で抽出されたペイロードに、到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのヘッダを付与するヘッダ付与手段と、
    上記ヘッダ付与手段により付与されたヘッダの一部若しくはヘッダに対する誤り検出用情報を、再フラグメントパケット向けに修正するヘッダ修正手段と、
    上記ヘッダ修正手段の修正によって得られた再フラグメントパケットを、そのまま、若しくは、上記パケット変換手段に与えて変換させてから送出する再フラグメントパケット送出手段と、
    到来したフラグメントパケット若しくは上記変換済フラグメントパケットのペイロードの全てが、上記再フラグメントパケット送出手段によって今まで送出された1又は複数の再フラグメントパケットのペイロードに分割して挿入されたかを確認し、挿入されていない場合に、上記再フラグメント用ペイロード抽出手段の処理を再起動させる終了判定手段と
    して機能させることを特徴とするパケット変換プログラム。
JP2007115639A 2007-04-25 2007-04-25 パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム Expired - Fee Related JP4525700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115639A JP4525700B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007115639A JP4525700B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008277884A true JP2008277884A (ja) 2008-11-13
JP4525700B2 JP4525700B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=40055371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007115639A Expired - Fee Related JP4525700B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525700B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104097A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Oki Electric Ind Co Ltd 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム
JP2012049883A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Nec Access Technica Ltd 通信装置およびパケット処理方法
KR20170021121A (ko) * 2015-08-17 2017-02-27 에스케이텔레콤 주식회사 패킷 변환 방법 및 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004112326A1 (ja) * 2003-06-10 2004-12-23 Fujitsu Limited パケット転送方法及び装置
JP2008104097A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Oki Electric Ind Co Ltd 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004112326A1 (ja) * 2003-06-10 2004-12-23 Fujitsu Limited パケット転送方法及び装置
JP2008104097A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Oki Electric Ind Co Ltd 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008104097A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Oki Electric Ind Co Ltd 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム
JP4525662B2 (ja) * 2006-10-20 2010-08-18 沖電気工業株式会社 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム
JP2012049883A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Nec Access Technica Ltd 通信装置およびパケット処理方法
KR20170021121A (ko) * 2015-08-17 2017-02-27 에스케이텔레콤 주식회사 패킷 변환 방법 및 장치
KR102112317B1 (ko) 2015-08-17 2020-05-18 에스케이텔레콤 주식회사 패킷 변환 방법 및 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525700B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2375643B1 (en) Communication device having VPN accomodation function
JP4640128B2 (ja) 応答通信機器及びarp応答通信機器
US9923835B1 (en) Computing path maximum transmission unit size
US6700888B1 (en) Manipulating header fields for improved performance in packet communications
JP4222353B2 (ja) Ip通信装置およびip通信システム
CN111935007A (zh) 用于网络的压缩路由报头信息
WO2004112326A1 (ja) パケット転送方法及び装置
CN106656615B (zh) 一种基于tracert命令的报文处理方法及装置
JP4525700B2 (ja) パケット変換装置、パケット変換方法及びパケット変換プログラム
CN107517225B (zh) 一种协议转换方法、网关设备及存储介质
US10819617B1 (en) Loop-back packet for determining operational capabilities of border relay device
WO2022142390A1 (zh) 报文封装、解封装方法、装置、存储介质及电子装置
US20060107168A1 (en) Method and apparatus for transmitting/receiving virtual block information for multiple segment recovery in data network using transmission control protocol
US7764692B1 (en) Bypass of routing protocol filtering in a multi-subnet network
JP2007180686A (ja) 中継通信装置、記憶媒体、集積回路および通信システム
JP4525662B2 (ja) 再フラグメント化装置、再フラグメント処理方法及び再フラグメント化プログラム
JP6724367B2 (ja) 通信システムおよび通信装置
US20180063296A1 (en) Data-division control method, communication system, and communication apparatus
KR100849494B1 (ko) IPv6 터널링 장치 및 그 방법
JP2011071701A (ja) パケット中継装置
JP4340651B2 (ja) ネットワーク・トンネリング装置
US11968119B1 (en) Service Function Chaining using uSID in SRv6
JP2010041498A (ja) パケット作成装置及びパケット作成方法
US20240129228A1 (en) Service function chaining using uSID in SRv6
JP5535254B2 (ja) ネットワークシステム、端末識別方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4525700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees