JP2012049883A - 通信装置およびパケット処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】メモリコピーを行わずにフラグメント処理を行い、CPUに対する負荷を軽減する。
【解決手段】通信装置は、受信したフラグメントパケットを格納するメモリ部12と、受信したフラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識するフレーム位置認識部13と、ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部16と、ハードウェア回路で形成され、送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを送出部16に出力するヘッダ出力部14と、フレーム位置認識部13の認識結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、メモリ部12に格納されているデータを送出部16にDMA転送するフレーム送信用DMAコントローラ15とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信ネットワークを介して受信したパケットを他の通信ネットワークに転送する通信装置、および通信装置で実行されるパケット処理方法に関する。
近年、ホームゲートウェイ機器などのネットワーク機器は、ギガbpsオーダの転送速度を備えた転送能力を有し、さまざまなアプリケーションプログラムを搭載している。これらのアプリケーションプログラムを制御または処理するために、ネットワーク機器におけるCPUの負荷や装置内部のバスの負荷は増大している。なかでも、フラグメント処理によってフラグメント化されたフラグメントパケットに対する処理は、高い頻度でメモリにアクセスする必要があるなど、CPUやバスにとって負荷のかかる処理の1つである。
図6は、一般的なIPパケット終端装置の構成例を示すブロック図である。図6に示すIPパケット終端装置300は、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network )を介して受信したIPパケットを他のLANまたはWANに出力する。IPパケット終端装置300は、受信パケット用メモリ空間101を含むメモリ102、CPU301、および送信FIFO(First In First Out)107を備える。
メモリ102は、LANまたはWANを介してIPパケット終端装置300が受信したデータを格納する。送信先の装置が属している通信ネットワークにおけるMTU(Maximum Transmission Unit )を超えるサイズのIPパケットを送信する場合には、送信元の装置は、IPパケットを分割して送信する。IPパケット終端装置300は、分割されたフラグメントパケットを受信する。受信されたフラグメントパケットは、メモリ102内の受信パケット用メモリ空間101に格納される。
CPU301は、ある通信ネットワークを介して受信したIPパケットを他の通信ネットワークに送出する場合には、送信先の通信ネットワークにおけるMTUを超えないサイズのフラグメントパケットを再構築する。CPU301は、受信したフラグメントパケットを他の通信ネットワークに送出するために、受信したフラグメントパケットをメモリ内でコピーする。すなわち、メモリコピーが行われる。
図7は、図6に示すIPパケット終端装置において構築される送信用フラグメントパケットの構成例を示す説明図である。図7に示す送信用フラグメントパケット402には、PPP(Point to Point Protocol )ヘッダが付加されている。CPU301がソフトウェア処理によってMTUに合わせたサイズのフラグメントパケットを再構築するときには、メモリ上で元のフラグメントパケット401をコピーする。CPU301は、フラグメントパケット401のコピーを行った後に、フラグメントパケット401にPPPヘッダを付加し、送信先のMTUのサイズに合わせてペイロードのサイズを調整し、送信用フラグメントパケット402を構築する。
CPU301がフラグメントパケットを再構築すると、送信FIFO17は、再構築されフラグメントパケットを他の通信ネットワークであるWANまたはLANに送出する。このようなIPパケット終端装置300では、受信したフラグメントパケットから送信用のフラグメントパケットを再構築し、送信先に送信することができる。
特許文献1には、メモリの使用効率を向上させる通信システムが記載されている。特許文献1に記載された通信システムでは、ネットワークアダプタが受信したフラグメントパケットの本体データの位置情報と再構成ヘッダとがホストコンピュータの受信バッファに格納され、複数のフラグメントパケットに対応する位置情報がホストコンピュータに通知される。そして、ホストコンピュータによる制御に従ってフラグメントパケットの本体データのDMA(Direct Memory Access)転送が行われる。その結果、特許文献1に記載された通信システムでは、メモリコピーを行うことなく、送信用のフラグメントパケットを再構築することができる。
特開2006−302246号公報(段落0030〜0035,段落0066)
図6に示すIPパケット終端装置300では、送信用のフラグメントパケットの再構築するフラグメントパケット処理において、CPUは、高い頻度でメモリアクセスを行うので、バスやCPUに対する負荷は大きい。フラグメントパケット処理におけるCPUの負荷の問題を解決するために、処理速度の速いCPUを使用し、高速なソフトウェア処理を行う方法が考えられる。しかし、処理速度の速いCPUは高価であり、採用するCPUに合わせてソフトウェアを開発することは、開発工数を増大させる。
また、特許文献1に記載された通信システムでは、フラグメントパケット処理においてメモリコピーの過程をなくすことによって、メモリの使用効率を向上させることはできるが、ホストコンピュータがフラグメントパケット処理を制御しているので、ホストコンピュータのCPUに対するソフトウェア処理の負荷を軽減することはできない。
そこで、本発明は、メモリコピーを行わずにフラグメント処理を行い、CPUの負荷を軽減することができる通信装置およびパケット処理方法を提供することを目的とする。
本発明による通信装置は、一方の通信ネットワークを介して受信したフラグメントパケットを受信パケット用メモリ空間に格納するメモリ部と、ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部と、受信したフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識するフレーム位置認識部と、ハードウェア回路で形成され、送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを送出部に出力するヘッダ出力部と、フレーム位置認識部の認識結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、メモリ部の受信パケット用メモリ空間に格納されているデータを送出部にDMA転送するフレーム送信用DMAコントローラとを備えたことを特徴とする。
本発明によるパケット処理方法は、一方の通信ネットワークを介して受信したフラグメントパケットを受信パケット用メモリ空間に格納し、受信したフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識し、送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを、ハードウェア回路を用いて、ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部に出力し、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子とオリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識した結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、受信パケット用メモリ空間に格納されているデータを送出部にDMA転送することを特徴とする。
本発明によれば、メモリコピーを行わずにフラグメント処理を行い、CPUに対する負荷を軽減することができる。
本発明による通信装置の第1の実施形態であるIPパケット終端装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すIPパケット終端装置におけるフラグメント処理を示すフローチャートである。 フレーム位置認識部が格納する情報例を示す説明図である。 受信したフラグメントパケットから送信用のフラグメントパケットを作成する処理を説明するための説明図である。 本発明による通信装置の主要部を示すブロック図である。 一般的なIPパケット終端装置の構成例を示すブロック図である。 図6に示すIPパケット終端装置において構築される送信用フラグメントパケットの構成例を示す説明図である。
実施形態1.
図1は、本発明による通信装置の第1の実施形態(実施形態1)であるIPパケット終端装置の構成を示すブロック図である。図1を参照して、IPパケット終端装置の構成を説明する。
IPパケット終端装置100は、受信パケット用メモリ空間101を含むメモリ102、フレーム位置認識部103、送信フレーム情報格納部104、フラグメントヘッダ構築部105、フレーム送信用DMAコントローラ106、送信FIFO107、CPU108、およびPPPoEヘッダ出力部109を備える。
メモリ102は、一方の通信ネットワークであるLANまたはWANを介してIPパケット終端装置100が受信したフラグメントパケットを、受信パケット用メモリ空間101に格納する。
フレーム位置認識部103は、フラグメントヘッダのフラグメントオフセットのフィールドに設定されているオフセットの値および識別子の値を検知する。フレーム位置認識部103は、検知した識別子のフィールドに設定されている識別子の値およびオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識する。フレーム位置認識部103は、認識した情報を格納する。また、フレーム位置認識部103は、受信パケット用メモリ空間101に格納された当該フラグメントパケットの格納位置(メモリ上の位置)を示す情報も格納する。フレーム位置認識部103は、後続のフラグメントパケットについても、同様にメモリ上の位置を示す情報を格納する。
送信フレーム情報格納部104には、あらかじめ、IPパケット終端装置100からパケットを送信するときに新たにヘッダを付加する場合に必要となるデータが格納される。なお、例えば、PPPoE(PPP over Ethernet ,Ethernet:登録商標)では、Ethernetフレームを送信するときに、PPPoEヘッダがパケットに付加される。
PPPoEヘッダ出力部109は、送信用フラグメントパケットに付加されるPPPoEヘッダを出力する。フラグメントヘッダ構築部105は、送信フレーム情報格納部104に格納されているデータを参照して、IPパケット終端装置100から送信される送信用フラグメントパケットのためのフラグメントヘッダを作成する。
なお、フレーム位置情報部103は、実際には、CPU108とソフトウェアとで実現されている。また、フラグメントヘッダ構築部105およびPPPoEヘッダ出力部109は、ハードウェア回路で構成されている。
フレーム送信用DMAコントローラ106は、送信先のMTUのサイズに合わせて受信パケット用メモリ空間101のデータを送信FIFOにDMA転送する。
送信FIFO107は、PPPoEヘッダ出力部109、フラグメントヘッダ構築部105およびフレーム送信用DMAコントローラ106から出力されたデータを、他の通信ネットワークであるLANまたはWANに送出する。
図2は、図1に示すIPパケット終端装置におけるフラグメント処理を示すフローチャートである。図1および図2を参照して、図1に示すIPパケット終端装置100におけるフラグメント処理について説明する。
図1に示すIPパケット終端装置100が、LANを介して受信した連続したデータにフラグメント処理を行い、再構築したフラグメントパケットをWANを介して送信する場合を例にする。なお、WANを介して受信し、LANを介して送信する場合なども同様である。また、LAN側のネットワークで利用されるプロトコルをIPv4とし、WAN側のネットワークで利用されるプロトコルをPPPoEとする。LAN側から受信したパケットをWAN側に送信するときには、PPPoEヘッダが付加され、受信したIPパケットのフレーム長に対して、フレーム長が変更されるとする。新たに付加されるPPPoEヘッダなどの情報は、送信フレーム情報格納部104にあらかじめ格納されている。
IPパケット終端装置100は、LANを介してフラグメントパケットを受信する(ステップS11)。例えば、フラグメントパケット201,203,202の順番に受信するとする。なお、フラグメントパケット201,202,203は、元は1つのオリジナルフレームであって、3つに分割されて送信されたパケットである。オリジナルフレームにおける位置は、先頭からフラグメントパケット201,202,203の順であったとする。
次に、CPU108は、IPパケット終端装置100において、受信されたフラグメントパケットは、メモリ102における受信パケット用メモリ空間101に格納する(ステップS12)。例えば、フラグメントパケット201を、受信パケット用メモリ空間101の1000番地のアドレスに格納する。また、フラグメントパケット203を、受信パケット用メモリ空間101の2000番地のアドレスに格納し、フラグメントパケット202を、受信パケット用メモリ空間101の3000番地のアドレスに格納する。
フレーム位置認識部103は、フラグメントパケットのフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、当該フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子、および、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかを判断し、判断結果を示す情報を格納する(ステップS13)。なお、1つのオリジナルフレームがフラグメント化された各フラグメントパケットには、同じ識別子が付加されている。また、フレーム位置認識部103は、受信パケット用メモリ空間101に格納された当該フラグメントパケットの格納位置(メモリ上の位置)を示す情報も格納する。
図3は、フレーム位置認識部が格納する情報例を示す説明図である。フレーム位置認識部103は、例えば、図3に示すように、ディスクリプタ管理によって情報を管理する。フレーム位置認識部103は、受信フレーム(フラグメントパケット201,203,202)ごとに、メモリ上アドレス、オリジナルフレーム位置およびオリジナルフレーム識別子を組として管理する。図5において、受信フレームA,B,Cは同じオリジナルフレームからフラグメント化されたフレームであり、その識別子はXXであるとする。
PPPoEヘッダ出力部109は、CPU108の指示に応じて、送信フレーム情報格納部104に格納されているデータを参照してPPPoEヘッダを作成し、作成したPPPoEヘッダを送信FIFO107に出力する。一例として、送信フレーム情報格納部104にPPPoEヘッダが格納されている場合には、PPPoEヘッダ出力部109は、格納されているPPPoEヘッダを読み出し、読み出したPPPoEヘッダを送信FIFO107に出力する。
なお、本実施形態では、PPPoEヘッダ出力部109が、送信フレーム情報格納部104に格納されているデータを送信FIFO107に出力したが、フレーム送信用DMAコントローラ106が、送信フレーム情報格納部104に格納されているデータを送信FIFO107に出力してもよい。
フラグメントヘッダ構築部105は、CPU108の指示に応じて送信フレーム情報格納部104に格納されているデータを参照して、IPパケット終端装置100から送信する送信用フラグメントパケットのフラグメントヘッダを作成し、フラグメントヘッダを送信FIFO107に出力する(ステップS14)。一例として、送信フレーム情報格納部104にフラグメントヘッダが格納されている場合には、格納されているフラグメントヘッダを読み出し、読み出したフラグメントヘッダを送信FIFO107に出力する。
次いで、フレーム送信用DMAコントローラ106は、CPU108の指示に応じて、送信先のMTUのサイズに合わせて、受信パケット用メモリ空間101に格納されているペイロードのデータを送信FIFO107にDMA転送する(ステップS15)。
図4は、受信したフラグメントパケットから送信用のフラグメントパケットを作成する処理を説明するための説明図である。メモリ102の受信パケット用メモリ空間101に格納されたフラグメントパケット201,203,202は、ペイロードとフラグメントヘッダを含む。
図4に示すPPPoEヘッダおよび212新フラグメントヘッダ211は、ステップS14の処理でPPPoEヘッダ出力部109およびフラグメントヘッダ構築部105によって作成されたPPPoEヘッダおよび送信用フラグメントパケットのフラグメントヘッダである。
ステップS15において、フレーム送信用DMAコントローラ106は、送信先のMTUに合うサイズの送信用フラグメントパケットにするために、ペイロードのサイズを算出し、受信パケット用メモリ空間101から、算出したサイズのペイロードのDMA転送を行う。フレーム送信用DMAコントローラ106は、フレーム位置認識部103によって認識され格納されている情報(例えば、図3に示すメモリアドレスおよびオリジナルフレーム位置)を参照することによって、受信したフラグメントパケット201,202,203のDMA転送の最初の先頭アドレスになるメモリ上アドレスやオリジナルフレーム位置を知ることができるので、必要なペイロードのサイズ分だけ、オリジナルフレームにおける並び順にDMA転送を行うことができる。
具体的には、例えば、図4において、PPPoEヘッダ212のヘッダ長を8バイトであるとする。また、新フラグメントヘッダ211のヘッダ長は20バイトであるとする。このとき、フレーム送信用DMAコントローラ106は、送信用フラグメントパケット221〜224の、MTUのサイズからPPPoEヘッダ212のヘッダ長(8バイト)および新フラグメントヘッダ211のヘッダ長(20バイト)を差し引いたフレーム長をペイロードのサイズとして算出する。フレーム送信用DMAコントローラ106は、受信パケット用メモリ空間101に格納されているフラグメントパケット201,203,202のペイロードから、算出したペイロードのサイズ分だけDMA転送を行う。DMA転送を行うときに、オリジナルフレームにおける並び順(すなわち、フラグメントパケット201,202,203の順番)に従って、DMA転送の対象にする。
なお、この実施の形態では、フレーム送信用DMAコントローラ106がペイロードのサイズを算出するが、CPU108がペイロードのサイズを算出してもよい。
送信FIFO107は、PPPoEヘッダ出力部109、フラグメントヘッダ構築部105およびフレーム送信用DMAコントローラ106によって構築された送信用フラグメントパケットを、WANを介して送信する(ステップS16)。
このようなIPパケット終端装置100では、PPPoEヘッダ出力部109、フラグメントヘッダ構築部105およびフレーム送信用DMAコントローラ106が、PPPoEヘッダなどのヘッダ、フラグメントヘッダおよびペイロード部分を送信FIFO107に出力することによって送信用のフラグメントパケットを再構築するので、メモリ102上でのコピーを行う必要がない。したがって、フラグメントパケット処理において、CPU108の負荷を軽減することができる。
実施形態2.
本発明によるフラグメントパケット処理装置の第2の実施形態(実施形態2)であるIPパケット終端装置の構成を説明する。第2の実施形態であるIPパケット終端装置は、図1に示すIPパケット終端装置100の構成に加えてタイマが設けられる。
タイマは、IPパケット終端装置100がフラグメントパケットを受信してからの経過時間を計測する。タイマには、あらかじめ所定のタイマ時間が設定される。タイマ時間は、任意に設定できるとする。
タイマは、IPパケット終端装置100が受信したフラグメントパケットのヘッダ内の識別子がそれまでに受信したフラグメントパケットのヘッダ内の識別子と異なっていた場合、すなわち、新規のオリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを受信した場合に、計測を開始する。あらかじめ設定された所定のタイマ時間が経過しても(具体的には、タイマの値が0になっても)後続のフラグメントパケット(結合用のフレーム)の受信が完了しなかった場合には、CPU108は、それまでに受信した当該オリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを廃棄する処理を行う。
このようなIPパケット終端装置では、送信用のフラグメントパケットに用いられる結合用のフレームが、何らかの理由によってそろわないような場合には、当該フレームを廃棄する処理を行うので、無駄な待ち時間を発生させることなく、その他のフレームに対するフラグメントパケット処理を円滑に行うことができる。
図5は、本発明による通信装置の主要部を示すブロック図である。図5に示すように、通信装置10(例えば、図1に示すIPパケット終端装置100に相当)は、一方の通信ネットワークを介して受信したフラグメントパケットを格納するメモリ部12(例えば、図1に示すメモリ102に相当)と、ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部16(例えば、図1に示す送信FIFO107に相当)と、受信したフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識するフレーム位置認識部13(例えば、図1に示すフレーム位置認識部103に相当)と、ハードウェア回路で形成され、送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを送出部16に出力するヘッダ出力部14(例えば、図1に示すPPPoEヘッダ出力部109およびフラグメントヘッダ構築部105に相当)と、フレーム位置認識部13の認識結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、メモリ部12に格納されているデータを送出部にDMA転送するフレーム送信用DMAコントローラ(例えば、図1に示すフレーム送信用DMAコントローラ106に相当)とを備えている。
また、上記の各実施形態のIPパケット終端装置では、以下の(1)〜(4)に示すような通信装置も開示されている。
(1)送信用DMAコントローラ15は、送信先のMTUに合うサイズの送信用フラグメントパケットにするためにペイロードのサイズを算出し(例えば、第1の実施形態において、フレーム送信用DMAコントローラ106が、送信先のMTUのサイズからPPPoEヘッダ212のヘッダ長および新フラグメントヘッダ211のヘッダ長を差し引いたフレーム長をペイロードのサイズとして算出する処理に相当)、メモリ部12から、算出したサイズのペイロードのDMA転送を行う(例えば、図2のステップS15に示す動作によって実現される。)通信装置。
(2)新規のオリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを受信した場合に、当該フラグメントパケットを受信してからの経過時間を計測するタイマと、タイマにあらかじめ設定された所定のタイマ時間が経過しても後続のフラグメントパケットの受信が完了しなかった場合には、それまでに受信した当該オリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを廃棄する処理を行うパケット廃棄処理部(例えば、CPU108に相当)とを備えた通信装置(例えば、第2の実施形態のIPパケット終端装置によって実現される。)。
(3)パケットを送信するときに新たにヘッダを付加する場合に必要となるデータがあらかじめ格納された送信フレーム情報格納部(例えば、図1に示す送信フレーム情報格納部104に相当)を備え、ヘッダ出力部14は、送信フレーム情報格納部に格納されているデータを参照して送信用フラグメントパケットのためのフラグメントヘッダ(例えば、図4に示す新フラグメントヘッダ211に相当)を作成する通信装置。
(4)ヘッダ出力部14は、送信フレーム情報格納部に格納されているデータを参照してPPPoEヘッダ(例えば、図4に示すPPPoEヘッダ212に相当)を作成する通信装置。
本発明を、ホームゲートウェイ装置などのIPパケットを終端するネットワーク機器に適用できる。
10 通信装置
12 メモリ部
13 フレーム位置認識部
14 ヘッダ出力部
15 フレーム送信用DMAコントローラ
16 送出部
100,300 IPパケット終端装置
101 受信パケット用メモリ空間
102 メモリ
103 フレーム位置認識部
104 送信フレーム情報格納部
105 フラグメントヘッダ構築部
106 フレーム送信用DMAコントローラ
107 送信FIFO
108,301 CPU
109 PPPoEヘッダ出力部
201,202,203,401 フラグメントパケット
211 新フラグメントヘッダ
212 PPPoEヘッダ
221,222,223,224,402 送信用フラグメントパケット

Claims (6)

  1. 一方の通信ネットワークを介して受信したフラグメントパケットを格納するメモリ部と、
    ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部と、
    前記受信したフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識するフレーム位置認識部と、
    ハードウェア回路で形成され、送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを前記送出部に出力するヘッダ出力部と、
    前記フレーム位置認識部の認識結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、前記メモリ部に格納されているデータを前記送出部にDMA転送するフレーム送信用DMAコントローラと
    を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 送信用DMAコントローラは、送信先のMTUに合うサイズの送信用フラグメントパケットにするためにペイロードのサイズを算出し、メモリ部から、算出したサイズのペイロードのDMA転送を行う
    請求項1記載の通信装置。
  3. 新規のオリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを受信した場合に、当該フラグメントパケットを受信してからの経過時間を計測するタイマと、
    前記タイマにあらかじめ設定された所定のタイマ時間が経過しても後続のフラグメントパケットの受信が完了しなかった場合には、それまでに受信した当該オリジナルフレームを元とするフラグメントパケットを廃棄する処理を行うパケット廃棄処理部とを備えた
    請求項1または請求項2記載の通信装置。
  4. パケットを送信するときに新たにヘッダを付加する場合に必要となるデータがあらかじめ格納された送信フレーム情報格納部を備え、
    ヘッダ出力部は、前記送信フレーム情報格納部に格納されているデータを参照して送信用フラグメントパケットのためのフラグメントヘッダを作成する
    請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の通信装置。
  5. ヘッダ出力部は、送信フレーム情報格納部に格納されているデータを参照してPPPoEヘッダを作成する
    請求項4記載の通信装置。
  6. 一方の通信ネットワークを介して受信したフラグメントパケットをメモリ部に格納し、
    前記受信したフラグメントヘッダの識別子フィールドに設定されている識別子の値およびオフセットフィールドに設定されているオフセットの値に基づいて、フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子と、オリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識し、
    送信用フラグメントパケットに付加されるヘッダを、ハードウェア回路を用いて、ヘッダおよび送信用フラグメントパケットを他方の通信ネットワークに送出する送出部に出力し、
    フラグメントパケットのオリジナルフレームの識別子とオリジナルフレームのどの位置にあったフレームであるかとを認識した結果を参照し、送信先のMTUのサイズに合わせて、前記メモリ部に格納されているデータを前記送出部にDMA転送する
    ことを特徴とするパケット処理方法。
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