JP2008276972A - リチウム二次電池の制御装置、電動機駆動装置、リチウム二次電池の制御方法、およびリチウム二次電池の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents
リチウム二次電池の制御装置、電動機駆動装置、リチウム二次電池の制御方法、およびリチウム二次電池の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電極の劣化を抑制可能なリチウム二次電池の制御装置を提供する。
【解決手段】第3電極56は、電解液58と接触し、正極52および負極54とは非接触に配設される。電圧センサ60は、正極52と第3電極56との電位差ΔVPを検出してECUへ出力する。電圧センサ62は、負極54と第3電極56との電位差ΔVNを検出してECUへ出力する。そして、電位差ΔVNが負のとき、または電位差ΔVPが規定値以上のとき、リチウム二次電池10への充電量が抑制される。
【選択図】図2
【解決手段】第3電極56は、電解液58と接触し、正極52および負極54とは非接触に配設される。電圧センサ60は、正極52と第3電極56との電位差ΔVPを検出してECUへ出力する。電圧センサ62は、負極54と第3電極56との電位差ΔVNを検出してECUへ出力する。そして、電位差ΔVNが負のとき、または電位差ΔVPが規定値以上のとき、リチウム二次電池10への充電量が抑制される。
【選択図】図2
Description
この発明は、リチウム二次電池の制御装置、電動機駆動装置、リチウム二次電池の制御方法、およびリチウム二次電池の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関し、特に、リチウム二次電池の劣化抑制技術に関する。
近年、ニッケル水素電池や鉛蓄電池などに比べて、高エネルギー密度、軽量、高電圧などの特徴を有するリチウム二次電池が注目されている。そして、このリチウム二次電池は、種々のモバイル機器で既に使用されているほか、環境問題を背景に注目されているハイブリッド自動車や電気自動車などの電動車両における蓄電装置としても大きく期待されている。
特許第3716619号公報(特許文献1)は、リチウム二次電池の充電状態(SOC:State of Charge)を検出して表示する残容量計を開示する。この残容量計では、電池の出力可能電力の低下率が所定値を超える充電状態をSOC100%とするとともに、入力可能電力と出力可能電力とが等しい充電状態をSOC0%とする。そして、SOC100%時の開放端子電圧と、SOC0%時の開放端子電圧と、電圧検出器により検出された電池の開放端子電圧とに基づいて電池のSOCが求められ、そのSOCにより残容量が表示される。
この残容量計によれば、新品の電池の容量と劣化した電池の容量とが見かけ上ほぼ等しくなり、電池が劣化しても見かけ上の容量が減少せず、電池のSOCを開放端子電圧で容易に検知できる。また、電池が劣化しても実際の残容量が残容量表示値よりも少なくなることがない(特許文献1参照)。
特許第3716619号公報
特開2004−303597号公報
特開2002−324585号公報
特開平10−83806号公報
リチウム二次電池も、従来の二次電池と同様に、充放電を繰返すと性能が劣化する。性能劣化は、主に電極の劣化(変質)によるものであり、具体的には、充電に伴なう負極での金属リチウムの析出や正極の結晶崩壊により性能が劣化する。そして、高レートや低温下で充電が行なわれると電極の劣化が促進されるため、使用状況に応じて充電レートを適切に制御する必要がある。
上記の特許第3716619号公報に開示される残容量計は、リチウム二次電池が劣化した場合でもSOCを正確に検出して表示可能である点で有用であるが、電池の劣化自体を抑制可能な制御手法については教示していない。
そこで、この発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、電極の劣化を抑制可能なリチウム二次電池の制御装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、電動機の直流電源として用いられるリチウム二次電池の電極の劣化を抑制可能な電動機駆動装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、電極の劣化を抑制可能なリチウム二次電池の制御方法およびその制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することである。
この発明によれば、リチウム二次電池の制御装置は、正極、負極および電解液を有するリチウム二次電池の制御装置であって、金属製の参照電極と、制御部とを備える。参照電極は、電解液と接触し、正極および負極とは非接触に配設される。制御部は、参照電極が有する基準電位に対する負極の電位および基準電位に対する正極の電位の少なくとも一方に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
好ましくは、リチウム二次電池の制御装置は、負極と参照電極との電位差を示す第1の電位差を検出する第1の電位差検出部をさらに備える。制御部は、第1の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
さらに好ましくは、参照電極は、金属リチウムから成る。制御部は、負極の電位が基準電位よりも高くなるように第1の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
また、好ましくは、制御部は、負極の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差を示す第2の電位差を第1の電位差に基づいて算出し、金属リチウムが有する基準電位よりも負極の電位が高くなるように第2の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
好ましくは、リチウム二次電池の制御装置は、正極と参照電極との電位差を示す第3の電位差を検出する第2の電位差検出部をさらに備える。制御部は、第3の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
さらに好ましくは、制御部は、第3の電位差が規定値よりも小さくなるようにリチウム二次電池の充電を制御する。
また、この発明によれば、電動機駆動装置は、リチウム二次電池と、駆動回路と、制御装置とを備える。駆動回路は、リチウム二次電池から放電電力を受けて電動機を駆動可能であり、電動機の回生発電時は、電動機から回生電力を受けてリチウム二次電池を充電可能に構成される。制御装置は、駆動回路によるリチウム二次電池の充放電を制御する。リチウム二次電池は、正極および負極と、電解液と、金属製の参照電極とを含む。正極および負極は、駆動回路に電気的に接続される。参照電極は、電解液と接触し、正極および負極とは非接触に配設される。制御装置は、参照電極が有する基準電位に対する負極の電位および基準電位に対する正極の電位の少なくとも一方に基づいてリチウム二次電池の充電を制御する。
また、この発明によれば、制御方法は、リチウム二次電池の制御方法である。リチウム二次電池は、正極、負極および電解液と、金属製の参照電極とを備える。参照電極は、電解液と接触し、正極および負極とは非接触に配設される。そして、制御方法は、負極と参照電極との電位差を示す第1の電位差を検出するステップと、第1の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御するステップとを含む。
好ましくは、参照電極は、金属リチウムから成る。充電を制御するステップにおいて、参照電極が有する基準電位よりも負極の電位が高くなるように、第1の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電が制御される。
好ましくは、制御方法は、負極の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差を示す第2の電位差を第1の電位差に基づいて算出するステップをさらに含む。充電を制御するステップにおいて、金属リチウムが有する基準電位よりも負極の電位が高くなるように、第2の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電が制御される。
好ましくは、制御方法は、正極と参照電極との電位差を示す第3の電位差を検出するステップと、第3の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御するステップとをさらに含む。
さらに好ましくは、第3の電位差に基づいてリチウム二次電池の充電を制御するステップにおいて、第3の電位差が規定値よりも小さくなるようにリチウム二次電池の充電が制御される。
また、この発明によれば、記録媒体は、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、上述したいずれかのリチウム二次電池の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録する。
この発明においては、電解液と接触し、正極および負極とは非接触の金属製の参照電極が設けられる。そして、参照電極が有する基準電位に対する負極の電位および基準電位に対する正極の電位の少なくとも一方に基づいてリチウム二次電池の充電が制御されるので、充電に伴なう負極での金属リチウムの析出や正極の結晶崩壊を抑制することが可能となる。したがって、この発明によれば、電極の劣化を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるリチウム二次電池の制御装置が適用される電動機駆動装置の全体ブロック図である。図1を参照して、電動機駆動装置100は、リチウム二次電池10と、インバータ20と、モータジェネレータ30と、電子制御ユニット(以下「ECU(Electronic Control Unit)」と称する。)40と、電圧センサ42と、電流センサ44とを備える。
図1は、この発明の実施の形態1によるリチウム二次電池の制御装置が適用される電動機駆動装置の全体ブロック図である。図1を参照して、電動機駆動装置100は、リチウム二次電池10と、インバータ20と、モータジェネレータ30と、電子制御ユニット(以下「ECU(Electronic Control Unit)」と称する。)40と、電圧センサ42と、電流センサ44とを備える。
リチウム二次電池10は、正極線PLおよび負極線NLを介してインバータ20へ直流電圧を出力する。また、リチウム二次電池10は、充電可能であり、モータジェネレータ30の回生発電時、正極線PLおよび負極線NLを介してインバータ20から回生電力を受けて充電される。
また、リチウム二次電池10は、正極と参照電極として電池内部に設けられた第3電極(後述)との電位差ΔVPを検出し、その検出値をECU40へ出力する。また、リチウム二次電池10は、負極と第3電極との電位差ΔVNを検出し、その検出値をECU40へ出力する。なお、リチウム二次電池10の構成については、後ほど説明する。
電圧センサ42は、正極線PLと負極線NLとの間の電圧VBを検出し、その検出値をECU40へ出力する。電流センサ44は、負極線NLに流れる電流IBを検出し、その検出値をECU40へ出力する。なお、電圧VBは、リチウム二次電池10の電圧に相当し、電流IBは、リチウム二次電池10に入出力される電流に相当する。なお、正極線PLに流れる電流を検出することによって電流IBを検出してもよい。
インバータ20は、三相ブリッジ回路から成る。そして、インバータ20は、ECU40からの信号PWMIに基づいて、正極線PLおよび負極線NL間の直流電圧を三相交流電圧に変換してモータジェネレータ30へ出力し、モータジェネレータ30を駆動する。また、インバータ20は、モータジェネレータ30の回生発電時、モータジェネレータ30からの回生電力を信号PWMIに基づき直流電圧に変換して正極線PLおよび負極線NLへ出力し、リチウム二次電池10を充電する。
モータジェネレータ30は、三相交流電動機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを有する永久磁石型同期電動機から成る。モータジェネレータ30は、インバータ20から三相交流電圧を受けて駆動トルクを発生する。また、モータジェネレータ30は、回生制動時、外部から回転エネルギーを受けて発電し、その発電された回生電力をインバータ20へ出力する。
ECU40は、モータジェネレータ30のトルク目標値、回転数目標値、モータ電流、モータ回転角、電圧センサ42からの電圧VB、および電流センサ44からの電流IBに基づいて、モータジェネレータ30を駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を信号PWMIとしてインバータ20へ出力する。なお、モータ電流およびモータ回転角は、図示されないセンサによって検出される。
ここで、ECU40は、リチウム二次電池10の劣化抑制を目的として、リチウム二次電池10の充電時、後述の方法により、リチウム二次電池10から受ける電位差ΔVP,ΔVNに基づいてリチウム二次電池10の充電量を制御する。
図2は、図1に示したリチウム二次電池10の概略構成図である。図2を参照して、リチウム二次電池10は、正極52と、負極54と、第3電極56と、電解液58と、電圧センサ60,62とを含む。
正極52は、正極線PLに接続される。正極52は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵/放出可能なリチウム含有酸化物から成り、たとえば、ニッケル酸リチウムLiNiO2や、コバルト酸リチウムLiCoO2、マンガン酸リチウムLiMn2O4などから成る。正極52は、充電過程においてリチウムイオンを放出し、放電過程において、負極54から放出されたリチウムイオンを吸蔵する。正極52がニッケル酸リチウムLiNiO2から成る場合の正極52における反応は、次式で表わされる。
(充電過程)LiNiO2 → Li1−xNiO2+xLi++xe− …(1)
(放電過程)Li1−xNiO2+xLi++xe− → LiNiO2 …(2)
負極54は、負極線NLに接続される。負極54は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵/放出可能な炭素材料から成り、たとえばグラファイトから成る。負極54は、充電過程において、正極52から放出されたリチウムイオンを吸蔵し、放電過程においてリチウムイオンを放出する。負極54における反応は、次式で表わされる。
(放電過程)Li1−xNiO2+xLi++xe− → LiNiO2 …(2)
負極54は、負極線NLに接続される。負極54は、リチウムイオンを可逆的に吸蔵/放出可能な炭素材料から成り、たとえばグラファイトから成る。負極54は、充電過程において、正極52から放出されたリチウムイオンを吸蔵し、放電過程においてリチウムイオンを放出する。負極54における反応は、次式で表わされる。
(充電過程)C6+xLi++xe− → C6Lix …(3)
(放電過程)C6Lix → C6+xLi++xe− …(4)
第3電極56は、金属リチウムから成る。第3電極56は、電解液58と接触し、かつ、正極52および負極54とは非接触に配設される。この第3電極56は、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を検出するための参照電極として用いられる。
(放電過程)C6Lix → C6+xLi++xe− …(4)
第3電極56は、金属リチウムから成る。第3電極56は、電解液58と接触し、かつ、正極52および負極54とは非接触に配設される。この第3電極56は、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を検出するための参照電極として用いられる。
電圧センサ60は、正極52と第3電極56との電位差ΔVPを検出し、その検出値をECU40(図1)へ出力する。また、電圧センサ62は、負極54と第3電極56との電位差ΔVNを検出し、その検出値をECU40へ出力する。なお、電圧センサ60は、第3電極56の電位よりも正極52の電位の方が高いとき、電位差ΔVPを正値として出力する。また、電圧センサ62は、第3電極56の電位よりも負極54の電位の方が高いとき、電位差ΔVPを正値として出力する。
次に、図2に示したリチウム二次電池10における放電および充電のメカニズムについて説明する。
図3は、図2に示したリチウム二次電池10の放電メカニズムを説明するための図である。図3を参照して、リチウム含有酸化物から成る正極52は、リチウムイオンとのイオン結合性が大きい。一方、リチウムイオンは、イオン化傾向が大きい。そこで、正極52と負極54とが電気的に接続されると、負極54では、上記式(4)で示される反応が起こり、電解液58中にリチウムイオンが放出されるとともに、負極線NLへ電子が放出される。
そして、イオン結合性が大きい正極52において、負極54から電解液58中に放出されたリチウムイオンと、負極54から負極線NLおよび正極線PLを介して正極52に到達した電子とが結合することにより上記式(2)で示される反応が起こり、リチウムイオンは正極52に吸蔵される。
図4は、図2に示したリチウム二次電池10の充電メカニズムを説明するための図である。図4を参照して、正極52および負極54に外部から充電方向に電圧をかけると、正極52では、上記式(1)で示される反応が起こり、電解液58中にリチウムイオンが放出されるとともに、正極線PLへ電子が放出される。
一方、負極54においては、負極線NLから電子が供給され、正極52から電解液58中に放出されたリチウムイオンと負極線NLから供給される電子とが結合することにより上記式(3)で示される反応が起こり、リチウムイオンは負極54に吸蔵される。
図5は、正極52、負極54および第3電極56の電位の相対的な関係の一例を示した図である。図5を参照して、電位VPは正極52の電位を示し、電位VNは負極54の電位を示す。電位VRは、第3電極56の電位を示す。正極52の電位VPは、相対的に高く、負極54の電位VNは、相対的に低い。第3電極56の電位VRは、金属リチウム固有の電位である。
通常の充放電においては、炭素材料から成る負極54の電位VNは、第3電極56の電位VRよりも高い。このような状態においては、リチウムイオンは、負極54においてC6Lixとして存在する。なお、この図5で示される電位関係においては、電位差ΔVNは正値となる。
図6は、高レートでの充電時における正極52、負極54および第3電極56の電位の相対的な関係の一例を示した図である。図6を参照して、高レートでの充電時は、負極54に大量の電子が供給されることにより負極54の電位VNが低下し、図6に示されるように、負極54の電位VNが第3電極56の電位VRを下回ることがある。
ここで、電位VRは、金属リチウムが有する基準電位であり、この金属リチウムが有する基準電位を負極54の電位VNが下回る状態においては、リチウムイオンは、C6Lixよりも金属リチウムとして存在する方がエネルギー的に安定であり、負極54では、以下のような反応が起こる。
Li++e− → Li …(5)
すなわち、負極54の電位VNが第3電極56の電位VRを下回ると、負極54において金属リチウムが析出する。そして、この析出した金属リチウムがデンドライト化すると、電池性能の劣化を引き起こす。
すなわち、負極54の電位VNが第3電極56の電位VRを下回ると、負極54において金属リチウムが析出する。そして、この析出した金属リチウムがデンドライト化すると、電池性能の劣化を引き起こす。
そこで、この実施の形態1では、金属リチウムが有する基準電位に対する負極54の電位を、負極54と第3電極56との電位差ΔVNを検出することによって測定し、電位差ΔVNが負値のときは電位差ΔVNが正値となるように、すなわち負極54の電位VNが第3電極56の電位VRよりも高くなるように、リチウム二次電池10の充電量を抑制することとしたものである。
図7は、高レートでの充電時における正極52、負極54および第3電極56の電位の相対的な関係の他の例を示した図である。図7を参照して、高レートでの充電時は、正極52に高電圧がかけられ、正極52から正極線PLへ大量の電子が放出されるとともに、正極52から電解液58中へ大量のリチウムイオンが放出される。そして、過剰なリチウムイオンの放出は、正極52の結晶崩壊を招き、電池性能の劣化を引き起こす。
そこで、この実施の形態1では、正極52の結晶崩壊を防止可能な正極52のしきい電位VPthを予め規定し、しきい電位VPthと第3電極56の電位VRとの電位差を示す規定値ΔVPthを正極52と第3電極56との電位差ΔVPが超えたときは、電位差ΔVPが規定値ΔVPthよりも小さくなるように、リチウム二次電池10の充電量を抑制することとしたものである。
図8は、リチウム二次電池10の劣化抑制に関するECU40の制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、一定時間ごとにメインルーチンから呼出されて実行される。
図8を参照して、ECU40は、リチウム二次電池10を充電中であるか否かを判定する(ステップS10)。たとえば、ECU40は、電流センサ44からの電流IBの検出値や、モータジェネレータ30を回生駆動中であるか否かなどに基づいて、リチウム二次電池10を充電中であるか否かを判定することができる。ECU40は、非充電中と判定すると(ステップS10においてNO)、ステップS60へ処理を移行する。
ステップS10においてリチウム二次電池10を充電中であると判定されると(ステップS10においてYES)、ECU40は、正極52と第3電極56との電位差ΔVPおよび負極54と第3電極56との電位差ΔVNの各検出値をリチウム二次電池10から取得する(ステップS20)。
次いで、ECU40は、電位差ΔVNが零よりも大きいか否かを判定する(ステップS30)。すなわち、金属リチウムが有する基準電位よりも負極54の電位の方が高いか否かが判定される。そして、電位差ΔVNが零以下であると判定されると(ステップS30においてNO)、負極54において金属リチウムが析出するのを防止することを目的として、ECU40は、インバータ20を制御することによってリチウム二次電池10への充電量を抑制する(ステップS50)。
ステップS30において電位差ΔVNが零よりも大きいと判定されると(ステップS30においてYES)、ECU40は、電位差ΔVPが規定値ΔVPthよりも小さいか否かを判定する(ステップS40)。そして、電位差ΔVPが規定値ΔVPth以上であると判定されると(ステップS40においてNO)、正極52が結晶崩壊するのを防止することを目的として、ECU40は、ステップS50へ処理を移行し、リチウム二次電池10への充電量を抑制する。
一方、ステップS40において電位差ΔVPが規定値ΔVPthよりも小さいと判定されると(ステップS40においてYES)、ECU40は、ステップS60へ処理を移行する。
以上のように、この実施の形態1においては、金属リチウムから成る第3電極56が設けられ、正極52と第3電極56との電位差ΔVPおよび負極54と第3電極56との電位差ΔVNが検出される。そして、電位差ΔVNが負のとき、または電位差ΔVPが規定値ΔVPth以上のとき、リチウム二次電池10への充電量が抑制される。
したがって、この実施の形態1によれば、負極54における金属リチウムの析出および正極52の結晶崩壊を防止することができる。その結果、リチウム二次電池10の劣化を抑制することができる。
[実施の形態2]
第3電極56は、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を検出するための参照電極であり、実施の形態1では、第3電極56は、金属リチウムから成るものとした。ところで、金属リチウムに限らず、その他の金属も、その金属固有の絶対電位を有している。したがって、第3電極56を金属リチウム以外の金属で構成しても、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を正極52および負極54と第3電極56との電位差から算出することが可能である。そこで、この実施の形態2では、金属リチウム以外の金属が第3電極56に適用される。
第3電極56は、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を検出するための参照電極であり、実施の形態1では、第3電極56は、金属リチウムから成るものとした。ところで、金属リチウムに限らず、その他の金属も、その金属固有の絶対電位を有している。したがって、第3電極56を金属リチウム以外の金属で構成しても、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52および負極54の電位を正極52および負極54と第3電極56との電位差から算出することが可能である。そこで、この実施の形態2では、金属リチウム以外の金属が第3電極56に適用される。
実施の形態2における電動機駆動装置は、リチウム二次電池10の第3電極56の材質が異なることと、リチウム二次電池10の劣化抑制に関するECUの制御構造が異なることとを除いて、図1に示した実施の形態1における電動機駆動装置100と同じである。
この実施の形態2では、第3電極56は、金属リチウム以外の金属から成り、第3電極56として、たとえば、銅や鉄、アルミニウムなどを用いることができる。
図9は、実施の形態2における正極52、負極54および第3電極56の電位の相対的な関係の一例を示した図である。図9を参照して、電位VRは、第3電極56の電位を示し、電位VR(Li)は、金属リチウムが有する基準電位を示す。
第3電極56の電位VRおよび電位VR(Li)は、金属固有の一定電位であるから、負極54と第3電極56との電位差ΔVNから、負極54の電位VNと金属リチウムが有する基準電位(電位VR(Li))との電位差ΔVN1を算出することが可能である。また、正極52と第3電極56との電位差ΔVPから、正極52の電位VPと金属リチウムが有する基準電位(電位VR(Li))との電位差ΔVP1を算出することも可能である。
そこで、この実施の形態2では、電圧センサ62(図2)によって検出される電位差ΔVNに基づいて、金属リチウムが有する基準電位に対する負極54の電位を示す電位差ΔVN1を算出し、その算出された電位差ΔVN1に基づいてリチウム二次電池10の充電量を制御することとしたものである。
正極52についても同様に、電圧センサ60(図2)によって検出される電位差ΔVPに基づいて、金属リチウムが有する基準電位に対する正極52の電位を示す電位差ΔVP1を算出し、その算出された電位差ΔVP1に基づいてリチウム二次電池10の充電量を制御することとしたものである。
図10は、実施の形態2におけるリチウム二次電池10の劣化抑制に関するECU40Aの制御構造を説明するためのフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理も、一定時間ごとにメインルーチンから呼出されて実行される。
図10を参照して、このフローチャートは、図8に示したフローチャートにおいて、ステップS22,S24をさらに含み、ステップS30,S40に代えてそれぞれステップS35,S45を含む。
すなわち、ステップS20において、正極52と第3電極56との電位差ΔVPおよび負極54と第3電極56との電位差ΔVNの各検出値がリチウム二次電池10から取得されると、ECU40Aは、電位差ΔVNに基づいて、負極54の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差ΔVN1を算出する(ステップS22)。同様に、ECU40Aは、電位差ΔVPに基づいて、正極52の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差ΔVP1を算出する(ステップS24)。
そして、ECU40Aは、算出された電位差ΔVN1が零よりも大きいか否かを判定する(ステップS35)。すなわち、金属リチウムが有する基準電位よりも負極54の電位の方が高いか否かが判定される。そして、電位差ΔVN1が零以下であると判定されると(ステップS35においてNO)、負極54において金属リチウムが析出するのを防止することを目的として、ECU40Aは、ステップS50へ処理を移行し、インバータ20を制御することによってリチウム二次電池10への充電量を抑制する。
ステップS35において電位差ΔVN1が零よりも大きいと判定されると(ステップS35においてYES)、ECU40Aは、電位差ΔVP1が規定値ΔVPthよりも小さいか否かを判定する(ステップS45)。そして、電位差ΔVP1が規定値ΔVPth以上であると判定されると(ステップS45においてNO)、正極52が結晶崩壊するのを防止することを目的として、ECU40Aは、ステップS50へ処理を移行し、リチウム二次電池10への充電量を抑制する。
以上のように、この実施の形態2においては、第3電極56が金属リチウム以外の金属によって構成される。そして、正極52と第3電極56との電位差ΔVPの検出値に基づいて、正極52と金属リチウムが有する基準電位との電位差ΔVP1が算出され、負極54と第3電極56との電位差ΔVNの検出値に基づいて、負極54と金属リチウムが有する基準電位との電位差ΔVN1が算出される。そして、電位差ΔVN1が負のとき、または電位差ΔVP1が規定値ΔVPth以上のとき、リチウム二次電池10への充電量が抑制される。
したがって、この実施の形態2によっても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。そして、この実施の形態2によれば、第3電極56を金属リチウム以外の金属で構成できるので、コストダウンや設計の自由度向上が期待できる。
なお、上記において、ECU40,40Aにおける制御は、実際には、CPU(Central Processing Unit)によって行なわれ、CPUは、図8,10に示したフローチャートの各ステップを備えるプログラムをROM(Read Only Memory)から読出し、その読出したプログラムを実行して図8,10に示したフローチャートに従って処理を実行する。したがって、ROMは、図8,10に示したフローチャートの各ステップを備えるプログラムを記録したコンピュータ(CPU)読取可能な記録媒体に相当する。
なお、上記において、第3電極56は、この発明における「参照電極」に対応し、ECU40,40Aは、この発明における「制御部」に対応する。また、電圧センサ62は、この発明における「第1の電位差検出部」に対応し、電圧センサ60は、この発明における「第2の電位差検出部」に対応する。さらに、モータジェネレータ30は、この発明における「電動機」に対応し、インバータ20は、この発明における「駆動回路」に対応する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 リチウム二次電池、20 インバータ、30 モータジェネレータ、40,40A ECU、42,60,62 電圧センサ、44 電流センサ、52 正極、54 負極、56 第3電極、58 電解液、100 電動機駆動装置、PL 正極線、NL 負極線。
Claims (13)
- 正極、負極および電解液を有するリチウム二次電池の制御装置であって、
前記電解液と接触し、前記正極および前記負極とは非接触の金属製の参照電極と、
前記参照電極が有する基準電位に対する前記負極の電位および前記基準電位に対する前記正極の電位の少なくとも一方に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する制御部とを備えるリチウム二次電池の制御装置。 - 前記負極と前記参照電極との電位差を示す第1の電位差を検出する第1の電位差検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する、請求項1に記載のリチウム二次電池の制御装置。 - 前記参照電極は、金属リチウムから成り、
前記制御部は、前記負極の電位が前記基準電位よりも高くなるように前記第1の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する、請求項2に記載のリチウム二次電池の制御装置。 - 前記制御部は、前記負極の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差を示す第2の電位差を前記第1の電位差に基づいて算出し、前記金属リチウムが有する基準電位よりも前記負極の電位が高くなるように前記第2の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する、請求項2に記載のリチウム二次電池の制御装置。
- 前記正極と前記参照電極との電位差を示す第3の電位差を検出する第2の電位差検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記第3の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリチウム二次電池の制御装置。 - 前記制御部は、前記第3の電位差が規定値よりも小さくなるように前記リチウム二次電池の充電を制御する、請求項5に記載のリチウム二次電池の制御装置。
- リチウム二次電池と、
前記リチウム二次電池から放電電力を受けて電動機を駆動可能であり、前記電動機の回生発電時は、前記電動機から回生電力を受けて前記リチウム二次電池を充電可能に構成された駆動回路と、
前記駆動回路による前記リチウム二次電池の充放電を制御する制御装置とを備え、
前記リチウム二次電池は、
前記駆動回路に電気的に接続される正極および負極と、
電解液と、
前記電解液と接触し、前記正極および前記負極とは非接触の金属製の参照電極とを含み、
前記制御装置は、前記参照電極が有する基準電位に対する前記負極の電位および前記基準電位に対する前記正極の電位の少なくとも一方に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御する、電動機駆動装置。 - リチウム二次電池の制御方法であって、
前記リチウム二次電池は、
正極、負極および電解液と、
前記電解液と接触し、前記正極および前記負極とは非接触の金属製の参照電極とを備え、
前記制御方法は、
前記負極と前記参照電極との電位差を示す第1の電位差を検出するステップと、
前記第1の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御するステップとを含む、リチウム二次電池の制御方法。 - 前記参照電極は、金属リチウムから成り、
前記充電を制御するステップにおいて、前記参照電極が有する基準電位よりも前記負極の電位が高くなるように、前記第1の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電が制御される、請求項8に記載のリチウム二次電池の制御方法。 - 前記負極の電位と金属リチウムが有する基準電位との電位差を示す第2の電位差を前記第1の電位差に基づいて算出するステップをさらに含み、
前記充電を制御するステップにおいて、前記金属リチウムが有する基準電位よりも前記負極の電位が高くなるように、前記第2の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電が制御される、請求項8に記載のリチウム二次電池の制御方法。 - 前記正極と前記参照電極との電位差を示す第3の電位差を検出するステップと、
前記第3の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御するステップとをさらに含む、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載のリチウム二次電池の制御方法。 - 前記第3の電位差に基づいて前記リチウム二次電池の充電を制御するステップにおいて、前記第3の電位差が規定値よりも小さくなるように前記リチウム二次電池の充電が制御される、請求項11に記載のリチウム二次電池の制御方法。
- 請求項8から請求項12のいずれか1項に記載のリチウム二次電池の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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2007
- 2007-04-25 JP JP2007115905A patent/JP2008276972A/ja not_active Withdrawn
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