JP2008275666A - 撮像光学装置および監視カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】光学系のコンパクト化を実現でき、しかも所望の歪み補正を光学系で実現でき、かつ良好な画質および所望の画角を確保することが可能な撮像光学装置および車載カメラに代表される監視カメラを提供する。
【解決手段】撮像光学装置20は、複数のレンズL1〜L6と光路中に絞りSPを有し、複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を撮像面の中心に垂直な光軸に対して偏心させてあり、複数のレンズ面は全て各光軸に対して回転対称な形状を有する。
【選択図】図3
【解決手段】撮像光学装置20は、複数のレンズL1〜L6と光路中に絞りSPを有し、複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を撮像面の中心に垂直な光軸に対して偏心させてあり、複数のレンズ面は全て各光軸に対して回転対称な形状を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数のレンズ面を備える超広角の撮像光学装置および監視カメラに関し、主に車載カメラで固体撮像素子を用いて路面などを斜め方向から撮像するカメラに好適な撮像光学装置および監視カメラに係り、特に車両後方を視認する広角光学系を適用する車載カメラ等のレンズの構成に関するものである。
車載カメラを車両のリアトランク部等に後ろ向きに設置し、この車載カメラから得られた車両後方の撮像画像を運転者に提示する運転支援装置が普及し始めている。
図20は、車両に取り付けられた従来の車載カメラの光学系の構成図であって、撮像レンズと撮像素子の関係および路面と車載カメラの関係を表している。
図20において、カメラ本体M0は、撮像レンズG0、撮像レンズG0によって結像させる像面IP0を有している。この像面IP0部分に画像を電気信号を変換する撮像素子を備えている。また、カメラ本体M0の撮像対象の路面R0である。
撮像レンズG0の構成は絞りSP0と諸収差を良好に補正するために複数のレンズLnを配置しており、複数のレンズLnは絞りSP0中心で、かつ絞りSP0面に対して垂直に通過する光路の経路を基準軸K0とするとき、基準軸K0に光軸を合致させた共軸光学系の構成にするのが基本である。
撮像レンズG0の構成は絞りSP0と諸収差を良好に補正するために複数のレンズLnを配置しており、複数のレンズLnは絞りSP0中心で、かつ絞りSP0面に対して垂直に通過する光路の経路を基準軸K0とするとき、基準軸K0に光軸を合致させた共軸光学系の構成にするのが基本である。
また、車載カメラ用の撮像レンズG0は広範囲の被写体の画像を得るべく、非常に広い画角を有する超広角光学系が提案されている(たとえば特許文献1,2,3参照)。
また、路面Rと従来の撮像レンズG0の基準軸K0とが垂直でなく傾きを有した状態で撮像する場合、撮像レンズG0が理想的なものであっても得られた画像には、いわゆるアオリによる歪みが発生する。
このアオリによる歪みは撮像レンズG0の撮像画角が広画角になる程顕著になる。
このアオリによる歪みの発生を防止することのできるレンズ系として、たとえばプロジェクターなどに用いる投射光学系において、自由曲面などを用いた光学系による歪みの発生を防止する方法が種々提案されている。また画像処理によってアオリによる歪みの低減を行うことができる方法も種々提案されている。
このアオリによる歪みの発生を防止することのできるレンズ系として、たとえばプロジェクターなどに用いる投射光学系において、自由曲面などを用いた光学系による歪みの発生を防止する方法が種々提案されている。また画像処理によってアオリによる歪みの低減を行うことができる方法も種々提案されている。
画像処理を用いたアオリによる歪みの低減を行うと、車載用カメラでは動画として常に画像を撮像し続けるものであるため、画像処理にかかる負担が大きくなる。さらに画像処理を行うとその分画質が劣化してしまうため、運転者が車両後方の状況を正しく掴むことが困難となる。
一方、自由曲面を用いた光学系はアオリによる歪みを画質の劣化なく補正することが可能であるが、回転対称系でないレンズおよび鏡面を製作することが難しく、コストも高くなる。
また、車載用カメラの場合、アオリによる歪みを完全に除去してしまうと画像に違和感を生じてしまい、運転者が車両後方の状況を正しく掴むことが困難となる。
また、車載用カメラの場合、アオリによる歪みを完全に除去してしまうと画像に違和感を生じてしまい、運転者が車両後方の状況を正しく掴むことが困難となる。
また、特許文献1、2、および3に記載するような基準軸Kに対して複数のレンズの光軸を合致させた共軸光学系では製作は比較的容易だが、アオリによる歪みの除去が行えていないため運転者が車両後方の状況を正しく掴むことが困難となる。
本発明は、光学系のコンパクト化を実現でき、しかも所望の歪み補正を光学系で実現でき、かつ良好な画質および所望の画角を確保することが可能な撮像光学装置および車載カメラに代表される監視カメラを提供することにある。
本発明の第1の観点は、複数のレンズ面を備える超広角の撮像光学装置であって、前記複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を絞り中心で、かつ絞り面に対して垂直な光軸に対して偏心させている。
好適には、前記複数のレンズ面は全て各光軸に対して回転対称な形状を有する。
好適には、絞り中心で、かつ絞り面に対して垂直に通過する光路の経路を基準軸とするとき、少なくとも1つのレンズが前記基準軸に対して傾き偏心を生じているレンズ面と基準軸とのなす角度をθとしたとき、下記条件式を満足する。
−5° < θ < +5°
−5° < θ < +5°
好適には、画像を電気信号に変換する撮像素子に像を結像することを対象にした撮像レンズを形成し、前記撮像素子の長辺方向の画角をωHとするとき、以下の条件式を満足する。
ωH > 110°
ωH > 110°
好適には、最も物体側の第1レンズは物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである。
好適には、前記複数のレンズのうち、少なくとも1面に非球面を有する。
また好適には、前記複数のレンズのうち、少なくとも1枚はプラスチックレンズを有する。
また好適には、前記複数のレンズのうち、少なくとも1枚はプラスチックレンズを有する。
本発明の第2の観点は、監視カメラであって、複数のレンズ面を備える超広角の撮像光学装置を有し、前記撮像光学装置は、前記複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を撮像面の中心に垂直な光軸に対して偏心させている。
好適には、監視カメラは車両に搭載されている。
好適には、監視カメラは車両に搭載されている。
本発明によれば、光学系のコンパクト化を図りつつ、所望の歪み補正を光学系で実現でき、かつ良好な画質および所望の画角が得られる利点がある。
以下、図面に関連付けて本発明の撮像光学装置およびそれを用いた監視カメラとしての車載カメラの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像光学装置が採用される車載カメラの配置例を示す図である。図2は、本実施形態に係る車載カメラによる撮像状態を一般的な魚眼レンズによる撮像状態を比較して示す図である。
一般に、自動車100の後部は運転者にとって死角となることから、図1に示すように、車体101の後部(R)のバンパー102の近傍に車載監視カメラ10が載置される。車載カメラ10は、撮像方向が路面R側(下向き)となるように取り付けられる。車載カメラ10には、複数のレンズ群21と撮像素子22とを含む撮像光学装置20が装備されている。
このような車載監視カメラシステムにおいては、たとえば、運転者がギアをリア(バック)にセットしたときに車載監視カメラ10を作動させ、車体後部周辺の映像を得、この映像を車内に設置したモニタに表示させる。
このような車載監視カメラシステムにおいては、たとえば、運転者がギアをリア(バック)にセットしたときに車載監視カメラ10を作動させ、車体後部周辺の映像を得、この映像を車内に設置したモニタに表示させる。
本実施形態に係る撮像光学装置20は、以下に詳述するように、複数のレンズ面を備える超広角機能を有し、複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を撮像面の中心に垂直な光軸に対して偏心させてある。そして、複数のレンズ面は全て各光軸に対して回転対称な形状を有している。
たとえば駐車ラインが引かれた駐車スペースを撮像すると、一般的な魚眼レンズで撮影した駐車ラインは図2中の破線で示すように、実態とはかけ離れた映像となるが、このような撮像光学装置20で撮像すると、図2中の実線で示すように、実態に即した映像を得ることが可能となる。
たとえば駐車ラインが引かれた駐車スペースを撮像すると、一般的な魚眼レンズで撮影した駐車ラインは図2中の破線で示すように、実態とはかけ離れた映像となるが、このような撮像光学装置20で撮像すると、図2中の実線で示すように、実態に即した映像を得ることが可能となる。
以下、本撮像光学装置20の第1〜第4の実施形態について説明した後、撮像レンズ系の特徴的な構成および機能について説明する。
<第1実施形態>
図3は、第1の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図4は、第1の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図5は、本第1の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図6は、本第1の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第1の実施形態は焦点距離1.51mm、Fナンバー2.7、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
図3は、第1の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図4は、第1の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図5は、本第1の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図6は、本第1の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第1の実施形態は焦点距離1.51mm、Fナンバー2.7、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
本第1の実施形態のレンズ断面図において、左方は被写体側(物体側)OBJSで、右方が像面IP側(結像面側)である。
レンズ断面図において、撮像レンズG1は、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞SPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
レンズ断面図において、撮像レンズG1は、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5、第6レンズL6の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞SPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
<第2実施形態>
図7は、第2の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図8は、第2の実施形態において、その座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図9は、本第2の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図10は、本第2の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第2の実施形態は焦点距離1.22mm、Fナンバー3.0、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
図7は、第2の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図8は、第2の実施形態において、その座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図9は、本第2の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図10は、本第2の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第2の実施形態は焦点距離1.22mm、Fナンバー3.0、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
本第2の実施形態のレンズ断面図において、左方は被写体側(物体側)OBJSで、右方が像面IP側(結像面側)である。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Aは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Aは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
<第3実施形態>
図11は、第3の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図12は、第3の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図13は、本第3の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図14は本第3の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第3の実施形態は、焦点距離1.56mm、Fナンバー2.9、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
図11は、第3の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図12は、第3の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図13は、本第3の実施形態の撮像レンズの横収差図である。図14は本第3の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第3の実施形態は、焦点距離1.56mm、Fナンバー2.9、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
本第3の実施形態のレンズ断面図において、左方は被写体側(物体側)OBJSで、右方が像面IP側(結像面側)である。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Bは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Bは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
<第4実施形態>
図15は、第4の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図16は、第4の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図17は、本第4の実施形態4の撮像レンズの横収差図である。図18は、本第4の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第4の実施形態は、焦点距離1.64mm、Fナンバー3.0、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
図15は、第4の実施形態において絞り面に対して垂直に通過する光路の経路(基準軸K)をZ軸とする3次元座標系(X、Y、Z)を定義したときに、Z軸(基準軸K)を通るYZ平面で縦断した断面図である。
図16は、第4の実施形態においてその座標系におけるZ軸(基準軸K)を通るXZ平面で縦断した断面図ある。
なお、図において、X軸方向は像面IPの長辺方向に相当し、Y軸方向はその短辺方向に相当する。
図17は、本第4の実施形態4の撮像レンズの横収差図である。図18は、本第4の実施形態の撮像レンズの歪曲状態の説明図である。本第4の実施形態は、焦点距離1.64mm、Fナンバー3.0、光軸から撮像面における最大像高は2.30mmの撮像レンズである。
本第4の実施形態のレンズ断面図において、左方は被写体側(物体側)OBJSで、右方が像面IP側(結像面側)である。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Cは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
レンズ断面図において、撮像レンズG1Cは、物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである第1レンズL1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5の複数のレンズにより構成されている。本例では、開口絞りSPは、第3レンズL3と第4レンズL4の間の光路中に位置している。
以上の各実施形態において、路面Rは被写体側に位置しており、撮像レンズG1,G1A〜G1Cおよび基準軸Kは路面Rに対してY方向に傾いて取り付けている。
また、Gは水晶ローパスフィルターや撮像素子を保護する保護ガラス、赤外カットフィルター等に対応して設計上設けられたガラスブロックを示している。
像面IPは、CCDセンサやCMOSセンサ等の画像を電機信号に変換する固体撮像素子22の感光面が配置される。
また、Gは水晶ローパスフィルターや撮像素子を保護する保護ガラス、赤外カットフィルター等に対応して設計上設けられたガラスブロックを示している。
像面IPは、CCDセンサやCMOSセンサ等の画像を電機信号に変換する固体撮像素子22の感光面が配置される。
図5、図9、図13、および図17の横収差図はd線(587.56nm)およびg線(435.835nm)を表示しており、図19に示すように、像面IPの撮像領域の複数の点F1〜F7において、路面Rから像面IPに光線を追跡したときのものである。
評価対象点F1は、像面IPに対してその像面IPの中心点とし、評価対象点F2〜F7は、F1を原点とする2次元座標系(x、y)を定義した場合において、第1象限および第3象限に属する受光領域の対角位置を直線で結んだときに、原点F1を中心とした像面IPの短辺方向を結ぶ接円と交わる位置をF2、F3とし、原点F1を中心として像面IPの長辺方向を結ぶ接円と交わる位置をF4、F5とし、原点F1を中心として像面の対角位置を結ぶ接円と交わる位置をF6、F7とした点である。
評価対象点F1は、像面IPに対してその像面IPの中心点とし、評価対象点F2〜F7は、F1を原点とする2次元座標系(x、y)を定義した場合において、第1象限および第3象限に属する受光領域の対角位置を直線で結んだときに、原点F1を中心とした像面IPの短辺方向を結ぶ接円と交わる位置をF2、F3とし、原点F1を中心として像面IPの長辺方向を結ぶ接円と交わる位置をF4、F5とし、原点F1を中心として像面の対角位置を結ぶ接円と交わる位置をF6、F7とした点である。
歪曲収差は路面Rから像面IPに光線を追跡したときの投影像そのものを示している。
無限遠物体から近距離物体へのフォーカスは、本実施形態ではパンフォーカスの位置で固定しており、撮像レンズG1の繰り出しは行っていないが、撮像レンズG1を物体側へ繰り出すまたは撮像レンズG1を構成する複数のレンズの内、一部を繰り出すことによって行っても良い。
以下、本実施形態の撮像レンズの構成とその作用について説明する。以下の説明では、撮像レンズとしては代表して符号G1を用いる。
本実施形態の撮像レンズG1は、基準軸Kに対して少なくとも1つのレンズ面が傾き偏心または平行偏心している。
このように構成することによって、路面Rと撮像レンズG1とが傾いていることで生じる台形歪みを適度に補正している。
このように構成することによって、路面Rと撮像レンズG1とが傾いていることで生じる台形歪みを適度に補正している。
そして、撮像レンズG1は物体側から像側の順に、第1レンズL1は像側の面に比べて物体側の面の屈折力の絶対値が小さい物体側の面が凸形状でかつ像側の面が物体側に凸形状になるようなメニスカス形状のガラスレンズにより形成されている。
このように、第1レンズL1をガラスレンズにすることで、車載監視カメラの厳しい環境性能を満足することができる。
このように、第1レンズL1をガラスレンズにすることで、車載監視カメラの厳しい環境性能を満足することができる。
また、撮像レンズG1を構成する複数のレンズの全ての面は各々のレンズの光軸に対して回転対称の面形状により形成されている。
このようにレンズ面を全て回転対称の面形状にすることで製造難易度を下げることができ、かつ精度良いレンズを作成することができ、結果として量産時の光学性能を良好にしている。
このようにレンズ面を全て回転対称の面形状にすることで製造難易度を下げることができ、かつ精度良いレンズを作成することができ、結果として量産時の光学性能を良好にしている。
また、本実施形態の撮像レンズG1には、少なくとも1枚はプラスチック(樹脂)レンズを有している。
プラスチックレンズはガラスレンズに比べて成型の安定性および重量、コストの観点から優れているため、車載カメラの厳しい環境性能を満足できる限り使用したレンズ構成とした。またプラスチックレンズは成型のためローコストながら非球面化が容易である。
プラスチックレンズはガラスレンズに比べて成型の安定性および重量、コストの観点から優れているため、車載カメラの厳しい環境性能を満足できる限り使用したレンズ構成とした。またプラスチックレンズは成型のためローコストながら非球面化が容易である。
この非球面化が容易であるプラスチックレンズの特徴を活かして、本実施形態では撮像レンズG0を構成する複数のレンズのうち、少なくとも1面を非球面化し、良好な結像特性を得ている。
さらに、プラスチックレンズは成型のため、量産時も繰り返し精度が高く、1枚のレンズを構成する物体側の面と像側の面との傾き偏心および平行偏心を与えても安定した性能が得られる。
本実施形態では、プラスチックレンズのゲートカット位置を基準としてY軸方向に傾き偏心および平行偏心を与えている。
本実施形態では、プラスチックレンズのゲートカット位置を基準としてY軸方向に傾き偏心および平行偏心を与えている。
また、ガラスレンズに関しては、本実施形態では1枚のレンズでは偏心を与えていないレンズとし、レンズを保持する保持枠のレンズ当てつけ部を工夫することで偏心を与えている。
具体的には、レンズの当てつけ部および勘合部のY軸方向部分に接着テープを貼り、ガラスレンズを組み込むことで、レンズ単体でのY軸方向の傾き偏心および平行偏心を与えている。
具体的には、レンズの当てつけ部および勘合部のY軸方向部分に接着テープを貼り、ガラスレンズを組み込むことで、レンズ単体でのY軸方向の傾き偏心および平行偏心を与えている。
なお、今回は保持枠に接着テープを貼り付けて偏心を発生させたが、保持枠を樹脂材で構成し、金型の作製時にあらかじめ偏心を持たせる保持枠としても良い。
また、プラスチックレンズもガラスレンズ同様にレンズを保持する保持枠による偏心を持たせる構成にしても良い。
さらに、ガラスレンズもプラスチックレンズ同様に成型品とし、型自身に傾き偏心および平行偏心を与えても良い。
以上のように、各レンズを所望の偏心位置と収差補正とを両立するレンズ構成とすることにより、良好な性能を保ちつつ、台形歪みなどの路面Rと撮像レンズG1とが傾いていることで発生する、所望アオリによる諸収差を良好に補正している。
さらに、本実施形態の撮像レンズG1では、最適な車載カメラとして構成するため、また諸収差を良好に補正するために、次の諸条件を満足している。
(1−1)以下は諸収差を良好に補正するために好ましい条件である。
−5° < θ < +5° ・・・(条件式1)
ここで、θは基準軸Kに対して傾き偏心を生じているレンズ面と基準軸Kとのなす角度を示している。
−5° < θ < +5° ・・・(条件式1)
ここで、θは基準軸Kに対して傾き偏心を生じているレンズ面と基準軸Kとのなす角度を示している。
条件式(1)は撮像レンズG1を構成する複数のレンズの傾き偏心量を規定する式である。条件式(1)の上限値を超えて傾き偏心を行うと、像面IPの周辺像高での諸収差の補正が困難となり、さらには光学系のコンパクト化の観点からもレンズとレンズとの間にスペースを広く設ける必要があることから好ましくない。同様に下限値を超えても、上限値同様好ましくない。
(1−2)以下は最適な車載カメラとしての構成に好ましい条件である。
ωH > 110° ・・・(条件式2)
ここで、ωHは像面IPの長辺方向の画角を示している。
ωH > 110° ・・・(条件式2)
ここで、ωHは像面IPの長辺方向の画角を示している。
条件式(2)は撮像レンズG1の水平画角に関する式である。条件式(2)の下限値を超えて水平画角が狭まると、車載カメラとして車両後方の運転者の視界から死角となる領域をカバーできなくなり、車載カメラとして好ましくない。
さらに好ましくは、条件式(2)の数値範囲を、以下の条件式(2a)のように設定することにより、車載カメラとしてより好ましい撮影範囲を確保することが可能となる。
ωH > 115° ・・・(条件式2a)
ωH > 115° ・・・(条件式2a)
以下に、第1〜第4の実施形態にそれぞれ対応する数値実施例1〜4の数値データを示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、riは第i面の曲率半径、diは第i面と第(i+1)面との間隔、ni、νiはそれぞれd線に対する屈折率、アッベ数を示す。また、最も像側の2面は水晶ローパスフィルター、保護ガラス等に相当し、設計上設けられたガラスブロックGである。また、非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、次式で表される。
ただし、Rは近軸曲率半径を、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
なお、各実施例1〜4においては、レンズ1の各レンズ群を構成する各レンズ、絞り部SP、並びにガラスブロックGに対して、図4、図8、図12、図16に示すような面番号を付与した。
具体的には、実施例1では、図4に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面(接合面である第5レンズL5の物体側面)を第9番、第5レンズL5の像側面を第10番、第6レンズL6の物体側面を第11番、第6レンズL6の像側面を第12番、ガラスブロックGの第6レンズL6側の面を第13番、像面IP側の面を第14番としている。
実施例2,3では、図8および図12に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面を第9番、ガラスブロックGの第4レンズL4側の面を第10番、像面IP側の面を第11番としている。
実施例4では、図16に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面を第9番、第5レンズL5の物体側面を第10番、第5レンズL5の像側面を第11番、ガラスブロックGの第5レンズL5側の面を第12番、像面IP側の面を第13番としている。
具体的には、実施例1では、図4に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面(接合面である第5レンズL5の物体側面)を第9番、第5レンズL5の像側面を第10番、第6レンズL6の物体側面を第11番、第6レンズL6の像側面を第12番、ガラスブロックGの第6レンズL6側の面を第13番、像面IP側の面を第14番としている。
実施例2,3では、図8および図12に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面を第9番、ガラスブロックGの第4レンズL4側の面を第10番、像面IP側の面を第11番としている。
実施例4では、図16に示すように、第1レンズL1の物体側面(凸面)を第1番、反対側の凹面を第2番、第2レンズL2の物体側面を第3番、像側面を第4番、第3レンズL3の物体側面を第5番、像側面を第6番、絞りSPを第7番、第4レンズL4の絞り側面(凸面)を第8番、第4レンズL4の像側面を第9番、第5レンズL5の物体側面を第10番、第5レンズL5の像側面を第11番、ガラスブロックGの第5レンズL5側の面を第12番、像面IP側の面を第13番としている。
(実施例1)
表1から表4に実施例1の各数値を示す。
表1は、実施例1におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表1から表4に実施例1の各数値を示す。
表1は、実施例1におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表2は、実施例1における非球面を含む第2レンズL2、および第6レンズL6の所定面の非球面係数を示す。表2において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
表3は、偏心データを示している。
表4は、焦点距離、Fナンバー、対角画角、水平画角(ωH)、像高、レンズ全長、BF(バックフォーカス)の各種データを示している。
実施例1によれば、図5に示す本第1の実施形態の撮像レンズの横収差図からもわかるように、高い光学性能が求められ、かつ違和感のない超広角画像の出力に適した撮像レンズが実現できる。
(実施例2)
表5から表8に実施例2の各数値を示す。
表5は、実施例2におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表5から表8に実施例2の各数値を示す。
表5は、実施例2におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表6は、実施例2における非球面を含む第2レンズL2、第3レンズL3、および第4レンズL4の所定面の非球面係数を示す。表6において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
表7は、偏心データを示している。
表8は、焦点距離、Fナンバー、対角画角、水平画角(ωH)、像高、レンズ全長、BF(バックフォーカス)の各種データを示している。
実施例2によれば、図9に示す本第2の実施形態の撮像レンズの横収差図からもわかるように、高い光学性能が求められ、かつ違和感のない超広角画像の出力に適した撮像レンズが実現できる。
(実施例3)
表9から表12に実施例3の各数値を示す。
表9は、実施例3におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表9から表12に実施例3の各数値を示す。
表9は、実施例3におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表10は、実施例3における非球面を含む第2レンズL2、第3レンズL3、および第4レンズL4の所定面の非球面係数を示す。表10において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
表11は、偏心データを示している。
表12は、焦点距離、Fナンバー、対角画角、水平画角(ωH)、像高、レンズ全長、BF(バックフォーカス)の各種データを示している。
実施例3によれば、図13に示す本第3の実施形態の撮像レンズの横収差図からもわかるように、高い光学性能が求められ、かつ違和感のない超広角画像の出力に適した撮像レンズが実現できる。
(実施例4)
表13から表16に実施例4の各数値を示す。
表13は、実施例4におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表13から表16に実施例4の各数値を示す。
表13は、実施例4におけるレンズの各面番号に対応した各レンズ、絞り、カバーガラスの曲率半径(r:mm)と間隔(d:mm)、屈折率(n)、アッベ数(ν)を示している。
表14は、実施例4における非球面を含む第2レンズL2、および第5レンズL5の所定面の非球面係数を示す。表14において、Kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
表15は、偏心データを示している。
表16は、焦点距離、Fナンバー、対角画角、水平画角(ωH)、像高、レンズ全長、BF(バックフォーカス)の各種データを示している。
実施例4によれば、図17に示す本第4の実施形態の撮像レンズの横収差図からもわかるように、高い光学性能が求められ、かつ違和感のない超広角画像の出力に適した撮像レンズが実現できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、固体撮像素子を用いた撮影系、特に路面などを斜め方向から撮像する車載カメラに好適であり、高い光学性能が求められ、かつ違和感のない超広角画像の出力に適した撮像レンズが実現できる。
10・・・車載カメラ(監視カメラ)、G1,G1A〜G1C・・・撮像レンズ、L1・・・第1レンズ、L2・・・第2レンズ、L3・・・第3レンズ、L4・・・第4レンズ、L5・・・第5レンズ、L6・・・第6レンズ、SP・・・開口絞り、IP・・・像面、G・・・ガラスブロック、K・・・基準軸、R・・・路面(物体面)。
Claims (10)
- 複数のレンズ面を備える超広角の撮像光学装置であって、
前記複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を絞り中心で、かつ絞り面に対して垂直な光軸に対して偏心させた
撮像光学装置。 - 前記複数のレンズ面は全て各光軸に対して回転対称な形状を有する
請求項1に記載の撮像光学装置。 - 絞り中心で、かつ絞り面に対して垂直に通過する光路の経路を基準軸とするとき、少なくとも1つのレンズが前記基準軸に対して傾き偏心を生じているレンズ面と基準軸とのなす角度をθとしたとき、下記条件式を満足する
請求項1または2に記載の撮像光学装置。
−5° < θ < +5° - 画像を電気信号に変換する撮像素子に像を結像することを対象にした撮像レンズを形成し、前記撮像素子の長辺方向の画角をωHとするとき、以下の条件式を満足する
請求項1から3のいずれか一に記載の撮像光学装置。
ωH > 110° - 最も物体側の第1レンズは物体側に凸となるメニスカス形状のガラスレンズである
請求項1から4のいずれか一に記載の撮像光学装置。 - 前記複数のレンズのうち、少なくとも1面に非球面を有する
請求項1から5のいずれか一に記載の撮像光学装置。 - 前記複数のレンズのうち、少なくとも1枚はプラスチックレンズを有する
請求項1から6いずれか一に記載の撮像光学装置。 - 監視カメラであって、
複数のレンズ面を備える超広角の撮像光学装置を有し、
前記撮像光学装置は、
前記複数のレンズ面のうちの一部のレンズ面を撮像面の中心に垂直な光軸に対して偏心させた
監視カメラ。 - 車両に搭載されている
請求項8に記載の監視カメラ。 - 前記撮像光学装置は、請求項2から7のいずれか一に記載された撮像光学装置である
請求項8または9に記載の監視カメラ。
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