JP2008275584A - 走査探針顕微鏡に用いられる探針ティップ及び探針の製造方法 - Google Patents

走査探針顕微鏡に用いられる探針ティップ及び探針の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、走査探針顕微鏡(SPM:Scannig Probe Microscope)のための探針の製造方法に関し、特に(111)単結晶シリコンを用いた探針の製造方法に関する。
【解決手段】本発明は、走査探針顕微鏡(SPM:Scannig Probe Microscope)に用いられる探針ティップを製造する方法において、(111)一般シリコンウェーハをパターニングし、両側壁に保護膜が形成されている三角柱を形成する段階と、前記シリコンウェーハをエッチングし、前記三角柱を三角錐状の探針ティップに形成する段階と、前記保護膜を取り除く段階と、を含む探針ティップの製造方法を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、走査探針顕微鏡(SPM:Scannig Probe Microscope)のための探針の製造方法に関し、特に(111)単結晶シリコンを用いた探針の製造方法に関する。
走査探針顕微鏡は、試料の表面を探針(probe)でスキャニングすることにより動作し、探針は一般的に、探針胴体(probe body)、探針胴体に連結されたカンチレバー(cantilever)及びカンチレバーの一端に取り付けられた探針ティップ(probe tip)からなる。図1は、走査探針顕微鏡の動作原理を説明するための図である。図1に示すように、カンチレバー120に取り付けられた探針ティップ110が試料130の表面をスキャニングすると、探針ティップ110と試料130との相互作用が探知され、その探知結果は映像に変換される。
具体的には、カンチレバー120の上部面に光源150から生成されたレーザ光が照射される。そして、探針ティップ110が試料130の表面の凹凸に沿って上下に動くと、これに従い、カンチレバー120の上部面に照射されるレーザ光と、カンチレバー120の上部面から反射されるレーザ光とが成す角の角度が変わる。従って、反射されるレーザ光が進む方向に位置した位置感知探知器(position−sensitive detector)140が反射されるレーザ光の動きを感知し、その感知結果を映像に変換する。
かかる走査探針顕微鏡の性能は探針ティップ110の特性により大きく左右される。探針ティップ110の特性は、探針ティップの高さ、探針ティップの先端部の半径(tip radius)、探針ティップの縦横比(aspect ratio)等で評価され得る。
特に、探針ティップの縦横比は走査探針顕微鏡の分解能(detection resolution)を決めるにおいて非常に重要な特徴である。
図2Aは、縦横比の小さな探針ティップ110の一例を示す図であり、図2Bは、縦横比の大きな探針ティップ110の一例を示す図である。図2Aに示すように、縦横比の小さな探針ティップ110を用いて試料130の表面の凹凸を走査し、その結果を映像に変換する場合、試料130の表面の凹凸の正確な映像表現ができなくなる。
反面、図2Bに示すように、縦横比の大きな探針ティップ110を用いて、試料130の表面を映像に変換する場合、比較的正確な映像表現が可能になる。
従って、探針ティップ110の縦横比が大きければ大きいほど、試料130の表面の凹凸の正確な映像表現が可能になる。
一方、米国特許第5、021、364号明細書に開示されているように、従来の探針ティップは一般的に、結晶方位面が(100)面である(100)単結晶シリコンの(100)結晶面をウェットエッチング工程あるいは等方性ドライエッチング工程によりエッチングして製作されていた。ところが、かかる工程を用いる場合、結晶学的に高い縦横比を有するシリコン探針を得難いという問題がある。
図3は、米国特許第5、021、364号明細書に開示された(100)単結晶シリコンを用いて製造した探針ティップを示す図である。図3に示すように、(100)単結晶シリコンを用いて探針ティップを製作する場合、カンチレバーの(100)面と探針ティップの(111)面とが、結晶学的に54.7度の角度をなすようになり、高い縦横比を有するシリコン探針を得ることが困難になる。
更に、結晶方位面が(100)面である(100)シリコンウェーハを用いてカンチレバーを製作する方法は、米国特許第5、021、364号明細書に開示されたように、所望の厚さを有するカンチレバーを作るため、シリコンウェーハの表面部に不純物をドーピングしてP−Nジャンクションを形成し、電気化学的な方法でシリコンをウェットエッチングしてエッチストップ(etch stop)を行わなければならない。
更に、(100)シリコンウェーハを用いてカンチレバーを形成する他の方法として、米国特許第5、811、017号明細書に開示されたように、SOI(Silicon On Insulator)ウェーハを用いることができる。SOIウェーハは、絶縁膜で2枚のウェーハを接合させたウェーハであって、カンチレバーを形成するときに、絶縁膜がエッチストップ層の役割をすることができるため、広く用いられている。
ところが、SOIウェーハは、その値段が一般シリコンウェーハより10倍以上高いため、SOIウェーハを用いて探針を製作する場合、製造コストが増加するという問題がある。
更に、SOIウェーハを用いる場合、SOIウェーハのデバイス層(絶縁膜の上部に位置するシリコン層)の厚さによって探針のカンチレバーの厚さが決められるため、SOIウェーハの加工状態がカンチレバーの厚さに影響を与え得る。
言い換えれば、一般的にSOIウェーハのデバイス層の厚さはSOIウェーハの加工過程で誤差を有するようになるが、デバイス層の厚さに誤差が生じると、結局、探針のカンチレバーの厚さにも誤差が生じるようになる。
従って、安価な一般シリコンウェーハを用いながらも、寸法精密度の高い、かつ結晶学的に高い縦横比を有する走査探針顕微鏡用探針の技術開発が切実に望まれている状況である。
本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するために導出されたものであって、(111)シリコンウェーハを用い、結晶学的に高い縦横比を有する走査探針顕微鏡用探針の製造方法を提供することを技術的課題とする。
更には、SOIウェーハを用いず、一般シリコンウェーハを用いて、安価でかつ寸法精密度の高い走査探針顕微鏡用探針の製造方法を提供することを技術的課題とする。
前述の目的を達成するため、本発明は結晶方位面が(111)面である(111)単結晶シリコンを用いて探針ティップを製造する。
図4Aは、本発明を通じて具現しようとする結晶方位面が(111)面である(111)単結晶シリコンを用いて製造した探針ティップを示す図である。図4Aに示すように、(111)単結晶シリコンを用いて探針を製作する場合には、カンチレバーの(111)面と探針ティップの(111)面とが、結晶学的に70.5度の角度をなすようになるため、(100)単結晶シリコンを用いる場合より、相対的に縦横比の大きな探針を製作することができる。これについては図4B及び図4Cを参照し、下記で更に詳しく説明する。
図4Bは、結晶方位面が(111)面である(111)シリコンウェーハの結晶方向を示す図であり、図4Cは、ABの方向に切断するときの結晶面を示す図である。図4B及び図4Cに示すように、表面結晶の方向が(111)であるシリコンウェーハのフラットゾーン(flat zone)の方向を[1−10]に定めると、他の(111)シリコン結晶面がウェーハ表面と19.5度の角をなして存在する。本発明では、かかる(111)面がティップの傾斜面を形成するようにし、高い縦横比を有するティップを製造するものである。なお、ここで上記[1−10]は、負のミラー指数の本来の表記法を下記(数1)式のように変えて表現したものである。
Figure 2008275584
具体的な技術的手段として、本発明の第1の側面は、走査探針顕微鏡に用いられる探針ティップを製造する方法において、(a)(111)一般シリコンウェーハをパターニングし、両側壁に保護膜が形成されている三角柱を形成する段階と、(b)前記シリコンウェーハをエッチングし、前記三角柱を三角錐状の探針ティップに形成する段階と、(c)前記保護膜を取り除く段階と、を含む探針ティップの製造方法を提供する。
更に、前記(a)段階は、(a−1)前記シリコンウェーハ上に三角形状のマスク層を形成する段階と、(a−2)前記三角形状の前記マスク層の両辺の周りにトレンチを形成する段階と、(a−3)前記シリコンウェーハの上部面、下部面、前記マスク層及び前記トレンチの全体に保護膜を形成する段階と、(a−4)前記シリコンウェーハの上部面に形成された保護膜を取り除く段階と、(a−5)前記マスク層をパターンとし、前記シリコンウェーハをエッチングして前記三角柱を形成する段階と、(a−6)前記マスク層、及び前記マスク層の側面に形成された保護膜を取り除く段階と、を含むことができる。
これと異なって、前記(a)段階は、(a−7)前記シリコンウェーハ上に三角形状の第1マスク層を形成する段階と、(a−8)前記第1マスク層をパターンとし、前記シリコンウェーハをエッチングして前記三角柱を形成する段階と、(a−9)前記シリコンウェーハの上部面、下部面の全体に保護膜を形成する段階と、(a−10)前記三角柱の一側壁が露出するように前記保護膜上に第2マスク層を形成する段階と、(a−11)前記第2マスク層を用いて前記三角柱の一側壁に形成された保護膜を取り除く段階と、(a−12)前記第2マスク層、前記第1マスク層、及び前記第1マスク層の上部面及び側面に形成された前記保護膜を取り除く段階と、を含むこともできる。
更に、本発明の第2の側面は、走査探針顕微鏡に用いられる探針を製造する方法において、前記探針は、探針ティップ、カンチレバー、及び探針胴体を含み、(a)探針ティップが形成された(111)シリコンウェーハ上に前記カンチレバーを定義するマスク層を形成する段階と、(b)前記マスク層を用いて前記シリコンウェーハを所定の深さまでエッチングする段階と、(c)前記マスク層を取り除く段階と、(d)前記シリコンウェーハの上部面、下部面の全体に保護膜を形成する段階と、(e)前記シリコンウェーハの下部面に前記カンチレバーのダミーパターン及び前記探針胴体を形成する段階と、(f)前記カンチレバーのダミーパターンをエッチングして前記カンチレバーを形成する段階と、(g)前記保護膜を取り除く段階と、を含む探針の製造方法を提供する。
前述の通り本発明によると、(111)シリコンウェーハを用いて結晶学的に高い縦横比を有する走査探針顕微鏡用探針を製造することができる。
更には、SOIウェーハを用いず、一般シリコンウェーハを用いながらも、安価でかつ寸法精密度の高い走査探針顕微鏡用探針を製造することができる。
以下、添付した図面を参照し、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施できるように本発明の実施の形態を詳しく説明する。ところが、本発明は様々な相違形態に具現されることができ、ここで説明する実施の形態に限られない。更に、図面において、本発明の明確な説明となるように、説明とは関係ない部分は省略し、明細書全体を通して類似している部分に対しては類似する図面符号を付した。
明細書全体において、ある部分が他部分と「連結」されているとする場合、それは「直接的に連結」されている場合だけでなく、その間に他の素子を介して「電気的に連結」されている場合も含む。更に、ある部分がある構成要素を「含む」とする場合、それは特別に反する記載がない限り、他の構成要素を取り除くわけではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
本明細書において、「一般シリコンウェーハ」とは、SOIウェーハではない、単結晶シリコンウェーハを意味する。
図5は、本発明の一実施の形態に係る走査探針顕微鏡用探針を示す斜視図である。本発明の一実施の形態に係る探針は、探針胴体430、探針胴体の一面に突き出て形成されたカンチレバー420及びカンチレバー420の一端に形成された探針ティップ410を含む。
[探針ティップのパターニング(第1の実施の形態)]
以下、図6A乃至図6Iを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップの製造方法を詳しく説明する。図6A乃至図6Iは、本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。図6Aの下の図は平面図であり、上の図は下の図のA−A’で切断した時の断面図である。また、図6Bの下の図は平面図であり、上の図は下の図のB−B’で切断した時の断面図である。
まず、図6Aに示すように、(111)シリコンウェーハ500上に、追って行われるシリコンドライエッチング工程でハードマスク(hard mask)として作用する酸化膜510を形成する。
酸化膜510は、本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを規定するものであって、図6Aに示すように、シリコンウェーハ500の上部面から見ると三角形状、例えば二等辺三角形状を有する。酸化膜510の厚さは、追って行われるDRIE(deep silicon reactive ion etching)工程に耐えられるほど十分に厚くなければならない。例えば、酸化膜510の厚さは1μm以上となることが好ましい。
図6Aにおいて、酸化膜510は、例えば下記のような工程を行うことにより形成することができる。例えば、シリコンウェーハ500を熱酸化法(thermal oxidation)で酸化した後、追って形成される探針ティップ部分を規定するためのフォトリソグラフィ工程を行う。次に、プラズマを用いた酸化膜ドライエッチング装置を用いて酸化膜をパターニングした後、残存している感光膜をOプラズマ方法あるいは硫酸と過酸化水素との混合溶液を用いて取り除く。
次に、図6Bに示すように、所定のパターンを有するフォトレジスト層520をシリコンウェーハ500上に形成する。フォトレジスト層520は、三角形状の酸化膜510の二等辺の周りを開口するようにフォトリソグラフィ工程によりパターニングされる。
次に、図6Cに示すように、酸化膜510及びフォトレジスト層520をマスクとし、シリコンウェーハ500をドライエッチング工程、例えばDRIE工程によりエッチングし、トレンチ530を形成する。
DRIE工程は、例えば下記のように行える。5秒間のポリマー蒸着段階、3秒間のポリマーエッチング段階、5秒間のシリコンエッチング段階を順番に行う。ここで、シリコンエッチング段階はSFガスの雰囲気下で行う。
次に、図6Dに示すように、フォトレジスト層520を取り除く。例えば、Oプラズマ方法あるいは硫酸と過酸化水素との混合溶液を用いてフォトレジスト層520を取り除くことができる。
次に、図6Eに示すように、シリコンウェーハ500の上部面、下部面の全体に保護膜540を形成する。保護膜540は、シリコンウェーハ500、酸化膜510だけではなく、トレンチ530の側壁上にも形成する。特に、三角形状の酸化膜510の二等辺下に形成された両側壁に保護膜540が形成されることが重要である。前記側壁上に形成された保護膜は、追って行われるウェットエッチング工程のとき、探針ティップをなす2つの垂直面がエッチングされることを防ぐ。この工程において、保護膜540は熱酸化膜(thermal oxide film)またはシリコン窒化膜であってもいい。
次に、図6Fに示すように、ドライエッチング工程を用いてシリコンウェーハ500の上部面にある保護膜540を取り除いた後、酸化膜510をマスクとしてDRIE工程により垂直方向にシリコンウェーハ500をエッチングする。それによって、シリコンウェーハ500の上部面に三角形状の酸化膜510に覆われている三角柱が形成される。
この際、保護膜540を取り除くドライエッチング工程は、トレンチ530の側壁上に形成された保護膜540がエッチングされないように、プラズマにシリコンウェーハ方向にバイアスを印加して行う。
次に、図6Gに示すように、酸化膜510及び酸化膜510の側面に形成された保護膜540をドライエッチング工程により取り除く。
従って、前記のような工程により(111)一般シリコンウェーハ500がパターニングされることによって、その上部面に三角柱が形成され、その三角柱の両側壁には保護膜が形成される。三角柱の底面と上面は、例えば、二等辺三角形であってもよく、その底面と側面とが必ずしも垂直をなす必要はなく、実質的に垂直をなす形態であれば十分である。
次に、図6Hに示すように、ウェットエッチング工程を通じてシリコンウェーハ500をエッチングすることによって探針ティップ550を形成する。この工程においては、シリコンウェーハ500のうち、カンチレバーが形成される部分の上部面がエッチング液に露出するが、その面は(111)単結晶シリコンの(111)面であるため、他結晶面に比べて50倍〜100倍ほどエッチング速度が遅い。反面、シリコンウェーハ500のうち、探針ティップ550が形成される部分においては、探針ティップ550の(111)面(図6Hにおいての傾斜面)までエッチングが進む。この際、三角形状の酸化膜510の二等辺に形成された両側壁のみに保護膜540が形成されているため、保護膜が形成されていない面から徐々にエッチングされ、探針ティップ550の(111)面までエッチングされる。ウェットエッチングは、シリコンをエッチングできる条件を有するアルカリ溶液であるKOH溶液またはTMAH(tetramethylammonium hydroxide)溶液を用いて行える。例えば、44wt%のKOH(potassium hydroxide)溶液を用い、65度の温度下でウェットエッチングを行う。前記条件は(111)面のエッチング率が最も低い溶液条件であって、その条件下でウェットエッチング工程が20〜25分間行われる。更に、ウェットエッチング工程に用いられるKOH溶液にイソプロピルアルコールを添加しても良い。これにより、ウェットエッチングのときに発生する水素気泡がエッチング対象構造物の表面に残っていることによってエッチング工程の進行を妨げることを防ぐことができる。
従って、前記のような工程により、(111)シリコンウェーハ500の上部面に形成された三角柱が三角錐状の探針ティップに形成されることができる。
次に、図6Iに示すように、保護膜540を取り除くと、本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップ550が最終的に形成される。この工程は、例えば、バッファ酸化エッチング溶液(BOE:buffered Oxide Etchant)またはフルオロ化水素(HF)混合溶液を用いて行える。
[探針ティップのパターニング(第2の実施の形態)]
以下、図7A乃至図7Iを参照して、本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップの製造方法を詳しく説明する。図7A乃至図7Iは、本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。また、図7Aの下の図は平面図であり、上の図は下の図のC−C’で切断した時の断面図である。また、図7Eの下の図は平面図であり、上の図は下の図のD−D’で切断した時の断面図である。
まず、図7Aに示すように、(111)シリコンウェーハ600上に、追って行われるシリコンドライエッチング工程でハードマスク(hard mask)として作用する酸化膜610を形成する。
酸化膜610は、本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを規定するものであって、図7Aに示すように、シリコンウェーハ600の上部面から見ると三角形状を有する。酸化膜610の厚さは、追って行われるDRIE工程に耐えられるほど十分に厚くなければならない。例えば、酸化膜610の厚さは1μm以上となることが好ましい。
次に、図7Bに示すように、酸化膜610をマスクとし、シリコンウェーハ600をドライエッチング工程、例えば、DRIE工程によりエッチングする。それによって、シリコンウェーハ600の上部面に三角形状の酸化膜610が覆われている三角柱が形成される。
DRIE工程は、例えば下記のように行える。5秒間のポリマー蒸着段階、3秒間のポリマーエッチング段階、5秒間のシリコンエッチング段階を順番に行い、そこで、シリコンエッチング段階はSFガスの雰囲気下からなる。
次に、図7Cに示すように、シリコンウェーハ600の上部面、下部面の全体に保護膜620を形成する。保護膜620は、シリコンウェーハ600、酸化膜610だけではなく、三角形状の酸化膜610下に形成された3つの側壁、即ち、三角柱の側壁上にも形成される。この工程において、保護膜620は熱酸化膜(thermal oxide film)またはシリコン窒化膜であってもいい。
次に、図7Dに示すように、所定のパターンを有する厚いフォトレジスト層630を保護膜620上に形成する。フォトレジスト層630は、三角形状の酸化膜610の底辺の周りを開口するようにフォトリソグラフィ工程によりパターニングされる。フォトレジスト層630は前記三角柱を覆うほど十分に厚くなければならない。
次に、図7Eに示すように、フォトレジスト層630をマスクとし、ウェットエッチング工程により、フォトレジスト層630のパターンにより露出されていた保護膜620の一部を取り除く。この工程は、ウェットエッチング工程により行われるため、露出されたしシリコンウェーハ600上の保護膜620だけでなく、三角形状の酸化膜610の底辺に形成された側壁上の保護膜620もエッチングされる。この際、ウェットエッチング工程は、フォトレジスト層に何ら影響も与えないバッファ酸化膜エッチング溶液(BOE)を用いる。
次に、図7Fに示すように、フォトレジスト層630を取り除く。フォトレジスト層630は、例えば、Oプラズマ方法あるいは硫酸と過酸化水素との混合溶液を用いて取り除くことができる。
次に、図7Gに示すように、酸化膜610の上部表面と側面に形成された保護膜620、及び酸化膜610をドライエッチング工程により取り除く。
従って、前記のような工程により(111)一般シリコンウェーハ600がパターニングされることによって、その上部面に三角柱が形成され、その三角柱の両側壁には保護膜が形成される。三角柱の底面と上面は、例えば、二等辺三角形であってもよく、その底面と側面とが必ずしも垂直をなす必要はなく、実質的に垂直をなす形態であれば十分である。
次に、図7Hに示すように、ウェットエッチング工程によりシリコンウェーハ600をエッチングすることによって探針ティップ640を形成する。この工程においては、シリコンウェーハ600のうち、カンチレバーが形成される部分の上部面がエッチング液に露出するが、その面は(111)単結晶シリコンの(111)面であるため、他結晶面に比べて50倍〜100倍ほどエッチング速度が遅い。反面、シリコンウェーハ600のうち、探針ティップ640が形成される部分においては、探針ティップ640の(111)面(図7Hにおいての傾斜面)までエッチングが進まれる。この際、三角形状の酸化膜610の二等辺に形成された両側壁のみに保護膜620が形成されているため、保護膜が形成されていない面から徐々にエッチングされ、探針ティップ640の(111)面までエッチングされる。ウェットエッチングは、シリコンをエッチングできる条件を有するアルカリ溶液であるKOH溶液またはTMAH(tetramethylammonium hydroxide)溶液を用いて行える。例えば、44wt%のKOH(potassium hydroxide)溶液を用い、65度の温度下でウェットエッチングを行う。前記条件は(111)面のエッチング率が最も低い溶液条件であって、その条件下でウェットエッチング工程が20〜25分間行われる。更に、ウェットエッチング工程に用いられるKOH溶液にイソプロピルアルコールが添加されることができる。それは、ウェットエッチングのときに発生する水素気泡がエッチング対象構造物の表面に残っていることによってエッチング工程の進行を妨げることを防ぐためである。
従って、前記のような工程により、(111)シリコンウェーハ600の上部面に形成された三角柱が三角錐状の探針ティップに形成されることができる。
次に、図7Iに示すように、保護膜620を取り除くと、本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップ640が最終的に形成される。この工程は、バッファ酸化エッチング溶液(BOE)またはフルオロ化水素(HF)混合溶液を用いて行える。
[カンチレバー及び探針胴体のパターニング(第3の実施の形態)]
以下、図8A乃至図8Iを参照して、本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーの製造方法を詳しく説明する。図8A乃至図8Iは、本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。
まず、図8Aに示すように、(111)シリコンウェーハ700上に、探針ティップ710を覆うように所定のパターンを有するフォトレジスト層720を形成する。フォトレジスト層720はカンチレバーの幅と長さを決めるようにパターニングされる。なお、フォトレジスト層720は、追って行われるDRIE工程のときに探針ティップ710を保護できるほど十分な厚さで形成される。
次に、図8Bに示すように、フォトレジスト層720をマスクとし、DRIE工程によりシリコンウェーハ700をエッチングする。この際、DRIE工程によるエッチング工程によってカンチレバーの厚さが決められるため、DRIE速度を測定してカンチレバーの厚さだけシリコンウェーハ700をエッチングする。
次に、図8Cに示すように、フォトレジスト層720を取り除く。フォトレジスト層720は、例えば、Oプラズマ方法あるいは硫酸と過酸化水素との混合溶液を用いて取り除くことができる。
次に、図8Dに示すように、シリコンウェーハ700の上部面、下部面の全体に保護膜730を形成する。保護膜730は、熱酸化膜またはシリコン窒化膜であってもいい。 更に、シリコン酸化は探針ティップをより鋭くすることができるため、熱酸化膜を形成した後に更にシリコン窒化膜を保護膜740として形成することができる。
次に、図8Eに示すように、フォトレジスト層750をシリコンウェーハ700の上部側の保護膜730、740上に形成する。
更に、シリコンウェーハ700の下部側の保護膜730、740上には所定のパターンを有するフォトレジスト層760を形成する。図8Fは、フォトレジスト層760が形成されたシリコンウェーハ700をその下部側から示す図である。図8Fに示すように、フォトレジスト層760は探針胴体を規定するようにパターニングされると共に、追って行われるウェットエッチング工程によりエッチングされるカンチレバーのダミーパターンを規定するようにパターニングされる。
次に、図8Gに示すように、フォトレジスト層750、760をマスクとし、DRIE工程によりシリコンウェーハ700をエッチングする。それによって探針胴体が形成されると共に、カンチレバーの下部側にカンチレバーのダミーパターンが形成される。
次に、図8Hに示すように、ウェットエッチング工程によりカンチレバーのダミーパターンをエッチングすることによって、カンチレバーを形成する。この工程においては、ダミーパターンの下部面のみに保護膜730、740が形成されているだけで、ダミーパターンの両側面には保護膜730、740が形成されていないため、ダミーパターンの両側面から中央に向かって徐々にエッチングされ、結局、ダミーパターン全体が取り除かれる。言い換えれば、(111)シリコンウェーハはウェットエッチング工程による(111)方向のエッチングが遅いため、(111)方向ではなく他の方向、即ち、ダミーパターンの両側面から中央に向かってエッチングが進み、(111)面に当該するカンチレバーの底面を露出させる。
次に、図8Iに示すように、保護膜730、740を取り除くと、本発明の第3の実施の形態に係る探針が最終的に形成される。例えば、酸化膜730はバッファ酸化エッチング溶液(BOE)またはフルオロ化水素(HF)混合溶液を用いたウェットエッチング工程により取り除くことができ、かつ窒化膜740はバッファ酸化エッチング溶液(BOE)またはフルオロ化水素(HF)混合溶液あるいは燐酸(HPO)溶液を用いたウェットエッチング工程により取り除くことができる。
更に、本発明の第3の実施の形態に係る探針の製造方法によると、図8Iに示すように、探針ティップに形成された傾斜面と同一な角度の傾斜面が探針胴体に形成される。それは、(111)シリコンウェーハにおいての(111)面に当該するものであり、前記カンチレバーのダミーパターンをウェットエッチング工程により取り除くとき、探針胴体に露出する結晶面である。かかる傾斜面は、走査探針顕微鏡の動作の際、光源から照射されたレーザ光が探針のカンチレバーまで達することを探針胴体が妨げないようにする。
前述の本発明の説明は例示のためのものであり、本発明が属する技術分野においての通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想あるいは必須的特徴を変更せずにも、他の具体的な形態に容易に変形できるということが分かる。従って、以上技術した実施の形態は、全面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解されるべきである。
本発明の範囲は、前記詳しい説明よりは後述する特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そして、その均等概念から導出される全ての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈しなければならない。
走査探針顕微鏡の動作原理を説明するための図である。 縦横比の小さな探針ティップの一例を示す図である。 縦横比の大きな探針ティップの一例を示す図である。 (100)単結晶シリコンを用いて製造した探針ティップを示す図である。 本発明に係る(111)単結晶シリコンを用いて製造した探針ティップを示す図である。 (111)シリコンウェーハの結晶方向を示す図である。 図4Bにおいて、ABの方向に切断するときの結晶面を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る走査探針顕微鏡用探針を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る探針ティップを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るカンチレバーを形成する過程を示す図である。
符号の説明
500、600、700 シリコンウェーハ
510、610 酸化膜
520、630、720、750、760 フォトレジスト層
530 トレンチ
540、620、730、740 保護膜
550、640、710 探針ティップ

Claims (16)

  1. 走査探針顕微鏡(SPM:Scannig Probe Microscope)に用いられる探針ティップを製造する方法において、
    (a)(111)一般シリコンウェーハをパターニングし、両側壁に保護膜が形成されている三角柱を形成する段階と、
    (b)前記シリコンウェーハをエッチングし、前記三角柱を三角錐状の探針ティップに形成する段階と、
    (c)前記保護膜を取り除く段階と、
    を含む探針ティップの製造方法。
  2. 前記(a)段階は、
    (a−1)前記シリコンウェーハ上に三角形状のマスク層を形成する段階と、
    (a−2)前記三角形状の前記マスク層の両辺の周りにトレンチを形成する段階と、
    (a−3)前記シリコンウェーハの上部面、下部面、前記マスク層及び前記トレンチの全体に保護膜を形成する段階と、
    (a−4)前記シリコンウェーハの上部面に形成された保護膜を取り除く段階と、
    (a−5)前記マスク層をパターンとし、前記シリコンウェーハをエッチングして前記三角柱を形成する段階と、
    (a−6)前記マスク層、及び前記マスク層の側面に形成された保護膜を取り除く段階と、
    を含む請求項1記載の探針ティップの製造方法。
  3. 前記マスク層は酸化膜であり、かつ前記保護膜はシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である、請求項2記載の探針ティップの製造方法。
  4. 前記(b)段階はウェットエッチング工程により行われ、かつ前記(a−5)段階はDRIE(deep silicon reactive ion etching)工程により行われる、請求項2または3記載の探針ティップの製造方法。
  5. 前記(a)段階は、
    (a−7)前記シリコンウェーハ上に三角形状の第1マスク層を形成する段階と、
    (a−8)前記第1マスク層をパターンとし、前記シリコンウェーハをエッチングして前記三角柱を形成する段階と、
    (a−9)前記シリコンウェーハの上部面、下部面の全体に保護膜を形成する段階と、
    (a−10)前記三角柱の一側壁が露出するように前記保護膜上に第2マスク層を形成する段階と、
    (a−11)前記第2マスク層を用いて前記三角柱の一側壁に形成された保護膜を取り除く段階と、
    (a−12)前記第2マスク層、前記第1マスク層、及び前記第1マスク層の上部面及び側面に形成された前記保護膜を取り除く段階と、
    を含む、請求項1記載の探針ティップの製造方法。
  6. 前記第1マスク層はシリコン酸化膜であり、前記第2マスク層はフォトレジスト層であり、かつ前記保護膜はシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である、請求項5記載の探針ティップの製造方法。
  7. 前記(b)段階はウェットエッチング工程により行われ、かつ前記(a−8)段階はDRIE工程により行われる、請求項5または6記載の探針ティップの製造方法。
  8. 走査探針顕微鏡に用いられる探針を製造する方法において、
    前記探針は、探針ティップ、カンチレバー、及び探針胴体を含み、
    (a)探針ティップが形成された(111)一般シリコンウェーハ上に前記カンチレバーを定義するマスク層を形成する段階と、
    (b)前記マスク層を用いて前記シリコンウェーハを所定の深さまでエッチングする段階と、
    (c)前記マスク層を取り除く段階と、
    (d)前記シリコンウェーハの上部面、下部面の全体に保護膜を形成する段階と、
    (e)前記シリコンウェーハの下部面に前記カンチレバーのダミーパターン及び前記探針胴体を形成する段階と、
    (f)前記カンチレバーのダミーパターンをエッチングして前記カンチレバーを形成する段階と、
    (g)前記保護膜を取り除く段階と、
    を含む探針の製造方法。
  9. 前記保護膜はシリコン酸化膜またはシリコン窒化膜である、請求項8記載の探針の製造方法。
  10. 前記(d)段階の以後に追加保護膜を形成する段階と、前記(g)段階の以後に前記追加保護膜を取り除く段階と、を更に含む、請求項8記載の探針の製造方法。
  11. 前記保護膜はシリコン酸化膜であり、前記追加保護膜はシリコン窒化膜である、請求項10記載の探針の製造方法。
  12. 前記(e)段階は、前記シリコンウェーハの下部面に前記カンチレバーのダミーパターン及び前記探針胴体を定義するフォトレジスト層を形成した後、DRIE工程により前記シリコンウェーハをエッチングすることにより行われる、請求項8乃至11のいずれかに記載の探針の製造方法。
  13. 前記(b)段階はDRIE工程により行われ、かつ前記(f)段階はウェットエッチング工程により行われる、請求項8乃至11のいずれかに記載の探針の製造方法。
  14. 前記探針ティップは、請求項1に係る方法により製造されたものである、請求項8記載の探針の製造方法。
  15. 前記探針ティップは、請求項2に係る方法により製造されたものである、請求項8記載の探針の製造方法。
  16. 前記探針ティップは、請求項5に係る方法により製造されたものである、請求項8記載の探針の製造方法。
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