JP2008275225A - ヒートポンプユニットおよび自動販売機 - Google Patents

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JP2008275225A JP2007118013A JP2007118013A JP2008275225A JP 2008275225 A JP2008275225 A JP 2008275225A JP 2007118013 A JP2007118013 A JP 2007118013A JP 2007118013 A JP2007118013 A JP 2007118013A JP 2008275225 A JP2008275225 A JP 2008275225A
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Tadao Watanabe
忠男 渡辺
Yuhei Yamagami
雄平 山上
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Abstract

【課題】二段式圧縮機の一段圧縮部と二段圧縮部とを直結する場合、中間熱交換器の出口側に配置された電磁弁の閉塞を確実にするヒートポンプユニット、および自動販売機を提供する。
【解決手段】ヒートポンプユニット100の圧縮機1の一段圧縮部1aにおいて圧縮された冷媒は中間熱交換器2を通過した後、またはバイパスした後、二段圧縮部1bに流入する。中間熱交換器2の出側とバイパス配管22との統合部との間に、電磁弁である第二開閉弁21vが設置されている。第二開閉弁21vは、端面貫通孔201および側面貫通孔202を具備するシリンダ200と、シリンダ200内に収納されたスプール220、弁体210、スプリング230とを有し、端面貫通孔201が中間熱交換器2側(至近位置B側)に連通し、側面貫通孔202がバイパス配管22との統合部側(統合点A)に連通している。
【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプユニットおよび自動販売機、特に、二段式圧縮機を有するヒートポンプユニット、および該ヒートポンプユニットが設置された自動販売機に関する。
従来、缶、ビン、パック、ペットボトル等の容器に入れた飲料等の商品を冷却または加熱して販売に供する自動販売機には、冷凍サイクルを具備するヒートポンプユニット(加熱冷却装置、冷却装置に同じ)が設置されている。かかる冷凍サイクルは、冷媒を圧縮する圧縮機と、該圧縮機により圧縮された冷媒(高圧高温冷媒に同じ)の保有する温熱を放出するガスクーラと、該ガスクーラにおいて冷却された冷媒を膨張する膨張手段(例えば、電子膨張弁)と、該膨張手段によって膨張された冷媒(低圧低温冷媒に同じ)の保有する冷熱を放出させる複数の蒸発器と、を有している。
そして、冷凍サイクルの効率を高めるため、二酸化炭素冷媒を高圧に圧縮することができる二段式圧縮機を採用する冷却装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−46812号公報(第7−9頁、図1)
ところで、前記特許文献1に開示された発明は、二段式圧縮機を構成する一段圧縮部と二段圧縮部とを連通する配管の途中に中間熱交換器が配置され、一段圧縮部において圧縮された冷媒は中間熱交換器を経由して、あるいは中間熱交換器をバイパス(ショートカットに同じ)して二段圧縮部に流入するものである。また、一段圧縮部において圧縮された冷媒は、直接または放熱器を通過した後、温熱を放出する中間熱交換器に流入し、中間熱交換器から流出した冷媒は二段圧縮部に流入する冷媒径路を可能にしている。
このため、冷媒(高温高圧冷媒)の圧力を好適な値に制御し、二段圧縮機の運転効率を高めている。
また、中間熱交換器の入口側と出口側、およびバイパス回路には、それぞれ電磁弁が設置されている。かかる電磁弁は、側面に形成された側面開口部を「入口」とし、端面に形成された端面開口部を「出口」とするものであって、中間熱交換器の出口側に設置された電磁弁は、中間熱交換器から流出した冷媒が入口から流入して出口から流出するように配置されている。
しかしながら、中間熱交換器をバイパスする際、冷媒は電磁弁を通過しないものであるものの、出口を閉塞する弁体(スプリングによって出口に押し付けられている)には、一段圧縮部において圧縮された冷媒の圧力が作用して、弁の入口−出口間に圧力差が起こる。また、二酸化炭素冷媒を用いた二段式圧縮機の一段目吐出回路では冷媒の脈動が大きいため、弁体を一定して弁開できない場合があった。なお、かかる閉塞を確実にするために、スプリングの付勢を強くしたのでは、開弁のための電磁力を強化する必要があるだけでなく、開弁する際にハンチングが発生するおそれがあった。
本発明は上記に鑑み、二段式圧縮機の一段圧縮部と二段圧縮部とを直結する場合、中間熱交換器の出口側に配置された電磁弁の閉塞を確実にするヒートポンプユニット、および該ヒートポンプユニットが設置された自動販売機を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るヒートポンプユニット(請求項1)は、冷媒を圧縮する一段圧縮部および二段圧縮部を具備する二段式圧縮機と、
前記一段圧縮部において圧縮された冷媒が選択的に供給される中間熱交換器と、
前記一段圧縮部において圧縮された冷媒が、直接または前記中間熱交換器を通過した後に供給されるガスクーラと、
該ガスクーラを通過した冷媒を膨張させる膨張手段と、
該膨張手段において膨張した冷媒が供給される蒸発器と、
前記一段圧縮部の出側と前記中間熱交換器の入側とを連通する第一配管と、
前記中間熱交換器の出側と前記二段圧縮部の入側とを連通する第二配管と、
前記第一配管から分岐して前記第二配管に統合される第三配管と、
前記第一配管の前記分岐部よりも前記中間熱交換器寄りに設置された第一開閉弁と、
前記第二配管の前記統合部よりも前記中間熱交換器寄りに設置された第二開閉弁と、
前記第三配管に設置された第三開閉弁と、
を有し、
前記第二開閉弁が、
端面に形成された流体が通過自在な端面貫通孔および側面に形成された流体が通過自在な側面貫通孔を具備するシリンダと、
該シリンダ内に移動自在に収納されたスプールと、
前記シリンダ内に移動自在に収納され、前記端面貫通孔を閉塞自在な弁体と、
前記スプールを前記端面貫通孔の方向に付勢するスプリングと、
前記スプールを前記端面貫通孔から遠ざける方向に電磁力を付与するマグネットと、
該マグネットを励磁する通電手段と、
を具備する電磁弁であって、
該電磁弁の端面貫通孔が前記第二配管の前記中間熱交換器側に連通し、該電磁弁の側面貫通孔が前記第二配管の前記第三配管との統合部側に連通し、
前記マグネットに通電した際、前記電磁力による前記スプールの移動によって前記弁体が前記端面貫通孔を開通して前記第二配管が開通し、
前記マグネットの通電を停止した際、前記スプリングの付勢による前記スプールの移動によって前記弁体が前記端面貫通孔を閉塞して前記第二配管が閉塞されることを特徴とする。
(2)そして、前記(1)において、前記二段式圧縮機において圧縮された冷媒が選択的に供給される放熱器が設置され、
該放熱器を通過した冷媒が前記ガスクーラまたは前記膨張手段に選択的に供給されることを特徴とする。
(3)また、本発明に係る自動販売機(請求項4)は、前記(2)記載のヒートポンプユニットと、複数の商品収納庫と、を有する自動販売機であって、
前記ヒートポンプユニットを構成する放熱器および蒸発器が、前記商品収納庫の一方に配置され、
前記一方の商品収納庫に配置された蒸発器を除く前記ヒートポンプユニットを構成する蒸発器が、前記商品収納庫の他方に配置され、
前記一方の商品収納庫に配置された放熱器に冷媒が供給されるとき、前記一方の商品収納庫に配置された蒸発器に冷媒が供給されないことを特徴とする。
(i)本発明の請求項1に係るヒートポンプユニットは、マグネットに通電した際、電磁力によるスプールの移動によって弁体が端面貫通孔を開通して第二配管が開通するから、冷媒は中間熱交換器を通過することになる。
一方、マグネットの通電を停止した際、スプリングの付勢によるスプールの移動によって弁体が端面貫通孔を閉塞して第二配管が閉塞されるから、冷媒は中間熱交換器をバイパスすることになる。このとき、一段圧縮部において圧縮された冷媒の圧力は、弁体を端面貫通孔に押し付ける力として作用するから、端面貫通孔を確実に閉塞することができる。
したがって、電磁弁の漏れ量が大幅に低減するから運転効率が向上すると共に、冷媒の脈動に起因する電磁弁の異音の発生が抑えられる。また、スプリングの付勢を強力にする必要がないため、スプリングの小型化を図ることができるから、小容量・小型化のマグネットであっても第二配管を確実に開通することが可能になる。
(ii)また、本発明の請求項2に係るヒートポンプユニットは、放熱器の負荷量が調整できるから、冷媒量過多をより確実に防止することができる。そして、二段式圧縮機において圧縮された冷媒が選択的に供給される放熱器が設置されるから、温熱を利用する機器に広く設置することができる。
(iii)本発明の請求項3に係る自動販売機は、前述のように電磁弁の漏れ量が大幅に低減して運転効率が向上すると共に、冷媒の脈動に起因する電磁弁の異音の発生が抑えられたヒートポンプユニットが設置されるから、放熱器の温度が高く維持され、自動販売機自体の運転効率が向上し、また、ヒートポンプユニットを収容する機械室の遮音(防音)対策を簡素にすることができる。よって、運転コストおよび製造コストを低く抑えることができる。
[実施の形態1:ヒートポンプユニット]
(全冷却運転)
図1および図2は本発明の実施の形態1に係るヒートポンプユニットを説明する構成図であって、図1は全冷却運転における冷媒の流れを実線で示す全体図、図2の(a)は図1の部分拡大図、図2の(b)は電磁弁を説明する模式断面図である。
図1および図2において、ヒートポンプユニット100は、冷媒を圧縮する圧縮機1と、圧縮機1により圧縮された冷媒(以下「高圧高温冷媒」と称す)を冷却するガスクーラ(熱交換器に同じ)4と、ガスクーラ4により冷却された冷媒を膨張する膨張手段5(たとえば、電子膨張弁)およびキャピラリチューブ6と、膨張手段5およびキャピラリチューブ6により膨張された冷媒(以下「低圧低温冷媒」と称す)を蒸発させる蒸発器7とを有する。
また、圧縮機1により圧縮された高圧高温冷媒が供給される放熱器3と、膨張手段5に流入する直前の冷媒(温熱を有する)と蒸発器7から流出した後の冷媒(冷熱を有する)との間で、熱交換をする熱回収手段(以下「内部熱交換器」と称す)8と、を有している。
(高圧冷媒系)
圧縮機1は低圧圧縮部1aと二段圧縮部1bとを具備する二段圧縮機であって、低圧圧縮部1aにおいて圧縮された冷媒は、中間熱交換器2を通過した後、あるいは中間熱交換器2をバイパス(ショートカットに同じ)した後、二段圧縮部1bに流入する。
すなわち、低圧圧縮部1aと中間熱交換器2とは第一開閉弁12vが設置された第一配管12によって連通し、中間熱交換器2と二段圧縮部1bとは第二開閉弁21vが設置された第二配管21によって連通し、中間熱交換器2の流入側(分岐点C)と流出側(統合点A)とはバイパス開閉弁22v(課題を解決するための手段に記載された第三開閉弁に相当する)が設置されたバイパス配管22(課題を解決するための手段に記載された第三配管に相当する)によって連通している。なお、第二開閉弁21vは、中間熱交換器2の流出側の至近位置Bと統合点Aとの間に配置されている(図2の(a)参照)。
圧縮機1と放熱器3とは開閉弁13vが設置された配管13によって連通し、放熱器3とガスクーラ4とは逆止弁34nおよび開閉弁34vが設置された配管34によって連通している。
圧縮機1とガスクーラ4とは開閉弁14vが設置された配管14によって連通している。また、圧縮機1の入側と出側とを連通するバイパス配管44(バイパス開閉弁44vが設置されている)が設置されている。
内部熱交換器8は高温熱交換部8aと低温熱交換部8bとを有し、ガスクーラ4と高温熱交換部8aとが逆止弁48nが設置された配管48によって連通し、高温熱交換部8aと膨張手段5とが配管85によって連通している。
(低圧冷媒系)
キャピラリチューブ6は、第一キャピラリチューブ6a、第二キャピラリチューブ6b、第三キャピラリチューブ6cから構成され、蒸発器7は第一蒸発器7a、第二蒸発器7b、第三蒸発器7cから構成されている(以下、「第一、第二、第三」を省略する場合がある)。
膨張手段5と蒸発器7とを連通する配管56は分配器(図示しない)において分岐し、、開閉弁56avおよび第一キャピラリチューブ6aが設置された第一蒸発器7aに連通する配管56aと、開閉弁56bvおよび第二キャピラリチューブ6bが設置された第二蒸発器7bに連通する配管56bと、開閉弁56cvおよび第三キャピラリチューブ6cが設置された第三蒸発器7cに連通する配管56cと、になっている。
そして、第一蒸発器7a、第二蒸発器7b、第三蒸発器7cの下流側は分配器(図示しない)において統合され、内部熱交換器8の低温熱交換部8bに配管78によって連通している。さらに、低温熱交換部8bと圧縮機1の低圧圧縮部1aとが配管81によって連通している。
なお、圧縮機1の二段圧縮部1bの出側における高圧高温冷媒の温度(吐出温度に同じ)を測定するための温度計91と、蒸発器7a、7b、7cの入側における低圧低温冷媒の温度を測定するための温度計97a、97b、97cがそれぞれ設置されている。
(全冷却運転)
制御装置(図示しない)は、全ての蒸発器7に低圧低温冷媒を供給する「全冷却運転」をするとき、開閉弁13vを閉じて、圧縮機1において生成された高温高圧冷媒をガスクーラ4に直接流入させ、ガスクーラ4を通過した冷媒を膨張手段5において膨張させ、該膨張によって生成された低圧低温冷媒を、開閉弁56av、56bv、56cvを開いて、キャピラリチューブ6a、6b、6cを通過した後、蒸発器7a、7b、7cに供給している。蒸発器7a、7b、7cに蒸発器7において冷熱を放出して冷媒は、内部熱交換器において膨張手段5に流入直前の冷媒に、冷熱を受け渡した後、圧縮機1に戻している。図中、冷媒が流れない配管を破線で示している。
(電磁弁)
第二開閉弁21vは電磁弁であって、端面に形成された流体が通過自在な端面貫通孔201および側面に形成された流体が通過自在な側面貫通孔202を具備するシリンダ200と、シリンダ200内に移動自在に収納されたスプール220と、シリンダ200内に移動自在に収納され、端面貫通孔201を閉塞自在な弁体210と、スプール220を端面貫通孔201の方向に付勢するスプリング230と、スプール220を端面貫通孔201から遠ざける方向に電磁力を付与する図示しないマグネットと、該マグネットを励磁する通電手段と、を具備する。
そして、端面貫通孔201が第二配管21の中間熱交換器2側(至近位置B側)に連通し、側面貫通孔202が第二配管21のバイパス配管22との統合部側(統合点A)に連通している。
そして、マグネットに通電した際、スプール220は、スプリング230の付勢に打ち勝って電磁力によって端面貫通孔201から遠ざかる方向に移動するから、端面貫通孔201は開通し、冷媒は第二配管21を至近位置Bから統合点Aに向けて流れることになる(図2の(b)参照)。
(ヒートポンプ運転)
図3および図4は本発明の実施の形態1に係るヒートポンプユニットを説明する構成図であって、図3はヒートポンプ運転における冷媒の流れを実線で示す全体図、図4の(a)は図3の部分拡大図、図4の(b)は電磁弁を説明する模式断面図である。図3および図4において、ヒートポンプユニット100の構成は図1に同じであるから説明を省略する。
制御装置(図示しない)は、放熱器3に高圧高温冷媒を供給し、蒸発器7b、7cに低圧低温冷媒を供給する(本発明において「ヒートポンプ運転」と称している)とき、開閉弁13vを開いて開閉弁14vを閉じて、圧縮機1において生成された高温高圧冷媒を放熱器3に直接流入させ、放熱器3を通過した冷媒を膨張手段5に流入させている。
すなわち、バイパス開閉弁44vを開いて開閉弁34vを閉じているから、放熱器3において温熱を放出した高圧高温冷媒はガスクーラ4をバイパスした後、内部熱交換器8を通過して膨張手段5に流入する。膨張手段5によって生成された低圧低温冷媒を、開閉弁56bv、56cvを開いて、キャピラリチューブ6b、6cを通過した後、蒸発器7b、7cに供給している。このとき、開閉弁56avは閉じているから、蒸発器7aに低圧低温冷媒が流入することはない。
さらに、蒸発器7b、7cにおいて冷熱を放出して低圧低温冷媒を、内部熱交換器において膨張手段5に流入直前の高圧高温冷媒に、冷熱を受け渡した後、圧縮機1に戻している。図中、冷媒が流れない配管を破線で示している。
(電磁弁)
電磁弁である第二開閉弁21vは、図示しないマグネットは励磁されていない(通電を中止している)から、スプール220はスプリング230の付勢によって端面貫通孔201に押し付けられている。すなわち、端面貫通孔201は閉塞し、冷媒は第二配管21を統合点Aから至近位置Bに向けて逆流することがない(図4の(b)参照)。
このとき、統合点A側の冷媒の圧力「PA」は、至近位置B側の圧力「PB」より高いから、弁体210はかかる圧力差によっても端面貫通孔201に押し付けられるから、冷媒に脈動が生じても、前記押し付けが緩むことがなく、確実な閉塞が維持される。
したがって、第二開閉弁21vの漏れによる運転効率の低下や、冷媒の脈動に起因する異音の発生が、抑えられる。さらに、閉塞を確実にするために、スプリング230の付勢を強くしたり、開弁のための電磁力を強化したりする必要がなくなり、開弁する際にハンチングが発生するおそれも解消する。
[実施の形態2:自動販売機]
図5および図6は本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明する構成図であって、図5は正面視の断面図、図6は側面視の断面図である。
図11において、自動販売機(以下「自販機」と称す)1000は、自販機1000の本体のキャビネット300と、キャビネット300の内部で断熱材310に包囲された商品収納庫401と、商品Sを補充する時に商品収納庫401を開閉する商品補充用扉404と、商品収納庫401と外気を遮断するための内扉405と、自販機1000の前扉406と、を有している。商品収納庫401は仕切り板403AB、403BCによって商品室402A、402B、402Cに仕切られている。なお、以下の説明において、商品室402A、402B、402Cにおいて共通する内容については添え字「A、B、C」の記載を省略する。
各商品室402には、商品Sを収納するための商品収納ラック407と、商品収納ラック407から自然落下した商品Sを取出すための商品取出し口409と、商品Sを商品取出し口409まで誘導する商品誘導板408とが設置され、商品誘導板408の下方が庫内部品収納室410となっている。また、庫内空気を商品収納ラック407を経由して庫内部品収納室410に循環させるための循環ダクト420が設置されている。
そして、庫内部品収納室410には、庫内空気を商品誘導板408(通気孔が設けられている)を通過して商品Sに衝突させる送風手段430と、送風手段430の下流側(循環ダクト420から遠い側)に庫内熱交換器440と、送風手段430および庫内熱交換器440を収納する送風ダクト450と、送風ダクト450に連通して空気を通す風洞460と、庫内空気の温度を計測する庫内温度センサー500とが設置されている。
さらに、商品収納庫401の下方には、ヒートポンプユニット100(実施の形態1参照)のコンデンシングユニット110および庫外ファン120を収納するための機械室480と、電装品を収納するための電装品収納室490とが配置されている。
(庫内熱交換器)
庫内熱交換器440は、商品室402Aにおいてはヒートポンプユニット100の放熱器3および第一蒸発器7aを、商品室402Bにおいてはヒートポンプユニット100の第二蒸発器7bを、商品室402Cにおいてはヒートポンプユニット100の第三蒸発器7cを、それぞれ指している。
すなわち、ヒートポンプユニット100は、冷媒が中間熱交換器2を経由して圧縮機1の二段圧縮部1bに流入するための第二配管21に前述の第二開閉弁21v(電磁弁)が設置され、かつ、中間熱交換器2のバイパス配管44が設けられているから、冷媒の中間熱交換器2のバイパスが確実になっている。
よって、自動販売機1000は、ヒートポンプユニット100がヒートポンプ運転をする際、すなわち、商品室402Aを加熱する「CCHモード」際、第二開閉弁21vが確実に閉塞するから、運転効率が向上すると共に、冷媒の脈動に起因する異音の発生を抑えることができる。よって、運転コストが低減すると共に、ヒートポンプユニット100を収容する機械室の遮音(防音)を簡素にすることができるから、製造コストが低減する。
本発明によれば、ヒートポンプ運転において省エネ効果が得られるから、各種ヒートポンプユニットおよびこれが設置された各種自動販売機として広く利用することができる。
本発明の実施の形態1に係るヒートポンプユニットを説明する構成図であって、全冷却運転における冷媒の流れを実線で示す全体図。 図1の部分拡大図および電磁弁を説明する模式断面図。 本発明の実施の形態1に係るヒートポンプユニットを説明する構成図であって、ヒートポンプ運転における冷媒の流れを実線で示す全体図。 図3の部分拡大図および電磁弁を説明する模式断面図。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明する正面視の断面図。 本発明の実施の形態2に係る自動販売機を説明する側面視の断面図。
符号の説明
1 圧縮機
1a 低圧圧縮部
1b 二段圧縮部
2 中間熱交換器
3 放熱器
4 ガスクーラ
6a 第一キャピラリチューブ
6b 第二キャピラリチューブ
6c 第三キャピラリチューブ
7a 第一蒸発器
7b 第二蒸発器
7c 第三蒸発器
8 内部熱交換器
8a 高温熱交換部
8b 低温熱交換部
12 第一配管
12v 第一開閉弁
21 第二配管
21v 第二開閉弁
22 バイパス配管(第三配管)
22v バイパス開閉弁(第三開閉弁)
100 ヒートポンプユニット
110 コンデンシングユニット
120 庫外ファン
200 シリンダ
201 端面貫通孔
202 側面貫通孔
210 弁体
220 スプール
230 スプリング
300 キャビネット
310 断熱材
401 商品収納庫
402 商品室
404 商品補充用扉
405 内扉
406 前扉
407 商品収納ラック
408 商品誘導板
409 商品取出し口
410 庫内部品収納室
420 循環ダクト
430 送風手段
440 庫内熱交換器
450 送風ダクト
460 風洞
480 機械室
490 電装品収納室
500 庫内温度センサー
1000 自販機
A 統合点
B 至近位置
C 分岐点
S 商品

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する一段圧縮部および二段圧縮部を具備する二段式圧縮機と、
    前記一段圧縮部において圧縮された冷媒が選択的に供給される中間熱交換器と、
    前記一段圧縮部において圧縮された冷媒が、直接または前記中間熱交換器を通過した後に供給されるガスクーラと、
    該ガスクーラを通過した冷媒を膨張させる膨張手段と、
    該膨張手段において膨張した冷媒が供給される蒸発器と、
    前記一段圧縮部の出側と前記中間熱交換器の入側とを連通する第一配管と、
    前記中間熱交換器の出側と前記二段圧縮部の入側とを連通する第二配管と、
    前記第一配管から分岐して前記第二配管に統合される第三配管と、
    前記第一配管の前記分岐部よりも前記中間熱交換器寄りに設置された第一開閉弁と、
    前記第二配管の前記統合部よりも前記中間熱交換器寄りに設置された第二開閉弁と、
    前記第三配管に設置された第三開閉弁と、
    を有し、前記第二開閉弁が、
    端面に形成された流体が通過自在な端面貫通孔および側面に形成された流体が通過自在な側面貫通孔を具備するシリンダと、
    該シリンダ内に移動自在に収納されたスプールと、
    前記シリンダ内に移動自在に収納され、前記端面貫通孔を閉塞自在な弁体と、
    前記スプールを前記端面貫通孔の方向に付勢するスプリングと、
    前記スプールを前記端面貫通孔から遠ざける方向に電磁力を付与するマグネットと、
    該マグネットを励磁する通電手段と、
    を具備する電磁弁であって、
    該電磁弁の端面貫通孔が前記第二配管の前記中間熱交換器側に連通し、該電磁弁の側面貫通孔が前記第二配管の前記第三配管との統合部側に連通し、
    前記マグネットに通電した際、前記電磁力による前記スプールの移動によって前記弁体が前記端面貫通孔を開通して前記第二配管が開通し、
    前記マグネットの通電を停止した際、前記スプリングの付勢による前記スプールの移動によって前記弁体が前記端面貫通孔を閉塞して前記第二配管が閉塞されることを特徴とするヒートポンプユニット。
  2. 前記二段式圧縮機において圧縮された冷媒が選択的に供給される放熱器が設置され、
    該放熱器を通過した冷媒が前記ガスクーラまたは前記膨張手段に選択的に供給されることを特徴とする請求項1記載のヒートポンプユニット。
  3. 請求項2記載のヒートポンプユニットと、複数の商品収納庫と、を有する自動販売機であって、
    前記ヒートポンプユニットを構成する放熱器および蒸発器が、前記商品収納庫の一方に配置され、
    前記一方の商品収納庫に配置された蒸発器を除く前記ヒートポンプユニットを構成する蒸発器が、前記商品収納庫の他方に配置され、
    前記一方の商品収納庫に配置された放熱器に冷媒が供給されるとき、前記一方の商品収納庫に配置された蒸発器に冷媒が供給されないことを特徴とする自動販売機。
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