JP2006234238A - 冷凍装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】庫内の加温性能を確保できる冷凍装置およびその制御方法を提供すること。
【解決手段】この冷凍装置1は、庫内にて冷媒の熱交換を行うエバポレータ24と、冷媒を圧縮してエバポレータ24に供給する圧縮機21とを含むと共に、エバポレータ24および圧縮機21間に気相冷媒を循環させて庫内を加温する。そして、冷媒をチャージおよびリリースするコンデンサ22と、コンデンサ22からリリースされた冷媒を保持するレシーバ51とを含むと共に、コンデンサ22およびレシーバ51により加温サイクル中の冷媒量を調整する。そして、庫内の加温運転時にてレシーバ51を加温する加温手段9を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、冷凍装置およびその制御方法に関し、さらに詳しくは、庫内の加温性能を確保できる冷凍装置およびその制御方法に関する。
従来の冷凍装置には、特許文献1に記載される技術が知られている。従来の冷凍装置は、圧縮機、コンデンサおよび膨張弁とともに冷凍サイクルを実現する系統に並列に接続され、2つの保冷庫に振り分けられる第1、第2のエバポレータを備える車両用冷凍装置であって、前記2つの保冷庫のいずれか一方が目標温度に冷却されるまで、前記第1、第2のエバポレータへの冷媒の導入/中断を交互に行う制御部を備えることを特徴とする。従来の冷凍装置では、かかる構成により、エバポレータでの冷媒の寝込みを防止して2つの保冷庫を迅速に、かつ効率よく冷却する。
特開2004−132635号公報
この発明は、庫内の加温性能を確保できる冷凍装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる冷凍装置は、庫内にて冷媒の熱交換を行うエバポレータと、冷媒を圧縮して前記エバポレータに供給する圧縮機とを含むと共に、前記エバポレータおよび圧縮機間に気相冷媒を循環させて庫内を加温する冷凍装置であって、冷媒をチャージおよびリリースするコンデンサと、前記コンデンサからリリースされた冷媒を保持するレシーバとを含むと共に、前記コンデンサおよび前記レシーバにより加温サイクル中の冷媒量を調整する冷媒量調整手段を備え、且つ、庫内の加温運転時にて前記レシーバを加温する加温手段を含むことを特徴とする。
この冷凍装置では、庫内の加温運転時にて加温手段によりレシーバが加温されるので、コンデンサからリリースされた冷媒がレシーバにて逆流する事態が抑制される。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記加温手段が電気ヒータあるいは温水の熱を用いて前記レシーバを加温する。
この冷凍装置では、加温手段が電気ヒータあるいは温水の熱を用いてレシーバを加温するので、簡易な構成にて効果的にレシーバの加温を行い得る利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記エバポレータの吹出温度Tsupと吸込温度Tretとの温度差ΔTが所定の設置温度差ΔTsetよりも低い場合に(ΔT=Tsup−Tret<ΔTset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する。
この冷凍装置では、エバポレータの吹出温度Tsupと吸込温度Tretとの温度差ΔTに基づきレシーバの加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が直接的に検知されると共にこれに基づいたレシーバの加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、庫内の温度上昇時間t[℃/h]が所定の設定温度上昇時間tsetよりも低い場合に(t<tset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する。
この冷凍装置では、庫内の温度上昇時間t[℃/h]に基づきレシーバの加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が直接的に検知されると共にこれに基づいたレシーバの加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記圧縮機の吐出圧力Pdが所定の設定吐出圧力Pdsetよりも低い場合に(Pd<Pdset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する。
この冷凍装置では、圧縮機の吐出圧力Pdに基づきレシーバの加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバの加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、外気温度ATが所定の設定外気温度ATsetよりも低い場合に(AT<ATset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する。
この冷凍装置では、外気温度ATに基づきレシーバの加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバの加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記レシーバ内の冷媒圧力Precと前記圧縮機の吸入圧力Psucとの圧力差ΔPが所定の設定圧力差ΔPsetよりも低い場合に(ΔP=Prec−Psuc<ΔPset)、前記加温手段がレシーバを加温する。
この冷凍装置では、レシーバ内の冷媒圧力Precと圧縮機の吸入圧力Psucとの圧力差ΔPに基づきレシーバの加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバの加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、冷媒の流れ方向を前記コンデンサ側から前記レシーバ側への一方向に規制する逆止弁が配置される。
この冷凍装置では、冷媒の流れ方向をコンデンサ側からレシーバ側への一方向に規制する逆止弁が配置されるので、冷媒量の調整制御時にて、冷媒がレシーバ側からコンデンサ内に逆流する事態が防止される。これにより、庫外(コンデンサ)での冷媒の放熱が抑制されるので、庫内での加温性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記レシーバの下流側に第二制御弁が配置されており、庫内の加温運転時にて前記圧縮機の吐出圧力Pdが減少すると前記第二制御弁の開度が増加する。
この冷凍装置では、レシーバの下流側(且つ冷媒戻し配管L3上)に第二制御弁が配置されており、庫内の加温運転時にて圧縮機の吐出圧力Pdが減少すると第二制御弁の開度が増加するように構成されるので、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整される。これにより、庫内の加温性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、庫内の加温制御時にて常に前記レシーバの加温が行われており、前記レシーバ内の冷媒圧力Precが所定の設定圧力Prec setよりも高い場合(Prec>Prec set)に、前記レシーバの加温制御が解除される。
この冷凍装置では、庫内の加温運転時にて常にレシーバの加温が行われているので、冷媒量の調整制御時にて、冷媒がレシーバ側からコンデンサ内に逆流する事態が防止される。これにより、庫外(コンデンサ)での冷媒の放熱が抑制されるので、庫内での加温性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、庫内加温サイクル中の冷媒を前記レシーバに供給するバイパス配管L4により前記加温手段が構成されると共に、前記バイパス配管L4を介して供給された冷媒により前記レシーバ内が加温あるいは加圧される。
この冷凍装置では、庫内の加温サイクル中の冷媒(ホットガス)を用いて、加温手段がレシーバを加温するので、レシーバでの冷媒の逆流が効果的に抑制されて、庫内の加温性能が向上する利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記コンデンサ上流にある制御弁から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される。
この冷凍装置では、コンデンサ上流にある高温高圧の冷媒がコンデンサをバイパスしてレシーバに供給されるので、レシーバ内の冷媒が効果的に加温あるいは加圧される。これにより、レシーバでの冷媒の逆流が効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記圧縮機および前記コンデンサ間から引き出されて前記エバポレータの上流側に接続される冷媒配管と、前記冷媒配管内の冷媒を減圧させる減圧弁とを含み、前記圧縮機の下流側かつ前記減圧弁の上流側から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される。
この冷凍装置では、減圧弁により減圧される前の高温高圧の冷媒がレシーバに供給されるので、レシーバ内の冷媒が効果的に加温あるいは加圧される。これにより、レシーバ51での冷媒の逆流が効果的に抑制される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記圧縮機および前記コンデンサ間から引き出されて前記エバポレータの上流側に接続される冷媒配管と、前記冷媒配管内の冷媒を減圧させる減圧弁とを含み、前記減圧弁の下流側かつ前記エバポレータの上流側から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される。
この冷凍装置では、減圧弁によりある程度減圧された冷媒がレシーバに供給されるので、供給される冷媒の流量調整が容易である。これにより、レシーバの加温制御が安定的に行われる利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置では、前記エバポレータの上流側に配置されると共に前記エバポレータへの冷媒の供給量を調整するディストリビュータあるいはオリフィスを含み、前記バイパス配管L4が前記ディストリビュータあるいは前記オリフィスの上流側から引き出される。
この冷凍装置では、バイパス配管L4がディストリビュータの上流側から引き出されてレシーバに接続されるので、供給される冷媒圧力が確保されて、レシーバの加温制御が安定的に行われる利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置の制御方法は、庫内にて冷媒の熱交換を行うエバポレータと、冷媒を圧縮して前記エバポレータに供給する圧縮機とを含むと共に、前記エバポレータおよび圧縮機間に気相冷媒を循環させて庫内を加温する冷凍装置の制御方法であって、前記制御装置が冷媒をチャージおよびリリースするコンデンサと、前記コンデンサからリリースされた冷媒を保持するレシーバとを含むと共に、前記コンデンサおよび前記レシーバにより加温サイクル中の冷媒量を調整する冷媒量調整手段を備えており、庫内の加温運転時にてレシーバを加温するレシーバ加温ステップを含むことを特徴とする。
この冷凍装置の制御方法では、庫内の加温運転時にてレシーバが加温されるので、コンデンサからリリースされた冷媒がレシーバにて逆流する事態が抑制される。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される利点がある。
また、この発明にかかる冷凍装置の制御方法は、庫内の加温能力の低下を検知するための加温条件が満たされているか否かを判断する加温条件判断ステップを含み、前記加温条件が満たされている場合にレシーバの加温が行われる。
この冷凍装置の制御方法では、レシーバの加温にあたり、庫内の加温能力の低下を検知するための加温条件が満たされているか否かが判断されるので、加温制御が的確に行われる利点がある。
この発明にかかる冷凍装置によれば、庫内の加温運転時にて加温手段によりレシーバが加温されるので、コンデンサからリリースされた冷媒がレシーバにて逆流する事態が抑制される。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される利点がある。
この発明にかかる冷凍装置の制御方法によれば、庫内の加温運転時にてレシーバが加温されるので、コンデンサからリリースされた冷媒がレシーバにて逆流する事態が抑制される。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される利点がある。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
図1は、この発明の実施例にかかる冷凍装置を示す冷媒系統図である。図2および図3は、図1に記載した冷凍装置の作用を示すモリエル線図(図2)およびフローチャート(図3)である。図4〜図12は、図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。
[冷凍装置]
この冷凍装置1は、例えば、保冷庫を有する冷凍車に搭載されて、庫内の加温(あるいは冷凍)を行い得る。冷凍装置1は、圧縮機21と、コンデンサ22と、膨張弁23と、エバポレータ24と、アキュムレータ25とを含み、これらが第一冷媒配管L1および第二冷媒配管L2を介して接続されて構成される(図1参照)。また、冷凍装置1は、制御部4を有する。
圧縮機21は、冷媒を圧縮して供給する機能を有する(図2参照)。コンデンサ22は、保冷庫の外部に設置されて外気との間で冷媒の熱交換を行う機能を有する。膨張弁23は、冷媒を膨張させてエバポレータ24に供給する機能を有する。エバポレータ24は、庫内に配置されて庫内の空気との間で冷媒の熱交換を行う機能を有する。アキュムレータ25は、圧縮機21の上流側に配置されて圧縮機21に供給される冷媒量を調整する機能を有する。
また、第一冷媒配管L1上には、第一制御弁26、開閉弁27および複数の逆止弁28a〜28cが設けられている。第一制御弁(吐出圧力調整弁)26は、圧縮機21とコンデンサ22との間に配置される。開閉弁27は、膨張弁23の上流側に設置され、膨張弁23への冷媒の流量を調整する機能を有する。逆止弁28a〜28cは、その設置位置にて冷媒の流れ方向を一方向に規制する機能を有する。
また、庫内には、庫内の温度を検出する室温センサ29aが配置される。また、エバポレータ24の下流側には、冷媒圧力を検出する圧力センサ29bが配置される。
この冷凍装置1では、庫内の加温制御にあたり、第二冷媒配管L2が使用される。第二冷媒配管L2は、圧縮機21およびコンデンサ22間から引き出され、膨張弁23およびエバポレータ24間に接続されている。また、第二冷媒配管L2上には、減圧弁31および開閉弁32が設けられている。減圧弁31は、第二冷媒配管L2内の冷媒を減圧させる機能を有する。開閉弁32は、減圧弁31の下流側に設置され、第二冷媒配管L2からエバポレータ24への冷媒の導入を断続する機能を有する。
制御部4は、各センサ29a、29bおよび各弁26〜28、31、32に接続されており、各センサ29a、29bでの計測結果および庫内の設定温度などに基づいて各弁26〜28、31、32の駆動を制御する機能を有する。
[庫内の加温運転]
この冷凍装置1では、以下のように、庫内の加温運転が行われる(図1および図2参照)。まず、冷媒が圧縮機21にて加圧されて高温高圧の気相状態となり、第二冷媒配管L2の減圧弁31にて減圧される。このとき、エバポレータ24内での凝縮が不能となる圧力まで冷媒が減圧される。これにより、冷媒が気相状態にて凝縮することなく第一冷媒配管L1および第二冷媒配管L2内を循環する。そして、減圧された冷媒がエバポレータ24に供給されてエバポレータ24内にて放熱し、冷媒温度が庫内飽和温度(例えば20[℃])まで低下する。これにより、庫内が加温される。そして、エバポレータ24を通過した低温低圧の冷媒が、アキュムレータ25を経て圧縮機21に戻る。そして、冷媒が圧縮機21にて再び圧縮されて配管L1、配管L2内を循環する。
[冷媒量の調整]
この冷凍装置1では、庫内の加温性能を確保するために、配管L1、L2内を循環する冷媒量が調整されて冷媒圧力が好適に制御される。具体的には、以下の構成が採られる(図1参照)。まず、第一冷媒配管L1上には、コンデンサ32と膨張弁23との間にレシーバ51が配置される。レシーバ51は、コンデンサ32からリリースされた冷媒を一時的に保持する機能を有する。また、このレシーバ51からは、冷媒戻し配管L3が分岐されてエバポレータ24とアキュムレータ25との間に接続されている。また、この冷媒戻し配管L3上には、第二制御弁52が配置される。この第二制御弁52は、制御部4に接続されており、その開度が制御部4によって制御される。
庫内の加温運転時には、循環する冷媒量の調整が第一制御弁26および第二制御弁52により、以下のように行われる。まず、平常時には、第一制御弁26および第二制御弁52が閉止されており、冷媒が第二冷媒配管L2側を流れる。次に、冷媒量過多の場合には、コンデンサ22上流の第一制御弁26が開放されて、余剰冷媒がコンデンサ22にチャージされる。これにより、循環する冷媒量が減少する。一方、冷媒量不足の場合には、第二制御弁52が開放され、コンデンサ22内の冷媒がリリースされてエバポレータ24の下流側(アキュムレータ25の上流側)から第一冷媒配管L1に戻される。これにより、循環する冷媒量が増加する。
[レシーバの加温]
ここで、上記のように気相冷媒(非凝縮冷媒)を循環させて庫内を加温する方式(非凝縮冷媒による庫内加温方式)では、外気温度(コンデンサ22外の温度)が外気飽和温度(例えば5[℃])以下となると、レシーバ51での冷媒圧力が低下してコンデンサ22内の冷媒がリリースされなくなる(図2参照)。あるいは、冷媒が冷媒戻し配管L3を逆流するおそれがある。すると、冷媒量の調整が不能となり、庫内の加温性能が低下するおそれがある。
この点において、この冷凍装置1では、かかる冷媒の逆流を防止するために、レシーバ51を加温するための加温手段9が配置される(図1参照)。この加温手段9には、例えば、(1)車両のバッテリーを電源とする電気ヒータ91と、この電気ヒータ91から引き出されてレシーバ51に接続される電熱線92とを有すると共に、電気ヒータ91の熱が電熱線92を介してレシーバ51に伝達されることによりレシーバ51が加温される構成や、(2)車両のラジエターに用いられる温水をレシーバ51に導く管路を有すると共に、導かれた温水の熱によりレシーバ51が加温される構成(図示省略)が含まれる。
レシーバ51の加温制御は、以下のように行われる(図3参照)。まず、庫内の加温運転が行われているか否かが判断される(庫内加温運転判断ステップST11)。例えば、庫内からエバポレータ24に吸い込まれる空気の温度Tretが所定の設定温度Tret setよりも低いときに(Tret<Tret set)、庫内の加温運転が行われていると判断される。
そして、庫内の加温運転が行われている場合には、レシーバ51の加温を開始するための条件(加温条件)が満たされているか否かが判断される(加温条件判断ステップST12)。この加温条件は、外気温度の低下等に起因する庫内の加温能力の低下を検知するための条件である。この加温条件には、例えば、庫内の加温能力の低下を直接的に検知するための条件(1)〜(3)と、庫内の加温能力の低下を予め予測的に検知するための条件(4)および(5)とが含まれる。そして、これらの加温条件(1)〜(5)のうちのいずれかが満たされているか否かが判断される。そして、加温条件が満たされている場合には、レシーバ51の加温が開始される(レシーバ加温ステップST13)。これらの加温条件(1)〜(5)は、以下のように構成される。
加温条件(1)では、エバポレータ24から庫内に吹き出される(供給される)空気の温度(吹出温度)Tsupと庫内からエバポレータ24に吸い込まれる空気の温度(吸込温度あるいは庫内温度)Tretとの差(温度差)ΔTが所定の設置温度差ΔTsetよりも低い場合に(ΔT=Tsup−Tret<ΔTset)、加温手段9がレシーバ51の加温を開始する。すなわち、かかる加温条件(1)では、エバポレータ24の吸込口および吹出口間の温度差が設定値よりも小さくなると、庫内加温性能が低下していると判断されて、レシーバ51の加温制御が行われる。なお、エバポレータ24における空気の吸込温度Tretおよび吹出温度Tsupは、例えば、エバポレータ24の吸込口および吹出口に設置された温度センサ(図示省略)により測定される。そして、この測定結果に基づいて、制御部4がレシーバ51の加温制御を行う。
加温条件(2)では、庫内の温度上昇時間(上昇率)t[℃/h]が所定の設定温度上昇時間tsetよりも低い場合に(t<tset)、加温手段9がレシーバ51の加温を開始する。すなわち、かかる加温条件(2)では、稼働時における庫内の温度上昇率が設定値よりも小さくなると、庫内加温性能が低下していると判断されてレシーバ51の加温制御が行われる。なお、庫内の温度は、例えば、室温センサ29aにより計測される。そして、この測定結果に基づいて、制御部4がレシーバ51の加温制御を行う。
加温条件(3)では、圧縮機21における冷媒の吐出圧力Pdが所定の設定吐出圧力Pdsetよりも低い場合に(Pd<Pdset)、加温手段9がレシーバ51の加温を開始する。すなわち、かかる加温条件(3)では、圧縮機21の吐出圧力が低下すると加温サイクル中の冷媒量が減少することに基づき、庫内加温性能の低下が予め予測されてレシーバ51の加温制御が行われる。なお、圧縮機21の吐出圧力Pdは、例えば、圧縮機21近傍に設置された圧力センサ(図示省略)により計測される。そして、この測定結果に基づいて、制御部4がレシーバ51の加温制御を行う。
加温条件(4)では、外気温度ATが所定の設定外気温度ATsetよりも低い場合に(AT<ATset)、加温手段9がレシーバ51の加温を開始する。すなわち、かかる加温条件(4)では、外気温度ATが低い場合にはコンデンサ22からの冷媒のリリースが好適に行われなくなることに基づき、レシーバ51の加温制御が行われる。なお、外気温度ATは、例えば、庫外(コンデンサ22近傍)に設置された温度センサ(図示省略)により計測される。そして、この測定結果に基づいて、制御部4がレシーバ51の加温制御を行う。
加温条件(5)では、レシーバ51内の冷媒圧力Precと圧縮機21(アキュムレータ25)における冷媒の吸入圧力Psucとの差(圧力差)ΔPが所定の設定圧力差ΔPsetよりも低い場合に(ΔP=Prec−Psuc<ΔPset)、加温手段9がレシーバ51の加温を開始する。すなわち、かかる条件(5)では、レシーバ51内の冷媒圧力が低い場合にはコンデンサ22からの冷媒のリリースが好適に行われなくなることに基づき、レシーバ51の加温制御が行われる。なお、レシーバ51内の冷媒圧力Precおよび圧縮機21の吸入圧力Psucは、例えば、レシーバ51内および圧縮機21の吸込口にそれぞれ設置された圧力センサ(図示省略)により測定される。そして、この測定結果に基づいて、制御部4がレシーバ51の加温制御を行う。
そして、レシーバ51の加温が行われると、レシーバ51内の冷媒圧力が上昇して冷媒が良好にリリースされる。これにより、配管L1、L2中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される。
一方、庫内の加温運転が行われていない場合、あるいは、いずれの加温条件(1)〜(5)も満たされていない場合には、レシーバ51の加温制御が解除されてレシーバ51の加温が停止(中止)される(加温制御解除ステップST14)。
[効果]
この冷凍装置1では、庫内の加温運転時にて加温手段9によりレシーバ51が加温されるので、コンデンサ22からリリースされた冷媒がレシーバ51にて逆流する事態が抑制される。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、低温外気条件下においても庫内の加温性能が確保される利点がある。
また、この冷凍装置1では、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整される結果、冷媒ガスの密度が増加する。これにより、冷媒の循環量が増加して加温性能が向上する利点がある。
また、この冷凍装置1では、既存の冷凍装置に対する加温手段9の後付的な設置が容易である。したがって、この冷凍装置1の構成は、既存の冷凍装置に対しても容易に適用できる利点がある。
また、この冷凍装置1では、加温手段9が電気ヒータ91あるいは温水の熱を用いてレシーバ51を加温するので、簡易な構成にて効果的にレシーバ51の加温を行い得る利点がある。また、冷媒の流量調整時には、外気温度(コンデンサ22の温度)の低下等により一時的に冷媒がコンデンサ22内に逆流することがあるが、上記の構成とすれば、レシーバ51が迅速に加温されるので、直ちに冷媒の流れ方向が回復する点で好ましい。
また、この冷凍装置1では、エバポレータ24の吹出温度Tsupと吸込温度Tretとの温度差ΔTに基づきレシーバ51の加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が直接的に検知されると共にこれに基づいたレシーバ51の加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この冷凍装置1では、庫内の温度上昇時間t[℃/h]に基づきレシーバ51の加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が直接的に検知されると共にこれに基づいたレシーバ51の加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この冷凍装置1では、圧縮機の吐出圧力Pdに基づきレシーバ51の加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバ51の加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この冷凍装置1では、外気温度ATに基づきレシーバ51の加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバ51の加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
また、この冷凍装置1では、レシーバ51内の冷媒圧力Precと圧縮機21の吸入圧力Psucとの圧力差ΔPに基づきレシーバ51の加温制御が行われるので、庫内の加温性能の低下が間接的に予め予測されると共にこれに基づいたレシーバ51の加温制御が可能となる。これにより、加温サイクル中の冷媒量がより好適に調整される利点がある。
[変形例1]
なお、この冷凍装置1では、冷媒の流れ方向をコンデンサ22側からレシーバ51側への一方向に規制する逆止弁28bが配置されることが好ましい(図1、図4および図5参照)。この逆止弁28bは、例えば、(1)第一冷媒配管L1上のコンデンサ22とレシーバ51との間や、(2)冷媒戻し配管L3上であってレシーバ51の下流側などに配置される。かかる構成では、冷媒量の調整制御時にて、冷媒がレシーバ51側からコンデンサ22内に逆流する事態が防止される。これにより、庫外(コンデンサ22)での冷媒の放熱が抑制されるので、庫内での加温性能が向上する利点がある。
[変形例2]
また、この冷凍装置1では、レシーバ51の下流側(且つ冷媒戻し配管L3上)に第二制御弁52が配置されており、庫内の加温運転時にて圧縮機21の吐出圧力Pdが減少すると第二制御弁52の開度が増加するように構成されることが好ましい(図1、図4および図5参照)。かかる構成では、圧縮機21の吐出圧力Pdが低下して加温サイクル中の冷媒量が減少すると、第二制御弁52の開度が増加してコンデンサ22内からリリースされる冷媒の量が増加する。これにより、加温サイクル中の冷媒量が好適に調整されるので、庫内の加温性能が向上する利点がある。
[変形例3]
また、この冷凍装置1では、レシーバ51の加温制御が上記の加温条件(1)〜(5)に基づいて行われる。冷媒の流量調整時には、外気温度(コンデンサ22の温度)の低下等により一時的に冷媒がコンデンサ22内に逆流することがあるが、上記の構成とすれば、レシーバ51が迅速に加温されるので、直ちに冷媒の流れ方向が回復する点で好ましい。
しかし、これに限らず、以下の加温条件(6)に基づいてレシーバ51の加温制御が行われても良い(図7参照)。すなわち、このレシーバ51の加温制御では、まず、庫内の加温運転が行われているか否かが判断される(庫内加温運転判断ステップST21)。この判断は、上記の庫内加温運転判断ステップST11と同様である(図3参照)。
ここで、庫内の加温運転が行われている場合には、常にレシーバ51の加温制御が行われる(レシーバ加温ステップST22)。また、レシーバ51内の冷媒圧力Precが所定の設定圧力Prec setよりも低い場合には(Prec<Prec set)、レシーバ51の加温制御が続行される(加温条件判断ステップST23)。
一方、(1)庫内の加温運転が行われていない場合、あるいは、(2)レシーバ51内の冷媒圧力Precが所定の設定圧力Prec setよりも高い場合(Prec>Prec set)には、レシーバ51の加温制御が解除される(加温制御解除ステップST24)。すなわち、庫内の加温制御時にて常にレシーバ51の加温が行われており、レシーバ51内の冷媒圧力が十分である場合にレシーバ51の加温が停止される。
かかる構成では、庫内の加温運転時にて常にレシーバ51の加温が行われているので、冷媒量の調整制御時にて、冷媒がレシーバ51側からコンデンサ22内に逆流する事態が防止される。これにより、庫外(コンデンサ22)での冷媒の放熱が抑制されるので、庫内での加温性能が向上する利点がある。
[変形例4]
また、この冷凍装置1は、一室タイプの保冷庫(図1参照)に限らず、前室および後室から成る二室タイプの保冷庫(図8参照)に対して適用されても良い。
また、この冷凍装置1では、庫内の加温サイクル中の冷媒(ホットガス)を用いて、加温手段9がレシーバ51を加温する構成が採られても良い(図9〜図12参照)。すなわち、加温手段9がバイパス配管L4から成り、このバイパス配管L4を介して加温サイクル中の冷媒がレシーバ51に供給されことにより、レシーバ51内が加温あるいは加圧される構成が採られても良い。これにより、レシーバ51での冷媒の逆流が抑制されるので、庫内の加温性能が向上する利点がある。
かかる構成としては、例えば、(1)コンデンサ22上流の第一制御弁26から引き出されてレシーバ51に接続されるバイパス配管L4により、加温手段9が構成されることが好ましい(図9)。かかる構成では、コンデンサ22上流にある高温高圧の冷媒がコンデンサ22をバイパスしてレシーバ51に供給されるので、レシーバ51内の冷媒が効果的に加温あるいは加圧される。これにより、レシーバ51での冷媒の逆流が効果的に抑制される利点がある。
また、例えば、(2)圧縮機21の下流側かつ第二冷媒配管L2上の減圧弁31の上流側から引き出されてレシーバ51に接続されるバイパス配管L4により、加温手段9が構成されることが好ましい(図10)。かかる構成では、減圧弁31により減圧される前の高温高圧の冷媒がレシーバ51に供給されるので、レシーバ51内の冷媒が効果的に加温あるいは加圧される。これにより、レシーバ51での冷媒の逆流が効果的に抑制される利点がある。
また、例えば、(3)減圧弁31の下流側かつエバポレータ24の上流側から引き出されてレシーバ51に接続されるバイパス配管L4により、加温手段9が構成されることが好ましい(図11参照)。かかる構成では、減圧弁31によりある程度減圧された冷媒がレシーバ51に供給されるので、供給される冷媒の流量調整が容易である。これにより、レシーバ51の加温制御が安定的に行われる利点がある。
また、エバポレータ24の上流側には、エバポレータ24への冷媒の供給量(分配量)を調整するディストリビュータ(あるいはオリフィス)33が配置されることがある(図12参照)。このディストリビュータ33は、通常、減圧弁31と共に駆動制御される。かかる構成では、ディストリビュータ33の流体抵抗により、その下流側における冷媒圧力が低下する。したがって、上記(3)の構成では、バイパス配管L4がディストリビュータ33の上流側から引き出されてレシーバ51に接続されることが好ましい。これにより、供給される冷媒圧力が確保されるので、レシーバ51の加温制御が安定的に行われる利点がある。
以上のように、本発明にかかる冷凍装置およびその制御方法は、低温外気条件下においても庫内の加温性能を確保できる点で有用である。
この発明の実施例にかかる冷凍装置を示す冷媒系統図である。 図1に記載した冷凍装置の作用を示すモリエル線図である。 図1に記載した冷凍装置の作用を示すフローチャートである。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。 図1に記載した冷凍装置の変形例を示す説明図である。
符号の説明
1 冷凍装置
21 圧縮機
22 コンデンサ
23 膨張弁
24 エバポレータ
25 アキュムレータ
26 第一制御弁
27 開閉弁
28a、28b 逆止弁
29b 圧力センサ
29a 室温センサ
31 減圧弁
32 コンデンサ
32 開閉弁
33 ディストリビュータ
4 制御部
51 レシーバ
52 第二制御弁
9 加温手段
91 電気ヒータ
92 電熱線

Claims (17)

  1. 庫内にて冷媒の熱交換を行うエバポレータと、冷媒を圧縮して前記エバポレータに供給する圧縮機とを含むと共に、前記エバポレータおよび圧縮機間に気相冷媒を循環させて庫内を加温する冷凍装置であって、
    冷媒をチャージおよびリリースするコンデンサと、前記コンデンサからリリースされた冷媒を保持するレシーバとを含むと共に、前記コンデンサおよび前記レシーバにより加温サイクル中の冷媒量を調整する冷媒量調整手段を備え、且つ、
    庫内の加温運転時にて前記レシーバを加温する加温手段を含むことを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記加温手段が電気ヒータあるいは温水の熱を用いて前記レシーバを加温する請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記エバポレータの吹出温度Tsupと吸込温度Tretとの温度差ΔTが所定の設置温度差ΔTsetよりも低い場合に(ΔT=Tsup−Tret<ΔTset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する請求項1または2に記載の冷凍装置。
  4. 庫内の温度上昇時間t[℃/h]が所定の設定温度上昇時間tsetよりも低い場合に(t<tset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する請求項1〜3のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  5. 前記圧縮機の吐出圧力Pdが所定の設定吐出圧力Pdsetよりも低い場合に(Pd<Pdset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する請求項1〜4のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  6. 外気温度ATが所定の設定外気温度ATsetよりも低い場合に(AT<ATset)、前記加温手段が前記レシーバを加温する請求項1〜5のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  7. 前記レシーバ内の冷媒圧力Precと前記圧縮機の吸入圧力Psucとの圧力差ΔPが所定の設定圧力差ΔPsetよりも低い場合に(ΔP=Prec−Psuc<ΔPset)、前記加温手段がレシーバを加温する請求項1〜6のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  8. 冷媒の流れ方向を前記コンデンサ側から前記レシーバ側への一方向に規制する逆止弁が配置される請求項1〜7のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  9. 前記レシーバの下流側に第二制御弁が配置されており、庫内の加温運転時にて前記圧縮機の吐出圧力Pdが減少すると前記第二制御弁の開度が増加する請求項1〜8のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  10. 庫内の加温制御時にて常に前記レシーバの加温が行われており、前記レシーバ内の冷媒圧力Precが所定の設定圧力Prec setよりも高い場合(Prec>Prec set)に、前記レシーバの加温制御が解除される請求項1〜9のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  11. 庫内加温サイクル中の冷媒を前記レシーバに供給するバイパス配管L4により前記加温手段が構成されると共に、前記バイパス配管L4を介して供給された冷媒により前記レシーバ内が加温あるいは加圧される請求項1〜10のいずれか一つに記載の冷凍装置。
  12. 前記コンデンサ上流にある制御弁から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される請求項11に記載の冷凍装置。
  13. 前記圧縮機および前記コンデンサ間から引き出されて前記エバポレータの上流側に接続される冷媒配管と、前記冷媒配管内の冷媒を減圧させる減圧弁とを含み、
    前記圧縮機の下流側かつ前記減圧弁の上流側から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される請求項11に記載の冷凍装置。
  14. 前記圧縮機および前記コンデンサ間から引き出されて前記エバポレータの上流側に接続される冷媒配管と、前記冷媒配管内の冷媒を減圧させる減圧弁とを含み、
    前記減圧弁の下流側かつ前記エバポレータの上流側から引き出されて前記レシーバに接続されるバイパス配管L4により、前記加温手段が構成される請求項11に記載の冷凍装置。
  15. 前記エバポレータの上流側に配置されると共に前記エバポレータへの冷媒の供給量を調整するディストリビュータあるいはオリフィスを含み、
    前記バイパス配管L4が前記ディストリビュータあるいは前記オリフィスの上流側から引き出される請求項14に記載の冷凍装置。
  16. 庫内にて冷媒の熱交換を行うエバポレータと、冷媒を圧縮して前記エバポレータに供給する圧縮機とを含むと共に、前記エバポレータおよび圧縮機間に気相冷媒を循環させて庫内を加温する冷凍装置の制御方法であって、
    前記制御装置が冷媒をチャージおよびリリースするコンデンサと、前記コンデンサからリリースされた冷媒を保持するレシーバとを含むと共に、前記コンデンサおよび前記レシーバにより加温サイクル中の冷媒量を調整する冷媒量調整手段を備えており、
    庫内の加温運転時にてレシーバを加温するレシーバ加温ステップを含むことを特徴とする冷凍装置の制御方法。
  17. 庫内の加温能力の低下を検知するための加温条件が満たされているか否かを判断する加温条件判断ステップを含み、前記加温条件が満たされている場合にレシーバの加温が行われる請求項16に記載の冷凍装置の制御方法。
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