JP2008272551A - 廃棄物処理方法と廃棄物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 廃棄物の分解効率を高めるとともにマイナスイオン処理された水により有害物を積極的に処理する廃棄物処理方法と廃棄物処理装置を提供する。
【解決手段】 投入した廃棄物を分解する分解室10と、吸入空気E1を流入し分解室10内の熱で加熱空気E2とする吸気管5と、加熱空気を分解室10に導きマイナスイオン化した加熱空気とすべく磁石Mと微弱な放射線を発生する鉱石Tを対面配置した螺旋状通路Lと、螺旋状通路を通過させた加熱空気を受け入れるサブチャンバーSCと、上記サブチャンバー内に供給される加熱空気を再度サブチャンバー内でマイナスイオン処理する磁石Mと微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)Tを対面配置した通路LOと、分解室10内で廃棄物を分解させた排気E3を外気へ放出する排気管7と、を備えたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 投入した廃棄物を分解する分解室10と、吸入空気E1を流入し分解室10内の熱で加熱空気E2とする吸気管5と、加熱空気を分解室10に導きマイナスイオン化した加熱空気とすべく磁石Mと微弱な放射線を発生する鉱石Tを対面配置した螺旋状通路Lと、螺旋状通路を通過させた加熱空気を受け入れるサブチャンバーSCと、上記サブチャンバー内に供給される加熱空気を再度サブチャンバー内でマイナスイオン処理する磁石Mと微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)Tを対面配置した通路LOと、分解室10内で廃棄物を分解させた排気E3を外気へ放出する排気管7と、を備えたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させないようにした廃棄物処理方法及びその装置に係り、特に、小型装置にて廃棄処理効率を高めたものに関する。
従来、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させないようにした廃棄物処理技術が提供されている。その一例として、大規模な高温焼却設備を必要とせずに、ダイオキシン類やコプラナーPCBを発生することなく、可燃廃棄物を無害化処理することの可能な処理技術が提供されている。
具体的な構成は、焼却炉10に、永久磁石5の磁場によって活性化すると共にマイナスイオンを発生させた空気を、対流による自然換気によって供給し、この焼却炉10内に投入した可燃の廃棄物Aを、酸素不足状態かつマイナスイオンを含む気体雰囲気中で焼却する。また、熱分解によって生じたセラミックス状の残灰に、PCB類等の有機化合物を含む廃棄物を混合して熱分解させる廃棄物処理方法と装置である(例えば、特許文献1を参照。)。
更に、他のダイオキシン除去方法とその装置は、比較的簡単な構成で、且つ、低コストで、排ガス中からダイオキシンを効率良く除去することができるものである。即ち、接触筒内に下方から焼却時の排ガスを導入し、上記接触塔内に所定の粒径・表面積の活性炭を導入し、排ガスによって活性炭を吹き上げながら上記接触塔内を上方に向かって流通させ、それによって、排ガスと活性炭を接触させて排ガス中のダイオキシンを活性炭により吸着・除去するようにしたものである(例えば、特許文献2を参照。)。
上記廃棄物処理方法と装置によると、廃棄物を、マイナスイオンを含む気体雰囲気中で熱分解させることによって、ダイオキシン類を発生させることなく、可燃廃棄物を無害化・減容処理することができる。また、これにより生じる灰に含まれる金属を資源として回収することができる。更に、気体を強磁場に通すことにより、高濃度のマイナスイオンを容易に発生させられるとするものである。しかしながら、可燃廃棄物を無害化・減容処理する能力に劣っているし、高濃度のマイナスイオンの気体雰囲気中で効率良く焼却することに劣っているという問題がある。
また、上記ダイオキシン除去方法とその装置によると、複雑で且つ大掛かりな装置を要することなく、排ガス中のダイオキシンを効率良く除去することが可能であり、接触筒内に器状体を内装し該器状体を介して排ガスを導入するようにした場合には、それによって、排ガスと活性炭との接触効率を高めることができる。又、サイクロン手段によって分離して捕集した活性炭を再利用することにより、運転コストの低減を図ることができるものである。しかしながら、マイナスイオンを発生させられないものであるから、有害物を積極的に処理する能力に劣っているという問題がある。
本発明による廃棄物処理方法及びその装置は、上記各装置における問題点に鑑みてなされたものであってその目的とするところは、廃棄物の分解効率を高めるとともにマイナスイオン処理された水により有害物を積極的に処理する廃棄物処理方法と廃棄物処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による廃棄物処理方法は、大気中から吸入した空気を分解室内に配置した吸気管内を流通させて加熱し、上記加熱空気を螺旋状通路内を流通させて乱流を形成するとともに対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石との間隙を流通させることによってマイナスイオンを発生させ、更に上記加熱空気を上記通路からサブチャンバー内に流通させる過程で対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石との間隙を流通させることによってマイナスイオンを発生させ、上記加熱空気を分解室内に供給し、分解室内の廃棄物をマイナスイオンを含む加熱空気中で分解させ、分解によって発生した排気を排気管を通じて外気に放出させることを特徴とするものである。
また、請求項2による廃棄物処理方法は、請求項1記載の廃棄物処理方法において、排気をトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンク内に導入し、それによって排気温度を下げるとともに有害物質を処理するようにしたことを特徴とするものである。
また、請求項3による廃棄物処理装置は、廃棄物を収容する分解室と、上記分解室内に配置され大気中から吸入した空気を流通させて加熱空気とする吸気管と、上記吸気管の延長上に配置され螺旋状通路と対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石とからなるマイナスイオン発生手段と、上記通路からサブチャンバー内に至る通路上に配置され対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石とからなるマイナスイオン発生手段と、上記通路から分解室内に加熱空気を供給する通気孔と、分解室内の排気を排出する排気管と、を具備したことを特徴とするものである。
また、請求項4による廃棄物処理装置は、請求項3記載の廃棄物処理装置において、トルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンクが備えられ、上記水タンクに排気管が接続されることを特徴とするものである。
すなわち、本発明の廃棄物処理方法によれば、まず、吸入空気は吸気管を分解室に通すことによりここで加熱空気となる。そして、この加熱空気は、分解室に導かれるとともに、ここで磁石又は電磁石と鉱石とが作用し合う螺旋状通路内を通過する。この通過時に、加熱空気は乱流を起こしながら効率良く均等にマイナスイオン化されてサブチャンバー内に供給される。更に、上記加熱空気は、再度サブチャンバー内でマイナスイオン処理された後、分解室内に供給される。分解室内に堆積された廃棄物には、種火(熾き)で火が付けられるとともに分解を助ける加熱空気が供給される。この時、加熱空気はマイナスイオン処理されたものであるから、廃棄物に対してダイオキシン等の有害物の発生を抑制した効率的な分解処理を行わせることができる。この処理後の排気は、ダイオキシン等の有害物の少ない排気成分として外気へ放出される。
更に、上記分解室から外気へ放出される排気は、マイナスイオン処理した水が溜められた水タンク内の水中に送り込まれ、排気中の有害物が更に効率良く処理される。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時に、ダイオキシン等の有害物を発生させない分解処理が実行され、廃棄物処理効率を高める効果が発揮される。
また、本発明の廃棄物処理装置によれば、大気の吸入空気は、吸気管に吸引され分解室内の温度で加熱空気になる。上記加熱空気は、分解室下部に導かれて磁石又は電磁石と鉱石を対面置した螺旋状通路に通してマイナスイオン化した加熱空気になる。上記加熱空気は、サブチャンバーに供給されここで再度磁石と鉱石を対面した通路によりマイナスイオン処理される。上記サブチャンバーの加熱空気は、分解室に送り込まれて廃棄物の分解を助けて排気となり、この排気は排気管により外気へ放出される。
更に、トルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンクを設け、この水タンクにマイナスイオン処理した水を溜め、この水中に排気を通すことで、排気中の有害物が更に効率良く処理され、水蒸気状の排気となる。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることのない小型の廃棄物処理装置が提供でき、廃棄物処理効率を一層高められる効果が発揮される。
以下、図1乃至図7を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は廃棄物処理装置の斜視図、図2は展開斜視図、図3は正面から見た断面図、図4は左側面図、図5は平面図、図6は要部の拡大斜視図、図7は廃棄物処理方法のフローチャート図である。
図1に示すように、本発明の廃棄物処理装置100は、箱型の筐体1と、その上面に設けた蓋板1Aと廃棄物HOの投入口3及び吸気管5と排気管7とを備えている。筐体1の前面と背面には灰を掻き出す排出蓋9を備え、底面裏側には4本に枝分けした分岐配管P1〜P4を備えている。
まず、筐体1内の構成であるが、図2〜図5に示すように、箱型の筐体1内に箱型の分解室10が配置され、その周囲にサブチャンバーSCが形成されている。尚、分解室10の外側には必要に応じて遮熱塗料を塗布しても良い。上記分解室10は左右の傾斜面10A,10Bを有し、ここに多数個の通気孔hを備えた多孔板12,12が取付けられている。また、分解室10の底面に前後の山型傾斜面10C,10Dを有し、ここに多数個の通気孔h´を備えた多孔板11,11が取付けられている。また、上記分解室10の底面裏側には左右の2箇所に通孔14A,14Bを開けた仕切板14が密着して配置されている。更に、上記仕切板14の下側には、適度の隙間Xを設ける隔壁板16が配置されて筐体1の底面を構成している。また、上記隔壁板16の四隅には脚18が取付けられている。
次に、上記廃棄物処理装置100の各部の構成であるが、まず、吸気管5は、蓋板1Aから分解室10内を通過し、更に仕切板14と隔壁板16とを貫通して垂直姿勢に配置され、隔壁板16の底面に下端が覗いている。これで、大気から吸引した吸入空気E1は、分解室10内の熱により加熱空気E2とされる。上記吸気管5の下端は、図2に示すようにエルボ19と配管P5,P5と分配具20を介して4本の分岐配管P1〜P4に繋がれている。上記分岐配管P1〜P4内には、図6に示すように、トルマリン、ゲルマニウム、ブラックシリカ等の微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EM)を流体通路L内に対面させてなるものが配置されている。上記流体通路Lは、薄板P6を螺旋状に捻って対面する二つの通路を形成し、この通路を通過する加熱空気E2に乱流を起こさせ、且つ効率良く均等にマイナスイオン処理するものである。
上記4本の分岐配管P1〜P4は、隔壁板16の四隅に開けた通孔Hから仕切板14との隙間X内に加熱空気E2を導入させる。そして、隙間X内の加熱空気E2は、仕切板14の左右の通孔14A,14Bから、仕切板14と分解室10の傾斜面10A,10Bの多孔板12,12とが形成するサブチャンバーSC内に導入される。上記通孔14A,14B上にも、微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EMと)を対面させてなる通路LOが配置されている。しかして、上記サブチャンバーSCと分解室10の傾斜面10A,10Bの斜面と、これに開けた多数個の通気孔hにより、上記分解室10内に投入された廃棄物HOに対して加熱空気E2を効率的良く供給されるようになっている。尚、分解室10の底面に前後の山型傾斜面10C,10Dを有し、ここに多数個の通気孔h´を備えた多孔板11,11が取付けられている構成としても良い。この場合には、分解室内の廃棄物に対してより均一に空気を送り込むことができ、また、分解後に残る灰を前後の排出蓋9側に誘導して排出を容易にする効果がある。上記空気供給管EPから導入される加熱空気E2は、廃棄物HOに対して中心側から供給され、より一層均等に分解させられるように機能する。上記分解室10内の排気E3は、蓋板1Aに設けた排気管7から大気へ排出されるように構成されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物HOが投入口3から分解室10内に投入される。続いて、種火Oにより廃棄物HOを点火するとともに、大気の空気を吸気管5に吸入空気E1として吸入し加熱空気E2(運転開始時は加熱されない)として、隔壁板16の底面に配置した分岐配管P1〜P4内に供給される。尚、吸気管5に吸入空気E1として吸入される吸引力は、最終的に分解室10内の排気E3が上昇気流となって排気菅7から大気へ排出される時に生じる分解室10内の負圧により発揮される。上記分岐配管P1〜P4内には、微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EMと)が流体通路L内に対面されている。上記流体通路Lは、対面した通路を螺旋状として通過する加熱空気E2に乱流を起こさせて効率良く均等なマイナスイオン処理が行なわれる。このイオン化された加熱空気E2は、隔壁板16の四隅に開けた通孔Hから仕切板14との隙間X内に吐出される。この隙間X内の加熱空気E2は、仕切板14の左右の通孔14A,14Bから、分解室10の傾斜面10A,10Bの多孔板12,12が形成するサブチャンバーSC内に放出される。上記通孔14A,14B上にも配置した微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EM)とを対面させた通路LOにおいて、更なるマイナスイオン処理が行なわれる。上記イオン処理された加熱空気E2は、分解室10の傾斜面10A,10Bに開けた多数個の通気孔hから分解室10内に吸入され、種火Oにより点火されている廃棄物HOに対して効率的良く均等に供給される。これにより、廃棄物HOは、イオン処理された加熱空気E2によりダイオキシン等を発生させないように、約24時間でほぼ完全分解される。この後、上記分解室10内で分解させた排気E3は、黒煙とは異なり無色透明に近い白色の排気となり、蓋板1Aに設けた排気管7から大気へ排出される。
まず、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物HOが投入口3から分解室10内に投入される。続いて、種火Oにより廃棄物HOを点火するとともに、大気の空気を吸気管5に吸入空気E1として吸入し加熱空気E2(運転開始時は加熱されない)として、隔壁板16の底面に配置した分岐配管P1〜P4内に供給される。尚、吸気管5に吸入空気E1として吸入される吸引力は、最終的に分解室10内の排気E3が上昇気流となって排気菅7から大気へ排出される時に生じる分解室10内の負圧により発揮される。上記分岐配管P1〜P4内には、微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EMと)が流体通路L内に対面されている。上記流体通路Lは、対面した通路を螺旋状として通過する加熱空気E2に乱流を起こさせて効率良く均等なマイナスイオン処理が行なわれる。このイオン化された加熱空気E2は、隔壁板16の四隅に開けた通孔Hから仕切板14との隙間X内に吐出される。この隙間X内の加熱空気E2は、仕切板14の左右の通孔14A,14Bから、分解室10の傾斜面10A,10Bの多孔板12,12が形成するサブチャンバーSC内に放出される。上記通孔14A,14B上にも配置した微弱放射線を発する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EM)とを対面させた通路LOにおいて、更なるマイナスイオン処理が行なわれる。上記イオン処理された加熱空気E2は、分解室10の傾斜面10A,10Bに開けた多数個の通気孔hから分解室10内に吸入され、種火Oにより点火されている廃棄物HOに対して効率的良く均等に供給される。これにより、廃棄物HOは、イオン処理された加熱空気E2によりダイオキシン等を発生させないように、約24時間でほぼ完全分解される。この後、上記分解室10内で分解させた排気E3は、黒煙とは異なり無色透明に近い白色の排気となり、蓋板1Aに設けた排気管7から大気へ排出される。
即ち、上記廃棄物処理装置100によると、分解室10の底部に堆積した廃棄物HOにマイナスイオン処理された加熱空気E2が効率的良く供給される。このため、廃棄物HOの芯(中心部)で燃えているいわゆる熾きの状態にし、燃焼と比較してはるかに遅い速度で約24時間かけて完全分解される。上記完全分解は、廃棄物HOの低い内部温度である約300℃で進行する。つまり、本発明は自然吸気により空気を供給して廃棄物が自ら熱分解するのに最適な状態を作り、低温で長時間かけて処理する点に特徴がある。本発明で適用するマイナスイオン処理された空気はこれを助長する働きをする。更に、筐体1は分解室10との二重構造により(分解室10の外側に塗布された遮熱塗料の作用を付加しても良い)筐体1の表面温度が60〜70℃に抑えられる。上記廃棄物HOの分解で発生した排気は排気菅7から大気へ放出される。上記大気へ放出される排気は、黒煙が出ず、無色透明な低温でダイオキシンや他の有害物が殆どないものとなる。更に、分解試験結果によると、完全分解後の廃棄物HOは、体積が1/200〜1/300の灰となり、その処理は数日に一回程度の灰の掻き出し作業をするだけで良い。実験では、2.5〜3.5/日となる。更に、吸入空気E1や加熱空気E2は、排気E3が上昇気流として排気管7から大気へ排出される負圧により、吸引されるから電気やガスが不要となり、ランニングコストが大幅に抑えられる。
上記廃棄物処理装置100による廃棄物処理方法は、図7に示すように行われる。まず投入口3から分解室10内に「廃棄物の投入」工程(A)が行われる。次に、種火により「廃棄物点火」工程(B)が行われる。続いて、大気からの吸入空気E1を吸気管5に通して加熱空気E2にする「吸入空気の加温」工程(C)が行われる。そして、隔壁板16の底面に配置した分岐配管P1〜P4内に流入された加熱空気E2は、この分岐配管内の微弱な放射線を発生する鉱石鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M(又は電磁石EM)とが対面する螺旋状通路Lにより乱流を起こされて均等な「マイナスイオン処理」工程(D)が効率良く行なわれる。このイオン化された加熱空気E2が隔壁板16の四隅に開けた通孔Hから仕切板14との隙間X内に導入される。この隙間X内の加熱空気E2は、仕切板14の左右の通孔14A,14Bから、分解室10の傾斜面10A,10Bの多孔板12,12が形成するサブチャンバーSC内へ供給され「サブチャンバー内へ供給」工程(E)が行われる。上記通孔(通路)14A,14B上にも、微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)Tと永久磁石M又は電磁石EMとを対面させているから、ここで「2回目のマイナスイオン処理」工程(F)が行われる。上記イオン処理された加熱空気E2は、分解室10の傾斜面(隔壁)10A,10Bに開けた多数個の通気孔hから供給され「分解室への加熱空気供給」工程(G)が行われる。これにより、分解室10内へ投入され種火(熾き)Oで点火された廃棄物HOに対し、マイナスイオン処理された加熱空気E2が供給されて「廃棄物の分解」工程(I)が行われる。この分解は、ダイオキシン等を発生させないように、約24時間かけてほぼ完全分解される。この後、上記分解室10内の排気E3は、蓋板1Aに設けた排気菅7から大気へ放出する「排気の排出」工程(J)が行われる。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時に黒煙が出ず、無色透明な低温でダイオキシン等の有害物を発生させることが殆どない排気となる。
以上本実施の形態によると次のような効果を奏することかできる。
まず、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物HOの処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることなく、小型装置にて廃棄物の処理効率を高められる効果が発揮される。更に、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることのない小型の廃棄物処理装置100が提供でき、廃棄物を分解する処理効率を高めら、ランニングコストも極めて安いという効果が発揮される。
まず、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物HOの処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることなく、小型装置にて廃棄物の処理効率を高められる効果が発揮される。更に、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることのない小型の廃棄物処理装置100が提供でき、廃棄物を分解する処理効率を高めら、ランニングコストも極めて安いという効果が発揮される。
次に、図8〜図9を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態に係る廃棄物処理装置200の場合には、上記第1の実施の形態の構成に加えて、トルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンクが備えられ、上記水タンクに排気管が接続される構成とし、排気をトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンク内に導入し、それによって排気温度を下げるとともに有害物質を処理するようにしたものである。分解室10の上部に水タンク30を配置し、水タンク30内の水Wに微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)Tを粉末状等の状態で混入させてマイナスイオン処理したものである。そして、上記分解室10内の排気E3を、蓋板1Aに設けた供給管7Aの排気側が水タンク30内の水Wの水面下に没入して排気されるように配置している。上記水タンク30の頂部には排気管7が付設され、水中から浮上する気泡Kの排気(水蒸気状の排気)をマイナスイオンを含む水で処理した後、大気へ放出させる構成になっている。その他の構成は上記第1の実施の形態の場合と同じであり、同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略する。
以上の構成を基にその作用を説明する。
図7と図9に示すように、上記分解室10の排気E3を供給する水タンク30を備え、この水タンクにマイナスイオン処理した水Wを溜めることで、排気E3中に含有する有害物が、更に効率良く処理される。即ち、図7の廃棄物処理方法のフローチャートにおいて、イオン処理された加熱空気E2が分解室10に供給されて「廃棄物の分解」工程(I)が行われた後に、水タンク30内のマイナスイオン処理した水中に排気を通す「水処理」工程(I´)を追加したものである。これにより、排気E3がマイナスイオン処理した水中Wに供給され、水中から浮上する気泡Kをマイナスイオンを含む水で浄化し、水蒸気状の排気E3´の排気となって大気中へ放出される。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることなく、廃棄物処理効率が一層高められる。
図7と図9に示すように、上記分解室10の排気E3を供給する水タンク30を備え、この水タンクにマイナスイオン処理した水Wを溜めることで、排気E3中に含有する有害物が、更に効率良く処理される。即ち、図7の廃棄物処理方法のフローチャートにおいて、イオン処理された加熱空気E2が分解室10に供給されて「廃棄物の分解」工程(I)が行われた後に、水タンク30内のマイナスイオン処理した水中に排気を通す「水処理」工程(I´)を追加したものである。これにより、排気E3がマイナスイオン処理した水中Wに供給され、水中から浮上する気泡Kをマイナスイオンを含む水で浄化し、水蒸気状の排気E3´の排気となって大気中へ放出される。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることなく、廃棄物処理効率が一層高められる。
以上、本実施の形態の廃棄物処理方法及びその装置によると、前記第1の実施の形態となる廃棄物処理装置100と同様な効果が得られるほか、次のような効果を奏することができる。まず、上記分解室10の上部に排気E3を通す水タンク30を設け、この水タンクにマイナスイオン処理した水Wを溜め、この水中に排気E3を潜らせることで、数多く含有する有害物を一層効率良く処理できる。この結果として、可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理時にダイオキシン等の有害物を発生させることのない小型の廃棄物処理装置が提供でき、ランニングコストも極めて安いという効果が発揮される。
尚、本発明は前記第1及び第2の実施の形態に限定されるものではない。まず、廃棄物処理装置の分解室の構成や吸気から排気にかけての通路の構成は図示したものに限定されるものではない。
本発明は、その対象物を可燃ゴミ・廃プラ・汚泥・鶏糞等の廃棄物処理の実施例で説明したが、その他の処理物にも適用できる。また、様々な産業分野における廃棄物処理装置としての適用が可能である。
1 筐体
1A 蓋板
3 投入口
5 吸気管
7 排気管
7A 供給管
9 排出蓋
10 分解室
10A,10B 傾斜面
10C,10D 傾斜面
11 山型多孔板
12 多孔板
14 仕切板
14A,14B 通孔
16 隔壁板
18 脚
19 エルボ
20 分配具
30 水タンク
33 連絡管
100,200 廃棄物処理装置
E1 吸入空気
E2 加熱空気
E3 排気
E3´ 水蒸気状の排気
L 螺旋状通路
LO 通路
HO 廃棄物
H 通孔
h 通気孔
h´ 通気孔
K 気泡
M 永久磁石
EM 電磁石
P1〜P4 分岐配管
P5 配管
P6 薄板
SC サブチャンバー
T 微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)
X 隙間
W 水
1A 蓋板
3 投入口
5 吸気管
7 排気管
7A 供給管
9 排出蓋
10 分解室
10A,10B 傾斜面
10C,10D 傾斜面
11 山型多孔板
12 多孔板
14 仕切板
14A,14B 通孔
16 隔壁板
18 脚
19 エルボ
20 分配具
30 水タンク
33 連絡管
100,200 廃棄物処理装置
E1 吸入空気
E2 加熱空気
E3 排気
E3´ 水蒸気状の排気
L 螺旋状通路
LO 通路
HO 廃棄物
H 通孔
h 通気孔
h´ 通気孔
K 気泡
M 永久磁石
EM 電磁石
P1〜P4 分岐配管
P5 配管
P6 薄板
SC サブチャンバー
T 微弱な放射線を発生する鉱石(トルマリン等)
X 隙間
W 水
Claims (4)
- 大気中から吸入した空気を分解室内に配置した吸気管内を流通させて加熱し、上記加熱空気を螺旋状通路内を流通させて乱流を形成するとともに対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石との間隙を流通させることによってマイナスイオンを発生させ、更に上記加熱空気を上記通路からサブチャンバー内に流通させる過程で対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石との間隙を流通させることによってマイナスイオンを発生させ、上記加熱空気を分解室内に供給し、分解室内の廃棄物をマイナスイオンを含む加熱空気中で分解させ、分解によって発生した排気を排気管を通じて外気に放出させることを特徴とする廃棄物処理方法。
- 排気をトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンク内に導入し、それによって排気温度を下げるとともに有害物質を処理するようにしたことを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理方法。
- 廃棄物を収容する分解室と、上記分解室内に配置され大気中から吸入した空気を流通させて加熱空気とする吸気管と、上記吸気管の延長上に配置され螺旋状通路と対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石とからなるマイナスイオン発生手段と、上記通路からサブチャンバー内に至る通路上に配置され対向配置した磁石又は電磁石とトルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石とからなるマイナスイオン発生手段と、上記通路から分解室内に加熱空気を供給する通気孔と、分解室内の排気を排出する排気管と、を具備したことを特徴とする廃棄物処理装置。
- トルマリン等の微弱な放射線を発生する鉱石を混入した水を溜めた水タンクが備えられ、上記水タンクに排気管が接続されることを特徴とする請求項3記載の廃棄物処理装置。
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JP2006246750A JP2008272551A (ja) | 2006-09-12 | 2006-09-12 | 廃棄物処理方法と廃棄物処理装置 |
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WO2013133194A1 (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-12 | 東和開発株式会社 | 被処理物質の処理装置 |
KR101408298B1 (ko) | 2013-05-31 | 2014-07-11 | 운해이엔씨(주) | 악취 유발성 물질 및 바이오 에어로졸 제거장치 |
CN111450699A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-07-28 | 东键飞能源科技(上海)有限公司 | 基于超导磁约束热压释非平衡离子的废气净化装置 |
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2006
- 2006-09-12 JP JP2006246750A patent/JP2008272551A/ja active Pending
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