JP2008272188A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メイン基板が不正に交換された可能性の有無を正確に検査する。
【解決手段】メイン基板の半田面には複数のグランドパッド109が形成されており、複数のグランドパッド109は4個の肉抜部のそれぞれが通常方向へ指向するように配置された10個以上の通常のグランドパッド109からなる第1のグループ118および4個の肉抜部のそれぞれが特殊方向へ指向するように配置された1個の特殊なグランドパッド109からなる第2のグループ119に分けられている。メイン制御回路がメイン基板ごと不正なものに交換されたときにはメイン基板に特殊なグランドパッド109が印刷されていない確率が高くなるので、検査者が特殊なグランドパッド109の存在の有無を確認することに基づいてメイン基板が不正に交換された可能性の有無を正確に検査することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入賞口を開放状態にする大当りであるか否かを判定するパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機にはメイン基板ボックスの内部にメイン基板を収納し、メイン基板にメイン制御回路を搭載した構成のものがある。このメイン制御回路は遊技球が始動口に入球することに基づいて大当りであるか否かを判定するものであり、大当りであることを判定したときには可変入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う。引用文献1にはメイン基板の隅部にマーキングが施されたパチンコ遊技機が記載されている。この従来のパチンコ遊技機によれば、検査者がメイン基板にマーキングが付されているか否かを目で確認することに基づいてメイン基板が不正に交換された可能性の有無を検査することができる。
特開平10−314413号公報
上記従来のパチンコ遊技機の場合、作業者がメイン基板をメイン基板ボックスの内部に正規の姿勢で収納するための目印としてメイン基板にマーキングが施されているので、不正行為者が作業者と同様にマーキングの存在を容易に認識することができる。このため、不正行為者が不正なメイン基板に正規のメイン基板と同一のマーキングを容易に施すことができるので、メイン基板が不正に交換された可能性の有無を検査者が正確に検査することができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的はメイン基板が不正に交換された可能性の有無を正確に検査できるパチンコ遊技機を提供することにある。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[9]グランドパッドを備えたものである。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号26は遊技領域の一例である。
[2]可変入賞口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられるものである。図2の特別入賞口28は可変入賞口の一例である。
[3]始動口は遊技盤の遊技領域内に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球可能なものである。図2の符号27は始動口の一例である。
[4]メイン基板ボックスは遊技盤より後方に着脱可能に設けられたものであり、一部または全部が透明に設定されている。図3の符号60はメイン基板ボックスの一例である。
[5]メイン基板はメイン基板ボックスの内部に垂直状態で収納されたものある。このメイン基板はプリント配線基板からなるものであり、遊技盤と反対側の後面が電子部品を搭載するための部品面に設定され、遊技盤側の前面が電子部品の端子を半田付けするための半田面に設定されている。図10の符号100はメイン基板の一例であり、図10の符号114は電子部品の一例である。
[6]メイン制御回路はメイン基板の部品面に搭載されたものである。このメイン制御回路は遊技球が始動口に入球することに基づいて大当りであるか否かを判定するものであり、大当りであることを判定したときには可変入賞口を開放状態にする大当り遊技を行う。図10の符号33はメイン制御回路の一例である。
[7]グランドパターンはメイン基板の半田面または部品面に形成されたものであり、図6の符号104はグランドパターンの一例である。
[8]グランド端子孔はメイン基板にグランドパターンに位置して形成されたものであり、メイン基板には複数のグランド端子孔が形成されている。このグランド端子孔は電子部品のグランド端子がメイン基板の部品面側から挿入されるものであり、図8のスルーホール108はグランド端子孔の一例であり、図8の符号113はグランド端子の一例である。
[9]グランドパッドはメイン基板にグランドパターンに位置して形成されたものである。このグランドパッドはグランド端子孔を取囲む環状をなすものであり、グランド端子はグランドパッドに半田付けされる。メイン基板には輪郭形状および大きさのそれぞれが相互に同一な複数のグランドパッドが形成されており、図6の符号109はグランドパッドの一例である。これら複数のグランドパッドのそれぞれの外周部には肉抜部が形成されている。この肉抜部はグランドパターンを部分的に肉抜きするものであり、肉抜部の個数は複数のグランドパッド相互間で同一な2以上に設定され、肉抜部の輪郭形状と大きさと配列のそれぞれは複数のグランドパッド相互間で同一に設定されている。図8の符号110は肉抜部の一例である。
複数のグランドパッドはグループに属する10個以上の通常のグランドパッドおよびグループ内の通常のグランドパッドの総数に対して1個の比率で設けられた特殊なグランドパッドを含んでいる。グループは2以上の肉抜部のそれぞれが予め決められた通常方向へ指向するように配置されたタイプの10個以上のグランドパッドの集合体を称するものであり、特殊なグランドパッドは2以上の肉抜部の少なくとも1個が通常方向とは異なる特殊方向へ指向するように配置されている。このため、複数のグランドパッドの殆どが2以上の肉抜部のそれぞれが予め決められた通常方向へ指向するように配置された通常のグランドパッドになる。従って、本発明に関するメイン基板を不正行為者が現物のメイン基板だけを見ながら同じように作成する作業をJ.rasmussenの認知モデルであるSNKモデルに沿った評価で考えれば、元々不正行為を行うには電気的な基板の製作能力が必須になるので、同一のメイン基板を作るといった事象に対する対応は規則ベースかスキルベースで作業をすることになり、そこで当初の知識にはなく電気的な基板の製作という事象の特徴にもならない電気的に同じ目的および性能を持つグランドパッドが肉抜き部の方向に相違のある通常のグランドパッドと特殊なグランドパッドで形成されているという事実に対して不注意による錯誤として、グランドパッドはその比率の殆どを占める通常のグランドパッドのみで形成されているヒューマンエラーが発生する。これにより、特殊なグランドパッドの存在に気付き難くなるので、不正行為者が正規品と同一のメイン基板を作成することが困難になる。よって、正規のメイン基板および不正なメイン基板には差が出るので、不正なメイン基板が取付けられたか否かを全部または一部が透明なメイン基板ボックスを通して検査することができる。図6の符号118はグループに相当する第1のグループを示している。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
請求項2記載のパチンコ遊技機は、特殊なグランドパッドを最も接近する最短の通常のグランドパッドに2以上の特定の配線パターンを介して対向配置し、特殊なグランドパッドおよび特殊なグランドパッドに最も接近する特定の配線パターン相互間の距離を最短の通常のグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッドに最も接近する特定の配線パターン相互間の距離に比べて短く設定したものである。このため、不正行為者が特殊なグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッドを相互に比較しようとしたときに複数の特定の配線パターンが視覚的な障害となるので、特殊なグランドパッドの存在に気付く確率が低くなる。図6の符号109(s)は特殊なグランドパッド109に最も接近する最短の通常のグランドパッドであり、符号103(s)は特殊なグランドパッド109および最短の通常のグランドパッド109(s)相互間に介在された2以上の特定の配線パターンであり、特殊なグランドパッド109および特殊なグランドパッド109に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離L1は最短の通常のグランドパッド109(s)および最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離L2よりも短く設定されている。
3.請求項3記載のパチンコ遊技機の説明
請求項3記載のパチンコ遊技機は、特殊なグランドパッドを最も接近する最短の通常のグランドパッドに2以上の特定の配線パターンを介して対向配置し、最短の通常のグランドパッドに最も接近する通常のグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッド相互間から配線パターンを排除したものである。このため、特殊なグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッド相互間に視覚的な障害物が介在され、最短の通常のグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッドに最も接近する通常のグランドパッド相互間から視覚的な障害物が排除される。従って、不正行為者の目線が特殊なグランドパッドから遠ざかり、通常の両グランドパッドのそれぞれに向くようになるので、不正行為者が特殊なグランドパッドの存在に気付く確率が低くなる。図6の符号109(n)は最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する通常のグランドパッドであり、特殊なグランドパッド109および最短の通常のグランドパッド109(s)相互間には複数の配線パターン103(s)が介在され、最短の通常のグランドパッド109(s)および通常のグランドパッド109(n)相互間からは配線パターンが排除されている。
図1の外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものである。この外枠1は複数の木材を前後面が開口する四角筒状に相互に接合することから構成されたものであり、外枠1の左側部には、図2に示すように、前後面が開口する四角筒状の内枠2が垂直な軸3を中心に回動可能に装着されている。この内枠2は外枠1の前面を覆う閉鎖状態および外枠1の前面を開放する開放状態相互間で軸3を中心に回動操作されるものであり、内枠2には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ4が固定されている。この内枠2の下端部には横長な長方形状のレール台板5が接合されており、レール台板5の前面には発射レール6が固定されている。この発射レール6は右から左へ向って上昇する傾斜状をなすものであり、発射レール6の右端部にはストッパ7が形成されている。このストッパ7は発射レール6に対して直交する平板状をなすものであり、ストッパ7には下端部に位置して貫通状の打球孔が形成されている。
レール台板5の前面には、図2に示すように、発射レール6の下方に位置して発射ソレノイド8が固定されている。この発射ソレノイド8はロータリーソレノイドからなるものであり、前後方向へ延びる出力軸を有している。この発射ソレノイド8の出力軸には打球槌9が連結されており、発射ソレノイド8のオフ状態では打球槌9が発射レール6のストッパ7から右方に離間する待機位置(図2の実線参照)に回動操作され、発射ソレノイド8のオン状態では打球槌9が発射レール6のストッパ7に接近する打球位置(図2の二点差線参照)に回動操作される。この打球槌9の先端部には突状の打球部10が固定されており、打球部10は打球槌9が打球位置に回動操作されることに基づいてストッパ7の打球孔を通して発射レール6上に進入し、打球槌9が待機位置に回動操作されることに基づいて発射レール6上から退避する。
内枠2の前面には、図2に示すように、レール台板5の下方に位置して横長な長方形状の下皿板11が固定されており、下皿板11の前面には上面が開口する容器状の下皿12が固定されている。この下皿12は遊技球が貯留されるものであり、下皿12の右方にはハンドル台13が配置されている。このハンドル台13は下皿板11に接合されたものであり、ハンドル台13には発射ハンドル14が装着されている。この発射ハンドル14は前後方向へ延びる軸を中心に回動可能にされたものであり、発射ハンドル14が予め決められた初期位置から時計回り方向へ回動操作されたときには発射ソレノイド8に駆動電源が与えられることに基づいて打球槌9が待機位置および打球位置相互間で往復動作を繰返す。
内枠2の左側部には、図1に示すように、前枠15が内枠2と共通の軸3を中心に回動可能に装着されており、前枠15は内枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および内枠2の前面を開放する開放状態相互間で軸3を中心に回動操作可能にされている。この前枠15の左上隅部および右上隅部のそれぞれには円形状のスピーカカバー16が固定されており、左上隅部のスピーカカバー16は前枠15の閉鎖状態で内枠2の左上隅部のスピーカ4の前方に配置され、右上隅部のスピーカカバー16は前枠15の閉鎖状態で内枠2の右上隅部のスピーカ4の前方に配置される。
前枠15の前面には、図1に示すように、下皿11の上方に位置して上皿17が固定されている。この上皿17は遊技球が貯留されるものであり、上面が開口する容器状をなしている。この上皿17内の遊技球は上皿17内から発射レール6上の右端部に1個単位で移送されるものであり、ストッパ7は発射レール6上の右端部に移送された遊技球を係止することに基づいて遊技球が発射レール6の右端部から転落することを阻止する。この遊技球の移送は打球槌9が打球位置から待機位置に回動することに電気的に連動して移送機構が行うものであり、打球槌9の打球部10は打球槌9が待機位置から打球位置に回動することに基づいてストッパ7が係止する遊技球を打球孔を通して叩き、打球部10が叩いた遊技球は発射レール6に沿って右から左へ転動した後に発射レール6の左端部から発射される。
内枠2には、図2に示すように、レール台板5の上方に位置して遊技盤収納部17が形成されている。この遊技盤収納部17は四角形状の空間部を称するものであり、遊技盤収納部17内には四角形状の遊技盤18が収納されている。この遊技盤18はベニヤ板からなるものであり、遊技盤18の前面には内レール19と外レール20と球止め部材21が固定されている。内レール19は上面が開口する円弧状をなすものであり、外レール20は内レール19の外周部に配置された円弧状をなすものであり、球止め部材21は内レール19の右端部および外レール20の右端部相互間の隙間を塞いでいる。
遊技盤18には、図2に示すように、発射通路22が形成されている。この発射通路22は内レール19および外レール20相互間の左側部に形成された空間部を称するものであり、下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなしている。この発射通路22の下端部は発射レール6の左端部に隙間状の球回収口23を介して対向しており、遊技球が発射レール6の左端部から限度値を上回る強い勢いで発射されたときには球回収口23を飛び越えて発射通路22内に下端部から進入し、発射通路22に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路22の上端部から放出される。この球回収口23は下皿12内に球回収通路を介して接続されたものであり、遊技球が発射レール6の左端部から限度値以下の弱い勢いで発射されたときには球回収口23内に落下し、球回収口23から球回収通路を通して下皿12内に排出される。
前枠15には、図1に示すように、円形状の貫通孔24が形成されている。この貫通孔24の内周面には透明な窓25が固定されており、窓25は前枠15の閉鎖状態で遊技盤18の遊技領域26を前方から視覚的に認識可能に覆っている。この遊技領域26は、図2に示すように、内レール19と外レール20と球止め部材21によって囲まれた領域のうち発射通路22を除く円形状の部分を称するものであり、発射通路22の上端部から放出された遊技球が転動可能な最大範囲に相当する。この遊技領域26内には複数の障害釘が固定されており、発射通路22の上端部から遊技領域26内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域26内を転動する。
遊技盤18には、図2に示すように、遊技領域26内に位置して始動口27および特別入賞口28が固定されている。始動口27は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域26内を転動する遊技球は始動口27内に上面から入賞可能にされている。特別入賞口28は前面が開口する四角筒状をなすものである。この特別入賞口28には扉29が下端部の水平な軸30を中心に回動可能に装着されており、扉29は特別入賞口ソレノイドに連結されている。この扉29は特別入賞口ソレノイドの断電状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口28の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖するものであり、図2は扉29を閉鎖状態で示している。この扉29は特別入賞口ソレノイドの通電状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉29の開放状態では遊技領域26内を転動する遊技球が扉29に乗って特別入賞口28内に前面から転がり込むことが許容される。この特別入賞口28は可変入賞口に相当するものであり、扉29が回動操作されることに基づいて閉鎖状態および開放状態相互間で切換えられる。
始動口27内には、図2に示すように、始動口センサ31が固定され、特別入賞口28内には特別入賞口センサ32が固定されている。始動口センサ31は遊技球が始動口27内に入賞したことを検出して始動信号を出力するものであり、特別入賞口センサ32は遊技球が特別入賞口28内に入賞したことを検出して入賞信号を出力するものであり、いずれもマイクロコンピュータを主体に構成されたメイン制御回路33(図3参照)に接続されている。このメイン制御回路33はCPUとROMとRAMを有するものであり、予め決められた一定時間が経過する毎に大当りカウンタ値を単位値(1)だけ更新する。この大当りカウンタ値は予め決められた下限値「0」から予め決められた上限値(306)まで加算された後に下限値(0)に戻して循環的に更新されるものであり、メイン制御回路33は始動口センサ31からの始動信号を検出することに基づいて大当り値の現在の更新結果を取得する。そして、大当り値の取得結果を予め決められた大当り値(7)と比較し、大当り値の取得結果が予め決められた大当り値(7)と同一である場合には大当りであると判定し、大当り値の取得結果が大当り値(7)と相違している場合には外れであると判定する。このメイン制御回路33にはサブ制御回路34(図3参照)が接続されており、メイン制御回路33は大当りであることを判定したときにはサブ制御回路34に大当り用のコマンドを送信し、外れであることを判定したときにはサブ制御回路34に外れ用のコマンドを送信する。このサブ制御回路34はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPUとROMとRAMとVDPとVROMとVRAMを有している。
遊技盤18には、図2に示すように、表示台枠35が固定されており、表示台枠35にはLED表示器からなる特別図柄表示器36が固定されている。この特別図柄表示器36はメイン制御回路33に接続されたものであり、メイン制御回路33は始動口センサ31からの始動信号を検出することに基づいて特別図柄表示器36に特別図柄遊技の映像を表示する。この特別図柄遊技の映像は特別図柄表示器36に特別図柄「1」〜「4」を「1」「2」「3」「4」「1」「2」・・・の順序で循環的に可変表示するものであり、メイン制御回路33は大当りであることを判定したときには特別図柄の可変表示を予め決められた特定の特別図柄「3」で停止し、外れであることを判定したときには特別図柄の可変表示を特定の特別図柄「3」とは相違する「1」「2」「4」のいずれかで停止する。
メイン制御回路33には特別入賞口ソレノイドが接続されており、メイン制御回路33は大当りであることを判定したときには特別入賞口ソレノイドを通断電制御することに基づいて大当り遊技を開始する。この大当り遊技は予め決められた一定回数(10)の大当りラウンドの繰返しを称するものであり、1回目の大当りラウンドは特別図柄表示器36に特定の特別図柄「3」が停止表示された直後に開始される。これら1回目の大当りラウンド〜10回目の大当りラウンドのそれぞれは特別入賞口28を開放状態にすることに基づいて遊技球が特別入賞口28内に入賞することを許容するものであり、特別入賞口28は各回の大当りラウンドで特別入賞口28内に予め決められた限度個数の遊技球が入賞する個数条件および特別入賞口28の開放時間が予め決められた限度時間に到達する時間条件のいずれかが成立するまで開放状態に保持される。
表示台枠35には、図2に示すように、液晶表示器からなる装飾図柄表示器37が固定されている。この装飾図柄表示器37はサブ制御回路34に接続されたものであり、サブ制御回路34はメイン制御回路33からの大当り用のコマンドまたは外れ用のコマンドを受信することに基づいて装飾図柄表示器37に装飾図柄遊技の映像を表示する。この装飾図柄遊技の映像は装飾図柄表示器37の左列と中列と右列のそれぞれに図柄要素「1」〜「4」を「1」「2」「3」「4」「1」「2」・・・の順序で循環的に可変表示するものであり、サブ制御回路34は外れ用のコマンドを受信したときには左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを3者が外れの組合せとなるように停止表示し、大当り用のコマンドを受信したときには左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを3者が大当りの組合せとなるように停止表示する。この大当りの組合せとは左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素が相互に同一な組合せであり、外れの組合せとは大当りの組合せとは異なる組合せを称する。
内枠2には、図3に示すように、メインセット38が着脱可能に装着されている。このメインセット38は内枠2の後方に配置されたものであり、メインセット38には開口部39が形成されている。このメインセット38の後面には、図4に示すように、センタカバー40が着脱可能に装着されており、開口部39はセンタカバー40によって後方から塞がれている。この開口部39内には、図3に示すように、サブ基板ボックス41が収納されている。このサブ基板ボックス41は遊技盤18の後面に接合されたものであり、後方からセンタカバー40によって覆われている。このサブ基板ボックス41内にはサブ基板42が収納されており、サブ制御回路34はサブ基板42に搭載されている。
メインセット38の後面には、図3に示すように、上端部に位置して球タンク43が接合されている。この球タンク43は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク43内には遊技球が貯留されている。この球タンク43にはタンクレール44の右端部が接続されている。このタンクレール44は右から左へ下降する傾斜状をなすものであり、メインセット38の後面に球タンク43の下方に位置して接合されている。このメインセット38の後面には左端部に位置してダクト状の上球通路45が接合されており、上球通路45の上端部はタンクレール44の左端部に接続されている。この上球通路45の下端部は球払出し装置46の入口に接続されており、球払出し装置46の出口は下球通路を介して上皿17内に接続されている。この球払出し装置46はステッピングモータを駆動源として遊技球の排出動作を行うものであり、メイン制御回路33は始動口センサ31からの1個の始動信号または特別入賞口センサ32からの1個の入賞信号を検出することに基づいてステッピングモータを予め決められた単位量だけ駆動し、球タンク43内の遊技球をタンクレール44から上球通路44と球払い装置46と下球通通路を順に通して上皿17内に放出する。
メインセット38の後面には、図5に示すように、開口部39の下方に位置してボックス台47が固定されている。このボックス台47は横長な四角筒状をなすものであり、ボックス台47の前端部には前フランジ部48が形成されている。この前フランジ部48はボックス台47を取囲む横長な四角環状をなすものであり、ボックス台47は前方からメインセット38を通して前フランジ部47に複数のネジ49を螺合することに基づいてメインセット38に接合されている。このボックス台47の後端部には後フランジ部50が形成されている。この後フランジ部50はボックス台47を取囲む横長な四角環状をなすものであり、後フランジ部50には後方へ突出する複数のボス部51が形成されている。
ボックス台47には、図5に示すように、メイン基板ボックス60が着脱可能に装着されている。このメイン基板ボックス60はメインセット38に遊技盤18より後方に位置して着脱可能に支持されたものであり、前ケース70および後ケース80を相互に組合せることから構成されている。これら前ケース70および後ケース80のそれぞれは透明な合成樹脂を材料に形成されたものであり、メイン基板ボックス60の内部はメイン基板ボックス60の外部から前ケース70および後ケース80のそれぞれを通して視覚的に認識可能にされている。以下、メイン基板ボックス60の詳細構成について説明する。
前ケース70は、図5に示すように、ベース板71および外フレーム72を有するものである。この外フレーム72は横長な四角筒状をなすものであり、外フレーム72の下面には左右方向に一列に並ぶ複数のボス部73が一体形成されている。これら各ボス部73は前後方向へ延びる円筒状をなすものであり、各ボス部73にはボス部73の前面を塞ぐキャップ部74が一体形成されている。ベース板71は外フレーム72の前面を塞ぐ横長な長方形状をなすものであり、ベース板71には円筒状をなす複数のスペーサ75が一体形成されている。このベース板71の外周部には複数の貫通孔76が形成されており、各貫通孔76の内周面にはボックス台47のボス部51が挿入されている。これら各ボス部51の内周面には後方からネジ77が螺合されており、ベース板71は複数のネジ77の締結力でボックス台47の後フランジ部50に接合されている。これら複数のネジ77のそれぞれは後方から操作可能にされたものであり、メイン基板ボックス60は後方から複数のネジ77のそれぞれをボス部51に対して着脱することに基づいてボックス台47に対して着脱される。
後ケース80は、図5に示すように、内フレーム81およびカバー板82を有するものである。内フレーム81は外フレーム72の内周面に後方から嵌合された横長な四角筒状をなすものであり、カバー板82は内フレーム81の後面を塞ぐ横長な長方形状をなしている。この内フレーム81の下面には各ボス部73の後方に位置して座板部83が一体形成されている。これら複数の座板部83のそれぞれは円環状をなすものであり、1つの座板部83には後方からネジ84の軸部85が挿入されている。このネジ84の軸部85は前方のボス部73の内周面に螺合されており、前ケース70および後ケース80はネジ84の締結力で相互に接合されている。この後ケース80には各座板部83の外周部に位置してガード部86が一体形成されている。これら各ガード部86は後方へ突出する円筒状をなすものであり、ネジ84の頭部87はガード部86の内周面に嵌合されることに基づいて側方から操作不能にされている。
ネジ84の頭部87には工具溝88が形成されている。この工具溝88は円形状の凹部89と凹部89を中心に径方向へ延びる直状の溝部90と凹部89を中心に径方向へ延びる湾曲状の溝部91を有する規格外のものであり、工具溝88にはマイナスドライバおよびプラスドライバのいずれでもない専用の工具のみが挿入可能にされている。即ち、ネジ84は工具溝88に専用の工具を挿入することに基づいて操作されるものであり、前ケース70および後ケース80相互間は専用の工具を使用してネジ84を操作する場合を除いて分解不能および接合不能にされている。
メイン基板ボックス80の内部には、図5に示すように、横長な長方形状のメイン基板100が垂直状態に収納されている。このメイン基板100は後方からメイン基板100を通して複数のスペーサ75のそれぞれにネジ101を螺合することに基づいて固定されたものであり、メイン基板100の上端部は後ケース80から外部に露出している。このメイン基板100は両面プリント配線基板からなるものであり、前面の全体が半田付けを行うための半田面に設定され、後面の全体がメイン制御回路33を含む電子部品を搭載するための部品面に設定されている。
メイン基板100はガラス布に合成樹脂を含浸してなる絶縁板102を有するものであり、絶縁板102の前面には、図6に示すように、複数の配線パターン103およびグランドパターン104が形成され、絶縁板102の後面には複数の配線パターン103およびグランドパターン104が形成されている。これら各配線パターン103はグランドパターン104によって囲まれた細長なものであり、絶縁板102の前面には、図8に示すように、各配線パターン103およびグランドパターン104のそれぞれを前方から覆う緑色のレジスト層105が形成され、絶縁板102の後面には各配線パターン103およびグランドパターン104のそれぞれを後方から覆う緑色のレジスト層105が形成されている。
メイン基板100には、図7に示すように、グランドパターン104の外部に位置して複数のスルーホール106が形成されている。これら各スルーホール106は内周面にめっき層が形成されたものであり、絶縁板102には各スルーホール106の前端部および後端部のそれぞれに位置して円環状のパッド107が形成されている。これら各パッド107は配線パターン103に接続されたものであり、レジスト層105から露出している。
メイン基板100には、図8に示すように、グランドパターン104の内部に位置して複数のスルーホール108が形成されている。これら各スルーホール108は内周面にめっき層が形成されたものであり、絶縁板102には各スルーホール108の前端部および後端部のそれぞれに位置して円環状のグランドパッド109が形成されている。これら各グランドパッド109はグランドパターン104の内部に配置されたものであり、レジスト層105から露出している。
各グランドパッド109の外周部には、図8に示すように、円周方向に等間隔(90°)で配列された4個の円弧状の肉抜部110が形成されており、複数のグランドパッド109は肉抜部110の輪郭形状と大きさと個数と配列のそれぞれが相互に同一に設定されている。これら各肉抜部110はグランドパターン104を部分的に肉抜きしてなる非導電部に相当するものであり、各グランドパッド109は円周方向に隣接する肉抜部110相互間の細長な接続部111を介してグランドパターン104に接続されている。
メイン基板100の前面の複数のグランドパッド109は、図6に示すように、第1のグループ118に属する10個以上の通常のグランドパッド109および第2のグループ119に属する1個の特殊なグランドパッド109を有している。第1のグループ118に属する通常の各グランドパッド109は、図8に示すように、1個の肉抜部110が通常方向に相当する真上へ指向し、別の1個の肉抜部110が通常方向に相当する右方へ指向し、別の1個の肉抜部110が通常方向に相当する下方へ指向し、残りの1個の肉抜部110が通常方向に相当する左方へ指向するものである。第2のグループ119に属する特殊なグランドパッド109は、図9に示すように、1個の肉抜部110が特殊方向に相当する右斜め上方へ指向し、別の1個の肉抜部110が特殊方向に相当する右斜め下方へ指向し、別の1個の肉抜部110が特殊方向に相当する左斜め下方へ指向し、残りの1個の肉抜部110が特殊方向に相当する左斜め上方へ指向するものであり、図6に示すように、第1のグループ118に属する複数のグランドパッド109のうち最も接近する最短のグランドパッド109(s)に特定の複数の配線パターン103(s)を介して対向配置されている。
図6の符号L1は第2のグループ119に属する特殊なグランドパッド109および特殊なグランドパッド109に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離であり、図6の符号L2は第1のグループ118に属する最短の通常のグランドパッド109(s)および最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離であり、距離L1は距離L2に比べて短く設定されている。図6の符号109(n)は第1のグループ118の複数の通常のグランドパッド109のうち最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する通常のグランドパッドであり、通常のグランドパッド109(s)および通常のグランドパッド109(n)相互間には配線パターン103が介在されていない。
メイン基板100の各スルーホール108内には、図8および図9に示すように、メイン制御回路33のグランド端子113または電子部品114のグランド端子113またはコネクタ115のグランド端子113がメイン基板100の後面側から挿入されている。このコネクタ115は、図10に示すように、メイン基板100の後面に後ケース80の外部に位置して搭載されたものであり、コネクタ115には対のコネクタが接続可能にされている。電子部品114はメイン制御回路33およびコネクタ115を除く抵抗およびコンデンサ等を称するものであり、電子部品114およびメイン制御回路33のそれぞれはメイン基板100の後面に後ケース80の内部に位置して搭載されている。
メイン基板100の各スルーホール106内には、図7に示すように、メイン制御回路33のリード端子116または電子部品114のリード端子116またはコネクタ115のリード端子116がメイン基板100の後面側から挿入されている。これら各リード端子116はグランド端子113とは電気的な機能が異なる端子を称するものであり、各グランド端子113は、図8および図9に示すように、外周部のグランドパッド109に半田付けされ、各リード端子116は、図7に示すように、外周部のパッド107に半田付けされている。これら各グランド端子113および各リード端子116のそれぞれはメイン基板100の前面を半田槽内に浸漬することに基づいて半田付けされたものであり、図7の符号117〜図9の符号117のそれぞれは各グランド端子113および各リード端子116のそれぞれを半田付けするときのフラックス層を示している。これら各グランド端子113が外周部のグランドパッド109に半田付けされた状態では、図8および図9に示すように、各肉抜部110および各接続部111が半田から露出しており、メイン基板100の前面の全ての肉抜部110および全ての接続部111のそれぞれはメイン基板ボックス60がボックス台47から取外された状態でメイン基板ボックス60の外部から前ケース70を通して視覚的に認識可能になる。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
メイン基板100の前面に輪郭形状および大きさのそれぞれが相互に同一な複数のグランドパッド109を形成し、各グランドパッド109の外周部に輪郭形状と大きさと配列のそれぞれが複数のグランドパッド109相互間で同一な4個の肉抜部110を形成し、複数のグランドパッド109を4個の肉抜部110のそれぞれが通常方向へ指向するように配置されたタイプの10個以上の通常のグランドパッド109からなる第1のグループ118および4個の肉抜部110のそれぞれが通常方向とは異なる特殊方向へ指向するように配置された1個の特殊なグランドパッド109からなる第2のグループ119に分けた。このため、不正行為者が特殊なグランドパッド109の存在そのものに気付き難くなるので、メイン制御回路33をメイン基板100ごと不正なものに交換しようとしたときに不正なメイン基板100に特殊なグランドパッド109を印刷することができなくなる。従って、メイン制御回路33がメイン基板100ごと不正なものに交換されたときにはメイン基板100に特殊なグランドパッド109が印刷されていない確率が高くなるので、検査者がメイン基板ボックス60をボックス台47から取外してメイン基板ボックス60の外部から特殊なグランドパッド109が存在するかを目で確認することに基づいてメイン基板100が不正に交換された可能性の有無を正確に検査することができる。
特殊なグランドパッド109および特殊なグランドパッド109に最も接近する最短の通常のグランドパッド109(s)相互間に特定の複数の配線パターン103(s)を介在し、特殊なグランドパッド109および特殊なグランドパッド109に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離L1を最短の通常のグランドパッド109(s)および最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する特定の配線パターン103(s)相互間の距離L2に比べて短く設定した。このため、不正行為者が特殊なグランドパッド109および最短の通常のグランドパッド109(s)を相互に比較しようとしたときに複数の配線パターン103(s)のそれぞれが視覚的な障害となるので、特殊なグランドパッド109の存在に気付く確率が低くなる。
特殊なグランドパッド109および特殊なグランドパッド109に最も接近する最短の通常のグランドパッド109(s)相互間に複数の配線パターン103(s)を介在し、最短の通常のグランドパッド109(s)に最も接近する通常のグランドパッド109(n)および最短の通常のグランドパッド109(s)相互間に配線パターン103を介在しないようにしたので、特殊なグランドパッド109および最短の通常のグランドパッド109(s)相互間に視覚的な障害物が配置され、最短の通常のグランドパッド109(s)および通常のグランドパッド109(n)相互間から視覚的な障害物が排除される。このため、不正行為者の目線が特殊なグランドパッド109から遠ざかり、通常のグランドパッド109(n)および通常のグランドパッド109(s)のそれぞれに向くようになるので、不正行為者が特殊なグランドパッド109の存在に気付く確率が一層低くなる。
メイン基板100の前面には、図11に示すように、グランドパッド群120が形成されている。このグランドパッド群120は複数のグランドパッド109を上下方向に複数段および左右方向に複数列に配置してなるものであり、第2のグループ119の1個の特殊なグランドパッド109は周囲の第1のグループ118の10個以上の通常のグランドパッド109の内部に視覚的に埋没している。このため、不正行為者が特殊なグランドパッド109の存在に気付く確率が低くなる。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン基板100の前面に2個以上の特殊なグランドパッド109を形成しても良い。この特殊なグランドパッド109の個数はメイン基板100の前面の第1のグループ118に属する通常のグランドパッド109の個数より少なく抑えることが好ましい。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、メイン基板ボックス60の取外し状態でメイン基板ボックス60の外部からメイン基板100の前面の全ての肉抜部110および全ての接続部111のそれぞれを視覚的に認識できるようにメイン基板ボックス60の一部を透明に設けても良い。この場合、前ケース70として透明な合成樹脂製のものを使用し、後ケース80として不透明なものを使用することが好ましい。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、第1のグループ118に属する10個以上のグランドパッド109および第2のグループ119に属する特殊な1個のグランドパッド109をメイン基板100の後面に形成しても良い。
上記実施例1〜2のそれぞれにおいては、通常のグランドパッド109を肉抜部110の角度が相互に異なる複数種のグランドパッド109から構成しても良い。これら複数種の通常のグランドパッド109のそれぞれは特殊なグランドパッド109に対して少なくとも1個の肉抜部110の角度が相違するものである。
メイン基板100の前面には複数のグランドパッド109のそれぞれに換えて図12のグランドパッド130が形成されている。これら複数のグランドパッド130のそれぞれはスルーホール108を取囲む円環状をなすものであり、1個の肉抜部131および2個の肉抜部132を有している。これら両肉抜部132は円周方向の長さ寸法および径方向の幅寸法のそれぞれが相互に同一な円弧状に設定され、残りの肉抜部131は円周方向の長さ寸法が各肉抜部132より大きくて径方向の幅寸法が各肉抜部132と同一な円弧状に設定されている。
複数のグランドパッド130は輪郭形状および大きさのそれぞれが相互に同一に設定されたものであり、肉抜部131の輪郭形状と大きさと配列のそれぞれは複数のグランドパッド130相互間で同一に設定され、肉抜部132の輪郭形状と大きさと配列のそれぞれも複数のグランドパッド130相互間で同一に設定されている。これら複数のグランドパッド130は10個以上の通常のグランドパッド130からなる第1のグループおよび1個の特殊なグランドパッド130からなる第2のグループに分けられている。第1のグループに属する通常の各グランドパッド130は肉抜部131および各肉抜部132のそれぞれの配置角度が相互に同一に設定されたものであり、図12の(a)に示すように、幅広な肉抜部131が左斜め上方へ指向し、幅狭な1個の肉抜部132が右方へ指向し、幅狭な残りの1個の肉抜部132が下方へ指向するように配置されている。第2のグループに属する1個の特殊なグランドパッド130は肉抜部131および各肉抜部132のそれぞれの配置角度が第1のグループの通常のグランドパッド130に対して相違するものであり、図12の(b)に示すように、幅広な肉抜部131が上方へ指向し、幅狭な1個の肉抜部131が左斜め下方へ指向し、幅狭な残りの1個の肉抜部132が右斜め下方へ指向するように配置されている。
上記実施例3においては、メイン基板100の前面に2個以上の特殊なグランドパッド130を形成しても良い。この特殊なグランドパッド130の個数はメイン基板100の前面の第1のグループのグランドパッド130の個数に比べて少なく抑えることが好ましい。
上記実施例3においては、第1のグループに属する10個以上の通常のグランドパッド130および第2のグループに属する1個の特殊なグランドパッド130をメイン基板100の後面に形成しても良い。
上記実施例3においては、メイン基板ボックス60の取外し状態でメイン基板ボックス60の外部からメイン基板100の前面の全ての肉抜部131および全ての肉抜部132のそれぞれを視覚的に認識できるようにメイン基板ボックス60の前ケース70だけを透明な合成樹脂から形成しても良い。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の全体構成を示す前面図) パチンコ遊技機の全体構成を前枠の除去状態で示す前面図 パチンコ遊技機の全体構成をセンタカバーの除去状態で示す後面図 パチンコ遊技機の全体構成を示す後面図 (a)は図3のX5線に沿う断面図、(b)はXb視図 メイン基板の半田面をレジスト層の除去状態で示す図 (a)はパッドをリード端子が半田付けされていない状態で示す図、(b)はXb線に沿う断面図 (a)はグランドパッドをグランド端子が半田付けされていない状態で示す図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)はXc線に沿う断面図 (a)は特殊なグランドパッドをグランド端子が半田付けされていない状態で示す図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)はXc線に沿う断面図 メイン基板の外観を示す斜視図 実施例2を示す図6相当図 実施例3を示す図(aはグランドパッドを示す図、bは特殊なグランドパッドを示す図)
符号の説明
18は遊技盤、26は遊技領域、27は始動口、28は特別入賞口、33はメイン制御回路、60はメイン基板ボックス、100はメイン基板、103は配線パターン、104はグランドパターン、108はスルーホール、109はグランドパッド、110は肉抜部、113はグランド端子、114は電子部品、118は第1のグループ、119は第2のグループ、130はグランドパッド、131は肉抜部、132は肉抜部を示している。

Claims (3)

  1. 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球不能な閉鎖状態および入球可能な開放状態相互間で切換えられる可変入賞口と、
    前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な始動口と、
    前記遊技盤より後方に着脱可能に設けられたメイン基板ボックスと、
    前記メイン基板ボックスの内部に垂直状態で収納され、前記遊技盤と反対側の後面が電子部品を搭載するための部品面に設定され且つ前記遊技盤側の前面が電子部品の端子を半田付けするための半田面に設定されたプリント配線基板からなるメイン基板と、
    前記メイン基板の部品面に搭載され、遊技球が前記始動口に入球することに基づいて大当りであるか否かを判定するものであって大当りであることを判定したときには前記可変入賞口を開放状態にする大当り遊技を行うメイン制御回路と、
    前記メイン基板の半田面または部品面に形成されたグランドパターンと、
    前記メイン基板に前記グランドパターンに位置して形成され、電子部品のグランド端子が部品面側から挿入される複数のグランド端子孔と、
    前記メイン基板に前記グランドパターンに位置して形成され、前記グランド端子孔を取囲む環状をなすと共に前記グランド端子が半田付けされるものであって輪郭形状および大きさのそれぞれが相互に同一に設定された複数のグランドパッドを備え、
    前記複数のグランドパッドのそれぞれの外周部には、前記グランドパターンを部分的に肉抜きするものであって輪郭形状および大きさのそれぞれが前記複数のグランドパッド相互間で同一に設定された肉抜部が前記複数のグランドパッド相互間で同一な2以上の個数だけ前記複数のグランドパッド相互間で同一な配列で形成され、
    前記複数のグランドパッドは、前記2以上の肉抜部のそれぞれが予め決められた通常方向へ指向するように配置されたタイプの10個以上の通常のグランドパッドの集合体からなるグループおよび前記2以上の肉抜部の少なくとも1個が通常方向とは異なる特殊方向へ指向するように配置されたものであって前記グループ内の通常のグランドパッドの総数に対して1個の比率で設けられた特殊なグランドパッドを有しており、
    前記メイン基板ボックスは、前記メイン基板ボックスの取外し状態で全ての肉抜部を前記メイン基板ボックスの外部から視覚的に認識できるように一部または全部が透明に設けられていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記特殊なグランドパッドは、前記複数の通常のグランドパッドのうち最も接近する最短の通常のグランドパッドに2以上の特定の配線パターンを介して対向配置され、
    前記特殊なグランドパッドおよび前記特殊なグランドパッドに最も接近する特定の配線パターン相互間の距離は、最短の通常のグランドパッドおよび当該最短の通常のグランドパッドに最も接近する特定の配線パターン相互間の距離に比べて短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記特殊なグランドパッドは、前記複数の通常のグランドパッドのうち最も接近する最短の通常のグランドパッドに2以上の特定の配線パターンを介して対向配置され、
    前記複数の通常のグランドパッドのうち最短の通常のグランドパッドに最も接近する通常のグランドパッドおよび最短の通常のグランドパッド相互間には、配線パターンが介在されていないことを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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