JP2008271102A - リングオシレータおよびクロック生成回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲートアレイなどの標準ゲートを活用したリングオシレータの提供
【解決手段】この発明は、選択機能付き遅延回路1〜5とナンドゲート6〜10とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振する。選択機能付き遅延回路1〜5は、遅延時間がdのナンドゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間Tとして第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、その両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が単位遅延時間Tの2の累乗数倍となるように構成する。このため、この発明では、発振基本周期としてT×2n (nは整数)が設定でき、かつ、T×2n 〜T×(2n+1 −1)の範囲で発振周期を設定できる。
【選択図】図1
【解決手段】この発明は、選択機能付き遅延回路1〜5とナンドゲート6〜10とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振する。選択機能付き遅延回路1〜5は、遅延時間がdのナンドゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間Tとして第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、その両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が単位遅延時間Tの2の累乗数倍となるように構成する。このため、この発明では、発振基本周期としてT×2n (nは整数)が設定でき、かつ、T×2n 〜T×(2n+1 −1)の範囲で発振周期を設定できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、発振周期(発振周波数)が可変できるリングオシレータ、およびそれを適用して所望のクロックを生成できるクロック生成回路に関する。
従来、発振周期が可変できるリングオシレータとしては、特許文献1に記載のものが知られている。
このリングオシレータは、特許文献1の図1に示すように、縦続接続したインバータの各出力をn入力セレクタによって選択して初段のインバータに帰還入力し、これによりインバータの接続段数を変更することで、発振周期を設定できるようになっている。
このリングオシレータは、特許文献1の図1に示すように、縦続接続したインバータの各出力をn入力セレクタによって選択して初段のインバータに帰還入力し、これによりインバータの接続段数を変更することで、発振周期を設定できるようになっている。
しかし、上記のリングオシレータのように、インバータの接続段数の選択によって発振周期を変更する場合には、広範囲の周波数に対応しようとすると、インバータおよびセレクタの個数が増大して回路規模が大きくなるという不具合がある。
ところで、デジタル制御データで発振周期が可変制御できるリングオシレータが望まれる。この場合に、デジタル制御データは2進数であるので、デジタル制御データに比例した発振周期を誤差なく実現するためには、発振周期は単位遅延時間に対して2の累乗倍であることが望ましい。
ところで、デジタル制御データで発振周期が可変制御できるリングオシレータが望まれる。この場合に、デジタル制御データは2進数であるので、デジタル制御データに比例した発振周期を誤差なく実現するためには、発振周期は単位遅延時間に対して2の累乗倍であることが望ましい。
しかし、リングオシレータは、発振条件を満たすために奇数個(奇数段)のインバータ(反転素子)で帰還ループを構成する必要がある。いま、インバータの接続個数がNで、そのインバータの遅延時間がdの場合には、発振周期は(2×N×d)となる。ところが、インバータの接続個数Nは奇数のため、(2×N)は2の累乗数にはならない。
特許文献2には、回路の工夫によって、単位遅延時間の2の累乗数倍の周期のリングオシレータが知られている。
特開2004−80155号公報
特開平6−216721号公報
特許文献2には、回路の工夫によって、単位遅延時間の2の累乗数倍の周期のリングオシレータが知られている。
しかし、単位遅延時間は、リングオシレータの遅延位相差に基づいて、リングオシレータから取り出した2n(nは整数)の信号をセレクタで選択する回路が必要になるため、クロック回路を生成する回路が複雑になる。
このような背景の下において、標準ゲートを活用したリングオシレータ、特に、ゲートアレイなどの標準ゲートを活用したリングオシレータの出現が望まれる。さらに、そのようなリングオシレータを用いてクロックを生成するためのクロック生成回路の出現も望まれる。
このような背景の下において、標準ゲートを活用したリングオシレータ、特に、ゲートアレイなどの標準ゲートを活用したリングオシレータの出現が望まれる。さらに、そのようなリングオシレータを用いてクロックを生成するためのクロック生成回路の出現も望まれる。
そこで、本発明の目的は、上記の点に鑑み、ゲートアレイなどの標準ゲートを活用したリングオシレータを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記リングオシレータを用いることにより、回路構成が簡単なクロック生成回路を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前記リングオシレータを用いることにより、回路構成が簡単なクロック生成回路を提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
第1の発明は、標準ゲートと選択機能付き遅延回路とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振するリングオシレータであって、前記標準ゲートと前記選択機能付き遅延回路とはそれぞれ所定個数からなり、前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第1の発明は、標準ゲートと選択機能付き遅延回路とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振するリングオシレータであって、前記標準ゲートと前記選択機能付き遅延回路とはそれぞれ所定個数からなり、前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第2の発明は、標準ゲートと選択機能付き遅延回路とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振するリングオシレータであって、前記標準ゲートと前記選択機能付き遅延回路とはそれぞれ所定個数からなり、前記選択機能付き遅延回路は、遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第3の発明は、第1または第2発明において、前記選択機能付き遅延回路は、複数のナンドゲートを組み合わせて構成した。
第3の発明は、第1または第2発明において、前記選択機能付き遅延回路は、複数のナンドゲートを組み合わせて構成した。
第4の発明は、第3において、前記選択機能付き遅延回路は、複数のナンドゲートの他に、単位遅延時間を均一にするためのダミー負荷としてのナンドゲートを含んでいる。
第5の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の選択機能付き遅延回路とを含み、前記選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第5の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の選択機能付き遅延回路とを含み、前記選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第6の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の選択機能付き遅延回路とを含み、前記選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記選択機能付き遅延回路は、遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第7の発明は、第5または第6発明において、前記制御回路は、複数ビットのデジタル信号を使用し、そのうちの上位ビット側のデジタル信号で前記分周回路の分周制御を行い、そのうちの下位ビット側のデジタル信号で前記選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行うようにした。
第8の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の第1選択機能付き遅延回路と補正用の第2選択機能付き遅延回路とを含み、前記第1および第2選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記1および第2選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第8の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の第1選択機能付き遅延回路と補正用の第2選択機能付き遅延回路とを含み、前記第1および第2選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記1および第2選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第9の発明は、所定個数の標準ゲートと所定個数の第1選択機能付き遅延回路と補正用の第2選択機能付き遅延回路とを含み、前記第1および第2選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、前記1および第2選択機能付き遅延回路は、それぞれ遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成した。
第10の発明は、第8または第9発明において、前記制御回路は、複数ビットのデジタル信号を使用し、そのうちの上位ビット側のデジタル信号で前記分周回路の分周制御を行い、そのうちの最下位ビットを除く下位ビット側のデジタル信号で前記第1選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行い、そのうちの最下位ビットのデジタル信号で前記第2選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行うようにした。
このような構成の本発明のリングオシレータによれば、単位遅延時間をTとすると、発振基本周期としてT×2n(nは整数)が設定でき、かつ、T×2n〜T×(2n+1−1)の範囲で発振周期を設定できる。
また、本発明のリングオシレータによれば、選択機能付き遅延回路をナンドゲートなどの標準セルで実現でき、ゲートアレイなどの標準ゲートを活用できる。
また、本発明のリングオシレータによれば、選択機能付き遅延回路をナンドゲートなどの標準セルで実現でき、ゲートアレイなどの標準ゲートを活用できる。
また、単位遅延時間Tはナンドゲートの遅延時間dの2倍であり、Tは立ち上がり遅延dと立ち下がり遅延dから構成されるため、ナンドゲート立ち上がり時間と立ち下り時間とに差があっても遅延回路の単位遅延時間Tは均等になる。
また、遅延回路にダミーの負荷ゲートを追加することにより、遅延回路の単位遅延時間を均等にすることでデジタルデータに比例した発振周期を誤差なく実現できる。
さらに、本発明のクロック生成回路によれば、リングオシレータを用いることで、全体として回路構成が簡単となる。
また、遅延回路にダミーの負荷ゲートを追加することにより、遅延回路の単位遅延時間を均等にすることでデジタルデータに比例した発振周期を誤差なく実現できる。
さらに、本発明のクロック生成回路によれば、リングオシレータを用いることで、全体として回路構成が簡単となる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(リングオシレータの第1実施形態)
本発明のリングオシレータの第1実施形態の構成について、図1〜3を参照して説明する。
一般に、リングオシレータは、発振条件を満たすために奇数段の反転素子(インバータ)から構成され、その発振周期は伝搬パルスの立ち上がり伝搬と立ち下がり伝搬の遅延を合計した値になる。いま、反転素子の数がNで、その各反転素子の遅延値がd(立ち上がり遅延および立ち下がり遅延)とすると、リングオシレータの発振周期は、2×N×dとなる。ここで、Nは奇数であるため、2×Nは2の累乗数にならないので、リングオシレータの段数を2進数のデジタル制御データで制御すると、発振周期に誤差が発生する。このため、デジタル制御データに比例した発振周期を実現できない。
そこで、本発明に係るリングオシレータでは、デジタル制御データに比例した発振周期を実現するために、その構成要素として図2および図3に示すような選択機能付き遅延回路を用いるようにしたので、まずそれらについて説明する。
(リングオシレータの第1実施形態)
本発明のリングオシレータの第1実施形態の構成について、図1〜3を参照して説明する。
一般に、リングオシレータは、発振条件を満たすために奇数段の反転素子(インバータ)から構成され、その発振周期は伝搬パルスの立ち上がり伝搬と立ち下がり伝搬の遅延を合計した値になる。いま、反転素子の数がNで、その各反転素子の遅延値がd(立ち上がり遅延および立ち下がり遅延)とすると、リングオシレータの発振周期は、2×N×dとなる。ここで、Nは奇数であるため、2×Nは2の累乗数にならないので、リングオシレータの段数を2進数のデジタル制御データで制御すると、発振周期に誤差が発生する。このため、デジタル制御データに比例した発振周期を実現できない。
そこで、本発明に係るリングオシレータでは、デジタル制御データに比例した発振周期を実現するために、その構成要素として図2および図3に示すような選択機能付き遅延回路を用いるようにしたので、まずそれらについて説明する。
図2(a)に示す選択機能付き遅延回路1は、2入力のナンドゲート11〜14を組み合わせた論理回路から構成される。ここで、ナンドゲート11〜14は、それぞれ遅延時間dだけ信号を遅延するものである。
さらに具体的には、ナンドゲート11は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート12は、一方の入力端子にナンドゲート11の出力が供給され、他方の入力端子に制御データCDが供給される。ナンドゲート13は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子にナンドゲート12の出力が供給される。ナンドゲート14は、一方の入力端子にナンドゲート13の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。
さらに具体的には、ナンドゲート11は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート12は、一方の入力端子にナンドゲート11の出力が供給され、他方の入力端子に制御データCDが供給される。ナンドゲート13は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子にナンドゲート12の出力が供給される。ナンドゲート14は、一方の入力端子にナンドゲート13の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。
次に、このような構成からなる選択機能付き遅延回路1の動作について、図2(b)を参照して説明する。なお、この例では、ナンドゲート11〜14は、それぞれ遅延時間dだけ信号を遅延させるものとする。
まず、制御データCDがHレベルの場合について説明する。入力信号Aの立ち下がり時には、ナンドゲート12の出力Bは、ナンドゲート11、12を伝搬するので、遅延時間2dの後に立ち下がる(図2(b)の2段目の波形を参照)。入力信号Aが立ち下がると、ナンドゲート13の出力は出力Bの状態によらずに立ち上がる。従って、ナンドゲート14の出力Cは、ナンドゲート13、14を伝搬するので、遅延時間2dの後に立ち下がる(図2(b)の3段目の波形を参照)。
まず、制御データCDがHレベルの場合について説明する。入力信号Aの立ち下がり時には、ナンドゲート12の出力Bは、ナンドゲート11、12を伝搬するので、遅延時間2dの後に立ち下がる(図2(b)の2段目の波形を参照)。入力信号Aが立ち下がると、ナンドゲート13の出力は出力Bの状態によらずに立ち上がる。従って、ナンドゲート14の出力Cは、ナンドゲート13、14を伝搬するので、遅延時間2dの後に立ち下がる(図2(b)の3段目の波形を参照)。
一方、入力信号Aの立ち上がり時には、入力信号Aと出力Bが両方とも立ち上がるとナンドゲート13の出力が立ち下がる。ナンドゲート12の出力Bは、入力信号Aの立ち上がりから遅延時間2dの後に立ち上がる。それから、遅延時間2dの後に出力Cが立ち上がる。すなわち、ナンドゲート14の出力Cは、ナンドゲート11、12、13、14を伝播するので、図示のように、入力信号Aの立ち上がりから遅延時間4dの後に立ち上がる。制御データCDがHレベルの場合は、入力データAから出力Cへの立ち上がりと立ち下りの信号遅延の合計は6dである。
次に、制御データCDがLレベルの場合について説明する。この場合には、ナンドゲート12の出力BはHレベルに固定される。従って、入力信号Aの立ち下がり時と立ち下がり時のいずれの場合にも 、ナンドゲート14の出力Cは、ナンドゲート13、14を伝搬する。このため、入力信号Aの変化から遅延時間2dの後に出力Cが変化する。(図2(b)の4段目の波形を参照)。
制御データCDがLレベルの場合は、入力データAから出力Cへの立ち上がりと立ち下りの信号遅延の合計は4dである。
以上のように、選択機能付き遅延回路1では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間(発振周期)に対して、ゲート2段分の遅延時間2dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路1では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間6dを選択できる。
以上のように、選択機能付き遅延回路1では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間(発振周期)に対して、ゲート2段分の遅延時間2dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路1では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間6dを選択できる。
以上のような選択機能付き遅延回路1は、一般的なリングオシレータの遅延素子の一部に適用できる。例えば、遅延素子が15段からなるリングオシレータにおいて、遅延素子の2段を選択機能付き遅延回路1に置き換えて、制御データCDをHレベルに固定することにより、発振周期を30dから32dに変更できる。つまり、2dの遅延単位の16倍となり、2の累乗数倍の遅延周期が実現される。
次に、図3(a)に示す選択機能付き遅延回路2は、2入力のナンドゲート21〜25およびインバータ26を組み合わせた論理回路から構成される。ここで、ナンドゲート21〜25は、それぞれ遅延時間dだけ信号を遅延するものである。
さらに具体的には、ナンドゲート21は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子に制御データCDがインバータ26を介して供給される。ナンドゲート22は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子に制御データCDが供給される。ナンドゲート23は、一方の入力端子にナンドゲート22の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート24は、一方の入力端子にナンドゲート23の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート25は、一方の入力端子にナンドゲート21の出力が供給され、他方の入力端子にナンドゲート24の出力が供給される。
さらに具体的には、ナンドゲート21は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子に制御データCDがインバータ26を介して供給される。ナンドゲート22は、一方の入力端子に入力信号Aが供給され、他方の入力端子に制御データCDが供給される。ナンドゲート23は、一方の入力端子にナンドゲート22の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート24は、一方の入力端子にナンドゲート23の出力が供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが供給される。ナンドゲート25は、一方の入力端子にナンドゲート21の出力が供給され、他方の入力端子にナンドゲート24の出力が供給される。
次に、このような構成からなる選択機能付き遅延回路2の動作について、図3(b)を参照して説明する。なお、この例では、ナンドゲート21〜25は、それぞれ遅延時間dだけ信号を遅延させるものとする。
まず、制御データCDがHレベルの場合について説明する。インバータ26の出力はLレベルとなるので、ナンドゲート21の出力はHレベルに固定される。入力信号Aの立ち下がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート22、23、24、25の各遅延を受けるので、遅延時間4dの後に立ち下がる(図3(b)の2段目の波形を参照)。一方、入力信号Aの立ち上がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート22、23、24、25の各遅延を受けるので、遅延時間4dの後に立ち上がる。
制御データCDがHレベルの場合は、入力データAから出力Cへの立ち上がりと立ち下りの信号遅延の合計は8dである。
まず、制御データCDがHレベルの場合について説明する。インバータ26の出力はLレベルとなるので、ナンドゲート21の出力はHレベルに固定される。入力信号Aの立ち下がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート22、23、24、25の各遅延を受けるので、遅延時間4dの後に立ち下がる(図3(b)の2段目の波形を参照)。一方、入力信号Aの立ち上がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート22、23、24、25の各遅延を受けるので、遅延時間4dの後に立ち上がる。
制御データCDがHレベルの場合は、入力データAから出力Cへの立ち上がりと立ち下りの信号遅延の合計は8dである。
次に、制御データCDがLレベルの場合について説明する。ナンドゲート22の出力はHレベルに、ナンドゲート23の出力はLレベルに、ナンドゲート24の出力BはHレベルに固定される。入力信号Aの立ち下がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート21、25の各遅延を受けるので、遅延時間2dの後に立ち下がる(図3(b)の3段目の波形を参照)。一方、入力信号Aの立ち上がり時には、ナンドゲート25の出力Cは、ナンドゲート21、25の各遅延を受けるので、遅延時間2dの後に立ち上がる。
制御データCDがLレベルの場合は、入力データAから出力Cへの立ち上がりと立ち下りの信号遅延の合計は4dである。
従って、選択機能付き遅延回路2では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間(発振周期)に対して、ゲート4段分の遅延時間4dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路2では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間8dを選択できる。
従って、選択機能付き遅延回路2では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間(発振周期)に対して、ゲート4段分の遅延時間4dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路2では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間8dを選択できる。
次に、選択機能付き遅延回路1、2を構成要素に含むリングオシレータの第1実施形態の構成について、図1を参照して説明する。
このリングオシレータは、図1に示すように、複数(この例では5つ)の選択機能付き遅延回路1〜5と、複数(この例では5つ)のナンドゲート6〜10とからなり、これらが直列接続されるとともに、全体でループ(帰還回路)を形成して所望の発振周期で発振するようになっている。
このリングオシレータは、図1に示すように、複数(この例では5つ)の選択機能付き遅延回路1〜5と、複数(この例では5つ)のナンドゲート6〜10とからなり、これらが直列接続されるとともに、全体でループ(帰還回路)を形成して所望の発振周期で発振するようになっている。
また、このリングオシレータは、後述する単位遅延時間をTとすると、発振基本周期としてT×2n(nは整数)が設定でき、かつ、T×2n〜T×(2n+1−1)の範囲で発振周期を設定できるようになっている。このために、選択機能付き遅延回路1〜4は、後述のように、4ビットのデジタル制御データによって、2つの所定の遅延時間を選択的に設定できるようになっている。
ナンドゲート6〜9は、一方の入力端子に前段の出力がそれぞれ供給され、他方の入力端子にHレベルの電圧VCCが印加されるようになっている。また、ナンドゲート10は、一方の入力端子に前段の出力が供給され、他方の入力端子に発振を起動するスタート信号STARTが供給されるようになっている。さらに、ナンドゲート9の出力端子からリングオシレータの出力を取り出すようになっている。
選択機能付き遅延回路1、2は、図2(a)、図3(a)のように構成され、すでに説明した通りである。
選択機能付き遅延回路3は、制御データCDによって、リングオシレータの発振周期に対して、ゲート8段分の遅延時間8dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路3では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間12dを選択できるようになっている。このような選択機能付き遅延回路3は、図3(a)の回路のナンドゲート24とナンドゲート25との間にナンドゲートを2段追加することによって実現できる。
選択機能付き遅延回路3は、制御データCDによって、リングオシレータの発振周期に対して、ゲート8段分の遅延時間8dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路3では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間12dを選択できるようになっている。このような選択機能付き遅延回路3は、図3(a)の回路のナンドゲート24とナンドゲート25との間にナンドゲートを2段追加することによって実現できる。
選択機能付き遅延回路4は、制御データCDによって、リングオシレータの発振周期に対して、ゲート16段分の遅延時間16dの遅延時間差を選択できる。換言すると、選択機能付き遅延回路3では、制御データCDによって、リングオシレータの周期時間に対して、遅延時間4dまたは遅延時間20dを選択できるようになっている。このような選択機能付き遅延回路3は、図3(a)の回路のナンドゲート24とナンドゲート25との間にナンドゲートを6段追加することによって実現できる。
選択機能付き遅延回路5は、選択機能付き遅延回路1と同様に構成される。ただし、制御データCDはHレベルである電圧VCCに固定され、遅延時間が6dの固定遅延回路として使用される。
以上述べた選択機能付き遅延回路1〜4は、遅延時間差として2d、4d、8d、16dをそれぞれ設定できる。すなわち、後述の単位遅延(単位遅延時間)T=2dによれば、1T、2T、4T、8Tのようになり、遅延時間差は単位遅延Tの2の累乗数倍の関係になっている。
以上述べた選択機能付き遅延回路1〜4は、遅延時間差として2d、4d、8d、16dをそれぞれ設定できる。すなわち、後述の単位遅延(単位遅延時間)T=2dによれば、1T、2T、4T、8Tのようになり、遅延時間差は単位遅延Tの2の累乗数倍の関係になっている。
次に、このような構成からなるリングオシレータの動作について、図1および図4を参照して説明する。
このリングオシレータでは、基本発振周期を設定でき、ゲート1つ当たりの遅延をdとすると32dであり、単位遅延TをT=2dとすると、その基本発振周期は16Tとなる。
このリングオシレータでは、基本発振周期を設定でき、ゲート1つ当たりの遅延をdとすると32dであり、単位遅延TをT=2dとすると、その基本発振周期は16Tとなる。
このように基本発振周期を16T(32d)とするために、5段からなる2入力のナンドゲート6〜10で遅延時間を10d、選択機能付き遅延回路1〜4ではそれぞれ遅延時間4dを選択し、選択機能付き遅延回路5では遅延時間6dに固定するようにしているので、基本発振周期として10d+6d+(4d×4)=32dが得られる。このため、このリングオシレータでは、遅延単位をT=2dとすると、基本発振周期は16Tとなり、遅延単位Tの2の累乗数倍となる。
また、このリングオシレータでは、基本発振周期16Tを基準に、選択機能付き遅延回路1〜4の遅延時間を4ビットの制御データCDによって選択することにより、発振周期を16T〜31Tの範囲で可変できる(図4参照)。
例えば、選択機能付き遅延回路1は、制御データCDが「0」のときには4d、「1」のときには6dの周期遅延時間で、選択できる遅延時間差は2d=1Tである。このため、選択機能付き遅延回路1〜4は、それぞれ1T、2T、4T、8Tの遅延時間差を選択できる。
例えば、選択機能付き遅延回路1は、制御データCDが「0」のときには4d、「1」のときには6dの周期遅延時間で、選択できる遅延時間差は2d=1Tである。このため、選択機能付き遅延回路1〜4は、それぞれ1T、2T、4T、8Tの遅延時間差を選択できる。
このように、選択機能付き遅延回路1〜4の遅延時間差は、2進数の重み付けを持っているので、選択機能付き遅延回路1〜4は2進数のデジタル制御データ(この例では4ビットの信号)で制御できる。4ビットのうちの1ビット目が選択機能付き遅延回路1の制御データCD[0]として割り当てられ、4ビットのうちの2〜4ビット目が選択機能付き遅延回路2〜4の制御データCD[1]、CD[2]、CD[3]としてそれぞれ割り当てられている。
このため、図4に示すように、選択機能付き遅延回路1〜4の制御データCDが全て「0」のときには、リングオシレータの発振周期は、遅延単位で16T、ゲート遅延で32dになる。また、選択機能付き遅延回路1の制御データCDのみが「1」で、選択機能付き遅延回路2〜4の制御データCDがいずれも「0」のときには、リングオシレータの発振周期は、遅延単位で17T、ゲート遅延で34dになる。さらに、選択機能付き遅延回路1〜4の制御データCDが全て「1」のときには、リングオシレータの発振周期は、遅延単位で31T、ゲート遅延で62dになる。従って、発振周期を16T〜31Tの範囲で可変できる。
(リングオシレータの第2実施形態)
次に、本発明のリングオシレータの第2実施形態について、図5を参照して説明する。
このリングオシレータは、図5に示すように、選択機能付き遅延回路1〜5と、選択機能付き遅延回路6aと、ナンドゲート8〜10とからなり、これらが直列接続されるとともに、全体でループ(帰還回路)を形成して所望の発振周期で発振するようにしたものである。
すなわち、このリングオシレータは、図1に示すリングオシレータのナンドゲート6、7を、図5に示すように選択機能付き遅延回路6aに置き換えたものである。選択機能付き遅延回路6aは、選択機能付き遅延回路1と同一構成のものであり、制御データCDmによって制御される点が異なる。
このように構成されるリングオシレータは、図1に示すリングオシレータの動作と基本的に同じである。しかし、後述のクロック生成回路に適用された場合に、選択機能付き遅延回路6aが制御データCDmで制御される点が異なり、この点については後述する。
次に、本発明のリングオシレータの第2実施形態について、図5を参照して説明する。
このリングオシレータは、図5に示すように、選択機能付き遅延回路1〜5と、選択機能付き遅延回路6aと、ナンドゲート8〜10とからなり、これらが直列接続されるとともに、全体でループ(帰還回路)を形成して所望の発振周期で発振するようにしたものである。
すなわち、このリングオシレータは、図1に示すリングオシレータのナンドゲート6、7を、図5に示すように選択機能付き遅延回路6aに置き換えたものである。選択機能付き遅延回路6aは、選択機能付き遅延回路1と同一構成のものであり、制御データCDmによって制御される点が異なる。
このように構成されるリングオシレータは、図1に示すリングオシレータの動作と基本的に同じである。しかし、後述のクロック生成回路に適用された場合に、選択機能付き遅延回路6aが制御データCDmで制御される点が異なり、この点については後述する。
(クロック生成回路の第1実施形態)
次に、本発明のクロック生成回路の第1実施形態について、図6および図7を参照して説明する。
このクロック生成回路は、図1に示すリングオシレータを適用したものであり、そのリングオシレータの出力を制御するとともに、その出力を分周制御して所望のクロックを生成するものである。
このため、このクロック生成回路は、図6に示すように、図1に示すリングオシレータ100と、リングオシレータ100の出力を分周する分周回路200と、リングオシレータ100の発振周期と分周回路200の分周とをそれぞれ制御する制御回路300と、を備えている。
次に、本発明のクロック生成回路の第1実施形態について、図6および図7を参照して説明する。
このクロック生成回路は、図1に示すリングオシレータを適用したものであり、そのリングオシレータの出力を制御するとともに、その出力を分周制御して所望のクロックを生成するものである。
このため、このクロック生成回路は、図6に示すように、図1に示すリングオシレータ100と、リングオシレータ100の出力を分周する分周回路200と、リングオシレータ100の発振周期と分周回路200の分周とをそれぞれ制御する制御回路300と、を備えている。
このクロック生成回路は、分周回路200から出力される出力クロックの周期が、例えば遅延単位Tに対して2進数16ビットのデジタル制御データDCD[15:0]の値に比例するようにしたものである(図7参照)。
リングオシレータ100の基本周期は16Tのため、出力クロックの粗い周期は制御データDCDの上位ビット、すなわち(DCD[15:4]×16T)により得られる。制御回路300は、制御データDCDのうちの上位ビットDCD[15:4]の値を分周カウント信号DN[11:0]として分周回路200の分周カウンタに出力する。
リングオシレータ100の基本周期は16Tのため、出力クロックの粗い周期は制御データDCDの上位ビット、すなわち(DCD[15:4]×16T)により得られる。制御回路300は、制御データDCDのうちの上位ビットDCD[15:4]の値を分周カウント信号DN[11:0]として分周回路200の分周カウンタに出力する。
分周回路200の分周カウンタは、そのカウント信号DN[11:0]の値が10進数のnであるとして、リングオシレータ100の出力をn分周して出力クロックを生成する。また、分周カウンタは、リングオシレータ100の出力信号をカウントクロックとして、nからダウンカウントしてn=1になると、nを再び設定する(図7参照)。
このクロック生成回路では、リングオシレータ100の出力信号をn分周するサイクルのいずれか1回においては、制御データDCDのうちの下位ビットDCD[3:0]の値により、リングオシレータ100の発振周期を16T〜31Tに制御し、1T時間単位の微細な周期調整をする。
このクロック生成回路では、リングオシレータ100の出力信号をn分周するサイクルのいずれか1回においては、制御データDCDのうちの下位ビットDCD[3:0]の値により、リングオシレータ100の発振周期を16T〜31Tに制御し、1T時間単位の微細な周期調整をする。
このため、制御回路300は、n分周サイクルのいずれか1回のサイクルにおいて、制御データDCD[3:0]をリングオシレータ100に出力(設定)することで、リングオシレータ100の発振周期を16T〜31Tに変更する。
制御回路300は、例えば図7に示すような動作をする。
すなわち、制御回路300は、分周回路200の分周カウンタのカウント値nがn〜2までの範囲内では、制御データCD[3:0]の値として0を出力するので、リングオシレータ100の発振周期は16Tとなる。また、分周カウンタのカウント値nが1の場合には、その旨を示す制御データを分周回路200から受け取り、これにより制御データCD[3:0]の値としてDCD[3:0]を出力するので、そのときのリングオシレータ100の発振周期は16T〜31Tとなる。
制御回路300は、例えば図7に示すような動作をする。
すなわち、制御回路300は、分周回路200の分周カウンタのカウント値nがn〜2までの範囲内では、制御データCD[3:0]の値として0を出力するので、リングオシレータ100の発振周期は16Tとなる。また、分周カウンタのカウント値nが1の場合には、その旨を示す制御データを分周回路200から受け取り、これにより制御データCD[3:0]の値としてDCD[3:0]を出力するので、そのときのリングオシレータ100の発振周期は16T〜31Tとなる。
図6に示すクロック生成回路では、図7に示すように、分周カウンタのカウント値がn〜2の場合の(n−1)回のサイクルはリングオシレータ100の発振周期は16Tであり、分周カウンタのカウント値が1の場合には、リングオシレータ100の発振周期は16T+T×DCD[3:0]であって16T〜31Tの値である。
このため、図6に示すクロック生成回路で得られる出力クロックの周期Tcは、次式のようになる。
このため、図6に示すクロック生成回路で得られる出力クロックの周期Tcは、次式のようになる。
Tc=16T×(n−1)+16T+T×DCD[3:0]
=16T×n+T×DCD[3:0]
=DCD[15:4]×16T+DCD[3:0]×T
つまり、出力クロックの周期はDCD[15:0]×Tと同じ値になり、単位時間Tについて16ビットのデジタ制御データDCD[15:0]に比例した値になる(図7参照)。
=16T×n+T×DCD[3:0]
=DCD[15:4]×16T+DCD[3:0]×T
つまり、出力クロックの周期はDCD[15:0]×Tと同じ値になり、単位時間Tについて16ビットのデジタ制御データDCD[15:0]に比例した値になる(図7参照)。
(クロック生成回路の第2実施形態)
本発明のクロック生成回路の第2実施形態について、図8を参照して説明する。
このクロック生成回路の第2実施形態は、デューティ比が50%の出力クロックを生成するようにしたものであり、図8に示すように、図5に示すリングオシレータ100aと、リングオシレータ100aの出力を分周する分周回路200aと、リングオシレータ100aの発振周期と分周回路200aの分周とをそれぞれ制御する制御回路300aと、を備えている。
本発明のクロック生成回路の第2実施形態について、図8を参照して説明する。
このクロック生成回路の第2実施形態は、デューティ比が50%の出力クロックを生成するようにしたものであり、図8に示すように、図5に示すリングオシレータ100aと、リングオシレータ100aの出力を分周する分周回路200aと、リングオシレータ100aの発振周期と分周回路200aの分周とをそれぞれ制御する制御回路300aと、を備えている。
このクロック生成回路が、デューティ比が50%の出力クロックを生成するためには、出力クロックの周期の1/2で、出力クロックをトグル(変化)させるタイミングが必要となる。そこで、デジタル制御データDCD[15:0]を1ビットシフトした値で、リングオシレータ100aの発振周期を分周するようにした。
制御回路300aは、制御データDCD[15:0]の上位ビットDCD[15:5]の値を、分周カウント信号DN[10:0]として分周回路200aに出力する。分周回路200aの分周カウンタは、そのカウント信号DN[10:0]の値が10進数のmであるとして、リングオシレータ100aの出力をm分周したタイミングで、出力クロックをトグルする。分周カウンタは、リングオシレータ100aの出力信号をカウントクロックとして、mからダウンカウントしてm=1になると、mを再び設定するとともに、出力クロックをトグルする。
制御回路300aは、制御データDCD[15:0]の上位ビットDCD[15:5]の値を、分周カウント信号DN[10:0]として分周回路200aに出力する。分周回路200aの分周カウンタは、そのカウント信号DN[10:0]の値が10進数のmであるとして、リングオシレータ100aの出力をm分周したタイミングで、出力クロックをトグルする。分周カウンタは、リングオシレータ100aの出力信号をカウントクロックとして、mからダウンカウントしてm=1になると、mを再び設定するとともに、出力クロックをトグルする。
このクロック生成回路では、リングオシレータ100aの出力信号をm分周するサイクルのいずれか1回においては、制御データDCDのうちの下位ビットDCD[4:1]の値により、リングオシレータ100aの発振周期を16T〜31Tに制御し、1T時間単位の微細な周期調整をする。
このため、制御回路300aは、分周回路200aからの制御データを受けて、m分周サイクルのいずれか1回のサイクルにおいて、制御データDCD[4:1]をリングオシレータ100aに出力(設定)することで、リングオシレータ100aの発振周期を16T〜31Tに変更する。
このため、制御回路300aは、分周回路200aからの制御データを受けて、m分周サイクルのいずれか1回のサイクルにおいて、制御データDCD[4:1]をリングオシレータ100aに出力(設定)することで、リングオシレータ100aの発振周期を16T〜31Tに変更する。
また、制御データDCD[15:0]の最下位ビットDCD[0]の遅延値を反映させるために、リングオシレータ100aには、図5に示すように、制御データCDmによって制御される選択機能付き遅延回路6aが設けられている。制御回路300aは、出力クロックの1周期に1回、制御データCDmを制御することで、出力クロックの周期を1Tだけ追加する。
次に、このような構成からなるクロック生成回路の動作例について、図8および図9を参照して説明する。
いま、制御回路300aに入力される制御データDCD[15:0]の値を10進数「183」とすると、16進数と2進数の表現でDCD[15:0]=00B7h=10110111bとなる。
いま、制御回路300aに入力される制御データDCD[15:0]の値を10進数「183」とすると、16進数と2進数の表現でDCD[15:0]=00B7h=10110111bとなる。
制御回路300aは、DCD[15:5]の値である101b=5を分周カウント信号DN[10:0]に値として分周回路200aの分周カウンタに出力する。分周カウンタは、リングオシレータ100aの出力を5回カウントすると、そのカウント値を再設定するとともに、出力クロックをトグルする。
制御回路300aは、分周回路200aからの制御データを受け取り、リングオシレータ100aに対して制御データCD[3:0]と制御データCDmを出力するので、リングオシレータ100aの発振周期が制御される。分周カウンタのカウント値が1でない場合には、
制御データCD[3:0]の値は0であり、リングオシレータ100aの発振周期は16Tである。そのカウント値が1の場合には、CD[3:0]の値はCD[4:1]=1011b=11でリングオシレータ100aの発振周期は16T+11Tである。
制御回路300aは、分周回路200aからの制御データを受け取り、リングオシレータ100aに対して制御データCD[3:0]と制御データCDmを出力するので、リングオシレータ100aの発振周期が制御される。分周カウンタのカウント値が1でない場合には、
制御データCD[3:0]の値は0であり、リングオシレータ100aの発振周期は16Tである。そのカウント値が1の場合には、CD[3:0]の値はCD[4:1]=1011b=11でリングオシレータ100aの発振周期は16T+11Tである。
出力クロックの1周期に1回のタイミングにおいて、図9の例では、分周カウンタの値が1で、かつ出力クロックがHレベルの場合に、制御回路300aは制御データCDmとしてDCD[0]を出力しそれ以外の場合には0を出力する。
制御データDCD[15:0]の値が「183」の場合には、DCD[0]=1であるため、制御データCDmとして1を出力するので、分周サイクルのリングオシレータ100aの発振周期は16T+11T+1Tとなる。このため、図9に示すように、出力クロックのLレベルの時間は16T×5+11T、Hレベルの時間は16T×5+11T+1T、合計の周期は183Tとなる。従って、誤差時間1Tの範囲内でデューティ比が50%の出力クロックを生成できる。
制御データDCD[15:0]の値が「183」の場合には、DCD[0]=1であるため、制御データCDmとして1を出力するので、分周サイクルのリングオシレータ100aの発振周期は16T+11T+1Tとなる。このため、図9に示すように、出力クロックのLレベルの時間は16T×5+11T、Hレベルの時間は16T×5+11T+1T、合計の周期は183Tとなる。従って、誤差時間1Tの範囲内でデューティ比が50%の出力クロックを生成できる。
(その他)
次に、図2(a)に示す遅延機能付き遅延回路1と、図3(a)に示す遅延機能付き遅延回路2の各変形例について、図10および図11を参照して説明する。
図10の回路は、遅延機能付き遅延回路1の変形例であり、ナンドゲート11、12からなる遅延パスの負荷としてナンドゲート15のダミー負荷を追加した。ナンドゲート14の出力信号Cは次の遅延素子の入力信号Aに接続されるので、ゲート負荷は2個である。ナンドゲート11と13のゲート負荷が1個であるのに対して、ナンドゲート12と14のゲート負荷は2個である。遅延パスについてのゲート負荷がナンドゲート1個と2個を交互に繰り返すようにした。
次に、図2(a)に示す遅延機能付き遅延回路1と、図3(a)に示す遅延機能付き遅延回路2の各変形例について、図10および図11を参照して説明する。
図10の回路は、遅延機能付き遅延回路1の変形例であり、ナンドゲート11、12からなる遅延パスの負荷としてナンドゲート15のダミー負荷を追加した。ナンドゲート14の出力信号Cは次の遅延素子の入力信号Aに接続されるので、ゲート負荷は2個である。ナンドゲート11と13のゲート負荷が1個であるのに対して、ナンドゲート12と14のゲート負荷は2個である。遅延パスについてのゲート負荷がナンドゲート1個と2個を交互に繰り返すようにした。
図11の回路は、遅延機能付き遅延回路2の変形例であり、ナンドゲート22〜24からなる遅延パスの負荷としてナンドゲート27のダミー負荷を追加した。ナンドゲート25の出力信号Cは次の遅延素子の入力信号Aに接続されるので、ゲート負荷は2個である。ナンドゲート21と22と24のゲート負荷が1個であるのに対して、ナンドゲート23と25のゲート負荷は2個である。遅延パスについてのゲート負荷がナンドゲート1個と2個を交互に繰り返すようにした。
すなわち、図10の回路では、ナンドゲート13、14の経路と、ナンドゲート11、12、13、14の経路とを信号が伝搬する場合に、ゲート負荷が1個と2個を交互に繰り返すことになる。図11の回路では、ナンドゲート21、25の経路と、ナンドゲート22、23、24、25の経路とを信号が伝搬する場合に、ゲート負荷が1個と2個を交互に繰り返すことになる。また、図10、図11に示す遅延回路は直列接続されてリングオシレータを構成し、ゲート負荷が1個と2個を交互に繰り返す。
このような構成により、単位遅延のゲート2段についてのゲート負荷が、どの遅延パスにおいても均等になるので、遅延単位の遅延値が均一になる。ダミー負荷ゲートは、全ての遅延パスに負荷が2ゲートになるように構成しても良い。ただし、図10および図11の回路のほうが回路規模が小さく、遅延単位をより微小時間にすることができる。
このような構成により、単位遅延のゲート2段についてのゲート負荷が、どの遅延パスにおいても均等になるので、遅延単位の遅延値が均一になる。ダミー負荷ゲートは、全ての遅延パスに負荷が2ゲートになるように構成しても良い。ただし、図10および図11の回路のほうが回路規模が小さく、遅延単位をより微小時間にすることができる。
1〜5・・・選択機能付き遅延回路、6〜10・・・ナンドゲート、11〜15・・・ナンドゲート、21〜25・・・ナンドゲート、100、100a・・・リングオシレータ、200、200a・・・分周回路、300、300a・・・制御回路
Claims (10)
- 標準ゲートと選択機能付き遅延回路とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振するリングオシレータであって、
前記標準ゲートと前記選択機能付き遅延回路とはそれぞれ所定個数からなり、
前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするリングオシレータ。 - 標準ゲートと選択機能付き遅延回路とを直列接続するとともに、全体でループを構成して所望の発振周期で発振するリングオシレータであって、
前記標準ゲートと前記選択機能付き遅延回路とはそれぞれ所定個数からなり、
前記選択機能付き遅延回路は、遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間をそれぞれ外部から設定でき、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするリングオシレータ。 - 前記選択機能付き遅延回路は、複数のナンドゲートを組み合わせて構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリングオシレータ。
- 前記選択機能付き遅延回路は、複数のナンドゲートの他に、単位遅延時間を均一にするためのダミー負荷としてのナンドゲートを含んでいることを特徴とする請求項3に記載のリングオシレータ。
- 所定個数の標準ゲートと所定個数の選択機能付き遅延回路とを含み、前記選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、
前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、
前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、
前記選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするクロック生成回路。 - 所定個数の標準ゲートと所定個数の選択機能付き遅延回路とを含み、前記選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、
前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、
前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、
前記選択機能付き遅延回路は、遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするクロック生成回路。 - 前記制御回路は、複数ビットのデジタル信号を使用し、そのうちの上位ビット側のデジタル信号で前記分周回路の分周制御を行い、そのうちの下位ビット側のデジタル信号で前記選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行うことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のクロック生成回路。
- 所定個数の標準ゲートと所定個数の第1選択機能付き遅延回路と補正用の第2選択機能付き遅延回路とを含み、前記第1および第2選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、
前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、
前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、
前記1および第2選択機能付き遅延回路は、所定の単位遅延時間に基づく第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするクロック生成回路。 - 所定個数の標準ゲートと所定個数の第1選択機能付き遅延回路と補正用の第2選択機能付き遅延回路とを含み、前記第1および第2選択機能付き遅延回路をデジタル信号で制御することで発振周期が制御できるリングオシレータと、
前記リングオシレータの出力を分周する分周回路と、
前記分周回路の分周と前記リングオシレータの発振周期とをそれぞれ制御する制御回路と、を備え、
前記1および第2選択機能付き遅延回路は、それぞれ遅延時間がdの標準ゲートから構成し、遅延時間2dを単位遅延時間として第1または第2遅延時間だけ信号を遅延させ、前記両遅延時間が前記デジタル信号でそれぞれ設定され、かつ、その両遅延時間の時間差が前記単位遅延時間の2の累乗数倍となるように構成したことを特徴とするクロック生成回路。 - 前記制御回路は、複数ビットのデジタル信号を使用し、そのうちの上位ビット側のデジタル信号で前記分周回路の分周制御を行い、そのうちの最下位ビットを除く下位ビット側のデジタル信号で前記第1選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行い、そのうちの最下位ビットのデジタル信号で前記第2選択機能付き遅延回路の遅延時間の設定を行うことを特徴とする請求項8または請求項9に記載のクロック生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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