JP2008271047A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の音声入力によって、使用者の特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、利便性を向上させることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置に、音声が入力されるマイク18と、マイク18に入力された音声に基づいて使用者を特定する声紋認識部22と、前記音声に基づいて処理の開始指示を認識する音声認識部20と、音声認識部20が開始指示を認識した場合、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた処理を行う画像処理手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置に関する。
光学スキャナで原稿を読み取って取得した画像データを、ネットワーク上の共有フォルダに保存するネットワークスキャナ機能を備えた複合機が実用化されている。ネットワークスキャナ機能により、紙情報を簡易に電子化し、電子化された画像データをネットワーク上で管理することができる。
一方、使用者の本人認証後に原稿を読み取り、画像データに承認情報や電子署名情報の付加を行うことができる複合機が提案されている(例えば、特許文献1)。本人認証は、パスワード入力、バイオメトリクス情報、例えば指紋、声紋等の個人識別情報を用いて行う。
特許文献1によれば、画像データを改ざんしたり、画像データの作成者として別の者がなりすましたりする等の不正使用を防ぐことができる。
また、読み取った原稿のフォーマット、例えば領収書、発注書を区別し、フォーマット毎に保存先を自動的に切り替えるように構成されたネットワーク文書管理システムが提案されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2によれば、読み取った画像データの分類の手間を省くことができる。
特開2004−343236号公報 特開2006−229305号公報
しかしながら、特許文献1に係る画像読取装置においては、原稿のスキャン、ファクシミリ、コピー等の画像読取処理を実行する場合、使用者はまず認証操作を行い、次いで機器操作を行う必要があるため、少なくとも2以上の操作を強いられ、利便性が損なわれているという問題があった。
本人認証及び機器操作はその技術的目的が異なるため、この種の複合機においては一般に本人認証は機器操作を行う前に行う別個の処理であると認識されていたところ、本発明者は一の操作、例えば音声入力によって使用者の特定を行い、使用者に応じた特定の処理を実行することによって画像読取装置の利便性を向上させることができる点に着眼した。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、音声入力手段と、音声に基づいて使用者を特定する使用者特定手段と、音声を認識する音声認識手段とを備え、入力された一の音声で使用者特定手段及び音声認識手段が使用者の特定及び音声認識を行うように構成することにより、一の音声入力によって、使用者の特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、利便性を向上させることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、使用者と画像データの記録先を対応付けた使用者情報に基づいて画像データの記録先を特定し、特定された記録先に画像データを記録するように構成することにより、一の音声入力によって使用者を特定し、原稿を読み取って取得した画像データを、使用者に応じた記録先に記録することができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、指紋情報を取得する指紋情報取得手段と、指紋情報に基づいて使用者を特定する使用者特定手段とを備え、指紋情報取得手段が指紋情報を取得した場合、使用者の特定及び使用者に応じた機器操作を行うように構成することにより、一の指紋認証操作によって使用者を特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、利便性を向上させることができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、使用者と画像データの記録先を対応付けた使用者情報に基づいて画像データの記録先を特定し、特定された記録先に画像データを記録するように構成することにより、一の指紋認証操作によって使用者を特定し、原稿を読み取って取得した画像データを、使用者に応じた記録先に記録することができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、指紋情報取得手段を操作ボタンの表面に配し、指紋認証操作とともに操作ボタンが操作された場合、画像データを特定の記録先に記録するように構成することにより、一の操作によって使用者を特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、更に使用者の特定のみを行うか、画像データの記録も同時に行うかを選択することができ、利便性を向上させることができる画像読取装置を提供することにある。
第1発明に係る画像読取装置は、原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置において、音声が入力される音声入力手段と、該音声入力手段に入力された音声に基づいて使用者を特定する使用者特定手段と、前記音声に基づいて処理の開始指示を認識する音声認識手段と、該音声認識手段が開始指示を認識した場合、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする。
第1発明にあっては、音声入力手段に入力された一の音声によって、使用者特定手段は画像読取装置の使用者を特定し、音声認識手段は音声の内容を認識する。音声認識手段が開始指示を認識した場合、画像読取装置は画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた特定の処理を行う。
従って、使用者による一の音声入力によって、使用者を特定し、使用者に応じた特定の処理を実行することができ、画像読取装置の利便性が向上する。
第2発明に係る画像読取装置は、複数の使用者及び画像データの記録先を対応付けた使用者情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶している使用者情報及び前記使用者特定手段の特定結果に基づいて画像データの記録先を特定する記録先特定手段と、取得した画像データを、前記記録先特定手段が特定した記録先に記録する手段とを備えることを特徴とする。
第2発明にあっては、記憶手段は複数の使用者と画像データの記録先とを対応付けた使用者情報を記憶する。記録先特定手段は、使用者特定手段の特定結果、つまり使用者特定手段が特定した使用者と、記憶手段が記憶している使用者情報とに基づいて、画像データの記録先を特定する。そして、画像読取装置は、原稿を読み取って取得した画像データを、記録先特定手段が特定した記録先に記録する。
従って、使用者による一の音声入力によって、原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを使用者に応じた特定の記録先に記録することができる。
第3発明に係る画像読取装置は、原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置において、指紋情報を取得する指紋情報取得手段と、該指紋情報取得手段が取得した指紋情報に基づいて使用者を特定する使用者特定手段と、前記指紋情報取得手段が前記指紋情報を取得した場合、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた処理を行う画像処理手段とを備えることを特徴とする。
第3発明にあっては、使用者による一の指紋認証操作、つまり指紋情報取得手段に指紋情報を取得させる操作によって、使用者特定手段は使用者を特定し、画像読取装置は、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた特定の処理を行う。
従って、使用者による一の指紋認証操作によって、使用者を特定し、使用者に応じた特定の処理を実行することができ、画像読取装置の利便性が向上する。
第4発明に係る画像読取装置は、複数の使用者及び画像データの記録先を対応付けた使用者情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段が記憶している使用者情報及び前記使用者特定手段の特定結果に基づいて画像データの記録先を特定する記録先特定手段と、取得した画像データを、前記記録先特定手段が特定した記録先に記録する手段とを備えることを特徴とする。
第4発明にあっては、記憶手段は複数の使用者と画像データの記録先とを対応付けた使用者情報を記憶する。記録先特定手段は、使用者特定手段が特定した使用者と、記憶手段が記憶している使用者情報とに基づいて、画像データの記録先を特定する。そして、画像読取装置は、原稿を読み取って取得した画像データを、記録先特定手段が特定した記録先に記録する。
従って、使用者による一の指紋認証操作入力によって、原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを使用者に応じた特定の記録先に記録することができる。
第5発明に係る画像読取装置は、前記指紋情報取得手段が表面に配された操作ボタンを備え、前記操作ボタンが操作され、前記指紋情報取得手段が前記指紋情報を取得した場合、画像データを前記記録先特定手段が特定した記録先に記録するようにしてあることを特徴とする。
第5発明にあっては、指紋情報取得手段は操作ボタンの表面に配されている。使用者が指紋認証操作と同時に操作ボタンを操作した場合、画像読取装置は原稿を読み取り、画像データを記録先特定手段が特定した記録先に記録する。
第1発明によれば、一の音声入力によって使用者の特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、画像読取装置の利便性を向上させることができる。
また、音声にて使用者の特定及び機器操作を行うことができるため、使用者の両手がふさがっているような場合であっても、使用者に応じた機器操作を行うことができる。
第2発明によれば、一の音声入力によって使用者を特定し、読み取って取得した画像データを使用者に応じた記録先へ自動的に記録することができ、利便性を向上させることができる。
第3発明によれば、一の指紋認証操作によって使用者の特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、利便性を向上させることができる。
また、指紋認証にて使用者の特定及び機器操作を行うことができるため、騒音中であっても、使用者に応じた機器操作を行うことができる。
第4発明によれば、一の指紋認証操作によって使用者を特定し、読み取って取得した画像データを使用者に応じた記録先へ自動的に記録することができ、利便性を向上させることができる。
第5発明によれば、一の操作によって使用者を特定及び使用者に応じた機器操作を行うことができ、更に使用者の特定のみを行うか、画像データの記録も同時に行うかを選択することができ、利便性を向上させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る複合機1(画像読取装置)を備えたネットワークスキャナシステムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る複合機1を備えたネットワークスキャナシステムは、ネットワークスキャナ機能、コピー機能等を有する複合機1と、通信端末装置3とから構成されており、複合機1及び通信端末装置3はLAN4を介して接続されている。
複合機1は、CPUを有する制御部11、原稿を読み取り、原稿の画像データを取得する読取部13、取得した画像データを一時的に蓄積する画像メモリ16、及び画像メモリ16に蓄積された画像データに基づいて、画像を用紙に形成、つまり印刷するプリンタ部15を備えている。制御部11は、バス28を介して画像データの取得及び形成を制御することで、コピー機能を実現するように構成されている。
バス28には、ROM21及びRAM23が接続されている。ROM21は、フラッシュメモリからなり、複合機1の動作に必要な各種制御プログラムを格納している。制御部11は、ROM21に格納されている制御プログラムをRAM23に読み出して実行することにより、複合機1のネットワークスキャナ機能、コピー機能等の各種機能を実現する。
読取部13は、原稿に光を照射する光源、原稿で反射された反射光を電気信号に変換するラインCCD等の光学素子を備えており、ラインCCDが変換した電気信号に基づいて原稿の画像データを取得する。また、読取部13は、取得した画像データに対して、シェーディング補正、ホワイトバランス補正等の各種画像処理を実行する画像処理部13aを備えている。そして、読取部13は、画像処理された画像データを画像メモリ16に与える。
プリンタ部15は、感光ドラム、定着器等を備える電子写真方式のプリンタ装置であって、画像データに係る画像を用紙に形成する。
また、バス28には、ネットワークスキャナ機能を実現するための記憶装置24a、記憶装置コントローラ24b、及びLANインタフェース27が接続されている。
記憶装置24aは、例えば不揮発性のハードディスクドライブである。記憶装置24aは、複数の使用者に夫々対応した複数の共有フォルダを用意し、各共有フォルダに読取部13が読み取って取得した画像データを記録することができる。例えば、記憶装置24aは、一の使用者α用の共有フォルダA、他の使用者β用の共有フォルダBを記憶している。共有フォルダAには、使用者αが操作して取得した画像データA−1,A−2が格納され、共有フォルダBには、使用者βが操作して取得した画像データB−1,B−2が格納されている。また、記憶装置24aは、使用者を特定するための認証情報、例えば各使用者の声紋データ、パスワード等を記憶している。更に、記憶装置24aは使用者情報を記憶している。
図3は使用者情報の一例を示す模式図である。使用者情報は、使用者と、読取部13で取得した画像データの記録先及び画像パラメータとを対応付けた情報である。画像パラメータは、読み取った画像に関する画像データの画質、解像度、カラー・単色の別、ファイル形式等を示す情報を有している。
例えば、図3に示すように、使用者αが取得した画像データの記録先としてフォルダA、使用者αの画質パラメータとして高画質、1200dpi、カラー、PDF等が対応付けられている。他の使用者β,γについても同様である。
記憶装置コントローラ24bは、制御部11の制御に応じて、記憶装置24aに対する画像データの書き込み、画像データの読み出し等を行う。
LANインタフェース27には、LAN4を介して通信端末装置3が接続されており、通信端末装置3からLANインタフェース27を介して記憶装置24aの共有フォルダにアクセスできるように構成することにより、ネットワークスキャナ機能が実現されている。なお、複合機1及び通信端末装置3は、所定のファイル共有プロトコル、例えばCIFS(Common Internet File System)にてファイルに関する情報、画像データを送受信することによって、画像データを共有している。
更にバス28には、音声による開始指示を認識するためのマイク18(音声入力手段)、増幅器19、音声認識部20、音声にて使用者を特定するための声紋認識部22が接続されている。
マイク18は、入力された音声をアナログ電気信号である音声信号に変換し、音声信号を増幅器19へ出力する。
増幅器19は、マイク18から出力された音声信号を増幅し、増幅された音声信号を、音声認識部20及び声紋認識部22に夫々並行的に出力する。
音声認識部20は、入力された音声信号に基づいて音声の内容を認識し、認識結果に基づいて、特定のコードデータを生成する。例えば、「スキャン」の音声を認識した場合、読取開始指示のコードデータを生成し、生成したコードデータをRAM23に書き込む。
声紋認識部22は、入力された音声信号に基づいて声紋を認識し、認識結果を示す声紋データをRAM23に書き込む。
更にまた、バス28にはファクシミリ通信により画像データを送受信するためのNCU(Network Control Unit)12及びモデム14、並びに送受信される画像データを所定の符号化方式、例えばMH,MR,MMR等の符号化方式に従って符号化及び復号化する符号化・復号化部25が接続されており、制御部11は、画像データの送受信、原稿の読み取り、画像形成を制御することで、ファクシミリ機能を実現する。
モデム14は、バス28に接続されており、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)から入力されたアナログの画像データをデジタルの画像データに復調し、また制御部11の制御によってバス28を介して画像メモリ16から与えられた画像データをアナログの信号に変調する機能を備えている。
NCU12は、公衆電話回線網との回線5の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、制御部11の制御に応じてモデム14とPSTNとを接続する。
符号化・復号化部25は、制御部11の制御に応じて、読取部13が読み取った画像データを符号化して、符号化した画像データをモデム14に与える。また、符号化・復号化部25は、ファクシミリ通信にて受信した画像データを復号化して、画像メモリ16に蓄える。
更にまた、バス28には、複合機1を操作するための操作部26、表示部17、及び日時を計時する図示しない時計部等が接続されている。表示部17は、複合機1の動作状態、複合機1を操作するためのソフトキーを表示する液晶ディスプレイを備えている。
操作部26は、表示部17に対向配置された抵抗膜方式、又は静電容量方式のタッチパネルを備え、表示部17に表示されたソフトキーの操作を受け付け、制御部11がタッチパネルの操作状態を検出することができるように構成されている。また、操作部26は、押しボタン式のキー、例えば印刷する画像の部数を設定するためのテンキー、スタートキー、決定キー、リセットキー、機能キー等を備えている。
図2は、通信端末装置3の構成を示すブロック図である。
通信端末装置3は、例えばパーソナルコンピュータであり、タイマー機能を有する制御部31、ROM32、RAM34、記憶装置33、及びLANインタフェース35を備えており、ROM32、RAM34、記憶装置33、及びLANインタフェース35は、バス38を介して制御部31に接続されている。通信端末装置3と、外部の複合機1とは、LAN4を介して、各種データを送受信することができるように構成されている。
記憶装置33は、例えばハードディスクであり、記憶装置33は、LAN4を介して複合機1の記憶装置24aから読み出した画像データを記憶することができる。ROM32及び記憶装置33は、制御部31の動作に必要なプログラムを記憶しており、制御部31は、ROM32及び記憶装置33が記憶しているプログラムをRAM34に読み出して実行することにより、所定のファイル共有プロトコルによる画像データの共有、画像データの記憶、読出等に関する処理を実行するように構成されている。
更に、バス38には、液晶ディスプレイ等の表示装置6が接続される第1インタフェース36と、マウス、キーボード等の入力装置7が接続される第2インタフェース37とが接続されている。
図4は、使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、マイク18に入力された音声に基づいて声紋認識部22に声紋認識処理を実行させ、声紋データをRAM23に記憶させる(ステップS11)。そして、制御部11は、先にマイク18に入力された同一の音声に基づいて音声認識部20に音声認識処理を実行させ、コードデータをRAM23に記憶させる(ステップS12)。ステップS11及びステップS12の処理を実行することにより、一の音声入力にて音声認識及び使用者の特定を行うことができる。
次いで、制御部11は、RAM23が記憶したコードデータを参照して、読み取りの開始指示を認識したか否かを判定する(ステップS13)。開始指示を認識していないと判定した場合(ステップS13:NO)、使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理を終える。開始指示を認識したと判定した場合(ステップS13:YES)、制御部11は、読取部13に原稿を読み取って画像データを取得させる(ステップS14)。
そして、制御部11は、ステップS11の処理でRAM23が記憶した声紋データと、記憶装置24aが予め記憶している各使用者の声紋データを照合することによって、使用者を特定する(ステップS15)。
次いで、制御部11は、使用者情報を記憶装置24aから読み出し(ステップS16)、読み出した使用者情報と、ステップS15で特定した使用者とに基づいて、使用者に応じた画像処理パラメータ及び記録先を特定する(ステップS17)。例えば、使用者αが特定された場合、図3に示すように記録先としてフォルダAが特定される。また、画質が高画質、解像度が1200dpi、カラー・単色の別がカラー、保存ファイル形式がPDFであることを示す画像処理パラメータが特定される。
次いで、制御部11は、取得した画像データに対して、ステップS17で特定された画像処理パラメータにて画像処理を実行する(ステップS18)。例えば、使用者αが特定されている場合、画像処理部13aは制御部11の制御に従って、読み取られた画像データを、高画質カラーのPDFファイルに変換する。
そして、制御部11は、画像処理された画像データを、ステップS17で特定された記録先に記録し(ステップS19)、使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理を終える。例えば、使用者αが特定された場合、読取部13で取得した画像データはフォルダAに記録される。
実施の形態1に係る複合機1にあっては、一の音声入力によって、使用者を特定し、原稿の読取処理を開始し、原稿を読み取って取得した画像データを使用者に応じた特定のフォルダに記録することができ、複合機1の利便性を向上させることができる。
また、読み取った画像データを使用者に応じた特定の画質、解像度、ファイル形式で記憶装置24aの共有フォルダに記録することができる。更に、カラー・単色の別を選択することができ、利便性を向上させることができる。
例えば、使用者αがカラーの画像データを、使用者βが単色の画像データを頻繁に使用しているような場合、図3に示すような使用者情報を記憶装置24aに記録しておくと良い。使用者αが「スキャン」と発話した場合、カラーの画像データが自動的にフォルダAに記録され、使用者βが「スキャン」と発話した場合、単色の画像データが自動的にフォルダBに記録される。
更に、音声にて使用者の特定及び機器操作を行うことができるため、使用者の両手がふさがっているような場合であっても、使用者に応じた機器操作を行うことができる。
更にまた、複合機1の記憶装置24aに記録された画像データは、外部の通信端末装置3から読み出すことができる。
なお、実施の形態1にあっては、複合機が備えた記憶装置に共有フォルダを作成し、画像データを記録するように構成してある場合を説明したが、外部の通信端末装置の記憶装置に作成された共有フォルダに画像データを記録するように構成しても良い。
また、使用者の発話によって原稿の読み取り、記憶装置への記録処理を実行する場合を説明したが、使用者の発話によって原稿の読み取り、ファクシミリ送信、又はコピー処理を実行するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る複合機201を備えたネットワークスキャナシステムの構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る複合機201は、実施の形態1に係る複合機1と同様の制御部11、NCU12、読取部13、モデム14、プリンタ部15、画像メモリ16、表示部17、ROM21、RAM23、記憶装置24a、記憶装置コントローラ24b、符号化・復号化部25、操作部26、LANインタフェース27、及びバス28を備えている。
また、実施の形態2に係る複合機201は、マイク、声紋認識部及び音声認識部に代えて、指紋読取センサ29(指紋情報取得手段)を備えている。
実施の形態2に係る複合機201は、指紋読取センサ29の構成と、制御部11の処理内容のみが実施の形態1に係る複合機1と異なるため、以下では主に上記相違点について説明する。
指紋読取センサ29は、制御部11の制御に応じて、使用者の指紋を読み取り、指紋情報を取得する。指紋情報は、例えば指紋の中心点、端点、三角州等の特徴を示す情報であり、取得された指紋情報はRAM23に記憶される。
図6は、実施の形態2における使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、指紋読取センサ29に指紋情報を取得させる(ステップS31)。そして、制御部11は、指紋情報を取得できたか否かを判定する(ステップS32)。指紋情報を取得できていないと判定した場合(ステップS32:NO)、制御部11は、使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理を終える。指紋情報を取得できたと判定した場合(ステップS32:YES)、制御部11は、読取部13に原稿を読み取って画像データを取得させる(ステップS33)。
そして、制御部11は、RAM23が記憶した指紋情報と、記憶装置24aが予め記憶している使用者の指紋情報とを照合することによって、使用者を特定する(ステップS34)。
以下、図4に示したステップS16〜ステップS19と同様、使用者に応じた画像処理及び記録に係るステップS35〜ステップS38の処理を実行する。
実施の形態2に係る複合機201にあっては、一の指紋認証操作によって、使用者を特定し、原稿の読取処理を開始し、原稿を読み取って取得した画像データを使用者に応じた特定のフォルダに記録することができ、複合機201の利便性を向上させることができる。
また、読み取った画像データを使用者に応じた特定の画質、解像度、ファイル形式で記憶装置24aのフォルダに記録することができる。更に、カラー・単色の別を選択することができる。
更に、指紋認証にて使用者の特定及び機器操作を行うことができるため、騒音中であっても、使用者に応じた機器操作を行うことができる。
実施の形態2に係る複合機201の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る複合機1の構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る複合機301は、実施の形態2に係る複合機201と同様の制御部11、NCU12、読取部13、モデム14、プリンタ部15、画像メモリ16、表示部17、ROM21、RAM23、記憶装置24a、記憶装置コントローラ24b、符号化・復号化部25、操作部326、LANインタフェース27、指紋読取センサ29及びバス28を備えている。
図7は、操作部326の構成を示す模式図である。実施の形態3に係る複合機301は、操作部326の構成と、制御部11の処理内容のみが実施の形態2に係る複合機201と異なるため、以下では主に上記相違点について説明する。
操作部326は、押しボタン式の決定ボタン26a、リセットボタン26b、テンキー26c、機能キー26d、本発明に係る操作ボタン26e等を備えており、操作ボタン26eの表面部分には指紋読取センサ29が配設されている。
図8は、本発明の実施の形態3における使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。
まず、制御部11は、指紋読取センサ29に指紋情報を取得させる(ステップS51)。そして、制御部11は、指紋情報を取得できたか否かを判定する(ステップS52)。指紋情報を取得できていないと判定した場合(ステップS52:NO)、制御部11は使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理を終える。指紋情報を取得できたと判定した場合(ステップS52:YES)、制御部11は、RAM23が記憶した指紋情報と、記憶装置24aが予め記憶している使用者の指紋情報とを照合することによって、使用者を特定する(ステップS53)。
次いで、制御部11は、ステップS53で特定された使用者の使用者情報を記憶装置24aから読み出す(ステップS54)。そして、制御部11は、操作ボタン26eがオン状態であるか否かを判定する(ステップS55)。操作ボタン26eがオン状態でないと判定した場合(ステップS55:NO)、制御部11は、処理を終える。以後、操作部326の他の操作状態を検出し、操作部326の操作に応じた処理を実行する。
操作ボタン26eがオン状態であると判定した場合(ステップS55:YES)、図4のステップS16〜ステップS19の処理と同様、使用者に応じた画像処理及び記録に係るステップS56〜ステップS59の処理を実行する。
実施の形態3に係る複合機301にあっては、使用者が指紋読取センサ29を指で押圧することによって、指紋認証操作と同時に、操作ボタン26eをオン状態にすることができる。この場合、複合機301は、使用者を特定し、原稿の読取処理を開始し、原稿を読み取って取得した画像データを使用者に応じた特定のフォルダに記録することができ、複合機301の利便性を向上させることができる。
また、操作ボタン26eがオン状態にならないように、使用者が指紋読取センサ29を軽く押圧した場合、使用者の特定及び使用者情報のみが読み出され、以後、操作部326の操作によって使用者に応じた任意の処理が実行される。
従って、使用者は、指紋読取センサ29の押圧力を調節することによって、使用者の特定のみを実行するか、画像データを共有フォルダに記録する処理まで実行するかを選択することができ、利便性を向上させることができる。
実施の形態3に係る複合機301の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1及び実施の形態2に係る複合機1,201の構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付してその詳細な説明を省略する。
本発明の実施の形態に係る複合機を備えたネットワークスキャナシステムの構成を示すブロック図である。 通信端末装置の構成を示すブロック図である。 使用者情報の一例を示す模式図である。 使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る複合機を備えたネットワークスキャナシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態2における使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。 操作部の構成を示す模式図である。 本発明の実施の形態3における使用者の特定及び原稿の読み取りに係る処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 複合機
3 通信端末装置
4 LAN
5 回線
6 表示装置
7 入力装置
11 制御部
12 NCU
13 読取部
13a 画像処理部
14 モデム
15 プリンタ部
16 画像メモリ
17 表示部
18 マイク
19 増幅器
20 音声認識部
22 声紋認識部
24a 記憶装置
24b 記憶装置コントローラ
25 符号化・復号化部
26 操作部
26e 操作ボタン
27 LANインタフェース
28 バス
31 制御部
33 記憶装置
35 LANインタフェース
38 バス

Claims (5)

  1. 原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置において、
    音声が入力される音声入力手段と、
    該音声入力手段に入力された音声に基づいて使用者を特定する使用者特定手段と、
    前記音声に基づいて処理の開始指示を認識する音声認識手段と、
    該音声認識手段が開始指示を認識した場合、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた処理を行う画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 複数の使用者及び画像データの記録先を対応付けた使用者情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段が記憶している使用者情報及び前記使用者特定手段の特定結果に基づいて画像データの記録先を特定する記録先特定手段と、
    取得した画像データを、前記記録先特定手段が特定した記録先に記録する手段と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 原稿を読み取って画像データを取得する画像読取装置において、
    指紋情報を取得する指紋情報取得手段と、
    該指紋情報取得手段が取得した指紋情報に基づいて使用者を特定する使用者特定手段と、
    前記指紋情報取得手段が前記指紋情報を取得した場合、画像データを取得し、取得した画像データに対して使用者に応じた処理を行う画像処理手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  4. 複数の使用者及び画像データの記録先を対応付けた使用者情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段が記憶している使用者情報及び前記使用者特定手段の特定結果に基づいて画像データの記録先を特定する記録先特定手段と、
    取得した画像データを、前記記録先特定手段が特定した記録先に記録する手段と
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記指紋情報取得手段が表面に配された操作ボタンを備え、
    前記操作ボタンが操作され、前記指紋情報取得手段が前記指紋情報を取得した場合、画像データを前記記録先特定手段が特定した記録先に記録するようにしてある
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
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