JP2008269870A - 電界放出型発光装置 - Google Patents

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【課題】発光面の輝度を均一にすることのできる電界放出型発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置10は、カソード電極42及びカーボンナノチューブ(CNT)層41からなる電界放出型電子源4と、アノード電極62及び蛍光体膜61と、ゲート電極5と、電界放出型電子源4から蛍光体膜61方向に延びる閉塞した絶縁基板2と、からなり、ゲート電極5と絶縁基板2の蛍光体膜側の一端部との間には電界制御電極3が設けられており、閉塞した絶縁基板2の内部であって、かつ絶縁基板2の一端部と同一レベルに電界放出型電子源4から放出された電子が衝突して帯電する帯電体7が配設されてセル1が構成され、多数のセル1が集合して発光装置10が構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電界放出型電子源を有する電界放出型発光装置に係り、特に、発光面の輝度を均一にすることのできる電界放出型発光装置に関するものである。
冷陰極電界放出と呼ばれる電子の電界放出現象を利用して、フィールドエミッションディスプレイ(FED:Field Emission Display)と呼ばれる薄型の画像表示装置が現在注目されている。これは、近年その使用が盛んなフラットパネルディスプレイに適用されており、この表示装置は自発光タイプであり、広範な視野角と高輝度が得られ、さらには高速応答性と低消費電力性を有している等、FEDの有する様々なメリットがその注目要因となっている。
上記するように電界放出型画像表示装置は様々なメリットを有している一方で、この電界放出型電子源を電子源として用いた光源は、発光面の輝度が均一でなく、ちらつきが存在しているのが現状である。これは、電界放出型電子源から放出された電子が蛍光体に均一に衝突しない結果、蛍光体の発光が不均一になってしまうことによるものである。この電子が蛍光体に均一に衝突しない理由は、電界放出型電子源から蛍光体膜側へ延びる閉塞した絶縁基板の端部(絶縁基板の開口エッジ部)に電子が衝突して絶縁基板が帯電する結果、電界集中が生じて電界が歪むことにより、電子の拡散が阻害されるためであるということが本発明者等によって実証されている。
ところで、上記する電界放出型画像表示装置に関する従来の技術として特許文献1を挙げることができる。この装置は、前面パネルに対向配置された背面パネル上に冷陰極電子源であるCNT陰極が形成され、該CNT陰極から引き出された電子は、ゲート電極のゲートメッシュ開口部および第2電極の第2メッシュ開口部双方の電子通過孔を通過した後に蛍光体に到達するように構成されている。
特開2004−178841号公報
特許文献1に開示の電界放出型画像表示装置によれば、CNT陰極から引き出された電子をゲート電極のゲートメッシュ開口部および第2電極の第2メッシュ開口部を通過した後に蛍光体に到達させ発光させることで、蛍光体陽極を一様に発光させることが可能となる。しかし、2つのメッシュ開口部を設け、各メッシュ開口部には所定寸法の電子通過孔を所定ピッチで多数設ける構成となっており、さらには、この2つのメッシュ開口部を具備するユニットが複数設けられて装置が構成されることから、装置の構成が複雑であるとともに製作コストの高騰は否めない。
本発明は、上記する問題に鑑みてなされたものであり、比較的シンプルな構造で蛍光体を均一に発光させることのできる電界放出型発光装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明による電界放出型発光装置は、真空容器内に配設され、かつカソード電極及びカーボンナノチューブ(CNT)層からなる電界放出型電子源と、該電界放出型電子源に間隔を置いて対向配置されたアノード電極及び蛍光体膜と、該間隔内に配設されたゲート電極と、電界放出型電子源から蛍光体膜方向に延びる閉塞した絶縁基板と、からなり、電界放出型電子源から放出される電子が蛍光体膜内に進入することで蛍光体膜を発光させる電界放出型発光装置であって、前記ゲート電極と絶縁基板の蛍光体膜側の一端部との間には電界制御電極が設けられており、かつ、該一端部は帯電部が形成されており、前記閉塞した絶縁基板の内部であって、かつ前記帯電部と同一レベルまたは略同一レベルには電界放出型電子源から放出された電子が衝突して帯電する帯電体が配設されていることを特徴とするものである。
本発明の電界放出型発光装置は、自動車のヘッドランプやリアコンビネーションランプなど、比較的大面積で高輝度発光が要求される用途に好適である。かかる自動車のヘッドランプ等への適用に際しては、簡素な構成であること、および多数の外部電極を使用しないこと、などが車両搭載への必要条件となる。
そのために、本発明の電界放出型発光装置は、カソード電極及びカーボンナノチューブ(CNT)層からなる電界放出型電子源と、該電界放出型電子源に間隔を置いて対向配置されたアノード電極及び蛍光体膜と、該間隔内に配設されたゲート電極と、電界放出型電子源から蛍光体膜方向に延びる閉塞した絶縁基板と、を構成部材とし、絶縁基板の内部であって、かつ絶縁基板の前記一端部と同一レベルまたは略同一レベルには電界放出型電子源から放出された電子が衝突して帯電する帯電体を配設したシンプルな構成からなるものである。すなわち、本発明では、帯電体を適所に配設するだけの簡素な構成で、蛍光体膜へ提供される電子が蛍光体膜の一部に局所的に集中するのを防止することができ、その局所的な劣化を防止して輝度ムラの発生を効果的に抑制するものである。
上記装置のより具体的な構成は、平面視正方形もしくは矩形の格子状の絶縁基板で画成された各セル内に、電界放出型電子源とゲート電極、帯電体が配設され、各セルの集合体と同程度の面積のアノード電極及び蛍光体膜が絶縁基板端部から所定の離間を置いて配設されて電界放出型発光装置が構成される。なお、帯電体は、例えば平面視正方形の格子の絶縁基板の中央に配設される。
カソード電極及びカーボンナノチューブ(CNT)層から引き出された電子は電界制御電極によって加速されて絶縁基板の端部を通過してアノード電極側に提供されるが、帯電体を配設することにより、絶縁基板の一端部にのみ通過電子が衝突して帯電することなく帯電体にも通過電子が衝突する結果、アノード電極(陽極)近傍の電界分布を均一にすることができる。その結果、均一な量の電子が蛍光体膜に提供され、発光体膜の輝度を均一にすることができる。
ここで、帯電体は、例えばガラス、SiO、Al、SiC等の絶縁材料、およびそれらの混合材料から成形することができ、その形状は、直方体、球体など、適宜の形状を選定することができる。
また、帯電体の配設レベルは、絶縁基板端部と同レベルであってもよいし、例えば、絶縁基板端部よりもアノード電極側の位置であってもよい。かかるレベル位置に帯電体を配設することにより、電子の効果的な拡散効果、すなわち、蛍光体膜へ均一な量の電子を提供できるという効果が得られる。
また、本発明による電界放出型発光装置の好ましい実施の形態において、前記帯電体は柱状体に成形されており、カソード電極からアノード電極に向う方向の該柱状体の高さをH1とし、電界制御電極の位置するレベルから前記絶縁基板の一端部までの長さをH2とした場合に、H1/H2が0.1〜0.2の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
本発明者等の解析によれば、柱状体(例えば直方体)の帯電体を用意し、そのうち、アノード電極〜カソード電極に沿う方向の長さ(高さ)をH1、電界制御電極の位置するレベルから絶縁基板の一端部までの長さをH2とした場合に、H1/H2が0.1〜0.2の範囲にあるときにアノード電極近傍の電界分布の振れ幅が極小ないしはゼロとなり、電子放出の均一性が得られるという解析結果が得られている。
したがって、本発明の電界放出型発光装置によれば、格子状の絶縁基板内部に帯電体を設けることに加えて、帯電体の高さと絶縁基板の一部の長さの相対寸法を上記範囲に設定することで、蛍光体膜へ提供される電子量の均一性をより一層高めることができる。
さらに、本発明による電界放出型発光装置の好ましい実施の形態において、電界制御電極の位置するレベルから前記絶縁基板の一端部までの長さをH2とし、電界制御電極の位置するレベルから前記アノード電極までの長さをH3とした場合に、H2/H3が0.3〜0.4の範囲に設定されていることを特徴とするものである。
本発明者等の解析によれば、電界制御電極の位置するレベルから前記絶縁基板の一端部までの長さをH2とし、電界制御電極の位置するレベルから前記アノード電極までの長さをH3とした場合に、H2/H3が0.3〜0.4の範囲にあるときにアノード電極近傍の電界分布の振れ幅が極小ないしはゼロとなり、電子放出の均一性が得られるという解析結果が得られている。ここで、H3の長さを2.0mmとすると、H2の長さは、0.5〜1.0mm程度の範囲となる。
したがって、本発明の電界放出型発光装置によれば、格子状の絶縁基板内部に帯電体を設けることに加えて、電界制御電極〜絶縁基板端部までの長さと電界制御電極〜アノード電極までの長さの相対寸法を上記範囲に設定することで、蛍光体膜へ提供される電子量の均一性をより一層高めることができる。なお、上記するH1/H2を0.1〜0.2の範囲に設定するとともに、H2/H3を0.3〜0.4の範囲に設定することにより、より一層高い効果が得られることは明らかである。
以上の説明から理解できるように、本発明の電界放出型発光装置によれば、閉塞した絶縁基板の内部で該絶縁基板と同程度のレベル位置に帯電体を設けるだけの簡素な構成で、発光体膜の輝度を均一にすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の電界放出型発光装置を構成するセルの内部構造を示した縦断図であり、図2は図1に示すセルから構成される本発明の電界放出型発光装置の帯電体レベルにおける平面図である。図3aは従来の電界放出型発光装置内の電子の流れを示した模式図であり、図3bは本発明の電界放出型発光装置内の電子の流れを示した模式図である。図4は図3bにおけるH1と、H2の比を変化させた場合のアノード電極近傍の電界分布の触れ幅に関する解析結果を示したグラフである。図5は電界制御電極から絶縁基板端部までの長さをH2、電界制御電極からアノード電極までの長さをH3とし、H2とH3の比を変化させた場合のアノード電極近傍の電界分布の触れ幅を解析するためのモデルの模式図であり、図6は、図5のモデルに基づく解析結果を示したグラフである。
図1は、電界放出型発光装置を構成するセル1の構造を説明するための縦断図である。このセル1は、カソード電極42とCNT層41とからなる冷陰極電界放出型電子源(以下、電子源4という。)、アノード電極62および蛍光体膜61、これらの間でセル1を画成する平面視格子状に閉合された絶縁基板2、絶縁基板2の途中レベルに介在する電界制御電圧3、電子をCNT層41から取り出すためのゲート電極5、さらに、絶縁基板2の端部の帯電部2aと同レベルであって格子状の絶縁基板2の中央に配設された帯電体7から大略構成されている。電界放出型発光装置(以下、発光装置10という。)は図2に示すように、多数のセル1,1,…が格子状の絶縁基盤2(帯電部2a)で画成された態様で構成されている。この蛍光体膜61とカソード電極42間は例えば10数mm程度に設定されており、蛍光体膜61側に設けられる不図示の全面パネル、およびカソード電極42側に設けられる不図示の背面パネルと側壁を構成する不図示のスペーサパネルが気密に封止されて真空容器の発光装置10が形成される。なお、図2は、図1における帯電部2a、帯電体7のレベルから見た平面図である。
電圧の印加態様は、カソード電極42に−200V程度、ゲート電極5に500V程度、電解制御電極3に1400V程度、アノード電極62に10kV程度とし、ゲート電極5に電圧を印加することで電子源4から電子が放出され、ゲート電極5およびアノード電極62にて加速された電子が蛍光体膜61内に進入することで該蛍光体膜61が発光する。なお、電解制御電極3を設けることで、CNT層41からの均一な電子の引き出し効果が得られる。
陰極から引き出された電子は、閉合した絶縁基板2内を陽極側へ移動し、電界制御電極3を通り、絶縁基板2端部の帯電部2aレベルに到達する。このレベルには、図1,2に示す立方体または直方体の帯電体7が任意の取り付け態様にて配設されている。従来の電界放出型発光装置では、この帯電体7が存在しないため、帯電部2aに電子が衝突する結果、帯電部2a近傍の電界集中によってアノード電極付近の電界分布も均一とならず、蛍光体膜への局所的な電子の進入によってその発光が不均一となっていた。本発明の発光装置10では、各セル1,…内で帯電部2aと同レベル位置に帯電体7が配設されることにより、この帯電体7にも電子が衝突して帯電する結果、帯電部2a近傍のみならずセル1の中央にも電界分布が生じてセル1の全体で均一な電界状態が励起されることになる。そのため、蛍光体膜61へは電子が均一に進入することとなり、蛍光体膜61全体の均一な発光が齎される。
図3は、従来の電界放出型発光装置内の電子の流れと図1,2に示す本発明の発光装置10(のセル1)内の電子の流れを示した図であり、図3aは従来例を、図3bは発光装置10の場合をそれぞれ示している。
図3aに示すように、従来の発光装置1’,…から構成される発光装置10’では、上記するように絶縁基板2端部の帯電部2a近傍に電界が局所的に生じる結果、絶縁基板2内を通過した電子線は帯電部2a近傍の蛍光体膜61内に集中して進入する傾向にあった(図中の矢印が電子線を示す)。
それに対して、図3bに示す発光装置10のセル1内では、帯電部2a近傍のみならず、セル中央の帯電体7にも帯電する結果、電子線は蛍光体膜61の全域に拡散して進入することとなり、蛍光体膜61が均一に発光することができる(図中の矢印が電子線を示す)。
[帯電体の高さ(H1)と電解制御電極〜絶縁基板端部までの長さ(H2)との比、とアノード電極近傍の電界分布の触れ幅に関する解析結果]
本発明者等は、直方体または立方体に成形された帯電体の高さをH1,電解制御電極から絶縁基板端部までの長さをH2とし、H1/H2をパラメータとしてアノード電極近傍の電界分布の触れ幅を解析した。電界分布の触れ幅が少ないということは電子が均一に蛍光体膜に進入することを意味するものであり、したがって、電界分布の触れ幅がゼロであることが望ましい結果と言える。解析結果を図4に示す。
図4より、H1/H2が0.05(5%)〜0.3(30%)の範囲で電界振れ幅は0.05%以下となり、振れ幅は小さくなることが特定された。中でも、H1/H2が0.1〜0.2の範囲で0.01%未満となり、H1/H2が0.17で振れ幅はゼロとなる。この解析結果より、H1/H2の設定範囲を0.1〜0.2の範囲とすることで、蛍光体膜へ進入する電子の均一性をよい一層高めることができると特定された。
[電界制御電極〜絶縁基板端部までの長さ(H2)と電界制御電極〜アノード電極までの長さ(H3)との比、とアノード電極近傍の電界分布の触れ幅に関する解析結果]
本発明者等はさらに、帯電体を考慮せずに、従来の発光装置1’における電界制御電極から絶縁基板端部までの長さ(H2)と電界制御電極からアノード電極までの長さ(H3)の比に注目し、H2/H3をパラメータとしてアノード電極近傍の電界分布の触れ幅を解析した。解析モデルを図5に示し、解析結果を図6に示す。
図6より、H2/H3が0.3〜0.37の範囲で振れ幅はほぼゼロとなり、0.3〜0.4の範囲としてもその値は極めて小さくなるという結果が得られた。この解析結果より、H2/H3の設定範囲を0.3〜0.4の範囲とすることで、蛍光体膜へ進入する電子の均一性をより一層高めることができると特定された。
また、図4、図6双方の解析結果より、帯電体を具備し、H1/H2の設定範囲を0.1〜0.2の範囲とし、H2/H3の設定範囲を0.3〜0.4の範囲とすることで最も高品質な発光装置を得ることができる。
本発明の発光装置10は、その構造が比較的シンプルであり、かつ、セルの数を調整することで大面積の蛍光体膜を均一に発光させることが可能であることから、自動車のヘッドランプやリアコンビネーションランプなど、比較的大面積で高輝度発光が要求される用途に好適となる。
以上、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本発明に含まれるものである。
本発明の電界放出型発光装置を構成するセルの内部構造を示した縦断図である。 図1に示すセルから構成される本発明の電界放出型発光装置の帯電体レベルにおける平面図である。 (a)は従来の電界放出型発光装置内の電子の流れを示した模式図であり、(b)は本発明の電界放出型発光装置内の電子の流れを示した模式図である。 図3bにおけるH1と、H2の比を変化させた場合のアノード電極近傍の電界分布の触れ幅に関する解析結果を示したグラフである。 電界制御電極から絶縁基板端部までの長さをH2、電界制御電極からアノード電極までの長さをH3とし、H2とH3の比を変化させた場合のアノード電極近傍の電界分布の触れ幅を解析するためのモデルの模式図である。 図5のモデルに基づく解析結果を示したグラフである。
符号の説明
1…セル、2…絶縁基板、2a…帯電部、3…電界制御電極、4…電子源、41…CNT層、42…カソード電極、5…ゲート電極、61…蛍光体膜、62…アノード電極、7…帯電体、10…発光装置

Claims (3)

  1. 真空容器内に配設され、かつカソード電極及びカーボンナノチューブ(CNT)層からなる電界放出型電子源と、該電界放出型電子源に間隔を置いて対向配置されたアノード電極及び蛍光体膜と、該間隔内に配設されたゲート電極と、電界放出型電子源から蛍光体膜方向に延びる閉塞した絶縁基板と、からなり、電界放出型電子源から放出される電子が蛍光体膜内に進入することで蛍光体膜を発光させる電界放出型発光装置であって、
    前記ゲート電極と絶縁基板の蛍光体膜側の一端部との間には電界制御電極が設けられており、かつ、該一端部は帯電部が形成されており、
    前記閉塞した絶縁基板の内部であって、かつ前記帯電部と同一レベルまたは略同一レベルには電界放出型電子源から放出された電子が衝突して帯電する帯電体が配設されていることを特徴とする電界放出型発光装置。
  2. 前記帯電体は柱状体に成形されており、カソード電極からアノード電極に向う方向の該柱状体の高さをH1とし、電界制御電極の位置するレベルから前記絶縁基板の一端部までの長さをH2とした場合に、H1/H2が0.1〜0.2の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電界放出型発光装置。
  3. 電界制御電極の位置するレベルから前記絶縁基板の一端部までの長さをH2とし、電界制御電極の位置するレベルから前記アノード電極までの長さをH3とした場合に、H2/H3が0.3〜0.4の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電界放出型発光装置。
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