JP2008269193A - 消音器を内蔵するファンユニット - Google Patents

消音器を内蔵するファンユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2008269193A
JP2008269193A JP2007109987A JP2007109987A JP2008269193A JP 2008269193 A JP2008269193 A JP 2008269193A JP 2007109987 A JP2007109987 A JP 2007109987A JP 2007109987 A JP2007109987 A JP 2007109987A JP 2008269193 A JP2008269193 A JP 2008269193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
silencer
fan unit
air flow
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007109987A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukeyuki Saeki
佐伯祐行
Akio Idei
出居昭男
Takafumi Enami
江波貴文
Atsushi Murakawa
村川淳
Shigehiro Tsubaki
椿繁裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007109987A priority Critical patent/JP2008269193A/ja
Publication of JP2008269193A publication Critical patent/JP2008269193A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】
ブレードサーバ等のラックマウントサーバにおいて装置筐体外部へ消音器を設けることなく低騒音化、ファンの冗長性を両立する手段を提供する。
【解決手段】
吸気面と排気面を保持するユニット筐体と、該ユニット筐体内の空気流路上に所定の空間を保持して直列的に設けられた複数のファンから構成されるファンユニットにおいて、前記ユニット筐体内の空気流路上に消音器を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器等の低騒音化技術に関わる。
電子機器に用いられる半導体、とりわけ情報処理装置のCPUの高性能化はすさまじく、それに伴い高発熱・高発熱密度化の一途をたどっている。一方で、装置の発熱量増大に伴い、冷却のためのファン実装数、あるいは回転数の増大により、装置の騒音値も上昇傾向にある。
なかでもブレードサーバ等のラックマウント型の情報処理装置は、より高密度な実装、高い信頼性が要求される装置であり、騒音もより大きくなってしまう。
一般にブレードサーバ等の装置では、装置の信頼性を高めるため部品故障時に備えて部品の冗長化構成が採られている。冷却ファンについても同様で一台のファンが故障した場合にも残りのファンで装置が冷却できるように冗長化構成が採られている。
一方で、ユーザからの低騒音化の要求に応えるため、ブレードサーバ等のラックマウント型の情報処理装置では、その装置の筐体外部の排気部分に消音器を取り付ける方法が行われてきた。
特開平04−214699 特開2002−280784
まず、従来技術について例を挙げて説明する。
図1に一般にブレードサーバ8と呼称される情報処理装置の冷却構造を模式的に示す。
これは、筐体前側にCPUブレード9を搭載し、筐体後側にファンユニット10を有し、その下に電源ユニット11を有している。電源ユニット11も内部に電源冷却用ファンを有しているが、CPUブレード9の冷却は、主にファンユニット10によってなされる。
空気は、CPUブレード9の前面から吸気し、ファンユニット10、および電源ユニット11背面から排気される。
図2にファンユニット10の断面図を示す。断面図は図1に示すように切断面15にてファンユニット10の真ん中を切断したものである。ファンユニット10は、図のように上流側ファン12と下流側ファン13の直列構成であり、その間に気流を整流するための整流格子14を設けた構成となっている。このようにして一方のファンが故障してももう一方のファンにより装置の冷却が可能な冗長化構成となっている。
図3にブレードサーバ8と複数の情報処理装置1をラックキャビネット2へ多段搭載したときの透視図を示す。また、その側面図を図4へ示す。以下、ラックキャビネット2はラック2と略称する。ラック2への情報処理装置1の搭載について簡単に説明する。図3、4に示すようにラック2内には4本の装置支持柱3があり、これにより搭載される情報処理装置1を支持する。搭載される装置は、装置支持柱3に取り付けられている装置固定用レール4へ固定しラック2内へコンパクトに収納される。各装置は、ラック2前面より吸気しラック2後面へ排気する。
従来は、ラックマウント型サーバの低騒音化は、空気を排気する際、複数の情報処理装置の排気面に設けた共通の消音器5を通過させることにより騒音を下げる仕組みをとっていた。
以下、従来技術の課題を示す。
まず、この構成では、その筐体外部へ消音器5を設けなくてはならず、メンテナンス性の面から空けておきたい多数の電源ケーブル・IOケーブル等6が接続された情報処理装置の背面のスペースを確保することができないという課題がある。
また、筐体外に消音器が必要になり部品点数が増加するという課題もある。
また、情報処理装置、あるいは、ファンユニットとして冗長化設計(ファン正常時、故障時の両方を考慮した風量設計)を行った後、再度、筐体外消音器にて低騒音化設計(消音器よる風量低下と減音量をトレードオフする設計)を行わなくてはならず、手戻りのある設計プロセスとなり設計効率が悪いという課題もある。一般的に消音器の減音量を増やそうとすると、圧力損失が増加し風量は低下する傾向にある。
また、消音器を複数の装置に対して一括して設けるため装置ごとの最適な低騒音化設計がしにくいという課題もある。
また、特開平04−214699や特開2002−280784のように、装置筐体内へ消音器を設けたものもあるが、これらは装置外部へ消音器を設ける必要はないが、ファンの冗長化構成を採っておらず、この構成ではファン故障時に装置の冷却ができないという課題がある。
前記課題を解決するために本発明では、吸気面と排気面を保持するユニット筐体と、該筐体内の空気流路上に所定の空間を保持して直列的に設けられた複数のファンから構成されるファンユニットにおいて、前記ユニット筐体内の空気流路上に消音器を設ける。
本発明によれば、その装置筐体外部へ消音器を設けずにすみ、メンテナンス性の面から空けておきたい多数の電源ケーブル・IOケーブル等6が接続された情報処理装置の背面のスペースを確保することができる。また、筐体外に消音器がいらず、部品点数を削減できる。
また、情報処理装置、あるいは、ファンユニットとして冗長化設計(ファン正常時、故障時の両方を考慮した風量設計)を行う際に同時に、低騒音化設計(消音器よる風量低下と減音量のトレードオフする設計)を行うため、手戻りのない設計プロセスとなり設計効率が良い。
また、ファンユニットあるいは、装置ごとの低騒音化が可能であり、より最適な低騒音化が可能である。
また、特開平04−214699や特開2002−280784のように冗長構成を設けていないものとは異なり、ファン故障時においても装置の冷却ができ、高い装置信頼性が実現できる。
本発明の最良の実施形態は、図3のようにラック2に多段搭載されるブレードサーバ8や複数の情報処理装置1がそれぞれ図2に示すような冗長構成ファンユニット10を保持する形態である。
それぞれの装置の冗長構成ファンユニット10において本発明を実施することで最良の効果が得られる。
本発明の第1の実施例を図5に示す。
ファンユニット10は、図のように上流側ファン12と下流側ファン13の直列構成であり、その間に設けられた気流を整流する整流格子14、下流側ファン13から下流側に設けられた消音器5からなる。整流格子14は、必ずしも必要ではないが、上流側ファン12の排気を整流し、下流ファン13の吸気損失を低減する効果があるためできるだけ設けた方がよい。
図6に消音器5の斜視図を示す。
消音器5は吸音部材7により構成されるが、吸音部材7は加工性が良く、広い周波数帯域に良好な吸音効果を持つポリウレタンフォームなどの多孔質材料を用いるとよい。
消音器5は図5、6のように矩形状の吸音部材7を一定の間隔でファンユニットの上面下面に交互に設けることで蛇行流路を形成される。吸音部材7を空気流路を蛇行させるように設けることにより直接音を極力出さない形状としている。また、吸音部材7を設ける面がファンユニットの左面右面であってもよい。また、消音器5の形状を蛇行流路とすることで音の反射回数を増やし効率的に音を減衰させ消音することができる。
本実施例では、吸音部材7の高さをファンユニットの高さHの半分H/2より高くすることで直接音が外部へ出ない構成を採っている。直接音とは、反射、透過せずにダイレクトに耳に到達する音であり、間接音とは、透過、反射してから耳に到達する音のことである。
本発明第2の実施例は、図7に示すようにファンユニット10内において下流側ファン13がファンユニット10の排気面に配置された場合である。
装置実装上の制約等から、ファンユニット10内の配置がこのようになる場合は、上流側ファン12と下流側ファン13の間に消音器5を設け消音するとよい。この場合、主に上流ファン12の発生音に対して消音効果が得られる。
消音器5の形状は実施例1のように空気流路を蛇行させるように設けるなど上流ファンの直接音を極力出さない形状にするとよいが、このとき、消音器5が整流効果を持つように吸音部材7の配置や形状は最適化するとなおよい。
本発明の第3の実施例は、上流側ファン12と下流側ファン13の間、及び下流側ファン13から空気排気面の間の2箇所に消音器5を設けた構成である。この構成は、消音器5を2箇所とすることで消音効果をより高めることのできる構成である。
下流側ファン13から空気排気面間の消音器5の形状は、実施例1のように空気流路を蛇行させるように設けるなど上流ファンの直接音を極力出さない形状にするとよい。
また、上流側ファン12と下流側ファン13の間の消音器5の形状も同様にするとよいが、このとき、消音器5が整流効果を持つように吸音部材7の配置や形状は最適化するとなおよい。
ブレードサーバ構造の透視図 従来技術のファンユニット断面図 ブレードサーバのラック搭載時の透視図 ブレードサーバのラック搭載時の側面図 本発明第一の実施例の断面図 第一の実施例の消音器斜視図 本発明第二の実施例の断面図 本発明第三の実施例の断面図
符号の説明
1 情報処理装置
2 ラックキャビネット(略称、ラック)
3 装置支持柱
4 装置固定用レール
5 消音器
6 電源ケーブル・IOケーブル等
7 吸音部材
8 ブレードサーバ筐体
9 CPUブレード
10 ファンユニット
11 電源ユニット
12 上流側ファン
13 下流側ファン
14 整流格子
15 ファンユニット断面図の切断面

Claims (7)

  1. 吸気面と排気面を保持するユニット筐体と、該ユニット筐体内の空気流路上に所定の空間を保持して直列的に設けられた複数のファンから構成されるファンユニットにおいて、前記ユニット筐体内の空気流路上に消音器を設けたことを特徴とするファンユニット。
  2. 空気流路上で上流に位置する上流側ファンと空気流路上で下流に位置する下流側ファンとの間の空間に消音器を設けたことを特徴とする請求項1記載のファンユニット。
  3. 空気流路上で下流に位置する下流側ファンとユニット筐体の排気面との間の空間に消音器を設けたことを特徴とする請求項1記載のファンユニット。
  4. 空気流路上で上流に位置する上流側ファンと空気流路上で下流に位置する下流側ファンとの間の空間、及び前記下流側ファンとユニット筐体の排気面との間の空間に消音器を設けたことを特徴とする請求項1記載のファンユニット。
  5. 前記消音器は、吸音部材により蛇行する空気流路を形成して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のファンユニット。
  6. 前記消音器は、ユニット筐体の高さより低い所定の高さを有する矩形状の吸音部材を所定の間隔でユニット筐体内部の上面と下面、あるいは右面と左面に交互に設けることで形成されることを特徴とする請求項5記載のファンユニット。
  7. 請求項1〜6に記載されたファンユニットを搭載したことを特徴とする情報処理装置。
JP2007109987A 2007-04-19 2007-04-19 消音器を内蔵するファンユニット Pending JP2008269193A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109987A JP2008269193A (ja) 2007-04-19 2007-04-19 消音器を内蔵するファンユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109987A JP2008269193A (ja) 2007-04-19 2007-04-19 消音器を内蔵するファンユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008269193A true JP2008269193A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40048624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007109987A Pending JP2008269193A (ja) 2007-04-19 2007-04-19 消音器を内蔵するファンユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008269193A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102087853A (zh) * 2010-12-03 2011-06-08 中国航空规划建设发展有限公司 一种航空发动机试车台用元件集合型超低频消声装置
JP2013182581A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Nec Corp 電子機器
JP2015141297A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社奥村組 換気用のファンと消音チャンバとの組み合わせ性能のシミュレーション方法
JP2018190951A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 ノイズリデューサ及びそれを備える計算装置
WO2019207684A1 (ja) 2018-04-25 2019-10-31 三菱電機株式会社 電気機器の筐体、冷凍サイクル装置及び電気機器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0250496A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Hitachi Ltd 電子機器の取付構造
JPH03135098A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Hitachi Ltd 電子装置の冷却構造
JPH04275095A (ja) * 1991-03-01 1992-09-30 Fujitsu Ltd 記憶ディスク装置
JPH04281818A (ja) * 1991-01-07 1992-10-07 Canon Inc 冷却装置
JPH0964569A (ja) * 1995-08-25 1997-03-07 Hitachi Ltd 電子装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0250496A (ja) * 1988-08-12 1990-02-20 Hitachi Ltd 電子機器の取付構造
JPH03135098A (ja) * 1989-10-20 1991-06-10 Hitachi Ltd 電子装置の冷却構造
JPH04281818A (ja) * 1991-01-07 1992-10-07 Canon Inc 冷却装置
JPH04275095A (ja) * 1991-03-01 1992-09-30 Fujitsu Ltd 記憶ディスク装置
JPH0964569A (ja) * 1995-08-25 1997-03-07 Hitachi Ltd 電子装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102087853A (zh) * 2010-12-03 2011-06-08 中国航空规划建设发展有限公司 一种航空发动机试车台用元件集合型超低频消声装置
JP2013182581A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Nec Corp 電子機器
US9629265B2 (en) 2012-03-05 2017-04-18 Nec Corporation Cooling structure of electronic device
JP2015141297A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社奥村組 換気用のファンと消音チャンバとの組み合わせ性能のシミュレーション方法
JP2018190951A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 廣達電腦股▲ふん▼有限公司 ノイズリデューサ及びそれを備える計算装置
WO2019207684A1 (ja) 2018-04-25 2019-10-31 三菱電機株式会社 電気機器の筐体、冷凍サイクル装置及び電気機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4951596B2 (ja) 冷却システム及び電子装置
US7314113B2 (en) Acoustic absorbers for use with computer cabinet fans and other cooling systems
US7872865B2 (en) Disk array device and electronic device
US7436665B2 (en) Heat-dissipating assembly of computer housing
TWI488374B (zh) 擴充座
JP2008269193A (ja) 消音器を内蔵するファンユニット
US10342156B1 (en) Server with airflow guiding structure
US20100002385A1 (en) Electronic device having active noise control and a port ending with curved lips
US10856434B2 (en) Reducing aeroacoustics caused by cooling air flow with segmented foam baffles in an information handling system
JP2007102671A (ja) 電子機器
JP2007179655A (ja) ディスクアレイ装置
JP2008185014A (ja) 機械の低騒音パッケージ
JP4606465B2 (ja) 消音器及びこれを有する電子機器
JP6222769B2 (ja) 室外機の気流制御装置
JP2009266852A (ja) 制御装置
CN201184328Y (zh) 消音风扇
JP2005066308A (ja) 電気掃除機消音装置
JP2010106782A (ja) 軸流ファン及び軸流ファンを搭載した電子機器
JP5342363B2 (ja) 制御装置の実装構造
US20210180487A1 (en) Air outlet sound absorber for a rotating electrical machine
US20210302064A1 (en) Muffler and electronic device
JP4638841B2 (ja) ラックマウント型電子機器システム
US20130265712A1 (en) Server heat dissipating assembly
JP4852483B2 (ja) 筐体静音化構造
JP2011258761A (ja) 電子機器の放熱構造および車載用電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110405

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120124