JP2008269041A - データベースシステムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を分かり易く提示可能な技術を提供する。
【解決手段】複数の項目に含まれる各項目に1以上の要素が属し、且つ複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報を含んだ関連情報を準備しておく。関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、3以上の項目に対して設定された項目の順序を示す情報に従って、該3以上の項目を各々可視的に示す3以上の項目表示要素が空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属表示要素が、対応する3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ相互に隣り合う順序の各項目間で、要素間の関連が可視的に認識可能に示された表示がなされる。そして、ユーザーによる所定操作により、設定順序情報が変更される。
【選択図】図11

Description

本発明は、データベースシステムに関する。
過去に蓄積された知識を利用して報告書等の各種レポートを作成する場合、従来は、何らかの方法で過去のレポートを検索してその内容を参照する必要があった。過去のレポートがテンプレート等を用いて構造化されている場合は検索したレポートの全文を参照する必要はないが、レポート間の関係等については膨大なデータを参照しながら見出していく必要があった。
ところで、例えば、医療機関において、いわゆる読影レポートを作成する際には、フリーフォーマットによって入力を行うと、放射線科の医師個人の癖に依って、略語の使用や言い回し等が大きく異なる。したがって、他の医師にとっては読み辛く、同じ症例についての読影レポートを作成する際に、他の放射線科の医師が作成した読影レポートを参考にして読影レポートを作成するといった作業は困難である。
このような問題は、読影レポートを作成する場合に限られず、各種レポートを作成する場合や、カテゴリ間のメンバ同士の関係を表示させる場合等、異なる分類項目に属する要素間の関係を表示させて参照する場合一般に共通する。
そこで、3つのカテゴリの各カテゴリ間における要素の関係を分かり易く表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2)。この特許文献1、2で提案されている技術は、3つのカテゴリの各要素を、各カテゴリに対応する径の異なる3つの同心円上に配置し、第1のカテゴリと第2のカテゴリとの間における要素間の関連、及び第2のカテゴリと第3のカテゴリとの間における要素間の関連を線で表す技術である。
特開2003−271659号公報 特開2003−281320号公報
しかしながら、上記特許文献1、2で提案された技術では、隣り合うカテゴリ間でしか要素間の関連が示されないため、隣り合わないカテゴリ間における要素間の関連が分かり難いといった問題を生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を分かり易く提示可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、データベースシステムであって、複数の項目に含まれる各項目に少なくとも1以上の要素が属して構成され、且つ前記複数の項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報を含んで構成された関連情報を記憶する記憶手段と、前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して設定された項目の順序を示す設定順序情報に従って、該3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記設定順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された要素一覧表示を、表示部において出力させる表示制御手段と、前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる所定操作に応答して、前記設定順序情報を、第1の順序情報から、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して該第1の順序情報とは異なる項目の順序を示す第2の順序情報に変更する順序変更手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のデータベースシステムであって、前記出力制御手段が、前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記第2の順序情報に従って、前記3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記第2の順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された変更後の要素一覧表示を、前記表示部において出力させることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のデータベースシステムであって、前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる選択操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する文章構成要素として指定する構成要素指定手段と、前記構成要素指定手段によって各項目に対して指定された文章構成要素に基づいて、前記所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を生成する文章生成手段とを更に備えることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のデータベースシステムであって、前記記憶手段が、前記第1の順序情報と第1の文章モデルとを関連付けるとともに、前記第2の順序情報と第2の文章モデルとを関連付けた文章モデル情報を記憶し、前記データベースシステムが、前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記文章モデル情報に基づき、前記所定の文章モデルを、前記第1の文章モデルから前記第2の文章モデルに変更する文章モデル変更手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3又は請求項4に記載のデータベースシステムであって、前記文章モデル情報が、前記設定順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調される先頭強調文章モデルを示した情報を含むことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5に記載のデータベースシステムであって、前記文章モデル情報が、前記先頭強調文章モデルを示した情報とは異なり、前記設定順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調されない先頭非強調文章モデルを示した情報を含み、前記データベースシステムが、前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる特定操作に応答して、前記所定の文章モデルを、前記先頭非強調文章モデルから前記先頭強調文章モデルに変更する強調要素変更手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載のデータベースシステムであって、前記記憶手段が、前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記第2の順序情報を前記設定順序情報の初期情報として記憶することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、データベースシステムであって、複数の項目に含まれる各項目に少なくとも1以上の要素が属して構成され、且つ前記複数の項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報を含んで構成された関連情報を記憶する記憶手段と、前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して設定された項目の順序を示す設定順序情報に従って、該3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記設定順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された要素一覧表示を、出力する第1の表示手段と、前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる所定操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれた1つの従属表示要素を、基準表示要素として指定する基準表示要素指定手段と、前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、前記要素一覧表示とは異なり、且つ前記基準表示要素が示す1つの要素と前記複数通りの組合せ情報において関連付けられた1以上の要素であって、前記設定順序情報で示される項目の順序において前記基準表示要素が示す要素が属する項目とは隣り合わない順序の非隣接項目に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属表示要素を、該非隣接項目を示す非隣接項目表示要素との関連が可視的に認識可能な態様で示す要素個別表示を、出力する第2の表示手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載のデータベースシステムであって、前記第1及び第2の表示手段によって前記要素一覧表示と前記要素個別表示とが出力された状態で、ユーザーによる選択操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する文章構成要素として指定する構成要素指定手段と、前記構成要素指定手段によって各項目に対して指定された文章構成要素に基づいて、前記所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を生成する文章生成手段とを更に備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載のデータベースシステムであって、前記構成要素指定手段が、前記要素個別表示において、前記1以上の従属表示要素のうちの少なくとも1つの従属表示要素が選択されたことに応答して、該少なくとも1つの従属表示要素を、前記所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する少なくとも1つの文章構成要素として指定することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10に記載のデータベースシステムであって、前記非隣接項目が、複数存在し、前記第2の表示手段が、各前記非隣接項目に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属表示要素を、該各非隣接項目を示す各非隣接項目表示要素との関連が可視的に認識可能な態様でそれぞれ示す複数の要素個別表示を、出力するとともに、前記複数の要素個別表示のうちの1つの要素個別表示において、該1つの要素個別表示に含まれる1以上の従属表示要素のうちの少なくとも1つの従属表示要素が選択されたことに応答して、前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、前記複数の要素個別表示のうちの前記1つの要素個別表示とは異なる1以上の要素個別表示において、該1つの要素個別表示において選択された少なくとも1つの従属表示要素と関連しない従属表示要素を削除することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項3、及び請求項9から請求項11のいずれかに記載のデータベースシステムであって、前記文章情報が、読影レポートの所見文の情報を含み、前記複数の項目が、部位、所見、疾患名を含むことを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載のデータベースシステムであって、前記要素一覧表示において、ユーザーによる1以上の従属表示要素の指定に応答して、前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、該少なくとも1以上の従属表示要素と該1以上の従属表示要素とは異なる他の従属表示要素との関連を示す関連表示要素の表示態様を、残余の関連表示要素とは可視的に区別可能な態様に変更する表示態様変更手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1から請求項13のいずれかに記載のデータベースシステムであって、複数の文章情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された複数の文章情報を対象として、言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、該各文章情報を構成する項目毎に1以上の要素を抽出して、前記関連情報を生成する関連情報生成手段を更に備えることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項14に記載のデータベースシステムであって、前記言語処理が、機械学習によって得られた情報に基づいた処理を含むことを特徴とする。
また、請求項16の発明は、データベースシステムに含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記データベースシステムを、請求項1から請求項15のいずれかに記載のデータベースシステムとして機能させるプログラムである。
請求項1から請求項7のいずれに記載の発明によっても、3以上の項目について所定の順序に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を表示する場合に、空間順次に隣接する項目の順序の入れ換えが可能であるため、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連が分かり易く提示される。
また、請求項3に記載の発明によれば、3以上の項目について所定の順序に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連が表示された状態で、各項目に対してそれぞれ1以上の要素が指定されると、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報が生成されるため、文章の作成時に、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を参照することで、容易かつ適正に文章を作成することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、空間順次に隣接する項目の順序が入れ換えられると、文章モデルにおける項目の順序も入れ替わるため、文章の状態をユーザーが容易に想定可能な態様で、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を分かり易く表示させることができる。
また、請求項5及び請求項6のいずれに記載の発明によっても、最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調される文章モデルを採用することで、微妙な文章表現の違いを表すことができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、空間順次に隣接する項目の順序が入れ換えられると、次に3以上の項目について空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を表示する場合にも、入れ換えられた後の項目の順序に従って表示が行われるため、前回と同じ視点で項目間における要素間の関連を容易に把握することができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、3以上の項目について所定の順序に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を表示する場合に、1つの要素を指定すると、その要素が属する項目とは空間順次に隣接しない項目について、指定された要素と関連付けられた要素が別途表示されるため、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連が分かり易く提示される。
また、請求項9に記載の発明によれば、3以上の項目について所定の順序に沿って空間順次に隣接する項目間における要素間の関連と、指定された1つの要素に対して、隣接しない順序の項目に属し且つ関連付けられた要素とが表示された状態で、各項目に対してそれぞれ1以上の要素が指定されると、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報が生成されるため、文章の作成時に、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を参照することで、容易かつ適正に文章を作成することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、指定された1つの要素に対して隣接しない順序の項目に属し且つ関連付けられた要素を示す別途の表示において、少なくとも1つの要素を、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を構成する要素として指定することができるため、更に容易かつ適正に文章を作成することができる。
また、請求項11に記載の発明によれば、指定された1つの要素に対して隣接しない順序の項目に属し且つ関連付けられた要素をそれぞれ示す複数の別途の表示のうち、1つの別途の表示で要素が選択されると、他の別途の表示で示される要素が絞り込まれるため、更に過去の知識を利用しつつ適正な文章を作成することができる。
また、請求項12に記載の発明によれば、読影レポートの作成が容易かつ適正に可能となる。
また、請求項13に記載の発明によれば、3以上の項目について所定の順序に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を示す表示において、1つの要素を指定すると、その1つの要素と関連する他の要素との関連が他の関連とは区別可能な態様で表示されるため、ユーザーにとって要素間の関連がより把握し易くなる。
また、請求項14に記載の発明によれば、文章情報に対して言語処理を含む所定の情報処理を施すことで文章情報から各項目に属する1以上の要素を抽出して、関連情報を生成するような構成を採用することにより、関連情報を容易に取得することができる。
また、請求項15に記載の発明によれば、機械学習によって得られた情報に基づいて言語処理を行うため、より適正な関連情報を容易に取得することができる。
また、請求項16に記載の発明によれば、請求項1から請求項15と同様な効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
<情報処理システムの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理システム1Aの概略構成を示す図である。
情報処理システム1Aは、サーバ100、端末(クライアント)10〜30、及びサーバ管理用端末190を備えている。そして、サーバ100と、端末(クライアント)10〜30とが、インターネット回線等のネットワーク回線NTWを介して相互にデータ送受信可能に接続され、サーバ100に対し、サーバ100を管理するためのサーバ管理用端末190が接続されている。なお、ここでは、3つの端末10〜30が存在している例を挙げて説明するが、端末の数は2つ以上であればいくつでも良い。
端末10〜30は、各病院に設置されている。なお、端末10〜30は、それぞれ同様な構成を有するため、以下では、適宜端末30を代表例として採用しつつ説明する。
端末30は、内蔵する記憶部34(後述)に、多数の画像データが格納された診療情報DB341(後述)を記憶している。多数の画像データは、放射線科において検査リストに列挙された患者を対象として放射線を用いた撮影により得られる。そして、端末30では、例えば、放射線科の読影医が、可視的に出力された画像データを適宜参照しつつ、読影レポートを記述及び入力すると、その読影レポートを示す情報(読影レポート情報)が診療情報DB341に保存される。
図2は、端末30において新規な読影レポートを記述及び入力する状態を例示する図である。図2で示すように、端末30では、放射線科の読影医が、診療情報DB341に格納されている患者の画像データを可視的に出力した画面(画像表示画面)M1,C1を適宜参照しつつ、読影レポートの入力画面401において新規な読影レポートを入力する。
また、端末10〜30では、各読影レポートを構成する複数の要素を、読影レポート毎に関連付けて構造化した情報(以下「単レポート構造化情報」とも称する)を生成する機能(以下「関連情報生成機能」と称する)を有し、生成した単レポート構造化情報をサーバ100に送信する。
一方、サーバ100は、端末10〜30からの単レポート構造化情報を収集し、新規な読影レポートの入力を支援する情報(入力支援情報)を生成する機能(以下「支援情報生成機能」と称する)と、入力支援情報を適宜端末10〜30に対して配信する機能(以下「情報配信機能」と称する)とを有する。
入力支援情報を取得した端末10〜30では、入力支援情報から必要な情報を抽出してテンプレート表示の形で提示することで、新規な読影レポートの作成を容易に可能とする。端末10〜30において新規な読影レポートの入力を支援する機能を以下「入力支援機能」と称する。このように、情報処理システム1Aは、入力支援情報を利用する観点から見れば、データベースシステムとして機能し、読影レポートを入力する観点から見れば、レポーティングシステムとして機能する。
この情報処理システム1Aでは、3以上の項目に含まれる各項目間において、要素間の関連が分かり易く提示されるように、入力支援機能が、情報の提示態様を適宜変更する特別な機能(以下「情報提示態様変更機能」とも称する)を有している。以下、情報提示に必要な情報の準備段階、すなわち関連情報生成機能、支援情報生成機能、及び情報配信機能について順次説明し、その後、情報提示態様変更機能を含む入力支援機能について説明する。
<関連情報生成機能>
図3は、主に端末30で実現される関連情報生成機能に係る機能構成を示すブロック図である。
端末30は、制御部31、操作部32、表示部33、及び記憶部34を備えている。
制御部31は、CPUやROMやRAM等を備えて構成され、記憶部34に格納されているプログラムをCPUで読み込んで実行することで、関連情報生成機能等の各種機能を実現する。なお、制御部31では、各種情報処理において一時的に生成される各種データは、内蔵されるRAMに一時記憶される。
操作部32は、キーボードやマウス等を備えて構成され、ユーザーの操作に応答して制御部31に各種情報を入力することが可能である。
表示部33は、液晶表示画面やCRT等を備えて構成され、制御部31内の表示制御部319の制御に基づいて各種画像を可視的に出力する。
記憶部34は、ハードディスク等によって構成され、各種プログラムやデータを格納する。そして、記憶部34には、診療対象である多数の患者に係る医療情報(以下「診療情報」とも称する)を記憶する診療情報データベース(DB)341が格納されている。
この診療情報DB341には、診療対象である多数の患者が列挙されたリスト(検査リスト)が含まれる。また、診療情報DB341には、放射線科で検査リストに列挙された患者を対象として放射線による撮影によって得られた多数の画像データ、及びこの多数の画像データにそれぞれ対応する読影レポートを示す情報(読影レポート情報)が、検査リストに列挙された患者の名前と関連付けられて格納されている。更に、診療情報DB341に含まれる検査リストには、担当医からのオーダーリングや患者や検査に係る情報を示す属性情報が検査リストに列挙された患者の名前と関連付けられて格納されている。
制御部31は、関連情報生成機能に係る機能構成として、データ読込部311、自然文構造化部312、機械学習部313、モデル入出力部314、識別部315、情報加算部KS、及び送受信部316を備える。
データ読込部311は、診療情報DB341から、既存の読影レポートを示す情報(既存レポート情報)と、当該既存レポート情報に対応するオーダーリング、患者属性、及び検査属性に係る情報とを読み込む。そして、データ読込部311は、既存読影レポート情報を自然文構造化部312に送出する一方、オーダーリング、患者属性、及び検査属性に係る情報を情報加算部KSに送出する。
自然文構造化部312は、既存の読影レポートに含まれる自然文で記述された所見文から必要な要素を抽出し、RDFを利用して構造化を行う。この既存の読影レポートの要素の構造化は、機械学習部313、モデル入出力部314、及び識別部315の機能と、自然文構造化部312の機能とによって実現される。
機械学習部313は、例えば、教師データとして学習用コーパス等が与えられることで、構造化の基準となる情報を学習する。
学習用コーパスは、読影レポートに含まれる自然文である所見文の形式(文章モデル)に準じた大量のテキストデータを含む。この文章モデルは、例えば、撮影条件→部位→所見→疾患名といった具合に、読影レポートの所見文の構成を示すものである。そして、学習用コーパスでは、例えば、所定の所見文の文章モデルを構成する各要素(ここでは語句)の分類項目名が各要素にタグ付けされている。分類項目名としては「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」等が挙げられる。
そして、学習用コーパスでは、例えば、「T1」「T2」・・・等の語句に対して分類項目名「撮影条件」がタグ付けされ、「脳室」「白質」「前頭葉」・・・等の語句に対して分類項目名「部位」がタグ付けされている。また、「高信号」「低信号」「増強」「腫瘤影」・・・等の語句に対して分類項目名「所見」がタグ付けされ、「腫瘍」「虚血性変化」「梗塞」・・・等の語句に対して分類項目名「疾患名」がタグ付けされている。なお、このような学習用コーパスが機械学習部313に対して外部から与えられる際、後述する新規な読影レポートを作成するために、結語についても代表的な表現については同じように学習用コーパスにタグ付けされて与えられる。
機械学習部313は、学習用コーパスから語句を抜き出し、対応する要素の分類項目毎にそれぞれ記憶する。つまり、機械学習部313では、学習用コーパスを含む教師データを学習教材とし、教師データを参照して要素の分類項目毎に各要素の分類項目に属する語句を学習して記憶する。このとき、機械学習部313では、語句や表現の振れをある程度正規化する。
機械学習部313で、学習されて記憶されるデータは、既存の読影レポートに含まれる所見文を構成する各要素をどのような要素の分類項目に分解するのかを示すモデルのデータ(モデルデータ)として使用される。
モデル入出力部314は、モデルデータを通信回線や記憶媒体等を介して外部のコンピュータに出力したり、外部のコンピュータで学習されたモデルデータを通信回線や記憶媒体等を介して入力するものである。よって、情報処理システム1Aにおいて学習されたモデルデータを他の情報処理システムで利用したり、逆に、他の情報処理システムにおいて学習されたモデルデータを情報処理システム1Aで利用することができる。
識別部315は、機械学習部313で学習されたモデルデータ、又はモデル入出力部314を介して取得したモデルデータを基準としつつ、自然文構造化部312に入力される既存読影レポート情報を対象として、要素の分類項目と実際に使用されている語句とを識別する。
なお、上述した機械学習の方法を用いると、予め教師データにおいて挙げられた要素(ここでは、語句)についてしか、要素の分類項目を識別することができないが、以下の機械学習の方法を利用することで、予め教師データにおいて挙げられていない要素についても、要素の分類項目を識別することができる。
例えば、機械学習部313が、学習用コーパスを形態素解析によって形態素に分解し、形態素毎に、形態素そのもの、形態素の品詞、形態素の活用形、前後(例えば前後2つ)の形態素の情報等を用いて、ある分類項目に属する形態素が出現するパターンを学習する。そして、識別部315が、当該パターンに従って、予め与えられていなかった要素(ここでは語句)についても、要素の分類項目を認識することができる。
より具体的には、例えば、機械学習部313は、学習用コーパスに「**に沿って」(「**」部には種々の語が入る)といった形の文が頻出する場合に、「**」の部分に部位を示す語句が頻出するときには、「**」の部分には部位を示す語句が入るというパターンを学習することができる。そして、識別部315は、このようなパターンを利用すれば、既存読影レポート情報を対象として、語の前後関係からフレーズ「下垂体/に/沿って」から「下垂体」を部位を示す語句として抽出することができる。なお、上記機械学習は、いわゆるSVM(Support Vector Machine)を利用することで実現することができ、このような機械学習によって自然言語処理の精度が向上する。
そして、自然文構造化部312では、識別部315で識別された情報に基づき、既存の読影レポートを、要素の分類項目毎に属する語句(要素)に分解してRDFで記述することで、既存の読影レポート情報を構造化する。このとき、既存の読影レポートにおける要素の出現パターンも認識することができるため、この出現パターンに関する情報を、識別部315で使用するモデルデータに反映させることで、モデルデータを進化させることもできる。つまり、既存読影レポート情報を解析すればする程、モデルデータが進化する。
自然文構造化部312で構造化された既存読影レポート情報は、情報加算部KSに出力され、情報加算部KSにおいて、データ読込部311から送出されたオーダーリング、患者属性、及び検査属性に係る属性情報が加えられて、RDFで記述された構造化データが生成される。
図4は、1つの既存読影レポート情報を構成する要素(既存読影レポート情報に係る属性情報を構成する要素も含む)が関連付けられるように構造化された情報(単レポート構造化情報)を例示する図である。図4で示すように、既存読影レポート情報のファイル「A−0001」に対して、RDFによって、要素の分類項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」をそれぞれ属性の項目とし、各属性に対して属性値「T1」「前頭葉」「高信号」「腫瘍」がぞれぞれ関連付けられて記述されている。また、属性情報に係る属性の項目「検査部位」「患者」「読影医師」「モダリティ」に対して「頭部(SKULL)」「特許太郎」「特許花子」「MR」がそれぞれ関連付けられ、更に、患者の属性に対し、属性の項目「性別」及び「年齢」について「M」と「53」とがそれぞれ関連付けられて記述されている。なお、単レポート構造化情報において関連付けの対象となる属性の項目(属性項目)は、図4で示したものに限られず、例えば、検査属性の情報に含まれる他の属性項目を含めても良い。
このようにして、自然文構造化部312、機械学習部313、モデル入出力部314、識別部315、及び情報加算部KSの機能によって、自然文で記載された所見文の文章情報に対して言語処理を施すことにより、文章情報から各分類項目に属する要素(ここでは語句)が抽出され、更に関連付けることで、単レポート構造化情報が生成される。
送受信部316は、情報加算部KSにおいて生成されて取得された単レポート構造化情報をサーバ100に対して送信する。なお、単レポート構造化情報は、診療情報DB341に格納された多数の既存読影レポート情報についてそれぞれ生成され、送受信部316によって、それぞれサーバ100に送信される。
図5は、単レポート構造化情報の生成動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、端末30において、所定のプログラムが実行されることで実現される。
まず、データ読込部311によって、診療情報DB341から、読影レポートを示す情報が属性情報とともに読み込まれる(ステップST1)。次に、自然文構造化部312、機械学習部313、モデル入出力部314、及び識別部315の機能により、ステップST1で読み込まれた読影レポートが構造化される(ステップST2)。更に、情報加算部KSの機能により、ステップST2で構造化された読影レポートに対して属性情報が追加され、図4で示したような単レポート構造化情報が生成される(ステップST3)。そして、ステップST3で生成された単レポート構造化情報がサーバ100に対して送信される(ステップST4)。その後、診療情報DB341に格納されている全ての既存読影レポート情報について単レポート構造化情報が生成されたか否か判定される(ステップST5)。ここで、全ての既存読影レポート情報について単レポート構造化情報が生成されていない場合には、ステップST1に戻り、次の読影レポートを示す情報等が読み込まれて単レポート構造化情報が生成される(ステップST1〜ST4)。一方、全ての既存読影レポート情報について単レポート構造化情報が生成されると、本動作フローが終了する。
このようにして、端末10〜30では、文章情報に対して言語処理を含む所定の情報処理を施すことで文章情報から各項目に属する要素を抽出し、更に抽出された複数の要素を関連付けることで、単レポート構造化情報が生成される。したがって、ユーザーによる煩雑な操作や作業を伴うこともなく、単レポート構造化情報が容易に取得される。なお、文章情報から抽出される各項目に属する要素の数、及び単レポート構造化情報の各項目に属する要素の数は1つに限られず、1以上であればいくつであっても良い。また、上述したように機械学習によって得られた情報に基づいて言語処理を行うため、より適正な単レポート構造化情報が容易に取得される。
ところで、診療情報DB341に蓄積される読影レポート情報は、端末30において新たな読影レポートが作成される度に増加する。この時間とともに更に蓄積されていく読影レポート情報も過去の知識として利用できれば有効である。特に、これまでにない所見文等が新たに蓄積された読影レポート情報に含まれる場合には、過去の知識が更に進化するため、より有効である。そこで、情報処理システム1Aでは、新たな読影レポートを示す情報が診療情報DB341に書き込まれる度に、単レポート構造化情報が生成され、サーバ100に対して送信される。
<支援情報生成機能>
図6は、主にサーバ100で実現される支援情報生成機能に係る機能構成を示すブロック図である。
サーバ100は、サーバ制御部110、及び記憶部120を備えている。
サーバ制御部110は、CPUやROMやRAM等を備えて構成され、記憶部120に格納されているプログラムをCPUで読み込んで実行することで、支援情報生成機能等の各種機能を実現する。なお、サーバ制御部110では、各種情報処理において一時的に生成される各種データは、内蔵されるRAMに一時記憶される。
記憶部120は、ハードディスク等によって構成され、各種プログラムや各種データを格納する。
サーバ100は、機能として、送受信部111、統合DB構築部112、及び支援DB構築部115を備える。
送受信部111は、端末10〜30から送信されてきた単レポート構造化情報を受信し、統合DB構築部112に対して出力する。
統合DB構築部112は、送受信部111から入力された単レポート構造化情報を受け付け、この単レポート構造化情報を記憶部120に蓄積することで、統合データベース(統合DB)121を構築する。
支援DB構築部115は、統合DB121から全ての単レポート構造化情報を読み出して、各単レポート構造化情報において1つのファイルに対して関連付けられている複数の要素(ここでは属性値)を、属性項目毎に並べて相互に関連付け直してRDFで記述する処理を行う。そして、この処理の結果として、複数の属性項目に含まれる属性項目毎に1以上の属性値(すなわち要素、ここでは語句)が列挙されるとともに、各属性項目間で、各属性値(すなわち要素)どうしがネットワーク状に関連付けられた情報(以下「ネットワーク情報」とも称する)が生成される。このネットワーク情報は、記憶部120に記憶されることで、読影レポートの入力を支援する情報(入力支援情報)とされ、データベース(以下「支援情報DB」と称する)122が構築される。
図7は、統合DB121に記憶されていた単レポート構造化情報を構成する要素が構造化されて構築された支援情報DB122のデータ構成、すなわち多数の既存読影レポート情報に係る要素が構造化された例を示す図である。なお、図7では、検査部位「頭部(SKULL)」についてのネットワーク情報が例示されている。また、図7では、関連付けられた語句どうしが線で結ばれており、図の複雑化を避けるために、語句を適宜「○○○」等と記載するとともに、関連付けを示す線も図中の比較的上部に位置するものを例示して、その他の線は省略されている。
また、支援DB構築部115は、ネットワーク情報を生成する際に、各単レポート構造化情報において1つのファイルに対して関連付けられていた複数の要素(ここでは語句)の組合せを示す情報(組合せ情報)も、支援情報DB122に格納しておく。例えば、「頭部−MR−M−T1−前頭葉−高信号−腫瘍」等と言った語句の組合せを示す情報も記憶される。なお、ネットワーク情報と組合せ情報は、各項目間における各項目に属する1以上の語句どうしの関連付けを示す情報であり、以下適宜「要素関連ネットワーク情報」と総称する。ここで、多数の単レポート構造化情報から要素関連ネットワーク情報を生成すると、要素関連ネットワーク情報は、複数の属性項目に含まれる各項目に少なくとも1以上の要素が属し、且つ複数の属性項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報も含んで構成された情報(適宜「要素関連情報」と略称する)となる。
支援情報DB122に格納されるネットワーク情報では、既存の読影レポートにおいて、どのような語句がそれぞれ記述されたのかを、各属性項目間で、複数の語句どうしが関連付けられた態様で示される。そのため、当該ネットワーク情報を可視的に出力して、新規な読影レポートを入力する際に利用すると有効である。特に、各属性項目を入力する要素の項目(入力要素項目)とし、各属性項目に属する複数の語句を入力する候補(選択肢)として、テンプレート表示の形態で提供すれば有効である。
しかしながら、支援情報DB122に格納されるネットワーク情報では、各属性項目に属する語句について、同義語(例えば「T2強調画像」と「T2W1」等)が多いと、選択肢が多過ぎて、選択肢の指定が困難となる。そこで、同義語については、識別部315で、語句を検出する際に、代表的な1つの語句に置換する処理が行われる。また、属性項目に「結語」等が含まれる場合には、結語等の表現の振れ(例えば「考える」と「考えます」等)が多いと選択肢が多過ぎて、選択肢の指定が困難となる。そこで、表現の振れについても、識別部315で、結語を検出する際に、代表的な1つの表現に置き換える処理が行われる。代表的な語句への置換については、教師データに、複数の語句と代表的な語句とを対応付けたデータテーブルを含ませて、実現することができる。なお、表現の振れについては、表現の振れを正規化して、最も使用頻度の高いものに全て置換するようにしても良く、同義語についても最も使用頻度の高いものに全て置換するようにしても良い。
図8は、支援情報生成機能における支援情報DB122の生成動作の動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、サーバ制御部110において、支援情報生成機能を実現するためのプログラムが実行されることで実現される。
まず、送受信部111が単レポート構造化情報を受信したか否か判定される(ステップSP1)。ここでは、送受信部111が単レポート構造化情報を受信するまで、ステップSP1の判定が繰り返される。一方、送受信部111が単レポート構造化情報を受信すると、統合DB構築部112により、送受信部111で受信された単レポート構造化情報が記憶部120に記憶されて、統合DB121が構築又は更新される(ステップSP2)。そして、支援DB構築部115により、統合DB121に格納されている全ての単レポート構造化情報に基づき、要素関連ネットワーク情報が生成される(ステップSP3)。ステップSP3では、要素ネットワーク情報が記憶部120に記憶されることで、支援情報DB122が構築される。なお、ステップSP3の処理が2回目以降の場合には、ステップSP2で新規に記憶部120に記憶された単レポート構造化情報に基づき、支援DB構築部115によって支援情報DBが更新される。そして、ステップSP3の処理が行われると、ステップSP1の処理に戻る。
なお、端末10〜30では、随時新しい読影レポートが作成されるため、サーバ制御部110の送受信部111は、端末10〜30から新たな単レポート構造化情報を受け付ける。このとき、統合DB構築部112によって統合DB121に蓄積される情報が更新されるため、新たな単レポート構造化情報が加えられる度に、その単レポート構造化情報に係る情報を支援情報DBに反映させるべきである。そこで、2回目以降のステップSP3では、支援情報DB122に、新規な単レポート構造化情報に係る情報が追加される。
<情報配信機能>
図9は、主にサーバ100で実現される情報配信機能に係る機能構成を示すブロック図である。ここでは、サーバ100が、記憶部120に格納されているプログラムをCPUで読み込んで実行することで、情報配信機能に係る各種機能構成を実現する。
サーバ100は、情報配信機能に係る機能構成として、送受信部111、及び配信制御部116を備える。
配信制御部116は、送信先である端末10〜30を認識して、その端末に対して支援情報DB122を構成する情報(具体的には、要素関連ネットワーク情報)を送信するようなコマンドを送受信部111に出力する。ここでは、例えば、予め送信先の端末10〜30の情報(例えば、ユーザーIDやメールアドレス等の情報)を記憶部120に記憶しておき、この情報を配信制御部116が読み出すことで、送信先である端末10〜30を認識するようにすれば良い。
送受信部111は、配信制御部116からのコマンドに応じて、送信先である端末を時間順次に指定して、支援情報DB122を構成する要素関連ネットワーク情報を記憶部120から読み出して、端末に対して送信(配信)する。
図10は、情報配信機能における動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、サーバ制御部110において、情報配信機能を実現するためのプログラムが実行されることで実現される。なお、本動作フローの実行タイミングとしては、例えば、支援情報DB122が更新されたタイミング等が挙げられる。
まず、配信制御部116により、N番目の端末が送信先の端末として指定される(ステップSP11)。ステップSP11の処理が1回目の場合には、送信先の端末を指定するためのカウント情報Nが1となり、例えば、端末10が送信先の端末として指定される。また、ステップSP11の処理がn回目の場合には、N=nとなり、例えば、n=2の場合には端末20が送信先の端末として指定され、n=3の場合には端末30が送信先の端末として指定される。次に、配信制御部116の制御下で送受信部111により、送信先として指定されている端末に対して支援情報DB122を構築する要素関連ネットワーク情報が送信される(ステップSP12)。その後、配信制御部116により、要素関連ネットワーク情報が全端末に配信されたか否か判定される(ステップSP13)。ここでは、全端末に配信されていなければステップSP14に進み、送信先の端末を指定するためのカウント情報Nが1つだけ加算されて、ステップSP11に戻る。一方、要素関連ネットワーク情報が全端末に配信されれば、本動作フローを終了する。このようにして、ステップSP11〜SP14の処理が適宜繰り返されることで、全端末10〜30に対し、支援情報DB122を構築する要素関連ネットワーク情報が送信される。
<入力支援機能>
図11は、主に端末30で実現される入力支援機能に係る機能構成を示すブロック図である。ここでは、端末30が、記憶部34に格納されているプログラムをCPUで読み込んで実行することで、入力支援機能に係る各種機能構成を実現する。
端末30は、入力支援機能に係る機能構成として、データ読込部311、送受信部316、支援情報検索部317、タスク管理部318、表示制御部319、レポート構成部320、データ書込部321、及び設定変更部322を備える。また、情報配信機能によってサーバ100から送信されてきた要素関連ネットワーク情報が、記憶部34に記憶されることで、支援情報DB342が構築されている。
そして、図11で示される機能構成により、読影レポートの入力対象である検査を特定する動作(検査特定動作)、及び実際に読影レポートの入力を支援する動作(入力支援動作)が実現される。また、入力支援動作には、上述した情報提示態様変更機能に係る動作(情報提示態様変更動作)が含まれる。したがって、以下では、図11を適宜参照しつつ、検査特定動作、及び情報提示態様変更動作を含む入力支援動作について順次説明する。
○検査特定動作:
データ読込部311は、診療情報DB341から検査リストの情報(検査リスト情報)を読み込み、タスク管理部318に転送する。
タスク管理部318は、読影レポートの入力対象となる検査を特定して管理するものあり、データ読込部311から表示制御部319に対して検査リスト情報を提供したり、操作部32からの入力に応答して、新規な読影レポートの作成に係るタスクを特定する。
表示制御部319は、読影レポート入力画面上に検査リスト情報を表示部33において可視的に出力させる。
具体的には、図12で示すような読影レポート入力画面G1が表示部33に表示され、その検査リスト表示領域A2に、例えば、図13で示すような検査リストが表示される。この検査リストには、患者の氏名が上から順に列挙され、各患者の氏名に対して、性別と、検査IDと、読影レポートの作成について未処理か既処理かを示す状態とがそれぞれ記述される。また、図12で示すように、読影レポート入力画面G1は、主に、依頼内容(オーダーリング情報)が表示される領域(依頼内容表示領域)A1、検査リストが表示される領域(検査リスト表示領域)A2、検査情報が表示される領域(検査情報表示領域)A3、読影レポートの入力及び作成を行う領域(レポート作成領域)A4、所見文が表示される領域(所見表示領域)A5、メモを記述する領域(メモ領域)A6、代表的な画像を添付する領域(画像添付領域)A7、コマンドを入力するためのアイコンが列挙される領域(コマンド入力領域)A8によって構成されている。
そして、以下のような動作で、新規な読影レポートの作成動作に係る検査を特定する。
まず、表示部33において、検査リスト表示領域A2に検査リストが表示された状態で、操作部32が適宜操作されると、検査リストから所望の患者が指定される。そして、タスク管理部318は、操作部32からの患者を指定する入力に応答して、当該指定された患者氏名を示す情報を受け付け、この受け付けた患者氏名を示す情報に対応する、新規な読影レポートの作成に係るタスクを特定する。
このとき、データ読込部311が、タスク管理部318の制御下で、診療情報DB341から指定された患者氏名に対応するオーダリング、患者属性、及び検査属性に係る属性情報を読み込み、表示制御部319に出力する。そして、表示制御部319は、オーダリング、患者属性、及び検査属性に係る情報に基づき、読影レポート入力画面G1において、例えば、依頼内容表示領域A1に図14で示すようなオーダリング情報を可視的に出力させるとともに、検査情報表示領域A3に図15で示すような患者属性及び検査属性に係る属性情報を可視的に出力させる。
○入力支援動作:
入力支援動作では、上述した支援情報生成機能によって生成されたネットワーク情報を、レポート作成領域A4においてテンプレート表示の形態で可視的に出力し、当該テンプレート表示における語句の選択肢が適宜指定されることで、新規な読影レポートの入力を行う。
但し、各属性項目に列挙される複数の語句を選択肢として、単にネットワーク情報の全体(全体ネットワーク情報)を図7で示すように一覧表示するテンプレート表示の形態で提供すれば、列挙される選択肢の数が膨大過ぎて、選択肢の選択が困難となる。
そこで、例えば、全体ネットワーク情報のうち「男性、頭部、MR」に関する情報に絞り込んだとすると、例えば、図16に示すような一部のネットワーク情報(一部ネットワーク情報)を抽出することができる。図16に示す一部ネットワーク情報では、各入力要素項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」間で、各入力要素項目に属する複数の選択肢(すなわち要素)どうしがネットワーク状に関連付けられた情報となっている。なお、ここでは、「入力要素項目」という文言を、読影レポートを構成する要素の項目を入力するための要素の項目の意味で用いている。また、図16では、各入力要素項目に属する要素が複数であるが、各入力要素項目に属する要素は1以上であれば良い。
そして、図16で示したような一部ネットワーク情報を一覧表示するテンプレート表示では、列挙される選択肢の数はある程度限定されているため、選択肢が見易くなり、選択肢の選択が容易となる。また、列挙される入力要素項目は、読影レポートの所見文の入力に必要な項目を網羅しており、テンプレート表示に示されるネットワーク情報を絞り込んでも、所見文の入力が容易となるだけで、特に不都合を生じない。
ここで、全体ネットワーク情報から一部のネットワーク情報を抽出する手法について説明する。
図17は、全体ネットワーク情報から所望の一部のネットワーク情報を抽出するための抽出条件を決定するテンプレート表示(抽出条件決定テンプレート表示)TP1を例示する図である。
上述の如く、検査特定動作において、検査が特定されると、読影レポート入力画面G1(図12)では、例えば、依頼内容表示領域A1にオーダリング情報(図14)が、検査情報表示領域A3に患者及び検査に係る属性情報(図15)が表示される。そして、支援情報検索部317の機能によって、レポート作成領域A4に、抽出条件決定テンプレート表示TP1が表示される。
図17で示すように、抽出条件決定テンプレート表示TP1では、全体ネットワーク情報における全属性項目のうち一部の属性項目「部位分類」「モダリティ」「性別」について、語句(選択肢)を各1つずつ選択することで、選択肢の組合せを抽出条件として指定することができる。このとき、抽出条件は、操作部32からの入力に応答して、支援情報検索部317に与えられる。
具体的には、図17で示す抽出条件決定テンプレート表示TP1では、操作部32のマウスの操作に応答して動作するマウスポインタMPによってリストPL1〜PL3から、属性値(選択肢)を各1つずつ選択することができる。そして、各属性項目について、各1つずつの選択肢を選択して、条件決定ボタンBTにマウスポインタMPを合わせてマウスを左クリックすることで、3つの属性項目についての選択肢(語句)の組合せを指定する抽出条件を決定することができる。
支援情報検索部317は、操作部32からの抽出条件の指定に応答して、支援情報DB342を検索する。そして、全体ネットワーク情報から、抽出条件に対応する一部ネットワーク情報を、レポート作成領域A4にテンプレート表示として一覧表示するための情報(以下「表示用ネットワーク情報」とも称する)として抽出する。このとき、支援情報検索部317は、支援情報DB342に格納される組合せ情報を参照することで、全体ネットワーク情報から、抽出条件を満たす一部ネットワーク情報を抽出することができる。このとき、組合せ情報から、抽出される一部ネットワーク情報に対応する一部の組合せ情報も抽出する。なお、一部ネットワーク情報と一部の組合せ情報とを、適宜「一部要素関連ネットワーク情報」とも総称する。
また、支援情報検索部317は、一部要素関連ネットワーク情報に基づき、要素(ここでは語句)の全ての組合せが列挙されたデータテーブル(要素組合情報テーブル)343を生成し、記憶部34に要素組合情報テーブル343として記憶する。なお、要素組合情報テーブル343では、一部要素関連ネットワーク情報の組合せ情報によって1回関連付けられている要素の組合せも、2回以上関連付けられている要素の組合せも、等しく1回ずつ列挙される。
図18は、要素組合情報テーブル343のデータ構成を例示する図である。
図18で示すように、要素組合情報テーブル343は、複数の項目(ここでは、4つの属性項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」)に対して、各項目に属する要素(ここでは語句「T1」「T2」等)が列挙されている。そして、この要素組合情報テーブル343では、横方向に並んだ4つの要素(例えば、「T1」「脳室」「高信号」「腫瘍」)によって形成された各行が、要素の各組合せを示す。なお、要素組合情報テーブル343は、複数の項目に含まれる各項目に少なくとも1種類以上の要素が属して構成されれば良く、複数の項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せを示す情報が含まれて構成される。
図19は、表示対象の情報の絞り込み動作フローを示すフローチャートである。本動作フローは、端末30において、入力支援動作を実現するためのプログラムが実行されることで実現される。
ステップST11では、表示制御部319の制御により、表示部33において、図17で示したような抽出条件決定テンプレート表示TP1がレポート作成領域A4に表示される。
ステップST12では、抽出条件決定テンプレート表示TP1上における選択肢の指定に応答して、抽出条件が入力される。例えば、読影医は、読影レポート入力画面G1に表示されるオーダリング情報(図14)を参照することで、部位分類「頭部」、モダリティ「MRI」、及び性別「男性(M)」を特定することができる。そして、3つの項目「部位分類」「モダリティ」「性別」について、部位分類「頭部」−モダリティ「MRI」−性別「M」の組合せを抽出条件として入力することができる。
ステップST13では、支援情報検索部317により、ステップST12で入力された抽出条件に合致する一部ネットワーク情報を、支援情報DB342から抽出する。このとき、支援情報検索部317は、一部ネットワーク情報を表示制御部319に出力する。なお、ここで抽出された一部ネットワーク情報は、制御部31内のRAMに一時記憶されても良いし、記憶部34に記憶されても良い。また、このとき、支援情報検索部317によって、一部ネットワーク情報に基づき、要素組合情報テーブル343が構築される。
ステップST14では、表示制御部319の制御により、レポート作成領域A4において、ステップST13で抽出された一部ネットワーク情報に基づき、この一部ネットワーク情報が可視的に一覧表示されたテンプレート表示が表示部33の画面上で提供される。なお、ここで提供されるテンプレート表示は、新規な読影レポートの所見文の入力を支援するものであるため、以下「入力支援テンプレート表示」とも称する。
図20は、入力支援テンプレート表示TP2の表示例を示す図である。なお、後述する入力支援テンプレート表示TP2における各種入力及び指定は、読影医による操作部32における操作に応答して入力される信号に基づいて行われる。
図20で示すように、入力支援テンプレート表示TP2では、上から3/4程度の領域において、左から順に、項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」についての複数の語句F1〜F4がそれぞれ表示される。この入力支援テンプレート表示TP2において列挙される項目の順序は予め設定され、この項目の順序を示す情報(以下「設定項目順序情報」とも称する)は記憶部34に記憶された設定情報345に含まれている。
より詳細には、入力支援テンプレート表示TP2では、属性項目「撮影条件」について、複数の語句(「T1」「T2」)F1が、属性項目「部位」について、複数の語句(「脳室」「白質」「前頭葉」)F2が、属性項目「所見」について、複数の語句(「高信号」「低信号」「増強」「腫瘤影」)F3が、属性項目「疾患名」について、複数の語句(「腫瘍」「虚血性変化」「梗塞」)F4が列挙される。
入力支援テンプレート表示TP2で列挙される複数の項目については、複数(ここでは4つ)の項目をそれぞれ可視的に示す複数の表示要素(以下「項目表示要素」とも称する)が左方から右方に向かって空間順次に並べられて表示される。ここで列挙される4つの項目表示要素は、要素関連ネットワーク情報における複数の項目に含まれた3以上の項目(ここでは、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」)をそれぞれ可視的に示す項目表示要素K1〜K4である。また、この4つの項目表示要素K1〜K4が左方から右方に向かって空間順次に並べられる順序は、設定情報345に含まれている設定項目順序情報に従って決定される。なお、例えば、設定項目順序情報は、4項目の順序「撮影条件−部位−所見−疾患名」を示すような情報である。
また、入力支援テンプレート表示TP2で列挙される複数の要素については、複数の項目(ここでは、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」)に含まれる各項目に属する1以上の要素(ここでは語句)を示す表示要素(以下「従属要素表示要素」とも称する)が、空間順次に並べられることで、列挙される。この従属要素表示要素の列挙態様としては、例えば、1以上の要素が従属先である項目を示す項目表示要素K1〜K4の下に列挙されるような態様(図20)等、対応する項目表示要素K1〜K4との関係が可視的に認識可能な態様となれば良い。図20では、例えば、従属要素表示要素「T1」「T2」が、従属先である項目「撮影条件」を示す項目表示要素「撮影条件」K1の下に上下方向に沿って並べられて表示される。なお、ここでは、入力支援テンプレート表示TP2の見易さの観点から、各項目表示要素に属するように表示される従属要素表示要素は、2回以上同じものが挙げられないようにしている。
更に、入力支援テンプレート表示TP2で列挙される要素に対しては、設定情報345内の設定項目順序情報で示される相互に隣り合う順序の各項目間で、要素組合情報テーブル343、すなわち一部ネットワーク情報で関連付けられている要素間の関連が可視的に認識可能な要素(以下「関連表示要素」とも称する)として付与される。具体的には、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」については、抽出条件に沿って抽出された一部ネットワーク情報に基づき、各項目間で、相互に関連付けられた語句どうしが関連表示要素の一例にあたる線(ここでは、実線)によって結ばれた状態で表示される。つまり、各項目間で複数の要素が実線でネットワーク状に結びつけられて関連付けられた状態で表示される。
このようにして、ある程度絞られた一部ネットワーク情報が可視的に一覧表示される。よって、ユーザーは過去の知識が一見して分かるような要素の一覧表示(以下「要素一覧表示」とも称する)を参照しつつ、読影レポートの作成を行うことができる。
そして、入力支援テンプレート表示TP2において、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」の各項目に対し、複数の語句から1つの語句にマウスポインタMPを合わせて左クリックすることで、新規な読影レポートの所見文を構成する各項目に対応する語句を指定することができる。
なお、ユーザーである読影医は、各項目に対応する語句を指定する際には、入力支援テンプレート表示TP2の下部に表示される読影レポートの所見文の文章モデルMDを参照する。この文章モデルMDに係る情報は、例えば、教師データ等と併せて外部から与えられる。
ここでは、記憶部34に、複数の項目について複数通りの順序を示す情報、すなわち複数の順序情報と、複数の文章モデルとが関連付けられたデータテーブル等によって構成される情報(以下「順序文章モデル情報」とも称する)344が記憶されている。例えば、順序文章モデル情報344は、第1順序情報と第1文章モデルとが関連付けられ、第2順序情報と第2文章モデルとが関連付けられている情報を含むデータテーブル等によって構成される。そして、設定情報345には、順序文章モデル情報344において設定項目順序情報と対応付けられた文章モデルを示す情報が現在選択されている文章モデルを示す情報(選択文章モデル情報)として記憶される。入力支援テンプレート表示TP2では、設定情報345に記憶された選択文章モデル情報に基づいて、文章モデルMDが表示される。
この文章モデルMDは、「[空白欄W1]画像にて、[空白欄W2]において、[空白欄W3]を認め、[空白欄W4]を疑う。」といった読影レポートの所見文のモデルを示す。そして、空白欄W1〜W4には、4つの項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」に係る要素(文章を構成する要素、以下「文章構成要素」とも称する)である語句がそれぞれ当てはまる。つまり、ユーザーである読影医による語句の指定により、複数の語句(選択肢)F1のうちの1つの語句(例えば「T1」)が空白欄W1に充当され、複数の語句(選択肢)F2のうちの1つの語句(例えば「前頭葉」)が空白欄W2に充当され、複数の語句(選択肢)F3のうちの1つの語句(例えば「高信号」)が空白欄W3に充当され、複数の語句(選択肢)F4のうちの1つの語句(例えば「梗塞」)が空白欄W4に充当される。なお、図21では、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」に対し、4つの語句「T1」「前頭葉」「高信号」「梗塞」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。
また、入力支援テンプレート表示TP2では、読影医による1以上の語句(すなわち従属要素表示要素)の指定に応答して、表示制御部319の制御により、要素組合情報テーブル343(又は一部ネットワーク情報)に基づき、指定された1以上の従属要素表示要素と、この1以上の従属要素表示要素とは異なる他の従属要素表示要素との関連を示す関連表示要素の表示態様が、残余の関連表示要素とは可視的に区別可能な態様に変更される。
より詳細には、4項目に対してそれぞれ語句を指定する際、まず、4項目のうちのいずれか1以上の項目にそれぞれ属する1以上の語句にマウスポインタMPを合わせて指定すると、支援情報検索部317により、一部ネットワーク情報又は要素組合情報テーブル343が参照されて、指定された1つの語句、又は2以上の語句の組合せを含む、語句の組合せが認識される。そして、認識された語句の組合せを示す関連表示要素(ここでは線)の表示態様が、残余の関連表示要素とは区別可能な態様で示される。
図22は、関連表示要素の表示態様が変更された入力支援テンプレート表示TP2を例示する図である。図22では、項目「撮影条件」に対して語句「T1」、項目「部位」に対して語句「前頭葉」がそれぞれ指定され、語句「T1」と語句「前頭葉」の組合せを含む語句の組合せを関連付けて示す関連表示要素である実線が、残余の関連表示要素である実線よりも太く表示されて、区別可能な態様とされた例が示されている。より具体的には、図22では、要素の組合せ「T1」「前頭葉」「高信号」「梗塞」と要素の組合せ「T1」「前頭葉」「腫瘤影」「腫瘍」を示す関連表示要素が、太線で示された状態が示されている。このように、表示態様が変更されることで、ユーザーにとって要素間の関連がより把握し易くなる。
このような入力支援テンプレート表示TP2において、上述の如く、4項目についてそれぞれ指定された語句が文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当されている状態で、操作部32が適宜操作され、コマンド入力領域A8のコマンド「所見登録」が指定されると、レポート構成部320により、文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当されている語句が、所定の文章モデルMDに沿った各項目に係る文章構成要素として指定される。そして、レポート構成部320により、文章モデルMDと、各項目に対して指定された文章構成要素とに基づいて、新規な所見文が生成ならびに登録されて、所見表示領域A5に所見文が表示される。
このとき、新規に生成された所見文の情報がデータ書込部321によって、診療情報DB341に追加登録される。例えば、「T1画像にて、脳室において、高信号を認め、腫瘍を疑う。」といった自然文で構成される所見文を示す情報が生成されて、診療情報DB341に追加登録される。このとき、所定の文章モデルMDに沿った新規な所見文を含む新規な読影レポートの情報(新規読影レポート情報)が生成される。
なお、ここでは、各項目に対して1つの文章構成要素を指定したが、これに限られず、例えば、各項目に対して2以上の文章構成要素を指定する等、少なくとも1以上の文章構成要素を指定するようにしても良い。
このようにして、端末10〜30において、一部ネットワーク情報の一覧表示が可視的に表示された状態で、ユーザーが操作部32を操作することにより、一覧表示に含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を文章構成要素として指定することで、所定の文章モデルに沿った新規な所見文の情報が生成される。このため、読影レポートの作成が容易かつ適正に可能となる。
また、レポート構成部320が、文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当された要素(ここでは語句)と、抽出条件を構成する要素(ここでは語句)と、入力対象である読影レポートに係る患者属性、及び検査属性を構成する要素とを、読影レポートのファイル名と関連付けることで、新規な単レポート構造化情報を生成する。この新規な単レポート構造化情報は、送受信部316を介してサーバ100に出力される。そして、サーバ100において、支援情報生成機能により、統合DB121、支援情報DB122が適宜更新される。
但し、このように一定の項目の表示順に従って、各項目間における要素間の関連が示されるだけでは、入力支援テンプレート表示TP2で隣合わない項目間における要素間の関連を把握するのは難しい。そこで、本実施形態に係る情報処理システム1Aでは、一部ネットワーク情報の一覧表示における項目の表示順を自在に変更可能とする特別な機能(情報提示態様変更機能)を有しており、一部ネットワーク情報に3以上の項目に係る情報が含まれる場合でも、各項目間における要素間の関連を分かり易く提示することができる。ここで、情報提示態様変更機能に係る動作(情報提示態様変更動作)について説明する。
○情報提示態様変更動作:
図21で示した入力支援テンプレート表示TP2では、隣合わない項目に属する要素間の関連、例えば、部位と疾患名との関連が分かり難かった。そこで、本実施形態に係る情報処理システム1Aでは、一部ネットワーク情報が可視的に出力された入力支援テンプレート表示TP2を表示部33に表示させた状態で、ユーザーが操作部32に対して所定の操作を行うと、列挙される項目の順序が変更される動作(情報提示態様変更動作)が行われる。
ここで、図21で示した入力支援テンプレート表示TP2において、部位と疾患名との関連を見易く表示させたいと考え、項目「部位」と項目「所見」の順序を入れ換える場合を一例として説明する。
ユーザーである読影医は、操作部32に含まれるマウスを種々操作することで、入力支援テンプレート表示TP2上で、まず、マウスポインタMPを項目表示要素「部位」K2に合わせてマウスの左ボタンを押下(以下「左クリック」と称する)することにより項目表示要素「部位」K2を指定し、その後、マウスポインタMPを項目表示要素「所見」K3に合わせて左クリックすることにより項目表示要素「所見」K3を指定する。このとき、このような所定の操作に応答して、設定変更部322が、設定情報345内の設定項目順序情報を、4項目の順序「撮影条件−部位−所見−疾患名」を示す情報(第1順序情報)から、異なる4項目の順序「撮影条件−所見−部位−疾患名」を示す情報(第2順序情報)に変更する。
なお、ここでは、2つの項目表示要素「部位」「所見」K2,K3を各々指定することで、入れ換えたい項目表示要素、すなわち変更後の項目の順序を特定したが、これに限られない。例えば、項目表示要素「部位」K2にマウスポインタMPを合わせてマウスの左ボタンを押下した状態を維持しつつ、マウスポインタMPを項目表示要素「所見」K3と項目表示要素「疾患名」K4との間まで移動させて、左ボタンの押下を解除することで、項目「所見」と項目「疾患名」との間に項目「部位」が来るように、変更後の項目の順序を特定する等、種々の所定の操作に応答して、変更後の項目の順序を特定する態様が考えられる。
また、このとき、設定変更部322により、設定項目順序情報が、第1順序情報から第2順序情報に変更されると、設定情報345から設定項目順序情報として記憶されていた第1順序情報が削除されて、第2順序情報が設定項目順序情報として記憶されるため、第2順序情報が設定項目順序情報のデフォルトの情報(初期情報)として記憶される。このため、次回に、抽出条件決定テンプレート表示TP1で抽出条件が選択され、新たに一部ネットワーク情報の一覧表示、すなわち入力支援テンプレート表示が表示部33において可視的に出力される際には、設定項目順序情報としては第2順序情報が初期情報として設定されているため、この第2順序情報に従った入力支援テンプレート表示が実現される。
上述したような手順で、設定変更部322によって設定項目順序情報が変更されると、表示制御部319の制御により、要素組合情報テーブル343と、変更後の設定項目順序情報とに従って、項目の表示順が変更された一部ネットワーク情報の可視的な一覧表示を含む入力支援テンプレート表示TP2aが、表示部33において表示される。
図23は、項目の表示順序が変更された後の入力支援テンプレート表示TP2aを例示する図である。図23では、図21で示した入力支援テンプレート表示TP2から、項目「部位」と項目「所見」の順序が入れ替えられた入力支援テンプレート表示TP2aが示されている。
入力支援テンプレート表示TP2aでは、4項目「撮影条件」「所見」「部位」「疾患名」をそれぞれ示す項目表示要素K1,K3a,K2a,K4,が、第2順序情報に従って左方から右方に向かって空間順次に並べられる。また、4項目「撮影条件」「所見」「部位」「疾患名」に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す従属要素表示要素(ここでは語句)が、従属先である項目に対応する各項目表示要素K1,K3a,K2a,K4との関係が可視的に認識可能な態様(図23では、各項目表示要素の下に上下方向に沿って列挙される態様)で空間順次に並べられる。
例えば、入力支援テンプレート表示TP2aでは、上から3/4程度の領域において、左から順に、項目「撮影条件」「所見」「部位」「疾患名」についての複数の語句F1,F3a,F2a,F4がそれぞれ表示される。より詳細には、入力支援テンプレート表示TP2aでは、属性項目「撮影条件」について、複数の語句(「T1」「T2」)F1が、属性項目「所見」について、複数の語句(「高信号」「低信号」「増強」「腫瘤影」)F3aが、属性項目「部位」について、複数の語句(「脳室」「白質」「前頭葉」)F2aが、属性項目「疾患名」について、複数の語句(「腫瘍」「虚血性変化」「梗塞」)F4が列挙される。
更に、入力支援テンプレート表示TP2aでは、列挙される従属要素表示要素に対し、第2順序情報において相互に隣り合う順序の各項目間で、要素組合情報テーブル343、すなわち一部ネットワーク情報で関連付けられている要素間の関連を示す関連表示要素(ここでは実線)が付与される。
このような入力支援テンプレート表示TP2a(図23)では、ユーザーにとって、入力支援テンプレート表示TP2(図21)では分かり難かった部位と疾患名との関連等が分かり易く表示される。
また、入力支援テンプレート表示TP2a(図23)では、文章モデルMDが、項目の表示順序の変更に応じて、文章モデルMDaに変更される。
より詳細には、設定変更部322により、設定情報345で管理されている設定順序情報が第1順序情報から第2順序情報に変更されると、順序文章モデル情報344から第2順序情報に対応する第2文章モデルを示す情報が読み出され、選択文章モデル情報として設定情報345に記憶される。つまり、選択文章モデル情報が、第1文章モデルを示す情報から第2文章モデルを示す情報に変更される。このような選択文章モデル情報の変更に伴い、入力支援テンプレート表示TP2aでは、変更後の選択文章モデル情報に基づき、文章モデルMDaが表示される。
この文章モデルMDaは、「[空白欄W1]画像にて、[空白欄W3a]を[空白欄W2a]に認め、[空白欄W4]を疑う。」といった読影レポートの所見文のモデルを示す。そして、空白欄W1,W2a,W3a,W4には、4つの項目「撮影条件」「所見」「部位」「疾患名」に係る文章構成要素である語句がそれぞれ当てはまる。
つまり、ユーザーである読影医による語句の指定により、複数の語句(選択肢)F1のうちの1つの語句(例えば「T1」)が空白欄W1に充当され、複数の語句(選択肢)F3aのうちの1つの語句(例えば「高信号」)が空白欄W3aに充当され、複数の語句(選択肢)F2aのうちの1つの語句(例えば「前頭葉」)が空白欄W2aに充当され、複数の語句(選択肢)F4のうちの1つの語句(例えば「梗塞」)が空白欄W4に充当される。なお、図23では、4項目「撮影条件」「所見」「部位」「疾患名」に対し、4つの語句「T1」「高信号」「前頭葉」「梗塞」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。
なお、入力支援テンプレート表示TP2aでも、図22で示した入力支援テンプレート表示TP2と同様に、読影医による1以上の語句(すなわち従属要素表示要素)の指定に応答して、表示制御部319の制御により、指定された1以上の従属要素表示要素と、この1以上の従属要素表示要素とは異なる他の従属要素表示要素との関連を示す関連表示要素の表示態様が、残余の関連表示要素とは可視的に区別可能な態様に変更される。
そして、図21及び図22を示して説明したように、入力支援テンプレート表示TP2と同様に、入力支援テンプレート表示TP2aにおいて、各項目に対し、それぞれ1以上の要素を文章構成要素として指定することで、所定の文章モデルに沿った自然文である所見文を示す新規なデータが生成される。すなわち、新規な読影レポート情報が生成される。
以上のように、本発明の第1実施形態に係る情報処理システム1Aでは、3以上の項目について所定の順番に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を表示する場合に、ユーザーによる操作に応答して、空間順次に隣接する項目の順番が入れ換えられる。このため、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連が分かり易く提示される。
また、3以上の項目について所定の順番に沿って空間順次に隣接する項目間で要素間の関連が表示された状態で、ユーザーの選択操作により、各項目に対してそれぞれ1以上の要素が指定されると、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報が生成される。このため、ユーザーは、文章の作成時に、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を参照することで、容易かつ適正に文章を作成することができる。特に、本実施形態によれば、読影レポートの作成が容易かつ適正に可能となる。
また、空間順次に隣接する項目の順番が入れ換えられると、文章モデルにおける項目の順番も入れ替わる。このため、ユーザーにとって、文章の状態を容易に想定可能な態様で、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連が分かり易く表示される。また、語順を入れ換えることで、微妙な表現の違いを表すことも可能となる。
また、空間順次に隣接する項目の順番が入れ換えられると、次に、3以上の項目について空間順次に隣接する項目間で要素間の関連を表示する場合にも、入れ換えられた後の項目の順番が初期情報として採用される。このため、ユーザーは、前回と同じ視点で項目間における要素間の関連を容易に把握することができる。
<第2実施形態>
上記第1実施形態に係る情報処理システム1Aでは、情報提示態様変更動作として、ユーザーによる所定の操作に応答して、入力支援テンプレート表示TP2において列挙される項目の順序が変更される動作が行われた。これに対し、第2実施形態に係る情報処理システム1Bでは、情報提示態様変更動作として、ユーザーによる所定の操作により、入力支援テンプレート表示において1つの従属要素表示要素が指定されると、その従属要素表示要素の属する項目とは空間順次に隣接しない項目について、指定された従属要素表示要素と関連付けられた従属要素表示要素が別表示される動作が行われる。
本発明の第2実施形態に係る情報処理システム1Bは、第1実施形態に係る情報処理システム1Aと比較して、同様な概略構成(図1)と、同様な関連情報生成機能に係る機能構成(図3)と、同様な支援情報生成機能に係る機能構成(図6)と、同様な情報配信機能に係る機能構成(図9)とを有する。但し、入力支援機能に係る機能構成については、異なる情報提示態様変更動作を実現するために、若干異なる機能構成を有する。つまり、端末の機能構成の一部が異なるため、第2実施形態に係る情報処理システム1Bでは、第1実施形態に係る情報処理システム1Aの端末10〜30が、端末10B〜30Bに置換されている。
以下、第2実施形態に係る情報処理システム1Bについて、第1実施形態に係る情報処理システム1Aと同様な部分については同じ符号を付して説明を省略しつつ、第1実施形態に係る情報処理システム1Aと異なる点について主に説明する。なお、端末10B〜30Bはそれぞれ同様な構成を有するため、端末10B〜30Bのうちの端末30Bを代表例として採用しつつ説明する。
図24は、主に端末30Bで実現される入力支援機能に係る機能構成を示すブロック図である。ここでは、端末30Bの制御部31Bが、記憶部34Bに格納されたプログラムをCPUで読み込んで実行することで、入力支援機能に係る各種機能構成を実現する。
端末30Bは、入力支援機能に係る機能構成として、第1実施形態に係る端末30と同様に、データ読込部311、送受信部316、支援情報検索部317、タスク管理部318、表示制御部319、レポート構成部320、及びデータ書込部321を備える。但し、設定変更部322は備えていない。
記憶部34Bは、第1実施形態に係る記憶部34と同様に、診療情報DB341、支援情報DB342、要素組合情報テーブル343、及び設定情報345が記憶される。但し、第1実施形態に係る順序文章モデル情報344は、記憶内容が異なる文章モデル情報344Bに置換されている。
文章モデル情報344Bは、第1実施形態に係る順序文章モデル情報344とは異なり、単に、所見文の構成に対応する1つの文章モデルを示す情報によって構成される。これは、第2実施形態に係る入力支援機能では、原則として、文章モデルの変更、項目の順序の変更を伴わないからである。
端末30Bによって主に実現される入力支援機能により、第1実施形態と同様な検査特定動作が実行され、入力支援動作についても、情報提示態様変更動作を除いて、第1実施形態と同様な動作が行われる。つまり、入力支援テンプレート表示TP2(図20)が提示されるところまでは、第1実施形態と同様な動作(図19)が行われる。
ここで、第2実施形態に係る情報提示態様変更動作について説明する。
○情報提示態様変更動作:
本実施形態に係る情報処理システム1Bでは、一部ネットワーク情報が可視的に出力された入力支援テンプレート表示TP2(図20)を表示部33に表示させた状態で、ユーザーが操作部32に対して所定の操作を行うと、各項目について従属要素表示要素を指定される。例えば、マウスポインタMPが所望の従属要素表示要素に合わされて左クリックされると、マウスポインタMPが合わされている従属要素表示要素が指定される。このとき、1つの従属要素表示要素が指定されると、この1つの従属要素表示要素が基準の従属要素表示要素(基準表示要素)とされる。そして、要素組合情報テーブル343(又は一部ネットワーク情報)に基づき、基準表示要素の従属先である項目以外の項目毎に、基準表示要素に対応する要素と関連付けられた要素の表示要素(従属要素表示要素)が、一部ネットワーク情報の一覧表示とは別に表示部33において提示される。
図25は、表示部33において、一部ネットワーク情報の一覧表示とは別に、基準表示要素に対応する要素と関連付けられた要素が項目毎に提示された入力支援テンプレート表示TP2bを示す図である。図25では、項目「撮影条件」に対して要素「T1」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転されている。
図25で示すように、入力支援テンプレート表示TP2bでは、比較的上部に、一部ネットワーク情報の一覧表示(「要素一覧表示」とも称する)NVが表示され、下部に、一覧表示NVとは異なる別途のウインドウ表示WD1〜WD3が列挙される。ウインドウ表示WD1〜WD3では、それぞれ基準表示要素(ここでは基準表示要素「T1」)に対応する要素(ここでは要素「T1」)が属する項目とは異なる項目(ここでは項目「部位」「所見」「患者名」)毎に、1つの基準表示要素が示す1つの要素と関連付けられた1以上の要素が提示される。各ウインドウ表示WD1〜WD3で提示される1以上の要素は、要素組合情報テーブル343(又は一部ネットワーク情報)において基準表示要素に対応する要素と関連付けられた1以上の要素である。
より詳細には、例えば、ウインドウ表示WD1では、複数の従属要素表示要素(ここでは語句)F1に含まれる基準表示要素「T1」F11と、項目「部位」に属し且つ複数の従属要素表示要素(ここでは語句)F2に含まれる従属要素表示要素「脳室」F21、「前頭葉」F22とが、関連表示要素(ここでは実線)によって関連付けられて示される。ウインドウ表示WD2では、基準表示要素「T1」F11と、項目「所見」に属し且つ複数の従属要素表示要素(ここでは語句)F3に含まれる従属要素表示要素「高信号」F31、「腫瘤影」F34とが、関連表示要素(ここでは実線)によって関連付けられて示される。ウインドウ表示WD3では、基準表示要素「T1」F11と、項目「疾患名」に属し且つ複数の従属要素表示要素(ここでは語句)F4に含まれる従属要素表示要素「腫瘍」F41、「梗塞」F43とが、関連表示要素(ここでは実線)によって関連付けられて示される。そして、ウインドウ表示WD1〜WD3は、一覧表示NVにおける項目表示要素の表示順(ここでは、「部位」「所見」「疾患名」の順)と合わせて左方から右方に向けて空間順次に並べて表示される。
ここでは、ウインドウ表示WD2,WD3により、設定項目順序情報で示される設定された項目の順序において、基準表示要素が示す要素が属する項目とは隣り合わない順序の項目(非隣接項目)に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属要素表示要素が個別に示される。そして、ウインドウ表示WD1〜WD3は、設定項目順序情報で示される設定された項目の順序に従って、左方から右方に向けて空間順次に並べられて表示される。このため、非隣接項目を示す項目表示要素(非隣接項目表示要素)との関連が可視的に認識可能な態様で、1以上の従属要素表示要素が含まれるウインドウ表示WD2,WD3が列挙される。以下、項目毎に1つの基準表示要素と1以上の従属表示要素とが関連付けられて表示された各ウインドウ表示WD1〜WD3を、適宜「要素個別表示」とも称する。
ここでは、非隣接項目が複数(具体的には2つ)存在しているため、ウインドウ表示WD1〜WD3、特にウインドウ表示WD2,WD3の存在により、ユーザーは、一覧表示NVでは隣接しない項目間における要素間の関連を容易に把握することができる。
そして、入力支援テンプレート表示TP2bにおいて、4項目「撮影条件」「部位」「所見」「疾患名」の各項目に対し、複数の語句から1つの語句にマウスポインタMPを合わせて左クリックすることで、新規な所見文を構成する各項目に対応する語句を指定することができる。この語句の指定については、上記第1実施形態と同様に、一覧表示NVにおいて各項目に対し、1つの語句にマウスポインタMPを合わせて左クリックすることによって実現される。更に、ここでは、各ウインドウ表示WD1〜WD3において各項目に対し、1つの語句にマウスポインタMPを合わせて左クリックすることによっても実現される。なお、各項目に対して、2以上の語句を指定するような態様を採用しても良い。
このように、ユーザーである読影医が操作部32を種々操作することで、各ウインドウ表示WD1〜WD3において、1以上の従属要素表示要素のうちの少なくとも1つの従属要素表示要素が選択される。そして、各項目に対して選択された少なくとも1つの従属要素表示要素が示す要素(ここでは、語句)が、文章モデルMDに沿った文章情報(ここでは所見文の情報)を構成する少なくとも1つの文章構成要素として指定される。
なお、ユーザーである読影医は、入力支援テンプレート表示TP2bの下部に表示される文章モデルMDを参照しつつ、各項目に対応する語句を指定すれば良い。この文章モデルMDは、図20で示した文章モデルMDと同様である。
そして、例えば、支援情報検索部317及び表示制御部319により、複数のウインドウ表示WD1〜WD3のうちの1つのウインドウ表示において、1つの従属要素表示要素が選択されると、要素組合情報テーブル343(又は一部ネットワーク情報)に基づき、他のウインドウ表示においては、選択された1つの従属要素表示要素と関連しない従属要素表示要素が削除される。つまり、選択された1つの従属要素表示要素と関連する従属要素表示要素の表示が残る。
より具体的には、例えば、ユーザーが操作部32を種々操作することで、図25で示す入力支援テンプレート表示TP2bにおいて、ウインドウ表示WD2に含まれる従属要素表示要素「高信号」F31にマウスポインタMPが合わされて左クリックされると、従属要素表示要素「高信号」F31が選択される。このとき、支援情報検索部317及び表示制御部319により、要素組合情報テーブル343が参照されて、要素「T1」と要素「高信号」との組合せを含む1以上の組合せ情報が認識される。次に、ウインドウ表示WD1〜WD3で示されていた従属要素表示要素F21,23,F31,F34,F41,F43のうち、認識された1以上の組合せ情報に含まれない要素を示す従属要素表示要素「前頭葉」F23,「腫瘤影」F34,「梗塞」F43が認識される。そして、従属要素表示要素「前頭葉」F23,「腫瘤影」F34,「梗塞」F43がウインドウ表示WD1〜WD3からそれぞれ削除されて、図26で示すようなウインドウ表示WD11〜WD13となる。なお、図26では、ウインドウ表示WD11〜WD13を含む入力支援テンプレート表示が入力支援テンプレート表示TP2cとして示されている。
例えば、複数のウインドウ表示WD1〜WD3のうちの1つのウインドウ表示WD2で従属要素表示要素が選択されると、他の別のウインドウ表示WD1,WD3で示される従属要素表示要素が絞り込まれる。このため、ユーザーである読影医は、更に過去の知識を利用しつつ適正な文章を作成することができる。
このような入力支援テンプレート表示TP2bにおいて、第1実施形態と同様に、各項目に対して語句が指定されると、各語句は、文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当される。そして、文章モデルMDの空白欄W1〜W4にそれぞれ語句が充当されている状態で、操作部32が適宜操作され、コマンド入力領域A8のコマンド「所見登録」が指定されると、レポート構成部320により、文章モデルMDの空白欄W1〜W4に充当されている語句が、所定の文章モデルMDに沿った各項目に係る文章構成要素として指定される。このとき、レポート構成部320により、文章モデルMDと、各項目に対して指定された文章構成要素とに基づいて、新規な所見文が生成ならびに登録されて、所見表示領域A5に所見文が表示される。
このとき、第1実施形態と同様に、新規に生成された所見文の情報がデータ書込部321によって、診療情報DB341に追加登録される。より詳細には、自然文で構成される所見文を示す情報が生成されて、診療情報DB341に追加登録される。つまり、所定の文章モデルMDに沿った新規な所見文を含む新規読影レポート情報が生成される。また、第1実施形態と同様に、各項目に対して2以上の文章構成要素を指定する等、少なくとも1以上の文章構成要素を指定するようにしても良い。
このように、第1実施形態と同様に、端末10B〜30Bにおいて、一部ネットワーク情報の一覧表示NVが可視的に表示された状態で、ユーザーが操作部32を操作することにより、一覧表示NVに含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を文章構成要素として指定することで、所定の文章モデルに沿った新規な所見文の情報が生成される。このため、読影レポートの作成が容易かつ適正に可能となる。
なお、入力支援テンプレート表示TP2b,TP2cにおいても、入力支援テンプレート表示TP2と同様に、読影医による1以上の語句(すなわち従属要素表示要素)の指定に応答して、指定された1以上の従属要素表示要素と、この1以上の従属要素表示要素とは異なる他の従属要素表示要素との関連を示す関連表示要素の表示態様が、残余の関連表示要素とは可視的に区別可能な態様に変更されても良い。例えば、図22で示したように、ユーザーにとって要素間の関連がより把握し易くなるように、実線の太さを変更することで区別可能な態様とすれば良い。
以上のように、第2実施形態に係る情報処理システム1Bでは、3以上の項目について所定の順番に沿って空間順次に隣接する項目間で従属要素表示要素間の関連を一覧表示NVとして表示する。このとき、1つの従属要素表示要素が指定されると、その指定された従属要素表示要素が属する項目とは空間順次に隣接しない項目について、指定された要素と関連付けられた要素が一覧表示NVとは別のウインドウ表示WD2,WD3で表示される。このため、3以上の項目に含まれた各項目間において、要素間の関連が分かり易く提示される。
また、一覧表示NVにおいて指定された1つの要素に対して、隣接し合わない順番の項目に属する要素であり、且つ一覧表示NVにおいて指定された1つの要素に対して関連する要素が表示された状態で、ユーザーの選択操作により、各項目に対してそれぞれ1以上の要素が文章構成要素として指定され、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報が生成される。このため、ユーザーは、文章の作成時に、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連を参照することで、容易かつ適正に文章を作成することができる。
特に、ウインドウ表示WD1〜WD3においても、ユーザーの選択操作により、少なくとも1つの従属要素表示要素が示す要素が、所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を構成する要素として指定される。このため、更に容易かつ適正に文章が作成される。
なお、情報処理システム1Bでは、一覧表示NVとウインドウ表示WD1〜WD3とが同じ表示部32の別々のエリアに表示されたが、これに限られず、例えば、一覧表示NVとウインドウ表示WD1〜WD3とが2以上の異なる表示部において別々に表示されるような態様であっても良い。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上記第1実施形態では、記憶部34に記憶される順序文章モデル情報344が、第1順序情報と第1文章モデルとの組合せ、及び第2順序情報と第2文章モデルとの組合せを示す情報を含んでいたが、これに限られず、他の順序情報と他の文章モデルとの組合せを示す情報も適宜含まれても良い。
ここで、順序情報と文章モデルのバリエーションについて更に具体例を挙げて説明する。図27及び図28は、順序情報と文章モデルの各種バリエーションに対応する入力支援テンプレート表示TP21,TP22を例示する図である。
図27では、設定項目順序情報が示す項目の順序が「所見」「撮影条件」「部位」「疾患名」であり、文章モデルが、「[空白欄]を、[空白欄]にて、[空白欄]に認め、[空白欄]と思われる。」である場合に提示される入力支援テンプレート表示TP21が示されている。ここでは、文章モデルの1番目の空白欄に項目「所見」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「撮影条件」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「部位」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「疾患名」に属する要素が充当される。なお、図27では、4項目「所見」「撮影条件」「部位」「疾患名」に対し、4つの語句「高信号」「T1」「前頭葉」「梗塞」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。この状態で、コマンド入力領域A8のコマンド「所見登録」が指定されると、「高信号をT1にて前頭葉に認め、梗塞と思われる。」という所見文が作成される。
図28では、設定項目順序情報が示す項目の順序が「部位」「撮影条件」「所見」「疾患名」であり、文章モデルが、「[空白欄]に[空白欄]にて[空白欄]を認め、[空白欄]と思われる。」である場合に提示される入力支援テンプレート表示TP22が示されている。ここでは、文章モデルの1番目の空白欄に項目「部位」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「撮影条件」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「所見」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「疾患名」に属する要素が充当される。なお、図28では、4項目「部位」「撮影条件」「所見」「疾患名」に対し、4つの語句「前頭葉」「T1」「高信号」「梗塞」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。この状態で、コマンド入力領域A8のコマンド「所見登録」が指定されると、「前頭葉にT1にて高信号を認め、梗塞と思われる。」という所見文が作成される。
このように、空間順次に隣接する項目の順序が入れ換えられると、文章モデルにおける項目の順序も入れ替わるため、ユーザーにとって、文章の状態を容易に想定可能な態様で、3以上の項目に含まれる各項目間における要素間の関連が分かり易く表示される。
◎また、上記第1実施形態では、文章モデルを構成する複数の要素の項目の順序が、設定順序情報で示される項目の順序と一致していたが、これに限られず、例えば、設定順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の2番目以降の順序の項目に属する要素よりも強調されたような文章モデル等、その他の構成を有する文章モデルが採用されても良い。
例えば、記憶部34に記憶される順序文章モデル情報344が、所定の順序情報と、所定の順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調される文章モデル(以下「先頭要素強調文章モデル」とも称する)との組合せを示す情報を含んでいても良い。以下、具体的な例を2つ挙げて説明する。
○具体例1:
設定項目順序情報が示す項目の順序が「部位」「撮影条件」「所見」「疾患名」であり、文章モデルが「[空白欄]にて[空白欄]が見られるのは[空白欄]である。[空白欄]と思われる。」であり、文章モデルの1番目の空白欄に項目「撮影条件」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「所見」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「部位」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「疾患名」に属する要素が充当される。このような場合には、例えば、「T1にて高信号が見られるのは前頭葉である。梗塞と思われる。」という所見文が作成され、所定の順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が相対的に強調された所見文となる。
○具体例2:
設定項目順序情報が示す項目の順序が「所見」「撮影条件」「部位」「疾患名」であり、文章モデルが「[空白欄]にて[空白欄]に見られるのは[空白欄]である。[空白欄]と思われる。」であり、文章モデルの1番目の空白欄に項目「撮影条件」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「部位」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「所見」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「疾患名」に属する要素が充当される。このような場合には、例えば、「T1にて前頭葉に見られるのは高信号である。梗塞と思われる。」という所見文が作成され、所定の順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が相対的に強調された所見文となる。
なお、上記では、順序文章モデル情報344において、先頭要素強調文章モデルを、所定の順序情報と組み合わせて記憶するものとして説明したが、この記憶態様としては、所定の順序情報と一対一で組み合わせるような態様が考えられる。また、他の記憶態様としては、所定の順序情報に対して、所定の順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調されない文章モデル(以下「先頭要素非強調文章モデル」とも称する)と先頭要素強調文章モデルの双方を組み合わせる態様も考えられる。
1つの順序情報に対して相互に異なる2つの文章モデル(具体的には、先頭要素非強調文章モデルと先頭要素強調文章モデル)が組み合わされている場合には、その1つの順序情報が設定項目順序情報とされた際に、原則として先頭要素非強調文章モデルを示す情報がデフォルトの選択文章モデル情報として採用され、ユーザーによる操作部32の所定操作に応答して、先頭要素強調文章モデルを示す情報が選択文章モデル情報として採用されるようにしても良い。ここで言う所定操作としては、例えば、図27で示す入力支援テンプレート表示TP21に設けられた所定のボタン「最初の語句を強調」FSBをマウスポインタMPを用いて押下するような操作を挙げることができる。このような所定操作に応答して、例えば、入力支援テンプレート表示TP21における所定のボタン「最初の語句を強調」FSBの押下に応答して、設定変更部322により、設定情報345に含まれる選択文章モデル情報が先頭要素非強調文章モデルから先頭要素強調文章モデルに書き換えられる。
なお、第2実施形態においても、文章モデルとして、先頭要素強調文章モデルを採用するようにしても良いし、先頭要素非強調文章モデルと先頭要素強調文章モデルとの間で適宜変更可能としても良い。
このように、最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調される先頭要素強調文章モデルを採用すると、微妙な文章表現の違いが表わされる。
◎また、上記実施形態では、入力支援テンプレート表示において4項目に係る複数の要素が列挙される例を示して説明したが、これに限られず、項目数は3以上であれば、いくつでも構わない。
◎また、上記実施形態で示した文章モデルでは、結語が固定されていたが、これに限られず、例えば、結語については複数の選択肢(例えば「認める」「認めない」等)から1つの語句を選択できるようにしても良いし、形容詞や副詞といった自然文を構成する他の語句についても選択的に指定することができるようにしても良い。
◎また、上記実施形態では、入力支援テンプレート表示で指定された要素等に基づいて、直接的に単レポート構造化情報が生成されたが、診療情報DB341に対して新規に入力された自然文である所見文等を用いて、関連情報生成機能により単レポート構造化情報を生成するようにしても良い。但し、指定された要素等に基づいて、直接的に単レポート構造化情報が生成される方が演算量が低減されるため、好ましい。
◎また、上記実施形態では、放射線を用いて得られた画像を読影して読影レポートを作成するシステムを例にとって説明したが、これに限られず、例えば、看護レポートやインシデントレポート等といったその他の医療用の文書を作成するシステムについても本発明を適用することができる。更に、例えば、営業レポート等といった医療以外の分野のレポートの作成についても本発明を適用することができ、更にレポート以外の分野についても本発明を適用することができる。
ここで、図29及び図30を参照しつつ、営業レポートを作成する際に、入力支援テンプレート表示上において、項目の表示順を入れ換える具体例を挙げて説明する。
図29では、設定項目順序情報が示す項目の順序が「担当者」「顧客」「商品」「値引率」であり、文章モデルが、「[空白欄]が[空白欄]から[空白欄]を[空白欄]で受注した。」である場合に提示される入力支援テンプレート表示TP23が示されている。ここでは、文章モデルの1番目の空白欄に項目「担当者」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「顧客」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「商品」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「値引率」に属する要素が充当される。なお、図29では、4項目「担当者」「顧客」「商品」「値引率」に対し、4つの語句「鈴木」「C社」「FAX」「20%引」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。この状態で、コマンド「所見登録」が指定されると、「鈴木がC社からFAXを20%引きで受注した。」という所見文が作成される。
図30では、設定項目順序情報が示す項目の順序が「顧客」「商品」「担当者」「値引率」であり、文章モデルが、「[空白欄]から[空白欄]を[空白欄]が[空白欄]で受注した。」である場合に提示される入力支援テンプレート表示TP24が示されている。ここでは、文章モデルの1番目の空白欄に項目「顧客」に属する要素が充当され、2番目の空白欄に項目「商品」に属する要素が充当され、3番目の空白欄に項目「担当者」に属する要素が充当され、4番目の空白欄に項目「値引率」に属する要素が充当される。なお、図30では、4項目「顧客」「商品」「担当者」「値引率」に対し、4つの語句「C社」「FAX」「鈴木」「20%引」が指定され、指定された語句を示す従属要素表示要素の濃淡が反転された状態で示されている。この状態で、コマンド「所見登録」が指定されると、「C社からFAXを鈴木が20%引きで受注した。」という所見文が作成される。このような態様では、担当者の得意とする商品や付き合いの深い顧客等の情報を容易に把握することが可能となる。
◎また、上記実施形態では、読影レポートの所見文が、「T2にて前頭葉に高信号を認め、梗塞を疑う。」といった自然文の形式であったが、これに限られず、例えば、所見文の形式が、「撮影条件:T2」「部位:前頭葉」「所見:高信号」「疾患名:梗塞」等といった予め属性項目毎に要素が関連付けられて構造化されたような形式であっても良い。このような所見文の形式を採用した場合には、端末10〜30(10B〜30B)における関連情報生成機能が不要となるため、情報処理システム1A,1Bの機能構成の簡略化、ならびに情報処理に要する時間の低減等を図ることができる。
◎また、上記実施形態では、4つの機能(関連情報生成機能、支援情報生成機能、情報配信機能、及び入力支援機能)のうち、関連情報生成機能と入力支援機能とが端末10〜30(10B〜30B)に備わり、支援情報生成機能と情報配信機能とがサーバ100に備わっていたが、これに限られず、4つの機能(関連情報生成機能、支援情報生成機能、情報配信機能、及び入力支援機能)を、サーバ100と端末10〜30(10B〜30B)とに適宜分けて持たせても良い。更に、1台の機器に4つの機能(関連情報生成機能、支援情報生成機能、情報配信機能、及び入力支援機能)を持たせても良い。このような場合には、1台の機器で1つのプログラムを実行することで、4つの機能が実現される。
◎また、上記実施形態では、一部ネットワーク情報の一覧表示を入力支援テンプレート表示において提示したが、項目の数が少ない場合には、全体ネットワーク情報の一覧表示を入力支援テンプレート表示において提示しても良い。
本発明の実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 端末で新規な読影レポートを記述及び入力する状態を例示する図である。 関連情報生成機能に係る機能構成を示すブロック図である。 RDFで記述された単レポート構造化情報を例示する図である。 単レポート構造化情報の生成動作フローを示すフローチャートである。 支援情報生成機能に係る機能構成を示すブロック図である。 支援情報DBのデータ構成を示す図である。 支援情報の生成動作フローを示すフローチャートである。 情報配信機能に係る機能構成を示すブロック図である。 情報配信機能に係る動作フローを示すフローチャートである。 入力支援機能に係る機能構成を示すブロック図である。 読影レポート入力画面を例示する図である。 検査リスト情報の可視的な出力を示す図である。 オーダーリング情報の可視的な出力を示す図である。 患者属性及び検査属性に係る属性情報の可視的な出力を示す図である。 一部ネットワーク情報の可視的な出力を示す図である。 抽出条件決定テンプレート表示を例示する図である。 要素組合情報テーブルのデータ構成を示す図である。 表示対象の情報の絞り込み動作フローを示すフローチャートである。 入力支援テンプレート表示の表示例を示す図である。 入力支援テンプレート表示の表示例を示す図である。 表示態様が変更された入力支援テンプレート表示を例示する図である。 項目表示順が変更された入力支援テンプレート表示例を示す図である。 入力支援機能に係る機能構成を示すブロック図である。 入力支援テンプレート表示の表示例を示す図である。 入力支援テンプレート表示の表示例を示す図である。 変形例に係る入力支援テンプレート表示を例示する図である。 変形例に係る入力支援テンプレート表示を例示する図である。 変形例に係る入力支援テンプレート表示を例示する図である。 変形例に係る入力支援テンプレート表示を例示する図である。
符号の説明
1A,1B 情報処理システム
10〜30,10B〜30B 端末
31,31B 制御部
32 操作部
33 表示部
34 記憶部
100 サーバ
110 サーバ制御部
111 送受信部
112 統合DB構築部
115 支援DB構築部
120 記憶部
121 統合DB
122 支援情報DB
311 データ読込部
312 自然文構造化部
313 機械学習部
315 識別部
316 送受信部
317 支援情報検索部
318 タスク管理部
319 表示制御部
320 レポート構成部
321 データ書込部
322 設定変更部
341 診療情報DB
342 支援情報DB
343 要素組合情報テーブル
344 順序文章モデル情報
344B 文章モデル情報
345 設定情報

Claims (16)

  1. データベースシステムであって、
    複数の項目に含まれる各項目に少なくとも1以上の要素が属して構成され、且つ前記複数の項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報を含んで構成された関連情報を記憶する記憶手段と、
    前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して設定された項目の順序を示す設定順序情報に従って、該3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記設定順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された要素一覧表示を、表示部において出力させる表示制御手段と、
    前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる所定操作に応答して、前記設定順序情報を、第1の順序情報から、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して該第1の順序情報とは異なる項目の順序を示す第2の順序情報に変更する順序変更手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースシステム。
  2. 請求項1に記載のデータベースシステムであって、
    前記出力制御手段が、
    前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記第2の順序情報に従って、前記3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記第2の順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された変更後の要素一覧表示を、前記表示部において出力させることを特徴とするデータベースシステム。
  3. 請求項2に記載のデータベースシステムであって、
    前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる選択操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する文章構成要素として指定する構成要素指定手段と、
    前記構成要素指定手段によって各項目に対して指定された文章構成要素に基づいて、前記所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を生成する文章生成手段と、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  4. 請求項3に記載のデータベースシステムであって、
    前記記憶手段が、
    前記第1の順序情報と第1の文章モデルとを関連付けるとともに、前記第2の順序情報と第2の文章モデルとを関連付けた文章モデル情報を記憶し、
    前記データベースシステムが、
    前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記文章モデル情報に基づき、前記所定の文章モデルを、前記第1の文章モデルから前記第2の文章モデルに変更する文章モデル変更手段、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のデータベースシステムであって、
    前記文章モデル情報が、
    前記設定順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調される先頭強調文章モデルを示した情報を含むことを特徴とするデータベースシステム。
  6. 請求項5に記載のデータベースシステムであって、
    前記文章モデル情報が、
    前記先頭強調文章モデルを示した情報とは異なり、前記設定順序情報で示される最初の順序の項目に属する要素が、他の順序の項目に属する要素よりも強調されない先頭非強調文章モデルを示した情報を含み、
    前記データベースシステムが、
    前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる特定操作に応答して、前記所定の文章モデルを、前記先頭非強調文章モデルから前記先頭強調文章モデルに変更する強調要素変更手段、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のデータベースシステムであって、
    前記記憶手段が、
    前記順序変更手段によって前記設定順序情報が前記第1の順序情報から前記第2の順序情報に変更されたことに応答して、前記第2の順序情報を前記設定順序情報の初期情報として記憶することを特徴とするデータベースシステム。
  8. データベースシステムであって、
    複数の項目に含まれる各項目に少なくとも1以上の要素が属して構成され、且つ前記複数の項目に対してそれぞれ属する複数の要素の組合せを各々示す複数通りの組合せ情報を含んで構成された関連情報を記憶する記憶手段と、
    前記関連情報を構成する全関連情報、又は一部関連情報に基づき、前記複数の項目に含まれる3以上の項目に対して設定された項目の順序を示す設定順序情報に従って、該3以上の項目をそれぞれ可視的に示す3以上の項目表示要素が、空間順次に並べられるともに、該3以上の項目に含まれる各項目に属する1以上の要素をそれぞれ示す1以上の従属表示要素が、対応する前記3以上の項目表示要素との関係が可視的に認識可能な態様で空間順次に並べられ、且つ前記設定順序情報に係る相互に隣り合う順序の各項目間で、前記組合せ情報に係る要素間の関連が可視的に認識可能な関連表示要素として付与された要素一覧表示を、出力する第1の表示手段と、
    前記表示部に前記要素一覧表示が出力された状態で、ユーザーによる所定操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれた1つの従属表示要素を、基準表示要素として指定する基準表示要素指定手段と、
    前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、前記要素一覧表示とは異なり、且つ前記基準表示要素が示す1つの要素と前記複数通りの組合せ情報において関連付けられた1以上の要素であって、前記設定順序情報で示される項目の順序において前記基準表示要素が示す要素が属する項目とは隣り合わない順序の非隣接項目に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属表示要素を、該非隣接項目を示す非隣接項目表示要素との関連が可視的に認識可能な態様で示す要素個別表示を、出力する第2の表示手段と、
    を備えることを特徴とするデータベースシステム。
  9. 請求項8に記載のデータベースシステムであって、
    前記第1及び第2の表示手段によって前記要素一覧表示と前記要素個別表示とが出力された状態で、ユーザーによる選択操作に応答して、前記要素一覧表示に含まれる各項目に対し、それぞれ1以上の要素を所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する文章構成要素として指定する構成要素指定手段と、
    前記構成要素指定手段によって各項目に対して指定された文章構成要素に基づいて、前記所定の文章モデルに沿った新規な文章情報を生成する文章生成手段と、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  10. 請求項9に記載のデータベースシステムであって、
    前記構成要素指定手段が、
    前記要素個別表示において、前記1以上の従属表示要素のうちの少なくとも1つの従属表示要素が選択されたことに応答して、該少なくとも1つの従属表示要素を、前記所定の文章モデルに沿った文章情報を構成する少なくとも1つの文章構成要素として指定することを特徴とするデータベースシステム。
  11. 請求項10に記載のデータベースシステムであって、
    前記非隣接項目が、複数存在し、
    前記第2の表示手段が、
    各前記非隣接項目に属する1以上の要素を各々示す1以上の従属表示要素を、該各非隣接項目を示す各非隣接項目表示要素との関連が可視的に認識可能な態様でそれぞれ示す複数の要素個別表示を、出力するとともに、
    前記複数の要素個別表示のうちの1つの要素個別表示において、該1つの要素個別表示に含まれる1以上の従属表示要素のうちの少なくとも1つの従属表示要素が選択されたことに応答して、前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、前記複数の要素個別表示のうちの前記1つの要素個別表示とは異なる1以上の要素個別表示において、該1つの要素個別表示において選択された少なくとも1つの従属表示要素と関連しない従属表示要素を削除することを特徴とするデータベースシステム。
  12. 請求項3、及び請求項9から請求項11のいずれかに記載のデータベースシステムであって、
    前記文章情報が、
    読影レポートの所見文の情報を含み、
    前記複数の項目が、
    部位、所見、疾患名を含むことを特徴とするデータベースシステム。
  13. 請求項1から請求項12のいずれかに記載のデータベースシステムであって、
    前記要素一覧表示において、ユーザーによる1以上の従属表示要素の指定に応答して、前記全関連情報、又は前記一部関連情報に基づき、該少なくとも1以上の従属表示要素と該1以上の従属表示要素とは異なる他の従属表示要素との関連を示す関連表示要素の表示態様を、残余の関連表示要素とは可視的に区別可能な態様に変更する表示態様変更手段、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載のデータベースシステムであって、
    複数の文章情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された複数の文章情報を対象として、言語処理を含む所定の情報処理を施すことで、該各文章情報を構成する項目毎に1以上の要素を抽出して、前記関連情報を生成する関連情報生成手段、
    を更に備えることを特徴とするデータベースシステム。
  15. 請求項14に記載のデータベースシステムであって、
    前記言語処理が、
    機械学習によって得られた情報に基づいた処理を含むことを特徴とするデータベースシステム。
  16. データベースシステムに含まれるコンピュータによって実行されることにより、前記データベースシステムを、請求項1から請求項15のいずれかに記載のデータベースシステムとして機能させるプログラム。
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