JP2008268995A - 辞書データ生成装置、文字入力装置、辞書データ生成方法、文字入力方法 - Google Patents

辞書データ生成装置、文字入力装置、辞書データ生成方法、文字入力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】特に時事キーワードに関しての文字入力の効率の向上。
【解決手段】
ネットワークを介してサーバから取得したニュースデータをもとに、ユーザが利用する可能性が高い時事キーワードを抽出して、時事辞書データを作成する。文字入力の際には、時事辞書データを参照して変換候補文字列を提示することで、時事キーワードを予測変換処理で入力できるようにし、入力効率を向上させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、辞書データ生成装置、文字入力装置、辞書データ生成方法、文字入力方法に関し、特に文字入力の際の予測変換に関する。
特許第3348872号 特開2004−312659号公報 特開2004−70547号公報 特開2006−301693号公報
一般に携帯電話、電子辞書、パーソナルコンピュータ等の各種の電子機器であって、ユーザが文字入力を行うことのできる機器では、文字入力の際の予測変換機能を備えているものが多い。
この予測変換機能は、ユーザがある語句の一部の文字入力を開始した際に、入力された文字(又は入力された複数の文字)から、ユーザが入力しようとする語句を予測して変換候補を1又は複数個表示し、ユーザが選択できるようにする。ユーザは、変換候補とされた語句のうちに入力しようとしている語句を発見した場合は、その語句を選択して入力を行うことができる。
この予測変換機能を実行するために、機器には予測変換辞書データが備えられる。予測変換辞書とは、入力文字に対応して変換候補となる文字列(以下、「変換候補文字列」という)を登録した辞書データである。例えば「あ」という入力文字に対して「合う」「会う」「愛」・・・などというように変換候補文字列が登録されている。機器は、ユーザが文字の入力を行った際に、この予測変換辞書を参照して、変換候補文字列を表示させる。
例えばユーザが「予測」という語句を入力したい場合、ユーザが例えば「よ」と先頭の文字を入力しただけで「予測」「予想」・・・等の変換候補文字列が画面上に表示される。そして、ユーザは表示された変換候補文字列の中から「予測」を選択すればよく、これにより効率的な文字入力を行うことができる。
また一般的に、予測変換辞書データに関しての学習処理も行われる。学習処理とは、ユーザが選択した変換候補文字列や、頻繁に入力される文字列を、変換候補の順序としての上位の順序に上げていく処理である。或いは変換候補になくてユーザが入力した文字を、変換候補に加えるということも行われる。
このような学習処理によって、より文字入力効率を向上できることは周知の通りである。特にアルファベットキー等を備えない、入力キーの少ない機器などは、予測変換機能による文字入力効率の向上効果は大きい。
ところで実際の各種機器では、予測変換辞書に登録されている一般的な語句以外の入力を行う場合も多い。当然、予測変換辞書に登録されていない文字列については、すべての文字をユーザが入力しなければならず、予測変換による変換効率の向上効果は得られない。
例えばテレビジョン放送局のスタッフがニュースの取材に出かけた場合を一例として考える。その場合、カメラマンが撮った映像データのファイルに対して、現場で、取材内容に応じたタイトルや簡単なコメントをテキスト入力するといったことが行われる。例えば取材対象となった人物の名称や取材場所、ニュースタイトルなどを撮像装置に対して文字入力し、映像ファイルにリンクさせる。
このような場合、人物の名称やニュースタイトルなどで用いる語句は、時事的な内容が多い。つまり予測変換辞書に登録されていない固有名詞や言葉が多い。このため、入力したい文字列が変換候補として表示されず、入力に手間がかかる。特に取材に使用するカメラ機器や現場で用いる機器では、文字入力のためのアルファベットキー等を備えていないことが多いという事情も考えると、文字入力は非常に煩雑となる。また、取材現場で迅速性が求められるという事情も考慮すると、文字入力効率の改善は強く求められることとなっている。
そこで本発明では、文字入力の際に、通常は変換候補とはならない時事的な語句を、効率よく入力できるようにすることを目的とする。
本発明の辞書データ生成装置は、時事キーワード含む入力情報から時事キーワードを取得する取得手段と、上記取得手段で取得した時事キーワードを基にして予測変換用の時事辞書データを生成する生成手段とを備える。
また上記取得手段は上記入力情報からジャンル毎の時事キーワードを取得し、上記生成手段はジャンル毎の時事キーワードから上記時事辞書データを生成する。
また本発明の辞書データ生成装置として、時事キーワードを基にして生成される時事辞書データと、標準語句を基にして生成される標準辞書データとを合成して予測変換用の実用辞書データを生成する生成手段を備える。
また本発明の文字入力装置は、文字入力に応じて、時事キーワードを含む予測変換用の辞書データを参照して1又は複数の変換候補文字列を取得する変換候補取得手段と、上記変換候補取得手段により取得された変換候補文字列を提示する提示手段と、操作入力に応じて上記提示手段が提示した変換候補文字列から入力文字列を確定する入力確定処理手段とを備える。
本発明の辞書データ生成方法は、時事キーワード含む入力情報から時事キーワードを取得する取得ステップと、上記取得ステップで取得した時事キーワードを基にして予測変換用の時事辞書データを生成する生成ステップとを備える。
また本発明の辞書データ生成方法は、時事キーワードを基にして生成される時事辞書データと、標準語句を基にして生成される標準辞書データとを合成して予測変換用の実用辞書データを生成する。
また本発明の文字入力方法は、文字入力に応じて、時事キーワードを含む予測変換用の辞書データを参照して1又は複数の変換候補文字列を取得する変換候補取得ステップと、上記変換候補取得ステップで取得された変換候補文字列を提示する提示ステップと、操作入力に応じて上記提示ステップで提示した変換候補文字列から入力文字列を確定する入力確定処理ステップとを備える。
以上の本発明では、入力された情報から時事キーワードを取得して、取得したキーワードをもとに時事辞書データを作成する。つまり、時事的な語句を変換候補文字列として登録した時事辞書データである。
また本発明では、時事キーワードを有する時事辞書データと、一般的な語句を登録した標準辞書データを合成して予測変換用の実用辞書データを作成する。ここでいう実用辞書データとは、実際に入力の際の予測変換に用いる辞書データである。
また本発明では、文字が入力された場合には、時事キーワードを含む予測変換用の辞書データから変換候補としての文字列を提示し、ユーザがこれを選択できるようにする。ここでいう予測変換用の辞書とは、上記時事辞書データもしくは実用辞書データである。
本発明によれば、時事キーワードとしての文字列を登録した時事辞書データが作成される。また時事辞書データと標準辞書データを合成して実用辞書データを生成する。この時事辞書データや実用辞書データを文字入力装置において用いることで、文字入力装置では、時事キーワードとしての文字列を、予測変換により入力できるようになる。
これによって時事的な語句について文字入力の効率の改善を図ることができ、時事的な語句を入力する機会が多い装置において非常に好適となる。
以下、本発明の実施の形態を以下の順序で説明する。
[1.実施の形態のシステム構成]
[2.端末及び撮像装置の構成例]
[3.時事辞書データ作成処理]
[4.実用辞書データ作成処理]
[5.文字入力処理]
[6.実施の形態の効果、及び変形例]
[1.実施の形態のシステム構成]

本実施の形態では、図1のシステム構成を例に挙げて説明する。
なお本例では、予測変換用の辞書データとして、標準辞書データ、時事辞書データ、実用辞書データの3つの辞書データに言及する。
標準辞書データとは、標準的な語句として、特に時事的な語句や固有名詞を含まない、一般的に予測変換で用いる語句を変換候補文字列として登録した辞書データである。
時事辞書データとは、時事的な語句や固有名詞を変換候補文字列として登録した辞書データであり、本発明の特徴となる辞書データである。
実用辞書データは、標準辞書データと時事辞書データを合成した辞書データで、実際の予測変換の際に用いる辞書データとする。
図1では端末1、撮像装置10、サーバ装置2を示している。端末1とは、例えばテレビジョン放送局のコンピュータ端末などである。また撮像装置10は、例えば取材スタッフが取材時の撮像に用いるカメラとする。
ここでは、端末1が本発明の辞書作成装置(時事辞書データを作成する辞書作成装置)に相当する例で説明していく。また撮像装置10が、本発明の辞書作成装置(実用辞書データを作成する辞書作成装置)、及び文字入力装置に相当する例として説明する。
この図1の場合、端末1は、ネットワーク3を介してサーバ装置2からの情報を得ることができる。
サーバ装置2は、情報配信サーバ、ウェブサーバなどとして構成される。特に本例においては、サーバ装置2は、データ配信、データ放送、或いは端末1からのウェブアクセスなどの形態で、ニュース情報を端末1に提供できるものとされればよい。
ネットワーク3としては、インターネット、LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網、PHS通信網、アドホックネットワークなどが考えられる。
このシステムにおいて、端末1は、サーバ装置2からニュースデータを取得する。例えば政治、経済、芸能、スポーツなどのニュースデータを取得する。
そして端末1では、ニュースデータから時事キーワードを抽出し、抽出した文字列を変換候補文字列として登録した時事辞書データを生成する。
この時事辞書データは、撮像装置10に受け渡される。撮像装置10は、撮像機能に加えて、撮像した映像ファイルにタイトルやコメントとしてのテキストデータを付加するための文字入力機能を備えている。また文字入力の際に、予測変換用の辞書データを用いて変換候補文字列を提示する予測変換機能を備えている。
撮像装置10では、例えば端末1との有線又は無線通信、或いは可搬性記録媒体の受け渡しなどの手法で、端末1から時事辞書データを取得する。
例えば放送局では、毎日、毎週などとして定期的に端末1で時事辞書データを作成し、この時事辞書データを、取材に用いる撮像装置10に提供する。
撮像装置10では、時事辞書データを取得したら、撮像装置10が備えている標準辞書データと、時事辞書データを合成して実用辞書データを作成する。そして文字入力が行われる場合、この実用辞書データを用いて予測変換処理を行う。
なお、変形例として後述するが、撮像装置10或いは他の電子機器を、時事辞書データを作成する辞書作成装置とすることや、端末1或いは他の電子機器を、実用辞書データを作成する辞書作成装置や文字入力装置とすることも可能である。
[2.端末及び撮像装置の構成例]

端末1、撮像装置10の各構成例を図2、図3で説明する。
先ず図2に、図1に示した端末1の構成例を示す。
図2においてCPU21は、起動されたプログラムに基づいて各部の制御や演算処理を行う。例えばオペレータに対する入出力動作、メモリ制御、HDD(ハードディスクドライブ)制御、ネットワークを介した通信動作、外部インターフェース制御、記録メディア90の記録再生制御、データ演算などを行う。
CPU21はバス22を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
メモリ23はCPU21が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ23におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。メモリ23におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。メモリ23におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
入力部25は、キーボード、マウス、タッチパネル、リモートコマンダー、スキャナその他の入力デバイスであって、オペレータが各種操作入力やデータ入力を行う。入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
表示部27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、オペレータに対して各種情報表示を行う。
CPU21が各種動作状態や入力状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいて表示部27に表示動作を実行させる。
HDD(Hard Disk Drive)30は、各種プログラムの格納やその他の各種データ格納、さらには入力情報の取込領域などとして使用される。
通信処理部34は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインターフェース33は、通信処理部34でエンコードされた送信データをネットワーク3を介して他の機器に送信する。またネットワーク3を介して外部機器から送信されてきた信号を通信処理部34に受け渡す。
通信処理部34は受信した情報をCPU21に転送する。
このネットワークインターフェース33,通信処理部34の動作により、図1のサーバ装置2からニュースデータを取得できる。
メディアドライブ31は、可搬性の記録メディア90に対して記録再生を行う。記録メディア90としては、光ディスクやフラッシュメモリを内蔵したメモリカードなどが想定される。
外部インターフェース35は、例えばIEEE1394、USB、SCSIなどの方式により接続された周辺機器と接続し、データ通信を行う部位である。或いは赤外線インターフェース、ブルートゥース通信方式などで外部機器と無線通信を行う構成でも良い。
端末1は、例えばこの外部インターフェース35による通信により、撮像装置10にデータ(時事辞書データ)を供給することができる。
或いは、メディアドライブ31により時事辞書データを記録メディア90に記録した場合、その記録メディア90を撮像装置10に装填して再生させることで、時事辞書データを撮像装置10に読み込ませることができる。
続いて、例えば取材時等において撮像を実行する際に用いることになる撮像装置10の構成例を図3に示す。
システムコントローラ41は、マイクロコンピュータにより構成され、撮像装置10の全体を制御する。即ち以下説明する各部の動作制御を行う。
カメラ部42は、映像撮像のための部位であり、撮像部43、撮像信号処理部44、カメラコントローラ45を備える。
撮像部43は、撮像レンズや絞りなどを備えて構成されるレンズ系、レンズ系に対してフォーカス動作やズーム動作を行わせるための駆動系、レンズ系で得られる撮像光を検出し、光電変換を行うことで撮像信号を生成する撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device) センサアレイ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサアレイなどが設けられる。
撮像信号処理部44は、撮像部43の撮像素子によって得られる信号に対するゲイン調整や波形整形を行うサンプルホールド/AGC(Automatic Gain Control)回路や、ビデオA/Dコンバータ、デジタル信号処理回路などを備え、撮像によるデジタル映像データを生成する。
カメラコントローラ45は、システムコントローラ41からの指示に基づいて、撮像部43及び撮像信号処理部44の動作を制御する。例えばカメラコントローラ45は、撮像部43に対しては、オートフォーカス、自動露出調整、絞り調整、ズームなどの動作を実行させるための制御(モータ制御)を行うものとされる。
またカメラコントローラ45はタイミングジェネレータを備え、撮像素子及び撮像信号処理部44のサンプルホールド/AGC回路、ビデオA/Dコンバータ等に対しては、タイミングジェネレータにて生成されるタイミング信号により信号処理動作を制御する。
カメラ部42では以上の構成により、撮像映像データを生成する。
また、マイクロホン61で得られた音声信号は音声信号処理部62でA/D変換され、撮像映像データに同期した音声データが生成される。
記録再生部46は、カメラ部42で得られた撮像映像データ(及びマイクロホン61で得られた音声データ)を、例えば光ディスクやメモリカードなどの記録メディア90に記録し、また再生できる部位である。
記録再生部46にはエンコード/デコード部47、メディアドライブ48、記録再生コントローラ49が設けられる。
エンコード/デコード部47は、撮像時にはカメラ部42で得られる撮像映像データを、記録メディア90への記録フォーマットに変換するなどの処理を行う。また音声データについてもフォーマット変換を行う。なお、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式或いは他の圧縮方式で映像、音声データを圧縮して記録メディア90に記録するような処理形態も考えられる。
エンコード/デコード部47で処理された撮像映像データ(及び音声データ)は、メディアドライブ48に供給され、装填されている記録メディア90に記録される。
ディスク90に記録されたデータの再生時には、メディアドライブ48によって再生された映像データ(及び音声データ)がエンコード/デコード部47でデコード処理される。
記録再生コントローラ49は、システムコントローラ41の指示に基づいて、エンコード/デコード部47の処理やメディアドライブ48による記録及び再生動作、及びデータの入出力に関する制御を行う。
撮像時にカメラ部42で得られた撮像映像データや、記録メディア90から再生された映像データは、ビューファインダ60に表示可能とされる。
撮像実行時、及び撮像スタンバイ時などにおいてカメラ部42が撮像映像データを出力している際は、その撮像映像データはビューファインダドライバ59に供給される。
ビューファインダドライバ59は、システムコントローラ41からの指示に応じて、それぞれ撮像映像データによる映像をビューファインダ60に表示させる動作を行う。またシステムコントローラ41の指示に応じたキャラクタ画像を重畳表示させる。
また、記録メディア90からの映像データ再生時においては、メディアドライブ48で再生出力され、エンコード/デコード部47でデコードされた映像データがビューファインダドライバ59に供給される。ビューファインダドライバ59は、システムコントローラ41からの指示に応じて、それぞれ供給された映像データ及び重畳するキャラクタ画像による映像をビューファインダ60に表示させる動作を行う。
従って撮像者(カメラマン)は、ビューファインダ60を見ながら撮像のスタンバイ(被写体の確認時)及び撮像の際のモニタリングや、記録メディア90に記録された映像内容のチェック、或いは簡単な編集操作などを行うことができる。
またビューファインダ60とは別に表示部64が設けられ、撮像モニタリングや再生映像などの表示が行われる。表示ドライバ63は、システムコントローラ41からの指示に応じて、供給された映像データ及び重畳するキャラクタ画像による映像を表示部64に表示させる動作を行う。
また、後述する文字入力の際に、文字入力に関する表示、つまり入力文字や変換候補文字列の表示なども、表示部64において行われる。表示ドライバ63は、システムコントローラ41の指示に基づいて、入力文字や変換候補文字列の表示を表示部64に実行させる。
また記録メディア90から再生されたオーディオデータは、オーディオドライバ56でD/A変換され、またフィルタリングや増幅などの信号処理がされてスピーカ部57から出力される。
外部インターフェース50は、外部装置としての端末1や、ビデオ編集機、ストレージ機器などの他の機器との間で、有線又は無線通信で各種データの入出力を行う部位である。例えば外部インターフェース50と図2の端末1の外部インターフェース35の間の通信により、端末1から時事辞書データを受信することができる。
また端末1やビデオ編集機に対して外部インターフェース50からの通信により、撮像した映像データ等を供給することができる。
通信部51は例えば有線・無線でネットワーク通信を行う部位である。例えばモデム、イーサーネットインターフェース、携帯電話インターフェースなどにより形成される。即ち通信部51を有することで、撮像装置10は図1に示したネットワーク3を介して端末1やサーバ装置2にアクセスすることも可能とされる。
通信部51は、撮像装置10に内蔵されるものとしてもよいし、別体機器として撮像装置10に接続されることで、撮像装置10のネットワーク通信を可能としてもよい。
ROM53,RAM54、フラッシュメモリ55は、それぞれシステムコントローラ41が必要なデータやプログラムの記憶や演算領域として用いる。
例えばROM53には、システムコントローラ41の処理プログラム、固定データ等が記憶される。RAM54は一時的な情報の格納やワーク領域として用いられる。フラッシュメモリ55は各種の制御係数などが記憶される。
特に後述する標準辞書データや時事辞書データ、さらにはこれらから生成した実用辞書データは、例えばフラッシュメモリ55に格納され、システムコントローラ41が参照できるようにされる。
操作部52には、当該撮像装置10に対する操作のための各種操作子が用意されている。即ち電源操作、撮像操作、再生操作、ズーム操作、各種モード操作、編集操作、文字入力操作などのための操作子が形成される。
システムコントローラ41は、これらの操作子によるユーザの操作を検出することに応じて、各部に対して必要な動作が実行されるように制御する。
電源部58は例えばDC/DCコンバータにより、内蔵のバッテリにより得られる直流電源あるいは、電源アダプタを介して商用交流電源から生成された直流電源を利用して、各回路部に対して所要のレベルの電源電圧を供給する。電源部58による電源オン/オフは、上述した操作部52からの電源操作に応じてシステムコントローラ41が制御する。
[3.時事辞書データ作成処理]

ここで、本実施の形態において端末1で実行される時事辞書データ作成処理について説明する。
図4には、端末1がネットワーク3を介してサーバ装置2から取得したニュースデータの例を示す。ここでは一例として、ニュースデータは、RSS(RDF Site Summary:0.9又は1.0対応、Rich Site Summary:0.91対応、Really Simple Syndication:0.92、2.0対応)記述によるRDF(Resource Description Framework)ファイルによるものであるとする。
取得した情報には、タイトル、リンク先、主題、記事、日付、項目についての情報が掲載されている。
例えばこのニュースデータはジャンルが政治ニュースとされる内容である。そしてタイトル<title>としては「郵政造反組復党問題」、リンク先<link>としてはあるURLが、ジャンル<dc:subject>として「政治」が、記事<description>として図に示したような内容が、日付<dc:date>として「2007−3−15」がそれぞれ記載されている。
端末1では、例えば「政治」「経済」「スポーツ」「芸能」などのジャンル別に時事辞書データを作成する。そして政治ジャンルの時事辞書データを作成する際には、この図4のような政治ニュースとして配信されたRDFファイルを利用する。
図5に時事辞書データの作成処理を示す。この図5に示す処理は、端末1のCPU21がメモリ23に格納されているプログラムに従って実行される処理動作である。
先ずステップF101において、CPU21はRDFファイルの読込みを行う。すなわち、サーバ装置2から配信されたニュースデータとして、図4に示したRSS記述のデータを読み込む。
ステップF102において、CPU21は文書の内容が、今回作成しようとする時事辞書データのジャンルに該当するものか否かを判断する。例えば政治関係の時事辞書データを作成する場合、ジャンルが「政治」のニュースデータであるか否かを判断する。
この判断は、図4に示した<dc:subject>の欄を参照し、ここでは文書の内容が政治であるか否かを確認する処理となる。そして、文書の内容が政治であるとされた場合には、処理をステップF103へと進める。
ステップF103においては、CPU21はRDFファイルの日付が基準日より新しいか否かについての判別処理を行う。RDFファイルはサーバ装置2より取得したものであり、日々更新されるものである。そのため、ある程度の基準以上の日付の内容を参考にするために、図4の<dc:date>の欄を参照して、日付についての判別処理を実行する。基準日とは、現在の日時より1日前、三日前、或いは1週間前などとする。つまり、時事辞書として登録すべき文字列を抽出するニュースの対象を、直近日時に限定するための基準日である。
ステップF103において、読み込んだニュースデータの日付が基準日よりも新しいと判別された場合には、ステップF104へと処理を進め、CPU21は時事キーワードを抽出する。
すなわち、この場合、政治に関する時事的な語句を抽出する。時事的なキーワードは、形態素解析、各語句の品詞の特定、標準辞書データの登録語句との比較などを行い、その結果に応じて判断する。例えば頻出する語句、標準辞書データでは登録されていない語句や、優先順位の低い語句、固有名詞などを、時事的なキーワードとすることが考えられる。
例えば図4のニュースデータを読み込んだ場合、<description>として記述されている本文データから「自民党」「古川幹事長」「郵政民営化」「造反組」「復党」「福田松夫」等を時事キーワードとして抽出する。
次にステップF105では、CPU21は、現時点で保持している時事辞書データに、今回抽出した時事キーワードを追加登録する。また時事辞書データにおいて登録されている古い時事キーワードを削除する。例えば上記の基準日より古い時点で登録された時事キーワードを削除する。
このような処理を行うことで、端末1では、例えば日々、サーバ装置2から配信されるニュースデータを読み込むたびに、時事辞書データにおいて古い文字列の削除と新しい文字列の追加という形で、常に最新の時事辞書データを生成することになる。
図5の処理により作成された時事辞書データの例を図6に示す。例えば抽出された時事キーワードが、先頭文字に対応する変換候補文字列として登録される。なお、ここでは時事辞書データに登録されている文字列のうちで、上記図4のニュースデータから抽出された語句のみを示している。
例えば、「じ」に対応しては「自民党」が、「ぞ」に対応しては「造反組」が、「ふ」に対応しては「復党、古川幹事長、福田松夫」が、「ゆ」に対応しては「郵政民営化」がそれぞれ登録されることになる。また、「ふ」の文字に対応しては、「復党」「古川幹事長」「福田松夫」の3つの時事キーワードが抽出されるが、そのように複数の時事キーワードが抽出された文字については、候補順序を考慮しても良い。例えばニュースデータ内で「復党」の登場頻度が一番高いため、「復党」を第1候補として登録するなどである。もちろん抽出順、50音順、或いはランダムな順序としてもよい。
例えばこのように時事辞書データには、標準辞書には登録される可能性が比較的小さい語句として、通常は変換候補に成りにくい語句や固有名詞等を含む時事的なキーワードが登録される。
なお、ここでは政治ジャンルの時事辞書データを作成する例を述べたが、他のジャンルの時事辞書データを作成する場合も同様の処理が行われればよい。例えばスポーツ用の時事辞書データを作成する場合は、ステップF102で、読み込んだRDFファイルの文書内容がスポーツ関連であるか否かを判断すればよい。
また、時事辞書データとして、政治、スポーツ等のジャンル分けを行わず、あらゆるジャンルの時事辞書データとして、時事的に使用される語句を登録するようにしてもよい。その場合、ステップF102の処理は不要となる。
また、ここではRDFファイルから時事キーワードを抽出するものとしたが、RDFファイルに限らず、HTML(Hyper Text Markup Language)ファイル、XML(eXtensible Markup Language)ファイル、その他各種のテキストデータを含むファイルを利用できる。さらには文字放送など放送データを利用することもできる。
[4.実用辞書データ作成処理]

続いて、実用辞書データ作成処理について図7で説明する。
例えば撮像装置10は、上記のように端末1で生成された時事辞書データは取り込み、フラッシュメモリ55に記憶する。
撮像装置10ではフラッシュメモリ55等において予め標準辞書データが記憶されており、撮像装置10は最新の時事辞書データを取り込んだ際に、標準辞書データと時事辞書データを合成して、実際に予測変換に用いる実用辞書データを作成する。
図7には、標準辞書データと時事辞書データを合成して生成する実用辞書データを模式的に示している。
ここでは説明上、標準辞書データにおいて、上記図6の時事辞書データと同じ文字として「じ」「ぞ」「ふ」「ゆ」のみを示している。
例えば、図示した標準辞書データでは、「じ」に対応しては「1地震」「2自分」「3自動」・・・と順番に変換候補文字列が登録されている。また「ぞ」に対応しては「1増加」「2増水」「3造花」が、「ふ」に対応しては「1不思議」「2普通」「3不安」が、「ゆ」に対応しては「1夢」「2雪」「3有名」がそれぞれ登録されているとする。
そして、このような標準辞書データと時事辞書データとを合成することにより、実用辞書データが得られる。
即ち実用辞書データにおいては、例えば「じ」に対応しては、標準辞書データにおける「地震」「自分」「自動」と、時事辞書データにおける「自民党」という語句を、それぞれ変換候補文字列とする。
また実用辞書データの「ぞ」に対応しては、標準辞書に登録されている「増加」「増水」「造花」と時事辞書データの「造反組」を、それぞれ変換候補文字列として登録する。
つまり、実用辞書データは、標準辞書データと時事辞書データにおいて登録された語句を、共に変換候補文字列として登録した辞書データとする。
実用辞書データの作成処理を図8に示す。この処理は、撮像装置10のシステムコントローラ41が例えばROM53に格納されているプログラムに従って実行される処理動作としてみることができる。
先ずステップF201において、システムコントローラ41は時事辞書データを取得する。すなわち、システムコントローラ41は図6に示したような時事辞書データを端末1側から取得し、例えばフラッシュメモリ55に記憶するとともに、処理用にRAM54に展開する。
次にステップF202において、システムコントローラ41はフラッシュメモリ55に記憶している標準辞書を読み出し、RAM54に展開する。
ステップF203において、システムコントローラ41は標準辞書データに時事辞書データに登録されている変換候補文字列を組み込み、新しい実用辞書データを作成する。すなわち、システムコントローラ41は標準辞書の各文字に対して登録されている変換候補文字列に、時事辞書データの変換候補文字列を組み込んでいき、図7に示したような実用辞書データを作成する。
そしてステップF204において、システムコントローラ41は実用辞書データを更新する。すなわち、それまでフラッシュメモリ55に記憶させて使用していた実用辞書データを、今回作成した新たな実用辞書データに書き換える処理を行う。
以上の処理により、実用辞書データが生成/更新され、以降、撮像装置10のシステムコントローラ41は、文字入力の際に最新の時事キーワードを含んだ実用辞書データを用いて予測変換処理を行うことができるようになる。
なお、この処理によって標準辞書データの変換候補文字列に、時事辞書データの変換候補文字列を組み込むわけであるが、その際に、変換候補文字列の優先順序として、時事キーワードをどの順序に組み込むべきかは多様に考えられる。
一例として、図7の実用辞書データに示したように、時事辞書データにおける変換候補文字列を、標準辞書データにおける変換候補文字列の優先順序内で2番目に挿入されるようにすることが考えられる。
即ち実用辞書データの「じ」に対応しては、標準辞書に登録されている第1候補の「地震」という文字列の次に時事辞書データの「自民党」を第2候補として組み込み、「1地震 2自民党 3自分 4自動・・・」という候補順序で登録する。
また、実用辞書データの「ぞ」に対応しては、標準辞書に登録されている第1候補の「増加」という文字列の次に時事辞書データの「造反組」を第2候補として組み込み、「1増加 2造反組 3増水 4造花・・・」という候補順序で登録する。
また、実用辞書データの「ふ」に対応しては、標準辞書に登録されている第1候補の「不思議」という文字列の次に時事辞書データの「復党」「古川幹事長」「福田松夫」という3つの時事キーワードを、第2,第3,第4候補として合成し、「1不思議 2復党 3古川幹事長 4福田松夫 5普通 6不安・・・」という候補順序で登録する。
また、実用辞書データの「ゆ」に対応しては、標準辞書に登録されている第1候補の「夢」という文字列の次に時事辞書データの「郵政民営化」を第2候補として組み込み、「1夢 2郵政民営化 3雪 4有名・・・」という候補順序で登録する。
時事辞書データに登録されている時事キーワードは、例えば取材用途の撮像装置10においては使用頻度が高いであろうと考えられる語句であることを考慮すると、実用辞書データ上で登録される順位は比較的上位であることが望ましい。
一方、標準辞書に登録されている標準語句としても、第1候補の文字列は、使用頻度が高いものが選定されている。また学習機能で候補順序が変換されることを考えれば、第1候補の文字列は、最近に使用した語句であるとも考えられる。
これらを考慮すると、実用辞書データでは、標準辞書データにおける第1候補の文字列はそのまま第1候補とし、時事辞書データの変換候補文字列は、それ以降で比較的優先順序が高い順位とすることが適切と考えることができる。例えば上記のように第2候補から時事キーワードを配置することが適切といえる。
なお、もちろん、これ以外にも候補順序の並べ方は多様に考えられる。時事辞書データの変換候補文字列を第1候補に並べても良いし、時事辞書データの変換候補文字列と標準辞書データにおける変換候補文字列を交互に並べるといった手法も考えられる。
[5.文字入力処理]

次に、撮像装置10において文字入力操作が行われた際の処理を図9で説明する。この図9に示す処理は、実用辞書データが作成(更新)された後に撮像装置10のシステムコントローラ41が実行する処理である。また、システムコントローラ41は図9のステップF301〜ステップF308の処理を継続的に繰り返し実行する。
先ず、ステップF301において、システムコントローラ41は文字入力が有ったか否かについての判別処理を実行する。即ちユーザが操作部52から文字入力操作を行ったか否かを判断する。
そして、ステップF301において文字入力があったと判別された場合にはステップF302へと処理を進め、システムコントローラ41は実用辞書データを参照する。すなわち、ユーザによりある文字が入力された場合には、実用辞書データを参照し、入力された文字に対応する変換候補文字列を読み出す。
ステップF303において、システムコントローラ41は実用辞書データから読み出した変換候補文字列を表示部64に表示させる。例えば、先のステップF302において「ふ」という文字が入力された場合には、図7に示す実用辞書データからは「1不思議 2復党 3古川幹事長 4福田松夫 5普通 6不安・・・」という変換候補が得られることになるため、システムコントローラ41はこの登録されている変換候補文字列を表示部64に表示させる。
システムコントローラ41はステップF304,F301でユーザの操作を確認する。ユーザは、変換候補として挙げられた特定の変換候補文字列を選択する操作を行うか、あるいは変換候補文字列を選択せずに文字入力を続けるか(例えば次の文字を入力する)、或いは変換候補文字列を選択しないまま、現在の入力文字を確定させるか、入力操作をキャンセルして終了させる操作を行うことになる。
ユーザが変換候補として挙げられた特定の変換候補文字列を選択する操作を行った場合は、システムコントローラ41は処理をステップF304からF305に進め、入力文字を確定させる。即ち、選択された変換候補文字列を入力文字として確定させる。例えば「ふ」という入力に対して表示された上記の変換候補文字列のうちで、「3古川幹事長」を選択した場合、この「古川幹事長」を入力文字として確定させる。
また、ユーザが変換候補文字列を選択しないまま、現在の入力文字を確定させる操作を行った場合も、システムコントローラ41は処理をステップF304からF305に進め、入力文字を確定させる。即ち、選択された変換候補文字列を入力文字として確定させる。例えば「ふ」という入力の後に表示された変換候補文字列を選択せずにユーザが入力確定操作を行った場合は「ふ」という文字を入力確定させる。
ステップF305で入力文字を確定させたら、ステップF306で学習処理を行う。例えば変換候補文字列が選択された場合は、その変換候補文字列の順位を高めるように実用辞書データ上での並び順を更新する。また、特にユーザが変換候補文字列を選択しないまま、文字を確定させた場合は、その文字を変換候補文字列として実用辞書データ(さらには標準辞書データ)に追加するような処理を行っても良い。
ユーザが変換候補文字列を選択せずに文字入力を続けた場合、例えば最初の「ふ」の文字につづいて「く」を入力したような場合、システムコントローラ41は処理をステップF301→F308→F301→F302と進めることになる。この場合、ステップF302,F303では、未確定である「ふく」について実用辞書データを参照して、変換候補文字列を表示することになる。例えば「復習」「復党」「復讐」・・・などが実用辞書データから読み出されて表示される。
ユーザが入力キャンセル操作を行った場合は、システムコントローラ41は処理をステップF301からF308に進める。図9では詳細に示していないが、例えばその時点で未確定の文字を表示上で消去する。
以上の処理を、ユーザが文字入力終了とする操作を行い、システムコントローラ41がステップF308で入力終了と判断するまで繰り返すことで、実用辞書データを用いた文字入力が行われる。
そして、このように実用辞書データに登録された変換候補文字列を選択して文字入力ができるということは、時事辞書データの変換候補文字列である時事キーワードを、予測変換を用いて効率よく入力できることを意味する。
ところで、ステップF306の学習処理が適切に行われることで、文字入力の効率をより向上させることができる。
ここで実用辞書データでは、標準辞書データにおける変換候補文字列と時事辞書データの変換候補文字列が含まれていることから、優先順位の学習処理として図10に示す各例が考えられる。
図10(a)は、優先順位の学習対象を標準辞書データにおける変換候補文字列のみとする例である。
ここでは、「ふ」という文字に対して、標準辞書データにおける変換候補文字列に加えて3つの時事辞書データの変換候補文字列「復党」「古川幹事長」「福田松夫」が第2,第3,第4候補として登録されている状態を示している。
もし、実用辞書データで5番目に登録されている「普通」という文字列が選択された場合、「普通」という標準語句と実用辞書データで1番目に登録されている「不思議」という標準語句が入れ替わるようにする。
一方、「復党」「古川幹事長」「福田松夫」のいずれかが選択決定された場合は、特に学習処理を行わない。
このように、標準辞書データにおける変換候補文字列のみを優先順位に関する学習対象とすることが学習処理の一例として考えられる。
図10(b)は、逆に優先順位の学習対象を時事辞書データの変換候補文字列のみとする例である。
もし、「不思議」「普通」という文字列が選択された場合、特に学習処理による順位の入換は行わない。一方、第2,第3,第4候補は時事辞書データの変換候補文字列であるが、この中で例えば第3候補の「古川幹事長」が選択された場合、第2候補の「復党」と順位を入れ換える。つまり、時事辞書データの変換候補文字列がn個登録されている場合には、第2候補から第(n+1)候補までが時事キーワードとなるが、この第2候補から第(n+1)候補までの範囲内で、選択された変換候補文字列を上位に移動させる処理である。
図10(c)は、標準辞書データにおける変換候補文字列と時事辞書データの変換候補文字列を区別せずに、優先順位の変更処理を行う例である。
例えば「復党」が選択した場合、「復党」と「不思議」を入れ換えて「復党」を第1候補とする。
図10(c)は、標準辞書データにおける変換候補文字列と時事辞書データの変換候補文字列を、それぞれ最初に設定した順序範囲内で優先順位の変更処理を行う例である。
時事辞書データの変換候補文字列がn個登録されている場合には、第2候補から第(n+1)候補までが時事キーワードとなるが、時事辞書データの変換候補文字列が選択された場合、この第2候補から第(n+1)候補までの範囲内で、選択された変換候補文字列を上位に移動させる。
また第1候補と、第(n+2)候補以降が標準辞書データにおける変換候補文字列となるが、標準辞書データの変換候補文字列が選択された場合、第1候補、及び第(n+2)候補以降の順序で順番の入換を行う。
例えば「古川幹事長」が選択された場合、「復党」と順位を入れ換える。また「普通」が選択された場合、「不思議」と順位を入れ換える。
以上の例のように学習処理における優先順位の変更処理は多様に考えられる。
もちろん、単に1回の選択操作で順位を変動させるだけでなく、例えば選択回数をカウントして、その累計のカウント値を順位に反映させることも考えられる。
[6.実施の形態の効果、及び変形例]

以上の実施の形態によれば、端末1で時事キーワードとしての文字列を登録した時事辞書データが作成される。また撮像装置10において時事辞書データと標準辞書データを合成して実用辞書データを生成する。そしてこの実用辞書データを文字入力の際に用いることで、撮像装置10では、時事キーワードとしての文字列を、予測変換により入力できるようになる。
これによって時事的な文字列について文字入力の効率の改善を図ることができ、時事的な文字列を入力する機会が多い装置において好適である。例えばニュース取材の際に映像ファイルに対するタイトルやコメント等の文字入力の際には、時事的な文字列を用いることが多いため、時事キーワードを予測変換により入力できることは、文字入力の操作効率を大いに高めることになり、非常に好適となる。
なお本発明としてはこれまでに説明した実施の形態に限定されず、多様な変形例が考えられる。
例えば実施の形態では端末1が時事辞書データを作成することとしたが、撮像装置10の側で時事辞書データを作成することとしてもよい。即ち撮像装置10がサーバ装置2からのニュースデータを受信し、撮像装置10のシステムコントローラ41が図5の処理を行って時事辞書データを作成するようにしてもよい。
つまり撮像装置10が、本発明の、時事辞書データを作成する辞書作成装置とされることもあり得る。
また、実施の形態では、撮像装置10において図8の処理で実用辞書データを生成するものとしたが、端末1側で実用辞書データを生成し、その実用辞書データを撮像装置10に受け渡すようにすることも可能である。即ち端末1のCPU21で図8の処理を行う例である。
さらには、端末1が、本発明の文字入力装置に相当することもある。つまり端末1が時事辞書データ(又は実用辞書データ)を作成し、その時事辞書データ(又は実用辞書データ)を用いて、文字入力の際の予測変換処理を行うようにしても良い。
また、実施の形態では撮像装置10を、本発明の実用辞書データを作成する辞書作成装置、及び文字入力装置に相当する例として説明したが、撮像装置10(ビデオカメラ)以外の機器でも、本発明に相当する辞書作成装置、文字入力装置となり得ることは言うまでもない。例えばデジタルスチルカメラ、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、ビデオ編集機など、あらゆる機器で、文字入力に関して本発明を適用できる。
また撮像装置10等の文字入力装置は、時事キーワードを含む実用辞書データを用いて予測変換処理を行うものとしたが、時事辞書データを用いて予測変換処理を行うようにしても良い。
本発明の実施の形態のシステム構成の説明図である。 実施の形態の端末のブロック図である。 実施の形態の撮像装置のブロック図である。 実施の形態のRDFファイルの一例の説明図である。 実施の形態の時事辞書データ作成処理のフローチャートである。 実施の形態の時事辞書データの説明図である。 実施の形態の実用辞書データの説明図である。 実施の形態の実用辞書データ作成処理のフローチャートである。 実施の形態の文字入力処理のフローチャートである。 実施の形態の学習処理の説明図である。
符号の説明
1 端末、2サーバ装置、3 ネットワーク、10 撮像装置、21 CPU、22 バス、23 メモリ、24 入力処理部、25 入力部、26 表示処理部、27表示部、30 HDD、31 メディアドライブ、33 ネットワークインターフェース、 34 通信処理部、35 外部インターフェース、90 記録メディア

Claims (8)

  1. 時事キーワード含む入力情報から時事キーワードを取得する取得手段と、
    上記取得手段で取得した時事キーワードを基にして予測変換用の時事辞書データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする辞書データ生成装置。
  2. 上記取得手段は上記入力情報からジャンル毎の時事キーワードを取得し、上記生成手段はジャンル毎の時事キーワードから上記時事辞書データを生成することを特徴とする請求項1に記載の辞書データ生成装置。
  3. 時事キーワードを基にして生成される時事辞書データと、標準語句を基にして生成される標準辞書データとを合成して予測変換用の実用辞書データを生成する生成手段を備えることを特徴とする辞書データ生成装置。
  4. 上記生成手段は、文字入力に対する候補順序として時事辞書データ内の時事キーワードを所定の候補順序に入れるようにして実用辞書データを生成することを特徴とする請求項3に記載の辞書データ生成装置。
  5. 文字入力に応じて、時事キーワードを含む予測変換用の辞書データを参照して1又は複数の変換候補文字列を取得する変換候補取得手段と、
    上記変換候補取得手段により取得された変換候補文字列を提示する提示手段と、
    操作入力に応じて上記提示手段が提示した変換候補文字列から入力文字列を確定する入力確定処理手段と、
    を備えることを特徴とする文字入力装置
  6. 時事キーワード含む入力情報から時事キーワードを取得する取得ステップと、
    上記取得ステップで取得した時事キーワードを基にして予測変換用の時事辞書データを生成する生成ステップと、
    を備えることを特徴とする辞書データ生成方法。
  7. 時事キーワードを基にして生成される時事辞書データと、標準語句を基にして生成される標準辞書データとを合成して予測変換用の実用辞書データを生成することを特徴とする辞書データ生成方法。
  8. 文字入力に応じて、時事キーワードを含む予測変換用の辞書データを参照して1又は複数の変換候補文字列を取得する変換候補取得ステップと、
    上記変換候補取得ステップで取得された変換候補文字列を提示する提示ステップと、
    操作入力に応じて上記提示ステップで提示した変換候補文字列から入力文字列を確定する入力確定処理ステップと、
    を備えることを特徴とする文字入力方法。
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