JP2008268371A - リファレンスデータ編集装置、こぶし評価装置、リファレンスデータ編集方法、こぶし評価方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カラオケ装置1のCPU11は、ガイドメロディからピッチを検出し、該ピッチの変動の態様からまず「リファレンスこぶし区間」を特定する。すなわち、ピッチが短い区間だけ上昇し、再び元のピッチに戻ることを指標としてこぶしを検出する。また、該検出したリファレンスこぶし区間と、別途検出した歌唱音声においてこぶしが用いられている区間とを比較し、歌唱者が適切なタイミングでこぶしを回して歌唱したか否かに基づいて評価する。
【選択図】図13
Description
従来のカラオケ装置では、模範となる歌唱やガイドメロディなどのリファレンスに基づいて歌唱を評価している。リファレンスにおいては、例えば「こぶし」を用いて歌唱すべき区間におけるピッチが一過的に高くなるように設定されるなどしており、カラオケ装置は、該リファレンスのピッチと歌唱者のピッチとを比較して評価していた。
図1は、カラオケ装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。カラオケ装置1は、カラオケ伴奏を再生するカラオケ機能を備えるとともに、歌唱の模範的な旋律を示すガイドメロディ(リファレンス)から「こぶし」の技法を用いて歌唱すべき区間(以下、リファレンスこぶし区間)を特定するリファレンスこぶし区間特定機能、歌唱者の歌唱音声から「こぶし」の技法を用いて歌唱している区間(以下、歌唱こぶし区間)を特定する歌唱こぶし区間特定機能、および歌唱音声においてこぶしに関する評価を行うこぶし評価機能を備える。なお、「こぶし」とは、装飾的に加える、うねるような節回しを行う技法である。
操作部16は、テンキーや上下キー、演奏開始キーなどの各種のキーを備えており、押下されたキーに対応した操作信号をCPU11へ出力する。
音声処理部18は、マイクロホン17が生成した音声信号をA/D変換し、デジタルデータ(音声データ)に変換してCPU11に出力する。また、音声処理部18は、CPU11から受取った音声データをD/A変換し、音声信号に変換してスピーカ19に出力する。
スピーカ19は、音声処理部18から受取った音声信号に基づいて音声を放音する。
楽曲データ記憶領域14aには、複数の楽曲データが格納されている。図2は、各楽曲データの内容を模式的に示した図である。各楽曲データは、ヘッダと伴奏データと歌詞データとガイドメロディデータとを有している。
伴奏データには、楽曲の伴奏を行う各種楽器の演奏音が楽曲の進行に伴って記されている。伴奏データは、例えばMIDI(Musical Instrument Digital Interface)形式などのデータ形式で記されている。
歌詞データには、歌詞の内容(文字)が、表示すべきタイミング、表示部15の画面において表示すべき位置、および楽曲の進行に伴い表示態様を変える所謂ワイプ処理をするタイミングと対応付けられて記されている。
ビブラート区間データ記憶領域14cには、各楽曲の歌唱音声データにおいて「ビブラート」の技法が用いられている区間(以下、ビブラート区間)を示すデータが記憶される。
パラメータ記憶領域14eには、各楽曲の歌唱音声データから抽出されたピッチや、該ピッチから抽出された各種のパラメータが記憶される。
以上に説明したカラオケ装置1の各部は、バス20を介して互いにデータをやり取りする。
次に、カラオケ装置1が実行する処理について説明する。
(B−1:カラオケ伴奏処理)
歌唱者が、操作部16を操作して歌唱する楽曲を選択すると、楽曲の曲番号データなど楽曲を特定する操作信号が操作部16からCPU11に出力される。CPU11は、操作部16から供給された操作信号が示す楽曲データを楽曲データ記憶領域14aから読み出し、読み出した楽曲データについてカラオケ伴奏処理を行う。
ステップSA100において、CPU11は、楽曲データ記憶領域14aから楽曲データに含まれる伴奏データを読み出して音声処理部18に出力する。そして音声処理部18は、上記伴奏データをD/A変換によりアナログの音声信号に変換し、スピーカ19に出力する。スピーカ19は、受取った伴奏データに基づいてカラオケ伴奏を放音する。また、CPU11は、楽曲データ記憶領域14aから楽曲データに含まれる歌詞データを読み出して、該歌詞データに従って歌詞テロップを表示部15に表示させる。
次に、リファレンスであるガイドメロディにおいて、「こぶし」の技法を用いて歌唱するべき区間を特定するリファレンスこぶし区間特定処理について説明する。図5は、リファレンスこぶし区間特定処理の流れを示したフローチャートである。
ステップSB100において、CPU11は、ガイドメロディからピッチを検出する。上述のように、ガイドメロディは、MIDIフォーマットに従って記述されているため、CPU11はMIDIフォーマットによって示される音名(ノート)をピッチ(周波数)データに変換することでガイドメロディからピッチを検出する。
CPU11は、ガイドメロディが示すピッチの変動の態様から以下の条件(1)および(2)を同時に満たす区間を「リファレンスこぶし区間」として特定する。すなわち、CPU11は、ピッチが上がった後に下がる区間において、
(1)ピッチが上がる前のピッチとピッチが下がった後のピッチが同じレベルである
(2)ピッチが上がっている区間の時間長が所定の値より小さい
区間を「リファレンスこぶし区間」として特定する。
図6は、図3に示されたガイドメロディデータに基づいて生成されたこぶし抜きガイドメロディデータである。CPU11は、図3に示されたガイドメロディにおいて、区間2がリファレンスこぶし区間であることを特定すると、該特定した区間のピッチをベースラインである区間1および3のピッチと等しくなるように変更する。すなわち、図6に示されるように、ノートBを発音する全区間でピッチがP1になるように変更する。その結果、こぶしの技法が用いられないガイドメロディを表す「こぶし抜きガイドメロディデータ」が生成される。CPU11は、生成したこぶし抜きガイドメロディデータを、楽曲データ記憶領域14aに書き込む。
以上で、リファレンスこぶし区間特定処理を終了する。
CPU11は、歌唱音声から「歌唱こぶし区間」を特定するにあたり、予め「こぶし」と類似した特徴を示す「ビブラート」が用いられている区間を特定するビブラート区間特定処理を行う。ビブラートとは、音を伸ばしながらピッチをわずかに上下させ震えるような音色を出すことにより音に豊かな響きを与える歌唱技法である。
ステップSC100において、CPU11は、歌唱音声データを歌唱音声データ記憶領域14bから読み出し、該歌唱音声データから所定時間長(例えば、10msec)のフレーム単位でピッチを検出し、検出したピッチを表す歌唱ピッチデータを生成する。
なお、歌唱ピッチデータにおいては、上記歌唱音声データから検出されたピッチの値を、「こぶし抜きガイドメロディデータ」のピッチをゼロ基準とした場合の相対的な値に変換して表す。生成された歌唱ピッチデータは、パラメータ記憶領域14eに書き込まれる。
図8におけるグラフA2は、グラフA1の歌唱ピッチデータを上記ローパスフィルタによりフィルタ処理することで生成されたフィルタ歌唱ピッチデータを示している。
CPU11は、ステップSC110において生成されたフィルタ歌唱ピッチデータの表すピッチが、負から正又は正から負に変化する(ゼロクロスする)箇所をゼロクロス箇所として特定する。例えば図8に示すフィルタ歌唱ピッチデータにおいては、フィルタ歌唱ピッチデータ(A2)がゼロクロスする時刻(例えば、時刻P1,P2,P3,P4など)が、ゼロクロス箇所として特定される。
パラメータAfは各ビブラート候補区間におけるビブラートの振動数の平均値であり、上記フィルタ歌唱ピッチデータが横軸とゼロクロスする時間間隔の逆数の平均値として算出される。
(2)ビブラートの振動数の標準偏差(Df;Deviation of frequency)
パラメータDfは、上記フィルタ歌唱ピッチデータが横軸とゼロクロスする時間間隔の逆数の分布の標準偏差として算出される。本パラメータから、ビブラートの振動数の「ばらつき」の大きさを推定することができる。すなわち、本パラメータの値が0に近いほど均一な振動数を持つ、優れたビブラートであることを示す。
(3)ピッチ振動幅の平均値(Ap;Average of pitch)
パラメータApは、各ビブラート候補区間において算出されたピッチ振動幅の平均値を示す。
(4)ピッチ振動幅の標準偏差(Dp;Deviation of pitch)
パラメータDpは、各ビブラート候補区間において算出されたピッチ振動幅の標準偏差を示す。本パラメータから、ビブラート区間におけるピッチの振動幅の「ばらつき」の大きさを推定することができる。すなわち、本パラメータの値が0に近いほど均一の振動幅でピッチが振動する、優れたビブラートであることを示す。
パラメータSpは、上記ピッチ振動幅のグラフにおける線形近似直線の傾きを示す。図10は、図9において算出されたピッチ振動幅のグラフを取り出して示している。CPU11は、ビブラート候補区間におけるピッチ振動幅の点について、線形近似直線を決定する。例えば、図10に示す区間A3においては、線形近似直線のグラフは直線L1のように決定され、(式1)として表される。
(式1)P=15t+150
このように線形近似直線を算出することにより直線の傾きSpが決定される。上記の例では、ピッチ振動幅の線形近似直線の傾きSpは、15である。
本パラメータから、ビブラートを行っている間のピッチの振動幅の安定性を推定することができる。すなわち、Spの絶対値が小さい値であるほど、ビブラートを行っている間にピッチの変動幅が均一に保たれた、優れたビブラートであることを表す。
(1)Dfが所定の閾値より小さい
(2)Apが所定の範囲内である
(3)Dpが所定の閾値より小さい
(4)Spの絶対値が所定の閾値より小さい
CPU11は、上記(1)ないし(4)の全ての条件を満たすビブラート候補区間をビブラート区間として最終決定する。
以上で、ビブラート区間特定処理は終了する。
CPU11は、上述のビブラート区間特定処理を終えると、歌唱こぶし区間特定処理を行う。歌唱こぶし区間特定処理とは、歌唱音声データからこぶしを用いて歌唱している区間を特定する処理である。図12は、歌唱こぶし区間特定処理の流れを示すフローチャートである。
次にステップSD110において、CPU11は、歌唱音声データにおいてこぶしを含む可能性がある区間(以下、歌唱こぶし候補区間)を以下のように特定する。なお、以下では、フィルタ歌唱ピッチデータの一部を模式的に示した図13を参照して説明する。なお、図13において、PA(>0)およびPB(<0)は、それぞれピッチが上昇している区間Aおよび減少している区間Bにおけるピッチの変動幅を示す。また、区間Cは、区間Aの開始から区間Bの終了までの区間を示す。tA、tB、およびtCは、それぞれ区間A、B、およびCの時間幅を示す。
(1)ピッチが上がる区間(区間A)においてピッチの変化の割合の絶対値(|PA/tA|)が所定値よりも大きい
(2)ピッチが下がる区間(区間B)においてピッチの変化の割合の絶対値(|PB/tB|)が所定値よりも大きい
(3)ピッチが上がり始めてから下がり終わるまでの区間の長さ(tC)が所定の範囲内であること。すなわち、ピッチの一過的な上昇が、所定の時間内に起こる
区間を「歌唱こぶし候補区間」として特定する。
図15は、歌唱こぶし候補区間データの一例を示している。歌唱こぶし候補区間データにおいては、歌唱音声データにおいて特定された歌唱こぶし候補区間の各々について、ピッチの変動の開始時刻と終了時刻が書き込まれている。例えば、図15において、00m14s500〜00m15s400msとのデータは、図14における区間3のピッチ変動と対応している。
なお、歌唱こぶし候補区間とビブラート区間の開始時刻または終了時刻がずれている場合には、歌唱こぶし候補区間の一部がビブラート区間に含まれていれば該歌唱こぶし候補区間はビブラート区間に含まれていると判定する。
次に、歌唱者の歌唱音声における「こぶし」の技法を評価するこぶし評価処理について説明する。CPU11は、リファレンスこぶし区間に対応する区間で、歌唱者がこぶしの技法を用いて歌唱したか否かを判定することにより、歌唱音声におけるこぶしの評価を行う。
一方、上記リファレンスこぶし区間の中間の時刻の直前または直後の上記所定長の区間に中間の時刻を持つような歌唱こぶし区間が無い場合には、こぶしに関する評価に加点をしない。なぜなら、その場合、こぶしを用いて歌唱すべき区間においてこぶしが用いられていないと考えられるからである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。
しかし、上記ガイドメロディは、各々所定のピッチと音長を有する複数の楽音の波形データにより旋律を示すデータ(WAVE形式、MP3形式など)であっても良い。その場合は、該ガイドメロディから、FFT(Fast Fourier Transform)などの方法を用いてピッチを検出し、該検出されたピッチを用いて上述の「リファレンスこぶし区間特定処理」でリファレンスこぶし区間を特定すれば良い。
また、ガイドメロディは、ピッチの時間変化を表すデータであっても良い。その場合は、上記リファレンスこぶし区間特定処理において各楽音の音名をピッチに変換する処理は不要であり、該ガイドメロディに書き込まれたピッチを用いて、上述の「リファレンスこぶし区間特定処理」によりリファレンスこぶし区間を特定すれば良い。
また、リファレンスとして用いる音声データが、例えば歌手による模範歌唱やカラオケ伴奏における特定のパートなどを表すデータ(WAVE形式、MP3形式など)でも良い。そのように、リファレンスとして用いる音声データにおいてピッチの時間変化が連続的になる部分が含まれる場合には、上述の「歌唱こぶし区間特定処理」によってリファレンスこぶし区間を特定すれば良い。
以上に説明したように、上述した実施形態において示した「リファレンスこぶし区間特定処理」だけではなく、「歌唱こぶし区間特定処理」をリファレンスにおけるこぶし区間の特定に用いても良く、リファレンスとして用いられるデータの特性に応じて両者を使い分けるようにすれば良い。
(a)ピッチの立ち上がりが、ノート(楽音)の発音を開始するタイミングの直後の所定の期間内にある場合に、該ピッチの上昇区間を歌唱こぶし候補区間とする。
図16は、フィルタ歌唱ピッチデータの一部を取り出して示した図である。図16(a)に示されているように、時刻t1からt3まで伸ばして発音するノートにおいて、その発音開始(時刻t1)から所定の時間以上経過してからピッチの立ち上がり(時刻t2)が見られる場合には、該区間を歌唱こぶし候補区間とは特定しない。なぜなら、各ノートの発音開始の直後にこぶしを回すのが一般的であるからである。
図16(b)に示されているように、時刻t5において極大値を示すピッチの一過的な上昇の直前に時刻t4において極小値を示すようなピッチの大きな下降が見られる場合には、上記時刻t5において極大値を示すピッチの一過的な上昇の区間を歌唱こぶし候補区間とは特定しない。
図16(c)に示されているように、時刻t6において極大値を示すピッチの一過的な上昇の直後に時刻t7において極大値を示すようなピッチの大きな上昇が見られる場合には、時刻t6において極大値を示すピッチの一過的な上昇の区間を歌唱こぶし候補区間とは特定しない。
図16(d)に示されているように、時刻t8において極大値を示すピッチの一過的な上昇が終了した後に時刻t9において極小値を示すピッチの下降や、時刻t10において極大値を示すピッチの上昇が見られ、該区間におけるピッチの変動幅は所定の閾値より大きくなるため、時刻t8において極大値を示すピッチの一過的な上昇の区間を歌唱こぶし候補区間とは特定しない。
なお、上述の実施形態において示した条件(1)ないし(3)、および上記の条件(a)、(b)、(c)、および(d)の中から、複数の条件を選択して用いることにより歌唱こぶし候補区間を特定するとしても良く、該条件の組み合わせ方法は適切に設定すれば良い。
例えば、上記の方法において、リファレンスこぶし区間および歌唱こぶし区間の中間の時刻に代えて、両こぶし区間のピッチが最大値を示す時刻同士で比較しても良い。また、上記リファレンスこぶし区間の開始時刻の直前および直後の所定の区間において、歌唱こぶし区間の開始時刻が見られるか否かによりこぶしの評価を行っても良い。
しかし、生成したリファレンスこぶし区間データをガイドメロディに加える方法は、上述の方法に限られるものではない。例えば、こぶしを用いて歌唱すべき区間が書き込まれたガイドメロディデータを新たに生成しても良い。その場合、こぶし区間を表すリファレンスこぶし区間データを、例えば楽曲データのヘッダやガイドメロディデータの冒頭に書き込むなどしても良いし、ガイドメロディデータにおけるこぶし区間のデータを改変するなどしても良い。
Claims (7)
- 旋律を表すリファレンスデータを受取る受取手段と、
前記受取手段が受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記ピッチ検出手段により検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定手段と
前記リファレンスこぶし区間特定手段が特定したリファレンスこぶし区間を示すリファレンスこぶし区間データを前記リファレンスデータに加える編集手段と
を有することを特徴とするリファレンスデータ編集装置。 - 音声を表す音声データを受取る受取手段と、
前記受取手段が受取った音声データが表す音声からピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記ピッチ検出手段により検出された前記音声のピッチを参照し、前記音声においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(2)ピッチが下降する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(3)ピッチが上昇し始めてから下降し終わるまでに要する時間が所定の範囲内である
ことを特徴とする候補区間を特定する候補区間特定手段と、
前記音声において、ビブラートの技法が用いられている区間を表すビブラート区間データを受取る第2の受取手段と、
前記候補区間特定手段により特定された候補区間の各々について、前記第2の受取手段が受け取ったビブラート区間データが表すビブラート区間に含まれなければ、該候補区間をこぶしの技法が用いられているこぶし区間として特定するこぶし区間特定手段と
旋律を表すリファレンスデータを受取る第3の受取手段と、
前記第3の受取手段が受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出する第2のピッチ検出手段と、
前記第2のピッチ検出手段により検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定手段と
前記リファレンスこぶし区間特定手段により特定されたリファレンスこぶし区間と、前記こぶし区間特定手段により特定されたこぶし区間とに基づいて前記音声の評価をする評価手段と
を有することを特徴とするこぶし評価装置。 - 前記評価手段は、前記リファレンスこぶし区間特定手段により特定されたリファレンスこぶし区間と、前記こぶし区間特定手段により特定されたこぶし区間が高い一致度を示すほど高い評価を出力する
ことを特徴とする請求項2に記載のこぶし評価装置。 - 旋律を表すリファレンスデータを受取る受取段階と、
前記受取段階において受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出するピッチ検出段階と、
前記ピッチ検出段階において検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定段階と
前記リファレンスこぶし区間特定段階において特定されたリファレンスこぶし区間を示すリファレンスこぶし区間データを前記リファレンスデータに加える編集段階と
を有することを特徴とするリファレンスデータ編集方法。 - 音声を表す音声データを受取る受取段階と、
前記受取段階において受取った音声データが表す音声からピッチを検出するピッチ検出段階と、
前記ピッチ検出段階において検出された前記音声のピッチを参照し、前記音声においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(2)ピッチが下降する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(3)ピッチが上昇し始めてから下降し終わるまでに要する時間が所定の範囲内である
ことを特徴とする候補区間を特定する候補区間特定段階と、
前記音声において、ビブラートの技法が用いられている区間を表すビブラート区間データを受取る第2の受取段階と、
前記候補区間特定段階において特定された候補区間の各々について、前記第2の受取段階が受け取ったビブラート区間データが表すビブラート区間に含まれなければ、該候補区間をこぶしの技法が用いられているこぶし区間として特定するこぶし区間特定段階と
旋律を表すリファレンスデータを受取る第3の受取段階と、
前記第3の受取段階において受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出する第2のピッチ検出段階と、
前記第2のピッチ検出段階において検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定段階と
前記リファレンスこぶし区間特定段階において特定されたリファレンスこぶし区間と、前記こぶし区間特定段階において特定されたこぶし区間とに基づいて前記音声の評価をする評価段階と
を有することを特徴とするこぶし評価方法。 - コンピュータを、
旋律を表すリファレンスデータを受取る受取手段と、
前記受取手段が受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記ピッチ検出手段により検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定手段と
前記リファレンスこぶし区間特定手段が特定したリファレンスこぶし区間を示すリファレンスこぶし区間データを前記リファレンスデータに加える編集手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
音声を表す音声データを受取る受取手段と、
前記受取手段が受取った音声データが表す音声からピッチを検出するピッチ検出手段と、
前記ピッチ検出手段により検出された前記音声のピッチを参照し、前記音声においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(2)ピッチが下降する区間におけるピッチの変化の割合の絶対値が所定の閾値よりも大きく、
(3)ピッチが上昇し始めてから下降し終わるまでに要する時間が所定の範囲内である
ことを特徴とする候補区間を特定する候補区間特定手段と、
前記音声において、ビブラートの技法が用いられている区間を表すビブラート区間データを受取る第2の受取手段と、
前記候補区間特定手段により特定された候補区間の各々について、前記第2の受取手段が受け取ったビブラート区間データが表すビブラート区間に含まれなければ、該候補区間をこぶしの技法が用いられているこぶし区間として特定するこぶし区間特定手段と
旋律を表すリファレンスデータを受取る第3の受取手段と、
前記第3の受取手段が受取ったリファレンスデータが表す旋律からピッチを検出する第2のピッチ検出手段と、
前記第2のピッチ検出手段により検出された前記旋律のピッチを参照し、前記旋律においてピッチが上昇した後下降する1または複数の区間から、
(1)ピッチが上昇する直前のピッチとピッチが下降した直後のピッチが等しく、
(2)ピッチが上昇している時間長が所定の閾値よりも短い
という条件を満たす区間をリファレンスこぶし区間として特定するリファレンスこぶし区間特定手段と
前記リファレンスこぶし区間特定手段により特定されたリファレンスこぶし区間と、前記こぶし区間特定手段により特定されたこぶし区間とに基づいて前記音声の評価をする評価手段
として機能させるためのプログラム。
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