JP2008267210A - 吸音ダクト - Google Patents

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Abstract

【課題】レゾネーターの連通管部の角度やレゾネーターの位置に制限を受ける場合にも、ダクト本体のレゾネーター連通孔による笛吹音の発生を抑えることのできるダクトを提供する。
【解決手段】内部を空気流路14Aとする管状体の管壁にレゾネーター連通孔17Aが形成されたダクト本体11Aと、レゾネーター連通孔17Aを介して空気流路14Aと通じるように管壁外部に設けられたレゾネーター31とより構成され、ダクト本体11Aの一端側から他端側へ空気流路14内を空気が流れるダクトにおいて、ダクト本体11Aの管壁内面にはレゾネーター連通孔17Aの上流側周辺に、空気の流れ制御突起19Aを空気流路14内に突出して形成し、レゾネーター連通孔17Aによる笛吹音の発生を抑えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車におけるエンジンの吸気ダクト等として好適なダクトに関する。
従来、自動車におけるエンジンの吸気ダクト等においては、ダクト内を空気が通過する際に生ずる騒音を低減するため、図16に示すように、内部を空気流路73とする管状体の管壁にレゾネーター連通孔72が形成されたダクト本体71と、前記レゾネーター連通孔72を介して前記空気流路73と通じるように前記管壁外部に設けられたレゾネーター81とよりなるダクト70が用いられている。レゾネーター81は箱状の共鳴部82と前記共鳴部82から外方へ突出した筒状の連通管部83とよりなり、前記連通管部83で前記ダクト本体71のレゾネーター連通孔72と接続され、前記レゾネーター81の共鳴部82内とダクト本体71の空気流路73が通じている。
しかしながら、レゾネーター81を設けたダクト70においては、前記空気流路73を空気が流れる際に、前記レゾネーター連通孔72の存在によって、いわゆる笛吹き音が発生し、前記レゾネーター81で下げようとする周波数の音が下がらない、あるいは他の周波数で異音が発生する問題があった。特に前記レゾネーター連通孔72が、ダクト本体の屈曲部における屈曲外方側の管壁部分に設けられると、ダクト本体内を流れる空気が前記レゾネーター連通孔72に入りやすくなり、笛吹音の発生を起こしやすくしていた。そして、ダクト70が配置されるエンジンルームにはエンジン制御等のために種々の部品や装置が配置されることから、それらの部品や装置との干渉を避けるために空いたスペースに、ダクト本体71やダクト本体71と接続されるホースを配置しなければならず、さらにレゾネーター81もエンジンルーム内の空いたスペースに位置させねばならないため、前記レゾネーター81の連通管部83の角度やレゾネーター81の位置を、前記笛吹音の発生し難い角度や位置に設定するのが難しかった。
特開平8−158969号公報 特開2002−61545号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、レゾネーターの連通管部の角度やレゾネーターの位置に制限を受ける場合にも、ダクト本体のレゾネーター連通孔による笛吹音の発生を抑えることのできるダクトの提供を目的とする。
請求項1の発明は、内部を空気流路とする管状体の管壁にレゾネーター連通孔が形成されたダクト本体と、前記レゾネーター連通孔を介して前記空気流路と通じるように前記管壁外部に設けられレゾネーターとより構成され、前記ダクト本体の一端側から他端側へ前記空気流路内を空気が流れるダクトにおいて、前記ダクト本体の管壁内面には前記レゾネーター連通孔の上流側周辺に、空気の流れ制御突起が前記空気流路内に突出して形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記レゾネーター連通孔は、前記ダクト本体の屈曲部に位置すると共に該屈曲部の屈曲外方側の管壁部分に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記空気の流れ制御突起は、上流側から下流側へ向けて前記空気流路の内方へ傾斜した傾斜面を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ダクト本体の管壁内面にはレゾネーター連通孔の上流側周辺に、空気の流れ制御突起が空気流路内に突出して形成されているため、レゾネーター連通孔よりも上流側から流れてきた空気は、レゾネーター連通孔の近くで空気の流れ制御突起に沿って空気流路の中央側へ誘導される。これにより、空気流路を流れる空気はレゾネーター連通孔の影響を受けにくくなり、レゾネーター連通孔の存在による笛吹音を生じ難くできる。
請求項2の発明によれば、レゾネーター連通孔が、ダクト本体の屈曲部における屈曲外方側の管壁部分に設けられていても、ダクト本体内を流れる空気が流れ制御突起に沿って空気流路の中央側へ誘導され、前記レゾネーター連通孔に入りにくくなり、笛吹音の発生を生じ難くできる。
請求項3の発明によれば、空気の流れ制御突起は、上流側から下流側へ向けて空気流路の内方へ傾斜した傾斜面を有するため、空気を空気の流れ制御突起の傾斜面に沿ってスムーズに空気流路の中央側へ誘導することができ、空気が空気の流れ制御突起と衝突したり、空気の流れが空気の流れ制御突起によって急変したりすることによる異音の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の第1〜第4実施例に係るダクトの共通外観を示す側面図、図2は第1実施例におけるダクト本体内のA矢視図、図3は図2のB−B断面図、図4は図3のC部拡大図、図5は第2実施例におけるダクト本体内のA矢視図、図6は図5のD−D断面図、図7は図6のE部拡大図、図8は第3実施例におけるダクト本体内のA矢視図、図9は図8のF−F断面図、図10は図9のG部拡大図、図11は第4実施例におけるダクト本体内のA矢視図、図12は図11のH−H断面図、図13は図12のI部拡大図である。
図1から図13に示す第1、第2、第3および第4実施例のダクト10A,10B,10C,10Dは、自動車におけるエンジンの吸気ダクトとして好適な自動車用ダクトであり、ダクト本体11A,11B,11C,11Dとレゾネーター31とよりなる。なお、各数字の後に付記した符号Aは第1実施例、Bは第2実施例、Cは第3実施例、Dは第4実施例のものであることを示す。例えば、10Aは第1実施例のダクト、10Bは第2実施例のダクト、11Aは第1実施例のダクト本体、11Bは第2実施例のダクト本体を示す。一方、レゾネーター31は、公知のものであって、第1〜第4実施例のダクト10A〜10Dにおいて同一の構成からなり、本実施例では、箱状の共鳴部32の外面に筒状の連通管部33が突出し、前記連通管部33を介して共鳴部32の内外が通じている。
前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dは、プラスチックやゴム等からなる管状体で構成され、内部が空気流路14A,14B,14C,14Dとされている。前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dは、一端15A,15B,15C,15Dが空気の流入側(上流側)、他端16A,16B,16C,16Dが空気の流出側(下流側)とされ、前記空気流路14A,14B,14C,14D内を、前記一端15A,15B,15C,15D側から他端16A,16B,16C,16D側へ空気が流れる。
前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの管壁には、レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dが形成されている。本実施例において、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dは、前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの管壁外面に形成されたレゾネーター接続筒部18A,18B,18C,18Dと通じている。
前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dは、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dの位置と、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dよりも空気の下流側の位置とでそれぞれ屈曲している。符号26A,26B,26C,26Dはレゾネーターの位置における屈曲部であり、一方、符号12A,12B,12C,12Dはレゾネーターよりも下流側の屈曲部である。前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dは、前記屈曲部26A,26B,26C,26Dの屈曲外方側の管壁に設けられている。また、本実施例のダクト本体11A,11B,11C,11Dは、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dの位置(すなわち屈曲部26A,26B,26C,26D)と屈曲部12A,12B,12C,12Dの間が蛇腹部13A,13B,13C,13Dとなっていて、エンジンルーム等へダクト10A,10B,10C,10Dを配置する際に、配置スペースに合わせて前記蛇腹部13A,13B,13C,13Dで変形可能となっている。
前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの管壁外面には、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dの外周を包囲するレゾネーター接続筒部18A,18B,18C,18Dが突出形成されている。前記レゾネーター接続筒部18A,18B,18C,18Dに前記レゾネーター31の連通管部33が挿入されることにより、前記レゾネーター31がダクト本体11A,11B,11C,11Dの管壁外部に取り付けられる。前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dに取り付けられたレゾネーター31は、前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの空気流路14A,14B,14C,14Dとレゾネーター31の共鳴部32が、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dを介して通じている。
前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの管壁内面には、前記レゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dの上流側周辺に、空気の流れ制御突起19A,19B,19C,19Dが前記空気流路14A,14B,14C,14D内に突出して形成されている。前記空気の流れ制御突起19A,19B,19C,19Dは、前記ダクト本体11A,11B,11C,11Dの成形時にダクト本体11A,11B,11C,11Dと一体に成形するのが好ましい。以下、前記空気の流れ制御突起19A,19B,19C,19Dについて、実施例毎に説明する。
第1実施例における空気の流れ制御突起19Aは、図2〜図4に示すように、平面視形状が円弧状からなると共に、上流側から下流側へ向けて空気流路14Aの内方へ傾斜した傾斜面20Aを有し、横断面形状が略台形をしている。前記空気の流れ制御突起14Aは、前記レゾネーター連通孔17Aにおける上流側半分に対して、上流側からの空気を遮ることのできる長さからなり、本実施例では、前記レゾネーター連通孔17Aにおける上流側半分の外周を包囲するように設けられている。
また、図4に示すように、前記レゾネーター31の連通管部33の先端34が、前記レゾネーター連通孔17Aの位置まで到達していない場合には、前記レゾネーター連通孔17Aにおける空気の流れ方向に沿う直径d1が25〜50mm、前記傾斜面20Aの傾斜角度j(傾斜面20Aの基部21Aから傾斜面20Aの頂部22Aを見た際の仰角に相当する角度)が15〜45°、前記レゾネーター連通孔17Aの下流側縁部24Aを通る直径ラインを水平線として、前記下流側縁部24Aから前記空気の流れ制御突起19Aの下流側頂部23Aを見た際の仰角kが5〜10°であるのが好ましい。これは、傾斜面20Aの頂部22Aから剥離した空気がダクト壁側(レゾネーター連通孔17A側)に拡がって前記レゾネーター連通孔17A内に入り込みにくくなるようにし、かつダクト本体内の空気抵抗の上昇を低く抑えるためである。よって、前記d1,j,kを前記範囲とすることにより、前記レゾネーター連通孔17Aによる笛吹音の発生を、前記空気の流れ制御突起19Aによって、より効果的に防止することができる。なお、前記レゾネーター31の連通管部33内に前記ダクト本体11Aのレゾネーター接続筒部18Aを挿入してレゾネーター31をダクト本体11Aに取り付けた場合にも、前記d1,j,kは同様の範囲である。一方、前記レゾネーター31の連通管部33の先端34が、鎖線のように、前記レゾネーター連通孔17Aの位置まで到達してダクト本体11Aの管壁内面位置と略等しくなっている場合には、前記レゾネーター連通孔17Aにおける空気の流れ方向の直径d1に代えて、前記レゾネーター31の連通管部33における空気の流れ方向の直径d2を用い、またkの値については、前記レゾネーター31の連通管部33における下流側縁部35から前記空気の流れ制御突起19Aの下流側頂部23Aを見た際の仰角とされる。
第2実施例における空気の流れ制御突起19Bは、図5〜図7に示すように、横断面形状が略三角形からなり、その他は第1実施例と同様の構成からなり、前記第1実施例の説明で記載したとおりである。なお、前記第1実施例における空気の流れ制御突起19Aに関する説明は、第1実施例を示す符号「A」を、第2実施例を示す符号「B」に読み替えることにより、第2実施例における空気の流れ制御突起19Bに関する説明とする。また、第2実施例では、傾斜面20Bの頂部と空気の流れ制御突起19Bの下流側頂部とは一致し、共通の符号23Bで表す。また、前記d1,d2,j,kの範囲は第1実施例と同様である。
第3実施例における空気の流れ制御突起19Cは、図8〜図10に示すように、略三角形の横断面形状からなるリブを空気の流れ方向に対して垂直に配置したものからなる。前記空気の流れ制御突起19Cは、前記レゾネーター連通孔17Cの上流側半分について、上流側からの空気を遮ることのできる幅w1からなり、本実施例では円形からなるレゾネーター連通孔17Cの直径d3以上の幅w1とされている。その他は、第1実施例と同様の構成からなり、前記第1実施の説明で記載したとおりである。なお、前記第1実施例における空気の流れ制御突起19Aに関する説明は、第1実施例を示す符号「A」を、第3実施例を示す符号「C」に読み替えることにより、第3実施例における空気の流れ制御突起19Cに関する説明とする。また、第3実施例では、傾斜面20Cの頂部と空気の流れ制御突起19Cの下流側頂部とは一致し、共通の符号23Cで表す。また、前記d1,d2,j,kの範囲は第1実施例と同様である。
第4実施例における空気の流れ制御突起19Dは、図11〜図13に示すように、平面視形状が上流側を一頂点とする三角形、横断面形状が略三角形のリブからなり、該リブを空気の流れ方向に対して垂直に配置したものからなる。前記空気の流れ制御突起19Dは、前記レゾネーター連通孔17Dの上流側半分について、上流側からの空気を遮ることのできる幅w2からなり、本実施例では円形からなるレゾネーター連通孔17Dの直径d4以上の幅w2とされている。その他は、第1実施例と同様の構成からなり、前記第1実施の説明で記載したとおりである。なお、前記第1実施例における空気の流れ制御突起19Aに関する説明は、第1実施例を示す符号「A」を、第4実施例を示す符号「D」に読み替えることにより、第4実施例における空気の流れ制御突起19Dに関する説明とする。また、第4実施例では、傾斜面20Dの頂部と空気の流れ制御突起19Dの下流側頂部とは一致し、共通の符号23Dで表す。前記d1,d2,j,kの範囲は第1実施例と同様である。
また、前記空気の流れ制御突起19A,19B,19C,19Dは、第1実施例および第2実施例における空気の流れ制御突起19A,19Bのように、レゾネーター連通孔17A,17Bの上流側縁部から離れて管壁内面に設けてもよく、あるいは、第3実施例および第4実施例における空気の流れ制御突起19C,19Dのようにレゾネーター連通孔17A,17Bの上流側縁部と接して管壁内面に設けてもよい。なお、前記空気の流れ制御突起19A,19B,19C,19Dとレゾネーター連通孔17A,17B,17C,17Dの上流側縁部との距離は5mm以下が好ましい。
以下に具体的な実施例を示す。図1〜図4に示すダクト本体11Aを、直径70mm、長さ500mm、管壁厚み3.0mmとし、また、図14に示すようにレゾネーターの位置する屈曲部26Aはダクト本体11Aの上流側端部15Aとの距離L1を100mm、レゾネーターより下流側の屈曲部12Aとダクト本体11Aの上流側端部15Aとの距離L2を290mm、屈曲部26Aの屈曲角度θ1を20°、屈曲部12Aの屈曲角度θ2を70°の円管状として軟質のポリプロピレン(TPO)から形成した。そして、両屈曲部26A,12A間に蛇腹部13Aを形成した。レゾネーター連通孔17Aは直径22mmの円形とし、ダクト本体11Aの屈曲部26Aの屈曲外方側に形成した。レゾネーター接続筒部18Aは、内径22mm、外径28mm、長さ20mmとし、ダクト本体11Aの管壁外面からダクト本体の屈曲法線方向に形成した。空気の流れ制御突起19Aは、平面視形状を円弧状、横断面形状を台形として、レゾネーター連通孔17Aの上流側半分を包囲するように形成した。空気の流れ制御突起19Aとレゾネーター連通孔17Aの周縁との間隔は1mm、角度jは30°、角度kは7.5°である。レゾネーター31は共鳴部32の容積900ml、連通管部33の先端34がレゾネーター連通孔17Aに未到達で、ダクト本体11Aの管壁内面よりもレゾネーター31側へ引っ込んだ状態となっている。
前記実施例のダクトについて、吸気時の騒音を測定した。測定方法は、図14に示すように、ダクト本体の下流側端部にアダプターを介してブロアファンを接続し、ダクト本体の上流側端部から10cmの位置に騒音計を配置して、ブロアファンでダクト本体内の空気を吸引しながら騒音計で騒音を測定した。吸引量は6m/min、騒音計はリオン製NL−16である。なお、比較のため、空気の流れ制御突起19Aを設けていない従来のダクトを作成し、同様にして騒音を測定した。測定結果は図15に示す通りである。
図15の騒音測定結果に示すように、比較例では155Hz付近で笛吹音が発生しているのに対し、実施例では笛吹音が発生していなかった。このように、実施例のダクトは、レゾネーター連通孔による笛吹音の発生を抑えることができ、レゾネーターの連通管部の角度やレゾネーターの位置に自由度が高いため、自動車のエンジンルームのスペースに合わせてレゾネーターの連通管部の角度やレゾネーターの位置を定めることができる。
本発明の第1〜第4実施例に係るダクトの共通外観を示す側面図である。 第1実施例におけるダクト本体内のA矢視図である。 図2のB−B断面図である。 図3のC部拡大図である。 第2実施例におけるダクト本体内のA矢視図である。 図5のD−D断面図である。 図6のE部拡大図である。 第3実施例におけるダクト本体内のA矢視図である。 図8のF−F断面図である。 図9のG部拡大図である。 第4実施例におけるダクト本体内のA矢視図である。 図11のH−H断面図である。 図12のI部拡大図である。 騒音測定方法を示す図である。 騒音測定結果を示す図である。 従来のダクトを示す断面図である。
符号の説明
10A,10B,10C,10D ダクト
11A,11B,11C,11D ダクト本体
17A,17B,17C,17D レゾネーター連通孔
19A,19B,19C,19D 空気の流れ制御突起
20A,20B,20C,20D 空気の流れ制御突起の傾斜面
25A,25B,25C,25D 屈曲部
31 レゾネーター
32 共鳴部
33 レゾネーターの連通管部

Claims (3)

  1. 内部を空気流路とする管状体の管壁にレゾネーター連通孔が形成されたダクト本体と、
    前記レゾネーター連通孔を介して前記空気流路と通じるように前記管壁外部に設けられたレゾネーターとより構成され、前記ダクト本体の一端側から他端側へ前記空気流路内を空気が流れるダクトにおいて、
    前記ダクト本体の管壁内面には前記レゾネーター連通孔の上流側周辺に、空気の流れ制御突起が前記空気流路内に突出して形成されていることを特徴とするダクト。
  2. 前記レゾネーター連通孔は、前記ダクト本体の屈曲部に位置すると共に該屈曲部の屈曲外方側の管壁部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のダクト。
  3. 前記空気の流れ制御突起は、上流側から下流側へ向けて前記空気流路の内方へ傾斜した傾斜面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のダクト。
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