JP2008267208A - 動力出力装置、およびこの装置の組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】取付対象部に対し動力出力装置を、より精度よく取り付けできるようにすると共に、その取り付け作業が容易にできるようにする。
【解決手段】取付対象部11に締結具12により取り付け可能とされる動力出力装置13であって、外殻を形成するハウジング16と、このハウジング16に形成され、取付対象部11に形成された嵌合部36と互いに嵌合して、取付対象部11に対しハウジング16を位置決めさせる被嵌合部37とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】取付対象部11に締結具12により取り付け可能とされる動力出力装置13であって、外殻を形成するハウジング16と、このハウジング16に形成され、取付対象部11に形成された嵌合部36と互いに嵌合して、取付対象部11に対しハウジング16を位置決めさせる被嵌合部37とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、取付対象部の所定位置に対し締結具により精度よく取り付けができるようにした動力出力装置、およびこの装置の組立方法に関するものである。
上記動力出力装置には、従来、下記特許文献1に示されるものがある。この公報は、自動二輪車に搭載される多気筒エンジンの排気装置に関するものである。この排気装置は、気筒から延びる一対の排気管と、これら両排気管のそれぞれ長手方向の中途部を互いに連通させる連通管と、この連通管内の連通路に設けられ、この連通路を開閉するバタフライ式の開閉弁と、車体など静止側部材の一部である取付対象部に取り付けられ、上記開閉弁を開閉弁動作させるサーボモータである動力出力装置と、この動力出力装置に上記開閉弁を連動連結させる連動機構と、この動力出力装置を電子的に制御する制御装置とを備えている。
エンジンの駆動時には、上記制御装置による自動制御により、エンジンの各速度域に応じて上記動力出力装置が駆動させられ、これに連動して上記開閉弁が開閉弁動作させられる。そして、この開閉弁の開閉弁動作により、上記連通路が開閉されることにより、上記各排気管内を流動する排気の排気脈動がエンジンの駆動に有効に利用されるようになっている。この結果、上記各速度域でエンジン性能がそれぞれ向上させられる。
特開平6−280577号公報
ところで、上記従来の技術では、上記したように動力出力装置に連動する開閉弁の開閉弁動作により、上記連通路を開閉するようにしている。そして、この連通路の開閉を精度よく行うことにより、排気脈動がより有効に利用されることとなる。そこで、上記開閉弁を連動連結させる上記動力出力装置の上記取付対象部への取り付け精度を、より向上させることにより、上記開閉をより精度よくさせることが求められる場合がある。しかし、この点につき、上記特許文献1では、何ら言及されていない。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、取付対象部に対し動力出力装置を、より精度よく取り付けできるようにすると共に、その取り付け作業が容易にできるようにすることである。
請求項1の発明は、取付対象部11に締結具12により取り付け可能とされる動力出力装置13であって、
外殻を形成するハウジング16と、このハウジング16に形成され、上記取付対象部11に形成された嵌合部36と互いに嵌合して、上記取付対象部11に対し上記ハウジング16を位置決めさせる被嵌合部37とを備えたことを特徴とする動力出力装置である。
外殻を形成するハウジング16と、このハウジング16に形成され、上記取付対象部11に形成された嵌合部36と互いに嵌合して、上記取付対象部11に対し上記ハウジング16を位置決めさせる被嵌合部37とを備えたことを特徴とする動力出力装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の動力出力装置13の組立方法であって、
上記動力出力装置13が、上記ハウジング16に内有されるモータ17と、軸心18回りに回動するよう上記ハウジング16に支持され、その一端部19が上記ハウジング16から外方に突出し、上記モータ17からの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸20と、この出力軸20の軸心18回りに回動可能となるようこの出力軸20に外嵌される回動アーム25と、この回動アーム25を上記出力軸20に締結可能とする締結具26とを備え、
上記被嵌合部37に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジング16に対し位置決めされ、かつ、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置の上記回動アーム25に嵌合してこの回動アーム25の回動を阻止する治具60を設け、
まず、上記出力軸20をその軸心18回りにおける所定回動位置に位置させる一方、上記治具60を上記被嵌合部37と回動アーム25とに共に嵌合させ、
次に、上記状態のままで、上記出力軸20に対し上記回動アーム25を上記締結具26により締結するようにしたことを特徴とする動力出力装置の組立方法である。
上記動力出力装置13が、上記ハウジング16に内有されるモータ17と、軸心18回りに回動するよう上記ハウジング16に支持され、その一端部19が上記ハウジング16から外方に突出し、上記モータ17からの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸20と、この出力軸20の軸心18回りに回動可能となるようこの出力軸20に外嵌される回動アーム25と、この回動アーム25を上記出力軸20に締結可能とする締結具26とを備え、
上記被嵌合部37に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジング16に対し位置決めされ、かつ、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置の上記回動アーム25に嵌合してこの回動アーム25の回動を阻止する治具60を設け、
まず、上記出力軸20をその軸心18回りにおける所定回動位置に位置させる一方、上記治具60を上記被嵌合部37と回動アーム25とに共に嵌合させ、
次に、上記状態のままで、上記出力軸20に対し上記回動アーム25を上記締結具26により締結するようにしたことを特徴とする動力出力装置の組立方法である。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号や図面番号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項や図面の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、取付対象部に締結具により取り付け可能とされる動力出力装置であって、
外殻を形成するハウジングと、このハウジングに形成され、上記取付対象部に形成された嵌合部と互いに嵌合して、上記取付対象部に対し上記ハウジングを位置決めさせる被嵌合部とを備えている。
外殻を形成するハウジングと、このハウジングに形成され、上記取付対象部に形成された嵌合部と互いに嵌合して、上記取付対象部に対し上記ハウジングを位置決めさせる被嵌合部とを備えている。
このため、上記取付対象部に動力出力装置を取り付ける場合には、まず、上記取付対象部に形成された嵌合部と、上記動力出力装置のハウジングに形成された被嵌合部とを互いに嵌合させればよく、これにより、上記取付対象部に対しハウジングが位置決めされる。そして、この状態で、上記取付対象部に締結具により動力出力装置を取り付ければ、上記取付対象部に対し動力出力装置はより精度よく取り付けられる。
また、上記した精度のよい取り付けは、上記嵌合部と被嵌合部との嵌合によるものであって、これらは構成が単純なものであることから、上記取付対象部への動力出力装置の取り付け作業は容易にできる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の動力出力装置の組立方法であって、
上記動力出力装置が、上記ハウジングに内有されるモータと、軸心回りに回動するよう上記ハウジングに支持され、その一端部が上記ハウジングから外方に突出し、上記モータからの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸と、この出力軸の軸心回りに回動可能となるようこの出力軸に外嵌される回動アームと、この回動アームを上記出力軸に締結可能とする締結具とを備え、
上記被嵌合部に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジングに対し位置決めされ、かつ、上記出力軸の軸心回りにおける所定回動位置の上記回動アームに嵌合してこの回動アームの回動を阻止する治具を設け、
まず、上記出力軸をその軸心回りにおける所定回動位置に位置させる一方、上記治具を上記被嵌合部と回動アームとに共に嵌合させ、
次に、上記状態のままで、上記出力軸に対し上記回動アームを上記締結具により締結するようにしている。
上記動力出力装置が、上記ハウジングに内有されるモータと、軸心回りに回動するよう上記ハウジングに支持され、その一端部が上記ハウジングから外方に突出し、上記モータからの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸と、この出力軸の軸心回りに回動可能となるようこの出力軸に外嵌される回動アームと、この回動アームを上記出力軸に締結可能とする締結具とを備え、
上記被嵌合部に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジングに対し位置決めされ、かつ、上記出力軸の軸心回りにおける所定回動位置の上記回動アームに嵌合してこの回動アームの回動を阻止する治具を設け、
まず、上記出力軸をその軸心回りにおける所定回動位置に位置させる一方、上記治具を上記被嵌合部と回動アームとに共に嵌合させ、
次に、上記状態のままで、上記出力軸に対し上記回動アームを上記締結具により締結するようにしている。
このため、上記動力出力装置の組み立て作業において、上記出力軸に回動アームを取り付けるに際しては、まず、上記出力軸をその軸心回りにおける所定回動位置に位置させる。一方、上記治具を上記ハウジングの被嵌合部に嵌合させ、かつ、上記出力軸の一端部に対し単に嵌合されて軸心回りに自由回動状態の回動アームに対し上記治具を嵌合させる。すると、上記した所定回動位置に位置させられている出力軸に対しその軸心回りで上記回動アームが位置決めされる。これにより、上記出力軸と回動アームとは互いに精度のよい位置決めがなされる。そこで、上記位置決め状態のままで、上記出力軸に対し上記回動アームを上記締結具により締結させれば、上記動力出力装置の組み立て作業が完了する。
つまり、上記動力出力装置の組立方法によれば、前記取付対象部に対し動力出力装置を取り付ける場合に、これらの位置決め用として形成された嵌合部と被嵌合部とのうちの被嵌合部が、上記動力出力装置の組み立て時の上記出力軸と回動アームとの互いの位置決めに利用される。よって、その分、この動力出力装置の組み立て作業は簡単な構成によって、より容易にすることができる。
本発明の動力出力装置に関し、取付対象部に対し動力出力装置を、より精度よく取り付けできるようにすると共に、その取り付け作業が容易にできるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、取付対象部に締結具により取り付け可能とされる動力出力装置であって、外殻を形成するハウジングと、このハウジングに形成され、上記取付対象部に形成された嵌合部と互いに嵌合して、上記取付対象部に対し上記ハウジングを位置決めさせる被嵌合部とを備えている。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1〜3において、符号1は、自動二輪車など車両に搭載される多気筒エンジンであり、このエンジン1は、気筒2で生じる燃焼ガスを排気3として外部に排出させる排気装置4を備えている。
上記排気装置は、気筒2から延びる一対の排気管7,7と、これら両排気管7,7のそれぞれ長手方向の中途部を互いに連通させる連通管8と、この連通管8内の連通路9に設けられ、この連通路9を開閉するバタフライ式の開閉弁10と、車体など静止側部材の一部である取付対象部11に締結具12により取り付けられ、上記開閉弁10を開閉弁動作させる動力出力装置13と、この動力出力装置13に上記開閉弁10を連動連結させるワイヤーやリンクなどの連動機構14と、この動力出力装置13を電子的に制御する不図示の制御装置とを備えている。
上記排気装置4の作用は、前記従来の技術で説明したものと同様である。
上記動力出力装置13は、その外殻を構成するハウジング16と、このハウジング16に内有されてこのハウジング16に固定される電動モータ17と、軸心18回りに回動可能となるよう上記ハウジング16に支持され、その一端部19が上記ハウジング16から外方に突出し、上記モータ17からの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸20と、上記ハウジング16内における上記出力軸20の他端部21を上記モータ17に連動連結させる動力伝達装置22とを備えている。
また、上記動力出力装置13は、上記出力軸20の軸心18回りに回動可能となるようこの出力軸20の一端部19に外嵌される回動アーム25と、上記軸心18上に位置して上記回動アーム25を上記出力軸20の一端部19に締結可能とする締結具26とを備えている。この締結具26は、上記出力軸20の一端部19に形成されるボルト部27と、このボルト部27に螺合されるナット28とを備えている。そして、上記出力軸20に締結された回動アーム25に上記連動機構14を介し上記開閉弁10が連動連結される。
上記動力出力装置13のハウジング16において、上記出力軸20が突出した周りの部分31には、上記軸心18を中心とした円形のボス部が一体的に形成されている。上記部分31は、上記ハウジング16の他部分32の外面よりも外方に突出している。一方、上記取付対象部11は板形状とされている。この取付対象部11は、上記ハウジング16の部分31に対しがたつきなく嵌合する嵌合孔33が形成されている。そして、これらハウジング16の部分31と嵌合孔33とが互いに嵌合し、かつ、上記動力出力装置13のハウジング16の他部分32の外面と上記取付対象部11とが互いに面接触した状態で、この取付対象部11に上記したように締結具12により動力出力装置13が取り付けられている。
上記取付対象部11と動力出力装置13との面接触部分において、上記取付対象部11にはノックピンである複数(2つ)の嵌合部36が形成されている。また、上記動力出力装置13のハウジング16には、上記各嵌合部36とそれぞれ嵌脱可能に嵌合して、上記締結具12による締結前において、上記取付対象部11に対し上記ハウジング16を位置決めするノックピン孔である複数(2つ)の被嵌合部37が形成されている。
特に、図2において、前記動力出力装置13の動力伝達装置22は、上記モータ17のモータ出力軸39と平行に延び、それぞれ軸心40,41回りに回動可能となるよう上記ハウジング16に軸受42により支持される第1、第2中間軸43,44と、上記モータ出力軸39に固着される駆動歯車45と、上記第1中間軸43に支持され、上記駆動歯車45と噛合する中間歯車46と、上記第2中間軸44に固着され、上記中間歯車46と噛合する従動歯車47と、上記第2中間軸44に固着されるウォームピニオン48と、上記出力軸20に固着され、上記ウォームピニオン48と噛合するウォームホイール49とを備えている。
上記モータ17は正、逆転駆動可能とされる。このモータ17の正、逆転駆動時の駆動力は、上記駆動歯車45、中間歯車46、従動歯車47、第2中間軸44、ウォームピニオン48、ウォームホイール49、および出力軸20を順次介して上記回動アーム25に伝達され、これにより、この回動アーム25は往、復回動A,B可能とされる。
上記回動アーム25が所定回動量以上に往、復回動A,Bしようとすることを阻止するストッパ装置51が設けられている。このストッパ装置51は、上記軸心41上で第2中間軸44に形成されたボルト部52と、このボルト部52に螺合させられた可動体53と、この可動体53が上記第2中間軸44の軸心41回りに回動することを阻止する回り止め機構54と、上記ハウジング16に固定され、上記第2中間軸44のボルト部52の軸方向で、所定範囲以上に上記可動体53が移動することを阻止する第1、第2ストッパ55,56とを備えている。
上記モータ17が正転駆動すれば、これに上記動力伝達装置22を介し上記回動アーム25が連動して往回動Aする。そして、この回動アーム25が所定回動量以上に往回動Aしようとするとき、上記動力伝達装置22の第2中間軸44のボルト部52に連動した可動体53が上記第1ストッパ55に当接し、これに基づく上記モータ17のオフにより、上記回動アーム25のそれ以上の往回動Aが阻止される(図1中実線、図2中実線、二点鎖線)。
一方、上記モータ17が逆転駆動すれば、これに上記動力伝達装置22を介し上記回動アーム25が連動して復回動Bする。そして、この回動アーム25が所定以上に復回動Bしようとするとき、上記動力伝達装置22の第2中間軸44のボルト部52に連動した可動体53が上記第2ストッパ56に当接し、これに基づく上記モータ17のオフにより、上記回動アーム25のそれ以上の復回動Bが阻止される(図1,2中一点鎖線)。
上記構成によれば、動力出力装置13は、その外殻を形成するハウジング16と、このハウジング16に形成され、上記取付対象部11に形成された嵌合部36と互いに嵌合して、上記取付対象部11に対し上記ハウジング16を位置決めさせる被嵌合部37とを備えている。
このため、上記取付対象部11に動力出力装置13を取り付ける場合には、まず、上記取付対象部11に形成された嵌合部36と、上記動力出力装置13のハウジング16に形成された被嵌合部37とを互いに嵌合させればよく、これにより、上記取付対象部11に対しハウジング16が位置決めされる。そして、この状態で、上記取付対象部11に締結具12により動力出力装置13を取り付ければ、上記取付対象部11に対し動力出力装置13はより精度よく取り付けられる。
また、上記した精度のよい取り付けは、上記嵌合部36と被嵌合部37との嵌合によるものであって、これらは構成が単純なものであることから、上記取付対象部11への動力出力装置13の取り付け作業は容易にできる。
図1〜4において、上記動力出力装置13における出力軸20と回動アーム25との組立方法につき説明する。
上記動力出力装置13の組み立てのために治具60が設けられる。この治具60は、上記ハウジング16の部分31の突出端部外面と、ハウジング16の他部分32の外面とにそれぞれ面接触する板形状の治具本体61と、この治具本体61に突設され、上記ハウジング16の各被嵌合部37に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジング16に対し上記治具本体61を位置決めさせるノックピンである複数(2つ)の治具嵌合部62と、上記治具本体61に形成され、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置の上記回動アーム25に嵌合してこの回動アーム25の回動を阻止する嵌合孔である他の治具嵌合部63とを備えている。
ここで、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置の回動アーム25とは、図1,2中実線、二点鎖線で示したように、この回動アーム25が所定回動量以上に往回動Aしようとすることが上記ストッパ装置51により阻止されたときの回動位置の回動アーム25に相当している。
そして、上記動力出力装置13の組み立て作業において、上記出力軸20に回動アーム25を取り付けるに際しては、まず、上記モータ17を正転駆動し、これに上記動力伝達装置22を介し連動するストッパ装置51の可動体53が第1ストッパ55に当接するまで(図2中実線)、上記出力軸20を回動させ、これにより、この出力軸20をその軸心18回りにおける所定回動位置に位置させる。
一方、上記治具60の治具本体61を上記ハウジング16の部分31と他部分32との各外面に面接触させると共に、上記治具60の治具嵌合部62を上記ハウジング16の被嵌合部37に嵌合させ、かつ、上記出力軸20の一端部19に対し単に嵌合されて軸心18回りに自由回動状態の回動アーム25に対し上記治具60の他の治具嵌合部63を嵌合させる。すると、上記した所定回動位置に位置させられている出力軸20に対しその軸心18回りで上記回動アーム25が位置決めされる。これにより、上記出力軸20と回動アーム25とは互いに精度のよい位置決めがなされる。
そこで、上記位置決め状態のままで、上記出力軸20に対し上記回動アーム25を上記締結具26により締結させれば、上記動力出力装置13の組み立て作業が完了する。ここで、上記出力軸20に固着されたウォームホイール49は上記第2中間軸44に固着されたウォームピニオン48に噛合している。このため、上記締結具26のナット28の捻回時において、このナット28に出力軸20が共回りすることは、上記ウォームピニオン48とウォームホイール49との噛合により防止される。
そして、上記動力出力装置13の組立方法によれば、前記取付対象部11に対し動力出力装置13を取り付ける場合に、これら11,13の位置決め用として形成された嵌合部36と被嵌合部37とのうちの被嵌合部37が、上記動力出力装置13の組み立て時の上記出力軸20と回動アーム25との互いの位置決めに利用される。よって、その分、この動力出力装置13の組み立て作業は簡単な構成によって、より容易にすることができる。
なお、以上は図示の例によるが、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置の回動アーム25とは、図1,2中一点鎖線で示したように、この回動アーム25が所定回動量以上に復回動Bしようとすることが上記ストッパ装置51により阻止されたときの回動位置の回動アーム25であってもよい。また、この場合には、上記出力軸20の軸心18回りにおける所定回動位置とは、上記モータ17を逆転駆動して、ストッパ装置51の可動体53が第2ストッパ56に当接するまで(図2中一点鎖線)、上記出力軸20を回動させたときのこの出力軸20の回動位置とされる。
また、上記ハウジング16の被嵌合部37をノックピンとし、上記取付対象部11の嵌合部36と治具60の治具嵌合部62とをノックピン孔としてもよい。また、上記他の治具嵌合部63は切り欠きなどであってもよい。
11 取付対象部
12 締結具
13 動力出力装置
16 ハウジング
17 モータ
18 軸心
19 一端部
20 出力軸
21 他端部
22 動力伝達装置
25 回動アーム
26 締結具
36 嵌合部
37 被嵌合部
51 ストッパ装置
60 治具
61 治具本体
62 治具嵌合部
63 他の治具嵌合部
A 往回動
B 復回動
12 締結具
13 動力出力装置
16 ハウジング
17 モータ
18 軸心
19 一端部
20 出力軸
21 他端部
22 動力伝達装置
25 回動アーム
26 締結具
36 嵌合部
37 被嵌合部
51 ストッパ装置
60 治具
61 治具本体
62 治具嵌合部
63 他の治具嵌合部
A 往回動
B 復回動
Claims (2)
- 取付対象部に締結具により取り付け可能とされる動力出力装置であって、
外殻を形成するハウジングと、このハウジングに形成され、上記取付対象部に形成された嵌合部と互いに嵌合して、上記取付対象部に対し上記ハウジングを位置決めさせる被嵌合部とを備えたことを特徴とする動力出力装置。 - 請求項1に記載の動力出力装置の組立方法であって、
上記動力出力装置が、上記ハウジングに内有されるモータと、軸心回りに回動するよう上記ハウジングに支持され、その一端部が上記ハウジングから外方に突出し、上記モータからの駆動力を出力可能とする断面円形の出力軸と、この出力軸の軸心回りに回動可能となるようこの出力軸に外嵌される回動アームと、この回動アームを上記出力軸に締結可能とする締結具とを備え、
上記被嵌合部に嵌脱可能に嵌合して上記ハウジングに対し位置決めされ、かつ、上記出力軸の軸心回りにおける所定回動位置の上記回動アームに嵌合してこの回動アームの回動を阻止する治具を設け、
まず、上記出力軸をその軸心回りにおける所定回動位置に位置させる一方、上記治具を上記被嵌合部と回動アームとに共に嵌合させ、
次に、上記状態のままで、上記出力軸に対し上記回動アームを上記締結具により締結するようにしたことを特徴とする動力出力装置の組立方法。
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2007
- 2007-04-18 JP JP2007109083A patent/JP2008267208A/ja active Pending
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