JP2008266923A - 防火シャッタ用安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シャッタカーテンの下端に、火災時に人が挟まれても上方に退避できる耐熱防火シートを取り付け、シャッタカーテンをシャッタボックス内に収納した際に防火シートがシャッタボックス下方に残らないようにする。
【解決手段】シャッタカーテン3の下端部に橋絡板11とストッパ脚12を設け、橋絡板11に防火シート9を取り付け、橋絡板11に固定された支持板16にプーリ30を設け、橋絡板11に受具26を固定し、プーリ30にワイヤ29を掛け渡し、ワイヤ29の一端を防火シート9の下部に固定するとともに、他端を受具26に対して相対的に下方から嵌合し下方に抜け出ることが可能な係合部材21の上端に取り付け、シャッタカーテン3がシャッタボックス内の巻取ドラムに巻き取られると、係合部材21が建物の天井部のまぐさに係合し、ワイヤ29を引っ張り、防火シート9を上方にまくし上げる。
【選択図】図2

Description

本発明は、建物や施設等に設置される防火シャッタに関し、特に人が防火シャッタに挟まる事故を防止する防火シャッタ用安全装置に関する。
近年、商業用ビル、学校等における火災への対策として、防火シャッタが普及されている。従来の防火シャッタは、解放時には上方に巻き取られてブレーキで拘束されて収納されており、火災時又は点検時に、ブレーキの拘束を解いて自重によりシャッタを降下させて閉じる構造となっている。
しかしながら、近年、子供が、誤作動により降下した防火シャッタの下敷きとなり、その荷重で圧死するといういたましい事故が発生しており、防火シャッタの安全性の見直しが社会的な問題となっている。安全対策として、火災時あるいは点検時を除いてやたらに防火シャッタが降下しないように設計されているが、万が一に、防火シャッタの降下時に、防火シャッタの直下に人がいる場合は、それを光学的に検知して、緊急にブレーキをかける等の手段が考えられている。
しかし、そのためには、光学的検知装置やブレーキを制御する制御装置等が必要であり、構成が複雑となり新規に防火シャッタを設置する場合でも、既存の防火シャッタに付設する場合でも、設備費用が高くなる。しかも、光学的、電気的な検知装置、制御装置を使用すると、誤動作等の危険性も皆無とは言えない。
本発明者は、上記従来の問題点を解決することを目的とし、既存又は新設の防火シャッタに、簡単な付帯工事をするだけで取り付けることのできる、構造が簡単で低コストの防火シャッタ用安全装置に係る発明をすでに提案している(例えば、特許文献1〜3参照)。
本発明者によるこれらの先行発明は、防火シャッタのガイドレールに、防火シャッタが設置面との間に隙間を残して停止するストッパ杆を設けるか、あるいは、防火シャッタを隙間を残して閉鎖する寸法に形成するとともに、防火シャッタの下端に防火補助部材として防火スライド板を設け、防火シャッタが閉鎖中は防火シャッタの一部となり防火機能を発揮するが、防火シャッタの降下時に子供等が挟まれると上方にスライドして退避し、防火シャッタと設置面の間に隙間を残すようにして、事故を防止する防火シャッタ用安全装置である。
なお、防火シャッタとして、シャッタを閉鎖した状態で、上半部がスチールシャッタで下半部をゴムシートとし、ゴムシートに切れ目を形成し、火災時にその切れ目から人が避難できる、防煙を目的とする防火シャッタが知られている(特許文献4参照)。
さらに、本発明者は、シャッタカーテンの下端に、門型ストッパを固定するとともに、防火シートの上端を取り付けて、シャッタカーテン降下した際に、門型ストッパで囲まれた通孔部を防火シートで遮蔽し、火災時に人が挟まれても上方に退避できる耐熱防火シートで閉鎖される退避用の隙間を十分とることがき、しかもシャッタカーテンをシャッタボックス内に収納した際に防火シートをまくし上げるまくし上げ機構を設け、シャッタボックス下方に残らないようにした防火シャッタ用安全装置について提案している(特許文献5参照)。
特許第2940671号公報 特開2000−8740号公報 特開2002−8748号公報 実開昭51−95245号公報 特許第3854259号公報
特許文献1〜3は、防火シャッタが降下した際に、防火シャッタの下部に設けたストッパ杆が設置面と当たって停止し隙間を残し、この隙間分だけ防火スライド板が退避するので、子供等が防火シャッタに挟まれることが防止できるという多大な効果を奏する。ところで、ストッパ杆と設置面との間の隙間は、上下方向に大きい寸法であれば、防火スライド板が退避により形成される隙間も大きくできるので好ましい。
しかしながら、この隙間の上下方向の寸法を大きくしても、退避する防火スライド板の上下方向の寸法を大きくすることができない。その理由は、防火シャッタを開いた通常の状態にする際に、シャッタボックス内の巻取ドラムでシャッタカーテンを巻き上げて収納するが、防火スライド板の上下方向の寸法が大きいと、巻き上げ完了の際、要するに、シャッタボックス内にスラットを収納しても、防火スライドがシャッタボックス及び天井壁から下方に残った状態となり、見た目も悪い。
ところで、特許文献4には、上半部がスチールシャッタで下半部がゴムシートを設ける防煙シャッタが記載されているが、この防煙シャッタは、あくまでも火災時に防煙シャッタの切れ目を通して人が避難し、しかも防煙可能とすることを目的とするものである。従って、このように切れ目のあるゴムシートは、消防法等の諸規則で規定する防火シャッタとして機能するものではないし、このように防火シャッタを前提として、シャッタを閉鎖時に人がシャッタと設置面との間に挟まれた際の安全装置として機能するものではない。
特許文献5記載の防火シャッタ用安全装置は、火災時に人が挟まれても耐熱性の防火シートが上方に退避できるから、安全性は確保でき、またシャッタカーテンをシャッタボックス内に収納した際に、防火シートは下方に残らないという効果は生じるのであるが、防火シートまくし上げ機構の一部が、ガイドレールからはみ出して見え、見栄えが悪いという問題がある。
また、シャッタカーテンの下端に防火シートを取り付け、防火シートの下端に座板を取り付けた構成では、座板がガイドレールから抜けたりすると、火災時に、火炎や熱風を遮断する効果が半減するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決することを目的とするものであり、具体的には次のような課題を解決する防火シャッタ用安全装置を実現することである。
(1)防火シャッタを閉鎖した状態で、防火機能を十分発揮する防火シャッタ安全装置において、シャッタカーテンの下端に取り付けたストッパにより、火災時や点検時のシャッタ閉鎖の際に、シャッタカーテンと設置面の間に十分な隙間をとることができ、この隙間を耐熱性の防火シートで閉鎖でき、閉鎖時に人が挟まれても安全性が十分確保可能とする。
(2)シャッタを開きシャッタカーテンをシャッタボックス内に収納した際に、防火シート及び防火シートまくし上げ機構を下方からみても見えないようして、見栄えを良くする。
(3)防火シートの下端に取り付けた座板がガイドレールの凹溝からはずれないようにして、火災時の火炎や熱風を、十分遮断するようにする。さらに、防火シートはガイドレールに沿って滑らかに降下し、上昇するようにすることで、防火、防煙機能を効果的に行えるようにして、しかも人が挟まれても効果的に防火シートを上昇退避させるようにする。
本発明は上記課題を解決するために、互いに連節された複数のスラットから成るシャッタカーテンを有する防火シャッタに設けられる安全装置であり、上記シャッタカーテンの下端部に取り付けられた橋絡板と該橋絡板の左右両端から下方に伸びる左右のストッパ脚とから形成された門型ストッパを有し、上記橋絡板に取り付けられ上記橋絡板と左右のストッパ脚で囲う通孔部を閉じる下端に座板が固定された耐熱性繊維材からなる防火シートとを備え、上記シャッタカーテンの左右の側縁部、防火シートの左右の側縁部、橋絡板の左右両端、及び左右のストッパ脚を左右のガイドレールの凹溝内で案内して上下方向に移動し、防火シャッタの開閉を行う防火シャッタ用安全装置において、上記左右のストッパ脚は、その横幅が上記左右のガイドレールの凹溝の深さより小さく、正面から見て見えない状態で上記凹溝内に嵌合している構成であることを特徴とする防火シャッタ用安全装置を提供する。
本発明は上記課題を解決するために、互いに連節された複数のスラットから成るシャッタカーテンを有する防火シャッタに設けられる安全装置であり、上記シャッタカーテンの下端部に取り付けられた橋絡板と該橋絡板の左右両端から下方に伸びる左右のストッパ脚とから形成された門型ストッパを有し、上記橋絡板に取り付けられ上記橋絡板と左右のストッパ脚で囲う通孔部を閉じる下端に座板が固定された耐熱性繊維材からなる防火シートとを備え、上記シャッタカーテンの左右の側縁部、防火シートの左右の側縁部、橋絡板の左右両端、及び左右のストッパ脚を左右のガイドレールの凹溝内で案内して上下方向に移動し、防火シャッタの開閉を行う防火シャッタ用安全装置において、上記橋絡板又は該橋絡板に固定された支持板に取り付けられた案内具と、上記橋絡板に固定された受具と、上記受具に対して上下方向に相対的に移動することで、該受具に下方から嵌合して受け止められ、かつ該受具から下方に向けて抜けることが可能であり係合部を備えた係合部材と、上記案内具にかけられて案内され、一端が上記防火シートの下部に取り付けられ、他端が上記係合部材の上端に取り付けられたワイヤと、を備え、上記左右のストッパ脚は、その横幅が上記左右のガイドレールの凹溝の深さより小さく、正面から見て見えない状態で上記凹溝内に嵌合しており、上記シャッタカーテンがシャッタボックス内の巻取ドラムに巻き取られると上記橋絡板、左右のストッパ脚及び防火シートが上方に移動し、上記係合部材の係合部が防火シャッタの取付けられた建築物の一部に係合し、上記受具から相対的に下方に抜けて上記案内具に対して相対的に移動して上記ワイヤを引っ張り、上記防火シートを上方にまくし上げることが可能な構成であることを特徴とする防火シャッタ用安全装置を提供する。
上記受具は正面から見て台形に形成されており、その左右両側縁に沿って折り返されて形成された全体として正面から見てハの字型の受け溝を有し、上記係合部材は、上記ハの字型の受け溝に嵌合されて受け止められることが可能な正面から見て台形に形成された本体部と、該本体部の下端の上記係合部とを有する構成であることが好ましい。
上記座板の両端には、抜止片が上記ガイドレールの凹溝内に向けてばねによって付勢され上記座板の長手方向に移動可能なように設けられている構成であることが好ましい。
上記抜止片の先端には、回転可能な案内ローラを備えている構成とすることが好ましい。
上記受具の下端又は係合部材の上端にはテーパ面が形成されており、上記係合部材は、上記ワイヤに引っ張られて受具に相対的に下方から嵌合する際に上記テーパ面に沿って滑らかに案内される構成であることが好ましい。
本発明に係る防火シャッタ用安全示装置によると、次のような効果が生じる。
(1)防火シャッタを閉鎖した状態でも、防火機能を十分発揮することができ、防火シャッタを閉じた際にシャッタカーテンの下端に取り付けた門型のストッパが設置面に当接してシャッタ下方に隙間を形成することができ、この隙間及びこの隙間を閉鎖する防火シートの幅を上下方向の寸法を十分とることができる。
(2)防火性を低下させることなく、火災時の防火機能を改善し、かつ人が挟まった場合の防火スシートの上方への退避安全動作についても信頼性を向上させ、さらに防火シャッタの収納性をも向上することができる。
(3)シャッタカーテンをシャッタボックス内に収納した際に、防火シート及び防火シートまくし上げ機構を、シャッタボックス下方の下から見えないので、見栄えがよくなる。
(4)防火シートの下端に設けた座板の両端から、常時、左右外側に突出するようにばねにより付勢された抜け止めを設けたので、防火シートがガイドレールの凹溝から抜けにくいので、火災時においても火炎、熱風等を十分遮蔽することが可能となる。また、抜け止めの先端にローラを設けたので、火災等の緊急時に、防火シート9は、つっかえたりすることなく、ガイドレールの凹溝内を転動して滑らかに降下し防火、防煙機能を発揮するとともに、また人Pを挟んでも滑らかに上方に退避するので、より安全である。
本発明に係る防火シャッタ用安全示装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて図面を参照して、以下説明する。
図1〜8は、本発明に係る防火シャッタ用安全示装置の実施例の構成及び作用を説明する図である。図1は、本発明に係る防火シャッタ用安全装置が適用された防火シャッタの実施例の全体構成を説明する図であり、図1(a)はその正面図であり、そのA−A断面を図1(b)で示す。
(全体構成)
この防火シャッタ1は、複数のスラット2が上下方向に連節されて成るシャッタカーテン3を備えている。左右一対のガイドレール5は、図1(b)に示すように、断面が凹型の溝4(以下、「凹溝」という。)を有している。互いに連節された複数のスラット2は、その左右両側縁の部分が、図1(a)、(b)に示すように、左右のガイドレール5の凹溝4内で移動可能な状態に装入されており、これにより、スラット2は、上下方向に案内されて昇降可能である。
火災や点検時ではない平常時においては、防火シャッタ1は、図示はしないが開いており、シャッタカーテン3は、上方に配設されたシャッタボックス6内に巻き取られて図示しないブレーキにより拘束され、降下しない構成とされている。通常の点検時においてシャッタカーテン3の昇降動作をチェックするような場合、あるいは火災が発生して、その煙を煙検知器で検知し又は熱検知器で熱を検知した場合等には、ブレーキによる拘束が解除されて、シャッタカーテン3は、その自重により降下して、防火シャッタ1が閉鎖される。
このような構成の防火シャッタ1は従来から知られた構造であるが、本発明は、このような防火シャッタ1に取り付けることの可能な防火シャッタ用安全装置7を特徴とする。この防火シャッタ用安全装置7について、以下、さらに図1〜図8で説明を続ける。
この防火シャッタ用安全装置7は、シャッタカーテン3の最下段のスラット2’(本発明の「シャッタカーテンの下端部」に相当する。)に固定される門型ストッパ8と、この門型ストッパ8に上下動可能に取り付けられる防火補助部材である防火シート9とを備えている。そして、この防火シャッタ用安全装置7は、シャッタボックス6内に巻き取られる際に、門型ストッパ8に対して防火シート9を自動的に上方にまくし上げる防火シートまくし上げ機構10を備えている。
(門型ストッパと防火シート)
門型ストッパ8は、図1(a)に示すように、スラット2と左右方向の幅が同じ橋絡板11と、この橋絡板11の左右両端から下方に伸びる左右のストッパ脚12とから門型に一体又は別体(本実施例の場合は一体)で構成されている。図1(a)、(b)に示すように、橋絡板11は、最下段のスラット2’にネジ13で固定されて取り付けられている。ストッパ脚12は、左右のガイドレール5の夫々の凹溝4内で上下方向に移動可能に嵌合されている。
この場合、左右のストッパ脚12は、その横幅(左右方向の横幅)が左右のガイドレール5の凹溝4の深さより小さく、凹溝4内に入っており正面から見て見えない状態で上記凹溝4内に嵌合している。これにより、見栄えが良くなるとともに、通孔部14の横幅を大きくとることができる。
門型ストッパ8における橋絡板11と左右のストッパ脚12で囲われたほぼ長方形の部分が、通孔部14として形成されている。この通孔部14は、詳細は後述するが、防火シャッタ1の閉鎖時に門型ストッパ8の左右のストッパ脚12が設置面15に当接すると、設置面15との間で隙間を形成する。
通孔部14の上下方向の寸法は、防火シャッタ1の閉鎖時に人が挟まれても、スラット2が人に衝突して衝撃を与えないように設計される。本発明に係る防火シャッタ用安全装置7は、通孔部14の上下方向の寸法を十分とれるようにした構成であることが特徴であり、具体的には、通孔部14の上下方向の寸法が少なくとも40cm以上となるように、ストッパ脚12の上下方向の長さ寸法が形成される。
防火シート9は、耐熱性の高い繊維材からなる繊維シートから成る。耐熱性の高い繊維材としては、例えば、繊維に二酸化ケイ素を含有させて織って構成されるシリカファイバーシート等が使用され、通常の厚手の布材(例えば、帆布等)のように可撓性の材料を利用する。
この防火シート9の正面から見た平面形状は、長方形であり、その横寸法と縦寸法は、門型ストッパ8全体の横寸法(防火シャッタ1の左右横方向の寸法)と縦寸法(防火シャッタ1の上下方向の寸法)とほぼ同じである。防火シート9は、耐熱性の高い繊維シートの一枚から形成してもよいし、複数枚を縫い合わせて一枚のシートとして使用してもよい。防火シート9の上下方向の途中に、左右横方向水平に伸びる金属材、樹脂材等で形成された細長の中間補強片39が防火シート9内に縫い込まれて取り付けられている。
この防火シート9の上端部は、門型ストッパ8の橋絡板11の前面又は背面(本実施例では前面)に、ネジ13’で固定されている。防火シート9の下端部には、座板20が固定されている。
この座板20は、例えば、図2(b)に示すように、前後一対の断面L型の座板片21から成る。この座板片21は、底部22と垂直に起立した垂直部23とから成る。底部22の幅は、図1(b)に示すように、その左右の両端部では小さく形成されており、ガイドレール5の凹溝4内で上下方向に移動し易いように構成されている。
座板片21は、耐熱鋼等の耐熱金属材から形成されている。そして、座板20は、人に衝突しても怪我を与えないことと、防火シート9を下方に引っ張るように荷重をかけることを考慮して、その重量を決める必要がある。
上記のとおり、防火シート9の上端は、門型ストッパ8の橋絡板11に固定され、下端には座板20の重量による下向きの力が作用して下方に引っ張られて垂れ下がり、その結果、門型ストッパ8及び通孔部14をほぼ全面的に覆うように構成されている。
このような門型ストッパ8と防火シート9を設けることで、火災時や点検時に防火シャッタ1を閉じた際には、ストッパ脚12が設置面15に当り、橋絡板11と左右のストッパ脚12で囲われた通孔部14は、防火シート9により完全に閉鎖可能となり、防火シート9は、シャッタカーテン3とともに、防火及び防煙機能を発揮する。
(座板の抜け止め機構)
防火シートの座板20の左右両端がガイドレール5の凹溝4内に入っているので、防火シート9は、火災時の熱風で煽られてもガイドレール5から抜けて通孔部14を開いてしまうようなことは防止される。しかしながら、火災時に、人Pが挟まって座板20の左右方向の片側を持ち上がったりした際に座板20がガイドレール5の凹溝4から外れると、火炎や熱風等を遮断することができなくなる。そこで、本発明では、座板の抜け止め機構を設けた。
この座板の抜け止め機構を図2(b)、(c)において、説明する。前後一対の座板片21の垂直部23を防火シート9の下端部に前後から当接して防火シート9を挟持するようにして、ネジ24で固定されて取り付けられる。一対の座板片21の左右両端において、それぞれ下部の間の隙間21’には、抜止片17が座板の長手方向に水平に移動し、座板片21の端部から出没可能なように装入されている。なお、抜止片17は、一対の座板片21の間ではなく、一対の座板片21のいずれかの側面に当接して移動可能なように設けてもよい。そのような別の実施態様(変形例)は、図10とともに後記する。
図2(b)、(c)で示す座板の抜け止め機構では、具体的に、座板片21の垂直部23の下部に水平に延びるガイド用長孔23’が形成されている。一方、抜止片17の側部にヘッド付きガイドピン18が突設され、このガイドピン18は、ガイド用長孔23’を貫通して側方に突出している。そして、座板片21の端部には案内ローラ19が回転可能に取り付けられている。座板片21とヘッド付きガイドピン18の間には引っ張りばね38が装着されている。
このような座板20の構成により、座板20の両端から、それぞれ抜止片17が、左右方向外方にガイドレール5の凹溝4内に突出するように付勢され、案内ローラ19は凹溝4の底面に当接し、シャッタカーテン3が上下動する際に、案内ローラ19は凹溝4の底面を転動するように構成されている。
以上の構成によって、門型ストッパ8の橋絡板11の左右の側縁部及び左右のストッパ脚12、防火シート9の左右の側縁部、並びに座板20の左右の端部、抜止片17及び案内ローラ19は、それぞれ左右のガイドレール5の凹溝4内に位置し、しかも上下方向に移動可能な構成となっている。
そして、防火シート9は、ガイドレール5内で上下方向には移動するが、座板20の左右両側端から抜止片17を引っ張りばね38により、抜止片17及びローラ19を凹溝4内に向かうように付勢し突出させているから、座板20が傾斜しても凹溝4から抜けにくくなり、防火シート9は前後方向(正面側及び背面側方向)の動きが確実に拘束され、火災の際に煙の勢いで前後方向にめくれてしまうようなことはない。
図10は、座板及び座板の抜け止め機構の別の実施態様(変形例)を示す図であり、座板の左右両端について同じ構成の抜け止め機構が設けられているが、一端のみのものについて説明する。この座板52及び抜け止め機構53では、座板52は、図10(b)、(c)に示すように、一対の座板部材53から構成される。各座板部材53は、ほぼ防火シャッタ1の横幅と同じ長さを有する細長い板材を略b字に折り曲げて形成され、垂直部54と、この垂直部54の下部側方に形成された断面コの字型の底部55とから一体で構成される。
一対の座板部材53の一方の側の座板部材53(図10(b)、(c)の左側の座板部材)の側面には、抜け止め片55が横方向に移動可能に取り付けられている。この抜け止め片55は、本体部56と、本体部56から下方に分岐された枝部57とから成る。枝部57は、断面コの字型の底部55内に挿入されている。
本体部56には水平に延びるガイド用長孔58、59が形成されており、このガイド用長孔58、59の中に、座板部材53の垂直部54に固定されたヘッド付きガイドピン60、61がガイド用長孔58、59に対して相対的に摺動可能に挿通されて設けられている。本体部56の外端には案内ローラ62が回転可能に取り付けられている。
枝部57には、水平に延びるガイド用長孔63が形成され、座板部材53の垂直部54に固定されたヘッド付きガイドピン64が摺動可能に挿通されて設けられている。枝部57の先端には、側方に曲げられたばね取付部65が形成されている。一方、断面コの字型の底部55内には、ばね取付部66が固定されて設けられている。ばね取付部65とばね取付部66の間に圧縮ばね67が装着されており、抜け止め片55をガイドレール5の凹溝4の底に向けて外側(図10(a)の右方向)に付勢している。
なお、図10(d)に、図10(a)〜(c)に示す抜け止め機構53の一部を変更した別の実施の態様の要部を示す。これは、枝部57を底部55内で防火シャッタ1の幅方向中心方向まで長く伸ばし、その先端のばね取付部65を底部55の奥に設け、ばね取付部66を底部55の端部開口近くに固定して設け、引っ張りばね68により、抜け止め片55を溝4の底に向けて付勢する構成としてもよい。
(防火シートまくし上げ機構)
本発明に係る防火シャッタ用安全装置7は、シャッタカーテン3をシャッタボックス6内に巻き上げて収納する際に、防火シート9をまくし上げるまくし上げ機構10を1又は2以上設けている。本実施例では、図1に示すように、このまくし上げ機構10を橋絡板11の長手方向(防火シャッタの横幅方向)に間隔をおいて左右に2つ設けている。この左右のまくし上げ機構10は、互いに同じ構成であり、代表として、左側のまくし上げ機構10の構成を以下、詳細に説明する。
門型ストッパ8の橋絡板11には、図1(a)、図1〜7に示すように、上方に突設された支持板16が固定されている。この支持板16の前面に、ワイヤ29を案内する案内具として、プーリ30が回転可能に設けられている。プーリ30には、ワイヤ29がかけられて案内される。なお、支持板16を設けることなく、プーリ30を橋絡板11の上部に直接、設けてもよい。
プーリ30は、ワイヤ29を円滑に折返し案内する機能を発揮させるために設けたのであり、同様の機能を有するものであれば、プーリでなくても、平面視で湾曲状に折り返されたパイプ等の案内具であってもよい。
ワイヤ29の一端は、防火シート9の縦幅の下から1/3程度の部位において中間補強片39を介して防火シート9に固定されている。そして、ワイヤ29の他端は、係合部材25の上端に固定されている。この係合部材25は、その本体部25’は、図3(a)、(c)に示すように正面から見て台形の形状をしている。本体部25’の下端には、図3(b)、(d)に示すように、水平に起立した係合部27が形成されている。従って、係合部材25は、断面がL型形状をしている。
橋絡板11の前面には、防火シート9を介して受具26が固定されている。この受具26は、全体的には、図3(a)、(c)に示すように正面から見て台形の形状をしており、その左右両側縁部には、図3(c)のB−B断面図に示すように、左右両側縁に沿ってそれぞれ折り返されて形成され、全体として正面から見てハの字型の受け溝28を有している。受具26のハの字型の受け溝28で囲まれるスペース31に、係合部材25が相対的に下方から嵌合可能であり、また、相対的に下方に向けて抜けるような構成となっている。
なお、図4は、受具の別の実施態様の受具26を示している。図4(a)〜(d)は図3(a)〜(d)に対応してその構成はほぼ図3の受具26と同じであるが、受具26’では、その下端にテーパ面32を形成した構成である。このような構成の受具26’によれば、そのテーパ面32に沿って、係合部材25が案内され、スペース31に下方から嵌合しやすくなる。
なお、係合部材25の上端の裏面側にテーパ面を設けて、受具26の下端に当接しても引っ掛かることなく、受具26の受け溝28内に滑らかに案内されて嵌合される構成としてもよい。
ところで、本実施例では、受具26を台形の板部材にしてハの字型の受け溝28を設け、係合部材を台形の板部材にしたが、受具及び係合部材の構成は、いろいろな構成が考えられる。例として、図9に受具及び係合部材の構成のいろいろな実施の態様を示す。
図9(a)に示す実施の態様は、受具40は円錐載頭形(橋絡板11に固定する部分は平坦な表面にしてもよい。)であり、この受具40に受け止められる係合部材41は、円錐載頭形であり、その下端に起立した係合部43を設けた構成である。受具40には、係合部材41が嵌合する円錐載頭形の貫通孔42が形成されている。ワイヤ29は係合部材41の上面に取り付けられ、貫通孔42を通して図示しないが上方に設置されたプーリ側に延ばされている。
図9(b)に示す実施の態様は、受具44は、貫通孔45を有する台形のブロック部材として、係合部材46は台形のブロック部材の貫通孔45に嵌合される台形のブロック部材とし、その下端に起立した係合部47を設けた構成である。ワイヤ29は係合部材46の上面に取り付けられ、貫通孔45を通して図示しないが上方に設置されたプーリ30側に延ばされている。
さらに、図9(c)に示す実施の態様は、受具48は貫通孔49を有する板材とし、係合部材50は受具48の下面に当接する板材とし、その下端に起立した係合部51を設けた構成である。ワイヤ29は係合部材50の上面に取り付けられ、貫通孔49を通して図示しないが上方に設置された図示しないプーリ30側に延ばされている。
本実施例では、防火シートまくし上げ機構10を橋絡板11に沿って左右に2つ設けているが、防火シートまくし上げ機構10を橋絡板11の中央部に1つ設けた構成としてもよいし、或いは、橋絡板11の長手方向に適宜間隔をもって、3以上の防火シートまくし上げ機構10を設けてもよい。防火シートまくし上げ機構10の数は、防火シャッタ1の横幅(左右方向の横幅)に応じて適宜選択すべき設計事項である。
(作用)
以上の構成から成る本発明に係る防火シャッタ用安全示装置7の実施例の作用について以下説明する。火災時や点検時ではない平常時においては、図示はしないが、シャッタカーテン3は上方に配設されたシャッタボックス6内に巻き取られ、防火シャッタ1は開いている。火災時や点検時には、図1に示すように、シャッタカーテン3は、ブレーキの拘束を解いて、その自重により降下して、防火シャッタ1が閉鎖される。
防火シャッタ用安全示装置が付設されていない一般的な防火シャッタでは、その閉鎖の際に、人が転倒したりしてシャッタカーテン3の直下にいると、下降してくるシャッタカーテン3に挟まれてしまう。しかしながら、本発明に係る防火シャッタ1では、人が挟まれても次に説明するとおり安全である。
即ち、本発明に係る防火シャッタ1では、シャッタカーテン3が下降してくると、座板20が人Pに当接するが、防火シート9が可撓性の耐熱性繊維シートで形成されているために、図5に示すように、防火シート9は上方に移動し退避する。
また、門型ストッパ8の左右のストッパ脚12の下端が設置面15に当接し、通孔部4によって、設置面15と橋絡板11との間に少なくとも上下方向に40cm以上の隙間(門型ストッパによる隙間)が形成される。このため、防火シート9は上方に、少なくとも40cm以上、退避する。従って、複数枚のスラット2から成るシャッタカーテン3が人Pに衝突してその全荷重による衝撃を人に与えるようなことはない。
ところで、既述のとおり、従来例の防火シャッタの安全装置では、人が挟まれた際に上方に退避できる防火スライド板(本発明の防火シート9に相当するもの。)が板材で形成されているために、その上下方向の幅が大きいと、シャッタボックス内にシャッタカーテンを巻き取っても、防火スライド板がシャッタボックス内に完全に収納することができない。
要するに、防火シャッタを開いている通常の状態で、防火スライド板がシャッタボックスの下方から見える状態で残ってしまう。従って、防火スライド板及び門型ストッパにより形成される隙間の上下方向の寸法は十分にはとれない。
しかしながら、本発明に係る防火シャッタ用安全装置7によれば、防火スライド板の代わりに可撓性の耐熱繊維材から成る防火シート9を利用し、しかも防火シートまくし上げ機構10を設けたので、シャッタボックス6内への巻き上げ終了後、防火シート9が下方から見えてしまう等の問題が生じることない。しかも、門型ストッパ8により上下方向の隙間が十分(少なくとも40cm以上の隙間)とれる。
この点の作用をさらに詳しく、防火シートまくし上げ機構10を中心にして、図1〜8を参照して説明する。図1(a)、図2(a)に示すように、防火シャッタ1が閉鎖されているときには、防火シート9は、その自重及び座板20の重さにより垂れ下がっている。そのために、図2(a)、図6(a)、(b)に示すように、ワイヤ29も下方に引っ張られ、係合部材25は上方に引き上げられて受具26の左右両側の受け溝28で囲まれるスペース31に、嵌合されている。
ところで、図8(a)は、シャッタカーテン3をシャッタボックス6内の巻取ドラム33に巻き上げていった巻き上げ中の状態を示し、図8(b)は、巻き上げ終了直前の状態を示す。図8において、建物の天井部の構造体34に適宜、シャッタボックス6が固定されている。このシャッタボックス6には、図示しないモータにより駆動される巻取ドラム33が付設されており、防火シャッタ1を開いている通常時(防火シャッタ非使用時)には、シャッタカーテン3のスラット2を巻き上げている。
ガイドレール5の上端は、建物の天井壁35を貫通しシャッタボックス6に連通するように取り付けられている。ガイドレール5は、天井壁35を貫通する部分において、天井壁の下面に設けられた前後一対のまぐさ36(本発明における「建築物の一部」に相当するもの。本実施例では天井壁に水平に架け渡された支持桁。)で前後から支持されている。
閉鎖されていた状態の防火シャッタ1を開く際に、巻取ドラム33にシャッタカーテン3を巻き取っていくと、最下段のスラット2’に固定された門型ストッパ8及び防火シート9も、共にガイドレール5で案内されて上昇していき、図8の(a)に示す状態に到達する。この状態では、防火シート9のほとんどの部分は、まぐさ36及び天井壁35より下方にあるから、下方からストッパ脚12及び防火シート9が人の目に触れる状態にある。
図8(a)の状態からさらに巻取ドラム33でシャッタカーテン3のスラット2を巻き上げていくと、門型ストッパ8及び防火シート9がさらに上方に移動する。そして、ある程度、門型ストッパ8が上方に移動すると、図7(a)、(b)及び図8(b)に示すように、係合部材25の係合部27がまぐさ36に係合する。
このような係合状態で、さらに門型ストッパ8が上方に移動すると、係合部材25はまぐさ36と係合して移動できずに一定位置にある。しかし、門型ストッパ8とともに、プーリ30及び受具26は上方に移動するので、ワイヤ29は、プーリ30を介して係合部材25側に引っ張られる。これにより、防火シート9はワイヤ29によってまくし上げられる。
防火シート9が上方にまくし上げられると、防火シート9は、図7(b)及び図8(b)に示すように、ガイドレール5内からシャッタボックス6内において、折りたたまれて折りたたみ部37が生じる。そして、防火シート9の下端に固定されている座板20は、まぐさ36及び天井壁35より上方の位置となるので、下方から人の目に触れない状態となる。
ところで、図8(b)の状態でも、門型ストッパ8の左右のストッパ脚12は、その下部の一部がまぐさ36の位置より下方に残るが、ストッパ脚12は、ガイドレール5内に入っているから、下方から見ても見えない。
以上のとおり、本発明では、門型ストッパ8により形成される隙間(通孔部14)の上下方向の寸法は十分(少なくとも40cm以上)とり、これに対応して門型ストッパ8により形成される隙間(通孔部14)閉鎖する防火シート9の上下方向の幅(縦幅)を十分とっても、シャッタカーテン3の巻き上げの最終状態で、防火シート9が天井壁35より下方に残って下方から人の目に触れるような問題が生じない。
従って、門型ストッパ8により形成される上下方向の隙間(通孔部14)を十分とれるから、防火シート9が上方に退避する間隔も大きくなり、防火シャッタ1に人が挟まってもスラット2が人に衝突する危険性がより少なくなり、安全性が一層、向上する。
そして、図1(a)、(b)で示すように、門型ストッパ8の左右の橋絡板11の左右の側縁部及びストッパ脚12、防火シート9の左右の側縁部、並びに座板20の左右の端部、抜止片17及び案内ローラ19は、それぞれ左右のガイドレール5の凹溝4内に位置し、しかも、案内ローラ19は引っ張りばね38により付勢されて凹溝4の底に当接されて上下方向に転動するので、滑らかに移動可能なような構成となっている。このために、火災等の緊急時に、防火シート9は、つっかえたりすることなく、滑らかに降下し防火、防煙機能を発揮するとともに、また人Pを挟んでも滑らかに上方に退避するので、より安全である。
防火シート9は、ガイドレール5内で上下方向には移動するが、座板20の左右両側端から抜止片17を引っ張りばね38により、抜止片17及び案内ローラ19を凹溝4内に向かうように付勢し突出させているから、座板20が傾斜しても抜けにくくなり、防火シート9は前後方向(正面側及び背面側方向)の動きがより確実に拘束されるから、火災の際に煙の勢いで前後方向にめくれてしまうようなことはない。
以上、本発明に係る防火シャッタ用安全装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る防火シャッタ用安全装置は、以上のとおり、複数のスラットから成るシャッタカーテンと設置面の間に、門型ストッパによって40cm以上の十分な隙間が確保できるから、子供だけでなく大人のための防火シャッタ用安全装置としても適しており、学校の防火シャッタはもとより、商業用ビル、病院、工場、その他の建物や施設等で利用される防火シャッタに適している。
本発明の実施例の全体構成を説明する図であり、(a)は平面図であり、(b)はA−A断面を示す図である。 本発明の実施例の要部を説明する図であり、(a)はまくし上げ機構を説明するための要部正面図であり、(b)及び(c)は、座板の抜け止め機構の構成を説明するための要部断面図及び要部側面図である。 本発明の実施例のまくし上げ機構の各部の構成を説明する図であり、(a)、(c)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(d)は(c)のC−C断面図である。 本発明の実施例のまくし上げ機構の各部構成の別の実施態様を説明する図であり、(a)、(c)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図、(d)は(c)のC−C断面図である。 本発明の実施例の作用を説明するための防火シャッタの正面図である。 本発明の実施例のまくし上げ機構の作用を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 本発明の実施例のまくし上げ機構の作用を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 実施例の作用を説明する図である。 (a)〜(c)は、それぞれ本発明の受具及び係合部材の別の実施態様(変形例)を説明する図である。 座板及び座板の抜け止め機構の別の実施態様(変形例)を説明する図であり、(a)は要部側面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)は(a)のB−B断面図である。(d)はさらに別の実施態様(変形例)の要部を説明する図である。
符号の説明
1 防火シャッタ
2 スラット
2’最下段のスラット
3 シャッタカーテン
4 ガイドレールの凹溝
5 ガイドレール
6 シャッタボックス
7 防火シャッタ用安全装置
8 門型ストッパ
9 防火シート
10 防火シートまくし上げ機構
11 橋絡板
12 ストッパ脚
13、13’、24 ネジ
14 通孔部
15 設置面
16 支持板
17 抜止片
18 ヘッド付きガイドピン
19、62 案内ローラ
20、52 座板
21 座板片
21’ 一対の座板片の隙間
22 座板片の底部
23 座板片の垂直部
25、41、46、50 係合部材
26、26’、40、44、48 受具
27、43、47、51 係合部材の係合部
28 受け溝
29 ワイヤ
30 プーリ
31 左右の受け溝で囲まれたスペース
32 テーパ面
33 巻取ドラム
34 建物の天井部の構造体
35 建物の天井壁
36 まぐさ
37 折りたたみ部
38、68 引っ張りばね
39 中間補強片
53 抜け止め機構
54 座板部材
55 抜け止め片
56 抜け止め片の本体部
57 抜け止め片の枝部
58、59、63 ガイド用長孔
60、61 ヘッド付きガイドピン
64 ヘッド付きガイドピン
65、66 ばね取付部
67 圧縮ばね

Claims (6)

  1. 互いに連節された複数のスラットから成るシャッタカーテンを有する防火シャッタに設けられる安全装置であり、上記シャッタカーテンの下端部に取り付けられた橋絡板と該橋絡板の左右両端から下方に伸びる左右のストッパ脚とから形成された門型ストッパを有し、上記橋絡板に取り付けられ上記橋絡板と左右のストッパ脚で囲う通孔部を閉じる下端に座板が固定された耐熱性繊維材からなる防火シートとを備え、上記シャッタカーテンの左右の側縁部、防火シートの左右の側縁部、橋絡板の左右両端、及び左右のストッパ脚を左右のガイドレールの凹溝内で案内して上下方向に移動し、防火シャッタの開閉を行う防火シャッタ用安全装置において、
    上記左右のストッパ脚は、その横幅が上記左右のガイドレールの凹溝の深さより小さく、正面から見て見えない状態で上記凹溝内に嵌合している構成であることを特徴とする防火シャッタ用安全装置。
  2. 互いに連節された複数のスラットから成るシャッタカーテンを有する防火シャッタに設けられる安全装置であり、上記シャッタカーテンの下端部に取り付けられた橋絡板と該橋絡板の左右両端から下方に伸びる左右のストッパ脚とから形成された門型ストッパを有し、上記橋絡板に取り付けられ上記橋絡板と左右のストッパ脚で囲う通孔部を閉じる下端に座板が固定された耐熱性繊維材からなる防火シートとを備え、上記シャッタカーテンの左右の側縁部、防火シートの左右の側縁部、橋絡板の左右両端、及び左右のストッパ脚を左右のガイドレールの凹溝内で案内して上下方向に移動し、防火シャッタの開閉を行う防火シャッタ用安全装置において、
    上記橋絡板又は該橋絡板に固定された支持板に取り付けられた案内具と、
    上記橋絡板に固定された受具と、
    上記受具に対して上下方向に相対的に移動することで、該受具に下方から嵌合して受け止められ、かつ該受具から下方に向けて抜けることが可能である係合部を備えた係合部材と、
    上記案内具にかけられて案内され、一端が上記防火シートの下部に取り付けられ、他端が上記係合部材の上端に取り付けられたワイヤと、を備え、
    上記左右のストッパ脚は、その横幅が上記左右のガイドレールの凹溝の深さより小さく、正面から見て見えない状態で上記凹溝内に嵌合しており、
    上記シャッタカーテンがシャッタボックス内の巻取ドラムに巻き取られると上記橋絡板、左右のストッパ脚及び防火シートが上方に移動し、上記係合部材の係合部が防火シャッタの取付けられた建築物の一部に係合し、上記受具から相対的に下方に抜けて上記案内具に対して相対的に移動して上記ワイヤを引っ張り、上記防火シートを上方にまくし上げることが可能な構成であることを特徴とする防火シャッタ用安全装置。
  3. 上記受具は正面から見て台形に形成されており、その左右両側縁に沿って折り返されて形成された全体として正面から見てハの字型の受け溝を有し、
    上記係合部材は、上記ハの字型の受け溝に嵌合されて受け止められることが可能な正面から見て台形に形成された本体部と、該本体部の下端の上記係合部とを有するものであることを特徴とする請求項2記載の防火シャッタ用安全装置。
  4. 上記座板の両端には、抜止片が上記ガイドレールの凹溝内に向けてばねによって付勢され上記座板の長手方向に移動可能なように設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の防火シャッタ用安全装置。
  5. 上記抜止片の先端に回転可能な案内ローラを備えたことを特徴とする請求項4記載の防火シャッタ用安全装置。
  6. 上記受具の下端又は係合部材の上端にはテーパ面が形成されており、上記係合部材は、上記ワイヤに引っ張られて受具に相対的に下方から嵌合する際に上記テーパ面に沿って滑らかに案内される構成であることを特徴とする請求項3、4又は5記載の防火シャッタ用安全装置。
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