JP2008265886A - 乗客コンベアの手摺駆動装置 - Google Patents

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豊 橋丘
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孝彦 長岡
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Abstract

【課題】手摺把持面に駆動が原因となる圧痕や汚れがつき難い乗客コンベアの手摺駆動装置を得る。
【解決手段】乗客コンベアの手摺駆動装置において、手摺1は、乗客が把持する把持部1aと、把持部1aの把持面1eとは反対側に所定間隔を開けて対向配置する挟持部1bと、把持部1aの一端と挟持部1bの一端とを接続する接続部1cと、把持部1aの他端と挟持部1bの他端との間に設けた開口部1dとからなり、手摺1の挟持部1bをローラー21,31で挟持し、ローラーに駆動力を与えて手摺1を乗客コンベアの踏み段と同じ速度で移動させる構成とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、乗客コンベアの手摺と、該手摺が乗客コンベアの踏み段と同じ速度で移動するように、上記手摺を駆動する手摺駆動部とからなる乗客コンベアの手摺駆動装置に関するものである。
従来の乗客コンベアの手摺駆動装置においては、乗客コンベアの手摺を踏み段と同じ速度で移動するように駆動する際に、実際に乗客が把持する手摺の把持部をローラーで挟持し、上記ローラーに駆動力を与えて摩擦駆動により駆動力を得ていた。また、駆動ローラー部と手摺表面との間にベルトを介し、キャタピラ駆動の形態をとることにより、手摺表面が受ける応力を緩和し、手摺表面へのローラーの圧痕や汚れの付着を低減させるようにしていた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平05−208789号公報(第3−4頁、図2)
従来の乗客コンベアの手摺駆動装置にあっては、ベルトを介することにより手摺表面へのダメージは低減されるものの、手摺の把持部を挟持することにかわりはなく、従来ローラーから転写されていた汚れはベルトを介して手摺の把持部表面(手摺把持面)に付着することになり、何等解決策にはなっていない。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、手摺把持面に駆動が原因となる圧痕や汚れがつき難い手摺駆動装置を得ることを目的としている。
この発明に係る乗客コンベアの手摺駆動装置は、乗客コンベアの手摺と、該手摺を上記乗客コンベアの踏み段と同じ速度で移動させる手摺駆動部とからなり、上記手摺駆動部は、乗客が把持する手摺の把持面以外の手摺部分をローラーで挟持し、上記ローラーに駆動力を与えて、上記手摺を移動させるものである。
この発明によれば、手摺把持面に駆動が原因となる圧痕や汚れがつき難い効果がある。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図であり、手摺の移動方向に垂直な断面より手摺駆動装置を見た図である。また、図2は図1のA−A線での断面より手摺駆動装置を見た図である。
手摺1は、乗客が把持する把持部1aと、該把持部1aの把持面1eとは反対側に、上記把持部1aと所定間隔を開けて対向配置した挟持摩擦駆動部(以下、挟持部と記す。)1bと、上記把持部1aの一端と上記挟持部1bの一端とを接続する接続部1cと、上記把持部1aの他端と上記挟持部1bの他端との間に設けた開口部1dとから構成されており、図1に示すように、上記把持部1aと上記接続部1cと上記挟持部1bとは一体成形されている。また、開口部1dは、手摺1を踏み段と同じ速度で駆動するための手摺駆動部100を手摺1に組付ける作業や手摺駆動装置の保守作業が容易になるように設けられたものである。
手摺駆動部100は、手摺1の移動方向に沿って複数配置され、手摺1に対して駆動力を発生する複数の駆動ローラー31,32,・・・(総称する時は3)、複数の駆動ローラー3を回転可能に支持するための筐体5a、各駆動ローラー3と同軸に回転する連結ギア61a,62a,・・・(総称する時は6a)、各連結ギア6aを連結する連結ギア61b,62b,・・・(総称する時は6b)、外部からの駆動力を駆動ローラー3に伝達する駆動ギア7、駆動ローラー3と対向する位置に、挟持部1bを介して配置される複数の加圧ローラー21,22,・・・(総称する時は2)、複数の加圧ローラー2を回転可能に支持するための筐体5b、筐体5aと筐体5bとを固定する締結ボルト8とナット9、および各加圧ローラー2と筐体5bとの間に設けられ、各加圧ローラー2を筐体5bに支持すると共に、各加圧ローラー2と駆動ローラー3との間に挟持力を発生させる挟持力発生手段4で構成されている。本実施の形態では挟持力発生手段4として板バネを用いており、該板バネを加圧ローラー2の中心軸部分に配置し、加圧ローラー2が駆動ローラー3の方向に押し付けられるようにしている。
図2を用いて本実施の形態の手摺駆動装置の具体的な駆動について説明する。
駆動ギア7には外部駆動力発生手段からチェーンや歯車による動力伝達により、手摺1を駆動するための駆動力が伝達される。この駆動力は、駆動ギア7と同軸で回転する連結ギア61aに伝達され、同じく同軸で回転する駆動ローラー31に伝えられる。連結ギア61aは更に連結ギア61bと噛み合い、連結ギア61bは隣に配置される連結ギア62aと噛み合い、駆動ギア62aと同軸に回転する駆動ローラー32に回転力を伝達する。このようにして駆動ローラー31から順番に複数の駆動ローラー3に駆動力が伝達されていく。
一方、各駆動ローラー3は、対向する各加圧ローラー2との間に発生する挟持力により、挟持部1bに対し摩擦駆動方式での駆動力を発生し、手摺1を駆動する。
この時、1対の駆動ローラー3と加圧ローラー2とで発生できる駆動力は、加圧ローラー2による挟持力と、駆動ローラー3と挟持部1b表面との間の摩擦係数とによって決定される。また、上記挟持力は、各ローラー表面の材料の強度や板バネ4に対する寸法的制約によって決定される。
次に、本実施の形態1の手摺駆動装置において、手摺1へ手摺駆動部100を組付ける手順について説明する。
駆動ローラー3および連結ギア6aを回転可能に支持した筐体5aと、加圧ローラー2を支持した筐体5bとは、締結ボルト8およびナット9によって固定できるように構成されており、両者は締結ボルト8の締め付け量によってお互いの接近量を変化させることができる構成となっている。
まず締結ボルト8を緩めた状態で、駆動ローラー3と加圧ローラー2とを、図1における手摺右側の開口部1dより、加圧ローラー2が手摺1の内部に配置されるように挿入し、手摺1の挟持部1bを軽く挟む。
次に、この状態から締結ボルト8を締めあげ、筐体5aと筐体5bとの間の締め付け力を増加させる。すると、駆動ローラー3と加圧ローラー2との間には板バネ4のバネ定数に応じた挟持力が発生する。
手摺駆動装置の保守作業時等、手摺1から手摺駆動部を取り外す際には、これと逆の手順を実施することで容易に行うことができる。
ここで従来の手摺駆動装置の構成を図3に示す。
従来の方式では、手摺1の把持面1eと把持面1eの裏側の面1fを使って手摺1を挟持駆動しており、駆動力を発生するための挟持力は、実際に乗客が把持する把持面1eを加圧ローラー2で押し付けることにより得ていた。
したがって、大きな駆動力を得るために加圧ローラー2を把持面1eに強く押し付けると、手摺1の把持面1eには圧痕と呼ばれる加圧ローラー2を押し付けた残痕が残り、装置景観を損ねるといった問題があり、挟持力を制限する大きな要因のひとつになっていた。
これに対して本実施の形態では、挟持する部分が手摺1の把持面1eではないため、挟持力による圧痕が残ったとしても装置としての景観を損ねることはなく、上記圧痕が挟持力を制限する要因となることはない。
また、同様の理由により、従来方式では加圧ローラー2の直径も、把持面1eへの応力集中を緩和することを目的としてあまり小さくすることができなかったのに対して、本実施の形態の方式では、景観上何等問題はないので、加圧ローラー2を手摺1の内部に収納するのに充分な直径まで加圧ローラー2の直径を小さくすることができる。加圧ローラー2が手摺内部に収納できる結果、把持面1eより下にローラーを設置しなくてもよくなるので、手摺駆動装置が薄型化できる効果がある。
なお、挟持による応力集中によって発生する手摺1のダメージを防ぐために、挟持部1bの内部にスチール層を設ける等、手摺1に対する補強対策を行うとよい。
上記実施の形態では、図2においてローラーを4組設けた例を示したが、駆動ローラー3と加圧ローラー2とからなるローラーの組数は、必要な駆動力を得るために必要な組数設ければよい(必要な駆動力とは、手摺のガイド抵抗や乗客の把持による抵抗力に対して手摺を駆動させるのに必要な動力をいう。)。
また、挟持部の長さは、使用する駆動ローラー3の大きさや加圧ローラー3の大きさに応じて設計すればよく、図1に示す形状に限らない。
また、開口部の大きさに関しても、組立て時に加圧ローラー3が手摺1の内部に挿入できるよう、該加圧ローラー3の大きさに応じて設計すればよく、図1に示す形状に限らない。
このように、本実施の形態では、手摺を、乗客が把持する把持部と、該把持部の把持面とは反対側に、上記把持部と所定間隔を開けて対向配置する挟持部と、上記把持部の一端と上記挟持部の一端とを接続する接続部と、上記把持部の他端と上記挟持部の他端との間に設けた開口部とで構成し、上記挟持部をローラーで挟持することにより、手摺を駆動するための駆動力を得るので、乗客が把持する把持面に、ローラーの挟持が原因となる圧痕や、ローラーから転写される汚れがつき難くなる。
また、手摺は、把持部と挟持部との間が開口部となっているので、ローラーを手摺内部へ設置する際に、手摺側部から容易にローラのーの出し入れが可能となるため、手摺駆動部を手摺に組付ける作業や手摺駆動装置の保守作業が容易になる。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図であり、図5は図4のA−A線での断面より手摺駆動装置を見た図である。
本実施の形態の手摺駆動装置において、手摺は、実施の形態1と同様、把持部1aと挟持部1bと接続部1cと開口部1dとで構成されている。
また、手摺駆動部100はキャタピラ駆動構造となっている。すなわち、外部からの駆動力を受ける駆動ギア7と同軸に、例えばタイミングベルト11を駆動するための駆動プーリー10が固定されている。タイミングベルト11は、手摺駆動部100の両端に設けられた上記駆動プーリー10と駆動プーリー12とに掛けられ、タイミングベルト11の周内に複数の駆動ローラー3が配置されている。各駆動ローラー3はタイミングベルト11を介して手摺1の挟持部1b表面に押し付けられる。
一方、手摺1の挟持部1bを挟んで各駆動ローラー3に対向する位置には、実施の形態1と同様に支持された加圧ローラー2が配置され、タイミングベルト11を間に介した形で、駆動ローラー3と加圧ローラー2とで手摺1の挟持部1bを挟持している。
本実施の形態における駆動ローラー3は、能動的には回転せず、タイミングベルト11の進行に沿って回転する構成となっている。
本実施の形態の手摺駆動装置の具体的な駆動について説明する。
外部から駆動ギア7に駆動力が伝達されると、駆動ギア7と同軸に支持された駆動プーリー10に動力は伝達され、更に駆動プーリー10,12に巻き掛けられたタイミングベルト11に駆動力は伝達される。
一方、タイミングベルト11の周内に配置された駆動ローラー3と加圧ローラー2とは、板バネ4を介して一定の挟持力によって手摺1の挟持部1bを挟みつけており、挟持部1bでは、タイミングベルト11表面と挟持部1bの表面との摩擦係数、および駆動ローラー3と加圧ローラー2との間の挟持力に比例した駆動力が発生することとなる。この時、駆動ローラー3と加圧ローラー2とはそれぞれタイミングベルト11と手摺1の動きに沿って回転運動を行うもので、それ自身能動的に回転するものではない。
このような構成によれば、実施の形態1の効果に加え、さらにタイミングベルト11を介して1対のローラー2,3が手摺1の挟持部1bを挟持するので、手摺1の挟持部1bに対する応力が分散され、ダメージが緩和できるだけでなく、実施の形態1に示したような、連結ギア6a,6bが不要になり、部品点数が減り、構成が非常に簡単になるという効果がある。
なお、本実施の形態では、駆動ローラー3と手摺1の挟持部1bとの間にタイミングベルト11が介在する構成となっているが、複数の加圧ローラー2側にもベルトを設け、加圧ローラー2と手摺1の挟持部1bとの間にベルトが介在する構成としてもよい。これにより手摺1へのダメージが更に緩和される効果がある。
実施の形態3.
図6は本発明の実施の形態3による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。
本実施の形態の手摺駆動装置において、手摺1は、乗客が把持する把持部1aと、把持部1aの把持面1eとは反対側に上記把持部1aと所定間隔を開けて対向配置する第1挟持部1b−1および第2挟持部1b−2と、上記把持部1aの一端と上記第1挟持部1b−1の一端とを接続する第1接続部1c−1と、上記把持部1aの他端と上記第2挟持部1b−2の一端とを接続する第2接続部1c−2と、上記第1挟持部1b−1の他端と第2挟持部1b−2の他端との間に設けた開口部1dとから構成されており、図6に示すように、第1挟持部1b−1、第1接続部1c−1、把持部1a、第2接続部1c−2、および第2挟持部1b−2は一体成形されている。
また、第1接続部1c−1および第2接続部1c−2の内側表面にはそれぞれ凹部1g−1および1g−2が設けられている。
上記第1挟持部1b−1は複数組の第1駆動ローラー3−1と第1加圧ローラー2−1とにより挟持され、上記第2挟持部1b−2は複数組の第2駆動ローラー3−2と第2加圧ローラー2−2とにより挟持される。
複数の第1駆動ローラー3−1および複数の第2駆動ローラー3−2は筐体5aに回転可能に支持され、第1駆動ローラーと第2駆動ローラーとは同軸上に配置されている。
同軸上に配置された第1駆動ローラーおよび第2駆動ローラーには連結ギア6aが同軸上に配置されている。
駆動ギア7には外部駆動力発生手段からチェーンや歯車による動力伝達により、手摺1を駆動するための駆動力が伝達される。この駆動力は、駆動ギア7と同軸で回転する連結ギア6aに伝達され、同じく同軸で回転する第1駆動ローラーおよび第2駆動ローラーに伝えられる。連結ギア6aは更に連結ギア6b(図示を省略)と噛み合い、連結ギア6bは隣に配置される連結ギア6aと噛み合い、この駆動ギア6aと同軸に回転する隣の第1駆動ローラーおよび第2駆動ローラーに回転力を伝達する。このようにして順番に複数の第1駆動ローラーおよび第2駆動ローラーに駆動力が伝達されていく。
複数の第1加圧ローラー2−1および複数の第2加圧ローラー2−2は筐体5bに回転可能に支持され、各第1加圧ローラー2−1は各第1駆動ローラー3−1と対向する位置に第1挟持部1b−1を介して配置され、各第2加圧ローラー2−2は各第2駆動ローラー3−2と対向する位置に第2挟持部1b−2を介して配置されている。
また、各加圧ローラーと筐体5bとの間には、各加圧ローラーと各駆動ローラーとの間に挟持力を発生させる挟持力発生手段(例えば板バネ)4が設けられている。
筐体5aと筐体5bとは締結ボルト8とナット9とで固定される。
本実施の形態における手摺1の断面形状は、図3に示す従来の手摺1とほぼ同様の断面形状であるが、本実施の形態においては、手摺1の接続部1c−1,1c−2に凹部1g−1,1g−2があり、接続部1c−1,1c−2の一部に厚みが他の手摺部分に比べ薄くなっている部分がある。手摺1は通常可撓性材料で構成されているが、凹部1g−1,1g−2があることにより、第1挟持部1b−1と第2挟持部1b−2とが容易に外側に開くので、開口部1dを大きくすることができる。その結果、手摺内部へのローラーの出し入れが容易となり、各ローラーを第1挟持部1b−1と第2挟持部1b−2とに容易に組み付けることが可能となるため、手摺駆動部を手摺に組付ける作業や手摺駆動装置の保守作業が容易になる。
次に、本実施の形態1の手摺駆動装置において、手摺1へ手摺駆動部100を組付ける手順について説明する。
第1駆動ローラー3−1および第2駆動ローラー3−2を回転可能に支持した筐体5aと、第1加圧ローラー2−1および第2加圧ローラー2−2を支持した筐体5bとは、締結ボルト8およびナット9によって固定できるように構成されており、両者は締結ボルト8の締め付け量によってお互いの接近量を変化させることができる構成となっている。
まず、手摺1の第1挟持部1b−1と第2挟持部1b−2とを外側に開け開口部1dを大きくした状態で、手摺駆動部100を開口部1dより手摺内部に挿入する。この際、締結ボルト8を緩め、駆動ローラー3−1,3−2と加圧ローラー2−1,2−2との間に挟持部1b−1,1b−2の厚さより大きな空隙が在る状態とする。
次に、第1挟持部1b−1を第1駆動ローラー3−1と第1加圧ローラー2−1との間の空隙に、第2挟持部1b−2を第2駆動ローラー3−2と第2加圧ローラー2−2との間の空隙に挿入する。
次に、この状態から締結ボルト8を締めあげ、筐体5aと筐体5bとの間の締め付け力を増加させる。すると、駆動ローラー3と加圧ローラー2との間には板バネ4のバネ定数に応じた挟持力が発生する。
手摺駆動装置の保守作業時等、手摺1から手摺駆動部を取り外す際には、これと逆の手順を実施することで容易に行うことができる。
なお、上記実施の形態では、凹部を第1接続部1c−1と第2接続部1c−2との両方に設けたが、いずれか一方であってもよく、凹部を設けた接続部を外側に開くことで、開口部1dを大きくすることができ、手摺駆動部の取り付けが容易となる。
また、上記実施の形態では、接続部1c−1,1c−2の内側表面に凹部1g−1,1g−2を設けたが、景観上問題なければ、外側表面に設けても、同様の効果がある。
さらに、上記実施の形態では、接続部1c−1,1c−2の内側表面に凹部1g−1,1g−2を設けたが、把持部1aの内側表面に凹部1gを設けてもよい。
図7はこのような手摺駆動装置を示す構成図である。
図7に示す手摺駆動装置においても同様に、手摺1の第1挟持部1b−1と第2挟持部1b−2とを外側に開け、容易に開口部1dを大きくすることができるので、手摺駆動部100を開口部1dより手摺内部に容易に挿入でき、手摺駆動部を手摺に組付ける作業や手摺駆動装置の保守作業が容易になる。
なお、接続部1c−1,1c−2の内側表面もしくは外側表面、または把持部1aの内側表面に設ける凹部の位置は図6および図7に示す位置(中央部)に限らない。
また、凹部でなくてもよく、接続部1c−1,1c−2あるいは把持部1aの一部に厚みが他の手摺部分の厚みより薄い部分を有していれば同様の効果がある。
また、本実施の形態においても、実施の形態2と同様、各ローラーにベルトを掛けたキャタピラー駆動構造とすれば、手摺1に対するダメージが緩和できると共に、構成が簡単となる効果がある。
このように、本実施の形態では、手摺を、乗客が把持する把持部と、該把持部の把持面とは反対側に、上記把持部と所定間隔を開けて対向配置する第1挟持部および第2挟持部と、上記把持部の一端と上記第1挟持部の一端とを接続する第1接続部と、上記把持部の他端と上記第2挟持部の一端とを接続する第2接続部と、上記第1挟持部の他端と上記第2挟持部の他端との間に設けた開口部とで構成し、上記第1挟持部および第2挟持部をローラーで挟持することにより、手摺を駆動するための駆動力を得るので、実施の形態1,2と同様、乗客が把持する把持面に、ローラーの挟持が原因となる圧痕や、ローラーから転写される汚れがつき難くなる。
また、手摺の把持部または第1接続部または第2接続部は、厚みが他の手摺部分の厚みより薄い部分を有するので、ローラーを手摺内部へ設置する際に、開口部を広げることができ、手摺内部へのローラのーの出し入れが容易となるため、手摺駆動部を手摺に組付ける作業や手摺駆動装置の保守作業が容易となる。
本発明の実施の形態1による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。 図1のA−A線での断面より手摺駆動装置を見た図である。 従来の乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態2による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。 図4のA−A線での断面より手摺駆動装置を見た図である。 本発明の実施の形態3による乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。 本発明の実施の形態3による他の乗客コンベアの手摺駆動装置を示す構成図である。
符号の説明
1 手摺、1a 把持部、1b 挟持部、1b−1 第1挟持部、1b−2 第2挟持部、1c 接続部、1c−1 第1接続部、1c−2 第2接続部、1d 開口部、1e 把持面、1g,1g−1,1g−2 凹部、2 加圧ローラー、2−1 第1加圧ローラー、2−2 第2加圧ローラー、3 駆動ローラー、3−1 第1駆動ローラー、3−2 第2駆動ローラー、4 挟持力発生手段、5a,5b 筐体、6a,6b 連結ギア、7 駆動ギア、8 締結ボルト、9 ナット、10,12 駆動プーリー、11 タイミングベルト、100 手摺駆動部。

Claims (4)

  1. 乗客コンベアの手摺と、該手摺を上記乗客コンベアの踏み段と同じ速度で移動させる手摺駆動部とからなる乗客コンベアの手摺駆動装置において、上記手摺駆動部は、乗客が把持する手摺の把持面以外の手摺部分をローラーで挟持し、上記ローラーに駆動力を与えて、上記手摺を移動させることを特徴とする乗客コンベアの手摺駆動装置。
  2. 手摺は、乗客が把持する把持部と、該把持部の把持面とは反対側に上記把持部と所定間隔を開けて対向配置し、かつローラーにより挟持される挟持部と、上記把持部の一端と上記挟持部の一端とを接続する接続部と、上記把持部の他端と上記挟持部の他端との間に設けた開口部とからなることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  3. 手摺は、乗客が把持する把持部と、該把持部の把持面とは反対側に上記把持部と所定間隔を開けて対向配置し、かつそれぞれがローラーで挟持される第1挟持部および第2挟持部と、上記把持部の一端と上記第1挟持部の一端とを接続する第1接続部と、上記把持部の他端と上記第2挟持部の一端とを接続する第2接続部と、上記第1挟持部の他端と第2挟持部の他端との間に設けた開口部とからなり、上記把持部、上記第1接続部、または上記第2接続部は、厚みが他の手摺部分の厚みより薄い部分を有することを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
  4. 手摺駆動部は、ローラーにベルトを掛けたキャタピラ駆動構造を有し、上記ローラーに与えた駆動力を上記ベルトに伝達し、上記ベルトを介して上記手摺を駆動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗客コンベアの手摺駆動装置。
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