JP2008265487A - 車両式屋台 - Google Patents

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Abstract

【課題】衛生面等による規制受けず、衛生的かつ広い調理空間を容易に確保可能な車両式屋台を提供すること。
【解決手段】走行車両と、前記走行車両の運転席の後部に設けられ、天井部と第1床面部と一対の側面部とを有する略矩形状の荷箱と、を備え、前記荷箱の前記側面部におけるいずれか一方の面には、前記天井部と略平行になるように前記天井部側に跳ね上げ可能に形成された開放パネルが設けられた車両式屋台であって、前記荷箱は、一方側に開口部が形成され、前記開口部と対向する他方側に第2床面部が形成される略箱形の屋台部を備えており、前記屋台部は、前記開口部近傍における端部が前記第1床面部における前記開放パネルが形成される側の端部に対し、ヒンジ部を介して回動可能に連結される。
【選択図】図2

Description

本発明は、移動式の屋台に関する。特に、広範囲に移動が可能な車両を用いた車両式の屋台に関する。
従来より、移動が可能な移動式屋台としては、例えば、小屋枠等を取り付けた二輪の台車に調理器具等を搭載し、これを用いて飲食物等を提供する台車式屋台と、運転席の後方に荷箱を架装したワゴン車等の車両に調理器具等を搭載し、車両の荷箱から飲食物等を提供する車両式屋台と、がある。台車式屋台は、作業者が台車を押して任意の場所に移動し、当該場所において屋台を固定して接客を行う形態のものである。これに対し、車両式屋台は、作業者が車両を運転して任意の場所に移動し、当該場所において車両を駐車して接客を行う形態のものである。
ここで、台車式屋台は、例えば、台車を固定した後に顧客が集えるカウンター等を設置でき、調理場も比較的広く設定することができることより、おでん等扱う品目を多くすることができるという利点を有している。しかしながら、台車式屋台は、ベースとなる台車に小屋枠等を積んだ状態で作業者が押して移動するため移動範囲が限られており、遠方への移動には不向きであった。また、台車式屋台は、移動後に調理場等を組み立てなければならない場合もあり、これらの行為は、作業者にとって大変煩雑なものであった。
これに対し、車両式屋台は、広範囲にわたり移動が可能であり、小屋やテント等の組み立ても不要であることより、手間をかけず、様々な場所での営業が可能であるという利点を有している。これにより、車両式屋台は、飲食物の提供等、移動販売車として様々な場所で利用されている。
しかしながら、車両式屋台は、車両の荷箱そのものの大きさにより、収納部や食器棚、また流し台等の調理場のスペースが限られてしまうため、この限られた荷箱の中でこれらを如何に確保するかが大きな問題であった。例えば、調理場や収納部の確保に重点をおくと、接客スペースが小さくなるため調理と接客との両立が困難となり、効率の悪いものとなってしまっていた。
これに対し、運転席の後方に架装した箱形の荷箱に、この荷箱のルーフ部を昇降させる昇降機構を、顧客と接客する開放空間の壁以外の他の壁に取り付けた車両式の屋台が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両式屋台は、車両に荷箱のルーフ部を昇降させる昇降機構を設け、この昇降機構により荷箱のルーフ部を上昇させる構成となっている。これにより、作業者は、荷箱内で立ち姿勢で作業を行うことが可能になり、小さな接客スペースでも顧客との接客が可能になる。
特開2004−161877号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両式屋台は、荷箱の高さ方向に対する拡張であって、作業スペースそのものを拡張させるものではなかった。これにより、収納部や食器棚を準備すると、流し台等の調理場のスペースを設けることに限界があり、例えば、十分な調理を必要とする屋台には使用することができなかった。また、例えば、調理場等を確保するために組み立て式の追加スペースを利用する場合においては、衛生面での規制があり、車両式屋台として使用することができない場合があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、衛生面等による規制受けず、衛生的かつ広い調理空間を容易に確保可能な車両式屋台を提供することを目的とする。
本発明者は、車両式屋台の荷箱において、調理台を車両式屋台の車外に向けて回動可能に一体的に設けることにより、衛生面等による規制受けず、広い調理空間が確保可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。具体的には、以下のような車両式屋台を提供することを目的とする。
(1) 走行車両と、前記走行車両の運転席の後部に設けられ、天井部と第1床面部と一対の側面部とを有する略矩形状の荷箱と、を備え、前記荷箱の前記側面部におけるいずれか一方の面には、前記天井部と略平行になるように前記天井部側に跳ね上げ可能に形成された開放パネルが設けられた車両式屋台であって、前記荷箱は、一方側に開口部が形成され、前記開口部と対向する他方側に第2床面部が形成される略箱形の屋台部を備えており、前記屋台部は、前記開口部近傍における端部が前記第1床面部における前記開放パネルが形成される側の端部に対し、ヒンジ部を介して回動可能に連結される車両式屋台。
(1)記載の発明によれば、車両式屋台は、走行車両と、該走行車両の運転席の後部に設けられ、天井部と第1床面部と一対の側面部とを有する略矩形状の荷箱と、を備える。荷箱には、前記側面部のいずれか一方の面を前記天井部と略平行になるように跳ね上げ可能に形成される開放パネルが設けられており、この開放パネルを開放することにより前記荷箱から顧客との接客が可能となる。
また、車両式屋台には、一方側に開口部が形成され、この開口部と対向する他方側に第2床面部が形成される略箱形の屋台部が設けられている。そして、屋台部の開口部近傍における端部と荷箱の第1床面部とは、ヒンジ部を介して、このヒンジ部を中心に回動可能に連結されている。すなわち、屋台部は、荷箱と一体的に連結された状態で、ヒンジ部を中心に荷箱の内部から荷箱の外部、又は荷箱の外部から荷箱の内部へと回動可能となる。
これにより、例えば、屋台部を荷箱の外部に回動移動させことが可能になり、容易に調理空間等拡張させることが可能になる。また、回動移動させた屋台部を走行車両の側面に当接させておくことにより、屋台部の安定状態を保つことが可能になる。また、屋台部は、走行車両と一体に形成されるとともに第2床面部を備えているため、調理者は、地面に下りることなく調理が可能となり、衛生的な調理場を提供することが可能になる。
また、例えば、屋台部を荷箱の外部に配置させた場合においては、顧客の近くで調理する様子を見せながら接客することが可能になる。
また、例えば、焼き鳥等、調理をすることにより煙がでるような食材を取り扱う場合であっても、外気を直接受けることができる空間に調理場を設けるため、煙が車内にこもることなく調理することが可能になる。また、特別な換気も不要となるとともに、開放感を与えることができる。
(2) 前記屋台部は、前記荷箱の内部に配置される態様と、前記荷箱の外部に配置される態様と、を備える(1)に記載の車両式屋台。
(2)に記載の発明によれば、屋台部は、荷箱の内部に配置される態様と、荷箱の外部に配置される態様と、を備える。これにより、走行車両で移動する場合においては、屋台部を荷箱の内部に配置し、接客する場合においては、荷箱の外部に配置させる態様をとることが可能になる。また、屋台部を荷箱の外部に配置した場合においては、屋台部の第2床面部は、荷箱の第1床面部よりも地面に近い位置に配置されることとなるため、例えば、作業者は、顧客と同じ高さの目線で接客することが可能となる。
(3) 前記屋台部は、前記荷箱の外部に配置される態様において、取り外し可能な窓部により、前記天井部側に跳ね上げられた前記開放パネルと連結される(1)又は(2)に記載の車両式屋台。
(3)に記載の発明によれば、屋台部は、荷箱の外部に配置される態様において、跳ね上げられた開放パネルと窓部を介して連結可能に形成される。このように、屋台部と開放パネルとを連結させることにより、屋台部及び開放パネルのそれぞれが安定した状態を保つことが可能になる。また、窓部を設けることにより、風等による影響を受け難くなり、例えば、より衛生的な調理が可能になる。
(4) 前記屋台部は、前記荷箱の内部に配置される態様において、前記屋台部を構成する面部の少なくとも一部が取り外し可能に形成される(1)から(3)のいずれかに記載の車両式屋台。
(4)に記載の発明によれば、屋台部は、荷箱の内部に配置される態様において、屋台部を構成する面部の一部が取り外し可能に形成される。すなわち、略箱形の屋台部を荷箱の内部に配置した場合においても、屋台部を構成する面部の一部を取り外すことにより、屋台部における内部空間を使用することが可能になる。これにより、例えば、走行車両で移動する場合においても、荷箱に多くの荷物を積むことが可能になる。
(5) 前記屋台部は、伸縮自在のダンパ部により前記荷箱に支持される(1)から(4)のいずれかに記載の車両式屋台。
(5)に記載の発明によれば、屋台部は、伸縮自在のダンパにより荷箱に支持される。これにより、屋台部の回動がダンパにより緩衝され、屋台部の回動移動をスムーズに行うことが可能になる。
(6) 前記荷箱の内部には、食品を調理するための厨房器具が配置される(1)から(5)のいずれかに記載の車両式屋台。
(6)に記載の発明によれば、荷箱の内部には、厨房器具が配置される。これにより、様々な調理が可能になる。
(7) 前記屋台部には、前記屋台部の内部に収納可能な台座が設けられる(1)から(6)のいずれかに記載の車両式屋台。
(7)記載の発明によれば、屋台部には、屋台部の内部に収納可能な台座が設けられる。例えば、台座は、折り畳み収納が可能に設けられてもよく、屋台部の内部から引き出し可能に設けられてもよい。このように、屋台部が備える内部スペースに台座を収納可能に設けることにより、例えば、屋台部の内部スペースを有効に活用できるとともに、容易に台座を設けることが可能になる。したがって、飲食物の顧客への販売のみでなく、その場で顧客に飲食も楽しんでもらうことが可能となり、例えば、顧客の集客力を高めることが可能になる。
(8) 前記ヒンジ部は、略L字状に形成され、端部に第1ボルト穴が設けられる第1部材と、互いに向かい合う一対の挟持プレートを有し前記挟持プレートの端部に第2ボルト穴が形成される第2部材と、を備え、前記第1部材は、前記第2部材の前記挟持プレートに挟持されると共に、前記第1ボルト穴及び前記第2ボルト穴に連結ボルトを貫通させることにより、第2部材に連結される(1)から(7)のいずれかに記載の車両式屋台。
(8)記載の発明によれば、ヒンジ部は、略L字状に形成された第1部材と、互いに向かい合う一対の挟持プレートを有する第2部材と、を備える。第1部材は、略L字状における端部にボルト穴が形成されており、このボルト穴を用いて第2部材と接続される。これにより、第1部材は、屋台部との接続部と第2部材との接続部とが同一の軸線上に配置されない状態となる。このように、それぞれの接続部を同一線上に配置させないことにより、例えば、少ない力で屋台部の出し入れが可能になる。
本発明によれば、衛生面等による規制受けず、衛生的かつ広い調理空間を容易に確保可能な車両式屋台を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を見ながら説明する。なお、本発明に係る実施形態は、以下の実施例に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲は、これに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る車両式屋台の走行状態を示す図である。図2は、本発明の実施形態に係る車両式屋台の屋台部を荷箱から回動移動させた状態を示す斜視図である。図3は、一方側から見た屋台部と荷箱本体との接合状態を示す図である。図4は、他方側から見た屋台部と荷箱本体との接合状態を示す図である。図5は、屋台部が荷箱本体に収納された状態を示す図である。図6は、屋台部が荷箱本体に収納された状態を示す図である。図7は、屋台部を荷箱本体から取り出した状態を示す図である。図8は、屋台部を用いて調理を行う状態を示す図である。
図1に示すように、車両式屋台1は、キャブ2を備えた走行車両であって、キャブ2の後方には略箱形に形成された荷箱本体3がキャブ2に架装されている。荷箱本体3は、キャブ2側に配置される前壁31と、前壁31と対向しキャブ2の後方に配置される後壁32と、前壁31及び後壁32と連続しキャブ2の左側に配置される左側側壁33と、同様に、前壁31及び後壁32と連続しキャブ2の右側に配置される右側側壁34と、を有し、壁部材により囲われている。そして、各壁部材の上側は、天井部35により蓋をするように覆われており、天井部35と対向する側である荷箱本体3の下側には、第1床面部36が形成されている。
荷箱本体3の後壁32には、外から荷箱本体3の内部に出入りするためのドア部37が形成されており、ドア部37は、ヒンジを介して外側に開くように形成される。使用者はこのドア部37を開閉し荷箱本体3内へと出入りする。
左側側壁33には、天井部35と略平行になるように荷箱本体3の外側に跳ね上げ可能に形成される開放パネル38が設けられている。開放パネル38は、ヒンジにより荷箱本体3に蝶着されると共に、伸縮自在の油圧ダンパ39により荷箱本体3に支持されている。したがって、開放パネル38は、油圧ダンパ39の油圧により上昇操作に要する操作力が助勢されると共に、上昇した位置を維持するように開放パネル38の荷重も支持される。なお、開放パネル38は、跳ね上げない状態においては左側側壁33と一体化するように閉められると共に、ロック装置70、70により施錠される。
また、開放パネル38の両側には、断面が略コの字状に形成され、開放パネル38の開放時に下側(屋台部4と対向する側)に向く嵌装部55が設けられている。嵌装部55には、後述の窓部5の枠体50が嵌め込まれる。なお、嵌装部55は、その内側に切り欠き(図示せず)が形成されており、この切り欠きが形成されることにより窓部5の枠体50を嵌め込み易くなる構造となっている。
窓部5は、枠体50と一対のスライド窓51、51とからなり、矩形状に形成されている。窓部5は、嵌装部55に枠体50の一部を嵌め込み、後述の屋台部4と開放パネル38とで挟み込むことにより固定される。また、一対のスライド窓51、51それぞれには、円弧状の穴部52が設けられており、この穴部52に指等を突っ込み所定の方向に引くことによりスライド窓を51、51スライド可能となる。枠体50には、後述のカーテン部材に設けられる面ファスナと接合される面ファスナ(図示せず)が設けられる。
荷箱本体3には、屋台部4と開放パネル38とを窓部5により連結した後、荷箱本体3と窓部5との隙間を塞ぐカーテン部材(図示せず)が設けられている。カーテン部材には、帯状の面ファスナ(オス)が設けられ、窓部5の枠体50に設けられた面ファスナ(メス)と接合される。これにより、荷箱本体3に設けられたカーテン部材の面ファスナと、窓部5の枠体50に設けられたカーテン部材の面ファスナとを接着させることにより荷箱本体3と窓部5に生じる隙間を塞ぐことが可能になる。そして、カーテン部材を設けることにより、例えば、外部から屋台部4を構成する内部空間に埃や雨が侵入することを抑制することができる。
荷箱本体3の右側側壁34には、窓部5を収納するための収納部(図示せず)が設けられている。また、荷箱本体3の内部には、シンク台等の厨房器具が収納設置されている。なお、本実施形態においては、シンク台56が前壁31側に配置される。シンク台56の近傍には、フライヤ等に使用するためのガスボンベ等を配置するためのベルト(図示せず)が設けられる。
次に、屋台部4について説明する。屋台部4は、車両式屋台1を屋台として使用する場合においては、荷箱本体3の外部に配置させて使用し、それ以外、例えば、車両の移動等の場合においては、荷箱本体3の内部に配置させる。すなわち、屋台部4は、荷箱本体3の内部に配置される態様と、荷箱本体3の外部に配置される態様とを有する。言い換えると、屋台部4は、容易に取り出し及び収納が可能に荷箱本体3に連結されている。そして、これらの態様は、屋台部4と荷箱本体3との連結部6を中心に屋台部4を回動させることにより変化される。以下、詳細に説明する。
図2に示すように、屋台部4は、正面部41と、背面部42と、側面部43、43と、第2床面部44と、を有し、パネル部材により略箱状に形成されている。具体的には、フレーム部材46により略箱形の枠体を形成し、これにパネル部材47を取り付けることにより形成される。第2床面部44と対向する側の面には、パネル部材47は配置されない開口部40が設けられている。また、正面部41と第2床面部44との接続部分には、斜めに切り欠かれた切り欠き部45が設けられており、切り欠き部45には、屋台部4を収納又は取り出し時に把持する第2把持部45aが設けられる。
第2床面部44における地面と接触する側である外側には、高さを調節し、地面と接触させることにより屋台部4を安定させる複数の補助部(図示せず)が設けられている。また、第2床面部44の外側には、第2床面部44を補強する補強フレーム49が設けられており、この補強フレーム49には屋台部4を収納又は取り出し時に把持する第1把持部44aが設けられる。
開口部40には、開口部40の一部を跨ぐように棚台53が配置される。第2床面部44に立った使用者は、棚台53を使用することにより調理等をすることが可能になる。また、棚台53には、ショーケース、ストッカ、カウンター台等を配置してもよい。また、棚台53は、複数段配置してもよく、棚板と組み合わせて使用してもよい。例えば、棚板の一段にたこ焼き器等の調理具を配置し、棚台53にショーケースやスットカ等を配置してもよい。
屋台部4の正面部、つまり、屋台部4の棚台が配置される側には、各窓部5と直交する正面窓が配置される。正面窓は、スライド式に形成されており、スライド窓の一方側の角部には、換気扇が配置される。このように、正面窓を配置することにより、屋台部4は、車外から密封された状態を作ることが可能になる。
屋台部4は、油圧ダンパ48により支持される。油圧ダンパ48は、シリンダ側をピンで屋台部4の側面部43に回転自在に位置決め固定され、同様に、ロッド側をピンで荷箱本体3の第1床面部36に位置決め固定される。屋台部4は、油圧ダンパ48の油圧により取り出し及び収納操作に要する操作力を助勢される。
また、屋台部4の背面部42に設けられるパネル部材は、取り外し可能にフレーム部材46に取り付けられている。これにより、例えば、屋台部4を荷箱本体3に収納した状態において、背面部42のパネル部材47を取り外すことにより、屋台部4における内部空間が露出するため、この内部空間に荷物等を収納することが可能になる。なお、屋台部4の背面部42は、使用者の意志に反して外れないようにロックピン(図示せず)により係止されている。
次に、屋台部4と荷箱本体3との接続構造について説明する。図3及び図4に示すように、屋台部4には、背面部42における開口部40側の両端部に第2連結部62、62が設けられている。具体的には、第2連結部62、62は、開口部40を構成するフレーム部材46の内、荷箱本体3側に伸びる一対のフレーム部材46a、46aのそれぞれの端部に設けられている。そして、第2連結部62、62は、屋台部4の背面部42よりも荷箱本体3側に突出するように設けられており、後述の第1連結部61、61と第2連結部62、62とを連結させた場合に、屋台部4の背面部42がキャブ2の側面21に当接するように設けられる。
また、第2連結部62、62は、略L字状に形成されている。そして、第2連結部62、62は、一方側がフレーム部材46a、46aに接続され、他方側は、フレーム部材46a、46aの端部から上方に伸びており、その端部には第1連結部と接続するためのボルト穴が設けられる。
第1床面部36の開放パネル側における両端部には、第2連結部62、62と連結させる第1連結部61、61が設けられている。第1連結部61は、互いに向かい合う挟持プレートからなる第1連結部材61a、61aを備える。第1連結部材61a、61aの端部には、第2連結部62、62と連結するためのボルト穴が設けられている。そして、一対の第1連結部材61a、61aの間に第2連結部材62aを配置し、一対の第1連結部材61a、61a及び第2連結部材62aを連結ボルト63で連結する。このように、第1床面部36に固定された第1連結部61と屋台部4に設けられた第2連結部62とを上記手段で連結することにより、第2連結部62は、第1連結部61に対して回動可能になる。つまり、屋台部4は、第1床面部36を備える荷箱本体3に対して、回動可能になる。
また、第2連結部62、62を略L字状に形成し、一方側をフレーム部材46a、46aに接続し、他方側を第1連結部と接続させ、それぞれの接続部が同軸線上にならないように配置する。これにより、少ない力で屋台部4を回動させることが可能になる。
また、開放パネル38は、屋台部4の開口部40よりも大きな外面を有するため、屋台部4を回動させることにより屋台部4は、荷箱本体3に収納可能となる。
次に、荷箱本体3から屋台部4を取り出す取り出し方法について説明する。なお、屋台部4を荷箱本体3の内部に収納する場合においては、後述と逆の行為を行うことにより収納可能となる。
使用者は、開放パネル38に設けられたロック装置70、70の施錠を解除し、開放パネル38を車両式屋台1の外側に向けて跳ね上げる。これにより、荷箱本体3の内部が開放される(図5参照)。このとき、開放パネル38は、油圧ダンパ39により荷箱本体3に支持されているため、上昇した位置を維持するように開放パネル38の荷重も支持される。
次に、使用者は、屋台部4を支えながら第2床面部44の外側に設けられた第1把持部44aを把持し、手前側に持ち上げるように引っ張る。これにより、屋台部4は、連結部6を中心に回転を開始する。さらに、使用者は、図6に示すように、屋台部4を支えながら切り欠き部45に設けられた第2把持部45aを把持し、屋台部4を回転させる。そして、所定量(約180度)回転した屋台部4は、背面部42がキャブ2の側面に当接することにより回転を終了する(図7参照)。つまり、背面部42がキャブ2の側面に当接することにより屋台部4は動きが制限され安定した状態になる。
このとき、屋台部4の第2床面部44から開口部40までの高さを、車両式屋台1が駐車する地面から第1床面部36における高さと同じ高さに構成することにより、屋台部4は、キャブ2の側面部との当接に加え、地面Gと接触することにより安定することができる。なお、屋台部4は、第2床面部44の外側を直接地面Gと接触させるのではなく、補助部を設けて接触させてもよい。補助部を設けることにより、屋台部4が地面Gとの接触により汚れることを防止できるためである。
図8に示すように、回動を終えた屋台部4は、窓部5を取り付けることにより開放パネル38と連結され、窓部5の枠体50にカーテン部材を接合させることにより荷箱本体3と窓部5との隙間が閉鎖される。さらに、棚台53にショーケース54及びストッカを配置させることにより、接客が可能な状態になる。
このように、第2床面部44を備える略箱形に形成された屋台部4を車両式屋台1の荷箱本体3に回動可能に連結することにより、容易に調理場等の調理空間を拡張することが可能になる。また、屋台部4は、第2床面部44を備えるため、使用者は地面Gに降りることなく作業が可能となり、衛生的に調理等の作業することが可能になる。
また、屋台部4の回動移動に際しては、屋台部4が荷箱本体3に油圧ダンパ48により支持されているため、屋台部4の出し入れが容易となる。
また、窓部5を設け、窓部5を介して開放パネル38と屋台部4とを連結させるため、屋台部4及び開放パネル38のそれぞれを安定させることができる。また、窓部5を設けることにより、調理空間に塵や埃が侵入することを抑制することが可能になる。
また、荷箱本体3の中で接客する場合においては、第1床面部36から天井部までの高さが低いため、腰を曲げて等の作業が必要となるが、屋台部4を別途設けることにより十分な高さを備えた調理空間を確保することが可能になる。また、第2床面部44は、第1床面部36よりも低い位置にあるため、接客する際にお客と同じ高さの視線で接客することが可能になる。
なお、本実施形態においては、屋台部4は荷箱本体3の一方側の側面に設けたが、本発明においてはこれに限らない。例えば、荷箱本体3の後壁32に跳ね上げ可能な開放パネル38を設け、この後壁32側から屋台部4を荷箱本体3の外側に配置させるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、屋台部4は、荷箱本体3と連結部6により回動可能に連結させたが、本発明においてはこれに限らない。例えば、荷箱本体3の第1床面部36にレール等を設け、このレール上を屋台部4がスライド可能に形成することにより、荷箱本体3から荷箱本体3の外側に配置させるようにしてもよい。
また、屋台部4の正面部41及び/又は側面部43に台座を設けてもよい。台座は、屋台部4の内部空間に収納可能に形成してもよく、正面部41及び/又は側面部43にヒンジ等により収納可能に連結させてもよい。
本発明の実施形態に係る車両式屋台の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両式屋台の屋台部を荷箱から回動移動させた状態を示す斜視図である。 一方側から見た屋台部と荷箱本体との接合状態を示す図である。 他方側から見た屋台部と荷箱本体との接合状態を示す図である。 屋台部を荷箱本体から取り出す状態を示す図である。 屋台部を荷箱本体から取り出す状態を示す図である。 屋台部を荷箱本体から取り出した状態を示す図である。 屋台部を用いて調理を行う状態を示す図である。
符号の説明
1 車両式屋台
2 キャブ
3 荷箱本体
4 屋台部
5 窓部
6 連結部
36 第1床面部
37 ドア部
38 開放パネル
40 開口部
44 第2床面部
48 油圧ダンパ
61 第1連結部
61a 第1連結部材
62 第2連結部
62a 第2連結部材

Claims (8)

  1. 走行車両と、前記走行車両の運転席の後部に設けられ、天井部と第1床面部と一対の側面部とを有する略矩形状の荷箱と、を備え、
    前記荷箱の前記側面部におけるいずれか一方の面には、前記天井部と略平行になるように前記天井部側に跳ね上げ可能に形成された開放パネルが設けられた車両式屋台であって、
    前記荷箱は、一方側に開口部が形成され、前記開口部と対向する他方側に第2床面部が設けられる略箱形の屋台部を備えており、
    前記屋台部は、前記開口部近傍における端部が前記第1床面部における前記開放パネルが形成される側の端部に対し、ヒンジ部を介して回動可能に連結される車両式屋台。
  2. 前記屋台部は、前記荷箱の内部に配置される態様と、
    前記荷箱の外部に配置される態様と、を備える請求項1に記載の車両式屋台。
  3. 前記屋台部は、前記荷箱の外部に配置される態様において、
    取り外し可能な窓部により、前記天井部側に跳ね上げられた前記開放パネルと連結される請求項1又は2に記載の車両式屋台。
  4. 前記屋台部は、前記荷箱の内部に配置される態様において、
    前記屋台部を構成する側面の少なくとも一部が取り外し可能に形成される請求項1から3のいずれかに記載の車両式屋台。
  5. 前記屋台部は、伸縮自在のダンパ部により前記荷箱に支持される請求項1から4のいずれかに記載の車両式屋台。
  6. 前記荷箱の内部には、食品を調理するための厨房器具が配置される請求項1から5のいずれかに記載の車両式屋台。
  7. 前記屋台部には、前記屋台部の内部に収納可能な台座が設けられる請求項1から6のいずれかに記載の車両式屋台。
  8. 前記ヒンジ部は、略L字状に形成され、端部に第1ボルト穴が設けられる第1部材と、互いに向かい合う一対の挟持プレートを有し前記挟持プレートの端部に第2ボルト穴が形成される第2部材と、を備え、
    前記第1部材は、前記第2部材の前記挟持プレートに挟持されると共に、前記第1ボルト穴及び前記第2ボルト穴に連結ボルトを貫通させることにより、第2部材に連結される請求項1から7のいずれかに記載の車両式屋台。
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US10838227B2 (en) 2017-12-26 2020-11-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle-mounted device and vehicle system

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