JP2008265290A - マスター印付き回転印 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転印を引き上げることなく回転子の回転操作のみで随時印面を変更できるマスター印付き回転印を提供すること。
【解決手段】回転印2を内装した把持ケース4の下部に回転印2の所要の印字部を露呈させる窓孔30付きマスター印3を組み込んだマスター印付き回転印において、多孔質の熱可塑性樹脂ベルト地24aとインキ流通性補強裏布24bとの積層ベルト地の表層を印字部のみ多孔質のまま残して他の部分を非多孔質面に溶融加工した薄手の溶融加工積層ベルトを無端印字ベルト24として用いる一方、マスター印3の窓孔30を橋架部23に添って通過するベルト表面が接触することのない大きさとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、無端印字ベルトを備えた回転印と、この回転印の無端印字ベルトの所要の印字部を露呈させる窓孔付きの多孔質固定印盤を備えたマスター印とを把持ケースに組み込んであるマスター印付き回転印に関するものである。
無端印字ベルトを備えた回転印と、この回転印の無端印字ベルトの所要の印字部を露呈させる窓孔付きの多孔質固定印盤を備えたマスター印とを把持ケースに組み込んで、日付と社名・部署名・個人名等を同時に捺印することができるマスター印付き回転印は古くから広く知られている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1、2に記載されているものでは、回転印の印字部を変更する場合、回転印を引き上げてマスター印の窓孔から印字部を離脱させたうえ、回転子を操作して回転印の各ベルト印を回転させないと印字部の変更ができないものであって、印面変更時の操作が増すという問題がある。このような問題を無くすため、マスター印の窓孔を大きくして窓孔を通じて露呈される回転印の印字部の変更を把持ケースより外部に露呈する回転子の回転操作のみで随時行えるようにすることも考えられるが、窓孔を大きくするとマスター印の印字面や非捺印領域が減少するという問題があるほか、橋架部に巻き掛けられるベルト印の下部が回転子の厚み分だけ中央寄りにシフトされて傾斜されるので、印面に歪みが生じて印影が不鮮明になるという問題がある。
実公平7−9695号 特開2000−272215号
本発明が解決しようとするところは、無端印字ベルトを備えた回転印と、この回転印の無端印字ベルトの所要の印字部を露呈させる窓孔付きの多孔質固定印盤を備えたマスター印とを把持ケースに組み込んであるマスター印付き回転印ににおける前記したような問題を解決して、回転印を引き上げることなく、把持ケースより外部に露呈する回転子の回転操作のみで随時印面を変更できるうえに、マスター印の有効利用面積を減らすこともないマスター印付き回転印を提供することを目的とする。
前記した課題を解決した本発明のマスター印付き回転印は、回転印フレームに架設した軸に回転可能に軸支してある回転子の軸筒部とこの回転印フレームに架設した橋架部との間に無端印字ベルトを懸装した回転印と、この回転印の無端印字ベルトの所要の印字部を露呈させる長窓孔付きの多孔質固定印盤を備えたマスター印とを把持ケースに組み込んだマスター印付き回転印において、前記した回転印の無端印字ベルトを、無数の連続気孔を備えた熱可塑性樹脂ベルト地を表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布を層着した積層ベルト地の前記表層に溶融加工を施して多孔質のまま残された印字部と非多孔質化されたスペース部とを形成した薄手の溶融加工積層ベルトとするとともに、前記したマスター印の長窓孔は、その前後孔縁に長窓孔より印字部を露呈させた状態で橋架部に沿って回転する無端印字ベルトのベルト表面が接触することのない前後幅を有するものとして、この長窓孔を通じて露呈される前記回転印の印字部の変更を把持ケースより外部に露呈する回転子の回転操作のみで随時行なえるようにしたことを特徴とするものである。また、前記したマスター印付き回転印において、把持ケース内に組み込まれた回転印が、弾発部材により常時は長窓孔より露呈される無端印字ベルトの所要の印字部がマスター印のマスター印字面より僅かに突出するように弾発されていて、押印操作時にはこの突出した回転印の印字面による一時捺印が行なわれるとともに、この押印操作で回転印がその印字面とマスター印面とが同水準となるよう前記した弾発部材の弾発力に抗して押し上げられてマスター印面による二次捺印が行なわれるように構成されていることにも特徴がある。
なお、無端印字ベルトにはその表層となる各印字部間の非多孔質化されたスペース部分に幅方向に凹溝、好ましくは両端を堰堤部とした凹溝を設けたり、回転子の軸筒部の外周面に無端印字ベルトを係止する角錐状のを千鳥状に配設しておいたり、或いは、回転印フレームに架設した軸に回転子の回転を円滑にするための合成樹脂製の制御板を回転子の側面に添って組み込んでおいたり、回転子の回転操作部の外周面にノッチ部を形成しておくことも好ましく、さらに、回転子の回転操作部の外周面にノッチ部を形成しておくときは、回転印フレームの上部に係合孔を設けてこれに脚端の係止片を係合させてクリッカをその上面より弾発部材で弾発された状態として組み付け、このクリッカには回転子のノッチ部と常時係止される角枠状の係止ばね片を設けて回転子の回転操作時に前記係止ばね片がノッチ部の凹凸に係合して独特の動作音を発するようにしておくことは好ましい態様である。
本発明では、回転印の無端印字ベルトとして、無数の連続気孔を備えた熱可塑性樹脂ベルト地を表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布を層着した積層ベルト地の表層を多孔質のまま残された印字部とこれを囲む部分が溶融加工された非多孔質面とに形成した薄手の溶融加工積層ベルトを用いて印面厚を薄くするとともに、マスター印の長窓孔の大きさをその前後孔縁に長窓孔より印字部を露呈させた状態で橋架部に沿って回転する前記無端印字ベルトのベルト表面が接触することのない最小限の大きさとしたので、長窓孔を通じて露呈される前記回転印の印字部の変更は、回転子を持ち上げるような操作を行なうことなく、把持ケースより外部に露呈する回転子の回転操作のみで随時行なうことができるうえに、マスター印の有効利用面積の減少を抑えることができる。
しかも、橋架部に巻き掛けられる無端印字ベルトの下部は回転子の厚み分だけ中央寄りにシフトされて傾斜されるが、印面厚が薄いので無端印字ベルトの印面が橋架部に倣って略水平となり、歪みのない印影を得ることができる。
また、把持ケース内に組み込まれた回転印を、弾発部材により常時は窓孔より露呈される無端印字ベルトの所要の印字部がマスター印のマスター印字面より僅かに突出するように弾発させておくことにより、押印操作時には先ずこの突出した回転印の印字部による一時捺印が行なわれるとともに、この押印操作で回転印が前記した弾発部材の弾発力に抗して前記した印字面とマスター印面とが同水準となるよう押し上げられてマスター印字面による二次捺印が行なわれることとなって、一時捺印時に無端印字ベルトの印字面が被捺印面に対して必ず水平に配置されることとなるので、印面厚が薄いにもかかわらず適正な捺印が行われて明瞭な印影が得られることとなる。
さらにまた、無端印字ベルトの各印字部間の非多孔質面としたスペース部分に幅方向に凹溝を形成してあるときは、多孔質薄ベルト印の印字面を変更操作する際に、各印字部が形成されている部分が回転印フレームの橋架部を通過する際、裏面の凹溝が橋架部の角部に位置することにより操作抵抗が変わり、この操作抵抗の変動による節度感を利用者は感じとることができるので、印面の変更をいちいち視認する必要がない。また、凹溝は図4(a)に示すように各無端印字ベルトの印字部同士を整列させる際の目安にも用いられる。なお、この凹溝は幅方向に連通して形成してもよいし、インキ伝いを防止するために図4(b)に示すように両端を幅方向に若干(例えば0.5〜1.0mm程度)残存させた状態に形成してもよい。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1において、1はマスター印付きの回転印本体であり、この回転印本体1は、把持ケース4の内部に回転印2を組み込むとともに、この把持ケース4の下部にマスター印3を組み付けたもので、また、このマスター印付きの回転印本体1の下端はこれに嵌着される印面保護用の印面キャップ5によって机上に載置できるようになっており、これらの点では従来のこの種のマスター印付き回転印と同様である。
前記した回転印2は、回転印フレーム20の中間に架設した軸21に回転可能に軸支された複数の回転子22とこの回転印フレーム20の下端に架設された橋架部23との間に無端印字ベルト24を懸装したものであって、このような基本構成は従来から知られているものと変わることがなく、そのまま把持ケース4の内部に組み込むことなく使用できるものである。この回転印2に用いた前記無端印字ベルト24としては、発泡ポリエチレン樹脂などの無数の連続気孔を備えた熱可塑性樹脂ベルト地24aを表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布24bを層着した積層ベルト地の表層に対して溶融加工を施すことにより、多孔質のまま印字部を残してこれを囲む部分を全て溶融加工された非多孔質面としてその厚みが2.0mm以下となるようにした薄手の溶融加工積層ベルトを印字ベルト本体としている。なお、前記した回転子22は、図7、8に示されるように、広幅の無端印字ベルト用のものと、狭幅の無端印字ベルト用のものとがある。
また、無端印字ベルト24を円滑に回動させることができるように、中央寄りの対向する回転子22の内面側には図9に示されるように略長方形状をしたポリエチレン樹脂よりなる制御板50を組み込んである。また、前記した回転印2は、その回転印フレーム20の上部がコイルばね等の弾発部材29により常時下方に弾発されるように把持ケース4に内装されていて、弾発部材29の付勢力を越える押印力が加えられると回転印2は上昇するようになっている。
22aは各回転子22の回転操作部の外周面に形成されるノッチ部であって、このノッチ部22aは回動操作時に指が滑らないようにするとともに、後記するクリッカ6の係止ばね片60を係止させるためのものであり、22bは無端印字ベルト24を懸ける軸筒部であって、この軸筒部22bの外周面には無端印字ベルト24を係止する角錐状の突起22dが千鳥状に配設されている。
さらに、無端印字ベルト24の印字部A、A間には、図4(a)および図4(b)に示されるように幅方向に連通される凹溝25が形成されていて、この凹溝25が無端印字ベルト24の印面を変更するために回転させる際に橋架部23の角部に位置し、操作抵抗が変わることによる節度感に基づき視認することなく印面が変更されたことを感じ取ることができるので、回動操作を行う度毎に印面を視認しなくても済むものとなり、このような無端印字ベルト24を用いた場合でも前記したように把持ケース4の内部に組み込むことなく使用できることは勿論である。
なお、前記した凹溝25は無端印字ベルト本体24のスペース部51を印字部52 、52間で2分する中間位置に形成されるものであるが、この凹溝25は図4(a)に示したように、両端が無端印字ベルト本体24の両端縁にまで達する連通溝であっても、図4(b)、図4(c)に示したように、凹溝25の両端がインキ伝いを防止するための堰堤部53、53として残されたものであってもよいことは前記したとおりであり、また、堰堤部53、53を設けておく場合、堰堤部53の長さは例えば0.5〜1.0mm程度の極く短いものとし、その高さも堰堤部53の頂部がスペース部の表面と略同一面にある程度でよい。このように堰堤部53、53を設ける場合、堰堤部53の長さは例えば0.5〜1.0mm程度の極く短いものとし、その高さも堰堤部53の頂部がスペース部51の表面と略同一面にある程度でよい。このように凹溝25を設けておくことにより、印字ベルト本体24の印字面を変更するために回転させる際に橋架部23の角部に位置し、操作抵抗が変わることによる節度感に基づき視認することなく印面が変更されたことを感じ取ることができ、これにより回動操作を行う度毎に印面を視認しなくても済むものとなる。また、堰堤部53、53を設けたものとしたときにはこの堰堤部53の本来の機能であるインキ伝い防止効果の外に、堰堤部53、53の補強効果で凹溝25が薄肉化されても必要な強度を保つことができる。なお、凹溝25および堰堤部53、53の部分もスペース部51と同様に溶融加工やコーティング加工により非多孔化しておくことが好ましい。
また、無端印字ベルト24は図2に示されるように、上部を回転子22に巻き掛けるとともに下部を隣接する無端印字ベルト24と接して橋架部23に巻き掛けるために、両側に位置する無端印字ベルト24が回転子22の板厚分だけ中央寄りとなり傾斜することとなるが、無端印字ベルト24は熱可塑性樹脂ベルト地24aを表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布24bを層着した積層ベルト地の表層を多孔質のまま残された印字部とこれを囲む部分が溶融加工された非多孔質面とに形成した薄手の溶融加工積層ベルトであって、厚みが薄いため橋架部23に倣って全体が水平となり印影が歪むことがない。
前記した回転印フレーム20は、図5に示されるように、軸21を係止させる切欠部20aを中間部に設けた両側板20bの下部を縦長板状の橋架部23により連繋したもので、この橋架部23の下端には第1インキ吸蔵体26を嵌合させる凹溝23aが、上端には第2インキ吸蔵体27を嵌合させる凹部23bが形成されており、さらに、この各側板20bの上部には後記するクリッカを連結するための係合孔23cが設けられていて、この係合孔23c、23cに両端を係合させて後記載するクリッカ6が架設される。また、橋架部23の両側には回転印2の無端印字ベルト24の外側に添う側板20dが連設されている。
26は無端印字ベルト24にインキを供給する第1インキ吸蔵体であり、このインキ吸蔵体26は橋架部23の凹溝23aに嵌合されているが、図示例では無端印字ベルト24の熱可塑性樹脂ベルト地24aと同材質のポリエチレン焼結体などの硬質の多孔性材料よりなるものを用いており、また、27は第1インキ吸蔵体26の上に重ねられるポリビニルホルマールよりなる第2インキ吸蔵体であって、この第2インキ吸蔵体27は橋架部23の凹部23bに嵌合されている。
図10に示されるように、長窓孔30が形成されたマスター印3の多孔質固定印盤32は、中心部に横長の角孔31aを形成した円筒形のマスター印フレーム31の凹部内に装着された円形のもので、図13に示されるように、横長の角孔32aが形成されており、その裏面には図12に示されるように、横長の角孔33aが形成される円形のインキ吸収体33と、マスター印フレーム31にコイルばね34により付勢されて装着された図11に示されるような上縁に内鍔を形成した印面保護用の筒状の金属スライド35とを備えている。
また、前記した把持ケース4は、回転印2の回転子22が外部から操作できるように、把持筒部40の中間前後面に凹段部41を形成してあり、この回転子22をスリット42を通じて露呈させるようにしてあり、この把持ケース4の下部には筒状のシース43を続かせてこのシース43内にマスター印3が組み付けられている。なお、44は把持ケース4の天板部に取り付けられる表示ラベルである。
6は外部に露呈される各回転子22が他物に触れて不用意に動くことがないようにするクリッカであり、このクリッカ6は、各回転子22を軸支する回転印フレーム20の係合孔23cに係止片60を係合させて回転印フレーム20と一体化され、各回転子22の外周面に形成される滑り止め用のノッチ部22aに係止される角枠状の係止ばね片61が左右に垂設されている。また、クリッカ6の上面には弾発部材25としてのコイルばねを受ける係止片62が形成されている。
このような回転印を使用する際には、まず、把持ケース4の把持筒部40の凹段部41に形成されたスリット42より露出された各回転子22を適宜回動させて印面を所望の内容に設定する。このとき回転子22のノッチ部22aは常時クリッカ6の係止ばね片60に係合しているので、回転子22の回動は規制され、回転子22を操作しない限り回動されることがなく、他物に触れて印面が不用意に変更されることがない。
しかして、使用者により回転子22を操作する際には、回転子22のノッチ部22aに係止されているクリッカ6の係止ばね片60がノッチ部22aの凹凸に係合するので独特の動作音を発し、また、無端印字ベルト24の凹溝25の裏側が橋架部23の角部に配置されるたびに得られる節度感によって使用者に的確な操作感を与えることができる。しかも、印面変更の操作を完了した後、回転子22はクリッカ6により確実に動き止めされるため印面が不用意に変更されることもない。
前記したような簡単な操作で印面を変更したならば、把持ケース4の把持筒部40を把持して捺印を行うことは従来と同様であるが、無端印字ベルト24は無数の連続気孔を備えた熱可塑性樹脂ベルト地24aを表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布24bを層着した積層ベルト地の表層を多孔質のまま残された印字部52とこれを囲む部分が溶融加工された非多孔質面とに形成した薄手の溶融加工積層ベルトとするとともに、長窓孔30の前後幅を前記無端印字ベルト24を回転させた時にこの長窓孔30より露呈させた状態で橋架部23に添って通過する無端印字ベルト24の印字部52が長窓孔30の前後孔縁に接触することのない大きさとなるように、各無端印字ベルト24の総横幅寸法と、橋架部23の前後幅の寸法に略印面厚分の通過間隙幅を前後に加えた前後幅寸法とからなるものとしたので、マスター印3の有効利用面積の減少はわずかなものとなるうえに、マスター印3の多孔質固定印盤32と回転印2間に不要な隙間が生じることがなくてデザイン性も好ましいものとなる。
しかも、両側の無端印字ベルト24は構造上傾斜することとなっても無端印字ベルト24として前記したような薄手の溶融加工積層ベルトを用いたことにより、印字面が橋架部23の受け面に倣って略水平となり歪のない印影が得られることとなる。
本発明の好ましい実施の形態を示す横向き断面図である。 本発明の好ましい実施の形態を示す前向き断面図である。 本発明の好ましい実施の形態を示す斜視図である。 本発明に用いる無端印字ベルトを拡大して示す一部切欠斜視図である。 本発明に用いる無端印字ベルトの別例を拡大して示す一部切欠斜視図である。 図4(b)の断面図である。 本発明に用いる回転印フレームの斜視図である。 本発明に用いるクリッカの斜視図である。 本発明に用いる回転子(大)の斜視図である。 本発明に用いる回転子(小)の斜視図である。 本発明に用いる制御板の斜視図である。 本発明に用いるマスター印フレームの斜視図である。 本発明に用いる金属スライドの斜視図である。 本発明に用いる多孔質固定印盤のインキ吸収体の斜視図である。 本発明に用いるマスター印の斜視図である。 本発明に用いるシースの斜視図である。 非捺印状態を示す説明図である。 回転印による捺印状態を示す説明図である。 マスター印による捺印状態を示す説明図である。
符号の説明
2 回転印
3 マスター印
4 把持ケース
20 回転印フレーム
22 回転子
23 橋架部
24 無端印字ベルト
24a熱可塑性樹脂ベルト地
24bインキ流通性裏基布
25 凹溝
29 弾発部材
30 窓孔
32 多孔質固定印盤

Claims (8)

  1. 回転印フレームに架設した軸に回転可能に軸支してある回転子の軸筒部とこの回転印フレームに架設した橋架部との間に無端印字ベルトを懸装した回転印と、この回転印の無端印字ベルトの所要の印字部を露呈させる長窓孔付きの多孔質固定印盤を備えたマスター印とを把持ケースに組み込んだマスター印付き回転印において、前記した回転印の無端印字ベルトを、無数の連続気孔を備えた熱可塑性樹脂ベルト地を表層としてその裏面にインキ流通性補強裏布を層着した積層ベルト地の前記表層に溶融加工を施して多孔質のまま残された印字部と非多孔質化されたスペース部とを形成した薄手の溶融加工積層ベルトとするとともに、前記したマスター印の長窓孔は、その前後孔縁に長窓孔より印字部を露呈させた状態で橋架部に沿って回転する無端印字ベルトのベルト表面が接触することのない前後幅を有するものとして、この長窓孔を通じて露呈される前記回転印の印字部の変更を把持ケースより外部に露呈する回転子の回転操作のみで随時行なえるようにしたことを特徴とするマスター印付き回転印。
  2. 把持ケース内に組み込まれた回転印が、弾発部材により常時は長窓孔より露呈される無端印字ベルトの所要の印字部がマスター印のマスター印字面より僅かに突出するように弾発されていて、押印操作時にはこの突出した回転印の印字面による一時捺印が行なわれるとともに、この押印操作で回転印がその印字面とマスター印面とが同水準となるよう前記した弾発部材の弾発力に抗して押し上げられてマスター印面による二次捺印が行なわれるように構成されている請求項1に記載のマスター印付き回転印。
  3. 無端印字ベルトの各印字部間の非多孔質化されたスペース部分に幅方向の凹溝を形成してある請求項1または2に記載のマスター印付き回転印。
  4. 凹溝の両端が堰堤部として残されている請求項3に記載のマスター印付き回転印。
  5. 回転子の軸筒部の外周面に無端印字ベルトを係止する角錐状の突起が千鳥状に配設されている請求項1〜4のいずれかに記載のマスター印付き回転印。
  6. 回転印フレームに架設した軸に回転子の回転を円滑にするための合成樹脂製の制御板を回転子の側面に添って組み込んである請求項1〜5のいずれかに記載のマスター印付き回転印。
  7. 回転子の回転操作部の外周面にノッチ部が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載のマスター印付き回転印。
  8. 回転印フレームの上部に係合孔が設けられていてこの係合孔に脚端の係止片を係合させた状態でクリッカがその上面より弾発部材で弾発させて組み付けられており、このクリッカには回転子の外周のノッチ部に常時係止される角枠状の係止ばね片が設けられていて回転子の回転操作時に前記係止ばね片がノッチ部の凹凸に係合して独特の動作音を発する請求項7に記載のマスター印付き回転印。
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