JP2008263677A - ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ - Google Patents

ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2008263677A
JP2008263677A JP2007102928A JP2007102928A JP2008263677A JP 2008263677 A JP2008263677 A JP 2008263677A JP 2007102928 A JP2007102928 A JP 2007102928A JP 2007102928 A JP2007102928 A JP 2007102928A JP 2008263677 A JP2008263677 A JP 2008263677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
stator core
core body
stator
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2007102928A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Makino
一也 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP2007102928A priority Critical patent/JP2008263677A/ja
Publication of JP2008263677A publication Critical patent/JP2008263677A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ステータコアのエッジ部からバリを容易に除去する。
【解決手段】ステータコアが製造される際には、珪素鋼板からプレス加工により打ち抜かれた複数のコアプレートが積層されてコア本体が形成される(ステップS11,S12)。続いて、電気炉においてコア本体が700℃以上780℃以下に加熱された後、エアの送風によりコア本体が強制的に冷却されて常温へと戻される(ステップS13,S14)。次に、ショットブラストによりコア本体のエッジ部に微粒子を衝突させることにより、エッジ部の研磨が行われてエッジ部からバリが除去される(ステップS15)。さらに、電着塗装によりコア本体の表面が絶縁層により被覆されてステータコアの製造が終了する(ステップS16)。コア本体のエッジ部では、高温加熱および強制冷却により、バリおよびバリ近傍の部位が脆くなっているため、エッジ部からバリを容易かつ確実に除去することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動式モータの電機子のステータコアの製造方法、並びに、当該ステータコアを有する電機子およびモータに関する。
従来より、ハードディスク装置等の記録ディスク駆動装置は、記録ディスクを回転駆動するスピンドルモータ(以下、「モータ」という。)を備えており、モータの電機子は、放射状に配置された複数のティースを有するステータコア、および、複数のティースに導線を巻回して形成される複数のコイルを備える。電機子は通常、珪素鋼板をプレス加工により打ち抜いて形成されたコアプレートを積層し、その表面に防錆処理および絶縁処理が施された後に導線が巻回されることにより形成される。
特許文献1および特許文献2では、電着塗装により、電動式モータの鉄心(コア)の表面に絶縁性塗料を薄く塗布することにより、鉄心の防錆処理、および、鉄心と巻線との間の絶縁処理を行う技術が開示されている。
ところで、ステータコアのエッジ部にはプレス加工時に生じたバリが存在し、バリ近傍では表面張力等により他の部位に比べて絶縁性塗料の膜厚が薄くなってしまう。このため、エッジ部における膜厚が不足して絶縁不良や発錆が生じる恐れがある。一方、エッジ部における膜厚を十分に確保しようとすると、他の部位における膜厚が必要以上に厚くなってしまい、電機子およびモータの薄型化が阻害されてしまう。
そこで、特許文献3では、プレス加工により形成されたモータコアの角部近傍に電気絶縁性粒子を付着させた後、モータコアの表面に電気絶縁性塗料を電着塗装等により塗布することにより、角部に残存するカエリ部(いわゆる、バリ)近傍における絶縁層の厚さを確保し、モータコアの表面に形成された絶縁層の厚さを均一化する技術が開示されている。
特開平6−233481号公報 特許第3134304号公報 特許第2524677号公報
ところで、近年、モータの更なる小型化および薄型化が要求されている。このため、ステータコアにおいても、コア本体の小型化および薄型化のみならず、その表面に形成されている絶縁層の薄型化も求められている。一方で、モータ特性の向上の観点から、ステータコアの磁気特性の向上も求められており、ステータコアの防錆性や絶縁性の確保は必須となっている。
特許文献3のモータコアでは、角部からカエリ部が突出しており、この突出部を覆うように絶縁層を形成する必要があるため、モータコアの小型化および薄型化に限界がある。また、絶縁層の形成が、角部近傍への電気絶縁性粒子の付着、および、モータコア表面への電気絶縁性塗料の塗布の2工程を必要とするため、モータコアの製造工程が複雑化してしまい、モータコアの生産性の向上が難しい。
そこで、絶縁層を形成する前にステータコアのエッジ部からバリを除去することが考えられるが、特許文献3に記載されているように、バリ(カエリ部)に対して平打ち等の処理を施してもバリを除去することは困難である。また、バレル研磨等によっても全てのバリを確実に除去することは難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、ステータコアのエッジ部からバリを容易に除去することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、電動式モータの電機子のステータコアの製造方法であって、a)プレス加工により珪素鋼板を打ち抜いてコアプレートを形成し、複数のコアプレートを積層してコア本体を形成する、または、前記コアプレートを前記コア本体として得る工程と、b)前記コア本体の少なくともエッジ部を含む部位を300℃以上800℃以下に加熱する工程と、c)前記コア本体を強制的に冷却して常温へと戻す工程と、d)前記コア本体の前記エッジ部に微粒子を衝突させることにより前記エッジ部を研磨する工程と、e)前記コア本体の表面を絶縁層により被覆する工程とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のステータコアの製造方法であって、前記b)工程において、前記コア本体の前記少なくともエッジ部を含む部位が700℃以上780℃以下に加熱される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のステータコアの製造方法であって、前記b)工程において、前記コア本体の全体が加熱される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のステータコアの製造方法であって、前記b)工程において、前記コア本体が他のコア本体と共に加熱される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のステータコアの製造方法であって、前記c)工程における冷却が、前記コア本体に冷却ガスを供給することにより行われる。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のステータコアの製造方法であって、前記e)工程において、電着塗装により前記コア本体の被覆が行われる。
請求項7に記載の発明は、電動式モータの電機子であって、請求項1ないし6のいずれかに記載のステータコアの製造方法により製造されたステータコアと、前記ステータコアの複数のティースに導線を巻回することにより形成された複数のコイルとを備える。
請求項8に記載の発明は、電動式のモータであって、請求項7に記載の電機子および前記電機子が取り付けられるベース部を有するステータ部と、前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構とを備える。
本発明では、ステータコアのエッジ部からバリを容易に除去することができる。請求項2の発明では、ステータコアの磁気特性を向上することができる。請求項3の発明では、コア本体の加熱に係る装置を簡素化することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電動式のスピンドルモータ1(以下、「モータ1」という。)を備える記録ディスク駆動装置60の内部構成を示す図である。記録ディスク駆動装置60はいわゆるハードディスク装置であり、情報を記録する円板状の記録ディスク62、記録ディスク62に対する情報の書き込みおよび(または)読み出しを行うアクセス部63、記録ディスク62を保持して回転する電動式のモータ1、並びに、記録ディスク62、アクセス部63およびモータ1を内部空間110に収容するハウジング61を備える。
図1に示すように、ハウジング61は、上部に開口を有するとともにモータ1およびアクセス部63が内側の底面に取り付けられる無蓋箱状の第1ハウジング部材611、並びに、第1ハウジング部材611の開口を覆うことにより内部空間110を形成する板状の第2ハウジング部材612を備える。記録ディスク駆動装置60では、第1ハウジング部材611に第2ハウジング部材612が接合されてハウジング61が形成され、内部空間110は塵や埃が極度に少ない清浄な空間とされる。
記録ディスク62は、モータ1の上側に載置されてクランパ621によりモータ1に固定される。本実施の形態では、記録ディスク62のサイズは1.8インチ型である。アクセス部63は、記録ディスク62に近接して情報の読み出しおよび書き込みを磁気的に行うヘッド631、ヘッド631を支持するアーム632、並びに、アーム632を移動させることによりヘッド631を記録ディスク62およびモータ1に対して相対的に移動するヘッド移動機構633を有する。これらの構成により、ヘッド631は回転する記録ディスク62に近接した状態で記録ディスク62の所要の位置にアクセスし、情報の書き込みおよび読み出しを行う。
図2は、記録ディスク62(図1参照)の回転に使用されるモータ1の構成を示す縦断面図である。モータ1は、3相の交流電流により駆動される。図2では、モータ1の中心軸J1(後述する電機子24の中心軸でもある。)を含む面における断面を示すが、切断面よりも奥側に位置する構成についても、その一部を破線にて描いている。
図2に示すように、モータ1はインナーロータ型のモータであり、固定組立体であるステータ部2、および、回転組立体であるロータ部3を備える。ロータ部3は、作動流体である潤滑油による流体動圧を利用した軸受機構を介して、モータ1の中心軸J1を中心にステータ部2に対して回転可能に支持される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってロータ部3側を上側、ステータ部2側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向と一致する必要はない。
ロータ部3は、ロータ部3の各部を保持するロータハブ31、および、ロータハブ31に取り付けられて中心軸J1の周囲に配置される界磁用磁石34を備える。ロータハブ31は、ステンレス等により一体的に形成されており、中心軸J1を中心とする略円筒状であって下側(すなわち、ステータ部2側)に突出するシャフト311、シャフト311の上端部から中心軸J1に対して垂直に広がる略円板状の円板部312、および、円板部312の外縁において下側に突出する略円筒状の円筒部313を備える。シャフト311の下側の先端部には、略円板状のスラストプレート314が取り付けられる。
ステータ部2は、ステータ部2の各部を保持するベース部であるベースプレート21、ロータ部3のシャフト311が挿入されるとともにロータ部3を回転可能に支持する軸受機構の一部である略円筒状のスリーブユニット22、スリーブユニット22の周囲にてベースプレート21に取り付けられる電機子24、および、電機子24の上方に配置されて電機子24からの電磁ノイズを遮断する薄板状の磁気シールド板25を備える。
ベースプレート21は、第1ハウジング部材611(図1参照)の一部であり、アルミニウム、アルミニウム合金、または、磁性もしくは非磁性の鉄系金属の板状部材をプレス加工することにより第1ハウジング部材611の他の部位と一体的に形成される。
スリーブユニット22は、中心軸J1を中心とする略円筒状であってロータ部3のシャフト311が挿入されるスリーブ221、スリーブ221の外周に取り付けられる略円筒状のスリーブハウジング222、および、スリーブハウジング222の下端側の開口を閉塞する略円板状のシールキャップ223を備える。スリーブ221は多孔質部材であり、スリーブハウジング222はスリーブ221に含浸された潤滑油を保持する役割を果たす。スリーブユニット22の下部は、ベースプレート21の中央部に形成された開口に圧入されて固定される。
電機子24は、複数のティース243を備えるステータコア241、および、複数のティース243に導線を巻回することにより形成された複数のコイル242を備え、シャフト311の周囲に配置された界磁用磁石34との間で中心軸J1を中心とする回転力(トルク)を発生する。電機子24では、各ティース243が中心軸J1側で折り曲げられて中心軸J1側の端面が界磁用磁石34の外周面に対向することにより、電機子24と界磁用磁石34との間に効率的にトルクを発生することができる。
図3は、ステータコア241の平面図であり、図4は、ステータコア241の一部を図3中のA−Aの位置で切断して拡大した断面図である。図4に示すように、ステータコア241は、コア本体245およびコア本体245の表面を被覆する薄膜状の絶縁層246を備える。本実施の形態では、絶縁層246の厚さは、およそ25μm〜30μmとされる。図4では、図示の都合上、絶縁層246の厚さを実際よりも大きく描いている。
図3に示すように、コア本体245は、先端を中心軸J1側に向けて中心軸J1を中心として放射状に配置された複数(本実施の形態では9本)のティース243、および、複数のティース243を外周側において連結して支持するリング状のコアバック244を備える。図4に示すように、コア本体245は、複数(本実施の形態では4枚)の薄板状のコアプレート247を積層して形成されており、各コアプレート247は、プレス加工により薄板状の珪素鋼板を打ち抜くことにより形成される。各コアプレート247では、ティース243に対応する部位(以下、「ティース部2471」という。)とコアバック244に対応する部位(以下、「コアバック部2472」という。)とが一体的に形成されており、図3に示すコア本体245の複数のティース243とコアバック244とは磁気的に接続されている。
図5は、ベースプレート21を示す平面図である。図5に示すように、ベースプレート21では、スリーブユニット22(図2参照)が取り付けられる開口の周囲において、複数のティース243(図3参照)に対応する領域に、ベースプレート21を上下に貫通する複数(本実施の形態では9個)の穴部211が形成される。図2に示すように、ベースプレート21に電機子24が取り付けられた状態においては、複数のコイル242のそれぞれの下部が、ベースプレート21の下面よりも下側に突出することなく、ベースプレート21の対応する穴部211に収容される。これにより、ベースプレート21を過剰に薄くすることなく、モータ1の薄型化を実現することができる。
ステータ部2では、コイル242が挿入された穴部211に接着剤が充填されており、コイル242が固定されるとともに穴部211が封止される。また、ベースプレート21は、複数の穴部211をベースプレート21の電機子24が取り付けられる側とは反対側(すなわち、下側)から塞ぐシート状のシール部材212(例えば、フレキシブル回路基板や銘板)を備える。シール部材212は、中心軸J1を中心とする円環状であり、ベースプレート21の下側の主面に粘着剤層(または、接着剤層)を介して貼付される。
図2に示すモータ1では、ロータハブ31の円板部312の下面とスリーブハウジング222の上側の端面との間、スリーブ221の内周面とシャフト311の外周面との間、スリーブ221の下側の端面とスラストプレート314の上面との間、スラストプレート314の下面とシールキャップ223の上面との間、および、スリーブハウジング222のフランジ部224の外周面とロータハブ31の円筒部313の内周面との間に微小な間隙が設けられる。そして、ロータハブ31とスリーブユニット22との間に設けられたこれらの間隙に潤滑油が連続して充填されることにより、中心軸J1を中心にロータ部3をステータ部2に対して回転可能に支持する軸受機構が構成される。
スリーブハウジング222のフランジ部224の外周面は、その外径が下側に向かって漸次減少する傾斜面とされ、フランジ部224の外周面に対向するロータハブ31の円筒部313の内周面の内径は一定とされる。これにより、フランジ部224と円筒部313との間の間隙における潤滑油の界面は、毛管現象および表面張力によりメニスカス状となってテーパシールが形成され、この間隙がオイルバッファとしての役割を果たして潤滑油の流出が防止される。
スリーブ221の下側の端面には、ロータ部3の回転時に潤滑油に対して中心軸J1側に向かう圧力を発生させるための溝(例えば、スパイラル状の溝)が形成されており、当該端面および当該端面に対向するスラストプレート314の上面によりスラスト動圧軸受部が構成される。また、シャフト311およびスリーブ221の互いに対向する面には、潤滑油に流体動圧を発生させるための溝(例えば、中心軸J1の向く方向に関して、スリーブ221の内側面の上下に設けられたヘリングボーン溝等)が形成されており、これらの面によりラジアル動圧軸受部が構成される。
モータ1では、流体動圧を利用する軸受機構によりロータ部3を潤滑油を介して非接触にて支持することにより、ロータ部3およびロータ部3に取り付けられる記録ディスク62を高精度、かつ、低騒音にて回転することができる。
次に、ステータコア241の製造について説明する。図6は、ステータコア241の製造の流れを示す図である。ステータコア241が製造される際には、まず、コアプレート247の材料(すなわち、コア材料)である薄板状の珪素鋼板がコアプレート製造装置に供給され、コアプレート製造装置の複数のステーションにおいて、珪素鋼板に対してプレス加工による所定の処理(例えば、打ち抜き加工や曲げ加工による図4に示すティース部2471の形成)が順次行われる。
そして、珪素鋼板上のティース部2471およびコアバック部2472を、コアバック部2472の外周エッジに対応する位置にてプレス加工により一体的に打ち抜くことにより、コアプレート247が形成される。このとき、コアプレート247のティース部2471およびコアバック部2472のエッジ部には、プレス加工によるバリが生じている。コアプレート製造装置では、プレス加工によりコア材料である珪素鋼板が順次打ち抜かれて複数のコアプレート247が順次形成される(ステップS11)。
続いて、複数(本実施の形態では4枚)のコアプレート247が中心軸J1方向に積層されてかしめられることにより、複数のコアプレート247が互いに固定されてコア本体245が形成される(ステップS12)。上述のように、コアプレート247のエッジ部にはプレス加工によバリが生じているため、コア本体245は、そのエッジ部にバリを有することとなる。なお、複数のコアプレート247はレーザ溶接等、他の手法により互いに固定されてよい。
コア本体245は、上記工程(ステップS11,S12)と同様の工程により形成された他の複数のコア本体と共に電気炉に搬入され、当該電気炉においてコア本体245の全体が他のコア本体と共に加熱される(ステップS13)。本実施の形態では、コア本体245の加熱時間は3〜4時間であり、コア本体245は700℃以上780℃以下に加熱される。
電気炉による加熱が終了すると、コア本体245は他の複数のコア本体と共に電気炉から搬出される。そして、コア本体245および他のコア本体に対して冷却ガスである常温のエアの送風(すなわち、供給)が行われることにより、コア本体245が他のコア本体と共に強制的に冷却され、およそ3時間かけて常温(すなわち、25℃〜40℃)へと戻される(ステップS14)。このとき、コア本体245の冷却時におけるエアの送風(すなわち、コア本体245の強制冷却)は、必ずしもコア本体245の温度が常温に戻るまで継続的に行われる必要はない。例えば、コア本体245の温度が所定の温度に低下するまで強制冷却が行われた後、強制冷却が停止され、自然冷却によりコア本体245の温度が当該所定の温度から常温に戻されてもよい。
コア本体245の温度が常温に戻されると、コア本体245が他の複数のコア本体と共に網目状の保持部上に載置され、当該保持部と同様の網目状のカバー部材により、保持部とは反対側から覆われる。そして、保持部とカバー部材との間に挟まれたコア本体245に対して上下からショットブラストが行われ、コア本体245のエッジ部にショットあるいはビーズと呼ばれる微粒子を衝突させることにより、エッジ部の研磨が行われてエッジ部からバリが除去される(ステップS15)。コア本体245のエッジ部では、ステップS13,S14に示す高温加熱および強制冷却により、バリおよびバリ近傍の部位が脆くなっているため、ショットブラストによりエッジ部からバリを容易かつ確実に除去することができる。
ショットブラストが終了すると、コア本体245に対する電着塗装が行われることにより、コア本体245の表面が絶縁樹脂等の絶縁材料により形成された絶縁層246により被覆され(ステップS16)、複数のコアプレート247の積層体であるステータコア241の製造が終了する。その後、ステータコア241の複数のティース243に、巻線機により導線が巻回されることにより複数のコイル242が形成されて電機子24の製造が終了する。
上述のように、ステータコア241の製造では、コア本体245に対する加熱および強制冷却後にエッジ部を研磨することにより、加熱および冷却を行わずに研磨した場合に比べて、エッジ部からバリを容易かつ確実に除去することができる。このため、コア本体245のエッジ部において、絶縁層246の形成におけるバリの影響を排除することができ、エッジ部における絶縁層246の厚さが、エッジ部以外の他の部位における絶縁層246の厚さよりも薄くなってしまうことを抑制することができる。
表1は、ステータコアの絶縁層の厚さを計測して求めたエッジカバー率を示す表であり、図7は、ステータコア241の一部(すなわち、1本のティース243)を図3中のB−Bの位置で切断して拡大した断面図である。ここで、エッジカバー率とは、ステータコアのエッジ部における絶縁層の厚さを示す1つの指標であり、エッジ部以外の他の部位における絶縁層の厚さに対するエッジ部における絶縁層の厚さの割合を示す。具体的には、図7に示すように、ステータコア241の中心軸J1方向における絶縁層246の厚さをtv1,tv2とし、中心軸J1に垂直な方向における絶縁層246の厚さをth1,th2とし、エッジ部E1における絶縁層の厚さをt1とした場合、エッジ部E1におけるエッジカバー率は、厚さtv1,tv2,th1,th2の平均値に対する厚さt1の割合となる。他のエッジ部E2〜E4においても同様に、エッジ部E2〜E4における絶縁層の厚さをt2〜t4とした場合、エッジ部E2〜E4におけるエッジカバー率は、厚さtv1,tv2,th1,th2の平均値に対する厚さt2〜t4の割合となる。
Figure 2008263677
表1の上段には、本実施の形態に係る製造方法(すなわち、コア本体245に対する加熱および強制冷却が行われる製造方法)により製造されたステータコア241のエッジカバー率を示す。また、表1の下段には、コア本体に対する加熱および強制冷却を行わずにエッジ部に対してショットブラストによる研磨を行った後、電着塗装により表面に絶縁層を形成した比較例のステータコアにおけるエッジカバー率を示す。表1の上段では、図7中のステータコア241のエッジ部E1〜E4におけるエッジカバー率、および、これら4つのエッジカバー率の最小値を示し、下段では、比較例のステータコアの上記エッジ部E1〜E4に対応する4つのエッジ部におけるエッジカバー率、および、その最小値を示す。
ある基準では、ステータコアの絶縁性を確保するためには、エッジ部以外の絶縁層の厚さが40μm〜45μmである場合、エッジカバー率は40%以上とされ、また、エッジ部以外の絶縁層の厚さが30μm程度である場合、エッジカバー率は50%以上とされる。既述のように、本実施の形態に係るステータコア241の絶縁層246の厚さは25μm〜30μmであり、表1に示すように、ステータコア241のエッジカバー率の最小値は、上記の下限値(すなわち、50%)よりも大きい。また、各エッジ部のエッジカバー率は、エッジ部E2を除いて、比較例のステータコアの対応するエッジ部のエッジカバー率よりも大きく、さらに、エッジカバー率の最小値も比較例のエッジカバー率の最小値よりも大きい。
このように、本実施の形態に係るステータコア241の製造では、コア本体245に対する加熱および強制冷却により、プレス加工により生じたバリを容易かつ確実に除去してエッジカバー率を大きくすることができ、これにより、エッジ部以外の他の部位における絶縁層246の厚さを過剰に厚くすることなく、エッジ部における絶縁層246の厚さを十分に確保することができる。その結果、ステータコア241の防錆性や絶縁性を確保しつつステータコア241全体としての絶縁層246の薄膜化を実現することができ、電機子24およびモータ1の小型化および薄型化を実現することができる。
ステータコア241の製造では、ステップS13において、電気炉によりコア本体245の全体が加熱されるため、加熱領域を絞ってコア本体245の微小なエッジ部のみを加熱する場合に比べて、コア本体245の加熱に係る装置を簡素化することができる。また、コア本体245のエッジ部全体を均一に加熱することができるため、エッジ部から均一にバリを除去することができる(すなわち、エッジ部におけるバリの除去の程度を均一化することができる。)。さらには、電気炉により複数のコア本体245を容易に、かつ、均一に同時加熱することができるため、ステータコア241の生産性を向上することができる。
上述のように、ステップS13における加熱では、珪素鋼板により形成されたコア本体245が700℃以上780℃以下に加熱される。このように、コア本体245に対して焼鈍が施される場合に準じた加熱を行うことにより、ステータコア241の磁気特性を向上することができる。
また、本実施の形態に係るステータコア241の製造では、ステップS14において、エアの送風によりコア本体245が強制的に冷却されるため、液体にコア本体245を浸漬して強制冷却する場合に比べて、コア本体245に対する異物(液体や液体中の異物等)の残留を防止しつつコア本体245を容易に強制的に冷却することができる。また、複数のコア本体245を容易に、かつ、均一に同時冷却することができるため、ステータコア241の生産性を向上することができる。
ステップS14における冷却は、必ずしもエアの送風によるものには限定されず、例えば、液体窒素(N)を気化させた低温の窒素ガスを冷却ガスとしてコア本体245に供給することにより、コア本体245が強制的に冷却されてもよい。
本実施の形態に係るステータコア241の製造では、ステップS15において、ショットブラストによりエッジ部を研磨することにより、小さい外力によっても変形する可能性がある小型モータのステータコアであっても、ステータコア241の変形を防止しつつエッジ部からバリを除去することができる。また、ステップS16において、コア本体245に対して電着塗装を施すことにより、絶縁層246を容易に形成することができるとともに絶縁層246の薄膜化を実現することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るステータコアの製造方法について説明する。図8は、第2の実施の形態に係るステータコア241aの一部を示す断面図であり、第1の実施の形態に係るステータコア241の図4に対応する。ステータコア241aは、図2ないし図4に示すステータコア241と平面視において同形状であるが、図8に示すように、1枚のコアプレート247により構成されている点でステータコア241と異なる。その他の構成は図2ないし図4と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図9は、ステータコア241aの製造の流れの一部を示す図である。図9に示すステップS21よりも後の工程は、図6に示すステップS13〜S16と同様である。ステータコア241aが製造される際には、まず、第1の実施の形態と同様に、コアプレート製造装置において珪素鋼板に対するプレス加工が行われ、コアプレート247が珪素鋼板から打ち抜かれる。ステータコア241aでは、この1枚のコアプレート247が、図4に示すステータコア241のコア本体245に相当する。すなわち、第2の実施の形態に係るステータコア241aの製造では、プレス加工により珪素鋼板が打ち抜かれてコアプレート247が形成され、当該コアプレート247がコア本体として得られる(ステップS21)。
以下の工程は第1の実施の形態と同様であり、コアプレート247(すなわち、コア本体)の全体が他のコアプレートと共に700℃以上780℃以下に加熱された後に強制的に冷却されて常温に戻され(ステップS13,S14)、さらに、ショットブラストによりエッジ部が研磨されてバリが除去された後、電着塗装によりコアプレート247の表面に絶縁層246が形成される(ステップS15,S16)。
第2の実施の形態に係るステータコア241aの製造でも、第1の実施の形態と同様に、コアプレート247(すなわち、コア本体)に対する加熱および強制冷却により、プレス加工により生じたバリを脆くしてエッジ部から容易かつ確実に除去することができる。これにより、エッジカバー率を大きくすることができるため、ステータコア241aの防錆性や絶縁性を確保しつつステータコア241a全体としての絶縁層246の薄膜化を実現することができる。その結果、ステータコア241aを備える電機子およびモータの小型化および薄型化を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施の形態に係るステータコアの製造では、ステップS13におけるコア本体に対する加熱において、必ずしもコア本体の全体が加熱される必要はない。コア本体のエッジ部におけるバリを脆くして容易かつ確実に除去するという観点からは、コア本体の少なくともエッジ部を含む部位が加熱されるのであれば十分であり、例えば、噴射範囲が細く絞られたガスバーナーによりエッジ部近傍の部位のみが局部加熱されてもよい。また、リング状の熱源等にコア本体のエッジ部近傍の部位のみを接触させることにより当該加熱が行われてもよい。この場合、加熱される部位の熱容量が小さいため、加熱および冷却に要する時間を短縮することができる。
また、コア本体(の少なくともエッジ部を含む部位)に対する加熱において、コア本体の温度は必ずしも700℃以上780℃以下とされる必要はない。バリを脆くしてエッジ部から容易かつ確実に除去するという観点からは、コア本体は300℃以上に加熱されることが好ましく、また、ステータコアの磁気特性の低下を確実に防止するという観点からは、コア本体は800℃以下に加熱されることが好ましい。
ステップS15におけるエッジ部の研磨では、コア本体がある程度大きく、外力により容易には変形しない場合、メディアと呼ばれる微粒子をエッジ部に衝突(接触)させることによりバリを除去するバレル研磨が行われてもよい。また、ステップS16におけるコア本体の被覆では、要求される絶縁層246の厚さがある程度大きい場合(例えば、エッジ部以外の部位における絶縁層246の厚さが40μm以上である場合)、粉体塗装等の他の方法により絶縁層246が形成されてもよい。
第1の実施の形態に係るステータコア241の製造では、エッジ部に対する加熱、強制冷却および研磨(ステップS13〜S15)は、必ずしもコアプレート247の積層(ステップS12)よりも後に行われる必要はなく、積層前の複数のコアプレート247に対して加熱、強制冷却およびエッジ部の研磨が行われた後、当該複数のコアプレート247が積層されてコア本体245が形成されてもよい。また、この場合、積層前の各コアプレート247の表面に絶縁層246が形成された後、これら複数のコアプレート247が積層されてステータコア241が形成されてもよい。
上記実施の形態に係るモータは、必ずしも界磁用磁石34が電機子24の内側に配置されたインナーロータ型である必要はなく、界磁用磁石34が電機子24の外側に配置されたアウターロータ型であってもよい。軸受機構は、例えば、空気を作動流体とした、いわゆるエア動圧軸受が用いられてもよい。また、軸受機構は、必ずしも流体動圧を利用するものである必要はなく、例えば、ボールベアリングであってもよい。
上述のモータを備える記録ディスク駆動装置60は、磁気ディスクのみならず、光ディスク、光磁気ディスク等の他のディスク状の記録媒体を駆動する装置として利用することもできる。また、上記モータは、記録ディスク駆動装置以外の他の様々な装置において利用されてよい。
第1の実施の形態に係る記録ディスク駆動装置の内部構成を示す図である。 モータの構成を示す縦断面図である。 ステータコアの平面図である。 ステータコアの断面図である。 ベースプレートの平面図である。 ステータコアの製造の流れを示す図である。 ステータコアの断面図である。 第2の実施の形態に係るステータコアの断面図である。 ステータコアの製造の流れの一部を示す図である。
符号の説明
1 モータ
2 ステータ部
3 ロータ部
21 ベースプレート
22 スリーブユニット
24 電機子
31 ロータハブ
34 界磁用磁石
241,241a ステータコア
242 コイル
243 ティース
245 コア本体
246 絶縁層
247 コアプレート
E1〜E4 エッジ部
J1 中心軸
S11〜S16,S21 ステップ

Claims (8)

  1. 電動式モータの電機子のステータコアの製造方法であって、
    a)プレス加工により珪素鋼板を打ち抜いてコアプレートを形成し、複数のコアプレートを積層してコア本体を形成する、または、前記コアプレートを前記コア本体として得る工程と、
    b)前記コア本体の少なくともエッジ部を含む部位を300℃以上800℃以下に加熱する工程と、
    c)前記コア本体を強制的に冷却して常温へと戻す工程と、
    d)前記コア本体の前記エッジ部に微粒子を衝突させることにより前記エッジ部を研磨する工程と、
    e)前記コア本体の表面を絶縁層により被覆する工程と、
    を備えることを特徴とするステータコアの製造方法。
  2. 請求項1に記載のステータコアの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記コア本体の前記少なくともエッジ部を含む部位が700℃以上780℃以下に加熱されることを特徴とするステータコアの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のステータコアの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記コア本体の全体が加熱されることを特徴とするステータコアの製造方法。
  4. 請求項3に記載のステータコアの製造方法であって、
    前記b)工程において、前記コア本体が他のコア本体と共に加熱されることを特徴とするステータコアの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のステータコアの製造方法であって、
    前記c)工程における冷却が、前記コア本体に冷却ガスを供給することにより行われることを特徴とするステータコアの製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のステータコアの製造方法であって、
    前記e)工程において、電着塗装により前記コア本体の被覆が行われることを特徴とするステータコアの製造方法。
  7. 電動式モータの電機子であって、
    請求項1ないし6のいずれかに記載のステータコアの製造方法により製造されたステータコアと、
    前記ステータコアの複数のティースに導線を巻回することにより形成された複数のコイルと、
    を備えることを特徴とする電機子。
  8. 電動式のモータであって、
    請求項7に記載の電機子および前記電機子が取り付けられるベース部を有するステータ部と、
    前記電機子との間で所定の中心軸を中心とするトルクを発生する界磁用磁石を有するロータ部と、
    前記中心軸を中心に前記ロータ部を前記ステータ部に対して回転可能に支持する軸受機構と、
    を備えることを特徴とするモータ。
JP2007102928A 2007-04-10 2007-04-10 ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ Withdrawn JP2008263677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007102928A JP2008263677A (ja) 2007-04-10 2007-04-10 ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007102928A JP2008263677A (ja) 2007-04-10 2007-04-10 ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008263677A true JP2008263677A (ja) 2008-10-30

Family

ID=39985762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007102928A Withdrawn JP2008263677A (ja) 2007-04-10 2007-04-10 ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008263677A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263714A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Honda Motor Co Ltd モータ用鉄心及びその製造方法
CN108788642A (zh) * 2018-06-21 2018-11-13 苏州利德精工制造有限公司 真空泵定子加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263714A (ja) * 2009-05-08 2010-11-18 Honda Motor Co Ltd モータ用鉄心及びその製造方法
CN108788642A (zh) * 2018-06-21 2018-11-13 苏州利德精工制造有限公司 真空泵定子加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4665593B2 (ja) モータの電機子、モータおよび記録ディスク駆動装置
JP4835168B2 (ja) 電機子のコア、電機子、モータ、記録ディスク駆動装置およびコアプレートの製造方法
US8780494B1 (en) Rotating device
JP2006311709A (ja) スリーブ、スリーブユニットおよびモータ
US20070046129A1 (en) Stator for Motor, Recording Disc Driving Motor Using the Same for Recording Disc Driving Device
US8599517B1 (en) Spindle motor and disk drive apparatus
JP2013185658A (ja) 回転機器およびその生産方法
JP2007278313A (ja) スラストプレート製造方法、スラストプレート、モータおよび記録ディスク駆動装置
JP5211655B2 (ja) スピンドルモータの製造方法およびスピンドルモータ
US20140139947A1 (en) Spindle motor and disk drive apparatus
US7511398B2 (en) Motor and recording disk driving device
JP2014105783A (ja) 回転機器
JP2014040893A (ja) 回転機器
JP2008263677A (ja) ステータコアの製造方法、並びに、電機子およびモータ
US8631677B2 (en) Production method of rotating device having thrust dynamic pressure generating site on which a thrust pressure pattern is formed and rotating device produced by said production method
JP2015050788A (ja) 回転機器
US20140293476A1 (en) Spindle motor and hard disk drive including the same
US7750519B2 (en) Hydrodynamic bearing device, motor and information recording and reproducing apparatus in which same is used, and method for manufacturing shaft used in hydrodynamic bearing device
JP2006304397A (ja) 電機子のコア、電機子およびモータ
US20150092300A1 (en) Rotary device
US20140139949A1 (en) Rotating device
JP2015088204A (ja) 回転機器及び回転機器の製造方法
JP2015019510A (ja) 回転機器
JP2016089919A (ja) 流体軸受装置の製造方法およびスピンドルモータ
JP3688907B2 (ja) スピンドルモータのハブ加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20110614

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20110705