JP2008262887A - 採光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 太陽からの光により空間を照明することによって省エネルギー化を図ることができる採光装置を提供すること。
【解決手段】 空間12の内部を照明するための採光装置30であって、太陽からの光を導入する採光手段32と、採光手段32からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段34と、導光手段34からの光を空間12の内部に照射するための照射手段36と、を備える。採光手段32は空間12の外部に取り付けられ、導光手段34の一端部は、空間12に設けられた開口部16を通して採光手段32に連結され、その他端部は、開口部16を通して空間12の内部に延びて照射手段36に連結される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光を空間の内部へ導入して空間の内部を照明するための採光装置に関する。
従来より浮屋根式の貯蔵タンク(フローティングルーフタンク)が知られており、この貯蔵タンクは、例えば原油や石油等の液体を収容する収容空間を規定する側壁部及び収容空間内の液体の液面上に浮かべられる天壁部(浮屋根)を有し、側壁部の収容空間内の液体の貯蔵量が増減することにより液体の液面が上下すると、これに応じて天壁部が上下に移動される(例えば、特許文献1参照)。
このような貯蔵タンクにおいては、消防法によって定期検査を行うことが義務付けられており、この定期検査を行う際には、収容空間内に収容された液体を外部に排出して、天壁部を側壁部の底部から所定高さ位置(例えば、約2m)まで下降させた後に、天壁部に設けられたマンホール部又は側壁部に設けられたマンホール部を通して作業員が収容空間内に入り、貯蔵タンク内において清掃や点検等の作業を行う。
特開平9−142575号公報
上述のように貯蔵タンク内において清掃や点検等の作業を行う際には、貯蔵タンク内に例えば放電灯などの照明器具を設置し、照明器具からの光により貯蔵タンク内を照明する必要がある。しかしながら、貯蔵タンクの内部には、液体が蒸発することにより発生した可燃性のガスが残留しており、例えば照明器具の電気系統において火花や静電気等が発生すると、貯蔵タンク内のガスに引火して爆発するおそれがあり、作業時の安全性が著しく低下してしまうという問題がある。かかる問題を解消するために、作業を行う際には防爆仕様の照明装置が用いられるが、かかる場合であっても安全性を充分に確保することは難しい。
また、上述した貯蔵タンク内の収容空間に加えて、例えば地下空間や船内空間、トンネル空間、海中空間などの太陽からの光が届き難い空間を照明するためには、例えば放電灯などの照明器具を空間内に設置し、この照明器具からの光により空間内を照明する必要があり、省エネルギーの観点から好ましくないという問題がある。
本発明の目的は、太陽からの光により空間を照明することによって省エネルギー化を図ることができる採光装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、高い安全性でもって貯蔵タンクの内部を照明することができる採光装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の採光装置では、空間の内部を照明するための採光装置であって、
太陽からの光を導入する採光手段と、前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段と、前記導光手段からの光を前記空間の内部に照射するための照射手段と、を備え、
前記採光手段は前記空間の外部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記空間に設けられた開口部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記開口部を通して前記空間の内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の採光装置では、前記空間は、貯蔵タンクの内部に規定された液体を収容するための収容空間であり、また前記開口部は、前記貯蔵タンクに設けられたマンホール部から構成されており、
前記採光手段は前記貯蔵タンクに取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3に記載の採光装置では、前記貯蔵タンクは、前記収容空間を規定する側壁部と、前記収容空間の上面を塞ぐ天壁部と、を有し、
前記採光手段は前記貯蔵タンクの前記側壁部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記側壁部に設けられた前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記側壁部の前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の採光装置では、前記貯蔵タンクは、前記収容空間を規定する側壁部と、前記収容空間の上面を塞ぐ天壁部と、を有し、
前記採光手段は前記貯蔵タンクの前記天壁部に設けられた前記マンホール部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記天壁部の前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記天壁部の前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項5に記載の採光装置では、前記採光手段は、前記天壁部の前記マンホール部に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に装着されるドーム部材と、を備え、前記取付部材は、基台部と、前記基台部から上方に延びる筒状の支持部と、を有し、前記ドーム部材は前記支持部に装着され、また前記導光手段は所定の角度で屈曲され、前記導光手段の一端部は前記マンホール部を通して前記支持部に回転自在に装着されることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の採光装置では、前記導光手段は相互に接続される複数の筒状部材を有し、前記複数の筒状部材は屈曲筒状部材を含み、前記屈曲筒状部材は所定角度範囲で屈曲自在に構成されていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項7に記載の採光装置では、前記導光手段は、所定の角度に屈曲された複数の導光ユニットを有し、また前記照射手段は複数の照射部を有しており、前記複数の導光ユニットの各々の一端部は前記採光手段に取り付けられ、またそれらの他端部にはそれぞれ前記複数の照射部が取り付けられることを特徴とする。
また、本発明の請求項8に記載の採光装置では、前記貯蔵タンクの前記側壁部と前記天壁部とは別体に構成され、前記天壁部は、前記側壁部の前記収容空間に収容された液体の液面上に浮かべられることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項9に記載の採光装置では、前記導光手段は、相互に移動自在に接続された複数の筒状部材を有し、前記複数の筒状部材が相互に移動されることにより前記導光手段が伸縮されることを特徴とする。
また、本発明の請求項10に記載の採光装置では、前記採光手段に関連して照明手段が設けられており、前記照明手段からの光は前記採光手段に導入されることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項11に記載の採光装置では、前記照明手段と前記採光手段との間には導光部材が設けられ、前記照明手段からの光は、前記導光部材の内面を反射しながら前記採光手段に導かれることを特徴とする。
また、本発明の請求項12に記載の採光装置では、前記採光手段、前記導光手段及び前記照射手段を一体に固定するための固定手段が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項13に記載の採光装置では、液体を収容する収容空間を有する貯蔵タンクの内部を照明するための採光装置であって、
光を照射するための照明手段と、前記照明手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段と、前記導光手段からの光を前記貯蔵タンクの内部に照射するための照射手段と、を備え、
前記照明手段は前記貯蔵タンクの外部に設けられ、前記導光手段の一端部は、前記貯蔵タンクに設けられたマンホール部を通して前記貯蔵タンクの外部に延び、その他端部は、前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結され、前記照明手段からの光は、前記導光手段の一端部よりその内部に導入されることを特徴とする。
また、本発明の請求項14に記載の採光装置では、前記照明手段と前記導光手段の一端部との間には間隙が設けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の請求項15に記載の採光装置では、前記導光手段を前記マンホール部において移動自在に支持するための支持手段が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項16に記載の採光装置では、前記空間は、地下空間、船内空間、トンネル空間、海中空間のいずれかであることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の採光装置によれば、太陽からの光が採光手段に導入されると、採光手段からの光が導光手段の内面で反射されながら所定方向へ導かれ、導光手段からの光が照射手段により空間の内部に照射されるので、太陽からの光を空間の内部に導入して、この光により空間の内部を照明することができる。従って、例えば貯蔵タンク内の収容空間や地下空間、船内空間、トンネル空間、海中空間、商店街のアーケード内の空間、電車の駅構内の空間、港湾施設(水揚げ場や魚市場など)内の空間などの太陽からの光が届き難い空間を太陽からの光により照明することができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、本発明の請求項2に記載の採光装置によれば、空間は貯蔵タンクの内部に規定された液体を収容するための収容空間から構成され、太陽からの光が採光手段に導入されると、採光手段からの光が導光手段の内面で反射されながら所定方向へ導かれ、導光手段からの光が照射手段により貯蔵タンクの内部の収容空間に照射されるので、太陽からの光を貯蔵タンクの内部に導入して、この光により貯蔵タンクの内部の収容空間を照明することができる。従って、貯蔵タンクの内部の収容空間を照明する際に火花や静電気等が発生するおそれがなく、貯蔵タンクの内部の収容空間に残留する可燃性のガスに引火して爆発するのを確実に防止することができ、高い安全性でもって貯蔵タンクの内部の収容空間を照明することが可能となる。なお、貯蔵タンクは、例えばフローティングルーフタンク、ドームルーフタンク、コーンルーフタンク、地下タンク及び球形タンク等の種々の貯蔵タンクから構成することができる。
さらに、本発明の請求項3に記載の採光装置によれば、採光手段は貯蔵タンクの側壁部に取り付けられ、導光手段の一端部は、側壁部に設けられたマンホール部を通して採光手段に連結され、その他端部は、側壁部のマンホール部を通して貯蔵タンクの内部に延びて照射手段に連結されるので、既存の貯蔵タンクに対して容易に採光装置を設置することが可能となる。
また、本発明の請求項4に記載の採光装置によれば、採光手段は天壁部に設けられたマンホール部に取り付けられ、導光手段の一端部は、天壁部のマンホール部を通して採光手段に連結され、その他端部は、天壁部のマンホール部を通して貯蔵タンクの内部に延びて照射手段に連結されるので、既存の貯蔵タンクに対して容易に採光装置を設置することが可能となる。
さらに、本発明の請求項5に記載の採光装置によれば、導光手段は所定の角度で屈曲され、導光手段の一端部は、天壁部のマンホール部を通して採光手段の支持部に回転自在に装着されるので、導光手段を支持部に対して回転させることにより、照射手段からの光の照射方向を調節することができる。従って、貯蔵タンク内の収容空間の所望の領域を照明することができ、貯蔵タンク内における作業性を高めることが可能となる。
また、本発明の請求項6に記載の採光装置によれば、導光手段は、所定角度範囲で屈曲自在に構成される屈曲筒状部材を有しているので、採光手段が天壁部のマンホール部に設けられる場合には、屈曲筒状部材の屈曲角度を適宜調節することにより、照射手段からの光の照射角度を調節することができ、導光手段を回転させることによりカバーできる照明範囲を広範囲に確保することが可能となる。また、採光手段が側壁部のマンホール部に設けられる場合には、導光手段を屈曲させながら配設する際の自由度を高めることができ、各種の貯蔵タンクに対して適用可能な採光装置を提供することが可能となる。例えば、屈曲筒状部材を相互に回動自在に接続された4つの筒状体から構成し、相互に隣接する一対の筒状体の一方がその他方に対して0度〜30度の角度範囲で屈曲自在に構成することにより、屈曲筒状部材を0度〜90度の角度範囲で容易に屈曲させることができる。また、屈曲筒状部材を相互に回動自在に接続された一対の筒状体から構成し、一対の筒状体の一方がその他方に対して0度〜45度の角度範囲で屈曲自在に構成することにより、屈曲筒状部材を0度〜45度の角度範囲で容易に屈曲させることができる。
さらに、本発明の請求項7に記載の採光装置によれば、所定の角度に屈曲された複数の導光ユニットの各々の一端部は採光手段に取り付けられ、それらの他端部にはそれぞれ複数の照射部が取り付けられるので、複数の導光ユニットの各他端部を種々の方向に配設することにより、貯蔵タンクの内部の収容空間をより広範囲に照明することができ、貯蔵タンク内における作業性をより高めることが可能となる。
また、本発明の請求項8に記載の採光装置によれば、貯蔵タンクの側壁部と天壁部とは別体に構成され、天壁部は、側壁部の収容空間に収容された液体の液面上に浮かべられるので、採光装置を浮屋根式の貯蔵タンク(フローティングルーフタンク)に対して適用することができる。かかる場合には、側壁部の収容空間に収容された液体を外部に排出して、天壁部を側壁部の底部から所定高さ位置(例えば、約2m)まで下降させた状態で貯蔵タンク内の収容空間を照明することにより、貯蔵タンク内において清掃や点検等の作業を行うことができる。
さらに、本発明の請求項9に記載の採光装置によれば、複数の筒状部材が相互に移動されることにより導光手段が伸縮されるので、例えば側壁部と天壁部とが一体に構成された、天壁部が上下に移動されないタイプの貯蔵タンクに対して採光装置を適用した場合において、導光手段を伸長させてその長さを長く設定することにより、照射手段を側壁部の収容空間の下側領域まで下降させることができる。従って、収容空間の下側領域を照明することができ、この収容空間の下側領域において作業を行うことが可能となる。
また、本発明の請求項10に記載の採光装置によれば、採光手段に関連して照明手段が設けられているので、例えば太陽からの光を充分に得ることのできない雨天時や夜間等においても、照明手段からの光を採光手段に導入することにより、貯蔵タンクの内部の収容空間を照明することが可能となる。
さらに、本発明の請求項11に記載の採光装置によれば、照明手段と採光手段との間には導光部材が設けられているので、照明手段からの光は導光部材の内面を反射しながら採光手段に導かれ、照明手段からの光を効率良く採光手段に導くことができる。
また、本発明の請求項12に記載の採光装置によれば、採光手段、導光手段及び照射手段を一体に固定するための固定手段が設けられているので、採光装置を空間に対して設置する際の採光装置の取り扱いを容易に行うことができる。
さらに、本発明の請求項13に記載の採光装置によれば、照明手段からの光が導光手段の一端部よりその内部に導入されると、この光が導光手段の内面で反射されながら所定方向へ導かれ、導光手段からの光が照射手段により貯蔵タンクの内部に照射されるので、貯蔵タンクの外部に設けられた照明手段からの光を貯蔵タンクの内部に導入して、この光により貯蔵タンクの内部を照明することができる。従って、貯蔵タンクの内部を照明する際に貯蔵タンクの内部において火花や静電気等が発生するおそれがなく、貯蔵タンクの内部に残留する可燃性のガスに引火して爆発するのを確実に防止することができ、高い安全性でもって貯蔵タンクの内部を照明することが可能となる。なお、貯蔵タンクは、例えばフローティングルーフタンク、ドームルーフタンク、コーンルーフタンク、地下タンク及び球形タンク等の種々の貯蔵タンクから構成することができる。
また、本発明の請求項14に記載の採光装置によれば、照明手段と導光手段の一端部との間には間隙が設けられているので、外気がこの間隙を通して導光手段の内部に流入され、この流入された外気により導光手段や照射手段等が冷やされる。従って、照明手段からの熱により導光手段や照射手段等の温度が上昇するのを抑制することができる。
さらに、本発明の請求項15に記載の採光装置によれば、導光手段をマンホール部において移動自在に支持するための支持手段が設けられているので、導光手段を支持手段に対して相対的に移動させることにより、照射手段からの光の照射方向を調節することができる。従って、貯蔵タンク内の所望の領域を照明することができ、貯蔵タンク内における作業性を高めることが可能となる。
また、本発明の請求項16に記載の採光装置によれば、空間は、地下空間、船内空間、トンネル空間、海中空間のいずれかであるので、太陽からの光が届き難いこれらの空間を太陽からの光により照明することができ、省エネルギー化を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う採光装置の各種実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態による採光装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による採光装置を設置した貯蔵タンクを示す概略断面図であり、図2は、図1の採光装置を示す概略断面図である。
図1において、図示の浮屋根式の貯蔵タンク2(フローティングルーフタンク)は、例えば原油や石油等の液体(図示せず)を収容する収容空間12を規定する側壁部4及び収容空間12の上面を塞ぐ天壁部6(浮屋根)を有している。側壁部4と天壁部6とは別体に構成され、天壁部6は側壁部4の収容空間12(即ち、側壁部4と天壁部6とで囲まれた空間)内の液体の液面に浮かべられる。
側壁部4は、上部が開口された円筒形状に構成され、基礎8の上部に立設されている。側壁部4の下端部には、作業員等がその収容空間12に出入りするためのマンホール部14が設けられている。
天壁部6は円板状の薄鋼板から構成され、この天壁部6には、作業員等が側壁部4の収容空間12に出入りするための円形状のマンホール部16が複数設けられており、このマンホール部16の開口部18は、天壁部6の上面より上方に円筒状に延びている。また天壁部6には、複数のサポート孔20と、これら複数のサポート孔20にそれぞれ挿入支持される複数の浮屋根サポート22とが設けられている。浮屋根サポート22は上下方向に延び、その下端部は、天壁部6の下面より所定長さ(例えば、約2m)下方に延びている。天壁部6の外周部には環状のポンツーン24が設けられており、このポンツーン24の有する浮力によって、天壁部6が側壁部4の収容空間12内の液体の液面に浮かべられる。ポンツーン24の外周面と側壁部4の内周面との間には、側壁部4の収容空間12と外部とをシールするためのシール装置26が介在され、またこのシール装置26の上方にはウェザーシールド28が配設されている。
このような貯蔵タンク2においては、側壁部4の収容空間12内の液体の貯蔵量が増減することにより液体の液面が上下すると、これに応じて天壁部6が上下に移動される。従って、側壁部4の収容空間12内の液体を外部に排出することにより天壁部6が下降されると、複数の浮屋根サポート22の各下端部が側壁部4の底部に支持され、これにより天壁部6が側壁部4の底部から所定の高さ位置(例えば、約2m)に支持される(図1参照)。このように天壁部6を下降させた状態において、天壁部6に設けられたマンホール部16又は側壁部4に設けられたマンホール部14を通して作業員等が側壁部4の収容空間12に入ることにより、この収容空間12において例えば清掃や点検等の作業が行われる。
図2をも参照して、図示の採光装置30は、上述のように側壁部4の収容空間12において清掃や点検等の作業を行う際に、側壁部4の収容空間12(貯蔵タンク2の内部)を照明するためのものであり、以下、この採光装置30について詳細に説明する。この採光装置30は、太陽からの光を導入する採光手段32と、採光手段32からの光をその内面で反射させながら所定方向に導く導光手段34と、導光手段34からの光を側壁部4の収容空間12に照射する照射手段36と、を備えている。
採光手段32は、取付部材38と、この取付部材38に取り付けられるドーム部材40と、を備えている。取付部材38は、例えばガルバニウム、アルミニウム又は銅などの金属や繊維強化プラスチック(FRP)等から形成され、円板状の基台部42と、基台部42から上方に延びる円筒状の支持部44と、を有している。支持部44の開口部には、径方向内方に延びるリング状の係止部46が設けられ、また基台部42の外周部には、下方に延びる円筒状のカバー部48が設けられている。この取付部材38は、天壁部6のマンホール部16の開口部18に取り付けられ、このように取り付けられると、基台部42のカバー部48によりマンホール部16の開口部18の外周部が覆われる。
ドーム部材40は、例えば透明なアクリルやポリカーボネート等の合成樹脂や透明なガラス等から形成され、略半球面状に構成されている。ドーム部材40の開口部の外径は、支持部44の開口部の外径よりも幾分大きく構成されており、ドーム部材40が取付部材38に取り付けられると、ドーム部材40の開口部により支持部44の開口部の外周面が覆われる。
また、この採光手段32に関連して照明手段50が設けられており、この照明手段50は、例えば放電灯やLEDランプ等から構成される照明部52と、照明部52を支持するためのスタンド部54と、を備えている。スタンド部54は基台部42に立設されており、照明部52からの光は、採光手段32のドーム部材40を通して導入される。なお、この照明手段50の照明部52は、防爆型のものから構成することが好ましい。
照射手段36は、例えば半球面状の拡散カバー部材56から構成され、この拡散カバー部材56は、例えば半透明のアクリルやプラスチック等の合成樹脂等から形成される。
導光手段34は、相互に接続される採光側筒状部材58及び照射側筒状部材60を有している。各筒状部材58,60の内面にはそれぞれ反射面62が形成され、この反射面62は、例えばアルミニウムフィルム等の反射材(図示せず)を貼着する、あるいはアルミニウムの蒸着等により構成されている。採光側筒状部材58の一端部及び照射側筒状部材60の他端部にはそれぞれ、径方向外方に延びるリング状の被係止部64,66が設けられている。各筒状部材58,60は、その一端側の外径が他端側の外径よりも幾分小さいテーパ状に形成されており、照射側筒状部材60の一端部が採光側筒状部材58の他端部を通してその内部に所定長さだけ挿入され、採光側筒状部材58の他端部と照射側筒状部材60の一端部との継ぎ目に例えばアルミニウムテープ(図示せず)等を貼着することにより両者が相互に接続され、このようにして導光手段34が構成される。
導光手段34の一端部は、天壁部6のマンホール部16を通して取付部材38の支持部44の内部に挿入され、採光側筒状部材58の被係止部64が支持部44の係止部46に係止される。この状態において、複数の取付用ネジ68によりドーム部材40、支持部44及び採光側筒状部材58の一端部をそれぞれ一体に固定することにより、導光手段34の一端部が支持部44の開口部に取り付けられる。また導光手段34の他端部は、マンホール部16を通して側壁部4の収容空間12に延び、固定用リング70を介して拡散カバー部材56に取り付けられる。この固定用リング70は、リング本体部72と、リング本体部72の内周部より延びる筒状部74と、を有している。リング本体部72を照射側筒状部材60の被係止部66に係止させて複数の取付用ネジ76により両者を固定するとともに、拡散カバー部材56の開口部を筒状部74の外周部に装着して複数の取付用ネジ78により両者を固定することにより、導光手段34の他端部が固定用リング70を介して拡散カバー部材56に取り付けられる。
上述のようにして構成した採光装置30による貯蔵タンク2の内部の照明は、次のようにして行われる。採光手段30のドーム部材40を通して導入された太陽光は、支持部44の開口部より導光手段34の内部へと導かれ、このように導かれた光は、各筒状部材58,60の内面の反射面62をそれぞれ乱反射しながら所定方向(照射手段36が配設された方向)へと導かれる。照射側筒状部材60の他端部から出射された光は、拡散カバー部材56を通して側壁部4の収容空間12に拡散照射され、このようにして太陽光を利用して側壁部4の収容空間12が照明され、作業員等が側壁部4の収容空間12において清掃や点検等の作業を行うことができる。
この第1の実施形態による採光装置30では、太陽からの光を利用して側壁部4の収容空間12を照明するので、火花や静電気等が発生することがなく、側壁部4の収容空間12に残留する可燃性のガスに引火して爆発するのを確実に防止することができ、高い安全性でもって側壁部4の収容空間12を照明することができる。また、天壁部6のマンホール部16を利用して採光装置30を設置することができるので、既存の貯蔵タンク2に対して容易に採光装置30を設置することができる。また、採光手段32、導光手段34及び照射手段36はそれぞれ一体に構成されているので、導光手段34の他端部側(照射手段36側)を天壁部6のマンホール部16の開口部18を通して側壁部4の収容空間12に挿入し、取付部材38をマンホール部16の開口部18に取り付けることにより、採光手段30を容易に設置することができる。
なお、例えば雨天時や夜間等のように、太陽からの光を充分に得ることができない場合には、照明手段50の照明部52を点灯させることにより、照明部52からの光がドーム部材40を通して導光手段34の内部へと導かれ、上述したのと同様に、この光により側壁部4の収容空間12を照明することができる。この第1の実施形態では、照明手段50を基台部42に立設するように構成したが、これに限られず、例えば天壁部6の上面に立設するように構成してもよい。側壁部4の収容空間12と外部とが採光手段34により遮断され、この遮断された外部に照明手段50が配設されるため、側壁部4の収容空間12に残留する可燃性のガスが外部に漏れてこのガスに引火して爆破するおそれがなく、安全性を確保することができる。
また、この第1の実施形態では、導光手段34を採光側筒状部材58及び照射側筒状部材60から構成したが、例えば天壁部6と側壁部4の底部との間の距離や、マンホール部16の長さなどに応じて、筒状部材の数を適宜設定することができる。このように筒状部材の数を適宜設定することにより、導光手段34の長さを調節することができる。
[第2の実施形態]
次に、図3〜図5を参照して、本発明の第2の実施形態による採光装置について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態による採光装置を示す概略断面図であり、図4は、図3の屈曲筒状部材を屈曲させない状態で示す概略断面図であり、図5は、図3の屈曲筒状部材を約45度の角度に屈曲させた状態を示す図である。なお、以下の各実施形態において、上記第1の実施形態と実質上同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図3〜図5において、この第2の実施形態の採光装置30Aでは、導光手段34Aは、相互に接続される採光側筒状部材58A及び屈曲筒状部材80を有している。採光側筒状部材58Aの一端部における外周部には、径方向外方且つ下方に延びる装着部82が設けられており、この装着部82の内側には、複数のローラ84が回転自在に取り付けられている。これら複数のローラ84がそれぞれ支持部44の開口部(ガイドレールとして機能する)に移動自在に載置されることにより、導光手段34Aの一端部が支持部44の開口部に回転自在に装着される。
屈曲筒状部材80は、相互に回動自在に接続された一対の筒状体86a,86bを有している。筒状体86a,86bの一方の開口端(相互に接続される開口端)は、軸線Cに対して約45度の角度で傾斜しており、それらの他方の開口端は、軸線Cに対して実質上垂直に構成されている。また、筒状体86bの一方の開口端には、径方向外方に幾分突出するリング状の嵌合用突部88が設けられ、また筒状体86aの一方の開口端には、この嵌合用突部88に摺動自在に嵌合されるリング状の嵌合用凹部90が設けられている。これにより、一方の筒状体86aをその他方の筒状体86bに対して相対的に図4中の矢印で示すように回動させることができ、かく回動させることにより、一方の筒状体86aは他方の筒状体86bに対して0度〜45度の角度範囲で自在に屈曲され、従って、この屈曲筒状部材80は全体として0度〜45度の角度範囲で任意の角度に自在に屈曲される。なお、図3においては、嵌合用突部88及び嵌合用凹部90の図示を省略してある。また、他方の筒状体86bの他方の開口端には被係止部66が設けられ、上記第1の実施形態と同様に、導光手段34Aの他端部には、固定用リング70を介して拡散カバー部材56が取り付けられる。
この第2の実施形態の採光装置30Aでは、複数のローラ84がそれぞれ支持部44の開口部に沿って回転しながら移動されることにより、導光手段34Aが図3中の矢印で示すように回転され、それ故に、照射手段36からの光の照射方向を調節することができ、側壁部(図示せず)の収容空間12における所望の領域を照明することができる。
なお、上述のようにして屈曲筒状部材80の屈曲角度を適宜調節することにより、照射手段36からの光の照射角度を調節することができ、導光手段34Aを回転させることによりカバーできる照明範囲の大きさを調節することができる。
また、導光手段34Aはアルミニウムから構成することが好ましく、かく構成することにより、上述のように嵌合用突部88及び嵌合用凹部90が相互に摺動された際に火花が生じることがなく、高い安全性を確保することができる。
また、図6に示す採光装置30A’のように、採光手段32、導光手段34A及び照射手段36を一体に固定するための固定手段144を設けるようにしてもよい。この固定手段144は複数(例えば4個)のフレーム本体146を備え、各フレーム本体146は、導光手段34Aの屈曲角度に対応して折り曲げられている。フレーム本体146は、複数のリベット147を用いて導光手段34Aの外周面に沿って取り付けられ、その上端部は略垂直に折り曲げられて基台部42の裏面に取り付けられ、またその下端部はL字状に折り曲げられて照射手段36を保護するための保護部材148に連結されている。この保護部材148は、複数の保護バー150を組み合わせることにより構成され、拡散カバー部材56の前方を覆うようにして配設されている。また、導光手段34Aの外周部にはテープ状の光硬化型FRPシート152が巻回され、これによって、導光手段34A及び複数のフレーム本体146をより強固に一体に固定することができる。従って、図6に示す採光装置30A’では、採光装置30A’を貯蔵タンク2に対して設置する際の採光装置30A’の取り扱いが容易となり、また設置後において拡散カバー部材56の落下を防止することができる。
[第3の実施形態]
次に、図7〜図9を参照して、本発明の第3の実施形態による採光装置について説明する。図7は、本発明の第3の実施形態による採光装置を示す概略断面図であり、図8は、図7の屈曲筒状部材を屈曲させない状態で示す概略断面図であり、図9は、図7の屈曲筒状部材を約90度の角度に屈曲させた状態を示す図である。
図7〜図9において、この第3の実施形態の採光装置30Bでは、導光手段34Bは、採光側筒状部材58A、屈曲筒状部材92及び照射側筒状部材60がこの順に相互に接続されることにより構成されている。屈曲筒状部材92は、相互に回動自在に接続された4個の筒状体94a〜94dを有し、筒状体94a〜94dの相互に接続される開口端は、軸線Cに対して約60度の角度で傾斜しており、また両側に配設される筒状体94a,94dの外側の開口端はそれぞれ、軸線Cに対して実質上垂直に構成されている。また、筒状体94b,94c,94dの一方の開口端にはそれぞれ、径方向外方に幾分突出するリング状の嵌合用突部88が設けられ、また筒状体94a,94b,94cの他方の開口端にはそれぞれ、嵌合用突部88に摺動自在に嵌合されるリング状の嵌合用凹部90が設けられている。これにより、相互に隣接する一対の筒状体94a,94b(94b,94c)(94c,94d)のうち一方の筒状体94a(94b)(94c)をその他方の筒状体94b(94c)(94d)に対して相対的に図8中の矢印で示すように回動させることができ、かく回動させることにより、一方の筒状体94a(94b)(94c)は他方の筒状体94b(94c)(94d)に対して0度〜30度の角度範囲で自在に屈曲され、従って、この屈曲筒状部材92は全体として0度〜90度の角度範囲で任意の角度に自在に屈曲される。なお、図7においては、嵌合用突部88及び嵌合用凹部90の図示を省略してある。
例えば、屈曲筒状部材92が直線状に延びる状態(即ち、屈曲角度が約0度の状態)より、一端側の筒状体94aをこれに隣接する筒状体94bに対して約30度の角度で屈曲させると、屈曲筒状部材92は全体として約30度の角度で屈曲され、更に、この筒状体94bをこれに隣接する筒状体94cに対して約30度の角度で屈曲させると、屈曲筒状部材92は全体として約60度の角度で屈曲され、更にまた、この筒状体94cをこれに隣接する他端側の筒状体94dに対して約30度の角度で屈曲させると、屈曲筒状部材92は全体として約90度の角度で屈曲される。なお、屈曲筒状部材92の一端側の外径は、その他端側の外径よりも幾分小さく構成されている。
この第3の実施形態の採光装置30Bでは、上記第2の実施形態と同様に、複数のローラ84がそれぞれ支持部44の開口部に沿って回転しながら移動されることにより、導光手段34Bが図7中の矢印で示すように回転され、それ故に、照射手段36からの光の照射方向を調節することができ、側壁部(図示せず)の収容空間12における所望の領域を照明することができる。
また、上述のように、屈曲筒状部材92は0度〜90度の角度範囲で自在に屈曲されるので、屈曲筒状部材92の屈曲角度を適宜調節することにより、照射手段36からの光の照射角度を調節することができ、導光手段34Bを回転させることによりカバーできる照明範囲をより広く確保することができる。
[第4の実施形態]
次に、図10及び図11を参照して、本発明の第4の実施形態による採光装置について説明する。図10は、本発明の第4の実施形態による採光装置を示す概略断面図であり、図11は、図10の採光装置を示す斜視図である。
図10及び図11において、この第4の実施形態の採光装置30Cでは、採光手段32Cの取付部材38Cの支持部44Cは基台部42より鉛直上方に延びている。照射手段36Cは複数の照射部96を有し、複数の照射部96の各々は拡散カバー部材56から構成されている。導光手段34Cは、所定角度(本実施形態では約90度)に屈曲された複数(本実施形態では4個)の導光ユニット98を有している。導光ユニット98は、採光側筒状部材58C、屈曲筒状部材92及び照射側筒状部材60がこの順に相互に接続されることにより構成されている。なお、採光側筒状部材58Cの一端部には、被係止部は設けられていない。
複数の導光ユニット98の各一端部は、相互に近接された状態で天壁部6のマンホール部16を通して取付部材38Cの支持部44Cの内部に挿入され、複数の取付用ネジ68によりドーム部材40、支持部44C及び各採光側筒状部材58Cの一端部をそれぞれ一体に固定することにより、複数の導光ユニット98の各一端部が支持部44Cの開口部に取り付けられる。また、複数の導光ユニット98の各他端部は、マンホール部16を通して側壁部(図示せず)の収容空間12に延びて、固定用リング70を介して照明部96の拡散カバー部材56が取り付けられる。複数の導光ユニット98の各他端部に取り付けられた照明部96は、互いに異なる方向を向くようにして配設されている。
この第4の実施形態の採光装置30Cでは、採光手段32Cのドーム部材40を通して導入された太陽光は、支持部44Cの開口部より各導光ユニット98の内部へと導かれ、このように導かれた光は、各導光ユニット98の内面をそれぞれ乱反射しながら所定方向へと導かれる。各導光ユニット98の他端部から出射された光はそれぞれ、対応する照明部96の拡散カバー部材56を通して側壁部の収容空間12に拡散照射され、これにより側壁部の収容空間12を広範囲に照明することができる。
なお、この第4の実施形態では、導光手段34Cを4個の導光ユニット98から構成したが、これに限られず、2個、3個又は5個以上の導光ユニットから構成してもよく、その数は適宜設定することができる。例えば導光手段98を5個の導光ユニットから構成した場合には、直線状に延びる1個の第1導光ユニットと、所定の角度で屈曲される4個の第2導光ユニットとを用い、第1導光ユニットの周囲に4個の第2導光ユニットを配設することができる。また、導光ユニット98の屈曲筒状部材92を0度〜90度の角度範囲で屈曲させるタイプのものから構成したが、上記第2の実施形態と同様に、0度〜45度の角度範囲で屈曲させるタイプのものから構成してもよい。
[第5の実施形態]
次に、図12を参照して、本発明の第5の実施形態による採光装置について説明する。図12は、本発明の第5の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図12において、この第5の実施形態の採光装置30Dでは、採光手段32Dの取付部材38Dの基台部42Dの上側部及び下側部にはそれぞれ複数の貫通孔(図示せず)が設けられている。この基台部42Dの裏面側を側壁部4の外周面に当接させた状態で、複数の取付用ネジ100を基台部42Dの複数の貫通孔を通して側壁部4の外周面に設けた複数のネジ孔(図示せず)にそれぞれ螺着することにより、取付部材38Dが側壁部4の外周面に取り付けられる。このように取り付けられると、ドーム部材40は実質上水平方向を向くようになる。
導光手段34Dは、相互に接続される採光側筒状部材58及び照射側筒状部材60を有している。導光手段34Dの一端部は、側壁部4に設けられたマンホール部14を通して取付部材38Dの支持部44の開口部に取り付けられ、その他端部は、マンホール部14を通して側壁部4の収容空間12に実質上水平方向に延び、固定用リング70を介して拡散カバー部材56に取り付けられている。
従って、この第5の実施形態の採光装置30Dでは、導光手段34Dの他端部から出射された光は、拡散カバー部材56を通して側壁部4の収容空間12に実質上水平方向に拡散照射され、側壁部4の収容空間12を横方向より照明することができる。また、側壁部4に設けられたマンホール部14を利用して採光装置30Dを設置することができるので、既存の貯蔵タンク2に容易に設置することができる。また、採光手段32D、導光手段34D及び照射手段36はそれぞれ一体に構成されているので、導光手段34Dの他端部側(照射手段36側)を側壁部4のマンホール部14を通して収容空間12に挿入し、取付部材38Dを側壁部4の外周面に取り付けることにより、採光手段30Dを容易に設置することができる。
なお、例えば雨天時や夜間等のように、太陽からの光を充分に得ることができない場合には、図13に示すように、照明手段50H(後述する)を貯蔵タンク2の外部に立設し、照明手段50Hの照明部52Hと採光手段32Dとの間に筒状の導光部材154を設ける。この導光部材154はアルミニウムから形成され、その内面には反射面が形成されている。導光部材154の一端部は、例えば固定用テープ(図示せず)などを用いて取付部材38Dの支持部44の外周部を覆うようにして取り付けられ、またその他端部と照明手段50Hの照明部52Hとの間には、例えば5mm〜10mm程度の間隙Wが設けられている。照明部52Hを点灯させると、照明部52Hからの光が導光部材154の内面の反射面を反射しながらドーム部材40を通して導光手段34Dの内部へと効率良く導かれ、この光により貯蔵タンク2の内部を照明することができる。照明部52Hと導光部材154の一端部との間には間隙Wが設けられているので、外気がこの間隙Wを通して導光部材154の内部に流入され、この流入された外気によって導光部材154やドーム部材40等が冷やされる。これにより、照明部52Hからの熱により導光部材154やドーム部材40等の温度が上昇するのを抑制することができる。
[第6の実施形態]
次に、図14を参照して、本発明の第6の実施形態による採光装置について説明する。図14は、本発明の第5の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図14において、この第6の実施形態の採光装置30Eでは、採光手段32Eの取付部材38Eの基台部42Eの一端部には取付プレート部102が設けられ、基台部42Eは、取付プレート部102に対して所定角度(例えば、約45度)傾斜して延びている。取付プレート部102の上側部及び下側部にはそれぞれ複数の貫通孔(図示せず)が設けられており、複数の取付用ネジ100をこれら複数の貫通孔を通して側壁部4の外周面に設けられた複数のネジ孔(図示せず)にそれぞれ螺着することにより、取付プレート部102が側壁部4の外周面に取り付けられる。このように取り付けられた状態において、基台部42Eは、その一端部から他端部に向かって下方に傾斜して延び、またドーム部材40は、鉛直方向に対して所定角度θ(例えば約45度)で傾斜した方向を向くようになる。
導光手段34Eは、相互に接続される屈曲筒状部材80及び照射側筒状部材60を有している。屈曲筒状部材80は例えば約45度の角度に屈曲され、その一端部には、径方向外方に延びるリング状の被係止部64が設けられている。導光手段34Eの一端部は、側壁部4に設けられたマンホール部14を通して支持部44の開口部に取り付けられ、その他端部は、約45度の角度で屈曲された後に、マンホール部14を通して側壁部4の収容空間12に実質上水平方向に延び、固定用リング70を介して拡散カバー部材56が取り付けられている。
この第6の実施形態の採光装置30Eでは、ドーム部材40は鉛直方向に対して約45度の角度で傾斜して取り付けられているので、例えば側壁部4に対して約45度の角度から太陽光が照射される場合などにおいて、太陽光を採光手段30Eに効率的に導入することができる。
なお、図15に示すようにしてドーム部材40を鉛直方向に対して約45度の角度で傾斜して取り付けることもできる。図15に示す採光装置30E’では、採光手段32Dは上記第5の実施形態とほぼ同様の構成であり、ドーム部材40は取付部材38Dから取り外され、導光手段34Eの一端部(即ち、約45度の角度に屈曲された屈曲筒状部材80の一端部)は支持部44の開口部を通して外部に延び、またその他端部(即ち、屈曲筒状部材80の他端部及び照射側筒状部材60)はマンホール部14を通して実質上水平方向に延びている。また、導光手段34E及び取付部材38Dは、複数のフレーム部材156により一体に固定されている。このフレーム部材156は所定角度(即ち、屈曲筒状部材80の一端部と支持部44とのなす角度)で折り曲げられ、屈曲筒状部材80の外周面及び支持部44の外周面に沿って配設されている。このフレーム部材156の一端部は外側にコの字状に折り曲げられ、この一端部には、屈曲筒状部材80の被係止部64が係止されるとともに、ドーム部材40が複数の取付用ネジ68を用いて取り付けられている。またフレーム部材156の他端部は、複数の取付用ネジ158を用いて取付部材38Dの基台部42Dに取り付けられている。従って、この採光装置30E’においても、上述したのと同様の作用効果が達成される。
なお、この第6の実施形態においては、屈曲筒状部材80を約45度の角度に屈曲させた状態で使用したが、これに限られず、例えば30度、35度又は40度など適宜の角度に屈曲させて使用することができる。また、上記第4の実施形態と同様に、導光手段34Eの屈曲筒状部材を0度〜90度の角度範囲で屈曲させるタイプのものから構成してもよい。
[第7の実施形態]
次に、図16を参照して、本発明の第7の実施形態による採光装置について説明する。図16は、本発明の第7の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図16において、この第7の実施形態の採光装置30Fでは、採光手段32Fの取付部材38Fの基台部42Fの一端部には取付プレート部102が設けられ、基台部42Fは、取付プレート部102に対して略垂直方向に延びている。取付プレート部102の上側部及び下側部にはそれぞれ複数の貫通孔(図示せず)が設けられており、複数の取付用ネジ100をこれら複数の貫通孔を通して側壁部4の外周面に設けられた複数のネジ孔(図示せず)にそれぞれ螺着することにより、取付プレート部102が側壁部4の外周面に取り付けられる。このように取り付けられた状態において、基台部42Fは、実質上水平方向に延び、ドーム部材40は鉛直方向上方を向くようになる。
導光手段34Fは、採光側筒状部材58、中間筒状部材104a、屈曲筒状部材92、中間筒状部材104b及び照射側筒状部材60がこの順に相互に接続されることにより構成されている。屈曲筒状部材92は例えば約90度の角度に屈曲され、また中間筒状部材104a,104bの両端部にはそれぞれ被係止部は設けられていない。導光手段34Fは、支持部44の開口部より側壁部4の外周面に沿って下方に延びた後に約90度の角度で屈曲され、更にマンホール部14を通して側壁部4の収容空間12に実質上水平方向に延び、拡散カバー部材56に連結されている。従って、この第7の実施形態の採光装置30Fにおいても、上記第5及び第6の実施形態と同様の作用効果が達成される。
[第8の実施形態]
次に、図17及び図18を参照して、本発明の第8の実施形態による採光装置について説明する。図17は、本発明の第8の実施形態による採光装置を設置した貯蔵タンクを示す概略断面図であり、図18は、図17の導光手段を示す概略断面図である。
図17及び図18において、この第8の実施形態の採光装置30Gが設置される貯蔵タンク2Gでは、天壁部6Gは側壁部4Gの上部開口部に設けられており、これら側壁部4Gと天壁部6Gとは一体に構成されている。導光手段34Gは、外径の異なる複数(例えば、8個)の筒状部材106が相互に移動自在に接続されることにより構成されている。相互に隣接する一対の筒状部材106のうち一方の筒状部材106は、その他方の筒状部材106の内部に収納自在に構成され、一方の筒状部材106の一方の開口端には、径方向外方に延びるリング状の係止突部108が設けられ、また他方の筒状部材106の一方の開口端には、径方向内方に延びて係止突部108と相互に係止される係止凹部110が設けられている。一方の筒状部材106が他方の筒状部材106の内部から引き出されると、一方の筒状部材106の係止突部108が他方の筒状部材106の係止凹部110に係止され、これにより一方の筒状部材106が他方の筒状部材106から離脱されるのが防止される。複数の筒状部材106のうち、最も先端側の筒状部材106aが採光側筒状部材として機能し、また最も基端側の筒状部材106bが照射側筒状部材として機能し、最も先端側の筒状部材106aと最も基端側の筒状部材106bとの間に配設された複数の筒状部材106cはそれぞれ中間筒状部材として機能する。最も先端側の筒状部材106a及び最も基端側の筒状部材106bの各々の他方の開口端には、径方向外方に延びるリング状の被係止部64,66が設けられている。
上述のように構成されているので、複数の筒状部材106を相互に移動させる、即ち、相互に隣接する一対の筒状部材106の一方の筒状部材106を他方の筒状部材106の内部から引き出すことによって、又は一方の筒状部材106を他方の筒状部材106の内部に収納することによって、導光手段34Gが伸縮されその長さを調節することができる。例えば、各筒状部材106をこれに隣接する筒状部材106の内部から引き出すことにより、導光手段34Gの長さは最長長さ(例えば、約10m)に調節され、また各筒状部材106をこれに隣接する筒状部材106の内部に収納することにより、導光手段34Gの長さは最短長さ(例えば、約1m)に調節される。また、各筒状部材106の引出し量をそれぞれ調節することにより、導光手段34Gの長さは、最長長さと最短長さとの間で自在に調節される。
従って、側壁部4Gの収容空間12Gの下側領域において作業する場合において、上述のようにして導光手段34Gを伸長させることにより、照射手段36を下降させてこれを収容空間12Gの下側領域に配設することができ、収容空間12Gの下側領域を照明することができる。
なお、上記第2及び第3の実施形態と同様に、複数の筒状部材106の一部を屈曲筒状部材から構成し、導光手段34Gの一端部を採光手段32の支持部44の開口部に回転自在に装着するように構成してもよい。
[第9の実施形態]
次に、図19を参照して、本発明の第9の実施形態による採光装置について説明する。図19は、本発明の第9の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図19において、この第9の実施形態の採光装置30Hは、光を照射するための照明手段50Hと、照明手段50Hからの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段34Hと、導光手段34Hからの光を貯蔵タンク2の内部に照射するための照射手段36と、を備えている。
導光手段34Hは、一対の屈曲筒状部材80a,80b、採光側筒状部材58及び屈曲筒状部材80cがこの順に相互に接続されることにより構成され、これら屈曲筒状部材80a〜80cはそれぞれ上記第2の実施形態の屈曲筒状部材80と同様に構成されている。一対の屈曲筒状部材80a,80bはそれぞれ約45度の角度で屈曲され、これにより相互に接続された一対の屈曲筒状部材80a,80bは全体として約90度の角度で屈曲される。また、屈曲筒状部材80cは例えば約45度の角度で屈曲されている。
また、ドーム部材(図示せず)は取付部材38より取り外されている。導光手段34Hの一端部は、天壁部6のマンホール部16及び取付部材38の支持部44の開口部を通して貯蔵タンク2の外部に延び、全体として約90度の角度で屈曲された後に実質上水平方向に延びている。このように屈曲されることにより、導光手段34Hの一端部における内面には、鉛直方向に対して約45度の角度に傾斜された傾斜反射面112が形成される。また導光手段34Hの他端部は、天壁部6のマンホール部16を通して貯蔵タンク2の内部に実質上鉛直方向下方に延び、約45度の角度で屈曲された後に固定用リング70を介して拡散カバー部材56に取り付けられる。従って、導光手段34Hは、この取付部材38によって支持される。また、採光手段、導光手段34A及び照射手段36を一体に固定するための固定手段(図示せず)と、照射手段36を保護するための保護部材148とが設けられている。
照明手段50Hは、例えば放電灯やLEDランプ等から構成される照明部52Hと、照明部52Hを支持するためのスタンド部54Hと、を備えている。スタンド部54Hは貯蔵タンク2の天壁部6に立設され、また照明部52Hは導光手段34Hの一端部の前方に配設されている。照明部52Hと導光手段34Hの一端部との間には、例えば約5mm〜10mm程度の間隙Wが設けられている。なお、この照明手段50Hの照明部52Hは、防爆型のものから構成することが好ましい。
第9の実施形態の採光装置30Hによる貯蔵タンク2の内部の照明は、次のようにして行われる。例えば晴天時の昼間のように太陽からの光を充分に得ることができる場合には、ドーム部材が取付部材38に取り付けられ、上述した実施形態と同様に、太陽からの光がドーム部材を通して導入され、この光により貯蔵タンク2の内部が照明される。例えば雨天時や曇天時、夜間等のように、太陽からの光を充分に得ることができない場合には、ドーム部材を取付部材38より取り外し、相互に接続された一対の屈曲筒状部材80a,80bの他端部を採光側筒状部材58の一端部の内部に挿入して、これらを相互に接続する。また、照明手段50Hを貯蔵タンク2の天壁部6の所定位置に設置する。
この状態で照明手段50Hの照明部52Hを点灯させると、照明部52Hからの光が導光手段34Hの一端部よりその内部に導入され、導光手段34Hの内面の反射面62を乱反射しながら所定方向へと導かれる。なお、この導入された光の大部分は、傾斜反射面112にて約90度の角度でもって反射され、このように反射された光は鉛直方向下方へと導かれるので、照明部52Hからの光を効率良く照射手段36が配設された方向へ導くことができる。導光手段34Hの他端部より出射された光は、拡散カバー部材56を通して貯蔵タンク2の収容空間12に拡散照射される。従って、このように太陽からの光を充分に得ることができない場合においても、照明手段50Hからの光を利用して貯蔵タンク2の収容空間12を高い安全性でもって照明することができる。
なお、照明部52Hと導光手段34Hの一端部との間には間隙Wが設けられているので、外気がこの間隙Wを通して導光手段34Hの内部に流入され、この流入された外気によって導光手段34Hや拡散カバー部材56等が冷やされる。これにより、照明手段50Hの照明部52Hからの熱により導光手段34Hや拡散カバー部材56等の温度が上昇するのを抑制することができる。
[第10の実施形態]
次に、図20及び図21を参照して、本発明の第10の実施形態による採光装置について説明する。図20は、本発明の第10の実施形態による採光装置を示す概略断面図であり、図21は、図20の採光装置を示す概略斜視図である。
図20及び図21において、この第10の実施形態の採光装置30Jは、光を照射するための照明手段50Hと、照明手段50Hからの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段34Jと、導光手段34Jからの光を貯蔵タンク2の内部に照射するための照射手段36と、を備えている。
導光手段34Jは、直線状に延びる導光用筒状部材114と、導光用筒状部材114の外周部を覆う保護用筒状部材116と、を有している。導光用筒状部材114は例えばアルミニウムから形成され、その内面には反射面62Jが形成されている。保護用筒状部材116は、例えば塩化ビニル等の樹脂から形成されている。
ドーム部材(図示せず)は取付部材38Jより取り外されており、この取付部材38Jの支持部44Jの内部には、リング状部材118が取り付けられている。このリング状部材118の外周部には、径方向外方に延びる棒状部120が設けられ、この棒状部120が取付部材38Jの支持部44Jに設けられた貫通孔122に着脱自在に挿入されることにより、リング状部材118が取付部材38Jの支持部44Jの内部に取り付けられる。また、リング状部材118の内径は、導光手段34Jの外径よりも幾分大きく構成されている。このリング状部材118は、導光手段34Jを側壁部4のマンホール部14において移動自在に支持するための支持手段を構成する。
導光手段34Jの一端部は、側壁部4のマンホール部14を通してリング状部材118に移動自在に挿入された後に貯蔵タンク2の外部に延び、またその他端部は、側壁部4のマンホール部14を通して貯蔵タンク2の内部に延びて固定用リング70を介して拡散カバー部材56に取り付けられる。
また、導光手段34Jの他端部は、支持部材124により高さ調節自在に支持されている。この支持部材124は、相互に回動自在に交差して取り付けられた一対の支持脚部126と、一対の支持脚部126の各下端部に取り付けられた一対の支持プレート部128と、を備えている。一対の支持脚部126にはそれぞれ複数の貫通孔130が設けられており、各支持脚部126の対応する貫通孔130にはそれぞれ、略コの字状の固定用部材132の両端部が着脱自在に挿入されて取り付けられる。このように取り付けられることにより、一対の支持脚部126が所定の交差角度でもって位置決め保持され、この位置決め保持された一対の支持脚部126の交差部134に導光手段34Jの他端部が載置される。なお、固定用部材132を取り付ける貫通孔130を変更することにより、一対の支持脚部126の交差角度が大きく(又は小さく)なり、これにより一対の支持脚部126の交差部134の位置が下方に(又は上方に)移動され、導光手段34Jの他端部の高さ位置が調節される。
また、拡散カバー部材56を保護するための保護部材136が設けられており、この保護部材136は、筒状のカバー本体部138と、カバー本体部138の一端部に設けられた格子部140と、を有している。カバー本体部136は、複数の取付用ネジ142により導光手段34Jの他端部に取り付けられ、このように取り付けられると、格子部140は拡散カバー部材56の前方を覆うようにして配設される。
照明手段50Hは貯蔵タンク2の外部に設置され、上記第9の実施形態と同様に、照明手段50Hの照明部52Hと導光手段34Jの一端部との間には、例えば5mm〜10mm程度の間隙Wが設けられている。
第10の実施形態の採光装置30Jによる貯蔵タンク2の内部の照明は、次のようにして行われる。例えば晴天時の昼間のように太陽からの光を充分に得ることができる場合には、上記第5の実施形態と同様に、ドーム部材が取付部材38Jに取り付けられ、太陽からの光がドーム部材を通して導入され、この光が例えば採光側筒状部材及び照射側筒状部材(図示せず)により導かれて貯蔵タンク2の内部が照明される。例えば雨天時や曇天時、夜間等のように、太陽からの光を充分に得ることができない場合には、ドーム部材、採光側筒状部材及び照射側筒状部材をそれぞれ取付部材38Jより取り外し、リング状部材118を取付部材38Jの支持部44Jの内部に取り付ける。そして、導光手段34Jの一端部を側壁部4のマンホール部14を通してリング状部材118に移動自在に挿入し、導光手段34Jの他端部を支持部材124により所定の高さ位置に支持する。また、照明手段50Hを貯蔵タンク2の外部の所定位置に設置する。
この状態で照明手段50Hの照明部52Hを点灯させると、照明部52Hからの光が導光手段34Jの一端部よりその内部に導入され、導光用筒状部材114の内面の反射面62Jを乱反射しながら所定方向へと導かれる。導光手段34Jの他端部より出射された光は、拡散カバー部材56を通して貯蔵タンク2の収容空間12に拡散照射される。従って、太陽からの光を充分に得ることができない場合においても、照明手段50Hからの光を利用して貯蔵タンク2の収容空間12を高い安全性でもって照明することができる。
また、導光手段34Jはリング状部材118に移動自在に支持されているので、導光手段34Jをリング状部材118に対して相対的に移動させることができる。例えば、導光手段34Jを前後方向(図20において左右方向)に移動させる、あるいは導光手段34Jの他端部を上下方向(図20において上下方向)又は左右方向(図20において紙面に対して垂直方向)などの種々の方向に移動させることができ、これにより照射手段36からの光の照射方向を調節することができる。従って、貯蔵タンク2内の所望の領域を照明することができ、貯蔵タンク2内における作業性を高めることが可能となる。
なお、上記第9の実施形態と同様に、外気が照明部52Hと導光手段34Jの一端部との間に設けられた間隙Wを通して導光手段34Jの内部に流入され、この流入された外気によって導光手段34Jや拡散カバー部材56等が冷やされ、これにより照明手段50Hの照明部52Hからの熱により導光手段34Jや拡散カバー部材56等の温度が上昇するのを抑制することができる。
[第11の実施形態]
次に、図22を参照して、本発明の第11の実施形態による採光装置について説明する。図22は、本発明の第11の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図22において、この第11の実施形態の採光装置30Kは、地下空間160(例えば、地下街や地下トンネルなど)に対して設置されている。地上空間162と地下空間160とを仕切る地面164には、上方に筒状に延びる開口部166が設けられ、この開口部166には採光手段32が取り付けられている。導光手段34Kは、採光側筒状部材58、中間筒状部材104及び照射側筒状部材60が相互に接続されることにより構成されており、導光手段34Kの一端部は、開口部166を通して採光手段32に連結され、またその他端部は、開口部166を通して地下空間160に延びて照射手段36に連結されている。
この第11の実施形態の採光装置30Kでは、上記各実施形態と同様に、採光手段32により採光された太陽からの光は、導光手段34Kにより所定方向に導かれ、この導光手段34Kからの光が照射手段36によって地下空間160に照射される。従って、太陽からの光の届き難い地下空間160を太陽からの光によって照明することができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、地下空間160が複数階層(例えば、地下2階)から構成されている場合には、導光手段34Kの中間筒状部材104を複数設けることにより導光手段34Kの長さを調節し、この導光手段34Kの他端部を地下2階部の天井部165に設けられた開口部167を通して照射手段36に連結すればよい。これにより、所望の階における地下空間160を照明することができる。
[第12の実施形態]
次に、図23を参照して、本発明の第12の実施形態による採光装置について説明する。図23は、本発明の第12の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図23において、この第12の実施形態の採光装置30Lは、船舶168の内部に形成された船内空間170(例えば、船体内部の船室や機関室など)に対して設置されている。船舶168の甲板172には、上方に筒状に延びる開口部174が設けられ、この開口部174には採光手段32が取り付けられている。また、船内空間170の上端部には開口部169が設けられている。導光手段34Lは、採光側筒状部材58、中間筒状部材104及び照射側筒状部材60が相互に接続されることにより構成されており、導光手段34Lの一端部は、開口部174を通して採光手段32に連結され、またその他端部は、開口部169を通して船内空間170に延びて照射手段36に連結されている。
従って、採光手段32により採光された太陽からの光は、導光手段34Lにより所定方向に導かれ、この導光手段34Lからの光が照射手段36によって船内空間170に照射され、上記第11の実施形態と同様の作用効果が達成される。
[第13の実施形態]
次に、図24を参照して、本発明の第13の実施形態による採光装置について説明する。図24は、本発明の第13の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図24において、この第13の実施形態の採光装置30Mは、トンネル空間176(例えば、自動車用トンネルなど)に対して設置されている。トンネル空間176に設けられた開口部178には、採光手段32Fが設けられている。導光手段34Mは、採光側筒状部材58、中間筒状部材104a、屈曲筒状部材92a、複数の中間筒状部材104b及び屈曲筒状部材92bがこの順に相互に接続されることにより構成されている。導光手段34Mの一端部は、開口部178を通して約90度の角度に上方に屈曲されて採光手段32Fに連結され、またその他端部は、開口部178を通してトンネル空間176に実質上水平方向に延びた後に約90度の角度に下方に屈曲され、トンネル空間176の天井部180に設けられた照射手段36に連結されている。また、複数の中間筒状部材104bのうち特定の中間筒状部材104bには、その外側部から分岐して延びる分岐筒状部182が設けられており、この分岐筒状部182の先端部には照射手段36が連結されている。
従って、採光手段32Fにより採光された太陽からの光は、導光手段34Mにより所定方向に導かれ、この導光手段34Mからの光が複数の照射手段36によってトンネル空間176に照射され、上記第11の実施形態と同様の作用効果が達成される。
[第14の実施形態]
次に、図25を参照して、本発明の第14の実施形態による採光装置について説明する。図25は、本発明の第14の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。
図25において、この第14の実施形態の採光装置30Nは、海中空間184(例えば、海底都市など)に設置されている。海中空間184は、海底186に配設されたシェルタ本体部188と、シェルタ本体部188の上端部より海面まで延びるシェルタ筒状部190とによって規定されており、このシェルタ本体部188内には例えば居住施設など(図示せず)が配設されている。シェルタ筒状部190の開口部192には採光手段32が取り付けられている。導光手段34Nは、採光側筒状部材58、複数の中間筒状部材104及び照射側筒状部材60が相互に接続されることにより構成されており、導光手段34Nの一端部は、シェルタ筒状部190の開口部192を通して採光手段32に連結され、またその他端部は、シェルタ筒状部190内を通してシェルタ本体部188内に延びて照射手段36に連結されている。
従って、採光手段32により採光された太陽からの光は、導光手段34Nにより所定方向に導かれ、この導光手段34Nからの光が照射手段36によってシェルタ本体部188内に照射され、上記第11の実施形態と同様の作用効果が達成される。
[実施例及び比較例]
本発明による採光装置の優れた効果を確認するために、次のような実験を行った。
実施例1として、図3に示す採光装置30Aを用い、晴天時においてこの採光装置30Aにより貯蔵タンク2の内部を照明した際に、側壁部4の底部における照度を測定する実験を行った。この実験の結果は表1に示すとおりである。なお、導光手段34Aの直径及び長さはそれぞれ400mm、70cmであり、天壁部6と側壁部4の底部との間の距離は2mであり、また、貯蔵タンク2の外部の照度は50000Lx、拡散カバー部材56の近傍における照度は7800Lxであった。
Figure 2008262887
表1に示すように、実施例1では、マンホール部16の中心軸から片側に13m離れた範囲まで照明されており、広範囲に照明できることが確認された。従って、導光手段34Aを回転させることにより、マンホール部16の中心軸を中心とする半径13mの円形の範囲内を照明することができる。
また、実施例2として、図20に示す採光装置30Jを用い、晴天時においてこの採光装置30Jにより貯蔵タンク2の内部を照明した際に、貯蔵タンク2の内部における照度を測定する実験を行った。この実験の結果は図26(a)及び表2に示すとおりである。なお、導光手段34Jの直径及び長さはそれぞれ400mm、40cmであり、照明部52Hと導光手段34Jの一端部との間の間隙Wは5mmであり、拡散カバー部材56の近傍における照度は29400Lxであった。
Figure 2008262887
図26(a)及び表2に示すように、実施例2では、導光手段34Jの他端部の前方において約15mの範囲内が照明され、更に、導光手段34Jの左右外側において約13mの範囲内が照明され、広範囲に照明できることが確認された。
また、比較例1として、側壁部4のマンホール部14に照明手段50Hの照明部52Hを設置し、晴天時においてこの照明部52Hからの光により貯蔵タンク2の内部を照明した際に、貯蔵タンク2の内部における照度を測定する実験を行った。この実験の結果は図26(b)及び表3に示すとおりである。なお、照明部52Hの近傍における照度は26400Lxであった。
Figure 2008262887
図26(b)及び表3に示すように、比較例1では、実施例2と同様に、照明部52Hの前方において約15mの範囲内が照明されるが、照明部52Hの左右外側においては実施例2よりも短い約10mの範囲内が照明され、実施例2よりも照明範囲が狭いことが確認された。
従って、本発明による採光装置においては、照明部52Hからの光を導光手段34Jにより貯蔵タンク2の内部に導いて照明することにより、貯蔵タンク2の内部をより広範囲に照明することができるという優れた作用効果が達成される。このような作用効果は、比較例1、即ち、従来の照明方法では決して得ることのできないものである。
以上、本発明に従う採光装置の種々の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記第1の実施形態においては照明手段50を設けるように構成したが、上記第2〜第8の実施形態においても同様に、この照明手段50を設けるように構成してもよい。
また例えば、上記各実施形態では、貯蔵タンク2(2G)をフローティングルーフタンクから構成したが、これに限られず、例えばドームルーフタンク、コーンルーフタンク、地下タンク及び球形タンク等の種々の貯蔵タンクから構成してもよい。
また例えば、上記各実施形態では、貯蔵タンク内の収容空間、地下空間、船内空間、トンネル空間及び海中空間を照明するように構成したが、これに限られず、例えば商店街のアーケード内の空間や電車の駅構内の空間、港湾施設(水揚げ場や魚市場など)内の空間などの種々の太陽からの光が届き難い空間を照明するように構成することができる。
本発明の第1の実施形態による採光装置を設置した貯蔵タンクを示す概略断面図である。 図1の採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第2の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図3の屈曲筒状部材を屈曲させない状態で示す概略断面図である。 図3の屈曲筒状部材を約45度の角度に屈曲させた状態を示す図である。 図3の採光装置の変形形態を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図7の屈曲筒状部材を屈曲させない状態で示す概略断面図である。 図7の屈曲筒状部材を約90度の角度に屈曲させた状態を示す図である。 本発明の第4の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図10の採光装置を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図12の採光装置の変形形態を示す概略断面図である。 本発明の第6の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図14の採光装置の変形形態を示す概略断面図である。 本発明の第7の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第8の実施形態による採光装置を設置した貯蔵タンクを示す概略断面図である。 図17の導光手段を示す概略断面図である。 本発明の第9の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第10の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 図20の採光装置を示す概略斜視図である。 本発明の第11の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第12の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第13の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 本発明の第14の実施形態による採光装置を示す概略断面図である。 (a)は、実施例2における貯蔵タンクの内部の照明範囲を示す概略図であり、(b)は、比較例1における貯蔵タンクの内部の照明範囲を示す概略図である。
符号の説明
2,2G 貯蔵タンク
4,4G 側壁部
6,6G 天壁部
12,12G 収容空間
14,16,16G マンホール部
30,30A〜30N 採光装置
32,32C〜32D 採光手段
34,34A〜34N 導光手段
36,36C 照射手段
38,38C〜38F,38J 取付部材
40 ドーム部材
42,42D〜42F,42J 基台部
44,44C,44J 支持部
50,50H 照明手段
58,58A,58C 採光側筒状部材
60 照射側筒状部材
80,80a〜80c,92 屈曲筒状部材
94a〜94d 筒状体
96 照射部
98 導光ユニット
104a,104b 中間筒状部材
160 地下空間
170 船内空間
176 トンネル空間
184 海中空間

Claims (16)

  1. 空間の内部を照明するための採光装置であって、
    太陽からの光を導入する採光手段と、前記採光手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段と、前記導光手段からの光を前記空間の内部に照射するための照射手段と、を備え、
    前記採光手段は前記空間の外部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記空間に設けられた開口部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記開口部を通して前記空間の内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする採光装置。
  2. 前記空間は、貯蔵タンクの内部に規定された液体を収容するための収容空間であり、また前記開口部は、前記貯蔵タンクに設けられたマンホール部から構成されており、
    前記採光手段は前記貯蔵タンクに取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする請求項1に記載の採光装置。
  3. 前記貯蔵タンクは、前記収容空間を規定する側壁部と、前記収容空間の上面を塞ぐ天壁部と、を有し、
    前記採光手段は前記貯蔵タンクの前記側壁部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記側壁部に設けられた前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記側壁部の前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする請求項2に記載の採光装置。
  4. 前記貯蔵タンクは、前記収容空間を規定する側壁部と、前記収容空間の上面を塞ぐ天壁部と、を有し、
    前記採光手段は前記貯蔵タンクの前記天壁部に設けられた前記マンホール部に取り付けられ、前記導光手段の一端部は、前記天壁部の前記マンホール部を通して前記採光手段に連結され、その他端部は、前記天壁部の前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結されることを特徴とする請求項2に記載の採光装置。
  5. 前記採光手段は、前記天壁部の前記マンホール部に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に装着されるドーム部材と、を備え、前記取付部材は、基台部と、前記基台部から上方に延びる筒状の支持部と、を有し、前記ドーム部材は前記支持部に装着され、また前記導光手段は所定の角度で屈曲され、前記導光手段の一端部は前記マンホール部を通して前記支持部に回転自在に装着されることを特徴とする請求項4に記載の採光装置。
  6. 前記導光手段は相互に接続される複数の筒状部材を有し、前記複数の筒状部材は屈曲筒状部材を含み、前記屈曲筒状部材は所定角度範囲で屈曲自在に構成されていることを特徴とする請求項3又は5に記載の採光装置。
  7. 前記導光手段は、所定の角度に屈曲された複数の導光ユニットを有し、また前記照射手段は複数の照射部を有しており、前記複数の導光ユニットの各々の一端部は前記採光手段に取り付けられ、またそれらの他端部にはそれぞれ前記複数の照射部が取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の採光装置。
  8. 前記貯蔵タンクの前記側壁部と前記天壁部とは別体に構成され、前記天壁部は、前記側壁部の前記収容空間に収容された液体の液面上に浮かべられることを特徴とする請求項3〜7のいずれかに記載の採光装置。
  9. 前記導光手段は、相互に移動自在に接続された複数の筒状部材を有し、前記複数の筒状部材が相互に移動されることにより前記導光手段が伸縮されることを特徴とする請求項4に記載の採光装置。
  10. 前記採光手段に関連して照明手段が設けられており、前記照明手段からの光は前記採光手段に導入されることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の採光装置。
  11. 前記照明手段と前記採光手段との間には導光部材が設けられ、前記照明手段からの光は、前記導光部材の内面を反射しながら前記採光手段に導かれることを特徴とする請求項10に記載の採光装置。
  12. 前記採光手段、前記導光手段及び前記照射手段を一体に固定するための固定手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の採光装置。
  13. 液体を収容する収容空間を有する貯蔵タンクの内部を照明するための採光装置であって、
    光を照射するための照明手段と、前記照明手段からの光をその内面で反射させながら所定方向へ導くための筒状の導光手段と、前記導光手段からの光を前記貯蔵タンクの内部に照射するための照射手段と、を備え、
    前記照明手段は前記貯蔵タンクの外部に設けられ、前記導光手段の一端部は、前記貯蔵タンクに設けられたマンホール部を通して前記貯蔵タンクの外部に延び、その他端部は、前記マンホール部を通して前記貯蔵タンクの内部に延びて前記照射手段に連結され、前記照明手段からの光は、前記導光手段の一端部よりその内部に導入されることを特徴とする採光装置。
  14. 前記照明手段と前記導光手段の一端部との間には間隙が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の採光装置。
  15. 前記導光手段を前記マンホール部において移動自在に支持するための支持手段が設けられていることを特徴とする請求項13又は14に記載の採光装置。
  16. 前記空間は、地下空間、船内空間、トンネル空間、海中空間のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の採光装置。
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