JP2008262572A - メタデータ利用管理装置、メタデータ利用管理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より品質の高いメタデータをより多くのコンテンツにわたって提供できるようなデータ利用装置を提供すること。
【解決手段】コンテンツ利用装置102は、利用対象のコンテンツの属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを、メタデータ配信サーバ101から取得する。そして、コンテンツ利用装置102は、このメタデータを用いたコンテンツの利用がなされる場合に、広告配信サーバ103から広告情報を取得し、広告情報を呈示し、そして、メタデータに含まれる提供者情報を、広告業者サーバ104に送信する。広告業者サーバ104は、この提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う。これによって、メタデータの作成が促進され、より品質の高いメタデータをより多くのコンテンツにわたって提供されることが期待される。
【選択図】図1
【解決手段】コンテンツ利用装置102は、利用対象のコンテンツの属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを、メタデータ配信サーバ101から取得する。そして、コンテンツ利用装置102は、このメタデータを用いたコンテンツの利用がなされる場合に、広告配信サーバ103から広告情報を取得し、広告情報を呈示し、そして、メタデータに含まれる提供者情報を、広告業者サーバ104に送信する。広告業者サーバ104は、この提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う。これによって、メタデータの作成が促進され、より品質の高いメタデータをより多くのコンテンツにわたって提供されることが期待される。
【選択図】図1
Description
本発明は、メタデータの利用を管理するメタデータ利用管理装置、メタデータ利用管理方法及びプログラムに関する。
近年、ディジタル衛星放送による放送の多チャンネル化等、情報インフラの発展により、多くのコンテンツ(とりわけ映像コンテンツ)が流通するようになっている。一方で、計算機の処理能力の向上やADSL、FTTHなどのブロードバンド・ネットワークの普及に伴い、映像をパソコンや携帯端末上の記憶装置に録画して視聴することが一般的になっている。また、家庭用ビデオに関しても、従来のテープメディアのものに代わり、大容量ハードディスクを内蔵した機器の登場により、複数のコンテンツをまとめて格納したり、ランダムアクセスを活かしたインタラクティブな視聴や編集が可能になっている。
大量のコンテンツを効率的に扱うにはインデックス(索引)などの手がかりとなる情報が必須である。このようなインデックスなど、コンテンツに付加される属性情報をまとめて「メタデータ」と呼ぶ。近年、様々な環境やアプリケーションでメタデータの相互運用ができるようにMPEG−7に代表されるように規格化が行われており、メタデータを手がかりにしたコンテンツの編集や検索などが可能となっている。また、ユーザの好みに応じて、コンテンツから当該ユーザの関心の高い部分を自動的に集める要約技術もいくつか提案されている。これらの要約技術では、映像の中のイベントを属性情報として記述し、ユーザの嗜好とのマッチングに応じて自動的に要約する(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1では、イベントごとの重要度を求め、重要度に基づいて要約映像に含めるイベントを決定し、該当するイベントの区間から要約映像を作成する。
特許第3176893号公報
メタデータの作成は、コンテンツの特徴量などから自動的に行う方法と、人手で作成する方法とがある。メタデータを用いた高品質なコンテンツ利用を実現するには、高品質なメタデータ(例えば、精度良くコンテンツの特徴などを表したメタデータ)が不可欠であるが、メタデータの自動生成は品質の面で限界があるので、メタデータを人手により作成することに頼らざるを得ない。
人手によって作成されたメタデータの提供を有料サービスとする配信方法もあるが、運用が大掛かりになる欠点がある。この点では、ボランティアをベースにしたメタデータ作成は、メタデータを無料で配信できるので有利である。しかし、その反面、メタデータを作成・提供する者に大きな負担がかかるため、無料配信を前提とするボランティアによる高品質なメタデータ作成では、提供できるコンテンツ数に限界がある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、より品質の高いメタデータをより多くのコンテンツにわたって提供できるようなメタデータ利用管理装置、メタデータ利用管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るメタデータ利用管理装置は、被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するコンテンツ利用装置から、その被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信手段と、この情報受信手段により受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るメタデータ利用管理装置は、被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するコンテンツ利用装置から、広告情報を送信すべき要求を受信する要求受信手段と、この要求受信手段により前記要求を受信した場合、前記コンテンツ利用装置へ、広告情報を送信する送信手段と、前記広告情報を送信した前記コンテンツ利用装置から、前記被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信手段と、この情報受信手段により受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする。
なお、装置に係る本発明は方法に係る発明としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
また、装置または方法に係る本発明は、コンピュータに当該発明に相当する手順を実行させるための(あるいはコンピュータを当該発明に相当する手段として機能させるための、あるいはコンピュータに当該発明に相当する機能を実現させるための)プログラムとしても成立し、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても成立する。
本発明によれば、より品質の高いメタデータをより多くのコンテンツにわたって提供されることが期待される。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係るメタデータ配信システムの基本構成例を示す。
図1に示されるように、本メタデータ配信システムは、メタデータ配信サーバ101、コンテンツ利用クライアント102、広告配信サーバ103、広告業者サーバ104を含んでいる。メタデータ配信サーバ101、コンテンツ利用クライアント102、広告配信サーバ103及び広告業者サーバ104の各装置は、ネットワーク120を介して必要な通信相手装置との間でデータの送受信を行うための通信インタフェースを備えている。
コンテンツ(コンテンツデータ)とは、例えば、動画像、静止画像、音声又はテキストなどのデータ或いは動画像、静止画像、音声又はテキストなどの全部又は一部を含む一般的なマルチメディア・コンテンツのデータである。以下では、主に映像コンテンツを例にとって説明する。
メタデータとは、特定のコンテンツに対応して作成されるものであり、少なくとも、当該特定のコンテンツの属性情報を含む。また、メタデータは、当該メタデータに関連する種々の付加情報や当該特定のコンテンツに関連する種々の付加情報を含み得るものである。
コンテンツ利用クライアント102は、メタデータを用いながらコンテンツ(被利用データ)を利用するアプリケーションを備えたクライアント装置である。
メタデータ配信サーバ101は、メタデータを配信するためのサーバ装置である。
広告配信サーバ103は、広告データを配信するためのサーバ装置である。
広告業者サーバ104は、広告データの利用状況に応じたメタデータ提供者への報酬の支払いのための処理を行うサーバ装置である。
なお、コンテンツがコンテンツ利用クライアント102へ配信される方法については特に限定はない。例えば、ネットワーク120上にコンテンツ配信サーバが存在し、コンテンツ配信サーバからネットワーク120を介してコンテンツ利用クライアント102へコンテンツが配信される(コンテンツ利用クライアント102は通信媒体を介してメタデータを取得する)方法でもよいし、コンテンツがDVDやCD−ROMや半導体メモリ等の記録媒体によって配信(配布)される(コンテンツ利用クライアント102は記録媒体を介してメタデータを取得する)方法でもよいし、複数の方法が混在してもよい。
また、本実施形態では、主にメタデータは、メタデータ配信サーバ101からネットワーク120を介してコンテンツ利用クライアント102へ配信されたものである場合を例にとって説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、DVDやCD−ROMや半導体メモリ等の記録媒体によって配信(配布)されたものであってもよい。
また、各機能別にサーバを分けた構成としたが、実際には1つのサーバが複数の機能を兼ねた構成であってもよい。例えば、ある広告業者が運営する広告配信サーバ103と広告業者サーバ104について、独立したサーバとして構成しても、一体化された一つのサーバとして構成してもよい(なお、本実施形態では、主に前者の場合を例にとって説明する)。
図2に、メタデータに含まれる属性情報の一例を示す。この例では、映像コンテンツ内で起きた事象をイベントとし、属性情報には、このイベントを列挙したイベント列が含まれる。イベントは、人物や物体の名称や動き(例えば、サッカーの映像のコンテンツの場合における「○○選手のシュート」など)や時間的な区切り(例えば、「試合開始」、「試合終了」など)などの情報が、その発生時間とともに記述されている。もちろん、図2のフォーマットは一例であり、属性情報は、コンテンツに関連する付加情報であれば、どのようなものであってもよい。
コンテンツ利用クライアント102のコンテンツ利用アプリケーションは、メタデータを用いながら、コンテンツを利用する。コンテンツの利用とは、コンテンツを編集・加工することによって新たなコンテンツを作成したり、コンテンツから属性情報を索引として所望の部分を検索して視聴したり、複数のコンテンツから所望のコンテンツを検索して視聴したり、早送りなどの特殊再生(トリックプレイ)を行ったりすることであり、これら以外にも様々なものが考えられる。
また、例えば、1つのコンテンツから利用者の嗜好に合致した区間を抽出することで、短いコンテンツを作成する要約処理にもメタデータが用いられる。この要約処理では、例えば、図2のような属性情報(この場合、イベント列)と嗜好情報とのマッチングを行って、区間あるいは時間ごとの重要度を求め、重要度の高い部分を抽出して、要約とする。
なお、本実施形態では、コンテンツ利用アプリケーションは、少なくともメタデータを用いながらコンテンツを利用する場合には、広告配信サーバ103から広告データを取得し、強制的に(ユーザ(コンテンツの利用者)が特別の手続きを行うか否かによって広告データを呈示するかしないかを選択できるようにした場合には、ユーザが特別の手続きを行わなかったときに)広告データをユーザに呈示するものであるとする。
以下では、本実施形態における処理フローの幾つかの例について順次説明していく。
(第1の処理フロー例)
図3に、本実施形態における第1の処理フローを示す。
図3に、本実施形態における第1の処理フローを示す。
なお、ここでは、本システムの対象となるメタデータ配信サーバ101を運営するメタデータ配信者が唯一存在する場合を想定している(メタデータ配信サーバ101自体は複数存在する場合もあり得る)。
ステップS101では、コンテンツ利用クライアント102上で動作するコンテンツ利用アプリケーションは、利用したいコンテンツに対応するメタデータの配信を、メタデータ配信サーバ101に要求する。
ステップS102では、メタデータ配信サーバ101は、要求されたコンテンツのメタデータを、コンテンツ利用クライアント102に送信する。
ここでは、図4のように、メタデータ配信サーバ101から送信されるメタデータは、属性情報201を含み、さらに付加情報としてメタデータ提供者情報202を含むものとする。メタデータ提供者情報は、当該メタデータの提供者を識別するための情報である。例えば、メタデータの提供者を広告業者サーバ104上で管理し、個々に識別子(ID)を割り当て、この識別子をメタデータ提供者情報として用いる。なお、メタデータには、メタデータの識別情報、当該メタデータに対応するコンテンツの識別情報等、他の種々の情報が含まれていて構わない。
ステップS103では、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、広告配信サーバ103に対して、広告データの配信を要求する。
ステップS104では、広告配信サーバ103は、コンテンツ利用クライアント102に対して、広告データを配信する。
ステップS105は、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、受信したメタデータに含まれる属性情報を用いて、コンテンツの利用(例えば、編集・加工等)を行う。前述のように、コンテンツ利用には、コンテンツの編集・加工、検索、特殊再生、要約処理等、種々の形態があり、どのようなものであってもよい。
ステップS106では、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、例えばコンテンツ及び又はこのコンテンツの利用結果(例えば、元のコンテンツをもとに生成された他のコンテンツ)などを呈示(本具体例では、映像を再生)するとともに、広告データを呈示する(例えば、広告データが映像である場合には広告データを再生する)。もちろん、元のコンテンツをランダムアクセスや早送りなどのトリックプレイを用いて再生したり、音声・文字情報を付加して再生したりしてもよい。
ステップS107では、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、再生された広告データに対する操作情報(広告操作情報)を、メタデータ提供者情報とともに、広告業者サーバ104に送信する。
広告操作情報としては、例えば、広告データの視聴に関する操作の情報、広告データ視聴中におけるマウスクリックやボタン押下による商品販売画面への移動に関する操作の情報、商品の購入に関する操作の情報など、種々のものが考えられる。
ステップS108では、広告業者サーバ104は、コンテンツ利用クライアント102からメタデータ提供者情報及び広告操作情報を受信すると、広告操作情報に基づいて、当該広告業者からメタデータ提供者情報に対応するメタデータ提供者に対する報酬の支払いを行うための処理を行う。広告操作情報は、例えば、報酬額を算出するにあたって参照される。例えば、コンテンツ利用クライアント102のユーザにより、広告データが視聴されただけなのか、商品販売への移動がなされたのか、さらには商品が購入されたのかなどに応じて、メタデータ提供者に支払うべき報酬額を変更してもよい。また、それ以外の情報(例えば、延べ何人のユーザに利用されたか、あるいは延べ何回利用されたかなど)にも基づいて、報酬額を決定するようにしてもよい。なお、コンテンツ利用クライアント102のユーザの操作の内容は考慮しないで、報酬額を決定するようにしてもよい(例えば、報酬額を一定にしてもよいし、他の情報に基づいて報酬額を決定するようにしてもよい)。この場合に、広告操作情報を他の目的で使用しないときは、広告操作情報を用いなくても構わない。
報酬の支払いを行うための処理は、少なくとも、メタデータ提供者情報と支払額とを対応付けて記憶することであり、さらに他の情報(例えば、利用されたメタデータを識別する情報、利用されたコンテンツを識別する情報、コンテンツの権利者等を識別する情報、当該メタデータを利用した利用クライアント102及び又はそのユーザを識別する情報、広告操作情報等)をも対応付けて記憶するようにしてもよい。
また、報酬の支払いを行うための処理として、例えば、当該報酬額の支払いについて、情報の管理のみする処理をも行ってもよいし、電子的に決済或いは支払いの委託等までする処理をも行ってもよい。例えば、広告業者サーバ104がメタデータ提供者の情報を管理している場合には、管理しているメタデータ提供者の情報の一つとして報酬額の振込先となる銀行口座の情報などを登録しておき、その銀行口座に報酬額を電子的に振り込むなどによって決済するようにしてもよい。
ところで、図3の例では、ステップS106で実際に広告データがユーザに呈示された後に、コンテンツ利用クライアント102から広告業者サーバ104にメタデータ提供者情報及び広告操作情報を送信し、これによって当該広告業者から当該メタデータ提供者へ報酬額を支払うようにしたが、その代わりに、図25に示すように、ステップS103でコンテンツ利用クライアント102から広告配信サーバ103へ広告データ配信要求を送信するときに、この要求にメタデータ提供者情報を付加して送信し、広告配信サーバ103から広告業者サーバ104へメタデータ提供者情報を転送し、この時点で(実際に広告データがコンテンツ利用クライアント102に到達したか及び到達したとしても広告データがユーザに呈示されたか否かにかかわらずに)、広告業者サーバ104は、当該広告業者からメタデータ提供者情報に対応するメタデータ提供者に対する報酬の支払いを行うための処理を行うようにしてもよい(ステップS118)。なお、上記の代わりに、ステップS103でコンテンツ利用クライアント102から広告業者サーバ104へ直接メタデータ提供者情報を送信するようにしてもよ。あるいは、その代わりに、ステップS104で広告配信サーバ103がコンテンツ利用クライアント102に対して広告データを配信し、これをコンテンツ利用クライアント102が受信した時点で、(実際に広告データがユーザに呈示されたか否かにかかわらずに)、コンテンツ利用クライアント102から広告業者サーバ104へメタデータ提供者情報を送信し、広告業者サーバ104は、当該広告業者からメタデータ提供者情報に対応するメタデータ提供者に対する報酬の支払いを行うための処理を行うようにしてもよい。なお、これら場合には、ユーザの操作の内容は考慮しないで、報酬額を決定するようにすればよい(例えば、報酬額を一定にしてもよいし、他の情報に基づいて報酬額を決定するようにしてもよい)。なお、以上の点は、他の処理フロー例についても同様である。
また、図26に示すように、広告配信サーバと広告業者サーバを一体化して一つのサーバとして構成してもよい。図26では、この一体化した一つのサーバをかりに広告配信サーバと呼んでいるがもちろん他の名称でも構わない。なお、以上の点は、他の処理フロー例についても同様である。
なお、上記処理フロー例では、広告業者サーバ104は、当該広告業者から直接メタデータ提供者に対する報酬の支払いのための処理を行う場合を想定したが、例えば、当該広告業者からメタデータ配信サーバ101を運営するメタデータ配信者に対して、各メタデータ提供者に対する報酬の支払いを委託し、メタデータ配信者がメタデータ提供者に対する報酬の支払いを行うようにしてもよい。なお、以上の点は、他の処理フロー例(メタデータ配信者が1つだけ存在することが想定されるもの)についても同様である。
以上のように、コンテンツ利用にともないメタデータが利用されると、広告業者から当該メタデータの提供者へ報酬が支払われる、という仕組みを実現することができる。なお、広告業者は、例えば、広告を依頼した企業等から支払われる対価の一部を、当該メタデータの提供者へ支払う報酬に充当する。
例えば、メタデータ提供者は、提供したメタデータが利用されればされるほどより多くの報酬を受け取ることができる場合において、高品質なメタデータほど良く利用されるとすると、高品質なメタデータを提供するほど、より多くの報酬が入る。このため、メタデータの提供者は、高品質なメタデータの作成意欲がわき、円滑にメタデータが提供され、多くのメタデータを利用したサービスやアプリケーションが利用できるようになる。また、コンテンツ利用者は、より品質の良いメタデータを、より多くのコンテンツについて、利用することができるようになる。また、広告業者は、メタデータを用いたコンテンツの利用が促進されるほど、広告を視聴してもらう機会を増やすことができる。
(第2の処理フロー例)
図5に、本実施形態における第2の処理フローを示す。
図5に、本実施形態における第2の処理フローを示す。
第1の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者へ報酬を支払うものであったが、第2の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者のみならずメタデータ配信サーバを運営するメタデータ配信者へも報酬を支払うものである。なお、ここでは、本システムの対象となるメタデータ配信サーバ101を運営するメタデータ配信者が複数存在する場合を想定している(メタデータ配信サーバ101が唯一存在する場合もあり得る)。
以下では、第1の処理フローと相違する点を中心に詳しく説明する。
ステップS201では、コンテンツ利用クライアント102は、利用したいコンテンツに対応するメタデータの配信を、メタデータ配信サーバ101に要求する。
ステップS202では、メタデータ配信サーバ101は、要求されたコンテンツのメタデータ(メタデータ提供者情報を含む)に、メタデータ配信者情報を付加する。
メタデータ配信者情報は、当該メタデータの配信者を識別するための情報である。メタデータ配信者情報が付加された結果、ここでは、メタデータは、少なくとも図6のように属性情報301、メタデータ提供者情報302、メタデータ配信者情報303を含むことになる。メタデータ配信者情報のデータ形式は、例えば、メタデータ提供者情報と同様に、メタデータの配信者を広告業者サーバ104上で管理し、個々に識別子(ID)を割り当て、この識別子をメタデータ配信者情報として用いるようにしてもよい。
ステップS203では、メタデータ配信サーバ101は、メタデータ配信者情報が付加された該当コンテンツのメタデータを、コンテンツ利用クライアント102に送信する。
ステップS204では、コンテンツ利用クライアント102は、広告配信サーバ103に対して、広告データの配信を要求する。
ステップS205では、広告配信サーバ103は、コンテンツ利用クライアント102に対して、広告データを配信する。
ステップS206では、コンテンツ利用クライアント102は、受信したメタデータに含まれる属性情報を用いて、コンテンツの利用を行う。
ステップS207では、コンテンツ利用クライアント102は、例えばコンテンツ及び又はコンテンツ利用結果を、広告データとともに再生等する。
ステップS208では、コンテンツ利用クライアント102は、再生等された広告データに対する操作情報を、メタデータ提供者情報、メタデータ配信者情報とともに、広告業者サーバ104に送信する。
ステップS209では、広告業者サーバ104は、受信した広告操作情報に従い、メタデータ提供者情報に対応したメタデータ提供者およびメタデータ配信者情報に対応したメタデータ配信者に対する報酬の支払いのための処理を行う。
なお、上記処理フロー例では、広告業者サーバ104は、当該広告業者から直接メタデータ提供者に対する報酬の支払いのための処理を行う場合を想定したが、例えば、当該広告業者から、当該メタデータを配信したメタデータ配信サーバ101を運営する当該メタデータ配信者に対して、当該メタデータ提供者に対する報酬の支払いを委託し、当該メタデータ配信者が当該メタデータ提供者に対する報酬の支払いを行うようにしてもよい。なお、以上の点は、他の処理フロー例(メタデータ配信者が複数存在することが想定されるもの)についても同様である。
(第3の処理フロー例)
図7に、本実施形態における第3の処理フローを示す。
図7に、本実施形態における第3の処理フローを示す。
第1の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者へ報酬を支払うものであったが、第3の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者のみならずコンテンツに関する権利を有するコンテンツ権利者へも報酬を支払うものである。
以下では、第1の処理フローと相違する点を中心に詳しく説明する。
ステップS301では、コンテンツ利用クライアント102は、利用したいコンテンツに対応するメタデータの配信を、メタデータ配信サーバ101に要求する。
ステップS302では、メタデータ配信サーバ101は、要求されたコンテンツのメタデータ(メタデータ提供者情報を含む)であってコンテンツ権利者情報が付加されたものを、コンテンツ利用クライアント102に送信する。
コンテンツ権利者情報は、当該コンテンツの権利者を識別するための情報である。コンテンツの権利者は、例えば、当該コンテンツの供給者など、当該コンテンツに関する著作権、放映権などの各種権利を持つ者である。コンテンツ権利者情報が付加された結果、ここでは、メタデータは、少なくとも図8のように属性情報401、メタデータ提供者情報402に加えて、コンテンツ権利者情報403を含むことになる。コンテンツ権利者情報のデータ形式は、例えば、メタデータ提供者情報やメタデータ配信者情報と同様に、コンテンツの権利者を広告業者サーバ104上で管理し、個々に識別子(ID)を割り当て、この識別子をコンテンツ権利者情報として用いるようにしてもよい。
ステップS303では、コンテンツ利用クライアント102は、広告配信サーバ103に対して、広告データの配信を要求する。
ステップS304では、広告配信サーバ103は、コンテンツ利用クライアント102に対して、広告データを配信する。
ステップS305では、コンテンツ利用クライアント102は、受信したメタデータに含まれる属性情報を用いて、コンテンツの利用を行う。
ステップS306では、コンテンツ利用クライアント102は、例えばコンテンツ及び又はコンテンツ利用結果を、広告データとともに再生等する。
ステップS307では、コンテンツ利用クライアント102は、再生等された広告データに対する操作情報を、メタデータ提供者情報、コンテンツ権利者情報とともに、広告業者サーバ104に送信する。
ステップS209では、受信した広告操作情報に従い、メタデータ提供者情報に対応したメタデータ提供者およびコンテンツ権利者情報に対応したコンテンツ権利者に対する報酬の支払いのための処理を行う。
なお、上記では、メタデータにコンテンツ権利者情報を含ませたが、その代わりに、例えば、コンテンツ利用クライアント102内に、当該メタデータの識別情報又は当該メタデータに対応するコンテンツの識別情報と、コンテンツ権利者情報とを対応付けて登録したテーブルを記憶しておき、コンテンツ利用クライアント102は、当該メタデータの識別情報又は当該メタデータに対応するコンテンツの識別情報をもとに、該テーブルを参照して、コンテンツ権利者情報を取得するようにしてもよい。また、このテーブルが外部のサーバにあり、コンテンツ利用クライアント102から該外部のサーバに、当該メタデータの識別情報又は当該メタデータに対応するコンテンツの識別情報を指示して、対応するコンテンツ権利者情報を問い合わせ、これによって該外部のサーバからコンテンツ権利者情報を取得するようにしてもよい。なお、以上の点は、他の処理フロー例(コンテンツ権利者情報を用いるもの)についても同様である。
また、第2の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者とメタデータ配信者へ報酬を支払うものであり、この第3の処理フローは、広告業者からメタデータ提供者とコンテンツ権利者へ報酬を支払うものであったが、これらを組み合わせて、メタデータ提供者とメタデータ配信者とコンテンツ権利者に報酬を支払うようにしてもよい。
なお、もしメタデータの利用によりコンテンツ内に元々含まれている広告(例えば、テレビのCM)が全く視聴されなくなると、元のコンテンツ権利者にとって損失となるかもしれないが、この第3の処理フロー例では、広告業者がコンテンツ権利者に対して報酬を支払うことで損失を補償することができる。
(第4の処理フロー例)
図9に、本実施形態における第4の処理フローを示す。
図9に、本実施形態における第4の処理フローを示す。
第4の処理フローでは、広告データを配信するにあたってユーザ(コンテンツの利用者)の情報を考慮する。広告配信サーバ103より配信される広告データをユーザの嗜好等に応じて切り替えて配信することで、より効果的な広告を実現するようにしている。
以下では、第1の処理フローと相違する点を中心に詳しく説明する。
ステップS401では、コンテンツ利用クライアント102は、利用したいコンテンツに対応するメタデータの配信を、メタデータ配信サーバ101に要求する。
ステップS402では、メタデータ配信サーバ101は、メタデータ提供者情報が付加された該当コンテンツのメタデータを、コンテンツ利用クライアント102に送信する。
ステップS303では、コンテンツ利用クライアント102は、広告配信サーバ103に対して、メタデータに含まれる属性情報又はコンテンツ利用クライアント102内に保持している当該ユーザの嗜好情報の少なくとも一方を送信し、広告データの配信を要求する。嗜好情報とは、ユーザの好きなコンテンツのタイトルやジャンル、さらには好きな俳優やスポーツ選手やチームなど、ユーザの嗜好に関する情報である。また、コンテンツとは関係なく、趣味などの一般的な嗜好情報も含まれていてもよい。
ステップS404では、広告配信サーバ103は、受信した属性情報や嗜好情報からコンテンツのジャンルやユーザの嗜好にあった広告データを検索する。例えば、属性情報より、車に関する番組であることが分かれば、車の広告データを検索したり、嗜好情報より、旅行が趣味であること分かれば、旅行に関する広告データを検索したりする。
ステップS405では、広告配信サーバ103は、コンテンツ利用クライアント102に対して、ステップS404で検索された広告データを配信する。なお、適当な広告データが見つからなかった場合は、既定の広告データを配信するようにしてもよい。
ステップS406では、コンテンツ利用クライアント102は、受信したメタデータに含まれる属性情報を用いて、コンテンツの利用を行う。
ステップS407では、コンテンツ利用クライアント102は、例えばコンテンツ及び又はコンテンツ利用結果を、広告データとともに再生等する。
ステップS408では、コンテンツ利用クライアント102は、再生等された広告データに対する操作情報を、メタデータ提供者情報とともに、広告業者サーバ104に送信する。
ステップS409では、受信した広告操作情報に従い、メタデータ提供者情報に対応したメタデータ提供者に対する報酬の支払いのための処理を行う。
なお、第2の処理フローのように、広告業者からメタデータ提供者とメタデータ配信者へ報酬を支払うようにしてもよいし、第3の処理フローのように、広告業者からメタデータ提供者とコンテンツ権利者へ報酬を支払うようにしてもよいし、これらを組み合わせたもののように、メタデータ提供者とメタデータ配信者とコンテンツ権利者に報酬を支払うようにしてもよい。
(第5の処理フロー例)
図10に、本実施形態における第5の処理フローを示す。
図10に、本実施形態における第5の処理フローを示す。
第5の処理フローでは、第4の処理フローにおいて行われた広告データの検索を広告配信サーバ103ではなく広告業者サーバ104上で行うようにしたものである。
以下では、第4の処理フローと相違する点を中心に詳しく説明する。
ステップS501では、コンテンツ利用クライアント102は、利用したいコンテンツに対応するメタデータの配信を、メタデータ配信サーバ101に要求する。
ステップS502では、メタデータ配信サーバ101は、メタデータ配信者情報が付加された該当コンテンツのメタデータを、コンテンツ利用クライアント102に送信する。
ステップS503では、コンテンツ利用クライアント102は、広告業者サーバ104に対して、メタデータに含まれる属性情報又はコンテンツ利用クライアント102内に保持している当該ユーザの嗜好情報の少なくとも一方を送信する。
ステップS504では、広告業者サーバ104は、受信した属性情報や嗜好情報からコンテンツのジャンルやユーザの嗜好にあった広告データを検索する。
ステップS505では、広告業者サーバ104は、コンテンツ利用クライアント102に対して、ステップS504で検索された広告データを広告配信サーバ103から受信するための(広告情報を識別するための)広告受信情報を送信する。広告受信情報には、例えば、広告配信サーバ103における広告データの位置を示すURLなどを用いる。なお、適当な広告データが見つからなかった場合は、既定の広告データを受信するための広告受信情報を送信してもよい。
ステップS506では、コンテンツ利用クライアント102は、広告配信サーバ103に対して、ステップS505で受信した広告受信情報に示された広告データを配信するように要求する。
ステップS507では、広告配信サーバ103は、要求された広告データを、コンテンツ利用クライアント102に対して配信する。
ステップS508では、コンテンツ利用クライアント102は、受信したメタデータに含まれる属性情報を用いて、コンテンツの利用を行う。
ステップS509では、コンテンツ利用クライアント102は、例えばコンテンツ及び又はコンテンツ利用結果を、広告データとともに再生等する。
ステップS510では、コンテンツ利用クライアント102は、再生等された広告データに対する操作情報を、メタデータ提供者情報とともに、広告業者サーバ104に送信する。
ステップS51では、受信した広告操作情報に従い、メタデータ提供者情報に対応したメタデータ提供者に対する報酬の支払いのための処理を行う。
なお、第2の処理フローのように、広告業者からメタデータ提供者とメタデータ配信者へ報酬を支払うようにしてもよいし、第3の処理フローのように、広告業者からメタデータ提供者とコンテンツ権利者へ報酬を支払うようにしてもよいし、これらを組み合わせたもののように、メタデータ提供者とメタデータ配信者とコンテンツ権利者に報酬を支払うようにしてもよい。
以下では、これまでの種々の具体例におけるさらなるバリエーションについて説明する。
(メタデータが複数セットの属性情報を含む構成例)
図11を参照しながら、メタデータが複数セットの属性情報を含む場合について説明する。
図11を参照しながら、メタデータが複数セットの属性情報を含む場合について説明する。
これまでの説明で用いたメタデータは、1セットの属性情報のみを含むものであったが、場合によっては1つのコンテンツに対して複数通りの属性情報の記述方法があり得るので、1つのメタデータに、複数セットの属性情報を含ませるようにしてもよい。
例えば、対象とするコンテンツがスポーツの映像である場合に、その映像から区間を抽出して、特定の選手や特定のチームの活躍を集めたコンテンツを作成するためのシーンリストを集めた属性情報を作成する方法が考えられる。この場合に、例えば、選手ごとあるいはチームごとに異なる属性情報が作成される。
図11に例示するように、このような場合のメタデータ501は、複数セットの属性情報を含むものとすればよい。この例では、属性情報1,属性情報2,…,属性情報Nが個々のセットを示す。例えば、属性情報1は選手A、属性情報2は選手B、属性情報3は選手Cというように、選手ごとの活躍を集めたシーンリストが、これに該当する。
なお、図11では、属性情報の他に、付加情報としてメタデータ提供者情報が付加されている例を示しているが、もちろん、これまで説明した各処理フロー例に応じて、メタデータ提供者情報、メタデータ配信者情報、コンテンツ権利者情報の全部又は一部が含まれていてもよい。
一方、ユーザ(コンテンツの利用者)の嗜好情報502は、コンテンツ利用者の好きなコンテンツのタイトルやジャンル、さらには好きな俳優やスポーツ選手やチームなど、コンテンツ利用者の嗜好に関する情報である。また、コンテンツとは関係なく、趣味などの一般的な嗜好情報が含まれているもよい。
ステップS601,S602は、各処理フローにおいてメタデータ配信サーバ101がコンテンツ利用クライアント102からメタデータを受信した際に、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)においてなされる。
ステップS601では、メタデータ501、ユーザの嗜好情報502を入力とし、各属性情報セットと嗜好情報とをマッチングを行い、各属性情報セットに対するマッチング結果に基づいて、属性情報セットの順位付けを行う。順位付け方法には、例えば、選手名などキーワードの一致数によって行うなどの方法がある。
ステップS602では、順位付けされた属性情報セットから、最もユーザの嗜好に合った属性情報を選択する。例えば、第1位の属性情報セットを選択する。
そして、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、この選択された属性情報503を用いて、コンテンツの利用を行うことができる。
(メタデータの配信を暗号化する構成例)
図12を参照しながら、メタデータの配信を暗号化する場合について説明する。
図12を参照しながら、メタデータの配信を暗号化する場合について説明する。
コンテンツ利用クライアント102において、メタデータの利用時に確実に広告データを表示するためには、メタデータの利用を特定のコンテンツ利用アプリケーションに限定したい場合がある。そこで、コンテンツ配信サーバ101から暗号化されたメタデータを受け取り、受信したコンテンツ利用アプリケーションの内部に閉じこめた形で復号することで、ユーザ(コンテンツの利用者)には平文のメタデータを利用できないようにすることができる。許可されたコンテンツ利用アプリケーションのみがメタデータを復号して利用できるため、広告表示機能のないアプリケーションではメタデータを利用することができない。
図12は、これまで説明した各処理フロー例の一部を修正するもので、各処理フロー例におけるコンテンツ利用クライアント102がメタデータ配信サーバ101からメタデータを受信するまでの手順を、図12のステップS701〜S705で置き換えればよい。
ステップS701では、メタデータ配信サーバ101は、コンテンツ提供者から提供されたメタデータを登録する。
ステップS702では、メタデータ配信サーバ101は、登録されたメタデータを暗号化する。
ステップS703では、コンテンツ利用クライアント102は、メタデータ配信サーバ101に対して、メタデータの配信を要求する。
ステップS704では、コンテンツ配信サーバ101は、暗号化されたメタデータをコンテンツ利用クライアント102に対して、送信する。
ステップS705では、コンテンツ利用クライアント102は、コンテンツ利用するアプリケーション内でメタデータを復号する。
そして、コンテンツ利用クライアント102(のコンテンツ利用アプリケーション)は、この復号されたメタデータを用いて、コンテンツの利用を行うことができる。
(複数のメタデータに対するランキング表示を行う構成例)
図13を参照しながら、複数のメタデータ提供者により提供されたメタデータをランキング表示する場合について説明する。
図13を参照しながら、複数のメタデータ提供者により提供されたメタデータをランキング表示する場合について説明する。
1種類のコンテンツに対して、複数のメタデータ提供者によりメタデータが提供される場合があり得る。そこで、このような場合に、図13に例示するように、コンテンツ利用クライアント102上で、複数のメタデータを順位付けして表示するようにしてもよい。
図13(a)に示す表示例601は、1種類のコンテンツに対して、複数のメタデータ提供者によりメタデータが提供された場合の表示例である。順位602は、順位付け処理の結果与えられた順位を示す。提供者603は、メタデータ提供者を示す。ポイント604は、順位付けの根拠となる得点を示す。例えば、当該メタデータの配信数をポイントにしてもよいし、あるいは、ユーザ(コンテンツの利用者)の嗜好情報を利用し、当該メタデータの属性情報との合致度に基づいてポイントを算出したものでもよいし、過去の配信者の嗜好情報との合致度によりポイントを算出したものであってもよい。なお、図13(a)の各項目は、すべて画面上に表示してもよいし、一部は内部データとして表示しなくてもよい。この場合、ユーザは表示例604のような画面からメタデータを選択するようにしてもよい。
また、図13(b)に示す表示例605は、コンテンツ利用者が、特定のメタデータ提供者が提供しているメタデータを頻繁に使用するような場合に、そのメタデータ提供者が作成したメタデータを一覧表示する場合の表示例である。この場合、ユーザは表示例605のような画面からメタデータを選択するようにしてもよい。
なお、コンテンツ利用クライアント102上で、複数のメタデータを順位付けして表示する場合に、コンテンツ利用クライアント102からメタデータ配信サーバ101へコンテンツを指示してメタデータの配信を要求した際に、メタデータ配信サーバ101からコンテンツ利用クライアント102へ該当するすべてのメタデータを配信してから、コンテンツ利用クライアント102上で複数のメタデータを順位付けして表示し、ユーザが選択したメタデータを用いるようにしてもよい。また、コンテンツ利用クライアント102からメタデータ配信サーバ101へコンテンツを指示してメタデータの配信を要求した際に、メタデータ配信サーバ101からコンテンツ利用クライアント102へ該当するすべてのメタデータについてのリスト情報のみ送信し、コンテンツ利用クライアント102上で複数のメタデータを順位付けして表示し、ユーザが所望のメタデータを選択し、コンテンツ利用クライアント102からメタデータ配信サーバ101へ当該選択されたメタデータの配信を要求し、これを受けてメタデータ配信サーバ101からコンテンツ利用クライアント102へ該当するメタデータを配信するようにしてもよい。また、コンテンツ利用クライアント102内にメタデータについてのリスト情報が蓄積されている場合には、このリスト情報に基づいてコンテンツ利用クライアント102上で複数のメタデータを順位付けして表示するようにしてもよい。
(メタデータの提供をメタデータ配信サーバにおいて抑制可能とする構成例)
図14を参照しながら、メタデータの提供をメタデータ配信サーバにおいて抑制可能とする場合について説明する。
図14を参照しながら、メタデータの提供をメタデータ配信サーバにおいて抑制可能とする場合について説明する。
コンテンツの提供者によっては、そのコンテンツに対するメタデータの提供を抑制したい場合がある。図14は、メタデータ配信サーバ101が配信の許可されたメタデータだけを配信するようにした処理フロー例である。
メタデータ配信サーバ101には、メタデータ配信許可情報が、予め保持されているか、または外部のサーバから受信することで格納されている。メタデータ配信許可情報とは、特定のコンテンツにつき、これに対するメタデータの配信が許可か又は不許可かを示す情報である。外部サーバとは、例えば、コンテンツ提供者の用意したサーバなどである。
図14は、これまで説明した各処理フロー例の一部を修正するもので、各処理フロー例におけるメタデータ配信サーバ101がコンテンツ利用クライアント102からメタデータ配信要求を受信してからメタデータを送信するまでの手順を、図14のステップS801〜S803で置き換えればよい。
ステップS801では、メタデータ配信サーバ101は、コンテンツ利用クライアント102からメタデータ配信要求を受信する。
ステップS802では、メタデータ配信サーバ101は、配信を要求されたメタデータに対応するコンテンツに対するメタデータの配信が許可されているか否かを、格納されているメタデータ配信許可情報を参照することにより判定する。
メタデータの配信が許可されている場合は、ステップS803に進み、メタデータ配信サーバ101は、コンテンツ利用クライアント102に対して、メタデータを送信する。
他方、メタデータの配信が許可されていない場合は、メタデータ配信サーバ101は、メタデータを配信せずに、処理を終了する。このとき、メタデータ配信サーバ101からコンテンツ利用クライアント102へメタデータを配信できない旨のメッセージを送信するようにしてもよい。
メタデータの利用により利用対象のコンテンツ内に元々含まれている広告(例えば、テレビのCM)の全部又は一部が視聴されなくなる可能性があるが(例えば、映像コンテンツの要約映像を作成するようなコンテンツ利用形態において広告映像が重要なシーンに該当せずに要約映像からカットされるケース)、そうすると利用対象のコンテンツ内に元々含まれている広告を視聴して貰いたいコンテンツ権利者にとっては不利益或いは損失となる。メタデータ配信方法の第3の処理フロー例等では、広告業者がコンテンツ権利者に対して報酬を支払うことで損失が補償されると考えることができるが、コンテンツ権利者がコンテンツ内に元々含まれている広告を視聴してもらうことを優先したければ、メタデータ配信許可情報をメタデータ配信不許可を示すように設定することで、コンテンツ利用にあたってメタデータを利用できないようにすることができ、この結果、コンテンツ内に元々含まれている広告を視聴してもらうようにすることができる。
(コンテンツ内に元々含まれる広告を要約コンテンツに含ませるようにする構成例)
図15を参照しながら、コンテンツを要約した要約コンテンツを作成する利用形態において要約対象のコンテンツ内に元々含まれている広告を要約コンテンツに含ませるようにする場合について説明する。
図15を参照しながら、コンテンツを要約した要約コンテンツを作成する利用形態において要約対象のコンテンツ内に元々含まれている広告を要約コンテンツに含ませるようにする場合について説明する。
図15は、コンテンツ利用クライアント102におけるコンテンツ利用アプリケーションによるコンテンツ利用時(例えば図3のステップS105等)に実行される手順である。
ステップS901では、コンテンツ利用クライアント102は、広告位置情報を受信する。
広告位置情報とは、当該コンテンツ内における広告データの挿入位置を示す情報である。例えば、シーンの開始時刻、終了時刻のタイムコードからなるシーンリストを用いる。広告位置情報は、例えば、当該コンテンツに付加されていてもよいし、当該コンテンツの識別情報をもとにして自装置内の対応テーブルまたは外部のサーバから取得できるものであってもよい。
ステップS902では、メタデータに含まれる属性情報をもとに、要約対象のコンテンツのシーンごとあるいは時間ごとの重要度を算出する。
ステップS903では、ステップS903で算出された重要度のうち、広告位置情報に含まれる区間の重要度を高く設定する。
ステップS904では、ステップS903で修正された重要度に基づき、要約コンテンツに含める区間を選択する。ステップS903において、要約対象のコンテンツの広告データの位置の重要度が高く設定されているので、広告データを多く含む要約コンテンツが生成されることとなる。
この結果、ユーザが要約コンテンツを視聴する場合にも、要約対象となったコンテンツ内に元々含まれていた広告を視聴してもらうようにすることができる。
(コンテンツに元々含まれる広告に替えて代替広告を視聴できるようにする構成例)
図16を参照しながら、コンテンツに元々含まれる広告を視聴することが困難な場合などに、これに替えて代替広告を視聴するようにする場合について説明する。
図16を参照しながら、コンテンツに元々含まれる広告を視聴することが困難な場合などに、これに替えて代替広告を視聴するようにする場合について説明する。
例えば、コンテンツ利用クライアント102又はコンテンツ利用アプリケーションが映像データを再生する機能を持たない場合に、利用対象のコンテンツが映像の広告データを含んでいるならば、この映像の広告データを、静止画、音声、テキストなど、出力可能な形態による広告データに差し替える形態や、コンテンツ利用アプリケーションが要約映像を作成するにあたって、利用対象のコンテンツに含まれている映像の広告データがシーン時間が長いために要約映像に採用されないならば、この長い映像の広告データを、短い映像の広告に差し替える形態など、種々の形態が考えられる。
図16は、コンテンツ利用クライアント102におけるコンテンツ利用アプリケーションによるコンテンツの利用にあたって実行される手順(例えば図3のステップS105,S106等)の代わりに実行されるものである。
ステップS1001では、コンテンツ利用クライアント102は、代替広告情報を受信する。代替広告情報とは、利用対象のコンテンツ内に元々含まれている広告データの代わりに再生する広告データ又はこれを示す情報である。代替広告情報は、例えば、コンテンツの識別子を指示して外部のサーバから取得するようにしてもよい。例えば、代替広告情報を、メタデータに続いて、メタデータ配信サーバ101から受信するようにしてもよい。また、例えば、代替広告情報が当該コンテンツ又は当該メタデータに付加されていてもよい。また、例えば、代替広告情報を、広告配信サーバ103から受信するようにしてもよい。なお、代替広告情報が広告データを指示する指示情報である場合には、さらに、例えば、該指示情報をもとに、メタデータ配信サーバ101又は広告配信サーバ103等の外部のサーバから広告データを取得してもよい。また、例えば、該指示情報をもとに、予めコンテンツ利用クライアント102内に蓄積しておいた代替用広告データのうちから該当するものを選択するようにしてもよい。
なお、代替広告情報は、コンテンツを利用するのに先立って要求・受信又は選択等しておいてもよいし、コンテンツの利用中に必要になった時点で要求・受信又は選択等するようにしてもよい。
また、利用対象となるコンテンツにかかわらずに、代替広告情報を、予めコンテンツ利用クライアント102内に蓄積しておいた代替用広告データのうちから適宜選択し、あるいは外部のサーバから取得するようにしてもよい。
なお、これらの広告を再生するためのデータは、代替広告情報として、一緒に含めてもよいし、自装置又は外部のサーバ等にデータを置いて参照するようにしてもよい。
さて、ステップS1002では、メタデータを用いて、コンテンツの利用(例えば、編集・加工等)を行う。
ステップS1003では、例えばステップS1002で編集・加工等されたコンテンツと代替広告データとを統合して再生等を行う。なお、広告配信サーバ103より受信した広告データがあれば、それも統合して再生等する。
(メタデータの提供をコンテンツ利用クライアントにおいて抑制可能とする構成例)
図17を参照しながら、メタデータの提供をコンテンツ利用クライアントにおいて抑制可能とする場合について説明する。
図17を参照しながら、メタデータの提供をコンテンツ利用クライアントにおいて抑制可能とする場合について説明する。
図14で示した例は、メタデータ配信サーバにおいて、特定のコンテンツに対応するメタデータの配信を許可するか否かを判断するものであったが、コンテンツ利用クライアント102において、実際のコンテンツ利用時にメタデータを用いたコンテンツの利用の許可・不許可を判断した方がよい場合もある。そこで、ここでは、コンテンツ利用クライアント102上で、コンテンツ権利者により与えられた利用許可条件の範囲で、メタデータを用いたコンテンツの利用を行うようにする。
図17は、コンテンツ利用クライアント102におけるコンテンツ利用アプリケーションによるコンテンツの利用にあたって実行される手順(例えば図3のステップS105,S106等)の代わりに実行されるものである。
ステップS1101では、コンテンツ利用クライアント102は、コンテンツ利用許可条件を受信する。コンテンツ利用許可条件とは、少なくとも、当該コンテンツの有効期限、配布範囲、二次的利用の許可の全部又は一部を含む情報である。
コンテンツ利用許可条件は、例えば、コンテンツを利用するのに先立って、外部のサーバに問い合わせて取得する。
ステップS1102では、利用しようとしているコンテンツがステップS1101で受信したコンテンツ利用許可条件を満たしているかを判定する。
コンテンツ利用許可条件を満たしている場合には、ステップS1103へ進み、コンテンツの編集・加工等を行う。
ステップS1104では、例えばステップS1103で編集・加工等されたコンテンツと広告データとを統合して表示等を行う。
他方、ステップS1102においてコンテンツ利用許可条件を満たしていない場合は、処理を終了する。この場合、コンテンツ利用クライアント102は、コンテンツ利用許可条件を満たしていない旨のメッセージを表示するようにしてもよい。
以下では、コンテンツ利用クライアント102において、コンテンツ(元々のコンテンツ、利用結果に係るコンテンツ)と広告データとを統合して再生等する方法について説明する。
図18は、映像コンテンツと広告データとを統合して表示する画面例である。
図18(a)に示す表示例701は、コンテンツ映像を表示するためのコンテンツ表示領域702の外部に、広告配信サーバ103より配信された広告データを表示するための広告表示領域703を設けた構成となっている。
図18(b)に示す表示例704は、コンテンツ映像を表示するためのコンテンツ表示領域705の内部に広告配信サーバ103より配信された広告データを表示するための広告表示領域706を設けた構成となっている。
これら広告表示領域において表示される広告データは、映像、静止画、テキストなどによる広告データである。
図19に、映像コンテンツの要約を作成し、要約映像と広告データとを統合して表示する際に、要約映像の各区間の重要度に応じて自動的に広告データの位置を設定するための処理フロー例を示す。
ステップS1201では、メタデータに含まれる属性情報をもとに、要約対象のコンテンツの区間ごとあるいは時間ごとの重要度を算出する。
ステップS1202では、ステップS1201で算出した重要度に基づいて要約映像を作成する。例えば、重要度の高い区間を選択することで要約映像を作成する。
ステップS1203では、ステップS1201で算出した重要度に基づいて広告データの表示位置を算出する。
ステップS1204では、設定された広告表示領域で、要約映像と広告データとを統合して再生する。
ここで、広告表示位置の算出方法としては、空間的な位置を算出する方法と、時間的な位置を算出する方法とがある。
まず、空間的な位置の算出方法の一例として、図18(b)に示すようにコンテンツ表示領域に重ねて広告表示領域を配置する場合に、重要な映像の部分では広告が邪魔にならないように大きさを調整する方法が考えられる。
例えば、要約映像の重要度が小さい区間あるいは時間では、図20(a)に示すように広告を大きく表示し、重要度が大きい区間あるいは時間では図20(b)に示すように広告を小さく表示する。なお、広告表示領域の大きさ(例えば、広告表示領域の辺の長さあるいは面積等)は、例えば、要約映像のある区間等の重要度をwとして、1/wに比例するように、その区間等の表示の際の広告表示領域の辺の長さあるいは面積等を算出して設定するようにすることができる。
次に、時間的な位置の算出方法の一例として、広告映像を重要な映像の直後に挿入する方法が考えられる。
図21は、コンテンツの重要度の時間的な変化から、要約映像の区間を選択する方法を示すものである。
重要度曲線901はコンテンツの重要度の時間的変化を示し、しきい値902は要約映像に含める重要度の下限を示す。太線(903)で示す区間(図21では5つの区間)が、重要度がしきい値以上の区間で要約映像に含める区間とする。この場合、例えば、図中の904で示すようなとりわけ重要度が高い区間(図21では2箇所)の直後に広告データを挿入すればよい。
図22は、コンテンツの音量に基づいて、広告データを挿入する時間的な位置を求める方法を示すものである。
曲線1001は、コンテンツの音量の時間的な変化を示し、しきい値1002は要約映像に含める音量の下限を示す。コンテンツの音量がしきい値1002よりも小さくなる区間を太線(1003)で示す(図22では2つの区間)。この場合、例えば、音声を含んだ広告データを太線(1003)で示す区間で再生することによって、コンテンツの音声との干渉を抑え、広告データの音声を聞きとり易くすることができる。
また、例えば、元のコンテンツの映像にはないナレーションなどを挿入するようなコンテンツ利用を行う場合に、ナレーションなどが挿入される位置が既知ならば、上記のようにしきい値に基づく選択手順を用いなくても、ナレーションなどが挿入される部分を避けるようにして、音声を含んだ広告データを再生するようにすればよい。
なお、音声を含んだ広告データとは、音声のみの広告データと、映像のように音声以外のメディアを含んだ広告データとの両方を意味している。
図23は、コンテンツの編集・加工時の映像効果に広告を挿入する例について示すものである。例えば、スポーツの試合の得点経過を含んだ属性情報を受信し、ゴールの瞬間に得点を表示する映像効果を挿入する加工を行う場合、その映像効果の一部を広告データの表示領域として、得点の下の部分などに広告データを挿入するようにしてもよい。
図24に、メタデータを用いて、キーワードや時間を指定して、要約対象の映像コンテンツから要約を作成する場合に、挿入される広告データを含めて指定時間となる要約を作成するための処理フロー例を示す。
ステップS1301では、メタデータに含まれる属性情報をもとに、要約対象のコンテンツの区間ごとあるいは時間ごとの重要度を算出する。
ステップS1302では、指定された要約時間から、広告配信サーバ103より配信された広告データの表示に必要な時間を差し引く。
ステップS1303では、残りの要約時間を作成するためのしきい値を算出し、要約映像に含める区間を選択する。
ステップS1304では、作成された要約映像と広告データとを統合して再生する。
なお、これまでの各種処理フロー例やバリエーションは適宜組み合わせて実施することが可能である。
なお、以上の各機能は、ソフトウェアとして記述し適当な機構をもったコンピュータに処理させても実現可能である。
また、本実施形態は、コンピュータに所定の手順を実行させるための、あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるためのプログラムとして実施することもできる。加えて該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することもできる。
また、本実施形態は、コンピュータに所定の手順を実行させるための、あるいはコンピュータを所定の手段として機能させるための、あるいはコンピュータに所定の機能を実現させるためのプログラムとして実施することもできる。加えて該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実施することもできる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
101…メタデータ配信サーバ、102…コンテンツ利用クライアント、103…広告配信サーバ、104…広告業者サーバ、120…ネットワーク
Claims (8)
- 被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、その被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信手段と、
この情報受信手段により受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とするメタデータ利用管理装置。 - 被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、広告情報を送信すべき要求を受信する要求受信手段と、
この要求受信手段により前記要求を受信した場合、前記データ利用装置へ、広告情報を送信する送信手段と、
前記広告情報を送信した前記データ利用装置から、前記被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信手段と、
この情報受信手段により受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とするメタデータ利用管理装置。 - 前記メタデータは、前記提供者情報に加えて、当該メタデータを前記通信媒体又は記録媒体により配信するメタデータ配信者を示す配信者情報と、当該メタデータが対象とする被利用データにつき権利を有する権利者を示す権利者情報との一方又は双方をも含み、
前記受信手段は、前記データ利用装置から、前記提供者情報、並びに前記配信者情報及び又は前記権利者情報を受信し、
前記処理手段は、前記情報受信手段により受信された提供者情報により示される提供者、並びに配信者情報により示される配信者及び又は権利者情報により示される権利者のそれぞれに対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理手段とを備えたことを特徴とする請求項14または15に記載のメタデータ利用管理装置。 - 前記情報受信手段は、前記データ利用装置から、前記データ利用装置において呈示された広告情報に関連して前記データ利用装置のユーザにより行なわれた操作を示す操作情報をも受信し、
前記処理手段は、前記情報受信手段により受信された操作情報に基づいて、前記報酬の額を決定することを特徴とする請求項14または15に記載のメタデータ利用管理装置。 - 被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、その被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信ステップと、
この情報受信ステップにより受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理ステップとを備えたことを特徴とするメタデータ利用管理方法。 - 被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、広告情報を送信すべき要求を受信する要求受信ステップと、
この要求受信ステップにより前記要求を受信した場合、前記データ利用装置へ、広告情報を送信する送信ステップと、
前記広告情報を送信した前記データ利用装置から、前記被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信ステップと、
この情報受信ステップにより受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理ステップとを備えたことを特徴とするメタデータ利用管理方法。 - メタデータ利用管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、その被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信ステップと、
この情報受信ステップにより受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - メタデータ利用管理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
被利用データの内容に関係する属性を示す属性情報を含むメタデータであって当該メタデータの提供者を示す提供者情報をも含むものを用いて、その被利用データを利用するデータ利用装置から、広告情報を送信すべき要求を受信する要求受信ステップと、
この要求受信ステップにより前記要求を受信した場合、前記データ利用装置へ、広告情報を送信する送信ステップと、
前記広告情報を送信した前記データ利用装置から、前記被利用データが利用されるにあたって用いられたメタデータに含まれる提供者情報を受信する情報受信ステップと、
この情報受信ステップにより受信された提供者情報により示される提供者に対して報酬の支払いを行うための処理を行う処理ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008117696A JP2008262572A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | メタデータ利用管理装置、メタデータ利用管理方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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