JP2008261629A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の空気調和機の室内機は、グリルが前方に可動しても、グリルの下部と室内機本体とは離間せず、前面の吸入口が下方から空気を吸込めず、吸込み空気量が充分に確保できなかった。
【解決手段】 本発明の空気調和機の室内機は、駆動モータにより回転するシャフトに結合して室内機本体の左右両端側にそれぞれ配置され、上部に有する軸受部にグリルの軸部を装着してグリルを回動可能に支持するとともに、シャフトの回転により室内機本体の前方に移動可能な上下方向に長形に形成された一対の可動サポートと、この可動サポートの下部に設けられ、グリルの保持用凸部と係合しグリルを可動サポートに保持するキャッチ部とを備え、当該室内機の運転中は、可動サポートがシャフトの回転により室内機本体の前方に移動して、キャッチ部で保持するグリルを室内機本体の前方に可動させ、前面の吸込口の下方からも前面の吸込口に室内空気を吸込ませるものである。
【選択図】図14

Description

本発明は、空気調和機の室内機に関し、特に、室内機の吸込口の吸込み空気量を確保するグリル可動機構に関するものである。
従来の空気調和機のグリル可動機構としては、本体の前面上部及び上面に設けられた吸込口から多量の空気を吸込む際、駆動モータおよび駆動リンクにより開閉体(グリル)を回動し、同開閉体の上部と前面パネルとを離間して前面上部の吸込口から空気を吸込めるようにするものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−234760号公報(第3頁〜第5頁、図2)
しかしながら、上記の特許文献1のグリル可動機構は、開閉体の上部と前面パネルとを離間するが、開閉体の下部は離間しない。そこで、下部からの空気の吸込みはできず、吸込み風量が充分に確保できないという課題を有している。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、グリルの可動により充分の空気量を吸込むことのできる空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
また、グリルの可動により吹出し風が邪魔されない空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
また、意匠性の良い空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
また、グリルの可動状態の設定が容易な空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
また、小型化を図った空気調和機の室内機を得ることを目的とする。
本発明の空気調和機の室内機は、前面と上面に吸込口を有するとともに前面下部に吹出口を有する室内機本体の前方に、前面の吸込口を覆うように設けられ、内面上部の左右両端部にそれぞれ軸部を有し、かつ内面下部の左右両端部にそれぞれ保持用凸部を有するグリルと、室内機本体に取付けられた駆動モータの駆動力で回転するシャフトに結合して室内機本体の左右両端側にそれぞれ配置され、上部に有する軸受部にグリルの軸部を装着してグリルを回動可能に支持するとともに、シャフトの回転により室内機本体の前方に移動可能なそれぞれ室内機本体の上下方向に長形に形成された一対の可動サポートと、この可動サポートの下部に設けられ、グリルの保持用凸部と係合し、グリルを可動サポートに保持するキャッチ部と、を備え、当該室内機の運転中は、可動サポートがシャフトの回転により室内機本体の前方に移動して、キャッチ部がグリルの保持用凸部を係合して保持するグリルを室内機本体の前方に可動させ、前面の吸込口の少なくとも上方と下方から前面の吸込口に室内空気を吸込ませることを可能とするとともに、当該室内機の運転停止時には、キャッチ部へのグリルの保持用凸部の係合が解除されると、可動サポートの軸受部がグリルの軸部の回転を支持して、グリルが回動して開くことを可能とするものである。
本発明によれば、室内機の運転中は、シャフトの回転による可動サポートの室内機本体の前方への移動により、グリルを前方に可動させることで、前面の吸込口が、少なくとも上方と下方から室内空気を吸込むことができ、充分な吸込み空気量を確保することができるとともに、室内機の運転停止時には、グリルの軸部の回転を可動サポートの軸受部が支持することにより、グリルを回動させて開くことができ、フィルターの清掃等のメンテナンスが可能となる空気調和機の室内機を得ることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体(壁等に設置する。グリル閉じ、可動していない状態。)の外観を示す斜視図であり、図2は、図1の室内機本体1の内部構成を示す断面図である。
これらの図において、室内機本体1は、外観形状が横長のほぼ直方体の筐体であり、この筐体の上面及び前面に吸込口10を設け、また、前面下部に吹出口11を設けている。前面の吸込口10は、筐体の前面を構成する前面パネル14(後述の図3に示す)の開口部として形成し、この前面パネル14及び前面の吸込口10の前方には、前面2a、側面2b及び底面2cを有する略皿状のグリル2が、凹部側を内側にして筐体の前面を覆うように設けられている。このグリル2の前面2aは、意匠上の観点から全面開口のない板状体である。
筐体の内部には、吸込口10から室内空気を吸込み、吹出口11から吹出すファン6を設ける。そして、吸込口10の内側に、このファン6を囲むように三つ折りの熱交換器5を設ける。熱交換器5の前面側にはフィルター22を設置する。
このようにして、吸込口10から吸込んだ室内空気を熱交換器5で加温または冷却し、温度調節後の空気を吹出口11から吹出す風路を形成する。また、吹出口11には、上下方向の風量を調節する上下風向調整フラップ8を設ける。
次に、グリル2を開閉するグリル開閉機構について説明する。
図3は、グリル開閉機構によりグリルを開いた状態の室内機本体を示す斜視図であり、図4、5は、軸受部を示す要部拡大図であり、図6は、内面に軸部及び操作部を設けたグリルを示す斜視図であり、図7は、グリル内面の軸部を示す要部拡大図であり、図8、9は、キャッチ部を示す要部拡大図であり、図10は、操作部を示す要部拡大図である。
図3に示すように、グリル2は、後に詳述するが、上部に設けた軸部25を室内機本体1側に設けた軸受部29に装着することにより軸部25が回転可能に支持され、下部に設けた操作部27のツマミ部27aを手前に引くことにより、操作部27が室内機本体1側に設けたキャッチ部31から外れ、下部が前面手前側に回動し開く。また、上部の軸部25と軸受部29との関係は、着脱可能であり、グリル2は、操作部27をキャッチ部31から外した状態で室内機本体1に対して着脱可能となる。
上記のグリル開閉機構は、図4〜図10に示すように、グリル2の内面の上部両端部に軸部25を設け、下部両端部に操作部27を設け、また、前面パネル14の左右の両端にそれぞれ配置した前面側のパネルである可動サポート15の上部に軸受部29を設け、下部にキャッチ部31を設ける。そして、両軸部25をそれぞれ軸受部29、29に装着し、グリル2が閉じることにより、操作部27をそれぞれキャッチ部31、31に結合させるものである。
ここで、可動サポート15は、後述の図15、図16等に示すように、前面の吸込口の開口を有する前面パネル14の両端に配置され、概略の形状が前面と、筐体の側面側に折れ曲がった側面とからなる上下方向に長形のもので、筐体の左右の前面の端部と側面の前面側端部とを形成する。そして、可動サポート15は、上部アーム16及び下部アーム17によりその前面が前面パネル14と同一面をなす同一面配置位置とこの同一面配置位置より所定量だけ前方の前方配置位置となるように移動可能とされる(このアーム機構については、後述する)。
可動サポート15の上部に設置する軸受部29は、図4、図5に示すように、上部が開いたJ字状のJ字状軸受29aと保持用凸部bとから構成される。
また、図6に示すグリル2の内面に設置する軸部25は、図7に示すように、軸受部29のJ字状軸受29aに装着するDカット25bを有するDカット軸25aと、保持用凸部25cとから構成される。
キャッチ部31は、図8、図9に示すように、第2の保持用凸部31aと対向固定部31bを有し、可動サポート15の下部に設置する。これらは両者共に固定部材であり、第2の保持用凸部31aを対向固定部31bよりグリルの前面2a側に設置する。
また、図6に示すグリル2の外面及び内面に設置する操作部27は、図10に示すように、ツマミ部27aを、グリル2の側面2bの下端部に、その縁部の両面を挟んで設ける。また、ツマミ部27aの内面部分から連続して、グリル2の前面2a側に向いかつグリル側面2bから離れるように延設部材27fを延設し、延設部材27fの先端部に作用部27eを形成する。
また、作用部27eよりグリル2の前面2a側に、グリル側面2bの内面側から突出する方向の凸部を有する第1の保持用凸部27cを配置する。
そして、ヒンジ部27bの一端を延設部材27fの途中に接続し、ここからヒンジ部27fをグリル前面側に延設し、他端部を第1の保持用部材27cに接続する部材に接続する。
さらに、第1の保持用凸部27cよりグリル2の前面2a側に先端に固定用ツメ27dを有する部材を設ける。
ここで、ヒンジ部27bは、ポリプロピレン樹脂等の薄肉で形成され、弾性を持たせたミラーヒンジである。
これらツマミ部27a、延設部27f、ヒンジ部27b、作用部27e、第1の保持用凸部27c、固定用ツメ27dを有する部材等で形成する操作部27は一体部材とし、ツマミ部27aをグリル側面2bの縁部に挟んで取付け、また、固定用ツメ27dを有する部材を、グリル底面2cに設けたグリル操作固定部33の開口に挿入固定する。このようにして操作部27をグリル底面2cに固定する。
次に、本グリル開閉機構の動作を説明する。
グリル2を開くには、操作部27とキャッチ部31との結合を解除し、操作部27をキャッチ部31から外す。
図11に操作部27をキャッチ部31に結合した状態を示す。これは、グリル2を閉じた状態である。グリル2を閉じることにより、第1の保持用凸部27cと第2の保持用凸部31aとが、両凸部同士を向き合わせ係合することにより第1の保持用凸部27cが第2の保持用凸部31aに係止され、グリル2が開くのを防止する。
図12の操作部27とキャッチ部31との結合を解除することを説明する図により、閉じた状態からグリル2を開く原理を説明する。
第1の保持用凸部27cと第2の保持用凸部31aとの係合を解除する手順を図12の(1)〜(5)に示す。
まず、ツマミ部27aを手前に引く(1)。
ヒンジ部27bを支点として延設部材27fの先端の作用部27eが後方に移動し、対向固定部31bを押圧する(2)。
対向固定部31bからの反作用を受け、第1の保持用凸部27cがグリル2と共に前方に移動する(3)。
第1の保持用凸部27cの押圧により、第2の保持用凸部31aが内側(図11、図12の左側)に逃げる(4)。
第1の保持用凸部27cが第2の保持用凸部31aを乗り越えて結合が解除される。
ここで、「手前」は、室内機の筐体の前方、「前方」及び「後方」は、それぞれ閉じたグリル2の前面2a方向及び反対方向である。
このように操作部27は、操作方向をグリル2の開方向と同じ方向とし、操作部27のツマミ部27aをグリル2開方向、即ち、手前に引くとヒンジ部27bを支点としてテコの原理で第1の保持用凸部27cが第2の保持用凸部31aを乗り越えてグリル2を押出し外すことが可能となる。この係合凸部を乗り越えるとき、クリック感を得ることはでき、快適な操作感を得る。
操作部27のツマミ部27aを手前に引き、操作部27とキャッチ部31との結合を解除すれば、そのままグリル2は開くことができる。グリル2を軸部25の軸を回転させ開いていくと、グリル2の軸部25の所定の角度を有する保持用凸部25cが、可動サポート15の軸受部29に設けた所定の角度を有する保持用凸部29bと係合し、フィルター交換などの清掃が容易な角度にてグリル2を保持することが可能となる。
さらに、グリル2を回転させ開いていきグリル2に設けた軸部25のDカット25bと軸受部29のJ字状軸受29aが合った所にて脱着可能となり、グリル2を外すことができる。
なお、グリル2を閉じるときは、グリル2の下端部を、開くときとは反対に回動させ押すことにより、第1の保持用凸部27cと第2の保持用凸部31aとが係合し、第1の保持用凸部27cは弾性的に係止される。
次に、グリル可動機構を図13〜図23により説明する。
図13は、グリル可動時の室内機本体の外観を示す斜視図であり、図14は、図13の室内機本体の内部構成を示す断面図であり、図15は、図13の室内機本体のグリルを外した室内機本体を示す斜視図であり、図16は、図15の別の角度から見た斜視図であり、図17は、グリルを可動しない時のグリルを外した室内機本体を示す斜視図であり、図18は、モータ駆動をシャフトに伝える部分を示す要部拡大図であり、図19及び図20は、それぞれグリルを可動しない時及びグリル可動時のグリル可動機構部を示す斜視図であり、図21、図22は、それぞれ図19、図20の要部拡大図であり、図23は、アーム機構を説明する説明図である。
室内機は、運転時には吸込口10から充分の室内空気を吸込むために、グリル可動機構によりグリル2を前面パネル14の前方で、斜め上方に可動して前面の吸込口10の四方から室内空気を吸込むようにする。図13のグリル2可動時に対応する室内機本体1の内部を示す図14に、吸込気流10aを示す。図14は図2のグリル2を可動しない時と比較して、吸込み気流が増加することを示している。
グリル可動機構は、室内機本体1に取付けられたステップモータからなる駆動モータ18の駆動力をギヤ19を介してシャフト20に回転力を伝える。シャフト20の左右両端にはそれぞれ上部アーム16の一端が取り付けられ、上部アーム16の取付け部はシャフト20と共に回転する。そして、上部アーム16の他端は、可動サポート15に結合部が回転可能に結合する。
また、下部アーム17の一端を室内機本体1で、上部アーム16の一端より下方に結合部を回転可能に結合し、他端を可動サポート15の上部アーム16の結合部より下部に結合部が回転可能に結合する。
そこで、可動サポート15は、上部アーム16と下部アーム17にて室内機本体1に取付けられている。そして、シャフト20の回転と共に上部アーム16及びこれに従動する下部アーム17により可動サポート15が可動し、また、逆回転により可動サポート15が室内機本体1上に戻る。この可動状態を図15、図20及び図22に、また可動しない状態を図17、図19及び図21に示す。
また、室内機運転中のグリル可動機構が可動中は、普通はグリル2を開くことがないので、即ち、グリル2の操作部27は可動サポート15のキャッチ部31に結合しているので、グリル2は、可動サポート15に保持され、可動サポート15の動きに同調する。そこで、シャフト20の回転と共に上部アーム16及びこれに従動する下部アーム17が可動サポート15を動かし、グリル2が可動する。
グリル可動機構の駆動モータ18の運転制御は、制御部(図示省略)で行う。
グリル2が可動状態にて、室内機本体1に組込まれたファン6により吸込気流10aがグリル2の周り全周より室内機本体1に組込まれた熱交換器5に導入できる。
また、グリル可動機構は、室内機本体1に取付けられた駆動モータ18の駆動力が、図18、図21、図22に示すように、ギヤ19を介してシャフト20に回転を伝える。よって、駆動部がギヤ19によって分離できる構成のため、組立時駆動モータ18の配線作業などの組立効率が良い。
図23によりグリル2を前方に可動させるアーム機構を説明する。
図23は、図19、図20において、シャフト20の軸方向から上部アーム16及び下部アーム17を見た図である。また、上部アーム16の一端のシャフト20への取付け部をAとし、他端の可動サポート15への取付け部をB(B´)とする。同様に下部アーム17の室内機本体への結合部をCとし、他端の可動サポート15への結合部をD1(D1´)とする。
まず、上部アーム16の長さAB(AB´)が、下部アーム17の長さCD1(CD1´)より大きい場合には(AB>CD1、AB´>CD1´)、シャフト20の回転により、ABの上部アーム16がAB´に移動すると、同時に従動アームであるCD1の下部アーム17が、CD1´に移動する。このとき、可動サポート15は、BD1方向からBD1´方向となる。即ち、可動サポート15は、前方で、斜め上方に移動する。そこで、可動サポート15に固定されたグリル2も同様に、前方で、斜め上方に可動する。
また、下部アーム17の長さを変え、即ち、CD2とし、上部アーム16の長さABと同じにすると、同様に、ABの上部アーム16がAB´に移動すると、同時に従動アームであるCD2の下部アーム17が、CD2´に移動する。そこで、可動サポート15は、BD2方向からBD2´方向となる。即ち、前方上方で、平行に移動する。そして、グリル2も前方上方で、平行に可動する。
そこで、上部アーム16と下部アーム17との長さ関係を選択することにより、グリル2を、前方上方で、傾斜させることも、平行に可動することができる。
本グリル可動機構のアーム機構によれば、グリル2を前方で、上方に可動することができる。また、上部アーム16と下部アーム17の長さを変えることにより、前方上方で、平行または斜めに可動することができる。
本グリル可動機構によるグリル2の可動は、図1及び図2の状態から図13及び図14の状態とする。室内機停止時には、グリル2は可動しない。この場合、図2に示すように、グリル2と上下風向調整フラップ8とで、前面の吸込口10及び吹出口11の上端部と上下風向調整フラップ8の上端部とで形成される吹出口上部隙間12(この隙間12を設けることにより上下風向調整フラップ8の風向調整の可動が容易となる)等の全ての室内機本体1の前面の開口部を覆い、意匠性向上の効果をだしている。
室内機の運転により、図14に示すようににグリル2は前方で、上方に、傾斜して可動する。このようにグリル2が前方に可動することにより、前面の吸込口10は、下方向も含めて全周から空気を吸込むことができ、充分の空気量を確保できる。
また、グリル2を前方で、上方に可動することにより、図14に示すように吹出口11からの吹出し風が可動状態のグリル2に当たるのを防止できる。
さらに、グリル2を前方で、上方に傾けて可動することにより、グリル2の上端部が上方に出すぎる不都合を回避できる。
本空気調和機の室内機は、室内機の運転停止時には、グリル開閉機構により、グリル2を開き、また、室内機本体1から取外し、フィルターの清掃等のメンテナンスが可能であり、また、室内機運転中は、グリル可動機構により、グリル2を室内機本体1の前方に可動して前面の吸込口10の全周から充分の室内空気を吸込むことができる。
また、本室内機は、可動サポート15にグリル2を取り付け、可動サポート15を前方に移動させることにより、グリル2を前方に可動させるので、前面の吸込口10から下方も含めて全周から空気を吸込むことができ、充分な吸込み空気量を確保できる。
また、本室内機は、可動サポート15を前方で、上方に移動させ、グリル2も同方向に可動させることにより、下部の吹出口11から吹出す吹出し風がグリル2に当たり、吹出しが抑えられるのが防止できる。
また、本室内機は、可動サポート15が可動しないとき、グリル2により吹出口11の上端部と上下風光調整フラップ8の上端部間の開口及び上下風向調整フラップ8の上端部が塞がれるので、意匠性の向上効果がある。
また、本室内機は、グリル2を可動させる可動サポート15を上部アーム16及び下部アーム17を介して移動させるので、両アーム16、17の長さを選定することにより、グリル2の可動状態を適宜設定できる。
また、本室内機は、グリル2を可動させる可動サポート15を上部アーム16及び下部アーム17を介して移動させ、両アーム16、17の長さを変えたので、グリル2を前方、上方に傾けて可動することができ、グリル2の上端部が上方に出すぎることを防止できる。
また、本室内機は、可動サポート15を、前面パネル14の左右両端側に設け、可動サポート15の前面が前面パネル14と同一面となる同一面配置位置と該同一面配置位置より前方の前方配置位置とに移動可能としたので、室内機本体1の厚さ方向の小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体の外観を示す斜視図である。 図1の室内機本体の内部構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリルを開いた室内機本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体の軸受部を示す要部拡大図である。 図4と同じ軸受部を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリル内面を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体の軸部を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のキャッチ部を示す要部拡大図である。 図8と同じキャッチ部を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体の操作部を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体の操作部をキャッチ部に結合した状態を示す部分拡大図である。 図12の操作部とキャッチ部との結合を解除することを説明する図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリル可動時の室内機本体を示す斜視図である。 図13の室内機本体の内部構成を示す断面図である。 図13のグリルを外した室内機本体を示す斜視図である。 図13のグリルを外した別の角度から見た室内機本体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリルを可動しないときのグリルを外した室内機本体を示す斜視図である。 図17の室内機本体を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリル可動しないときのグリル可動機構部を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のグリル可動時のグリル可動機構部を示す要部拡大図である。 図19のグリル可動機構部示す要部拡大図である。 図20のグリル可動機構部示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態1の空気調和機の室内機本体のアーム機構を説明する図である。
符号の説明
1 室内機本体、2 グリル、8 上下風光調整フラップ、10 吸込口、11 吹出口、14 前面パネル、15 可動サポート、16 上部アーム、下部アーム、18 駆動モータ、20 シャフト。

Claims (6)

  1. 前面と上面に吸込口を有するとともに前面下部に吹出口を有する室内機本体の前方に、前記前面の吸込口を覆うように設けられ、内面上部の左右両端部にそれぞれ軸部を有し、かつ内面下部の左右両端部にそれぞれ保持用凸部を有するグリルと、
    前記室内機本体に取付けられた駆動モータの駆動力で回転するシャフトに結合して前記室内機本体の左右両端側にそれぞれ配置され、上部に有する軸受部に前記グリルの軸部を装着して前記グリルを回動可能に支持するとともに、前記シャフトの回転により前記室内機本体の前方に移動可能なそれぞれ前記室内機本体の上下方向に長形に形成された一対の可動サポートと、
    この可動サポートの下部に設けられ、前記グリルの保持用凸部と係合し、前記グリルを前記可動サポートに保持するキャッチ部と、を備え、
    当該室内機の運転中は、前記可動サポートが前記シャフトの回転により前記室内機本体の前方に移動して、前記キャッチ部が前記グリルの保持用凸部を係合して保持する前記グリルを前記室内機本体の前方に可動させ、前記前面の吸込口の少なくとも上方と下方から前記前面の吸込口に室内空気を吸込ませることを可能とするとともに、
    当該室内機の運転停止時には、前記キャッチ部への前記グリルの保持用凸部の係合が解除されると、前記可動サポートの軸受部が前記グリルの軸部の回転を支持して、前記グリルが回動して開くことを可能とすることを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 前記キャッチ部への前記グリルの保持用凸部の係合が解除され、前記グリルが開いた状態にて、前記一対の可動サポートに対して前記グリルが着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記キャッチ部への前記グリルの保持用凸部の係合が解除され、前記グリルが回動されて開くとき、前記グリルを所定の回動角度に開いた状態で保持することが可能であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記可動サポートは、その前面が前記室内機本体と同一面となる同一面配置位置と、この同一面配置位置より所定量だけ前方の前方配置位置とに移動可能であって、当該室内機の運転停止時には、前記同一面配置位置に位置し、当該室内機の運転中は、前記前方配置位置に移動することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記グリルが、前記グリルの側面下端部に設けられ前記室内機本体の前方に移動するよう操作されるツマミ部と、このツマミ部から延設される延設部材と、一端をこの延設部材の途中に接続し、他端を前記グリルの保持用凸部に接続する部材に接続されるヒンジ部とを有し、
    前記ツマミ部が前記室内機本体の前方に移動されると、前記延設部材の先端が前記ヒンジ部を支点としてテコの原理で後方に移動して前記可動サポートのキャッチ部を押圧し、前記キャッチ部への前記グリルの保持用凸部の係合が解除されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記吹出口に上下風向調整フラップを有し、
    当該室内機の運転停止時には、前記一対の可動サポートが前記同一面配置位置に位置して、前記一対の可動サポートが保持する前記グリルによって、前記吹出口の上端部と前記上下風向調整フラップの上端部とで形成される吹出口上部隙間が塞がれることを特徴とする請求項4に記載の空気調和機の室内機。
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