JP2008258954A

JP2008258954A - 携帯端末

Info

Publication number: JP2008258954A
Application number: JP2007099408A
Authority: JP
Inventors: Atsushi Masuda; 厚増田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 2007-04-05
Filing date: 2007-04-05
Publication date: 2008-10-23

Abstract

【課題】表示部の照明を利用して蓄光材を自発光させる携帯端末であって、最も明るい自発光状態にすると共に、コントラストのはっきりしたイラスト画像の自発光を楽しむことができる携帯端末を提供する。
【解決手段】携帯端末１００の画像記憶部１３には、画像９のような最も明るい白のイラスト画像を記憶しておく。イラスト画像以外の部分は黒である。制御部１４は、筐体が閉じられた状態において、この画像９を表示部４に一定時間表示させる。これにより、画像９を上下反転した蓄光１０のイラスト画像がキー取付け面６およびキー７の蓄光面８に、コントラストがはっきりした状態で蓄光され、自発光する。
【選択図】図３

Description

本発明は、筐体の表面や、操作スイッチの表面を蓄光材料で形成した携帯端末に関する。

キー部分に蓄光フィルムを備えた注文入力装置がある（例えば、特許文献１参照。）。この特許文献１の注文入力装置は、レストラン等で使用され、暗い場所でのキーの視認性を向上させるために、キー専用の照明部を設けることなく、表示部用のバックライトでキー部分の蓄光フィルムに蓄光している。これにより、暗い場所でのキーの視認性を向上している。具体的には、この注文入力装置は、バックライト付きの表示部１０１と蓋部１０３が、開閉自在な構造である。蓋部１０３には、キー１０４、メニューシート１０５、蓄光フィルム１０８などがある。そして、閉じられた時に、表示部１０１のバックライトが所定時間点灯して、蓄光フィルム１０８に光を蓄える。開かれた時には、蓄光フィルム１０８に蓄えられた光で、キー１０４部分のメニューシート１０５が視認可能になるものである。

蓄光材で形成されたボタンキーを備えた電子機器がある（例えば、特許文献２参照。）。この特許文献２の電子機器は、ボタンキー専用のＬＥＤを備え、ＬＥＤにより照射された光を蓄光材に蓄えてボタンキー自体が自発的に発光することにより、消費電力を低減するものである。ボタンキーの蓄光材は、ボタンキー全体が発光するものや、ボタンキーの文字部分のみが発光するものや、ボタンキーの文字以外の部分を発光させるものの記載がある。

キーおよびキー用ＬＥＤを備えた携帯無線電話機がある（例えば、特許文献３参照。）。この特許文献３の実施の形態６［００２６］では、フロントケース２のキー配列面部のキー６の脇に、発光・蓄光性の塗料を用いて印刷された文字記号がある。これにより、文字記号が確認しやすくなる。
特開２００３−２２８７６８号公報（第３〜４頁、図１）特開２００１−３３２１５１号公報（第２〜６頁、図１、図４）特開２００４−１９３８９１号公報（第３〜６頁、図１〜図３）

特許文献１の注文入力装置では、蓄光フィルム１０８に蓄えられる光の量はバックライト点灯時の表示部１０１の画面の表示状態にも影響を受けるが、その表示部１０１の画面の表示状態についての記載がない。また、キー部分を視認可能にする目的だけである。
特許文献２の電子機器は、ボタンキーの視認性を良くするものである。特許文献３の携帯無線電話機は、同様に、キー配列面部の文字記号を確認しやすくするためのものである。

本発明は、特許文献１の技術を携帯電話機のような携帯端末に適用した場合に、バックライト点灯時の表示部の画面の表示状態を制御することにより、蓄光材料への蓄光量を増加させることができる。また、特許文献１、特許文献２、特許文献３のように、キー部分を視認可能にするだけではなく、蓄光材料を利用して様々な表示を行うことができる携帯端末を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明の携帯端末は、第１の筐体と第２の筐体が開閉自在に係合される折り畳み式の携帯端末であって、前記第１の筐体に載置される表示手段と、前記第２の筐体に設けられ、前記開閉状態が閉状態で前記表示手段に対面し、蓄光材で形成された蓄光面と、前記開閉状態が閉状態のときに、前記蓄光材の波長吸収特性に応じた波長の色の画像を前記表示手段に所定時間表示させる制御手段とを具備することを特徴とする。

本発明によれば、携帯端末のキー操作面の蓄光材料への蓄光量を増加させることができる。また、蓄光材料を利用して様々なイラスト画像の表示を行うことが可能となる。

以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。

図１は、本発明の実施例に係る携帯端末の外観図である。携帯端末１００は、上筐体１と下筐体２がヒンジ３により回動自在に係合している。上筐体１には、表示部４、開閉検出部５ａ（磁石）を備える。表示部４は、ＬＣＤなどの表示部であり、内部にバックライト（図示せず）を備える。なお、表示部４は、バックライトを有しない有機ＥＬなどの表示部であってもよい。

下筐体２には、キー取付け面６に、複数のキー７が配置される。キー取付け面６およびキー７の表面は、蓄光材を含有する樹脂などにより形成される蓄光面８である。下筐体２には、また、開閉検出部５ｂ（ホールＩＣ）を備え、上筐体１が閉じられて、開閉検出部５ａ（磁石）が近接すると、閉じた状態にあることが検出される。

蓄光材は、外部から照射された光を吸収して、それを長時間に亘って徐々に放出するものであり、外部から照射された光の波長により吸収率が異なる特性を持つ。例えば、青色の吸収率が良い蓄光材や、緑色の吸収率が良い蓄光材など、色々な種類がある。

図２は、本発明の実施例に係る携帯端末の関連部分のブロック図である。携帯端末１００は、表示部４、キー７、開閉検出部５ｂ（ホールＩＣ）、アンテナ１１、通信部１２、画像記憶部１３、制御部１４などを備える。

アンテナ１１は、基地局（図示せず）との間で電波の送受信を行う。通信部１２は、無線信号の送信受信、増幅、変調復調などの処理を行う。画像記憶部１３は、表示部４に表示する様々な画像を記憶する。制御部１４は、ＣＰＵ、コントローラ、ＲＡＭなどを有して、他の構成要素部分を制御し、携帯端末１００の主な機能を実行する。

次に、制御部１４の動作について説明する。制御部１４は、筐体が閉じられたことを開閉検出部５ｂにより検出すると、表示部４の全画面に白画像を伝送して、最も輝度の明るい全白の表示を一定時間行わせる。これにより、キー取付け面６およびキー７の蓄光材に最大輝度で蓄光され、キー取付け面６およびキー７のほとんどの面は自発光状態になる。なお、表示は、輝度の明るい白色系の画像であってもよい。

これにより、次に筐体が開かれた時に、キー取付け面６およびキー７の自発光により、ユーザは、暗い場所においても、最も明るい自発光状態でキー７を操作することができる。

次に、制御部１４の他の動作について説明する。
図３は、本発明の実施例に係る携帯端末の表示画像と蓄光画像を説明する図である。キー７の表示は省略する。携帯端末１００の画像記憶部１３には、画像９のような最も明るい白や輝度の明るい白色系のイラスト画像を記憶しておく。イラスト画像以外の部分は黒または黒系の画像である。

制御部１４は、筐体が閉じられた状態において、この画像９を表示部４に一定時間表示させる。これにより、画像９を上下反転した蓄光１０のイラスト画像がキー取付け面６およびキー７の蓄光面８に、コントラストがはっきりした状態で蓄光され、自発光する。

これにより、次に筐体が開かれた時に、ユーザは、暗い場所において、コントラストのはっきりした自発光のイラスト画像を楽しむことができる。また、キー取付け面６およびキー７の全領域の自発光ではないが、ユーザは、蓄光１０の自発光により、蓄光１０以外の部分のキーや表示を認識することができる。

なお、イラスト画像として、様々な画像を画像記憶部１３に備えておき、アプリケーションに応じて、適宜選択できるようにしてもよい。
また、照度センサを設けて、携帯端末１００の周囲が暗い場合にのみ、表示部４を発光させてキー取付け面６およびキー７に蓄光させるようにしてもよい。
また、開閉式の構造によっては、蓄光材により蓄光させる箇所は、キー取付け面６やキー７に限らず、表示部４が対面する面であればどこでもよい。

また、表示部４に白画像を表示したが、蓄光材の波長吸収特性が予め分かっている場合には、吸収率のよい波長の色の画像を表示するようにしてもよい。特に、表示部がカラーの有機ＥＬの場合には、ＲＧＢ３原色それぞれの有機ＥＬを備えているので、前記吸収率のよい波長の色に近い有機ＥＬのみ発光させることにより、消費電流を抑えることもできる。

本発明によれば、全画面白画像を表示部に表示することにより、最も明るい自発光状態でキー７を操作することができる。また、様々なイラスト画像を表示部に表示することにより、自発光のイラスト画像を楽しむことが可能となる。

本発明の実施例に係る携帯端末の外観図。本発明の実施例に係る携帯端末の関連部分のブロック図。本発明の実施例に係る携帯端末の表示画像と蓄光画像を説明する図。

符号の説明

１上筐体
２下筐体
３ヒンジ
４表示部
５ａ開閉検出部（磁石）
５ｂ開閉検出部（ホールＩＣ）
６キー取付け面
７キー
８蓄光面
９画像
１０蓄光
１１アンテナ
１２通信部
１３画像記憶部
１４制御部
１００携帯端末

Claims

第１の筐体と第２の筐体が開閉自在に係合される折り畳み式の携帯端末であって、
前記第１の筐体に載置される表示手段と、
前記第２の筐体に設けられ、前記開閉状態が閉状態で前記表示手段に対面し、蓄光材で形成された蓄光面と、
前記開閉状態が閉状態のときに、前記蓄光材の波長吸収特性に応じた波長の色の画像を前記表示手段に所定時間表示させる制御手段とを
具備することを特徴とする携帯端末。
第１の筐体と第２の筐体が開閉自在に係合される折り畳み式の携帯端末であって、
前記第１の筐体に載置される表示手段と、
前期第２の筐体に設けられ、前記開閉状態が閉状態で前記表示手段に対面し、蓄光材で形成された蓄光面と、
前記開閉状態が閉状態のときに、前記表示手段に全画面白系画像を所定時間表示させる制御手段とを
具備することを特徴とする携帯端末。
第１の筐体と第２の筐体が開閉自在に係合される折り畳み式の携帯端末であって、
前記第１の筐体に載置される表示手段と、
前記開閉状態が閉状態で前記表示手段に対面する前記第２の筐体の蓄光材で形成された蓄光面と、
イラスト部分が白系でイラスト部分以外が黒系の画像を記憶する画像記憶手段と、
前記開閉状態が閉状態のときに、前記表示手段に前記画像を所定時間表示させる制御手段とを
具備することを特徴とする携帯端末。
前記蓄光面は、操作キーの面および当該操作キーを取り付けるキー取付け面であることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか１項に記載の携帯端末。