JP2008257452A - 紙幣処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、所望のように管理可能な紙幣束を生成することができる紙幣処理機を提供することを目的とする。
【解決手段】RFIDリーダーによって読み取られた紙幣のRFIDデータに基づき、集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一か否か、および、集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいか否かを判定するCPUと、集積紙幣載置部10に載置された集積紙幣の周囲に、結束テープを巻回して、帯封処理を施す帯封処理手段15a、15b、16、17と、CPUが、集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一で、かつ、集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいと判定したときに、帯封処理手段15a、15b、16、17に帯封処理を開始させるように構成されたことを特徴とする紙幣処理機。
【選択図】図2

Description

本発明は、紙幣処理機に関するものであり、さらに詳細には、集積された所定枚数の紙幣に、結束テープを巻回して、帯封処理が施された紙幣束を生成する紙幣処理機であって、簡易な構造で、所望のように管理可能な紙幣束を生成することができる紙幣処理機に関するものである。
オペレータによって、紙幣載置部に集積された所定枚数の紙幣の略中央部に、結束テープを巻回して、帯封処理を施し、結束テープが巻回された紙幣束を生成するように構成された紙幣処理機が知られている(たとえば、特公平61−30973号公報など。)。
特公平61−30973号公報
かかる従来の紙幣処理機により、生成された紙幣束は、単に、所定枚数の紙幣を含む紙幣束の略中央部に、結束テープを巻回して、帯封処理が施されただけのもので、紙幣束に含まれている紙幣が同じ金種の真正な紙幣であるという保証はなく、また、紙幣束に含まれている紙幣の枚数を実際に数えない限り、帯封処理が施された紙幣束が所定枚数の紙幣を含んでいるか否かを判別することができず、さらには、帯封処理が施された紙幣束からは、所定枚数の紙幣束に帯封処理を施す権限を有する機関によって、真正に生成されたものか否かを判別することが不可能であるため、帯封処理が施されていても、紙幣束を所望のように管理することができないという問題があった。
一方、近年、RFID(Radio Frequency-Identification)システムを用いて、読み取り可能なデータ(以下、「RFIDデータ」という。)を、紙幣に書き込んで、紙幣の偽造を防止することが提案されている。RFIDシステムは、アンテナとコントローラを備えたRFIDライター、アンテナとコントローラを備えたRFIDリーダーならびにICチップとアンテナを内蔵したインレットと呼ばれる薄いフイルムとによって構成されており、RFIDライターから所定の周波数の電波、たとえば、マイクロ波帯の電波を発信し、インレットのアンテナに受信させて、ICチップに、RFIDデータを書き込み、RFIDリーダーから所定の周波数、たとえば、マイクロ波帯の電波を発信し、インレットのアンテナに受信させて、ICチップに書き込まれたRFIDデータを読み取るものである。
しかしながら、RFIDシステムを利用して、紙幣処理機や紙幣束生成機をどのように構成するかについての具体的な提案はほとんどなされていなかった。
したがって、本発明は、集積された所定枚数の紙幣に、結束テープを巻回して、帯封処理が施された紙幣束を生成する紙幣処理機であって、簡易な構造で、所望のように管理可能な紙幣束を生成することができる紙幣処理機を提供することを目的とするものである。
本発明のかかる目的は、所定枚数の集積紙幣を載置する集積紙幣載置部と、前記集積紙幣に含まれた紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取るRFIDリーダーと、前記RFIDリーダーによって読み取られた前記紙幣のRFIDデータに基づき、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一か否か、および、前記集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいか否かを判定する判定手段と、前記集積紙幣載置部に載置された前記集積紙幣の周囲に、結束テープを巻回して、帯封処理を施す帯封処理手段と、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一で、かつ、前記集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいと判定したときに、前記帯封処理手段に帯封処理を開始させる制御手段を備えたことを特徴とする紙幣処理機によって達成される。
本発明によれば、紙幣処理機は、RFIDリーダーによって、集積紙幣載置部に載置された集積紙幣に含まれる紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取り、RFIDリーダーが読み取った紙幣のRFIDデータに基づき、判定手段によって、集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一か否か、および、集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいか否かを判定し、判定手段が、集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一で、かつ、集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいと判定したときに、制御手段が、帯封処理手段に帯封処理を開始させて、集積紙幣載置部に載置された集積紙幣の周囲に、結束テープを巻回して、帯封処理を施し、紙幣束を生成するように構成されているから、紙幣束に、所定枚数の同一金種の紙幣のみが含まれていることが保証され、したがって、改めて、紙幣束に含まれる紙幣の金種を、紙幣判別器によって判別したり、紙幣束に含まれている紙幣を数え直す必要がないから、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
本発明の好ましい実施態様においては、前記集積紙幣載置部が、外部からアクセス可能に設けられている。
本発明の好ましい実施態様によれば、集積紙幣載置部が、外部からアクセス可能に設けられ、また、集積紙幣載置部に載置されている集積紙幣に結束テープが巻回されて、紙幣束が生成されるように構成されているから、紙幣や集積紙幣を搬送するための搬送機構を設ける必要がなく、したがって、紙幣処理機の機械的構成を大幅に簡略化することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記集積紙幣載置部の壁部が、前記RFIDライターから発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料によって形成されている。
本発明の好ましい実施態様においては、前記紙幣に書き込まれた前記RFIDデータが、少なくとも、その紙幣を特定するIDデータと、その紙幣の金種を特定する金種データを含んでいる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記紙幣に、ICチップとアンテナを備えたインレットが一体的に形成され、前記紙幣のRFIDデータが前記ICチップ内に書き込まれている。
本発明の好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、前記結束テープに、前記紙幣のRFIDデータを書き込むRFIDライターを備えている。
本発明の好ましい実施態様によれば、RFIDライターによって、紙幣束に巻回された結束テープに、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータなどのRFIDデータを書き込むことができるから、RFIDリーダーによって、紙幣束に巻回された結束テープに書き込まれたRFIDデータを読み取ることによって、紙幣束が、紙幣束を作成する権限を有する機関によって真正に生成されたものか否かを容易に判別することができ、したがって、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記集積紙幣載置部の壁部が、さらに、前記RFIDライターから発信される周波数の電波を遮蔽可能に形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記結束テープに、ICチップとアンテナを備えたインレットが形成され、前記RFIDライターが、前記紙幣のRFIDデータを、前記結束テープに形成されたインレットのICチップに書き込むように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記RFIDライターが、さらに、紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時よりなる群から選ばれる少なくとも一種の情報を表わすRFIDデータを、前記結束テープに書き込むように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、RFIDライターによって、結束テープに、紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時よりなる群から選ばれる少なくとも一種の情報を表わすRFIDデータを書き込むことができるから、RFIDリーダーによって、紙幣束に巻回された結束テープに書き込まれたRFIDデータを読み取ることによって、紙幣束が、紙幣束を作成する権限を有する機関によって真正に生成されたものか否かを確実に判別することができ、したがって、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段が、前記RFIDリーダーによって読み取られた紙幣のRFIDデータに基づいて、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種および枚数を表示するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、さらに、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると、前記判定手段が判定した場合に、前記表示手段が、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨ならびに前記集積紙幣に含まれているあらかじめ指定された金種以外の紙幣の金種および枚数を表示し、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、あるいは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると、前記判定手段が判定した場合に、前記表示手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない旨および不足している紙幣の枚数を表示し、あるいは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨および超過している紙幣の枚数を表示するように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、判定手段によって、集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定された場合に、集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨ならびに集積紙幣に含まれているあらかじめ指定された金種以外の紙幣の金種および枚数が、表示手段に表示されるように構成されているから、紙幣束の生成処理を停止し、集積紙幣載置部から取り出した集積紙幣に含まれているあらかじめ指定した金種以外の紙幣を、あらかじめ指定した金種の紙幣に差し替えて、集積紙幣載置部に、集積紙幣をセットすることによって、速やかに、紙幣束の生成処理を再開することができ、紙幣処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
また、本発明のさらに好ましい実施態様によれば、判定手段によって、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、あるいは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定された場合に、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない旨および不足している紙幣の枚数が、表示手段に表示され、あるいは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨および超過している紙幣の枚数が、表示手段に表示されるように構成されているから、紙幣束の生成処理を停止し、集積紙幣載置部から取り出した集積紙幣に不足している紙幣を追加し、あるいは、集積紙幣から超過している紙幣を取り去って、集積紙幣載置部に、集積紙幣をセットすることによって、速やかに、紙幣束の生成処理を再開することができ、紙幣処理機の処理効率を大幅に向上させることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合、または、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、アラームを発するアラーム手段を備えている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合、または、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないと判定した場合、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記制御手段に、前記帯封処理手段による帯封処理の開始を指示する帯封処理開始指示手段を備えている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、判定手段が、集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合、または、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないと判定した場合、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、制御手段に、帯封処理手段による帯封処理の開始を指示する帯封処理開始指示手段を備えているから、集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいる場合、または、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない場合、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている場合においても、所望により、集積紙幣に結束テープを巻回して、紙幣束を生成することができ、したがって、紙幣束を生成すべきでない場合にも、紙幣が散逸することを効果的に防止して、紙幣を管理することが可能になり、紙幣処理機の有用性を向上させることが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示を確認する確認手段を備え、前記制御手段が、前記帯封処理開始指示手段から、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示を受けた後、前記確認手段によって、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示が確認されたときに、前記帯封処理手段に帯封処理を開始させるように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記RFIDライターが、さらに、前記結束テープに、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨のRFIDデータを書き込み、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記RFIDライターが、さらに、前記結束テープに、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨のRFIDデータを書き込むように構成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、判定手段が、集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、RFIDライターが、さらに、結束テープに、集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨のRFIDデータを書き込み、判定手段が、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、RFIDライターが、さらに、結束テープに、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨のRFIDデータを書き込むように構成されているから、あらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいる紙幣束、または、紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない紙幣束、もしくは、紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている紙幣束が、誤って、あらかじめ指定された枚数のあらかじめ指定された金種の紙幣を含む紙幣束に混入した場合にも、RFIDリーダーによって、結束テープに書き込まれているRFIDデータを読み取ることによって、これらの紙幣束を検出し、所望のように生成された紙幣束と分離することができ、したがって、紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
本発明の別の好ましい実施態様においては、紙幣処理機が、さらに、前記結束テープに可視データを書き込み可能なデータ書き込み手段を備え、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記書き込み手段が、前記結束テープに、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨の可視データを書き込み、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記書き込み手段が、前記結束テープに、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨の可視データを書き込むように構成されている。
本発明の別の好ましい実施態様によれば、判定手段が、集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、データ書き込み手段が、結束テープに、集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨の可視データを書き込み、判定手段が、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、データ書き込み手段が、結束テープに、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨の可視データを書き込むように構成されているから、あらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいる紙幣束、または、紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない紙幣束、もしくは、紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている紙幣束が、あらかじめ指定された枚数のあらかじめ指定された金種の紙幣を含む紙幣束に混入することを確実に防止することができ、したがって、紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記集積紙幣載置部の入口に、金属性のシャッタが設けられている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記結束テープに、前記インレットが所定の間隔で形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記インレットが、前記結束テープに一体的に形成されている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記インレットが、埋め込み、貼り付けおよび印刷よりなる群から選ばれる方法によって、前記結束テープに一体的に形成されている。
本発明の別の好ましい実施態様においては、前記インレットが、前記インレットが一体的に形成されたラベルを、前記結束テープに貼り付けることによって、前記結束テープに形成されている。
本発明によれば、集積された所定枚数の紙幣に、結束テープを巻回して、帯封処理が施された紙幣束を生成する紙幣処理機であって、簡易な構造で、所望のように管理可能な紙幣束を生成することができる紙幣処理機を提供することが可能になる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加える。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる紙幣処理機の略斜視図であり、図2は、そのX−X線に沿った略断面図である。
本実施態様にかかる紙幣処理機は、銀行などの金融機関内で使用される紙幣帯封機として構成されており、紙幣束を構成する紙幣には、紙幣の発行権限を有する機関によって、インレットが一体的に形成され、インレット中のICチップに、紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータが、特定のフォーマットで、記録されている。ここに、紙幣に一体的に形成されたインレット中のICチップは、紙幣の発行権限を有する機関によって、ICチップに書き込まれた紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータが、紙幣の流通過程において、改ざんされることを防止するため、読み取り専用に構成されている。
本実施態様にかかる紙幣処理機は、オペレータによって、紙幣束生成部にセットされた所定枚数の集積紙幣の略中央部に、結束テープを巻回して、オペレータによって指定された金種の紙幣の紙幣束を生成し、結束テープに、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならび紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータを書き込むように構成されており、図1および図2に示されるように、ハウジング1を備え、ハウジング1の正面には、手動により開閉可能な外部シャッタ2が設けられ、図1に示されるように、外部シャッタ2の一方の側部には、オペレータによって操作され、種々の指示信号が入力されるキーボード5aと、紙幣の計数結果や種々のメッセージを表示するディスプレイ5bとを備えた操作パネル5ならびにアラームを発するスピーカー6が設けられている。
図2に示されるように、外部シャッタ2内には、紙幣束を生成すべき紙幣が集積されるとともに、紙幣束が生成される紙幣束生成部10が、紙幣処理機の外部からアクセス可能に設けられ、さらに、紙幣束生成部10の入口を開閉する金属性の内部シャッタ11が設けられている。
図2に示されるように、本実施態様にかかる紙幣処理機は、紙幣束生成部10内に、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣を挟持可能な一対の挟持部材15a、15bを備え、紙幣束生成部10に隣接した位置に、ICチップとアンテナを含むインレット(図示せず)が、所定の間隔で、一体的に形成された結束テープTを、紙幣束生成部10の側壁に形成された開口部10aを介して、紙幣束生成部10内に供給する結束テープ供給部材16が設けられている。
インレットを結束テープTに一体的に形成する方法としては、結束テープT用の紙を抄く際に、結束テープT用の紙にインレットを埋め込む方法、結束テープTにインレットを印刷する方法などが挙げられるが、とくに限定されるものではない。
図2に示されるように、紙幣束生成部10内には、さらに、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープ供給部材16から供給された結束テープTを巻き付ける巻き付け部材(図示せず)と、集積紙幣の略中央部に巻き付けられた結束テープTを切断するカッタ17と、カッタ17によって切断された結束テープTの端部を接着する接着手段(図示せず)と、紙幣に一体的に形成されたインレット内のICチップに書き込まれた紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータを読み取り、後述するCPUに出力するRFIDリーダー20と、集積紙幣に巻回された結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならび紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータを書き込むRFIDライター25とが設けられている。
ここに、紙幣束生成部10の壁部は、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波を遮蔽可能で、かつ、RFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料によって形成され、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波およびRFIDライター25から発信される周波数の電波が、紙幣束生成部10外に漏れ出ることの防止が図られており、紙幣束生成部10の開口部10aも十分に狭幅に形成されている。
図3は、図1および図2に示された紙幣処理機の制御系、検出系、駆動系、入力系および表示系を示すブロックダイアグラムである。
図3に示されるように、本実施態様にかかる紙幣処理機の制御系は、紙幣処理機の動作を制御するCPU30と、紙幣処理機の制御プログラムなどが格納されたROM31と、各種データを記憶するRAM32と、時計33を備えている。
図3に示されるように、本実施態様にかかる紙幣処理機の検出系は、紙幣束生成部10にセットされた紙幣を検出する紙幣センサ35と、紙幣に一体的に形成されたインレット中のICチップに記録された紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータを読み取るRFIDリーダー20を備えている。
図3に示されるように、本実施態様にかかる紙幣処理機の駆動系は、内部シャッタ11を駆動するシャッタソレノイド40と、一対の挟持部材15a、15bを相対的に移動させるモータ41と、結束テープ供給部材16を駆動するモータ42と、カッタ17を駆動するカッタソレノイド43と、RFIDライター25を駆動するRFIDライター駆動手段44と、巻き付け部材45を駆動する巻き付けモータ46と、接着手段47を駆動する接着モータ48とを備えている。
図3に示されるように、本実施態様にかかる紙幣処理機の入力系は、操作パネル5に設けられ、オペレータによって操作され、種々の指示信号が入力されるキーボード5aを備えており、紙幣処理機の表示系は、操作パネル5に設けられ、紙幣の計数結果や種々のメッセージを表示するディスプレイ5bと、スピーカー6から、アラームを発するアラーム手段50を備えている。
以上のように構成された本実施態様にかかる紙幣処理機は、以下のようにして、オペレータによって、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に結束テープTを巻回して、所定枚数の同一金種の紙幣を含む紙幣束を生成する。
まず、オペレータによって、紙幣処理機の電源がオンされた後、外部シャッタ2が開かれて、紙幣束生成部10に、紙幣束を生成すべき紙幣が集積される。ここに、紙幣処理機の非作動前においては、内部シャッタ11は開放されており、したがって、オペレータは、手動で、外部シャッタ2を開いて、所望のように、紙幣束を作成すべき紙幣を紙幣束生成部10に集積することができる。
紙幣束生成部10に紙幣束を生成すべき紙幣が集積されると、集積紙幣が、紙幣センサ35によって検出され、集積紙幣検出信号がCPU30に入力される。
次いで、オペレータによって、操作パネル5に設けられたキーボード5aにスタート信号が入力される。
キーボード5aに入力されたスタート信号は、CPU30に出力され、スタート信号を受けると、CPU30は、RAM32にアクセスして、紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数を特定する生成すべき紙幣束に関するデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を特定する帯封処理に関するデータをRAM32から読み出す。
ここに、RAM32に書き込まれたデータは、紙幣処理機の電源がオフされると、失われ、紙幣処理機の電源がオンされた直後には、RAM32に、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータは書き込まれてはいないから、CPU30は、紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数を指定すべき旨ならびに紙幣束に結束テープTが巻回されたときに、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに書き込むべき帯封処理に関するデータを入力すべき旨のメッセージを、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示する。
ディスプレイ5bに表示されたメッセージに対して、オペレータが、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数を特定する生成すべき紙幣束に関するデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を特定する帯封処理に関するデータを入力すると、キーボード5aに入力された生成すべき紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータがCPU30に出力される。
CPU30は、キーボード5aから、生成すべき紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータを受けると、生成すべき紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータをRAM32に書き込むとともに、シャッタソレノイド40に駆動信号を出力して、内部シャッタ11を閉じさせる。
同時に、CPU30は、RFIDリーダー20に駆動信号を出力して、所定の周波数、たとえば、マイクロ波帯の電波を発信させる。
その結果、RFIDリーダー20から発信された電波が、紙幣束生成部10に集積された各紙幣に一体的に形成されたインレットのアンテナによって受信され、各紙幣に一体的に形成されたインレット内のICチップに書き込まれた紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータが、RFIDリーダー20によって読み取られる。
上述のように、紙幣束生成部10の壁部は、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料によって形成され、内部シャッタ11が、金属によって形成されているため、RFIDリーダー20から発信された電波が、紙幣束生成部10外に漏れ出ることが効果的に防止され、したがって、RFIDリーダー20から発信された電波が、紙幣処理機外の紙幣に形成されたインレット内のアンテナによって受信されて、紙幣処理機外の紙幣に形成されたインレット内のICチップに書き込まれたRFIDデータが、RFIDリーダー20によって読み取られることを確実に防止することができる。
こうして、読み取られたRFIDデータは、RFIDリーダー20からCPU30に出力されて、RAM32に書き込まれる。
次いで、CPU30は、RAM32に書き込まれた生成すべき紙幣束に関するデータと、RFIDリーダー20によって読み取られた各紙幣の金種データとを比較し、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に含まれるすべての紙幣の金種が、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致するか否かを判定する。
その結果、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または偽造紙幣、外国紙幣などの受け入れ不能な紙幣が含まれていると判定したときは、CPU30は、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていた旨と、一致していない紙幣の金種および枚数ならびに/または受け入れ不能な紙幣の枚数を、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示するとともに、紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
同時に、CPU30は、アラーム手段50にアラーム信号を出力して、スピーカー6からアラームを発せさせる。
ディスプレイ5bに表示された紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、紙幣束の生成処理を停止することを選択するときは、オペレータによって、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成処理停止信号が入力され、紙幣束生成処理停止信号は、キーボード5aから、CPU30に出力される。
紙幣束生成処理停止信号を受けると、CPU30は、シャッタソレノイド40に駆動停止信号を出力して、内部シャッタ11を開放させる。したがって、オペレータは、紙幣束生成部10にセットした紙幣を取り出すことができる。
紙幣束の生成処理を停止した後に、取り出した集積紙幣の金種を確認し、紙幣を差し替えた上で、紙幣束の生成処理を再開するときは、オペレータによって、再度、集積紙幣が紙幣束生成部10にセットされ、スタート信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力される。
スタート信号はCPU30に出力され、スタート信号を受けると、CPU30は、RAM32にアクセスして、紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数を特定する生成すべき紙幣束に関するデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を特定する帯封処理に関するデータを、RAM32から読み出す。
この時点では、RAM32に、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが書き込まれているから、CPU30は、RAM32に書き込まれた紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータを読み出して、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに、RAM32から読み出した紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数ならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を表示するとともに、これらのデータに基づいて、紙幣束の生成処理を実行してもよいかどうかを、オペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
ディスプレイ5bに表示されたデータに基づいて、紙幣束の生成処理を実行する場合には、オペレータによって、紙幣束生成指示信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力され、一方、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータのすべてあるいは一部を変更して、紙幣束を生成する場合には、オペレータによって、新たに、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが、キーボード5aに入力される。キーボード5aに入力された新たに、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータは、CPU30に出力され、CPU30によって、RAM32に書き込まれた紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが、新たに入力された紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータによって、上書きされる。
この場合には、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、紙幣束を生成すべきでない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていたために、一部の紙幣が差し替えられているに過ぎず、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータを変更する必要がないから、オペレータによって、キーボード5aに、紙幣束生成指示信号が入力される。
紙幣束生成指示信号はCPU30に出力され、紙幣束生成指示信号を受けると、CPU30は、シャッタソレノイド40に駆動信号を出力して、内部シャッタ11を閉じさせるとともに、RFIDリーダー20に駆動信号を出力して、所定の周波数、たとえば、マイクロ波帯の電波を発信させ、RFIDリーダー20によって読み取られたRFIDデータを、RAM32に書き込む。
その後は、紙幣束生成部10に、集積紙幣が、新たにセットされたときと同様の処理が実行される。
一方、ディスプレイ5bに表示された紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、オペレータが、集積紙幣に、自らが指定した金種と異なる金種の紙幣が含まれていたにもかかわらず、紙幣束の生成を望むときは、オペレータによって、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成処理続行信号が入力される。
キーボード5aに入力された紙幣束生成処理続行信号は、CPU30に出力され、紙幣束生成処理続行信号を受けると、CPU30は、再び、紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていた旨と、一致していない紙幣の金種および枚数ならびに/または受け入れ不能な紙幣の枚数を、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示するとともに、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
同時に、CPU30は、アラーム手段50にアラーム信号を出力して、スピーカー6からアラームを発せさせる。
ディスプレイ5bに表示されたメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、オペレータが、紙幣束の生成処理を停止することを選択するときは、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成停止信号が入力される。
紙幣束生成停止信号は、キーボード5aから、CPU30に出力され、その後は、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていた旨のメッセージならびに紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージが、ディスプレイ5bに表示され、同時に、スピーカー6から、アラームが発せられた場合に、オペレータが、キーボード5aに、紙幣束生成停止信号を入力したときと同様の処理が実行される。
これに対して、オペレータが、集積紙幣に、自らが指定した金種と異なる金種の紙幣が含まれていたにもかかわらず、紙幣束の生成を望むときは、オペレータによって、紙幣束の生成処理を続行する旨の紙幣束生成処理続行確認信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力される。
キーボード5aに入力された紙幣束生成処理続行確認信号は、CPU30に出力され、紙幣束生成処理続行確認信号を受けると、CPU30は、モータ41に駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに近接するように移動させ、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣を挟持させる。
さらに、CPU30は、モータ42に駆動信号を出力して、結束テープ供給部材16を駆動し、ICチップとアンテナを含むインレット(図示せず)が、所定の間隔で、一体的に形成された結束テープTを紙幣束生成部10に供給させる。
次いで、CPU30は、RAM32に書き込まれた集積紙幣に含まれた各紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびにオペレータによって入力された帯封処理に関するデータを読み出すとともに、ROM31から、紙幣処理機のIDデータを読み出し、さらに、時計33から計時データを読み出して、駆動信号とともに、RFIDライター駆動手段44に出力する。
同時に、CPU30は、生成される紙幣束に、指定した金種の紙幣と金種が異なる紙幣が含まれている旨の情報を、RFIDライター駆動手段44に出力する。
その結果、RFIDライター25が駆動され、結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップ(図示せず)に、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータ、紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータならびに紙幣束に、指定した金種の紙幣と金種が異なる紙幣が含まれている旨のRFIDデータが書き込まれる。
ここに、紙幣束生成部10の壁部は、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波を遮蔽可能で、かつ、RFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料によって形成され、内部シャッタ11が、金属によって形成されているから、RFIDライター25から発信された電波が、紙幣束生成部10外に漏れ出て、紙幣処理機外に存在する紙幣や結束テープTに形成されたインレット内のICチップに、RFIDデータが書き込まれることが確実に防止され、一方、紙幣束生成部10の開口部10aが十分に狭幅に形成されているから、RFIDライター25から発信された電波が、紙幣束生成部10の開口部10aを介して、紙幣束生成部10外に漏れ出て、紙幣束生成部10外に位置する結束テープTに形成されたインレット内のICチップに、RFIDデータが書き込まれることが効果的に防止される。
インレット内のICチップに、紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータおよび帯封処理に関するRFIDデータが書き込まれた結束テープTは、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣に向けて送られ、結束テープTが集積紙幣に送られると、CPU30は、巻き付けモータ46に駆動信号を出力して、巻き付け部材45を駆動し、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープTを巻回させる。
所定の長さの結束テープTが集積紙幣に巻回されたと判定されると、CPU30は、モータ42に駆動停止信号を出力して、結束テープ供給部材16の駆動を停止させるとともに、カッタソレノイド43に駆動信号を出力し、カッタ17を駆動して、結束テープTを切断させ、さらに、接着モータ48に駆動信号を出力して、接着手段47を駆動し、カッタ17によって切断された結束テープTの端部を接着させる。
こうして、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣に、結束テープTが巻回されて、紙幣束が生成されると、CPU30は、モータ41に逆駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに離間させ、一対の挟持部材15a、15bによって挟持されていた紙幣束を解放させる。
次いで、CPU30は、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに、紙幣束の生成が完了した旨のメッセージと、紙幣束を生成した紙幣の金種および枚数を表示するとともに、シャッタソレノイド40に駆動停止信号を出力して、内部シャッタ11を開放させる。
したがって、オペレータは、外部シャッタ2を開いて、紙幣束生成部10内で生成された紙幣束を、紙幣処理機から取り出すことができる。
これに対して、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に含まれたすべての紙幣の金種が、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致すると判定したときは、CPU30は、さらに、RFIDリーダー20によって読み取られた紙幣のRFIDデータに基づいて、紙幣束生成部10にセットされた紙幣の枚数を算出して、RAM32に書き込まれた生成すべき紙幣束に関するデータと比較し、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数と一致するか否かを判定する。
その結果、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないと判定したとき、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えていると判定したときは、CPU30は、その旨と、不足している紙幣の枚数あるいは超過している紙幣の枚数とを、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示するとともに、紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
同時に、CPU30は、アラーム手段50にアラーム信号を出力して、スピーカー6からアラームを発せさせる。
ディスプレイ5bに表示された紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、オペレータが、紙幣束の生成処理を停止することを選択するときは、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成処理停止信号が入力され、紙幣束生成処理停止信号は、キーボード5aから、CPU30に出力される。
紙幣束生成処理停止信号を受けると、CPU30は、シャッタソレノイド40に逆駆動信号を出力して、内部シャッタ11を開放させる。したがって、オペレータは、紙幣束生成部10にセットした紙幣を取り出すことができる。
紙幣束の生成処理を停止した後に、取り出した集積紙幣に、不足している枚数の紙幣を追加し、あるいは、取り出した集積紙幣から、超過している枚数の紙幣を取り去った上で、紙幣束の生成処理を再開するときは、オペレータによって、再度、集積紙幣が紙幣束生成部10にセットされ、スタート信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力される。
スタート信号はCPU30に出力され、スタート信号を受けると、CPU30は、RAM32にアクセスして、紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数を特定する生成すべき紙幣束に関するデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を特定する帯封処理に関するデータを、RAM32から読み出す。
この時点では、RAM32に、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが書き込まれているから、CPU30は、RAM32に書き込まれた紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータを読み出して、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに、RAM32から読み出した紙幣束を生成すべき紙幣の金種および枚数ならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前を表示するとともに、これらのデータに基づいて、紙幣束の生成処理を実行してもよいかどうかを、オペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
ディスプレイ5bに表示されたデータに基づいて、紙幣束の生成処理を実行する場合には、オペレータによって、紙幣束生成指示信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力され、一方、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータのすべてあるいは一部を変更して、紙幣束を生成する場合には、オペレータによって、新たに、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが、キーボード5aに入力される。キーボード5aに入力された新たに、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータは、CPU30に出力され、CPU30によって、RAM32に書き込まれた紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータが、新たに入力された紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータによって、上書きされる。
この場合には、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないか、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えていたため、取り出した集積紙幣に、不足している枚数の紙幣を追加し、あるいは、取り出した集積紙幣から、超過している枚数の紙幣を取り去ったに過ぎず、紙幣束に関するデータおよび帯封処理に関するデータを変更する必要がないから、オペレータによって、キーボード5aに、紙幣束生成指示信号が入力される。
紙幣束生成指示信号はCPU30に出力され、紙幣束生成指示信号を受けると、CPU30は、シャッタソレノイド40に駆動信号を出力して、内部シャッタ11を閉じさせるとともに、RFIDリーダー20に駆動信号を出力して、所定の周波数、たとえば、マイクロ波帯の電波を発信させ、RFIDリーダー20によって読み取られたRFIDデータを、RAM32に書き込む。
その後は、紙幣束生成部10に、集積紙幣が、新たにセットされたときと同様に処理が実行されて、紙幣束が生成される。
一方、ディスプレイ5bに表示された紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、オペレータが、集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たず、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えているにもかかわらず、紙幣束の生成を望むときは、オペレータによって、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成処理続行信号が入力される。
キーボード5aに入力された紙幣束生成処理続行信号は、CPU30に出力され、紙幣束生成処理続行信号を受けると、CPU30は、再び、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないか、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている旨と、不足している紙幣の枚数あるいは超過している紙幣の枚数とを、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示するとともに、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示する。
同時に、CPU30は、アラーム手段50にアラーム信号を出力して、スピーカー6からアラームを発せさせる。
ディスプレイ5bに表示されたメッセージおよびスピーカー6から発せられたアラームに対して、オペレータが、紙幣束の生成処理を停止することを選択するときは、操作パネル5に設けられたキーボード5aに、紙幣束生成停止信号が入力される。
紙幣束生成停止信号は、キーボード5aから、CPU30に出力され、その後は、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないか、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている旨のメッセージならびに紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージが、ディスプレイ5bに表示され、同時に、スピーカー6から、アラームが発せられた場合に、オペレータが、キーボード5aに、紙幣束生成停止信号を入力したときと同様の処理が実行される。
これに対して、オペレータが、集積紙幣の枚数が、自らが指定した紙幣の枚数と一致していないにもかかわらず、紙幣束の生成を望むときは、オペレータによって、紙幣束の生成処理を続行する旨の紙幣束生成処理続行確認信号が、操作パネル5に設けられたキーボード5aに入力される。
キーボード5aに入力された紙幣束生成処理続行確認信号は、CPU30に出力され、紙幣束生成処理続行確認信号を受けると、CPU30は、モータ41に駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに近接するように移動させ、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣を挟持させる。
さらに、CPU30は、モータ42に駆動信号を出力して、結束テープ供給部材16を駆動し、ICチップとアンテナを含むインレット(図示せず)が、所定の間隔で、一体的に形成された結束テープTを紙幣束生成部10に供給させる。
次いで、CPU30は、RAM32に書き込まれた集積紙幣に含まれた各紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびにオペレータによって入力された帯封処理に関するデータを読み出すとともに、ROM31から、紙幣処理機のIDデータを読み出し、さらに、時計33から計時データを読み出して、駆動信号とともに、RFIDライター駆動手段44に出力する。
同時に、CPU30は、生成される紙幣束に、指定した金種の紙幣と金種が異なる紙幣が含まれている旨の情報を、RFIDライター駆動手段44に出力する。
その結果、RFIDライター25が駆動され、集積紙幣に巻回された結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップ(図示せず)に、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータ、紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータならびに紙幣束に含まれる紙幣の枚数が、紙幣束に含まれるべき枚数より少ない旨の情報あるいは生成される紙幣束に含まれる紙幣の枚数が、紙幣束に含まれるべき枚数より多い旨のRFIDデータが書き込まれる。
インレット内のICチップに、紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータおよび帯封処理に関するRFIDデータが書き込まれた結束テープTは、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣に向けて送られ、結束テープTが集積紙幣に送られると、CPU30は、巻き付けモータ46に駆動信号を出力して、巻き付け部材45を駆動し、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープTを巻回させる。
所定の長さの結束テープTが集積紙幣に巻回されたと判定されると、CPU30は、モータ42に駆動停止信号を出力して、結束テープ供給部材16の駆動を停止させるとともに、カッタソレノイド43に駆動信号を出力し、カッタ17を駆動して、結束テープTを切断させ、さらに、接着モータ48に駆動信号を出力して、接着手段47を駆動し、カッタ17によって切断された結束テープTの端部を接着させる。
こうして、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣に、結束テープTが巻回されて、紙幣束が生成されると、CPU30は、モータ41に逆駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに離間させ、一対の挟持部材15a、15bによって挟持されていた紙幣束を解放させる。
次いで、CPU30は、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに、紙幣束の生成が完了した旨のメッセージと、紙幣束を生成した紙幣の金種および枚数を表示するとともに、シャッタソレノイド40に駆動停止信号を出力して、内部シャッタ11を開放させる。
したがって、オペレータは、外部シャッタ2を開いて、紙幣束生成部10内で生成された紙幣束を、紙幣処理機から取り出すことができる。
ここに、紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示し、スピーカー6から、アラームを発したにもかかわらず、第一の所定時間が経過しても、紙幣束生成処理停止信号または紙幣束生成処理続行信号が入力されず、紙幣センサ35から、集積紙幣検出信号が入力されているときは、CPU30は、再度、紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発し、さらに、再度、紙幣束の生成処理を続行するか、あるいは、紙幣束の生成処理を停止するかをオペレータに問い合わせるメッセージをディスプレイ5bに表示し、スピーカー6から、アラームを発したにもかかわらず、紙幣束生成処理停止信号または紙幣束生成処理続行信号が入力されず、紙幣センサ35から、集積紙幣検出信号が入力され続けたまま、第二の所定時間が経過したときは、CPU30は、紙幣束の生成処理を停止する旨のメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発し、同時に、シャッタソレノイド40に駆動停止信号を出力して、内部シャッタ11を開放させるように構成されている。
また、再び、紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていた旨と、一致していない紙幣の金種および枚数ならびに/または受け入れ不能な紙幣の枚数を、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示し、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発したにもかかわらず、あるいは、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないか、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている旨と、不足している紙幣の枚数あるいは超過している紙幣の枚数とを、再び、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示し、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発したにもかかわらず、紙幣束生成停止信号または紙幣束生成処理続行確認信号が入力されず、紙幣センサ35から、集積紙幣検出信号が入力されたまま、第三の所定時間が経過したときは、CPU30は、再び、紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しない金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれていた旨と、一致していない紙幣の金種および枚数ならびに/または受け入れ不能な紙幣の枚数を、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示し、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発し、あるいは、再び、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないか、あるいは、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている旨と、不足している紙幣の枚数あるいは超過している紙幣の枚数とを、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示し、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認をオペレータに求めるメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発し、紙幣束の生成処理を続行してよいか否かの確認を求めるメッセージをディスプレイ5bに表示し、スピーカー6から、アラームを発したにもかかわらず、紙幣束生成停止信号または紙幣束生成処理続行確認信号が入力されず、紙幣センサ35から、集積紙幣検出信号が入力されないまま、第四の所定時間が経過したときは、CPU30は、紙幣束の生成処理を停止する旨のメッセージをディスプレイ5bに表示するとともに、スピーカー6から、アラームを発し、同時に、シャッタソレノイド40に駆動停止信号を出力して、内部シャッタ11を開放させるように構成されている。
これに対して、紙幣束生成部10にセットされている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に一致していると判定したときは、CPU30は、モータ41に駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに近接するように移動させ、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣を挟持させる。
さらに、CPU30は、モータ42に駆動信号を出力して、結束テープ供給部材16を駆動し、ICチップとアンテナを含むインレット(図示せず)が、所定の間隔で、一体的に形成された結束テープTを紙幣束生成部10に供給させる。
次いで、CPU30は、RAM32に書き込まれた集積紙幣に含まれた各紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびにオペレータによって入力された帯封処理に関するデータを読み出すとともに、ROM31から、紙幣処理機のIDデータを読み出し、さらに、時計33から計時データを読み出して、駆動信号とともに、RFIDライター駆動手段44に出力する。
同時に、CPU30は、生成される紙幣束に、指定した金種の紙幣と金種が異なる紙幣が含まれている旨の情報を、RFIDライター駆動手段44に出力する。
その結果、RFIDライター25が駆動され、集積紙幣に巻回された結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップ(図示せず)に、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータが書き込まれる。
インレット内のICチップに、紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータおよび帯封処理に関するRFIDデータが書き込まれた結束テープTは、紙幣束生成部10内にセットされた集積紙幣に向けて送られ、結束テープTが集積紙幣に送られると、CPU30は、巻き付けモータ46に駆動信号を出力し、巻き付け部材45を駆動し、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープTを巻回させる。
所定の長さの結束テープTが集積紙幣に巻回されたと判定されると、CPU30は、モータ42に駆動停止信号を出力して、結束テープ供給部材16の駆動を停止させるとともに、カッタソレノイド43に駆動信号を出力し、カッタ17を駆動して、結束テープTを切断させ、さらに、接着モータ48に駆動信号を出力して、接着手段47を駆動し、カッタ17によって切断された結束テープTの端部を接着させる。
こうして、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣に、結束テープTが巻回されて、紙幣束が生成されると、CPU30は、モータ41に逆駆動信号を出力して、一対の挟持部材15a、15bを互いに離間させ、一対の挟持部材15a、15bによって挟持されていた紙幣束を解放させる。
したがって、オペレータは、外部シャッタ2を開いて、紙幣束生成部10内で生成された紙幣束を、紙幣処理機から取り出すことができる。
本実施態様によれば、紙幣束の生成に先立って、RFIDリーダー20によって、紙幣に一体的に形成されたインレット中のICカードに書き込まれている紙幣のIDデータ、紙幣の金種データなどのRFIDデータが読み取られ、RFIDリーダー20によって読み取られた紙幣のRFIDデータに基づいて、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に含まれているすべての紙幣の金種が、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致しているか否か、および、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に含まれている紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の枚数と一致しているか否かが判定された上で、紙幣束が生成されているから、紙幣束に、所定枚数の同一金種の紙幣のみが含まれていることが保証され、したがって、改めて、紙幣束に含まれる紙幣の金種を、紙幣判別器によって判別したり、紙幣束に含まれている紙幣を数え直す必要がないから、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
また、本実施態様によれば、RFIDライター25によって、紙幣束に巻回された結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップ(図示せず)に、紙幣束を構成する紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するRFIDデータが書き込まれるから、RFIDリーダー20によって、紙幣束に巻回された結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップに書き込まれたRFIDデータを読み取ることによって、紙幣束が、紙幣束を作成する権限を有する機関によって真正に生成されたものか否かを容易に判別することができ、したがって、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するデータならびに紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時などの帯封処理に関するデータは、RFIDデータの形で、紙幣束に巻回された結束テープTに一体的に形成されているインレット内のICチップに書き込まれるように構成されているから、紙幣束の生成後に改ざんされるおそれはなく、したがって、生成された紙幣束を所望のように管理することが可能になる。
また、本実施態様によれば、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と異なる金種の紙幣および/または偽造紙幣や外国紙幣などの受け入れ不能な紙幣が含まれていた場合に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と一致していない紙幣の金種および枚数ならびに/または受け入れ不能な紙幣の枚数が、操作パネル5のディスプレイ5aに表示されるように、構成されているから、オペレータは、容易に、指定した紙幣束を生成すべき紙幣の金種と異なる金種の紙幣を、指定した紙幣束を生成すべき金種の紙幣と差し替えて、紙幣束の生成処理を続行することができ、紙幣処理機の処理効率を向上させることが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たないとき、あるいは、集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えているとき、その旨と、不足している紙幣の枚数あるいは超過している紙幣の枚数とが、操作パネル5に設けられたディスプレイ5bに表示されるように構成されているから、オペレータは、容易に、不足している枚数の紙幣を追加し、あるいは、取り出した集積紙幣から、超過している枚数の紙幣を取り去って、紙幣束の生成処理を続行することができ、紙幣処理機の処理効率を向上させることが可能になる。
また、本実施態様によれば、紙幣束を生成すべき紙幣が集積される紙幣束生成部10が、紙幣処理機の外部からアクセス可能に設けられ、集積紙幣が、紙幣束生成部10にセットされた状態で、集積紙幣に結束テープTが巻回されて、紙幣束が生成されるように構成されているから、紙幣や集積紙幣を搬送するための搬送機構を設ける必要がなく、したがって、紙幣処理機の機械的構成を大幅に簡略化することが可能になる。
さらに、本実施態様によれば、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と異なる金種の紙幣および/または偽造紙幣や外国紙幣などの受け入れ不能な紙幣が含まれていた場合においても、所望により、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、結束テープTを巻回して、紙幣束を生成することができ、こうして紙幣束を生成したときには、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に、オペレータが指定した金種とは異なる金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれている旨のデータが書き込まれるように構成され、また、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たない場合、あるいは、集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている場合においても、所望により、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、結束テープTを巻回して、紙幣束を生成することができ、こうして紙幣束を生成したときには、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より少ない旨あるいは紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より多い旨のデータが書き込まれるように構成されているから、紙幣束を生成すべきでない場合にも、紙幣が散逸することを効果的に防止して、紙幣を管理することができ、したがって、紙幣処理機の有用性を向上させることが可能になる。
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
たとえば、前記実施態様においては、結束テープTには、ICチップとアンテナを備えたインレットが一体的に形成されているが、ICチップとアンテナを備えたインレットが結束テープTに一体的に形成されていることは必ずしも必要でなく、結束テープTに、ICチップとアンテナを備えたインレットが一体的に形成されているラベルを貼付するようにしてもよい。
また、前記実施態様においては、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープTを巻き付けて、紙幣束を生成するのに先立って、RFIDライター25によって、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、生成されるべき紙幣束に含まれる紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前、帯封処理を実行する日時などの帯封処理に関するRFIDデータを書き込むように構成されているが、結束テープTを巻き付けて、紙幣束を生成するのに先立って、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、生成されるべき紙幣束に含まれる紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前、帯封処理を実行する日時などの帯封処理に関するRFIDデータを書き込むことは必ずしも必要でなく、一対の挟持部材15a、15bによって挟持された集積紙幣の略中央部に、結束テープTを巻き付けて、紙幣束を生成した後に、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、生成されるべき紙幣束に含まれる紙幣の金種データ、IDデータなどの紙幣束を構成する紙幣に関するRFIDデータならびに金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前、帯封処理を実行する日時などの帯封処理に関するRFIDデータを書き込むようにすることもできる。
さらに、前記実施態様においては、紙幣束生成部10の壁部は、RFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽する材料によって形成され、また、紙幣束生成部10の開口部10aは狭幅に形成されているが、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、あらかじめ、固有のIDデータが書き込まれ、ICチップが、書き込まれた固有のIDデータとともに、RFIDライター25から発信された電波以外は受信しないように構成されている場合には、紙幣束生成部10の壁部がRFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽する材料によって形成され、紙幣束生成部10の開口部10aが狭幅に形成されることは必ずしも必要でない。
また、前記実施態様においては、紙幣生成部10の入口部分に、金属性の内部シャッタ11が設けられているが、内部シャッタ11は、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波およびRFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料で形成されていればよく、内部シャッタ11を金属によって形成することは必ずしも必要でない。
さらに、前記実施態様においては、紙幣生成部10の入口部分に、金属性の内部シャッタ11が設けられているが、外部シャッタ2が金属などのRFIDリーダー20から発信される周波数の電波およびRFIDライター25から発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料で形成されていれば、紙幣生成部10の入口部分に、内部シャッタ11を設けることは必ずしも必要でない。
また、前記実施態様においては、紙幣生成部10の入口部分に、金属性の内部シャッタ11が設けられているが、金属性の内部シャッタ11を設けなくても、RFIDリーダー20から発信される周波数の電波およびRFIDライター25から発信される周波数の電波は、紙幣処理機の近傍にしか到達しないから、紙幣生成部10の入口部分に、金属性の内部シャッタ11を設けることは必ずしも必要でない。
さらに、前記実施態様においては、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣に、オペレータによって指定された紙幣束を生成すべき紙幣の金種と異なる金種の紙幣および/または偽造紙幣や外国紙幣などの受け入れ不能な紙幣が含まれていた場合に、集積紙幣に、結束テープTを巻回して、紙幣束を生成するときは、RFIDライター25によって、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に、オペレータが指定した金種とは異なる金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれている旨のRFIDデータを書き込むように構成され、また、紙幣束生成部10にセットされた集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数に満たない場合、あるいは、集積紙幣の枚数が、オペレータによって指定された紙幣の枚数を越えている場合に、集積紙幣に、結束テープTを巻回して、紙幣束を生成するときは、RFIDライター25によって、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より少ない旨あるいは紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より多い旨のRFIDデータを書き込むように構成されているが、さらに、結束テープTに可視データを書き込み可能なプリンタなどのデータ書き込み手段を設け、データ書き込み手段によって、紙幣束に、オペレータが指定した金種とは異なる金種の紙幣および/または受け入れ不能な紙幣が含まれている旨のデータを、結束テープTに書き込み、紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より少ない旨あるいは紙幣束に含まれている紙幣の枚数が、オペレータが指定した枚数より多い旨のデータを、結束テープTに書き込むように構成することもできる。
また、前記実施態様においては、紙幣処理機は、紙幣に一体的に形成されたインレット内のICチップに書き込まれたRFIDデータを読み取るRFIDリーダー20ならびに結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に含まれる紙幣に関するRFIDデータおよび帯封処理に関するRFIDデータを書き込むRFIDライター25を備えているが、紙幣処理機が、互いに独立したRFIDリーダー20およびRFIDライター25を備えていることは必ずしも必要でなく、RFIDリーダー20およびRFIDライター25に代えて、紙幣に一体的に形成されたインレット内のICチップに書き込まれたRFIDデータを読み取り可能で、かつ、結束テープTに一体的に形成されたインレット内のICチップに、紙幣束に含まれる紙幣に関するRFIDデータおよび帯封処理に関するRFIDデータを書き込み可能なRFIDリーダー・ライターを設けることもできる。
図1は、本発明の好ましい実施態様にかかる紙幣処理機の略斜視図である。
図2は、図1のX−X線に沿った略断面図である。
図3は、図1および図2に示された紙幣処理機の制御系、検出系、駆動系、入力系および表示系を示すブロックダイアグラムである。
符号の説明
1 ハウジング
2 外部シャッタ
5 操作パネル
5a キーボード
5b ディスプレイ
6 スピーカー
10 紙幣束生成部
10a 開口部
11 内部シャッタ
15a、15b 一対の挟持部材
16 結束テープ供給部材
17 カッタ
20 RFIDリーダー
25 RFIDライター
30 CPU
31 ROM
32 RAM
33 時計
35 紙幣センサ
40 シャッタソレノイド
41 モータ
42 モータ
43 カッタソレノイド
44 RFIDライター駆動手段
45 巻き付け部材
46 巻き付けモータ
47 接着手段
48 接着モータ
T 結束テープ

Claims (21)

  1. 所定枚数の集積紙幣を載置する集積紙幣載置部と、前記集積紙幣に含まれた紙幣に書き込まれたRFIDデータを読み取るRFIDリーダーと、前記RFIDリーダーによって読み取られた前記紙幣のRFIDデータに基づき、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一か否か、および、前記集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいか否かを判定する判定手段と、前記集積紙幣載置部に載置された前記集積紙幣の周囲に、結束テープを巻回して、帯封処理を施す帯封処理手段と、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種があらかじめ指定された金種と同一で、かつ、前記集積紙幣に含まれた紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に等しいと判定したときに、前記帯封処理手段に帯封処理を開始させる制御手段を備えたことを特徴とする紙幣処理機。
  2. 前記集積紙幣載置部が、外部からアクセス可能に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の紙幣処理機。
  3. 前記集積紙幣載置部の壁部が、前記RFIDライターから発信される周波数の電波を遮蔽可能な材料によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の紙幣処理機。
  4. 前記紙幣に書き込まれた前記RFIDデータが、少なくとも、その紙幣を特定するIDデータと、その紙幣の金種を特定する金種データを含んでいることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  5. 前記紙幣に、ICチップとアンテナを備えたインレットが一体的に形成され、前記紙幣のRFIDデータが前記ICチップ内に書き込まれていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  6. さらに、前記結束テープに、前記紙幣のRFIDデータを書き込むRFIDライターを備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  7. 前記集積紙幣載置部の壁部が、さらに、前記RFIDライターから発信される周波数の電波を遮蔽可能に形成されたことを特徴とする請求項6に記載の紙幣処理機。
  8. 前記結束テープに、ICチップとアンテナを備えたインレットが形成され、前記RFIDライターが、前記紙幣のRFIDデータを、前記結束テープに形成されたインレットのICチップに書き込むように構成されたことを特徴とする請求項6または7に記載の紙幣処理機。
  9. 前記RFIDライターが、さらに、紙幣束を構成する紙幣の金種、枚数、金融機関名、支店名、紙幣処理機のIDデータ、オペレータの名前および帯封処理を実行した日時よりなる群から選ばれる少なくとも一種の情報を表わすRFIDデータを、前記結束テープに書き込むように構成されたことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  10. さらに、情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段が、前記RFIDリーダーによって読み取られた前記集積紙幣に含まれた紙幣のRFIDデータに基づいて、前記集積紙幣に含まれた紙幣の金種および枚数を表示するように構成されたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  11. さらに、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると、前記判定手段が判定した場合に、前記表示手段が、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨ならびに前記集積紙幣に含まれているあらかじめ指定された金種以外の紙幣の金種および枚数を表示し、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、あるいは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると、前記判定手段が判定した場合に、前記表示手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たない旨および不足している紙幣の枚数を表示し、あるいは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨および超過している紙幣の枚数を表示するように構成されたことを特徴とする請求項10に記載の紙幣処理機。
  12. さらに、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合、または、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、アラームを発するアラーム手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  13. さらに、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合、または、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないと判定した場合、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記制御手段に、前記帯封処理手段による帯封処理の開始を指示する帯封処理開始指示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1項に紙幣処理機。
  14. さらに、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示を確認する確認手段を備え、前記制御手段が、前記帯封処理開始指示手段から、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示を受けた後、前記確認手段によって、前記帯封処理手段による帯封処理の開始の指示が確認されたときに、前記帯封処理手段に帯封処理を開始させるように構成されたことを特徴とする請求項13に記載の紙幣処理機。
  15. 前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記RFIDライターが、さらに、前記結束テープに、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨のRFIDデータを書き込み、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記RFIDライターが、さらに、前記結束テープに、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨のRFIDデータを書き込むように構成されたことを特徴とする請求項13または14に記載の紙幣処理機。
  16. さらに、前記結束テープに可視データを書き込み可能なデータ書き込み手段を備え、前記判定手段が、前記集積紙幣があらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣を含んでいると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記データ書き込み手段が、前記結束テープに、前記集積紙幣にあらかじめ指定された金種以外の金種の紙幣が含まれている旨の可視データを書き込み、前記判定手段が、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えていると判定した場合に、前記帯封処理手段により帯封処理が開始されたときに、前記データ書き込み手段が、前記結束テープに、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数に満たないか、もしくは、前記集積紙幣に含まれている紙幣の枚数があらかじめ指定された枚数を越えている旨の可視データを書き込むように構成されたことを特徴とする請求項13または14に記載の紙幣処理機。
  17. 前記集積紙幣載置部の入口に、金属性のシャッタが設けられたことを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  18. 前記結束テープに、前記インレットが所定の間隔で形成されていることを特徴とする請求項8ないし17のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  19. 前記インレットが、前記結束テープに一体的に形成されていることを特徴とする請求項8ないし18のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  20. 前記インレットが、埋め込み、貼り付けおよび印刷よりなる群から選ばれる方法によって、前記結束テープに一体的に形成されていることを特徴とする請求項8ないし19のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
  21. 前記インレットが一体的に形成されたラベルを、前記結束テープに貼り付けることによって、前記インレットが前記結束テープに形成されていることを特徴とする請求項8ないし19のいずれか1項に記載の紙幣処理機。
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