JP2008256522A - 光電子増倍管の制御回路 - Google Patents

光電子増倍管の制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 信頼性を判定しつつ検出を行うことができる光電子増倍管の制御回路を提供する。
【解決手段】 本実施形態に係る制御回路では、高圧発生回路20で発生した基準電位VRに基づいて、比較器COMPが過大入射判別信号VOUTを、モジュールの外部に出力する。ローレベルからハイレベルに切り替わった過大入射判別信号VOUTが外部に出力された場合には、アノード端子から出力されるデータの信頼性はなく、切り替わり前にはデータの信頼性があることが判明する。したがって、信頼性を判定しつつ検出を行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光電子増倍管の制御回路に関する。
光電子増倍管は、微弱光を検出する高感度の光検出器として知られている。微弱光の入射に応じて光電陰極から放出された光電子は、ダイノードで増倍され、アノードで収集され、外部に出力される。しかしながら、光電子増倍管に高光強度の光が入射すると、光電子増倍管の増倍耐圧を超える電子増倍が行われるため、光電子増倍管が破壊することが知られている。従来、かかる過入力に対する保護回路が設けられている。
特許文献1に記載の保護回路では、光電子増倍管のアノードから出力される電流が、閾値を所定期間超えた場合には、過大な光が入射されたものと判断して、光電子増倍管の電源をOFFとする制御を行っている。
特許文献2に記載の遮光膜の破損検出回路は、光電子増倍管の光入射面側に遮光膜を設け、光電子増倍管のアノードから出力される電流が、閾値を超えた場合には、遮光膜が破損したものとして、警報を出力する制御を行っている。
特開平3−133046号公報 特開2000−121737号公報
しかしながら、上述のようにアノードからの出力電流をモニタした場合、計測の過程でアノード出力電流が閾値を超えてないにも拘わらず、その出力電流の信頼性が保証できない場合が生じる。すなわち、アノード出力電流の上昇に対して、光電子増倍管への動作電圧を供給する電源の供給能力が不足すると、倍電圧整流回路によって光電陰極とアノード間に印加される電圧が低下するため、アノード出力電流が低下する。このようなアノード出力電流の低下現象は、抵抗分割方式で各ダイノードへ供給する分割電圧を生成する場合にも、アクティブブリーダを用いて分割電圧を生成する場合にも生じる。アノード出力電流は、フォトンカウンティングを用いた場合には、単位時間当りにアノードから出力される電流パルスの数である。
フォトンカウンティングの場合には、入射光量が極端に増加すると、連続して出力される電流パルスが時間的に分離できなくなり、見かけ上の計測出力は飽和する。また、光電陰極を接地しておき、アノードの出力側に結合コンデンサを挿入して、パルス出力を取り出す場合、単位時間当りの出力パルス数が増加すると、所謂ベースラインシフトと呼ばれる現象が生じる。すなわち、単位時間当りの出力パルス数が増加すると、結合コンデンサの出力レベルのゼロレベル基準値が低下するので、後段の比較器に入力されるパルスの振幅が低下し、比較器出力としてのパルス数が低下する。
このように、入射光強度が高い場合には、実際の入射光強度よりも低い値が計測値として出力される。
ユーザがこのような計測値のみを観測した場合、実際に入射光強度が低いのか、それとも入射光強度が高過ぎて計測値が低下しているだけなのかを判別することは不可能である。入射光強度が高過ぎる状態を、通常の計測値であると見なして使用を継続すると、装置故障や寿命劣化が生じることとなる。
確かに、過大光の入射に対しては、装置を保護するように、低いアノード出力電流を保護用の閾値として設定しておき、この閾値をアノード電流が超えた場合には、電源を落とすなどの制御を行うことも考えられるが、このような場合、1つには測定可能なアノード出力電流が低くなるため測定可能な光量が低下するという不具合があり、また、1つには、入射強度が高くなれば、結局のところ、上述のように、そもそものアノード出力電流が入射光強度を正確に示すものであるとは判別できないために、入射光強度が高過ぎる状態を、通常の計測値であると見なして使用を継続してしまうおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、光電子増倍管への入射光強度が高い場合においても、信頼性を判定しつつ検出を行うことができる光電子増倍管の制御回路を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る光電子増倍管の制御回路は、光電子増倍管に与えられる複数の動作電圧を生成する高圧発生回路と、光電子増倍管のアノード出力を取り出すアノード端子と、高圧発生回路で発生した基準電位が閾値を下回った場合に値が切り替わる過大光入射判別信号を生成する判別手段と、過大光入射判別信号を外部に取り出すモニタ端子とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、判別手段が高圧発生回路で発生した基準電位に基づいて、過大入射判別信号を外部に出力するので、切り替わった過大入射判別信号が外部に出力された場合には、アノード端子から出力されるデータの信頼性はなく、切り替わり前にはデータの信頼性があることが判明する。したがって、信頼性を判定しつつ検出を行うことができる。
また、判別手段は、基準電位が第1入力端子に入力されるエラーアンプと、直流入力端子とエラーアンプの第2入力端子との間に介在する検出抵抗と、エラーアンプの第2入力端子と検出抵抗の接続点及び前記閾値を与える電位がそれぞれ接続される一対の入力端子を有する比較器と、上記接続点の下流に接続され、その制御入力端子がエラーアンプの出力端子に接続されたトランジスタとを備えることが好ましい。
光電子増倍管に入射される光量が増加して、アノード電流が増加すると、エラーアンプを介して高圧発生回路へ供給される電流も増加する。高圧発生回路に供給される電流がある一定以上になると、前記トランジスタに電流が流れるように設定されている。このトランジスタの上流には、上記接続点を介して検出抵抗が接続されているので、検出抵抗を流れる電流が増加し、検出抵抗両端間の電位降下によって、直流入力端子と接続点との間の電位差が拡大する。すなわち、比較器に入力される基準側の電位に対する、接続点の電位差が逆転し、比較器出力が切り替わる。すなわち、基準電位の低下によって、比較器から出力される過大入射光判別信号がONに切り替わることになる。
また、高圧発生回路は、入力電圧に応じて交流電圧を発生する交流発生回路と、交流発生回路から出力された交流電圧から複数の動作電圧を生成する整流回路とを有し、交流発生回路は、エラーアンプの出力端子とスイッチング素子との間に接続された一次側コイル、及び整流回路の入力側に接続された二次側コイルを有するトランスとを備え、上記基準電位は、二次側コイルとグランドとの間で抵抗分割されることで規定される電位であり、エラーアンプの第1入力端子に帰還されていることが好ましい。
スイッチング素子が断続的に導通すると、エラーアンプの出力端子から一次側コイルに断続的に電流が流れ、二次側コイルでは、一次側コイルで発生した磁束に誘起された交流電圧が発生し、これを整流回路によって整流することで、光電子増倍管に与えられる直流電圧を生成することができる。二次側コイルの電位は、コイルとグランド間を抵抗分割することで規定した基準電位によって間接的に表される。この構造では、トランス側の電位をエラーアンプで検出して、一次側コイルへの供給電圧を調整することで、光電子増倍管への印加電圧の安定化を図ることができる。
また、一次側コイルは、同一極性の第1及び第2コイルを直列に接続してなり、スイッチング素子は、第1コイルに接続された第1トランジスタと、第1トランジスタと第2コイルとの間に接続された第2トランジスタからなり、第1及び第2トランジスタの制御端子間は、トランス内の磁束によって起電力を生じる補助コイルによって接続され、第1及び第2トランジスタの一方の制御端子はエラーアンプの出力端子に接続され、第1及び第2トランジスタの接続点は、上述のトランジスタの制御端子及びエラーアンプの出力端子を介して、第1及び第2コイルの接続点に接続されていることが好ましい。
第1コイル及び第2コイルのいずれか一方に電流が流れると、現在導通中の第1及び第2トランジスタのいずれか一方が切断され且つ他方が導通するように、補助コイルに起電力が生じ、第1コイル及び第2コイルの他方に逆方向から電流が流れるようになる。このように、第1及び第2コイルに磁気的に結合した出力側コイルからは、周期的に向きが変動する電圧、すなわち、交流電圧が出力される。
また、判別手段による過大光入射判別信号の切り替わりは、アノード出力が飽和する入射光量の領域内に設定されていることが好ましい。さらに入射光量が増加すると、アノード電流が低下し始め、その時点でデータの信頼性は失われるからである。なお、この切り替わりは、上述の接続点の下流に接続されたトランジスタの起動によって行われるため、トランジスタの立ち上がり閾値電流を規定する抵抗値は、上記設定の条件に合うように決定すればよい。
本発明によれば、光電子増倍管への入射光強度が高い場合においても、信頼性を判定しつつ検出を行うことができる。
以下、実施の形態に係る光電子増倍管の制御回路について、これを搭載した光電子増倍管モジュールを例に説明する。
図1は、光電子増倍管モジュールの回路図である。
光電子増倍管モジュール10は、筐体10C内に配置された光電子増倍管1と、その制御回路を備えている。光電子増倍管1は、真空容器1Hの面板1Wの内側に設けられた光電陰極1Cと、真空容器1Hに順次配置された複数のダイノードDY1、DY2・・・DYN、及びアノード1Aを備えている。アノード1Aには、ステムピンSPAが接続されており、ステムピンSPAは、結合コンデンサ5c及びパルスアンプ5cを順次介して、比較器5dの一方の入力端子に接続され、比較器5dの出力は信号処理回路5eに入力される。比較器5dの他方の入力端子には、参照電位Vrefが入力されている。
光電子増倍管1の面板1Wを介して光電陰極1Cに光が入射すると、光電陰極1Cは、光電子を放出し、放出された光電子は各DY1、DY2・・・DYNによって順次増倍されながらアノード1A方向に飛来し、最後にアノード1Aで収集される。アノード1Aから出力されたアノード電流は、フォトンカウンティング計測方式であれば、光子毎にパルスとなって出力される。このパルス電流の交流成分は、結合コンデンサ5cを通過し、パルスアンプ5cを介して増幅され、比較器5dで方形波に成形される。比較器5dに入力される参照電位Vrefはノイズレベル以上に設定されている。
信号処理回路5eは、比較器5dから出力された方形波の単位時間当りのパルスをカウントするものであり、例えば、カウンタで一定期間計数することで、デジタル値に変換する。
これにより、入射光量に応じたデジタル値が光電子増倍管モジュール10からは出力されるが、仕様によっては、後段の信号処理回路5eをモジュール内に組み込まない場合もある。
光電子増倍管1の光電陰極1Cはグランドに接続されており、後段になるほどダイノードDY1,DY2・・・DYNの電位が高く、アノード1Aの電位が最も高く設定されている。ダイノードDY1,DY2・・・DYNは、ステムピンSP1、SP2・・・SPNにそれぞれ接続されており、各ダイノードの電位をVDY1,VDY2,・・・VDYNとし、アノード電位をVAとする。
光電子増倍管1の制御回路は、光電子増倍管1に与えられる複数の動作電圧VDY1,VDY2,・・・VDYN,VAを生成する高圧発生回路20と、光電子増倍管1のアノード出力を取り出すアノード端子(ステムピンSPA)と、高圧発生回路20で発生した基準電位VRが閾値を下回った場合に値が切り替わる過大光入射判別信号を生成する判別手段3Dと、過大光入射判別信号を外部に取り出すモニタ端子VOUTとを備えている。
光電子増倍管1に供給される動作電圧は、直流入力端子VINに入力される直流電位VINにより設定され、モニタ端子VOUTからは過大光入射判別信号VOUTが出力される。なお、便宜上、各電位は端子と同一符号で示す。
過大光が入射されたかどうかの判別を行う判別手段は、基準電位VRが反転入力端子(第1入力端子)に入力されるエラーアンプAMPと、直流入力端子VINとエラーアンプAMPの非反転入力端子(第2入力端子)との間に介在する検出抵抗Rと、エラーアンプAMPの非反転入力端子と検出抵抗Rの接続点X及び上記閾値を与える電位Vがそれぞれ接続される一対の入力端子を有する比較器COMPを備えている。この閾値は、接続点Xの電位が、比較器COMPの基準側電位V(=0.95VIN)に等しくなるときの基準電位VRの値である。
また、判別手段は、接続点Xの下流に接続され、その制御入力端子(ベース)がエラーアンプAMPの出力端子に接続されたトランジスタQ3を備えている。
本例では、直流入力端子VINには、1Vの電位が与えられている。
光電子増倍管1への入射光強度が高くなり、アノード電流が増加すると、エラーアンプAMPを介して高圧発生回路20へ供給される電流も増加する。この電流は電流i3としてトランジスタQ3のベース/エミッタ間に接続されている抵抗R3を流れることから、ベース/エミッタ間電圧が上昇し、閾値(=0.6V程度)を超えると、トランジスタQ3がONし、トランジスタQ3に電流が流れるようになる。
トランジスタQ3の上流には、接続点Xを介して検出抵抗Rが接続されているので、検出抵抗Rを流れる電流iSが増加し、検出抵抗Rの両端間の電位降下によって、直流入力端子VINと接続点Xとの間の電位差が拡大する。すなわち、比較器COMPに入力される基準側の電位Vに対する、接続点Xの電位差が逆転し、比較器出力がハイレベル(ON)に切り替わる。すなわち、基準電位VRの低下によって、比較器COMPから出力される過大入射光判別信号がONに切り替わる。
なお、比較器COMPの基準側電位Vは、入力電位VINよりも若干低く(V=0.95VIN)、回路の安定化のため、接続点Xの僅かな電位変動では比較器COMPの出力は切り替わらないようになっている。
高圧発生回路20は、入力電圧VINに応じて二次側のコイルL3の両端間に交流電圧を発生する交流発生回路3と、交流発生回路3から出力された交流電圧から複数の動作電圧を生成する整流回路2とを有している。
交流発生回路3は、エラーアンプAMPの出力端子とスイッチング素子Q1,Q2との間に接続された一次側コイルL1,L2、及び整流回路2の入力側に接続された二次側コイルL3を有するトランス3Lとを備えている。基準電位VRは、二次側コイルL3とグランドとの間で抵抗分割されることで規定される電位である。すなわち、二次側コイルL3とグランドとの間には、分圧抵抗R1(100MΩ)及びR2(100kΩ)が介在しており、基準電位VRは、これらの分圧抵抗R1,R2の接続点電位で与えられる。基準電位VRは、エラーアンプAMPの反転入力端子に帰還されている。なお、エラーアンプAMPの電源側には安定化のためのキャパシタCが接続されている。また、その他にもキャパシタC1、C2,C3、C4が図示の如く接続されており、回路動作の安定化やノイズの除去を行っている。
スイッチング素子としてのトランジスタQ1,Q2が断続的に導通すると、エラーアンプAMPの出力端子から一次側コイルL1,L2に断続的に電流が流れ、二次側コイルL3では、一次側コイルL1,L2で発生した磁束に誘起された交流電圧V3が発生し、これを整流回路2によって整流することで、光電子増倍管1に与えられる各種の直流電圧を生成している。
二次側コイルL3の電位VR’は、コイルL3とグランド間を抵抗分割することで規定した基準電位VRによって間接的に表される。この構造では、トランス3L側の電位VR’をエラーアンプAMPで検出して、一次側コイルL1,L2に伝達することで、光電子増倍管1への印加電圧の安定化を図ることができる。
また、一次側コイルは、同一極性の第1コイルL1及び第2コイルL2を直列に接続してなり、スイッチング素子は、第1コイルL1に接続された第1トランジスタQ1と、第1トランジスタQ1と第2コイルL2との間に接続された第2トランジスタQ2からなる。
第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2の制御端子間は、トランス3L内の磁束によって起電力を生じる補助コイルL4によって接続され、第1トランジスタQ1及び第2トランジスタQ2のいずれかの制御端子(ベース)はエラーアンプAMPの出力端子に接続され、第1及び第2トランジスタQ1,Q2の接続点Yは、トランジスタQ3の制御端子(ベース)、エラーアンプAMP内、及びエラーアンプAMPの出力端子を介して、第1コイルL1及び第2コイルL2の接続点Zに接続されている。
直流電圧が端子VINから入力されると、エラーアンプAMPからハイレベルが出力され、コイルL5を介して抵抗R4に電流が流れ、トランジスタQ1が立ち上がり、トランジスタQ1に電流i1が流れる。第1コイルL1からトランジスタQ1に電流が流れ、第1コイルL2の両端には電圧V1が発生する。電圧V1によって形成される磁束によって誘起された電圧V3が、同極性の二次側コイルL3に発生する。すると、この磁束によって、補助コイルL4に電圧V4が誘起し、補助コイルL4の両端子A,B間の電圧V4によって、第1トランジスタQ1が立ち下がり、代わりに第2コイルL2を介して第2トランジスタQ2に電流i2が流れる。第2コイルL2において発生する電圧V2は、電圧V1とは逆であり、二次側コイルL3の電圧V3の向きが反転する。すると、補助コイルL4の電圧V4の向きも反転し、第2トランジスタQ2に代わって、第1トランジスタQ1が立ち上がる。以後、これを繰り返すことで、交流が発生する。
すなわち、この回路では、第1コイルL1及び第2コイルL2のいずれか一方に電流が流れると、現在導通中の第1及び第2トランジスタQ1,Q2のいずれか一方が切断され且つ他方が導通するように、補助コイルL4に起電力V4が生じ、第1コイルL1及び第2コイルL2の他方に逆方向から電流が流れるようになる。このように、第1及び第2コイルL1,L2に磁気的に結合した出力側コイルL3からは、周期的に向きが変動する電圧、すなわち、交流電圧が出力される。
基準電位VRが低下すると、エラーアンプAMPの反転入力端子の電位が低下し、出力端子の電位が上昇するので、光電子増倍管1への印加電圧は上昇する。基準電位VRが上昇すると、エラーアンプAMPの反転入力端子の電位が上昇し、出力端子の電位が低下するので、光電子増倍管1への印加電圧は低下する。このようにエラーアンプAMPは安定化回路の機能を有している。
接続点Yから抵抗R3に流れる電流i3が大きく増加すると、トランジスタQ3のベース/エミッタ電圧が増加するが、この値がトランジスタQ3の立ち上がり閾値を超えると、接続点Xの電位が低下して、比較器COMPの出力がハイレベルとなると同時に、エラーアンプAMPの出力端子の電位が低下し、交流発生回路3に供給される電流が減少するので、エラーアンプAMPは、過電流保護回路としても機能している。
整流回路2は、分圧機能を有する倍電圧整流回路であり、電位の低い側から順方向に直列接続されたダイオードD01、D02,D11,D12,D21,D22,DN1,DN2と、隣接する奇数番目のダイオードのアノードと偶数番目のダイオードのカソードとの間に介在するキャパシタC01,C11,C21,CN1と、隣接する偶数番目のダイオードのアノードと奇数番目のダイオードのカソードとの間に介在するキャパシタC02,C12,C22と、最後のダイオードDN2のアノードとコイルL3との間に介在するキャパシタCN2とからなる。偶数番目のダイオードのカソードが各ダイノード電圧VDY1,VDY2,VDYNとなり、ダイオードDN2のカソードがアノード1Aに接続される。
以上、説明したように、本実施形態に係る制御回路では、高圧発生回路20で発生した基準電位VRに基づいて、比較器COMPが過大入射判別信号VOUTを、モジュールの外部に出力する。ローレベルからハイレベルに切り替わった過大入射判別信号VOUTが外部に出力された場合には、アノード端子から出力されるデータの信頼性はなく、切り替わり前にはデータの信頼性があることが判明する。したがって、信頼性を判定しつつ検出を行うことができる。
図2は、光電子増倍管1への入射光量(相対値)とアノードから出力されるパルスの数(出力カウント(/s))の関係を示す対数−対数グラフである。
入射光量の増加に伴って、出力カウント(DATA2)はグラフ上でリニアに増加するが、入射光量があるレベル(≒10(相対値))を超えると、上述の理由から飽和を開始し、出力カウントが5×10(/s)程度に飽和する。光電子増倍管1への印加電圧(PMT印加電圧:DATA1)は、入射光量が5×10(相対値)を超えると低下を始め、過大光検出出力(DATA3)としての過大光入射判別信号VOUTがローレベルからハイレベル(本例では4V)に切り替わる。判別手段による過大光入射判別信号VOUTの切り替わりは、アノード出力が飽和する入射光量の領域(10〜1010(相対値))内に設定されている(条件A)。これは、過大光入射による高圧発生回路の電位低下(基準電位VRの低下)は、アノード出力の飽和後に生じているからである。なお、この切り替わりは、図1の接続点Xの下流に接続されたトランジスタQ3の起動によって行われるため、トランジスタQ3の立ち上がり閾値電流を規定する抵抗R3の抵抗値は、条件Aに合うように決定すればよい。本例では、抵抗R3の抵抗値は40Ωに設定されている。
図3は、(a)入射光強度、(b)出力カウント数、(c)PMT印加電圧、(d)交流発生回路の消費電流、及び(e)過大光検出出力のタイミングチャートである。ここでは、(a)に示すように、入射光強度が徐々に高くなり、過大光と判定されるような強度以上のピークを経て、徐々に入射光強度が低くなるような場合を一例として挙げる。
入射光強度が徐々に高くなるに従い、出力カウント数が増加し、交流発生回路3内の消費電流も増加し続けるが、入射光強度があるレベルに到達すると(時刻t)、出力カウント数は減少を始め、PMT印加電圧(基準電位VR)は低下を始め、交流発生回路3内の消費電流も飽和し始める。このとき、過大光検出出力は、ハイレベルに切り替わる。その後、入射光強度が、ピークに達した後に徐々に低くなり始めると、出力カウント数は再び増加し始め、PMT印加電圧は上昇し始め(基準電位VR上昇)、交流発生回路の消費電流は低下を始める。そして、入射光強度があるレベルに到達すると(時刻t)、出力カウント数が再び低下し始め、PMT印加電圧(基準電位VR)は安定し始め、交流発生回路3内の消費電流は減少し始める。この時、過大光検出出力はハイレベルからローレベルに切り替わる。
すなわち、連続した測定において、過大光検出出力がハイレベルの期間(過大光検出回路動作)を除くことで、信頼性のあるデータの測定が可能となる。これは、ある測定をしつつ、電源をシャットダウンしてしまう測定法では、シャットダウン以降のデータ測定が、入射光強度の変化に関係なく、少なくとも装置の立ち上がりの時間分できないことに比べ、PMT印加電圧復帰後(時刻t以降)すぐに、つまり信頼性のあるデータが得られるようになった時点からの測定が高速で容易であるという利点を有する。
従来の電圧の自動回復機能が無いシャットダウン構成の場合、手動で電源を入れ直す等の作業が必要であり、連続した測定が出来なかったが、本構成では、連続測定が可能となる。また、いったん高圧電源をOFFし、ある程度の時間が経過すると自動的に高圧がONとなる自動回復機能がある装置の場合には、フォトンカウンティングで出力パルスを蓄積する時間内に高圧のON、OFFが繰り返され、高圧ON時にパルスが出力されてしまうため、測定結果としては、ある数値(パルス数)が得られてしまい、この数値が、正常なものか、異常なものかは、その結果のみでは区別かつかなかった。しかしながら、本装置では、正常値であるのか異常値であるのかの判別も可能である。
また、過大光検出出力は、以下の用途に用いることができる。
過大光検出出力を、カウンタ回路からのデータを読み出しに用いるマイクロコントローラ(CPU)等のIOポートに接続し、監視することで、得られたデータが過大光時のデータかどうかの判定をマイクロコントローラ内で自動的に行うことができる。
さらに、過大光検出出力を、LED駆動回路に接続し、過大光が入力された場合、LEDを発光させて異常を知らせることができる。
また、過大光検出出力を、シャッタ駆動回路に接続し、過大光が入射された場合、光電子増倍管1の光入射面に配置されたシャッタを閉じて、過大光が入らないように制御することも可能である。
また、過大光検出出力を、アラーム駆動回路に接続し、過大光が入射された場合、音を出して異常を知らせる制御を行うこともできる。
なお、上述の回路は、抵抗分割方式で各ダイノードへ供給する分割電圧を生成する場合にも、アクティブブリーダを用いて分割電圧を生成する場合にも適用することが可能である。
光電子増倍管モジュールの回路図である。 光電子増倍管1への入射光量(相対値)とアノードから出力されるパルスの数(出力カウント(/s))の関係を示す対数−対数グラフである。 (a)入射光強度、(b)出力カウント数、(c)PMT印加電圧、(d)交流発生回路の消費電流、及び(e)過大光検出出力のタイミングチャートである。
符号の説明
1A・・・アノード、1C・・・光電陰極、1・・・光電子増倍管、1H・・・真空容器、1W・・・面板、2・・・整流回路、3L・・・トランス、3・・・交流発生回路、3D・・・判別手段、5c・・・パルスアンプ、5c・・・結合コンデンサ、5e・・・信号処理回路、5d・・・比較器、10・・・光電子増倍管モジュール、10C・・・筐体、20・・・高圧発生回路、AMP・・・エラーアンプ、COMP・・・比較器、DYN・・・ダイノード、L1,L2・・・一次側コイル、L3・・・二次側コイル、L4・・・補助コイル、Q1,Q2・・・スイッチング素子、R1,R2・・・分圧抵抗、R3・・・抵抗、R4・・・抵抗、R・・・検出抵抗、SP1・・・ステムピン、SPA・・・ステムピン、VIN・・・直流入力端子、VOUT・・・モニタ端子、VOUT・・・過大光入射判別信号、VR・・・基準電位。

Claims (5)

  1. 光電子増倍管に与えられる複数の動作電圧を生成する高圧発生回路と、
    前記光電子増倍管のアノード出力を取り出すアノード端子と、
    前記高圧発生回路で発生した基準電位が閾値を下回った場合に値が切り替わる過大光入射判別信号を生成する判別手段と、
    前記過大光入射判別信号を外部に取り出すモニタ端子と、
    を備えることを特徴とする光電子増倍管の制御回路。
  2. 前記判別手段は、
    前記基準電位が第1入力端子に入力されるエラーアンプと、
    直流入力端子と前記エラーアンプの第2入力端子との間に介在する検出抵抗と、
    前記エラーアンプの前記第2入力端子と前記検出抵抗の接続点及び前記閾値を与える電位がそれぞれ接続される一対の入力端子を有する比較器と、
    前記接続点の下流に接続され、その制御入力端子が前記エラーアンプの出力端子に接続されたトランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の光電子増倍管の制御回路。
  3. 前記高圧発生回路は、
    入力電圧に応じて交流電圧を発生する交流発生回路と、
    前記交流発生回路から出力された交流電圧から複数の前記動作電圧を生成する整流回路と、
    を有し、
    前記交流発生回路は、
    前記エラーアンプの出力端子とスイッチング素子との間に接続された一次側コイル、及び前記整流回路の入力側に接続された二次側コイルを有するトランスとを備え、
    前記基準電位は、前記二次側コイルとグランドとの間で抵抗分割されることで規定される電位であり、前記エラーアンプの前記第1入力端子に帰還されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の光電子増倍管の制御回路。
  4. 前記一次側コイルは、同一極性の第1及び第2コイルを直列に接続してなり、
    前記スイッチング素子は、前記第1コイルに接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタと前記第2コイルとの間に接続された第2トランジスタからなり、
    前記第1及び第2トランジスタの制御端子間は、前記トランス内の磁束によって起電力を生じる補助コイルによって接続され、前記第1及び第2トランジスタの一方の制御端子は前記エラーアンプの出力端子に接続され、
    前記第1及び第2トランジスタの接続点は、前記トランジスタの制御端子及び前記エラーアンプの出力端子を介して、前記第1及び第2コイルの接続点に接続されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の光電子増倍管の制御回路。
  5. 前記判別手段による過大光入射判別信号の切り替わりは、前記アノード出力が飽和する入射光量の領域内に設定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光電子増倍管の制御回路。

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