JP2008256411A - 位置決め用画像処理装置および位置決め用画像処理方法 - Google Patents

位置決め用画像処理装置および位置決め用画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部から構成されて旋回駆動部を有さない旋回駆動部レス位置決めステージ機構に対して、平行駆動部と旋回駆動部を有する旋回駆動部付位置決めステージ機構と同様に1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することのできる画像処理装置を提供する。
【解決手段】直線駆動部の変位量から旋回駆動部付位置決めステージ機構部座標系におけるステージの平行・旋回補正値を演算する補正値演算部4と、ステージ旋回中心位置を特定し、前記平行・旋回補正値を直線駆動部変位量に変換するステージ座標/補正値変換部11とを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、平行運動部と旋回運動部を有する位置決めステージ上に搭載された対象物の平行ズレ量と角度ズレ量を検出して、位置決めステージの駆動部を動作させて対象物を所定の位置・姿勢に補正するための補正値を求める位置決め用画像処理装置および位置決め用画像処理方法に関する。
従来の位置決め用画像処理装置は、対象物上の少なくとも2箇所の位置決めマーク位置を認識することで平行ズレ量と角度ズレ量を検出して、対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めている。
ここで求められる補正値は、対象物の平行移動を行うための直線駆動部と旋回移動を行うための旋回駆動部を有する位置決めステージ機構においては直接使用して補正動作することが可能であるが、直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構(例えば、特許文献1参照)に対しては、旋回駆動部に対する角度変位量である補正値を与えても直接使用して補正動作することはできず、ステージ制御装置において直線駆動部の変位量に変換した上で動作させなければならないという問題がある。
図3は従来の位置決め用画像処理装置のブロック図である。
図において、各ブロック部は回路またはソフトで実現している。301は主演算部、302は画像入力部、303はカメラ、304は補正値演算部、305はステージ座標/補正値入出力部、306はヒューマンインタフェイス部、307は入力装置、308は表示器、309は位置決めステージ機構制御装置である。
図において、カメラ303にて撮像された対象物の位置決めマーク画像(図4の410a,410b)は画像入力部302に入力され、主演算部301と補正値演算部304により演算処理されて補正値が算出され、ステージ座標/補正値入出力部305を通じて位置決めステージ機構制御装置309に出力される。
補正値演算部304での補正値演算においては、位置決めステージ機構制御装置309からステージ座標/補正値入出力部305を通じて入力されたステージ旋回中心位置座標と旋回角度を補正値演算に使用する。
なお、主演算部301には、ヒューマンインタフェイス部308が接続され、入力装置307による操作入力と表示器8への画面出力を行っている。
特開平11−245128号公報(第16頁、図4)
図4は、旋回駆動部を有する位置決めステージ機構の概念図である。
図において、401は機台、402はテーブル、403はX軸直線駆動部、404はY軸直線駆動部、405は旋回駆動部、406は対象物、407はステージ制御装置、408は画像処理装置、409aと409bはカメラ、410aと410bは位置決めマークである。
機台401の上に、403,404のX−Y直線駆動部と、旋回駆動部405が取付けられ、その上にテーブル402が取付けられ、位置決めマーク410aと410bの形成された対象物406が搭載される。407はステージ制御装置であり、画像処理装置408から受取った補正値を使用して各駆動軸を制御する。
画像処理装置408は、2台のカメラ409aと409bによりそれぞれ位置決めマーク410aと410bを撮像してマーク位置を認識し、対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を補正値演算部304(図3)において算出する。
図5は、特許文献1に開示された図4とは異なる原理の別の位置決めステージ機構の概念図である。
図において、501は機台、502はテーブル、503は第1直線運動案内部、504は第2直線運動案内部、505は旋回運動案内部、506はX1軸直線駆動部、507はX2軸直線駆動部、508はY軸直線駆動部、509は2軸平行・1軸旋回運動案内部である。
機台501の上にテーブル502が、第1直線運動案内部503、第2直線運動案内部504、旋回運動案内部505からなる2軸平行・1軸旋回運動案内部509の4組を介して取付けられており、そのうちの3組には直線駆動部506,507,508が取付けられ、図示しないステージ制御装置からの指令により動作させている。
テーブル502をテーブル中心に対して旋回させる場合には、ステージ制御装置に組み込まれた幾何学的に定まる所定旋回角度と直線駆動部変位量との関係式により旋回補正値から直線駆動部506,507,508の変位量に変換してから制御を行う。
また、旋回補正動作により発生する対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出して、位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正するための補正値を求めることは、物理的に1点に定まる(図4のような)ステージ旋回中心の存在する旋回駆動部を有する位置決めステージ機構においては容易であるが、特許文献に記載の(図5のような)位置決めステージ機構では、中抜き構造が可能となり、ステージ全高を低くでき、かつステージ上の任意の位置を中心として旋回移動できる利点を備える一方で、物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在せず、直線駆動部の位置情報から機構部座標系におけるステージの旋回中心位置を特定することが困難であり、旋回補正を実行した後で旋回補正動作によって発生した平行ズレ量に対して、再度位置決めマーク位置の認識から平行補正動作を実行しなければならないという問題があった。
図6は、図5と同じく旋回駆動部を有さない位置決めステージ機構であるが、構成が図5とは異なるの別の位置決めステージ機構の例である。
図において、601は機台、602はテーブル、603は荷重支持部、604は旋回運動案内部、605はX軸直線駆動部、606はY1軸直線駆動部、607はY2軸直線駆動部、608は直線運動案内部である。
機台601の上にテーブル602が、荷重支持部603を介して取付けられており、テーブルの一端の支持部にはX軸直線駆動部605、Y1軸直線駆動部606の先端に取付けられた旋回運動案内部604が取付けられ、もう一端には直線運動案内部608を介してY2軸直線駆動部607の先端に取付けられた旋回運動案内部604が取付けられている。
このように、図6の位置決めステージ機構は特許文献1にある位置決めステージ機構とは異なる機構であるため、当然、旋回補正値Δθから直線駆動部606,607駆動量への変換演算は異なるものである。
以上、3タイプの従来の位置決め用画像処理装置を示したが、これらは以下の(a)と(b)の2つのグループに分けることができる。
(a)図4のように物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在する位置決めステージ機構に対しては、位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めることによりマーク認識を1回で実行している。
(b)これに対して、図5および図6のような、物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在しない位置決めステージ機構に対しては、旋回補正動作用の位置決めマーク認識と平行補正動作用の位置決めマーク認識を2回に分けて実行し、さらに、旋回補正値についてはステージ制御装置において直線駆動部の変位量に変換しているのである。
また、ステージ制御装置では図5と図6のように種類の異なる機構の場合は、その種類に応じて異なる変換演算部が必要となった。
以上、説明したように、従来の位置決め用画像処理装置は、物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在する対象物の平行移動を行うための直線駆動部と旋回移動を行うための旋回駆動部を有する位置決めステージ機構に対しては、位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正を求めることによりマーク認識を1回で実行することができるが、物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在しない直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構に対しては旋回補正動作用の位置決めマーク認識と平行補正動作用の位置決めマーク認識を2回に分けて実行しなければならない問題があった。
さらに、旋回補正値についてステージ制御装置において直線駆動部の変位量に変換した上で動作させなければならないう問題があった。
また、ステージ制御装置では機構の種類に応じた異なる変換演算部が必要であるという問題もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、(図5〜図7のような)物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在しない位置決めステージ機構に対して、(図4のような)物理的に1点に定まるステージ旋回中心となる旋回軸が存在する位置決めステージ機構に対して行なうのと同様に、ステージ制御装置において変換不要で直接使用できる直線駆動部の補正値を求めるとともに、位置決めステージ機構座標系におけるステージの旋回中心位置を特定し、旋回補正動作により発生する対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出して、位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することのできる補正値を求めることを可能とし、さらに複数の機構に対して簡単なパラメータの設定だけで対応することができる位置決め用画像処理装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1記載の位置決め用画像処理装置の発明は、平行運動部と旋回運動部を有する位置決めステージ上に搭載された対象物の平行ズレ量と角度ズレ量を検出し、前記位置決めステージの駆動部を動作させて前記対象物を所定の位置・姿勢に補正する補正値を求める位置決め用画像処理装置であって、前記対象物の平行移動を行うための直線駆動部と前記対象物の旋回移動を行うための旋回駆動部を有する位置決めステージ機構(以後、「旋回駆動部付位置決めステージ機構」という)による補正動作に必要な平行・旋回の補正値を前記平行ズレ量と前記角度ズレ量から求める補正値演算部を備えた位置決め用画像処理装置において、
前記旋回駆動部を有さずに前記直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構(以後、「旋回駆動部レス位置決めステージ機構」という)による補正動作に必要な直線駆動部に対する補正値を求めるステージ座標/補正値変換部を備え、
前記ステージ座標/補正値変換部が、前記位置決めステージの平行・旋回変位量をステージ原点位置からの変位量として取り扱い、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量情報から前記位置決めステージの平行・旋回変位量に変換することと、前記平行ズレ量と前記角度ズレ量より求めた平行・旋回の補正値から前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量に変換することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の位置決め用画像処理装置において、前記ステージ座標/補正値変換部が、機構部座標系における位置決めステージの旋回中心位置をステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定し、旋回補正動作により発生する前記対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出し、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により前記対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の位置決め用画像処理装置に係り、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台の上に、第1直線運動案内部と第2直線運動案内部と旋回運動案内部との重ね合わせからなる2軸平行・1軸旋回運動案内部の4組が矩形状の4点の位置に配設されその上にテーブル取付けられ、そのうちの3組にはそれぞれX1軸直線駆動部とX2軸直線駆動部とY軸直線駆動部が取付けられてなるものである位置決め用画像処理装置において、前記各旋回運動案内部の旋回軸中心を通る仮想円の中心を仮想のステージ旋回中心として、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X1軸直線駆動部と前記X2軸直線駆動部と前記Y軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx10,x20,y0として、前記位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記仮想円の半径をRとし、前記各旋回軸中心のステージ機械座標系X軸から測った角度として定義された角度位置として、X1軸とX2とY軸の角度位置をそれぞれθX1,θX2,θYとして、前記ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、ステージ直線駆動部X1軸とX2軸とY軸の現在値をそれぞれx1,x2,yとしたとき、
前記ステージ座標/補正値変換部が、角度θは以下の式1で求め、
Figure 2008256411
式1で求められたステージ角度θと前記直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式2で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx1,Δx2,Δyへの変換は以下の式3にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の位置決め用画像処理装置に係り、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、もう一端には直線運動案内部を介してY2軸直線駆動部の先端に取付けられた旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対して固定されており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記テーブル面に対して前記直線運動案内部を介して取り付けられており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記機台に対してX方向には移動しないが、前記テーブル面に対しては自由に移動するので、ステージ旋回動作に伴って前記機台のY方向にのみ直線移動する構造となるものである位置決め用画像処理装置において、前記Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、前記ステージ座標/補正値変換部が、角度θは以下の式4で求め、
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと前記各直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式5で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式6にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の位置決め用画像処理装置に係り、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、もう一端の支持部にはY2旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2旋回運動案内部をY2軸直線駆動部と直線運動案内部とで支持し、前記Y2軸直線駆動部が前記直線運動案内部を介して前記機台に固定され、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対してX方向に自由に移動するので、位置決めステージの旋回動作に伴ってテーブル面に固定された前記旋回運動案内部が円弧を描いて移動する構造となるものである位置決め用画像処理装置において、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構部の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、前記ステージ座標/補正値変換部が、角度θは以下の式7で求め、
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと前記X軸直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式8で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式9にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の位置決め用画像処理装置に係り、前記ステージ座標/補正値変換部にパラメータ設定部が接続され、前記パラメータ設定部には位置決めステージ機構の種類を特定するためのパラメータと、変換演算に使用するためのパラメータとが内蔵されており、前記パラメータ設定値に応じて前記ステージ座標/補正値変換部の動作を規定することにより、複数種類の位置決めステージ機構に対応できることを特徴とする。
請求項7記載の位置決め用画像処理方法の発明は、平行運動部と旋回運動部を有する位置決めステージ上に搭載された対象物の平行ズレ量と角度ズレ量を検出し、前記位置決めステージの駆動部を動作させて前記対象物を所定の位置・姿勢に補正する補正値を求める位置決め用画像処理方法であって、旋回駆動部付位置決めステージ機構による補正動作に必要な平行・旋回の補正値を前記平行ズレ量と角度ズレ量から求める補正値演算ステップを備えた位置決め用画像処理方法において、旋回駆動部レス位置決めステージ機構による補正動作に必要な直線駆動部に対する補正値を求めるステージ座標/補正値変換ステップを備え、前記ステージ座標/補正値変換ステップが、前記位置決めステージの平行・旋回変位量をステージ原点位置からの変位量として取り扱い、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量情報から前記位置決めステージの平行・旋回変位量に変換するステップと、前記平行ズレ量と前記角度ズレ量より求めた平行・旋回の補正値から前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量に変換するステップを備えたことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の位置決め用画像処理方法において、前記ステージ座標/補正値変換ステップが、機構部座標系における位置決めステージの旋回中心位置をステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定するステップと、旋回補正動作により発生する前記対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出するステップと、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により前記対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めるステップと、を備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の位置決め用画像処理方法において、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台の上に、第1直線運動案内部と第2直線運動案内部と旋回運動案内部との重ね合わせからなる2軸平行・1軸旋回運動案内部の4組が矩形状の4点の位置に配設されその上にテーブル取付けられ、そのうちの3組にはそれぞれX1軸直線駆動部とX2軸直線駆動部とY軸直線駆動部が取付けられてなるものである位置決め用画像処理方法において、前記各旋回運動案内部の旋回軸中心を通る仮想円の中心を仮想のステージ旋回中心として、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X1軸直線駆動部と前記X2軸直線駆動部と前記Y軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx10,x20,y0として、前記位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記仮想円の半径をRとし、前記各旋回軸中心のステージ機械座標系X軸から測った角度として定義された角度位置として、X1軸とX2とY軸の角度位置をそれぞれθX1,θX2,θYとして、前記ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、ステージ直線駆動部X1軸とX2軸とY軸の現在値をそれぞれx1,x2,yとしたとき、前記ステージ座標/補正値変換ステップが、角度θは以下の式1で求め、
Figure 2008256411
式1で求められたステージ角度θと前記直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式2で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx1,Δx2,Δyへの変換は以下の式3にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の位置決め用画像処理方法において、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、もう一端には直線運動案内部を介してY2軸直線駆動部の先端に取付けられた旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対して固定されており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記テーブル面に対して前記直線運動案内部を介して取り付けられており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記機台に対してX方向には移動しないが、前記テーブル面に対しては自由に移動するので、ステージ旋回動作に伴って前記機台のY方向にのみ直線移動する構造となるものである位置決め用画像処理方法において、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
前記ステージ座標/補正値変換ステップが、角度θは以下の式4で求め、
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと前記各直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式5で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式6にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項8記載の位置決め用画像処理方法において、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、もう一端の支持部にはY2旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2旋回運動案内部をY2軸直線駆動部と直線運動案内部とで支持し、前記Y2軸直線駆動部が前記直線運動案内部を介して前記機台に固定され、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対してX方向に自由に移動するので、位置決めステージの旋回動作に伴ってテーブル面に固定された前記旋回運動案内部が円弧を描いて移動する構造となるものである位置決め用画像処理方法において、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
前記ステージ座標/補正値変換ステップが、角度θは以下の式7で求め、
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと前記X軸直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式8で求め、
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式9にて行う
Figure 2008256411
ことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項7記載の位置決め用画像処理方法において、前記ステージ座標/補正値変換ステップにパラメータ設定ステップを含み、前記パラメータ設定ステップでパラメータを設定することにより、位置決めステージ機構の種類を特定し、かつ特定された前記位置決めステージ機構の種類の変換演算が行なわれて、そのパラメータ設定値に応じて前記ステージ座標/補正値変換部の動作を規定することにより、複数種類の位置決めステージ機構に対応できることを特徴とする。
請求項1および7記載の発明によると、直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構に対して、ステージ制御装置における直線駆動部の補正値への変換演算を不要にすることができる。
また、請求項2および8記載の発明によると、直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することのできる補正値を求めることができる。
また、請求項3および9記載の発明によると、2軸平行・1軸旋回運動案内部を4組備えたタイプの旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することのできる補正値を求めることができる。
また、請求項4,5および10,11記載の発明によると、機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられて、テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持するタイプの旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することのできる補正値を求めることができる。
また、請求項6および12記載の発明によると、ステージ制御装置における機構の種類に応じた複数の変換演算部を不要にすることができる。
以上のように、本発明によれば、図4の位置決めステージ機構の持つ(1回の補正動作により対象物を所定の位置・姿勢に補正することができるので制御が迅速になるという)長所と、図5〜図7の位置決めステージ機構の持つ(中抜き構造が可能となり、ステージ全高を低くでき、かつステージ上の任意の位置を中心として旋回移動できるという)長所を兼ね備えた画像処理装置が得られることとなる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の位置決め用画像処理装置のブロック図である。
図において、各ブロック部は回路またはソフトで実現している。1は主演算部、2は画像入力部、3はカメラ、4は補正値演算部、5はステージ座標/補正値入出力部、6はヒューマンインタフェイス部、7は入力装置、8は表示器、9は位置決めステージ機構制御装置であり、11は本発明によって設けられたステージ座標/補正値変換部、12は同じく本発明によって設けられたパラメータ設定部である。
カメラ3にて撮像された対象物の位置決めマーク画像は画像入力部2に入力され、主演算部1と補正値演算部4により演算処理されて補正値が算出され、ステージ座標/補正値入出力部5を通じて位置決めステージ機構制御装置9に出力される。補正値演算部4においては、位置決めステージ機構制御装置9からステージ座標/補正値入出力部5を通じて入力されたステージ旋回中心位置座標と旋回角度を補正値演算に使用する。
なお、主演算部1には、ヒューマンインタフェイス部6が接続され、入力装置7による操作入力と表示器8への画面出力を行っている。
そして、本発明の装置が従来装置と異なる点は、上記のように、直線駆動部の変位量を機構部座標系におけるステージの平行・旋回変位量に変換しステージ旋回中心位置を特定する処理部として、また平行・旋回の補正値を直線駆動部変位量に変換する処理部として、ステージ座標/補正値変換部11と、位置決めステージ機構の種類に応じてステージ座標/補正値変換部11の動作の機能設定を行なわせるパラメータ設定部12を備えたことである。
次に、この位置決め用画像処理装置の操作について説明する。
(a)図4のような位置決めステージ機構に用いられる場合:
対象物の平行移動を行うための直線駆動部と旋回移動を行うための旋回駆動部を有する図4のような位置決めステージ機構を使用して対象物の位置決めを行う場合は、位置決めステージ機構制御装置9からの駆動軸現在値情報であるステージ旋回中心位置座標と旋回角度を、ステージ座標/補正値変換部11による変換を行わずステージ座標/補正値入出力部5を経由して補正値演算部へ送り補正値演算に使用するとともに、演算結果として求められた位置決めステージ機構の補正動作に必要な平行・旋回の補正値に対して変換を行わず位置決めステージ機構制御装置9に返し対象物の位置補正を行う。
(b)図5〜図7のような位置決めステージ機構に用いられる場合:
これに対して、直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構を使用して対象物の位置決めを行う場合は、位置決めステージ機構制御装置9からの駆動軸現在値情報をステージ座標/補正値変換部11にてステージ旋回中心位置座標と旋回角度情報へと変換し、前記と同様に補正値演算を行い、演算結果として平行・旋回の補正値を求め、これをステージ座標/補正値変換部11を通して、位置決めステージ機構の補正動作に必要な直線駆動部の変位量に変換して位置決めステージ機構制御装置9に返し、対象物の位置補正を行う。
以下に、ステージ座標/補正値変換部11の動作を具体例で示す。
〈図5の位置決めステージ機構の場合の補正〉:
図5に示す位置決めステージ機構においては、各旋回運動案内部の旋回軸中心を通る仮想円の中心を仮想のステージ旋回中心510として、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、X1軸直線駆動部506とX2軸直線駆動部507とY軸直線駆動部508の原点状態における現在値をそれぞれx10,x20,y0として、位置決めステージ機構部の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、仮想円の半径をRとし、各旋回軸中心のステージ機械座標系X軸から測った角度として定義された角度位置として、X1軸とX2とY軸の角度位置をそれぞれθX1,θX2,θYとして、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、ステージ直線駆動部X1軸とX2軸とY軸の現在値をそれぞれx1,x2,yとしたとき、角度θは以下の式1で求められる。
Figure 2008256411
式1で求められたステージ角度θと直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式2で求められる。
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx1,Δx2,Δyへの変換は、以下の式3にて行う。
Figure 2008256411
〈図6の位置決めステージ機構の場合の補正〉:
図6に示す位置決めステージ機構では、Y1軸旋回運動案内部604の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心としている。Y2軸直線駆動部608は機台601に対して固定されており、Y2軸旋回運動案内部605はテーブル面に対して直線運動案内部609を介して取り付けられている。Y2軸旋回運動案内部605は機台601に対してX方向には移動しないが、テーブル面に対しては自由に移動するので、ステージ旋回動作に伴って機台601のY方向にのみ直線移動する構造となっている。
図6に示す位置決めステージ機構において、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、X軸直線駆動部606とY1軸直線駆動部607とY2軸直線駆動部608の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、
位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、Y1軸直線駆動部607とY2軸直線駆動部608のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、
ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、X軸直線駆動部606とY1軸直線駆動部607とY2軸直線駆動部608の現在値をそれぞれx,y1,y2とし、角度θは以下の式4で求められる。
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと直線駆動部606〜608の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式5で求められる。
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式6にて行う。
Figure 2008256411
〈図7の位置決めステージ機構の場合の補正〉:
図7に示す位置決めステージ機構は、図6に示す位置決めステージ機構とはY2軸直線駆動部708とY1旋回運動案内部704,Y2旋回運動案内部705と直線運動案内部709の位置関係が異なっており、Y2軸直線駆動部708が機台に対して固定されず、直線運動案内部709を介して取り付けられている。Y1軸旋回運動案内部704の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心としている部分は同じである。Y2軸直線駆動部708は機台701に対してX方向に自由に移動するので、位置決めステージの旋回動作に伴ってテーブル面に固定された旋回運動案内部705が円弧を描いて移動する構造となっている。
図7に示す位置決めステージ機構において、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、X軸直線駆動部706とY1軸直線駆動部707とY2軸直線駆動部708の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、Y1軸直線駆動部707とY2軸直線駆動部708のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、X軸直線駆動部706とY1軸直線駆動部707とY2軸軸直線駆動部708の現在値をそれぞれx,y1,y2とし、角度θは以下の式7で求められる。
Figure 2008256411
上式で求められたステージ角度θと直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式8で求められる。
Figure 2008256411
平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式9にて行う。
Figure 2008256411
なお、対象物の平行移動を行うための直線駆動部と旋回移動を行うための旋回駆動部を有する位置決めステージ機構と、直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより旋回駆動部を有さずに平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構とに対するステージ座標/補正値変換部11の動作の切り替えは、変換部自体の動作を変更するだけでなく、変換部を通す/通さないの選択によっても良い。
なお、図6と図7では、「荷重支持部」としてそれぞれ603(図6)と703(図7)に示すようなボールで受けるようにして実現しているが、本発明はもちろんこれに限定されるものでなく、他の機構、例えば空気浮上や磁気浮上といったステージのテーブル面が平面上を自由に動くことができるような機構であればどのようなものでもよい。図4にあるような2軸平行・1軸旋回運動案内機構での荷重支持も当然可能である。
また、将来新規の位置決めステージ機構が考案された場合は、ステージ座標/補正値変換部11に関係式を組込み、パラメータ設定部12には変換演算に使用するパラメータを追加すればよい。
本実施例では、直線駆動部の変位量を機構部座標系におけるステージの平行・旋回変位量に変換しステージ旋回中心位置を特定する処理部として、また平行・旋回の補正値を直線駆動部変位量に変換する処理部として、11のステージ座標/補正値変換部と12のパラメータ設定部を備えているが、この処理部はソフトウェアで実現しても良い。
パラメータ設定部12には、図4〜図7に示す位置決めステージ機構の種類を特定するためのパラメータと変換演算に使用するためのパラメータが内蔵されており、設定値に応じてステージ座標/補正値変換部11の動作を規定する。
図2は本発明に係る位置決め用画像処理装置における位置決め補正値算出方法の処理フロー図で、(a)は初期設定フロー、(b)は本発明に係る処理フローである。
(b)の処理フローが開始される前に、まず、(a)に示す初期設定フローを実施しておく。(a)において、初期設定フローが開始すると、ステップS11で直線駆動部が原点位置にあるときは、ステップS12でその原点位置における現在位置データを原点データとして記憶させておく(初期設定)。
次に、(b)に示す処理フローが開始すると、ステップS21で原点データと直線駆動部の現在位置データの差を求め、以下S22〜S27へ順に進む。る。
S22は直線駆動部の位置情報を原点位置からの変位量情報として算出するステップであり、
S23は直線駆動部の変位量情報から機構部座標系におけるステージの平行・旋回変位量に変換するステップであり、
S24は機構部座標系におけるステージの旋回中心位置をステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定するステップであり、
S25は旋回補正動作により発生する対象物の平行変位量を求めて旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出するステップであり、
S26は対象物を1回の補正動作により所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を同時に計算するステップであり、
S27は平行・旋回の補正値から直線駆動部の変位量に変換するステップである。
このように図2の本発明の処理フローから判るように、本発明によれば、直線駆動部の位置情報を原点位置からの変位量情報として算出し、ステージの旋回中心位置をステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定しているので、旋回補正動作により発生する対象物の平行変位量を求めて旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出して、対象物を1回の補正動作により所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を同時に計算することができる。
以上、本発明によれば、対象物を1回の補正動作により所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を同時に計算することができるので、ステージ制御装置の制御動作が迅速になり、しかも位置決めステージ機構を中抜き構造とすることが可能となるので、ステージ全高を低くでき、かつステージ上の任意の位置を中心として旋回移動できる位置決めステージ機構の長所も兼ね備えることができる。
本発明の実施例を示す位置決め用画像処理装置のブロック図である。 図1の位置決め用画像処理装置における位置決め補正値算出方法の処理フロー図である。 従来の位置決め用画像処理装置のブロック図である。 旋回駆動部を有する位置決めステージ機構の概念図である。 旋回駆動部を有さない位置決めステージ機構の一例を示す概念図である。 旋回駆動部を有さない位置決めステージ機構の別の例を示す概念図である。 図6に示す位置決めステージ機構の変形例を示す概念図である。
符号の説明
1 主演算部
2 画像入力部
3 カメラ
4 補正値演算部
5 ステージ座標/補正値入出力部
6 ヒューマンインタフェイス部
7 入力装置
8 表示器
9 位置決めステージ機構制御装置
11 ステージ座標/補正値変換部
12 パラメータ設定部
301 主演算部
302 画像入力部
303 カメラ
304 補正値演算部
305 ステージ座標/補正値入出力部
306 ヒューマンインタフェイス部
307 入力装置
308 表示器
309 位置決めステージ機構制御装置
401 機台
402 テーブル
403 X軸直線駆動部
404 Y軸直線駆動部
405 旋回駆動部
406 対象物
407 ステージ制御装置
408 画像処理装置
409a 、409b カメラ
410a 、410b 位置決めマーク
501 機台
502 テーブル
503 第1直線運動案内部
504 第2直線運動案内部
505 旋回運動案内部
506 X1軸直線駆動部
507 X2軸直線駆動部
508 Y軸直線駆動部
509 2軸平行・1軸旋回運動案内部
510 仮想旋回中心
601 機台
602 テーブル
603 荷重支持部
604 Y1軸旋回運動案内部
605 Y2軸旋回運動案内部
606 X軸直線駆動部
607 Y1軸直線駆動部
608 Y2軸直線駆動部
609 直線運動案内部
701 機台
702 テーブル
703 荷重支持部
704 Y1軸旋回運動案内部
705 Y2軸旋回運動案内部
706 X軸直線駆動部
707 Y1軸直線駆動部
708 Y2軸直線駆動部
709 直線運動案内部

Claims (12)

  1. 平行運動部と旋回運動部を有する位置決めステージ上に搭載された対象物の平行ズレ量と角度ズレ量を検出し、前記位置決めステージの駆動部を動作させて前記対象物を所定の位置・姿勢に補正する補正値を求める位置決め用画像処理装置であって、
    前記対象物の平行移動を行うための直線駆動部と前記対象物の旋回移動を行うための旋回駆動部を有する位置決めステージ機構(以後、「旋回駆動部付位置決めステージ機構」という)による補正動作に必要な平行・旋回の補正値を前記平行ズレ量と前記角度ズレ量から求める補正値演算部を備えた位置決め用画像処理装置において、
    前記旋回駆動部を有さずに前記直線駆動部と直線運動案内部と旋回運動案内部を組み合わせることにより平行・旋回移動を行う位置決めステージ機構(以後、「旋回駆動部レス位置決めステージ機構」という)による補正動作に必要な直線駆動部に対する補正値を求めるステージ座標/補正値変換部を備え、
    前記ステージ座標/補正値変換部が、
    前記位置決めステージの平行・旋回変位量をステージ原点位置からの変位量として取り扱い、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量情報から前記位置決めステージの平行・旋回変位量に変換することと、
    前記平行ズレ量と前記角度ズレ量より求めた平行・旋回の補正値から前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量に変換することを特徴とする位置決め用画像処理装置。
  2. 前記ステージ座標/補正値変換部が、機構部座標系における位置決めステージの旋回中心位置を前記ステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定し、
    旋回補正動作により発生する前記対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出し、
    前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により前記対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めることを特徴とする請求項1記載の位置決め用画像処理装置。
  3. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台の上に、第1直線運動案内部と第2直線運動案内部と旋回運動案内部との重ね合わせからなる2軸平行・1軸旋回運動案内部の4組が矩形状の4点の位置に配設されその上にテーブル取付けられ、そのうちの3組にはそれぞれX1軸直線駆動部とX2軸直線駆動部とY軸直線駆動部が取付けられてなるものである位置決め用画像処理装置において、
    前記各旋回運動案内部の旋回軸中心を通る仮想円の中心を仮想のステージ旋回中心として、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X1軸直線駆動部と前記X2軸直線駆動部と前記Y軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx10,x20,y0として、前記位置決めステージ機構部の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記仮想円の半径をRとし、前記各旋回軸中心のステージ機械座標系X軸から測った角度として定義された角度位置として、X1軸とX2軸とY軸の角度位置をそれぞれθX1,θX2,θYとして、前記ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、ステージ直線駆動部X1軸とX2軸とY軸の現在値をそれぞれx1,x2,yとしたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換部が、
    角度θは以下の式1で求め、
    Figure 2008256411
    式1で求められたステージ角度θと前記直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式2で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx1,Δx2,Δyへの変換は以下の式3にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項2記載の位置決め用画像処理装置。
  4. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、もう一端には直線運動案内部を介してY2軸直線駆動部の先端に取付けられた旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対して固定されており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記テーブル面に対して前記直線運動案内部を介して取り付けられており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記機台に対してX方向には移動しないが、前記テーブル面に対しては自由に移動するので、ステージ旋回動作に伴って前記機台のY方向にのみ直線移動する構造となるものである位置決め用画像処理装置において、
    前記Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構部の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換部が、
    角度θは以下の式4で求め、
    Figure 2008256411
    上式で求められたステージ角度θと前記各直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式5で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式6にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項2記載の位置決め用画像処理装置。
  5. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、もう一端の支持部にはY2旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2旋回運動案内部をY2軸直線駆動部と直線運動案内部とで支持し、前記Y2軸直線駆動部が前記直線運動案内部を介して前記機台に固定され、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対してX方向に自由に移動するので、位置決めステージの旋回動作に伴ってテーブル面に固定された前記旋回運動案内部が円弧を描いて移動する構造となるものである位置決め用画像処理装置において、
    ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換部が、
    角度θは以下の式7で求め、
    Figure 2008256411
    上式で求められたステージ角度θと前記X軸直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式8で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式9にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項2記載の位置決め用画像処理装置。
  6. 前記ステージ座標/補正値変換部にパラメータ設定部が接続され、前記パラメータ設定部には位置決めステージ機構の種類を特定するためのパラメータと、変換演算に使用するためのパラメータとが内蔵されており、前記パラメータ設定値に応じて前記ステージ座標/補正値変換部の動作を規定することにより、複数種類の位置決めステージ機構に対応できることを特徴とする請求項1記載の位置決め用画像処理装置。
  7. 平行運動部と旋回運動部を有する位置決めステージ上に搭載された対象物の平行ズレ量と角度ズレ量を検出し、前記位置決めステージの駆動部を動作させて前記対象物を所定の位置・姿勢に補正する補正値を求める位置決め用画像処理方法であって、
    旋回駆動部付位置決めステージ機構による補正動作に必要な平行・旋回の補正値を前記平行ズレ量と角度ズレ量から求める補正値演算ステップを備えた位置決め用画像処理方法において、
    旋回駆動部レス位置決めステージ機構による補正動作に必要な直線駆動部に対する補正値を求めるステージ座標/補正値変換ステップを備え、
    前記ステージ座標/補正値変換ステップが、
    前記位置決めステージの平行・旋回変位量をステージ原点位置からの変位量として取り扱い、前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量情報から前記位置決めステージの平行・旋回変位量に変換するステップと、
    前記平行ズレ量と前記角度ズレ量より求めた平行・旋回の補正値から前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構の前記直線駆動部の変位量に変換するステップを備えたことを特徴とする位置決め用画像処理方法。
  8. 前記ステージ座標/補正値変換ステップが、
    機構部座標系における位置決めステージの旋回中心位置をステージ原点位置における旋回中心位置からの変位量として特定するステップと、
    旋回補正動作により発生する前記対象物の平行変位量を求めることにより旋回補正後の対象物位置をあらかじめ算出するステップと、
    前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構による1回の補正動作により前記対象物を所定の位置・姿勢に補正するための平行・旋回の補正値を求めるステップと、を備えたことを特徴とする請求項7記載の位置決め用画像処理方法。
  9. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台の上に、第1直線運動案内部と第2直線運動案内部と旋回運動案内部との重ね合わせからなる2軸平行・1軸旋回運動案内部の4組が矩形状の4点の位置に配設されその上にテーブル取付けられ、そのうちの3組にはそれぞれX1軸直線駆動部とX2軸直線駆動部とY軸直線駆動部が取付けられてなるものである位置決め用画像処理方法において、
    前記各旋回運動案内部の旋回軸中心を通る仮想円の中心を仮想のステージ旋回中心として、ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X1軸直線駆動部と前記X2軸直線駆動部と前記Y軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx10,x20,y0として、前記位置決めステージ機構部の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記仮想円の半径をRとし、前記各旋回軸中心のステージ機械座標系X軸から測った角度として定義された角度位置として、X1軸とX2軸とY軸の角度位置をそれぞれθX1,θX2,θYとして、前記ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、ステージ直線駆動部X1軸とX2軸とY軸の現在値をそれぞれx1,x2,yとしたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換ステップが、
    角度θは以下の式1で求め、
    Figure 2008256411
    式1で求められたステージ角度θと前記直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式2で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx1,Δx2,Δyへの変換は以下の式3にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項8記載の位置決め用画像処理方法。
  10. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、もう一端には直線運動案内部を介してY2軸直線駆動部の先端に取付けられた旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対して固定されており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記テーブル面に対して前記直線運動案内部を介して取り付けられており、前記Y2軸旋回運動案内部は前記機台に対してX方向には移動しないが、前記テーブル面に対しては自由に移動するので、ステージ旋回動作に伴って前記機台のY方向にのみ直線移動する構造となるものである位置決め用画像処理方法において、
    ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換ステップが、
    角度θは以下の式4で求め、
    Figure 2008256411
    上式で求められたステージ角度θと前記各直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式5で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式6にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項8記載の位置決め用画像処理方法。
  11. 前記旋回駆動部レス位置決めステージ機構が、
    機台上にテーブルが荷重支持部を介して取付けられており、前記テーブルの一端の支持部にはY1旋回運動案内部が取付けられ、前記Y1旋回運動案内部をY1軸直線駆動部とX軸直線駆動部とで支持し、Y1軸旋回運動案内部の旋回軸中心を仮想のステージ旋回中心とし、もう一端の支持部にはY2旋回運動案内部が取付けられ、前記Y2旋回運動案内部をY2軸直線駆動部と直線運動案内部とで支持し、前記Y2軸直線駆動部が前記直線運動案内部を介して前記機台に固定され、前記Y2軸直線駆動部は前記機台に対してX方向に自由に移動するので、位置決めステージの旋回動作に伴ってテーブル面に固定された前記旋回運動案内部が円弧を描いて移動する構造となるものである位置決め用画像処理方法において、
    ステージ原点状態におけるステージ角度と旋回中心の座標が0であるものとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部の原点状態における現在値をそれぞれx0,y10,y20として、位置決めステージ機構の幾何学的位置関係を定義するパラメータとして、前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸直線駆動部のX軸方向の距離をl(小文字のエル)として、ステージ平行・旋回移動後のステージ旋回中心座標をcx、cyとし、ステージ角度をθとし、前記X軸直線駆動部と前記Y1軸直線駆動部と前記Y2軸軸直線駆動部の現在値をそれぞれx,y1,y2としたとき、
    前記ステージ座標/補正値変換ステップが、
    角度θは以下の式7で求め、
    Figure 2008256411
    上式で求められたステージ角度θと前記X軸直線駆動部の現在値より、ステージ旋回中心座標cx、cyは以下の式8で求め、
    Figure 2008256411
    平行・旋回の補正値ax,ay,aθから、補正動作のための直線駆動部変位量Δx,Δy1,Δy2への変換は、以下の式9にて行う
    Figure 2008256411
    ことを特徴とする請求項8記載の位置決め用画像処理方法。
  12. 前記ステージ座標/補正値変換ステップにパラメータ設定ステップを含み、前記パラメータ設定ステップでパラメータを設定することにより、位置決めステージ機構の種類を特定し、かつ特定された前記位置決めステージ機構の種類の変換演算が行なわれて、そのパラメータ設定値に応じて前記ステージ座標/補正値変換部の動作を規定することにより、複数種類の位置決めステージ機構に対応できることを特徴とする請求項7記載の位置決め用画像処理方法。
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