JP2008256305A - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

空気調和装置の室内ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2008256305A
JP2008256305A JP2007100759A JP2007100759A JP2008256305A JP 2008256305 A JP2008256305 A JP 2008256305A JP 2007100759 A JP2007100759 A JP 2007100759A JP 2007100759 A JP2007100759 A JP 2007100759A JP 2008256305 A JP2008256305 A JP 2008256305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
heat exchanger
refrigerant
indoor
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007100759A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yamaguchi
貴弘 山口
Yoshio Ueno
嘉夫 上野
Hideki Hara
日出樹 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007100759A priority Critical patent/JP2008256305A/ja
Publication of JP2008256305A publication Critical patent/JP2008256305A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】非共沸混合冷媒を用いる空気調和装置の室内ユニットにおいて、吹出口から吹き出される空気お温度ムラを低減する。
【解決手段】天井埋込設置型の室内ユニット(30)では、室内ファン(47)の周囲を囲むように4つの室内熱交換器(50,60,…)が設けられる。各室内熱交換器(50,60,…)では、その下部に液側ヘッダ(51,61,…)が、その上部にガス側ヘッダ(52,62,…)がそれぞれ設けられている。各室内熱交換器(50,60,…)では、液側ヘッダ(51,61,…)とガス側ヘッダ(52,62,…)の一方から他方へ向かって上下方向に冷媒が流通する。室内ユニット(30)の下面を形成する化粧パネル(34)には、長方形状の吹出口(36)が形成されている。室内熱交換器(50,60,…)は吹出口(36)に沿って配置されており、室内熱交換器(50,60,…)での冷媒の流通方向が吹出口(36)の長手方向と概ね直交する。
【選択図】図2

Description

本発明は、非共沸混合冷媒を用いた空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
空気調和装置の室内ユニットとしては、例えば特許文献1に開示されているような天井設置型のものが知られている。この特許文献1に開示された室内ユニットでは、平面視でロ字状に形成された熱交換器がターボファンの周囲を囲むように配置されている。熱交換器を通過する際に冷却され又は加熱された空気は、熱交換器の四辺に沿って延びる吹出口から吹き出される。この室内ユニットの熱交換器では、吹出口の長手方向に沿った方向へ冷媒が流通する。
特許文献2には、非共沸混合冷媒が充填された冷媒回路を備えた空気調和装置が開示されている。この空気調和装置において、室内ユニットの熱交換器では、非共沸混合冷媒が空気と熱交換して蒸発し又は凝縮する。
特開2005−241243号公報 特開平08−136068号公報
ところで、非共沸混合冷媒には、気液平衡状態であって圧力が一定であっても、湿り度の変化に伴って温度が変化するという特性がある。具体的には、冷媒が蒸発する過程で湿り度が次第に低下してゆく場合、冷媒の温度は次第に上昇してゆく。一方、冷媒が凝縮する過程で湿り度が次第に上昇してゆく場合、冷媒の温度は次第に低下してゆく。これは、湿り度が高くなるにつれて液冷媒中の低沸点成分の割合が増えるからである。
上記特許文献1に開示されているような室内ユニット、即ち、熱交換器での冷媒の流通方向が吹出口の長手方向に沿っている室内ユニットを、非共沸混合冷媒を用いる空気調和機に適用すると、吹出口から吹き出される空気に温度ムラが生じるという問題がある。
具体的に、室内ユニットの熱交換器が蒸発器となる冷房運転時において、熱交換器の温度は、冷媒の入口に近い部分ほど低く、冷媒の入口から離れるに従って上昇する。このため、吹出口から吹き出される空気の温度も、熱交換器における冷媒の入口に近い部分ほど低く、冷媒の入口から離れるに従って上昇する。また、室内ユニットの熱交換器が凝縮器となる暖房運転時において、熱交換器の温度は、冷媒の入口に近い部分ほど高く、冷媒の入口から離れるに従って低下する。このため、吹出口から吹き出される空気の温度も、熱交換器における冷媒の入口に近い部分ほど高く、冷媒の入口から離れるに従って低下する。
このように室内ユニットの吹出口から吹き出される空気に温度ムラが生じると、在室者が不快感を感じる場合があり、室内の快適性を損なうおそれがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、非共沸混合冷媒を用いる空気調和装置の室内ユニットにおいて、吹出口から吹き出される空気の温度ムラを低減することにある。
第1の発明は、吸込口(35)と吹出口(36)と該吸込口(35)から該吹出口(36)へ向かって空気が流れる空気通路(33)とが形成されたケーシング(31)と、上記空気通路(33)に配置されて空気と冷媒を熱交換させる空気熱交換器(50,55,60,65)とを備え、非共沸混合冷媒が循環する冷媒回路(15)に上記空気熱交換器(50,55,60,65)が接続される空気調和装置の室内ユニットを対象としている。そして、上記吹出口(36)は、細長い形状に形成される一方、上記空気熱交換器(50,55,60,65)では、冷媒を空気と熱交換させながら流すための複数の冷媒流通路(53)が互いに平行に配置され、上記空気熱交換器(50,55,60,65)は、上記冷媒流通路(53)の伸長方向が上記吹出口(36)の長手方向と直交する姿勢で設置されるものである。
第1の発明では、ケーシング(31)内の空気通路(33)に空気熱交換器(50,55,60,65)が設置される。吸込口(35)から空気通路(33)へ流入した空気は、空気熱交換器(50,55,60,65)を通過する際に冷媒と熱交換し、その後に吹出口(36)から吹き出される。空気熱交換器(50,55,60,65)では、冷媒回路(15)を循環する冷媒が、複数の冷媒流通路(53)へ分配される。各冷媒流通路(53)では、冷媒が空気と熱交換して蒸発し又は凝縮する。この発明の冷媒は非共沸混合冷媒であるため、冷媒流通路(53)では、その上流から下流へ向かって冷媒の温度が次第に変化する。空気熱交換器(50,55,60,65)では、各冷媒流通路(53)における冷媒の流れ方向が吹出口(36)の長手方向と直交するように設定されると共に、複数の冷媒流通路(53)が互いに平行に配置されている。このため、吹出口(36)を通過する空気の温度は、吹出口(36)の長手方向においてほぼ一定となる。
第2の発明は、吸込口(35)と吹出口(36)と該吸込口(35)から該吹出口(36)へ向かって空気が流れる空気通路(33)とが形成されたケーシング(31)と、上記空気通路(33)に配置されて空気と冷媒を熱交換させる空気熱交換器(50,55,60,65)とを備え、非共沸混合冷媒が循環する冷媒回路(15)に上記空気熱交換器(50,55,60,65)が接続される空気調和装置の室内ユニットを対象としている。そして、上記吹出口(36)は、細長い形状に形成される一方、上記空気熱交換器(50,55,60,65)には、冷媒を空気と熱交換させながら流すための冷媒流通路(53)が、該空気熱交換器(50,55,60,65)の温度が上記吹出口(36)の長手方向と直交する方向に沿って変化するように形成されるものである。
第2の発明では、ケーシング(31)内の空気通路(33)に空気熱交換器(50,55,60,65)が設置される。吸込口(35)から空気通路(33)へ流入した空気は、空気熱交換器(50,55,60,65)を通過する際に冷媒と熱交換し、その後に吹出口(36)から吹き出される。空気熱交換器(50,55,60,65)では、冷媒回路(15)を循環する冷媒が冷媒流通路(53)へ流入し、空気と熱交換して蒸発し又は凝縮する。この発明の冷媒は非共沸混合冷媒であるため、冷媒流通路(53)を流れる間に冷媒の温度が次第に変化する。このため、空気熱交換器(50,55,60,65)の温度は、その部分によって相違する。この発明において、空気熱交換器(50,55,60,65)の温度は、吹出口(36)の長手方向と直交する方向に沿って変化する。このため、吹出口(36)を通過する空気の温度は、吹出口(36)の長手方向においてほぼ一定となる。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記空気熱交換器(50,55,60,65)では、複数の冷媒流通路(53)が互いに並列に設けられるものである。
第3の発明において、空気熱交換器(50,55,60,65)へ供給された冷媒は、複数の冷媒流通路(53)へ分配され、冷媒流通路(53)を通過後に合流する。
第4の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記空気熱交換器(50,55,60,65)は、上記冷媒流通路(53)の液側の端部がそのガス側の端部に比べて空気の流速が遅い位置となるように配置されるものである。
第4の発明において、空気熱交換器(50,55,60,65)が蒸発器となる場合、冷媒流通路(53)では、液側の端部からガス側の端部へ向かって冷媒が流れる。冷媒が非共沸混合冷媒である場合、冷媒流通路(53)では、液側の端部に近い部分ほど冷媒の温度が低くなる。このため、蒸発器となっている空気熱交換器(50,55,60,65)で発生するドレン水の量は、冷媒流通路(53)のガス側の端部付近に比べてその液側の端部付近の方が多くなる。この発明において、空気熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気の流速は、冷媒流通路(53)のガス側の端部付近に比べてその液側の端部付近の方が遅くなっている。つまり、蒸発器となっている空気熱交換器(50,55,60,65)のうちドレン水の発生量が多くなる部分では、そこを通過する空気の流速が比較的遅くなる。
第5の発明は、上記第1又は第3の発明において、上記空気熱交換器(50,55,60,65)が蒸発器となる冷房運転を実行可能に構成され、冷房運転中に供給された冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離して液冷媒を上記空気熱交換器(50,55,60,65)へ供給する気液分離器(70,75,80,85)を備えるものである。
第5の発明において、冷房運転時に室内ユニット(30)へ供給された冷媒は、先ず気液分離器(70,75,80,85)に流入する。気液分離器(70,75,80,85)は、流入した冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒を空気熱交換器(50,55,60,65)へ供給する。気液分離器(70,75,80,85)から供給された液冷媒は、複数の冷媒流通路(53)へ分配される。冷媒流通路(53)に流入した冷媒は、空気から吸熱して蒸発し、その後に冷媒流通路(53)から流出する。
第6の発明は、上記第5の発明において、冷房運転時に上記気液分離器(70,75,80,85)のガス冷媒を上記空気熱交換器(50,55,60,65)の下流側へ供給するバイパス通路(91,92,93,94)を備えるものである。
第6の発明では、気液分離器(70,75,80,85)のガス冷媒がバイパス通路(91,92,93,94)へ流入する。バイパス通路(91,92,93,94)へ流入したガス冷媒は、冷房運転時における空気熱交換器(50,55,60,65)の下流側へ送られ、空気熱交換器(50,55,60,65)で蒸発した冷媒と合流する。
第7の発明は、上記第6の発明において、上記空気熱交換器(50,55,60,65)が凝縮器となる暖房運転を実行可能に構成され、上記バイパス通路(91,92,93,94)には、該バイパス通路(91,92,93,94)における冷媒の流通を冷房運転時に許容して暖房運転時に阻止する流通規制機構(96,97,98,99)が設けられるものである。
第7の発明において、空気熱交換器(50,55,60,65)の冷媒流通路(53)における冷媒の流れ方向は、冷房運転時と暖房運転時とで逆向きとなる。暖房運転時には、流通規制機構(96,97,98,99)がバイパス通路(91,92,93,94)での冷媒の流通を阻止する。このため、暖房運転時に室内ユニット(30)へ供給された冷媒は、バイパス通路(91,92,93,94)へは流入せずに全てが空気熱交換器(50,55,60,65)の冷媒流通路(53)へ流入する。
本発明によれば、空気熱交換器(50,55,60,65)における冷媒の流通方向を適切に設定することによって、吹出口(36)の長手方向における吹き出し空気の温度を平均化することができる。確かに、本発明において、吹出口(36)の短手方向には、吹き出し空気の温度ムラが多少残る可能性がある。しかしながら、吹出口(36)は細長い形状となっており、吹出口(36)の短手方向の一端付近を通過した空気と他端付近を通過した空気とは、吹出口(36)に至るまで、あるいは吹出口(36)を通過する際に混ざり合うため、吹出口(36)の短手方向における吹き出し空気の温度ムラに在室者が気付くことは無い。従って、本発明によれば、冷媒として非共沸混合冷媒を用いる場合であっても、吹出口(36)の長手方向における吹き出し空気の温度ムラを抑えることができ、室内の快適性を確保することができる。
上記第4の発明では、蒸発器となっている空気熱交換器(50,55,60,65)のうちドレン水の発生量が多くなる部分では、そこを通過する空気の流速が比較的遅くなる。このため、空気熱交換器(50,55,60,65)で発生したドレン水が空気熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気と共に飛散する現象(いわゆる水飛び現象)を抑えることができ、その水飛び現象による快適性の低下を防ぐことができる。
上記第5〜第7の発明では、冷房運転時に室内ユニット(30)へ供給された冷媒を気液分離器(70,75,80,85)で液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒だけを空気熱交換器(50,55,60,65)へ供給している。その結果、空気熱交換器(50,55,60,65)において複数の冷媒流通路(53)へ分配される冷媒は、液単相状態となる。このため、これらの発明によれば、複数の冷媒流通路(53)へ気液二相状態の冷媒を分配する場合に比べ、各冷媒流通路(53)へ流入する冷媒の流量を平均化することができ、空気熱交換器(50,55,60,65)の性能を充分に発揮させることができる。
また、上記第6の発明では、気液分離器(70,75,80,85)のガス冷媒がバイパス通路(91,92,93,94)を通って空気熱交換器(50,55,60,65)の下流側へ送られる。このため、気液分離器(70,75,80,85)からガス冷媒を確実に排出でき、気液分離器(70,75,80,85)における液冷媒とガス冷媒の分離を確実に行うことが可能となる。
また、上記第7の発明では、暖房運転時に室内ユニット(30)へ供給された冷媒の全てが空気熱交換器(50,55,60,65)へ流入する。このため、室内ユニット(30)における暖房能力が確保される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。本実施形態は、空気調和装置(10)の室内ユニット(30)である。
図1,図2に示すように、本実施形態の室内ユニット(30)は、天井埋込設置型に構成されている。この室内ユニット(30)は、ケーシング本体(32)と化粧パネル(34)とで構成されたケーシング(31)を備えている。ケーシング本体(32)は、下面が開口した箱状に形成されている。化粧パネル(34)は、ケーシング本体(32)の下面よりも一回り大きい矩形に形成され、ケーシング本体(32)の下面を覆うように設けられる。室内ユニット(30)は、化粧パネル(34)が室内に露出する状態で設置される。
化粧パネル(34)には、1つの吸込口(35)と、4つの吹出口(36)とが形成されている。吸込口(35)は、概ね正方形状に形成され、化粧パネル(34)の中央部に開口している。吹出口(36)は、細長い長方形状に形成され、吸込口(35)の外側に、吸込口(35)の各辺に沿って1つずつ開口している。また、化粧パネル(34)には、吸込口(35)を覆うようにエアフィルタ(45)が設けられている。エアフィルタ(45)は、吸込口(35)を通過した空気から塵埃等を除去するためのものである。
ケーシング本体(32)には、室内回路(40)が収容されている。室内回路(40)には、1つの気液分離器(70)と、4つの室内熱交換器(50,55,60,65)とが接続されている。この室内回路(40)については、後述する。また、図1〜3では、気液分離器(70)の図示を省略している。
ケーシング本体(32)の内部空間は、吸込口(35)から吹出口(36)へ向かって空気が流れる空気通路(33)となっている。この空気通路(33)には、吸込口(35)側から吹出口(36)側へ向かって順に、ベルマウス(46)と室内ファン(47)と室内熱交換器(50,55,60,65)とが設置されている。
ベルマウス(46)は、エアフィルタ(45)の上方に配置されている。室内ファン(47)は、下方から吸い込んだ空気を周方向へ吹き出すターボファンであって、ケーシング本体(32)の内部空間の中央部に配置されている。この室内ファン(47)は、そのファンモータ(48)がケーシング本体(32)の天板に取り付けられている。
図3に示すように、ケーシング本体(32)の空気通路(33)には、4つの室内熱交換器(50,55,60,65)が収容されている。各室内熱交換器(50,55,60,65)は、概ね長方形の厚板状(あるいは扁平な直方体状)に形成されており、室内ファン(47)の外側に配置されている。ケーシング本体(32)内において、各室内熱交換器(50,55,60,65)は、各吹出口(36)に対応して1つずつ配置されており、それぞれの長手方向が対応する吹出口(36)の長手方向と概ね平行となっている。1つの室内熱交換器(50,55,60,65)を通過した空気は、その室内熱交換器(50,55,60,65)に対応する吹出口(36)から吹き出される。また、ケーシング本体(32)内において、各室内熱交換器(50,55,60,65)は、その前面や背面がケーシング本体(32)の側面と概ね平行となる姿勢で設置されている(図3を参照)。各室内熱交換器(50,55,60,65)の下方には、ドレンパン(49)が設置されている。
図4に示すように、室内熱交換器(50,55,60,65)は、いわゆるパラレルフロー型の熱交換器であって、液側ヘッダ(51,56,61,66)とガス側ヘッダ(52,57,62,67)と伝熱管(53)とフィン(54)とを備えている。この室内熱交換器(50,55,60,65)は、室内空気を冷媒と熱交換させる空気熱交換器である。液側ヘッダ(51,56,61,66)とガス側ヘッダ(52,57,62,67)は、共に両端が閉塞された円管状に形成されている。長方形状に形成された室内熱交換器(50,55,60,65)では、一方の長辺に沿って液側ヘッダ(51,56,61,66)が、他方の長辺に沿ってガス側ヘッダ(52,57,62,67)がそれぞれ配置されている。伝熱管(53)は、その断面形状が扁平な矩形状となっており、冷媒流通路を形成している。室内熱交換器(50,55,60,65)では、多数の伝熱管(53)が、液側ヘッダ(51,56,61,66)及びガス側ヘッダ(52,57,62,67)の長手方向に沿って一定の間隔で配置されている。各伝熱管(53)は、その一端が液側ヘッダ(51,56,61,66)に連通し、その他端がガス側ヘッダ(52,57,62,67)に連通している。フィン(54)は、各伝熱管(53)の間に配置されており、隣接する伝熱管(53)とロウ付け等によって接合されている。各フィン(54)は、伝熱管(53)の配列方向に蛇行する波板状に形成されている。
各室内熱交換器(50,55,60,65)は、液側ヘッダ(51,56,61,66)が下に位置してガス側ヘッダ(52,57,62,67)が上に位置する姿勢で、ケーシング本体(32)内に設置されている。上述したように、各室内熱交換器(50,55,60,65)は、その長手方向が対応する吹出口(36)の長手方向と平行となる姿勢で設置されている。また、各室内熱交換器(50,55,60,65)では伝熱管(53)の伸長方向が上下方向となる一方、化粧パネル(34)では吹出口(36)の長手方向が概ね水平方向となっている。従って、本実施形態の室内ユニット(30)では、室内熱交換器(50,55,60,65)における伝熱管(53)の伸長方向が、それに対応する吹出口(36)の長手方向に対して概ね直交している。
気液分離器(70)と室内回路(40)について、図5を参照しながら説明する。
気液分離器(70)は、縦長で円筒形の密閉容器状に形成された本体容器(71)を備えている。気液分離器(70)には、接続管(72)と液側管(73)とガス側管(74)とが設けられている。接続管(72)は、本体容器(71)の上下方向の中央部を貫通し、本体容器(71)の内部空間に開口している。接続管(72)は、本体容器(71)の下端部を貫通し、本体容器(71)の内部空間に開口している。接続管(72)は、本体容器(71)の上端部を貫通し、本体容器(71)の内部空間に開口している。
室内回路(40)では、4つの室内熱交換器(50,55,60,65)が互いに並列に接続されている。室内回路(40)において、各室内熱交換器(50,55,60,65)の液側ヘッダ(51,56,61,66)は、気液分離器(70)の液側管(73)に接続されている。また、各室内熱交換器(50,55,60,65)のガス側ヘッダ(52,57,62,67)は、1本の集合配管(41)に接続されている。
気液分離器(70)のガス側管(74)は、バイパス管(91)を介して第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)に接続されている。バイパス管(91)は、バイパス通路を構成している。バイパス管(91)には、逆止弁(96)が設けられている。この逆止弁(96)は、気液分離器(70)から第1室内熱交換器(50)へ向かう冷媒の流通を許容し、逆向きの冷媒の流通を阻止するように設置されており、流通規制機構を構成している。このバイパス管(91)の管径は、気液分離器(70)のガス側管(74)から逆止弁(96)を経て第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)に至るまでの冷媒の圧力損失が、気液分離器(70)の液側管(73)から第1室内熱交換器(50)の液側ヘッダ(51)と伝熱管(53)を経てガス側ヘッダ(52)に至るまでの冷媒の圧力損失と同程度となるような値に設定されている。
本実施形態の室内ユニット(30)は、液側連絡配管(17)とガス側連絡配管(16)とによって室外ユニット(20)と接続されている。そして、室内ユニット(30)の室内回路(40)と室外ユニット(20)の室外回路(21)を液側連絡配管(17)及びガス側連絡配管(16)で接続することによって、冷媒が循環する冷媒回路(15)が形成される。この冷媒回路(15)には、非共沸混合冷媒であるR407Cが充填されている。
室外回路(21)には、圧縮機(22)と四方切換弁(23)と室外熱交換器(24)と膨張弁(25)とが設けられている。室外回路(21)において、圧縮機(22)は、その吐出側が四方切換弁(23)の第1のポートに接続され、その吸入側が四方切換弁(23)の第2のポートに接続されている。室外熱交換器(24)は、その一端が四方切換弁(23)の第3のポートに接続され、その他端が膨張弁(25)の一端に接続されている。膨張弁(25)の他端は、液側連絡配管(17)を介して室内回路(40)における気液分離器(70)の接続管(72)に接続されている。四方切換弁(23)の第4のポートは、ガス側連絡配管(16)を介して室内回路(40)の集合配管(41)に接続されている。
室外熱交換器(24)は、室外空気を冷媒と熱交換させる。四方切換弁(23)は、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第1状態(図5に実線で示す状態)と、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第2状態(図5に破線で示す状態)とに切り換わる。
−運転動作−
本実施形態の室内ユニット(30)が設けられた空気調和装置(10)では、冷房運転と暖房運転とが切り換え可能となっている。
〈冷房運転〉
冷房運転時における空気調和装置(10)の動作について、図5を参照しながら説明する。
冷房運転時には、四方切換弁(23)が第1状態(図5に実線で示す状態)に設定され、膨張弁(25)の開度が適宜調節される。この状態で、冷媒回路(15)では冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。
冷媒回路(15)において、圧縮機(22)から吐出された冷媒は、四方切換弁(23)を通って室外熱交換器(24)へ流入し、室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(24)で凝縮した冷媒は、膨張弁(25)を通過する際に減圧されて気液二相状態となり、その後に液側連絡配管(17)を通って気液分離器(70)へ流入する。気液分離器(70)における本体容器(71)の内部空間では、その下部に液冷媒が溜まり、その上部にガス冷媒が溜まる。
本体容器(71)の下部に溜まった液冷媒は、液側管(73)を通って本体容器(71)から流出し、その後に各室内熱交換器(50,55,60,65)の液側ヘッダ(51,56,61,66)へ分配される。各室内熱交換器(50,55,60,65)では、液側ヘッダ(51,56,61,66)へ流入した液冷媒が複数の伝熱管(53)へ分配される。各伝熱管(53)において、冷媒は、室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する室内空気と熱交換しながら上向きに流れ、室内空気から吸熱して蒸発する。各室内熱交換器(50,55,60,65)では、各伝熱管(53)内で蒸発した冷媒がガス側ヘッダ(52,57,62,67)へ流入して合流する。各室内熱交換器(50,55,60,65)においてガス側ヘッダ(52,57,62,67)へ流入した冷媒は、集合配管(41)へ流入して合流する。
一方、本体容器(71)の上部に溜まったガス冷媒は、バイパス管(91)へ流入し、逆止弁(96)を通って第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)へ流入する。バイパス管(91)からガス側ヘッダ(52)へ流入したガス冷媒は、第1室内熱交換器(50)の伝熱管(53)を通過した冷媒と合流し、その後にガス側ヘッダ(52)から流出する。つまり、気液分離器(70)のガス冷媒は、バイパス管(91)を通って第1室内熱交換器(50)の実質的な下流側へ送られる。
集合配管(41)へ流入したガス冷媒は、ガス側連絡配管(16)を通って室外回路(21)へ流入し、四方切換弁(23)を通過して圧縮機(22)に吸入される。圧縮機(22)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈暖房運転〉
暖房運転時における空気調和装置(10)の動作について、図5を参照しながら説明する。
暖房運転時には、四方切換弁(23)が第2状態(図5に破線で示す状態)に設定され、膨張弁(25)の開度が適宜調節される。この状態で、冷媒回路(15)では冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。
冷媒回路(15)において、圧縮機(22)から吐出された冷媒は、四方切換弁(23)を通ってガス側連絡配管(16)へ流入し、その後に室内回路(40)の集合配管(41)を通って各室内熱交換器(50,55,60,65)のガス側ヘッダ(52,57,62,67)へ流入する。
各室内熱交換器(50,55,60,65)では、ガス側ヘッダ(52,57,62,67)へ流入した冷媒が複数の伝熱管(53)へ分配される。暖房運転時において、バイパス管(91)の逆止弁(96)は、冷媒の流通を阻止する閉状態となっている。このため、第1室内熱交換器(50)においても、バイパス管(91)へ冷媒は流入せず、ガス側ヘッダ(52)へ流入した冷媒の全部が伝熱管(53)へ分配される。
各伝熱管(53)において、冷媒は、室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する室内空気と熱交換しながら下向きに流れ、室内空気へ放熱して凝縮する。各室内熱交換器(50,55,60,65)では、各伝熱管(53)内で凝縮した冷媒が液側ヘッダ(51,56,61,66)へ流入して合流する。各室内熱交換器(50,55,60,65)において液側ヘッダ(51,56,61,66)へ流入した冷媒は、合流して気液分離器(70)へ流入する。気液分離器(70)において、冷媒は、液側管(73)を通って本体容器(71)内へ流入し、接続管(72)を通って液側連絡配管(17)へ流入する。
その後、冷媒は、液側連絡配管(17)を通って室外回路(21)へ流入する。室外回路(21)へ流入した冷媒は、膨張弁(25)を通過する際に減圧されてから室外熱交換器(24)へ流入する。室外熱交換器(24)へ流入した冷媒は、室外空気から吸熱して蒸発し、その後に四方切換弁(23)を通って圧縮機(22)へ吸入される。圧縮機(22)は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。
〈室内ユニットの動作〉
冷房運転時や暖房運転時における室内ユニット(30)の動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。
室内ファン(47)が回転すると、吸込口(35)へ室内空気が吸い込まれる。この室内空気は、エアフィルタ(45)を通過後にベルマウス(46)を通って室内ファン(47)へ流入し、室内ファン(47)から外周方向へ吹き出される。室内ファン(47)から吹き出された空気は、室内熱交換器(50,55,60,65)を内側から外側へ向かって通過する。室内熱交換器(50,55,60,65)において、空気は、冷媒と熱交換して冷却され又は加熱される。室内熱交換器(50,55,60,65)で冷媒と熱交換した空気は、空気通路(33)における室内熱交換器(50,55,60,65)の外側の部分へ流入し、流れの向きを変えて下方へ流れ、その後に吹出口(36)を通って室内へ吹き出される。
各室内熱交換器(50,55,60,65)では、上下方向に伸長する伝熱管(53)の内部を冷媒が流通する。本実施形態の冷媒回路(15)に充填されているR407Cには、気液二相状態であっても乾き度が高くなるにつれて(即ち、湿り度が低くなるにつれて)温度が上昇するという特性がある。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)では、ガス側ヘッダ(52,57,62,67)に近い上側部分ほど温度が高く、液側ヘッダ(51,56,61,66)に近い下側部分ほど温度が低くなる。つまり、室内熱交換器(50,55,60,65)では、その温度変化の方向が上下方向となっている。一方、室内熱交換器(50,55,60,65)では、複数の伝熱管(53)が互いに平行に配置されており、各伝熱管(53)へ冷媒が概ね均等に分配される。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)では、伝熱管(53)の配列方向(即ち、左右幅方向)の各部分の温度が概ね同じとなる。
このように、室内熱交換器(50,55,60,65)では、伝熱管(53)の伸長方向には温度分布が形成されるが、伝熱管(53)の配列方向の各部では温度が概ね等しくなる。その結果、室内熱交換器(50,55,60,65)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは温度が相違するものの、室内熱交換器(50,55,60,65)の右側部分を通過した空気とその左側部分を通過した空気とは温度が概ね等しくなる。上述したように、空気通路(33)における室内熱交換器(50,55,60,65)の下流側では、空気の流れ方向が横向きから下向きへと変化する。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは、吹出口(36)へ至る前に混合される。従って、吹出口(36)から吹き出される空気の温度は、吹出口(36)の各部分において概ね等しくなる。
また、冷房運転時の室内熱交換器(50,55,60,65)では、空気中の水分が凝縮してドレン水となる。その際、室内熱交換器(50,55,60,65)では、その下側部分ほど低温となっているため、その下側部分ほどドレン水の発生量が多くなる。一方、ターボファンである室内ファン(47)から吹き出される空気の速度は、吸い込み側から離れた上側部分に比べて吸い込み側に近い下側部分の方が遅くなる。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気の速度は、ドレン水の発生量が多い下側部分ほど遅くなる。従って、室内熱交換器(50,55,60,65)で生成したドレン水は、室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気によって吹き飛ばされにくくなり、その殆どがドレンパン(49)へと流れ落ちてゆく。
−実施形態1の効果−
本実施形態の室内ユニット(30)において、各室内熱交換器(50,55,60,65)は、各伝熱管(53)の伸長方向が吹出口(36)の長手方向と概ね直交するように配置されている。また、各室内熱交換器(50,55,60,65)では、複数の伝熱管(53)が互いに平行に配置されている。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは温度が相違するものの、室内熱交換器(50,55,60,65)の右側部分を通過した空気とその左側部分を通過した空気とは温度が概ね等しくなる。
本実施形態の室内ユニット(30)において、室内熱交換器(50,55,60,65)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは、吹出口(36)へ至る前に混合される。その結果、吹出口(36)から吹き出される空気の温度は、吹出口(36)の各部分において概ね等しくなる。従って、本実施形態によれば、冷媒として非共沸混合冷媒を用いる場合であっても、吹出口(36)から吹き出される空気の温度を平均化することができ、室内の快適性を確保することができる。
本実施形態の室内ユニット(30)において、室内熱交換器(50,55,60,65)の液側ヘッダ(51,56,61,66)は、室内ファン(47)か吹き出される空気の流速が比較的低くなる下側に位置している。つまり、この室内ユニット(30)では、蒸発器となる室内熱交換器(50,55,60,65)のうちドレン水の生成量が多くなる下側部分を通過する空気の速度が、比較的低くなる。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)で発生したドレン水が室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気と共に飛散する現象(いわゆる水飛び現象)を抑えることができ、その水飛び現象による快適性の低下を防ぐことができる。
また、本実施形態の室内ユニット(30)では、冷房運転時に室内ユニット(30)へ供給された冷媒を気液分離器(70)で液冷媒とガス冷媒に分離し、液冷媒だけを室内熱交換器(50,55,60,65)へ供給している。その結果、室内熱交換器(50,55,60,65)において複数の伝熱管(53)へ分配される冷媒は、液単相状態となる。このため、本実施形態によれば、複数の伝熱管(53)へ気液二相状態の冷媒を分配する場合に比べ、各伝熱管(53)へ流入する冷媒の流量を平均化することができ、室内熱交換器(50,55,60,65)の性能を充分に発揮させることができる。
また、冷房運転時の室内ユニット(30)では、気液分離器(70)のガス冷媒がバイパス管(91)を通って第1室内熱交換器(50)の実質的な下流側へ送られる。従って、本実施形態によれば、気液分離器(70)からガス冷媒を確実に排出でき、気液分離器(70)における液冷媒とガス冷媒の分離を確実に行うことが可能となる。
また、暖房運転時の室内ユニット(30)では、バイパス管(91)の逆止弁(96)が閉状態となるため、室内ユニット(30)へ供給された冷媒の全てが室内熱交換器(50,55,60,65)の伝熱管(53)へ流入する。従って、本実施形態によれば、室内熱交換器(50,55,60,65)に対する冷媒の供給量を充分に確保することができ、室内ユニット(30)の暖房能力を確実に発揮させることができる。
−実施形態1の変形例1−
本実施形態の室内ユニット(30)では、図6に示すように、各室内熱交換器(50,55,60,65)をやや傾斜した姿勢で設置してもよい。本変形例の室内ユニット(30)において、各室内熱交換器(50,55,60,65)は、ケーシング本体(32)の外側へ向かって傾斜した姿勢で設置されており、液側ヘッダ(51,56,61,66)よりもガス側ヘッダ(52,57,62,67)の方がケーシング本体(32)の側板寄りに位置している。このように室内熱交換器(50,55,60,65)が傾斜していると、室内熱交換器(50,55,60,65)の上部で生成したドレン水が排出されやすくなる。このため、室内熱交換器(50,55,60,65)で発生したドレン水が室内熱交換器(50,55,60,65)を通過する空気と共に飛散する現象(いわゆる水飛び現象)が、一層確実に抑制される。
−実施形態1の変形例2−
本実施形態の室内ユニット(30)では、図7に示すように、冷房運転時における各室内熱交換器(50,55,60,65)の上流側に、気液分離器(70,75,80,85)を1つずつ設置してもよい。
本変形例の室内回路(40)では、液側連絡配管(17)に接続する一端からガス側連絡配管(16)に接続する他端へ向かって順に、気液分離器(70,75,80,85)と室内熱交換器(50,55,60,65)が交互に1つずつ接続されている。なお、各気液分離器(70,75,80,85)の構成は、上記実施形態1のものと同様である。また、本変形例の室内回路(40)には、4つのバイパス管(91,92,93,94)が設けられる。各バイパス管(91,92,93,94)は、対応する気液分離器(70,75,80,85)と室内熱交換器(50,55,60,65)を接続すると共に、気液分離器(70,75,80,85)から室内熱交換器(50,55,60,65)へ向かう冷媒の流通だけを許容する逆止弁(96,97,98,99)を1つずつ備えている。
室内回路(40)において、第1気液分離器(70)は、その接続管(72)が液側連絡配管(17)と連通し、その液側管(73)が第1室内熱交換器(50)の液側ヘッダ(51)に接続され、そのガス側管(74)が第1バイパス管(91)を介して第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)に接続されている。第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)は、第2室内熱交換器(55)のガス側ヘッダ(57)に接続されている。
また、第2気液分離器(75)は、その接続管(77)が第1室内熱交換器(50)の液側ヘッダ(51)に接続され、その液側管(78)が第2室内熱交換器(55)の液側ヘッダ(56)に接続され、そのガス側管(79)が第2バイパス管(92)を介して第2室内熱交換器(55)のガス側ヘッダ(57)に接続されている。第2室内熱交換器(55)のガス側ヘッダ(57)は、第3室内熱交換器(60)のガス側ヘッダ(62)に接続されている。
また、第3気液分離器(80)は、その接続管(82)が第2室内熱交換器(55)の液側ヘッダ(56)に接続され、その液側管(83)が第3室内熱交換器(60)の液側ヘッダ(61)に接続され、そのガス側管(84)が第3バイパス管(93)を介して第3室内熱交換器(60)のガス側ヘッダ(62)に接続されている。第3室内熱交換器(60)のガス側ヘッダ(62)は、第4室内熱交換器(65)のガス側ヘッダ(67)に接続されている。
また、第4気液分離器(85)は、その接続管(87)が第3室内熱交換器(60)の液側ヘッダ(61)に接続され、その液側管(88)が第4室内熱交換器(65)の液側ヘッダ(66)に接続され、そのガス側管(89)が第4バイパス管(94)を介して第4室内熱交換器(65)のガス側ヘッダ(67)に接続されている。第4室内熱交換器(65)のガス側ヘッダ(67)は、ガス側連絡配管(16)に連通している。
冷房運転時に液側連絡配管(17)から室内回路(40)へ供給された冷媒は、最初に第1気液分離器(70)の本体容器(71)へ流入する。第1気液分離器(70)において、本体容器(71)内のガス冷媒は、第1室内熱交換器(50)のガス側ヘッダ(52)へ流入する。本体容器(71)内の液冷媒は、第1室内熱交換器(50)の液側ヘッダ(51)へ流入し、その一部が伝熱管(53)へ分配され、残りが第2気液分離器(75)の本体容器(76)へ流入する。
第2気液分離器(75)において、本体容器(76)内のガス冷媒は、第1室内熱交換器(50)で蒸発した冷媒と共に第2室内熱交換器(55)のガス側ヘッダ(57)へ流入する。本体容器(76)内の液冷媒は、第2室内熱交換器(55)の液側ヘッダ(56)へ流入し、その一部が伝熱管(53)へ分配され、残りが第3気液分離器(80)の本体容器(81)へ流入する。
第3気液分離器(80)において、本体容器(81)内のガス冷媒は、第2室内熱交換器(55)で蒸発した冷媒と共に第3室内熱交換器(60)のガス側ヘッダ(62)へ流入する。本体容器(81)内の液冷媒は、第3室内熱交換器(60)の液側ヘッダ(61)へ流入し、その一部が伝熱管(53)へ分配され、残りが第4気液分離器(85)の本体容器(86)へ流入する。
第4気液分離器(85)において、本体容器(86)内のガス冷媒は、第3室内熱交換器(60)で蒸発した冷媒と共に第4室内熱交換器(65)のガス側ヘッダ(67)へ流入する。本体容器(86)内の液冷媒は、第4室内熱交換器(65)の液側ヘッダ(66)へ流入し、その全部が伝熱管(53)へ分配される。第4室内熱交換器(65)で蒸発した冷媒は、ガス側ヘッダ(67)へ流入し、第1〜第3室内熱交換器(50,55,60)で蒸発した冷媒と合流後にガス側連絡配管(16)へ送られる。
暖房運転時にガス側連絡配管(16)から室内回路(40)へ供給された冷媒は、各室内熱交換器(50,55,60,65)のガス側ヘッダ(52,57,62,67)に分配される。各室内熱交換器(50,55,60,65)において、ガス側ヘッダ(52,57,62,67)へ流入したガス冷媒は、複数の伝熱管(53)へ分配され、室内空気へ放熱して凝縮し、その後に液側ヘッダ(51,56,61,66)へ流入する。各室内熱交換器(50,55,60,65)の液側ヘッダ(51,56,61,66)へ流入した冷媒は、第1気液分離器(70)の本体容器(71)へ流入し、その後に液側連絡配管(17)へ送り出される。
《発明の実施形態2》
本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、上記実施形態1において、室内ユニット(30)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の室内ユニット(30)について説明する。
図8,図9に示すように、本実施形態の室内ユニット(30)は、いわゆる壁掛け設置型に構成されている。室内ユニット(30)のケーシング(31)は、横長の箱状に形成されている。ケーシング(31)には、その前面における上下方向の中央部からその上面の前端部分にかけて吸込口(35)が開口している。また、ケーシング(31)には、その前面における下部に横長の長方形状に形成された吹出口(36)が開口している。ケーシング(31)の内部空間は、吸込口(35)から吹出口(36)へ至る空気通路(33)となっている。
ケーシング(31)内の空気通路(33)には、吸込口(35)から吹出口(36)へ向かって順に、エアフィルタ(45)と室内熱交換器(50)と室内ファン(47)とが1つずつ設置されている(図8を参照)。エアフィルタ(45)は、吸込口(35)の内面に沿って配置されている。室内熱交換器(50)は、上記実施形態1と同様のパラレルフロー型の熱交換器であって、その上部にガス側ヘッダ(52)が、その下部に液側ヘッダ(51)がそれぞれ設置されている。この室内熱交換器(50)は、ケーシング(31)内における前方かつ上方寄りの位置に、やや後方に傾斜した姿勢で設置されている。室内ファン(47)は、いわゆるクロスフローファンであって、ケーシング(31)の長手方向へ延びる円筒状に形成されている。この室内ファン(47)は、ケーシング(31)内における後方かつ下方寄りの位置に設置されている。
また、ケーシング(31)内には、室内熱交換器(50)の下端部を下方から覆うようにドレンパン(49)が設けられている。このドレンパン(49)は、その後部が室内ファン(47)の外周面に近接して舌部を構成している。
本実施形態の室内ユニット(30)において、室内熱交換器(50)は、その長手方向が吹出口(36)の長手方向と平行になる姿勢で設置されている。室内熱交換器(50)では、伝熱管(53)の伸長方向が概ね上下方向となっており、その伝熱管(53)内を冷媒が流れる。一方、ケーシング(31)では、吹出口(36)の長手方向が概ね水平方向となっている。従って、本実施形態の室内ユニット(30)では、室内熱交換器(50)における伝熱管(53)の伸長方向や冷媒の流通方向が、吹出口(36)の長手方向に対して概ね直交している。
また、本実施形態の室内熱交換器(50)では、上記実施形態1と同様に、伝熱管(53)の伸長方向には温度分布が形成されるが、伝熱管(53)の配列方向の各部では温度が概ね等しくなる。従って、上記実施形態1と同様に、本実施形態の室内熱交換器(50)においても、温度分布の方向が吹出口(36)の長手方向と概ね直交している。
冷房運転時や暖房運転時の室内ユニット(30)では、室内ファン(47)が回転駆動され、吸込口(35)を通って室内空気がケーシング(31)内の空気通路(33)へ吸い込まれる。空気通路(33)へ流入した空気は、室内熱交換器(50)を通過する際に冷媒と熱交換する。室内熱交換器(50)を通過した空気は、その流れ方向が後ろ向きから下向きへと変化する。そして、この空気は、室内ファン(47)を通過して吹出口(36)から室内へ吹き出される。
本実施形態の室内ユニット(30)では、上記実施形態1と同様に、室内熱交換器(50)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは温度が相違するものの、室内熱交換器(50)の右側部分を通過した空気とその左側部分を通過した空気とは温度が概ね等しくなる。一方、空気通路(33)における室内熱交換器(50)の下流側では、空気の流れ方向が後ろ向きから下向きへと変化する。このため、室内熱交換器(50)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは、吹出口(36)へ至る前に混合される。従って、吹出口(36)から吹き出される空気の温度は、吹出口(36)の各部分において概ね等しくなる。
また、冷房運転時の室内熱交換器(50)では、空気中の水分が凝縮してドレン水となる。その際、室内熱交換器(50)では、その下側部分ほど低温となっているため、その下側部分ほどドレン水の発生量が多くなる。一方、室内熱交換器(50)の下側部分の背面側には、舌部を構成するドレンパン(49)の後端部分が存在する。このため、室内熱交換器(50)を通過する空気の速度は、ドレン水の発生量が多い下側部分ほど遅くなる。従って、室内熱交換器(50)で生成したドレン水は、室内熱交換器(50)を通過する空気によって吹き飛ばされにくくなり、その殆どがドレンパン(49)へと流れ落ちてゆく。
《発明の実施形態3》
本発明の実施形態3について説明する。本実施形態は、上記実施形態1において、室内ユニット(30)の構成を変更したものである。ここでは、本実施形態の室内ユニット(30)について説明する。
図10,図11に示すように、本実施形態の室内ユニット(30)は、いわゆる天井吊り下げ設置型に構成されている。室内ユニット(30)のケーシング(31)は、横長の扁平な箱状に形成されている。ケーシング(31)には、その下面における背面寄りに吸込口(35)が開口している。また、ケーシング(31)には、その前面に横長の長方形状に形成された吹出口(36)が開口している。ケーシング(31)の内部空間は、吸込口(35)から吹出口(36)へ至る空気通路(33)となっている。
ケーシング(31)内の空気通路(33)には、吸込口(35)から吹出口(36)へ向かって順に、エアフィルタ(45)と室内熱交換器(50)と室内ファン(47)とが1つずつ設置されている(図10を参照)。エアフィルタ(45)は、吸込口(35)に沿って配置されている。室内熱交換器(50)は、上記実施形態1と同様のパラレルフロー型の熱交換器であって、その上部にガス側ヘッダ(52)が、その下部に液側ヘッダ(51)がそれぞれ設置されている。この室内熱交換器(50)は、ケーシング(31)内の前後方向における中央部に、前方に傾斜した姿勢で設置されている。室内ファン(47)は、いわゆるクロスフローファンであって、ケーシング(31)の長手方向へ延びる円筒状に形成されている。この室内ファン(47)は、ケーシング(31)内における前面寄りに設置されている。また、ケーシング(31)内には、傾斜した室内熱交換器(50)の下方にドレンパン(49)が設けられている。
本実施形態の室内ユニット(30)において、室内熱交換器(50)は、その長手方向が吹出口(36)の長手方向と平行になる姿勢で設置されている。室内熱交換器(50)では、伝熱管(53)の伸長方向が斜め上方向あるいは斜め下方向となっており、その伝熱管(53)内を冷媒が流れる。一方、ケーシング(31)では、吹出口(36)の長手方向が概ね水平方向となっている。従って、本実施形態の室内ユニット(30)では、室内熱交換器(50)における伝熱管(53)の伸長方向や冷媒の流通方向が、吹出口(36)の長手方向に対して概ね直交している。
また、本実施形態の室内熱交換器(50)では、上記実施形態1と同様に、伝熱管(53)の伸長方向には温度分布が形成されるが、伝熱管(53)の配列方向の各部では温度が概ね等しくなる。従って、上記実施形態1と同様に、本実施形態の室内熱交換器(50)においても、温度分布の方向が吹出口(36)の長手方向と概ね直交している。
冷房運転時や暖房運転時の室内ユニット(30)では、室内ファン(47)が回転駆動され、吸込口(35)を通って室内空気がケーシング(31)内の空気通路(33)へ吸い込まれる。空気通路(33)へ流入した空気は、室内熱交換器(50)を通過する際に冷媒と熱交換する。室内熱交換器(50)を通過した空気は、室内ファン(47)を通過して吹出口(36)から室内へ吹き出される。
本実施形態の室内ユニット(30)では、上記実施形態1と同様に、室内熱交換器(50)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは温度が相違するものの、室内熱交換器(50)の右側部分を通過した空気とその左側部分を通過した空気とは温度が概ね等しくなる。一方、空気通路(33)では、室内熱交換器(50)を通過した空気が、室内ファン(47)を通過する際に撹拌される。このため、室内熱交換器(50)の上側部分を通過した空気とその下側部分を通過した空気とは、吹出口(36)へ至る前に混合される。従って、吹出口(36)から吹き出される空気の温度は、吹出口(36)の各部分において概ね等しくなる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、非共沸混合冷媒を用いる空気調和装置(10)の室内ユニット(30)について有用である。
実施形態1の室内ユニットの概略構成を示す斜視図である。 実施形態1の室内ユニットの概略構成を示す縦断面図である。 実施形態1の室内ユニットの概略構成を示す横断面図である。 室内熱交換器の概略構成を示す斜視図である。 実施形態1の室内ユニットを備える空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。 実施形態1の変形例1の室内ユニットの概略構成を示す縦断面図である。 実施形態1の変形例2の室内回路の概略構成を示す冷媒回路図である。 実施形態2の室内ユニットの概略構成を示す横断面図である。 実施形態2の室内ユニットをその一部を省略して示す概略の正面図である。 実施形態3の室内ユニットの概略構成を示す横断面図である。 実施形態3の室内ユニットをその一部を省略して示す概略の正面図である。
符号の説明
15 冷媒回路
30 室内ユニット
31 ケーシング
33 空気通路
35 吸込口
36 吹出口
50 第1室内熱交換器、室内熱交換器(空気熱交換器)
53 冷媒流通路
55 第2室内熱交換器(空気熱交換器)
60 第3室内熱交換器(空気熱交換器)
65 第4室内熱交換器(空気熱交換器)
70 第1気液分離器、気液分離器
75 第2気液分離器
80 第3気液分離器
85 第4気液分離器
91 第1バイパス管、バイパス管(バイパス通路)
92 第2バイパス管(バイパス通路)
93 第3バイパス管(バイパス通路)
94 第4バイパス管(バイパス通路)
96 逆止弁(流通規制機構)
97 逆止弁(流通規制機構)
98 逆止弁(流通規制機構)
99 逆止弁(流通規制機構)

Claims (7)

  1. 吸込口(35)と吹出口(36)と該吸込口(35)から該吹出口(36)へ向かって空気が流れる空気通路(33)とが形成されたケーシング(31)と、
    上記空気通路(33)に配置されて空気と冷媒を熱交換させる空気熱交換器(50,55,60,65)とを備え、
    非共沸混合冷媒が循環する冷媒回路(15)に上記空気熱交換器(50,55,60,65)が接続される空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記吹出口(36)は、細長い形状に形成される一方、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)では、冷媒を空気と熱交換させながら流すための複数の冷媒流通路(53)が互いに平行に配置され、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)は、上記冷媒流通路(53)の伸長方向が上記吹出口(36)の長手方向と直交する姿勢で設置されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 吸込口(35)と吹出口(36)と該吸込口(35)から該吹出口(36)へ向かって空気が流れる空気通路(33)とが形成されたケーシング(31)と、
    上記空気通路(33)に配置されて空気と冷媒を熱交換させる空気熱交換器(50,55,60,65)とを備え、
    非共沸混合冷媒が循環する冷媒回路(15)に上記空気熱交換器(50,55,60,65)が接続される空気調和装置の室内ユニットであって、
    上記吹出口(36)は、細長い形状に形成される一方、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)には、冷媒を空気と熱交換させながら流すための冷媒流通路(53)が、該空気熱交換器(50,55,60,65)の温度が上記吹出口(36)の長手方向と直交する方向に沿って変化するように形成されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 請求項2において、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)では、複数の冷媒流通路(53)が互いに並列に設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 請求項1又は2において、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)は、上記冷媒流通路(53)の液側の端部がそのガス側の端部に比べて空気の流速が遅い位置となるように配置されている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  5. 請求項1又は3において、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)が蒸発器となる冷房運転を実行可能に構成され、
    冷房運転中に供給された冷媒を液冷媒とガス冷媒に分離して液冷媒を上記空気熱交換器(50,55,60,65)へ供給する気液分離器(70,75,80,85)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 請求項5において、
    冷房運転時に上記気液分離器(70,75,80,85)のガス冷媒を上記空気熱交換器(50,55,60,65)の下流側へ供給するバイパス通路(91,92,93,94)を備えている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  7. 請求項6において、
    上記空気熱交換器(50,55,60,65)が凝縮器となる暖房運転を実行可能に構成され、
    上記バイパス通路(91,92,93,94)には、該バイパス通路(91,92,93,94)における冷媒の流通を冷房運転時に許容して暖房運転時に阻止する流通規制機構(96,97,98,99)が設けられている
    ことを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
JP2007100759A 2007-04-06 2007-04-06 空気調和装置の室内ユニット Pending JP2008256305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100759A JP2008256305A (ja) 2007-04-06 2007-04-06 空気調和装置の室内ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007100759A JP2008256305A (ja) 2007-04-06 2007-04-06 空気調和装置の室内ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008256305A true JP2008256305A (ja) 2008-10-23

Family

ID=39980037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007100759A Pending JP2008256305A (ja) 2007-04-06 2007-04-06 空気調和装置の室内ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008256305A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257121A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
CN104379999A (zh) * 2012-02-17 2015-02-25 三菱电机株式会社 空调装置以及空调装置的安装结构
CN106152638A (zh) * 2015-03-30 2016-11-23 上海日立电器有限公司 一种双缸双储液器的压缩机以及多缸多储液器的压缩机
JP2018071967A (ja) * 2012-07-09 2018-05-10 モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニーModine Manufacturing Company 蒸発器および空調方法
US10047963B2 (en) 2014-11-04 2018-08-14 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
US10047962B2 (en) 2014-11-04 2018-08-14 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
EP3473940A1 (en) 2017-09-28 2019-04-24 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Indoor unit and air conditioner including the same
CN113932501A (zh) * 2020-07-13 2022-01-14 Lg电子株式会社 空调

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154992A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Daikin Ind Ltd 空気熱交換器
JP2002071208A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Hitachi Ltd 熱交換器及び空気調和機用室内機並びに室外機
JP2002243284A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2003202120A (ja) * 2002-01-09 2003-07-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井埋込型空気調和装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000154992A (ja) * 1998-11-18 2000-06-06 Daikin Ind Ltd 空気熱交換器
JP2002071208A (ja) * 2000-08-30 2002-03-08 Hitachi Ltd 熱交換器及び空気調和機用室内機並びに室外機
JP2002243284A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2003202120A (ja) * 2002-01-09 2003-07-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 天井埋込型空気調和装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104379999A (zh) * 2012-02-17 2015-02-25 三菱电机株式会社 空调装置以及空调装置的安装结构
JP2015506450A (ja) * 2012-02-17 2015-03-02 三菱電機株式会社 空気調和機、及び空気調和機の設置構成
US9322561B2 (en) 2012-02-17 2016-04-26 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus and configuration of installation of same
JP2013257121A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
JP2018071967A (ja) * 2012-07-09 2018-05-10 モーディーン・マニュファクチャリング・カンパニーModine Manufacturing Company 蒸発器および空調方法
US10047963B2 (en) 2014-11-04 2018-08-14 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
US10047962B2 (en) 2014-11-04 2018-08-14 Mitsubishi Electric Corporation Indoor unit for air-conditioning apparatus
CN106152638A (zh) * 2015-03-30 2016-11-23 上海日立电器有限公司 一种双缸双储液器的压缩机以及多缸多储液器的压缩机
EP3473940A1 (en) 2017-09-28 2019-04-24 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Indoor unit and air conditioner including the same
CN113932501A (zh) * 2020-07-13 2022-01-14 Lg电子株式会社 空调
US11698212B2 (en) 2020-07-13 2023-07-11 Lg Electronics Inc. Air conditioner
CN113932501B (zh) * 2020-07-13 2024-01-23 Lg电子株式会社 空调

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008256305A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
US8205470B2 (en) Indoor unit for air conditioner
JP5447569B2 (ja) 空気調和装置の熱交換器及び空気調和装置
JP2008256304A (ja) 冷凍装置
US10047962B2 (en) Indoor unit for air-conditioning apparatus
JP6400257B1 (ja) 熱交換器および空気調和機
JP2019128060A (ja) 室内熱交換器および空気調和装置
CN111919079A (zh) 热交换器和空调装置
JP7425282B2 (ja) 蒸発器、およびそれを備えた冷凍サイクル装置
JP5199041B2 (ja) 空気調和機
JP2004069228A (ja) 熱交換器
JP2006177573A (ja) 空気調和機
JP2008256311A (ja) 空気調和装置
JPH11337104A (ja) 空気調和機
JP2012167913A (ja) 空気調和機
JP2007127374A (ja) 一体型空気調和機
JP2005133976A (ja) 空気調和装置
JP2011112315A (ja) フィンチューブ型熱交換器及びこれを用いた空気調和機
JP2008075998A (ja) 空気調和装置
JP4300502B2 (ja) パラレルフロー型空調用熱交換器
JP2008008541A (ja) 熱交換器および熱交換器を備えた空気調和装置の室内機
JP2004333013A (ja) 空気調和機用熱交換器
JP2021113634A (ja) 熱交換器
JP4496951B2 (ja) 空気調和機
JP2012167912A (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111227