JP2008253439A - 電気掃除機 - Google Patents

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Fumiki Mano
文樹 真野
Yuji Otsuka
裕司 大塚
Satoru Oshita
悟 大下
Naoko Kawamura
直子 川村
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Abstract

【課題】電動送風機を駆動したまま操作パイプの先端部を差込部に差し込んでも電動送風機に過負荷がかかってしまうことのない電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸込室22を有する吸込口体20と、この吸込口体20の上に傾動自在に配置され、塵埃を集塵する集塵容器50この集塵容器50に塵埃を吸引させるための電動送風機33とを有した掃除機本体30と、この掃除機本体30の筒体36に着脱自在に差し込まれて装着される操作用パイプ40と、吸込口体20の吸込室22から集塵容器50に至る連通風路と、手元掃除用パイプ40から集塵容器50に至る手元掃除用風路とを備えた電気掃除機であって、操作用パイプ40が筒体36に差し込まれたとき、前記手元掃除用風路を閉じるとともに前記連通風路を開き、操作用パイプ40の先端部が筒部36から抜かれたとき、手元掃除用風路を開くとともに前記連通風路を閉じる開閉弁100を設けた。
【選択図】図2

Description

この発明は、吸込口体の上に配置された掃除機本体と、この掃除機本体に先端部が着脱自在に装着される手元掃除用パイプとを備えた電気掃除機に関する。
従来から、吸込口体の上に掃除機本体を配置したいわゆるアップライト型の電気掃除機が知られている(特許文献1参照)。
かかる電気掃除機は、吸込口体にロータリパイプを備えた開閉機構を設け、掃除機本体を起立させたとき、このロータリパイプを閉塞させ、掃除機本体を傾斜させたとき、そのロータリパイプを開成させるようになっている。
そして、吸込口体で床面などを掃除する際には、掃除機本体が傾斜されるのでロータリパイプが開成され、これにより吸込口体から塵埃が吸引され、床面の掃除が行われる。
また、天井などを掃除する場合、先端パイプを掃除機本体から外して行う。すなわち、掃除機本体を起立させると、ロータリパイプが閉塞され、これにより吸込口体からの塵埃の吸込が停止され、先端パイプのみから塵埃を吸引することができるようになり、これによって先端パイプで天井などの掃除が行えるようになっている。
特開2002−233482号公報
しかしながら、このような電気掃除機にあっては、掃除機本体を床面に起立させた状態では先端パイプの先端部が届かないような高い場所を掃除する際、使用者が掃除機本体を持ち上げると、掃除機本体が吸込口体に対して相対的に回動してしまう場合がある。このような場合、ロータリパイプが開成されてしまい、先端パイプから吸引する吸引力が低下してしまう。
また、ベッドの下などのある程度の低い場所を掃除する際に、使用者が掃除機本体の把持部を持ったまま掃除機本体を倒して掃除を行うことがある。この場合もロータリパイプが開成されてしまい、先端パイプ(手元掃除用パイプ)から吸引する吸引力が低下してしまう。
この発明の目的は、掃除機本体を傾斜させても手元掃除用パイプから吸引する吸引力が低下してしまうことのない電気掃除機を提供することにある。
この発明は、吸込開口を有する吸込室を形成した吸込口体と、この吸込口体の上に傾動自在に配置され、塵埃を集塵する集塵部とこの集塵部に塵埃を吸引させるための電動送風機とを有した掃除機本体と、この掃除機本体の差込部に着脱自在に差し込まれて装着される手元掃除用パイプと、前記吸込口体の吸込室から前記集塵部に至る床掃除用風路と、前記手元掃除用パイプから前記集塵部に至る手元掃除用風路とを備えた電気掃除機であって、
前記手元掃除用パイプが前記差込部に差し込まれたとき、前記手元掃除用風路を閉じるとともに前記床掃除用風路を開き、前記手元掃除用パイプの先端部が前記差込部から抜かれたとき、前記手元掃除用風路を開くとともに前記床掃除用風路を閉じる切換手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、掃除機本体を傾斜させても手元掃除用パイプから吸引する吸引力が低下してしまうことがない。
以下、この発明に係る電気掃除機の実施の形態である一実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2はアップライト型の電気掃除機10を示す。このアップライト型の電気掃除機10は、底面に吸込開口21を有する吸込室22を形成した吸込口体20と、掃除機本体30と、この掃除機本体30に着脱可能に装着された手元掃除用パイプ40とを備えている。
吸込口体20の後部には、点O(図2参照)を中心にして前後方向(図2において左右方向)に回動可能な回転管23が設けられており、この回転管23は吸込口体20の吸込室22に連通されている。また、回転管23の上部は後述する掃除機本体30の下部の接続口部31に着脱可能に接続されており、掃除機本体30が回転管23とともに点Oを中心にして前後に傾動可能となっている。
掃除機本体30は、内部に形成された集塵容器室32と、この集塵容器室32に着脱可能に装着された集塵容器(集塵部)50と、この集塵容器50内の空気を吸引する電動送風機33と、この集塵容器50の接続開口51と接続口部31とを連通する連通管34と、この連通管34の水平部34Aに設けられた枝管35と、底面が閉塞され上部が開口した筒体(差込部)36とを備えている。この筒体36の開口36Aが差込口となっている。枝管35は、連通管34の水平部34Aを介して集塵容器50の接続開口51に連通している。
そして、吸込室22と回転管23と連通管34は、吸込口体20の吸込室22から掃除機本体30の集塵容器50に至る床掃除用風路を形成している。
また、連通管34の水平部34A内には、開閉弁(切換手段)100が設けられている。この開閉弁100は、図2に示す実線位置と鎖線位置とに切り換え可能となっており、実線位置に切り換えられたとき枝管35が閉成され、鎖線位置に切り換えられたとき枝管35より上流側の連通管34が閉成される。
すなわち、開閉弁100は、床掃除用風路を閉成しているとき後述する手元掃除用風路を開成し、この手元掃除用風路を閉成しているとき床掃除用風路を開成する。
開閉弁100の回動軸101は、連通管34を貫通して連通管34の外側に突出している。この突出部にギア102が装着され、ギア102の回動によって開閉弁100が切り換えられるようになっている。
筒体36の下部には図3に示すように穴36Hが形成され、この穴36Hにはロッド110の先端部110Aが挿入されて筒体36内に進入している。このロッド110は、左右方向(図2において)に移動可能に掃除機本体30内に設けられており、図示しないスプリングにより左方向へ付勢されている。
ロッド110の先端部110Aには、左方向(図3において)の斜め上方に向いた傾斜面110bが形成されている。また、ロッド110の後部(図3において右端部)の下面にはラック111が形成され、このラック111がギア102に噛合されている。
そして、ロッド110が図3に示す位置から左方向へ移動すると、図4に示すように開閉弁100が連通管34を閉塞し、この図4に示す位置からロッド110が右方向へ移動すると、図3に示すように開閉弁100が枝管35を閉塞するようになっている。そして、開閉弁100とギア102とロッド110等とで切換手段が構成される。
手元掃除用パイプ40は、手元操作管体41と、この手元操作管体41の先端部に着脱可能に接続された伸縮接続パイプ42とを備えている。
手元操作管体41の後部(図2において上部)には集塵ホース43の一端が接続され、この集塵ホース43の他端が枝管35に接続されている。そして、伸縮接続パイプ42は手元操作管体41および集塵ホース43を介して枝管35に連通している。
そして、手元掃除用パイプ40と集塵ホース43と枝管35と連通管34の一部は、手元掃除用パイプ40から集塵容器50に至る手元掃除用風路を形成している。
伸縮接続パイプ42の先端には鶴口の吸込具(先端部)44が着脱可能に装着されている。そして、この吸込具44および伸縮接続パイプ42の先端部が筒体36内に取り外し可能に差し込まれている。
伸縮接続パイプ42の吸込具44が図3に示すように筒体36内に差し込まれると、吸込具44の先端部44Aがロッド110の先端部110Aの傾斜面110bに当接して、ロッド110をスプリングの付勢力に抗して右方向に押していくので、開閉弁100が枝管35を閉塞する。
この状態から伸縮接続パイプ42の吸込具44を筒体36内から抜くと、ロッド110はスプリングの付勢力により左方向へ移動されて、図4に示すように開閉弁100が連通管34を閉塞する。
手元操作管体41は、図1および図2に示すように把手部41aを備えている。
伸縮接続パイプ42は、外側接続パイプ45内に引き出し可能に挿入された内側パイプ46とを備えている。内側パイプ46は、外側接続パイプ体45に設けたボタン47を押すことにより任意の位置の長さに引き出すことができ、そのボタン47の押圧を解除すると、内側パイプ46がその引き出された長さに外側接続パイプ45に対して固定されるようになっている。
[動 作]
次に、上記のように構成される電気掃除機の動作について説明する。
伸縮接続パイプ42の吸込具44が、図2および図3に示すように筒体36内に差し込まれている場合、ロッド110は右方向へ移動されているので、開閉弁100が枝管35を閉塞し、吸込口体20の吸込開口21が回転管23および連通管34を介して掃除機本体30の集塵容器50内に連通されている。
そして、図示しない電源スイッチがオンされて電動送風機33が駆動されると、集塵容器50,連通管34および回転管23を介して吸込口体20の吸込室22に負圧が作用し、吸込口体20の吸込開口21から空気および塵埃が吸引されていく。この空気および塵埃は、吸込室22,回転管23および連通管34を介して集塵容器50へ吸引されていく。
この集塵容器50内で塵埃と空気が分離されて塵埃が集塵されていき、空気は電動送風機33の吸引開口33Aへ吸引されていく。吸引開口33Aへ吸引された空気は電動送風機33内を通って掃除機本体30の排気口(図示せず)から排気される。
次に、天井や隙間の狭い場所を掃除する場合について説明する。
先ず、伸縮接続パイプ42の吸込具44を掃除機本体30の筒体36から抜き取る。吸込具44が筒体36から抜き取られると、ロッド110はスプリングの付勢力により左方向へ移動され、このロッド110の移動により図4に示すように開閉弁100が連通管34を閉塞し、吸込具44が伸縮接続パイプ42,手元操作管体41,集塵ホース43および枝管35を介して集塵容器50に連通される。
そして、図示しない電源スイッチがオンされて電動送風機33が駆動されると、集塵容器50,枝管35,集塵ホース43,手元操作管体41および伸縮接続パイプ42を介して吸込具44に負圧が作用し、この吸込具44から空気および塵埃が吸引されていく。この空気および塵埃は、伸縮接続パイプ42,手元操作管体41,集塵ホース43および枝管35を介して集塵容器50へ吸引されていく。
この場合、例えば掃除機本体30を持ち上げて天井などの高い所を掃除する際に、吸込口体20が掃除機本体30に対して相対的に傾斜しても、この傾斜に拘わらず開閉弁100が連通管34を閉塞しているので、吸込具44の塵埃の吸引力が低下してしまうことがない。
また、ベッドなどの下を吸込具44で掃除する際に、掃除機本体30の把持部30Tを手で持ってその掃除機本体30を傾けた場合であっても、掃除機本体30の傾きに拘わりなく開閉弁100が連通管34を閉塞しているので、吸込具44の塵埃の吸引力が低下してしまうことがない。
上記実施例は、開閉弁100の切り換えをロッド110とギア102を用いて行っているが、これに限定するものではなく、例えば電磁弁など使用し、吸込具44が掃除機本体30の筒体36に差し込まれているか否かをセンサで検知し、このセンサの検知に基づいて電磁弁により弁の切り換えを行うようにしてもよい。
この発明に係るアップライト式の電機掃除機の外観を示した斜視図である。 図1のアップライト式の電機掃除機の構成を示した断面図である。 図2に示す枝管と連通管と開閉弁とを示した説明図である。 図3に示す開閉弁の切り換えを示した説明図である。
符号の説明
20 吸込口体
21 吸込開口
22 吸込室
30 掃除機本体
33 電動送風機
34 連通管
35 枝管
36 筒体(差込部)
44 吸込具
50 集塵容器(集塵部)
100 開閉弁(切換手段)

Claims (2)

  1. 吸込開口を有する吸込室を形成した吸込口体と、この吸込口体の上に傾動自在に配置され、塵埃を集塵する集塵部とこの集塵部に塵埃を吸引させるための電動送風機とを有した掃除機本体と、この掃除機本体の差込部に着脱自在に差し込まれて装着される手元掃除用パイプと、前記吸込口体の吸込室から前記集塵部に至る床掃除用風路と、前記手元掃除用パイプから前記集塵部に至る手元掃除用風路とを備えた電気掃除機であって、
    前記手元掃除用パイプが前記差込部に差し込まれたとき、前記手元掃除用風路を閉じるとともに前記床掃除用風路を開き、前記手元掃除用パイプの先端部が前記差込部から抜かれたとき、前記手元掃除用風路を開くとともに前記床掃除用風路を閉じる切換手段を設けたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記床掃除用風路は、前記掃除機本体内に設けられた連通管を有し、
    前記手元掃除用風路は、前記床掃除用風路から枝分かれした枝管を有し、
    前記切換手段は、前記枝管と連通管のどちらか一方を開成しているとき他方を閉塞する開閉弁であることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011087172A1 (ko) * 2010-01-18 2011-07-21 엘지전자 주식회사 진공 청소기의 유로개폐장치
CN109645888A (zh) * 2018-08-29 2019-04-19 苏州市春菊电器有限公司 一种立式推杆吸尘器的支架和立式推杆吸尘器

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