JP2008252726A - 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮データ処理部10の圧縮データ生成手段12は、差分データの変換処理を実行して差分値を算出し、この差分値とグループ判別データとを用いて、各グループにおけるデータの発生頻度からハフマン符号の割当処理を実行する。このハフマン符号により1ラインの平均符号長が目標値以下になっていない場合には、圧縮データ生成手段12は、バジェッティング及び量子化を繰り返し行なって、平均符号長が目標値以下となるSX値を特定する。圧縮データ生成手段12は、平均符号長が目標値以下になったときのSX値、グループに付与されたハフマン符号及び正負符号を用いて、各ピクセルの値を変換する。
【選択図】図2
Description
像用色分離部の出力を導出するよう混合器に指示する。これにより、圧縮処理の失敗により出力が完全に復元できない場合には、ライン相関処理に切り替えることで、圧縮の失敗の影響を少なくしている。
ところが、10ビットの量子化数のコンポーネント映像信号を入力に用いた場合には、2回の差分計算を行なうと−2048〜2048まで4096個の差分データが存在することになる。このため、各差分データの統計を利用して、ハフマン符号化を行なうには、ハードが複雑になりすぎて不可能であった。また、リアルタイムにWXGA(Wide XGA)の画像を圧縮するには符号の種類が多すぎる。
データを生成するコード生成手段と、メモリに前記圧縮データを書き込む記録手段と、前記メモリから圧縮データを読み出して、前記修正テーブルを用いてフレーム遅延画像データを生成する展開手段とを備えたことを要旨とする。
フレーム相関処理を実行する画像処理プログラムであって、前記制御手段を、受信した画像データを構成する画素間の差分値を算出する差分値算出手段、算出した差分値を、前記グループ判別テーブルを用いて各グループに分類した後、グループの頻度を算出する頻度算出手段、算出した頻度に応じて各グループに対してハフマン符号を割り当てるハフマン符号化手段、各グループに割り当てられたハフマン符号を表わすためのビット数、各グループにおけるオフセットを表わすためのビット数、正負符号を表示するためのビット数から、総圧縮データ量を算出する総圧縮データ量算出手段、前記総圧縮データ量が予め定められた基準値を超える場合には、前記オフセット割当ルールを用いて、総圧縮データ量が前記基準値以下になるように、前記グループ判別テーブルにおけるオフセットのビット数を削減した修正テーブルを生成する修正テーブル生成手段、修正テーブルを生成した場合には、この修正テーブルを用いて画像データから圧縮データを生成するコード生成手段、メモリに前記圧縮データを書き込む記録手段、及び前記メモリから圧縮データを読み出して、前記修正テーブルを用いてフレーム遅延画像データを生成する展開手段として機能させることを要旨とする。
請求項1,6又は7に記載の発明によれば、制御手段は、画像データを構成する画素間の差分値を算出し、この算出した差分値をグループに分類し、グループの頻度を算出する。制御手段は、算出した頻度に応じて各グループに対してハフマン符号を割り当てる。このため、偏った分布になる差分値に変換した上で、高い頻度のグループに対して短い符号が付与されるので、より多くのデータが集中するグループに対して短いハフマン符号を付与することができる。従って、画像データをより圧縮することができる。
とにおける第2差分値とから算出される差分値を用いて圧縮データを生成する。第1差分値と第2差分値とから差分値を算出することにより、データの分布をいっそう偏らせることができる。従って、ハフマン符号を用いて、より少ないビットでデータ全体を表わすことができるので、圧縮による画質の劣化をより小さくすることができる。
まず、本実施形態の画像処理装置の構成概念図について図1を用いて説明する。
録段階及び展開段階等を含む処理)を行なう。そして、このための画像処理プログラムを実行することにより、圧縮データ処理部10は、差分値算出手段、頻度算出手段、ハフマン符号化手段、総圧縮データ量算出手段、修正テーブル生成手段、コード生成手段、記録手段及び展開手段として機能する。
れる差分データの値が、1ビット大きいSX値で表わせるグループを生成する。また、グループ「0」は、グループ「1」と同様に、2ビット(最小の複数ビット数)で表わせる値を含む。更に、グループ「10」は、グループ「9」と同様に、10ビットで表わせるビット数とする。
縮データ生成手段12は、平均符号長が目標値以下の場合には、表40に示す初期値のSX値のビット数を用いることを決定し、平均符号長が目標値より大きい場合には、後述のバジェッティング及び量子化を行なって平均符号長が目標値以下になったときのSX値を用いることを決定するオフセット決定機能を備える。なお、初期値のSX値を用いる場合には、圧縮データに変換しても劣化がなく、完全に画像データを再現することができる。
ットを削減しながら量子化を行なって、目標値以下のデータで「最も画像がよく見える量子化値」を探す処理を行なう(バジェッティング)。この場合、削減したLSB側の1ビットは、「0」に固定して、量子化を実行する。なお、1ビットを削減した場合、表現可能な差分データの値は2の倍数になるため、2LSB分の誤差を伴うことになる。また、バジェッティングは、コンポーネント映像信号(Y,Cr,Cb)のそれぞれの信号の全体で行なう。更に、コンポーネント映像信号(Y,Cr,Cb)のそれぞれのデータ量は、入力画像によってライン毎に変化するので、ライン毎にバジェッティングを実行する。
(1)グループ番号が大きいデータから順に量子化を行なう。これは、グループ番号が大きいデータは、絵柄が激しく変化している箇所であるため、劣化があっても、この劣化が分かり難いからである。
(b)本実施形態では、次のグループ番号のSX値を1ビット削減する場合には、その前のグループ番号のSX値を更に削減する。例えば、まず、グループ番号が大きいSX値を1ビット削減する。この場合においても平均符号長が目標値より大きい場合には、削減したSX値を更に1ビット削減し、その次に(2番目に)グループ番号が大きいSX値を1ビット削減する。この場合においても平均符号長が目標値より大きい場合には、最初にSX値を削減したグループのSX値を更に1ビット削減し、2番目にSX値を削減したグループのSX値を更に1ビット削減し、その次に(3番目に)グループ番号が大きいSX値を1ビット削減する。このように、大きいグループ番号のSX値のビット数がより多く削減されるように調整を行なう。
圧縮データ格納手段13は、圧縮データ生成手段12が生成した圧縮データをフレームメモリに格納する機能を備える。具体的には、圧縮データ格納手段13は、圧縮したデータをメモリコントローラ51に供給して、DRAM52のフレームメモリデータ領域に記録させる。
イブ処理ブロック57に供給する。
圧縮データ生成手段12は、まず、トータル符号長の算出処理を実行する(ステップS2−1)。ここで、圧縮データ生成手段12は、ハフマン符号の割当処理(ステップS1−4)により各グループに割り当てられたハフマン符号長を用いて、1ラインのトータル符号長を算出する。具体的には、圧縮データ生成手段12は、1ラインを構成する各ピクセルのデータのビット数を合計した値を算出する。例えば、各グループに対しては図7の表60に示すような符号長のハフマン符号が付与されて、表60に示すような個数(これは発生頻度(%)と同じ数)のデータがある場合、トータル符号長は669になる。
ループ番号が大きいグループを特定する。表60では、グループ番号「9」及び「10」に属するデータの個数が「0」であるため、圧縮データ生成手段12は、グループ番号「8」のSX値のビット数を1ビット削減する量子化を行なう。
次に、圧縮データ生成手段12は、全ラインについて処理が終了したか否かを判断する(ステップS1−7)。ここで、未処理のラインが残っている場合(ステップS1−7において「NO」の場合)には、圧縮データ生成手段12は、処理対象ラインの変更処理を実行する(ステップS1−8)。具体的には、圧縮データ生成手段12は、次のラインを処理対象ラインとして特定する。そして、特定した処理対象ラインについて、上記ステップS1−1〜S1−7の処理を実行する。
圧縮データ展開手段17は、フレームメモリに記憶されていたヘッダ情報と圧縮データを圧縮データ読出手段16から取得し、圧縮データに含まれるハフマン符号に基づいてグループを特定する。そして、特定したグループとヘッダ情報とからコード符号長を特定し、各圧縮コードを特定する。更に、特定した各圧縮コードから、SX値のコード及び正負を示す符号のコードを特定する。
する。更に、1ラインの圧縮コードを復号した後には、次のラインについて順次、復号処理を実行して、最終ラインまで復号を行なう。以上により、圧縮データが展開されて、圧縮データ展開手段17は、展開したデータを圧縮後の画像データ出力手段18に供給する。
・ 本実施形態では、圧縮データ生成手段12は、差分データの変換処理を実行し(ステップS1−2)、算出した差分値を用いて、ヒストグラムの抽出処理を実行する(ステップS1−3)。そして、圧縮データ生成手段12は、算出したグループ毎の発生頻度から、ハフマン符号の割当処理を実行する(ステップS1−4)。このため、「0」を中心に偏った分布になる差分値に変換した上で、高い頻度のグループに対して短い符号が付与されるので、「0」付近にあるより多くのデータを含むグループに対して短いハフマン符号が付与される。このため、画像データをより圧縮することができる。
グループ番号と、各グループにおいて削減したビット数とを含む修正グループ判別データを、各処理対象ラインのヘッダ情報として付加する。圧縮データ展開手段17は、ハフマン復号処理を実行して、各ラインのヘッダ情報からこのグループのSX値が量子化されている場合には、削減したビット数に対応する数の「0」をLSBに付加したSX値を算出し、このSX値に対応する値を算出する。このため、ライン毎に行なった量子化に応じて、圧縮データを復元することができる。
○ 上記実施形態の差分データの変換処理(ステップS1−2)において、圧縮データ生成手段12は、対象ピクセル「d」の前のピクセル「c」との差分値(c−d)に対して上下方向の差分の値(a−b−(c−d))を算出した。差分データの変換処理で算出する差分値は、これに限らず、対象ピクセルに隣接し、この対象ピクセルよりも先に処理が行なわれる周辺画素を用いて算出される値であればよい。例えば、画像の右から縦1ライン毎に処理を行なう場合には、対象ピクセル「d」の上にあるピクセル「b」と、これらのラインの右に位置する「e」及び「f」とを用いて算出する差分値(「d−b−(f−e)」や「e−b−(f−d)」)を用いてもよい。
戻してもよい。具体的には、圧縮データ生成手段12は、平均符号長は目標値以下になっていると判断した場合(ステップS2−6において「YES」)には、削除したSX値を増加しても、平均符号長が目標値以下のままになるSX値がないかを検索する。そして、該当するSX値があった場合には、そのSX値を元に戻す。例えば、上記実施形態においては、図7の表70に示すように、グループ番号「4」、「5」、「7」、「8」のSX値のビット数を「4」、「4」、「5」、「4」とすることにより、平均符号長は目標値以下になった。この場合には、グループ番号「4」のSX値を1つ増加させたトータル符号長は600であり、平均符号長は目標値以下になる。そこで、圧縮データ生成手段12は、グループ番号「4」のSX値として5ビットを用いるとしてもよい。これにより、目標値以下のデータ量に圧縮できるとともに、グループ番号が小さく劣化がより目に付くようなグループを表わせるデータの誤差を小さくすることができる。
Claims (7)
- グループに属する差分値の範囲と、各グループに付与されるハフマン符号と、各グループ内でグループに属する差分値を表わすための複数のビット数からなるオフセットとをグループ毎に記録するグループ判別テーブル及びオフセット割当ルールに関するデータを保持した制御手段と、
フレーム遅延画像データの圧縮データを記録するメモリとを用いて、
前記フレーム遅延画像データとカレント画像データとを用いてフレーム相関処理を実行する画像処理装置であって、
前記制御手段が、
受信した画像データを構成する画素間の差分値を算出する差分値算出手段と、
算出した差分値を、前記グループ判別テーブルを用いて各グループに分類した後、グループの頻度を算出する頻度算出手段と、
算出した頻度に応じて各グループに対してハフマン符号を割り当てるハフマン符号化手段と、
各グループに割り当てられたハフマン符号を表わすためのビット数、各グループにおけるオフセットを表わすためのビット数、正負符号を表示するためのビット数から、総圧縮データ量を算出する総圧縮データ量算出手段と、
前記総圧縮データ量が予め定められた基準値を超える場合には、前記オフセット割当ルールを用いて、総圧縮データ量が前記基準値以下になるように、前記グループ判別テーブルにおけるオフセットのビット数を削減した修正テーブルを生成する修正テーブル生成手段と、
修正テーブルを生成した場合には、この修正テーブルを用いて画像データから圧縮データを生成するコード生成手段と、
メモリに前記圧縮データを書き込む記録手段と、
前記メモリから圧縮データを読み出して、前記修正テーブルを用いてフレーム遅延画像データを生成する展開手段と
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記コード生成手段は、前記修正テーブルによって削減されたビット数で表わされたオフセットを用いて再現された画像データにより差分値を算出し、前記差分値について前記修正テーブルを用いて圧縮データを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記差分値算出手段は、対象画素に隣接し、この対象画素よりも先に圧縮データに変換される周辺画素における第1差分値と、前記対象画素と周辺画素とにおける第2差分値とから算出される差分値を用いて圧縮データを生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 画像データは、輝度信号のデータと、青系色差信号のデータと、赤系色差信号のデータとから構成され、
前記オフセット割当ルールは、青系色差信号、赤系色差信号、輝度信号の順番で、オフセットのビット数の削減量が多くなるように設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記頻度算出手段、前記ハフマン符号化手段、前記総圧縮データ量算出手段、前記修正テーブル生成手段及び前記コード生成手段は、画像を構成する1ライン毎に行なうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- グループに属する差分値の範囲と、各グループに付与されるハフマン符号と、各グルー
プ内でグループに属する差分値を表わすための複数のビット数からなるオフセットとをグループ毎に記録するグループ判別テーブル及びオフセット割当ルールに関するデータを保持した制御手段と、
フレーム遅延画像データの圧縮データを記録するメモリとを用いて、
前記フレーム遅延画像データとカレント画像データとを用いてフレーム相関処理を実行する画像処理方法であって、
前記制御手段が、
受信した画像データを構成する画素間の差分値を算出する差分値算出段階と、
算出した差分値を、前記グループ判別テーブルを用いて各グループに分類した後、グループの頻度を算出する頻度算出段階と、
算出した頻度に応じて各グループに対してハフマン符号を割り当てるハフマン符号化段階と、
各グループに割り当てられたハフマン符号を表わすためのビット数、各グループにおけるオフセットを表わすためのビット数、正負符号を表示するためのビット数から、総圧縮データ量を算出する総圧縮データ量算出段階と、
前記総圧縮データ量が予め定められた基準値を超える場合には、前記オフセット割当ルールを用いて、総圧縮データ量が前記基準値以下になるように、前記グループ判別テーブルにおけるオフセットのビット数を削減した修正テーブルを生成する修正テーブル生成段階と、
修正テーブルを生成した場合には、この修正テーブルを用いて画像データから圧縮データを生成するコード生成段階と、
メモリに前記圧縮データを書き込む記録段階と、
前記メモリから圧縮データを読み出して、前記修正テーブルを用いてフレーム遅延画像データを生成する展開段階と
を実行することを特徴とする画像処理方法。 - グループに属する差分値の範囲と、各グループに付与されるハフマン符号と、各グループ内でグループに属する差分値を表わすための複数のビット数からなるオフセットとをグループ毎に記録するグループ判別テーブル及びオフセット割当ルールに関するデータを保持した制御手段と、
フレーム遅延画像データの圧縮データを記録するメモリとを用いて、
前記フレーム遅延画像データとカレント画像データとを用いてフレーム相関処理を実行する画像処理プログラムであって、
前記制御手段を、
受信した画像データを構成する画素間の差分値を算出する差分値算出手段、
算出した差分値を、前記グループ判別テーブルを用いて各グループに分類した後、グループの頻度を算出する頻度算出手段、
算出した頻度に応じて各グループに対してハフマン符号を割り当てるハフマン符号化手段、
各グループに割り当てられたハフマン符号を表わすためのビット数、各グループにおけるオフセットを表わすためのビット数、正負符号を表示するためのビット数から、総圧縮データ量を算出する総圧縮データ量算出手段、
前記総圧縮データ量が予め定められた基準値を超える場合には、前記オフセット割当ルールを用いて、総圧縮データ量が前記基準値以下になるように、前記グループ判別テーブルにおけるオフセットのビット数を削減した修正テーブルを生成する修正テーブル生成手段、
修正テーブルを生成した場合には、この修正テーブルを用いて画像データから圧縮データを生成するコード生成手段、
メモリに前記圧縮データを書き込む記録手段、及び
前記メモリから圧縮データを読み出して、前記修正テーブルを用いてフレーム遅延画像
データを生成する展開手段
として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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