JP2008252542A - 音響再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を発生させる第1の補正係数を演算する第1の演算ブロック100と、第1の逆特性の周波数に対する振幅が増加している部分で、その振幅を所定量だけ抑制する第2の逆特性を発生させる第2の補正係数を演算する第2の演算ブロック100aと、第1の補正係数と、第2の補正係数とを保持するメモリ8と、オーディオ信号の音量に基づいて、メモリ8に保持された第1の補正係数または第2の補正係数のいずれかを選択する選択手段9と、選択手段9により選択された第1の補正係数または第2の補正係数に基づき、オーディオ信号を補正するようにした。
【選択図】 図1
Description
図1〜図3は、本発明の実施の形態1に係る音響再生装置を説明するためのもので、図1は、音響再生装置の基本構成を示すブロック図、図2は音響再生装置のスピーカーから受聴位置までの音響空間に対する周波数振幅特性、つまり、全周波数領域に均等(平坦)な振幅のオーディオ信号がスピーカーに入力されたときの受聴位置での周波数振幅特性を示す図であり、横軸は周波数、縦軸は振幅(レベル)を示す。図3は図2の周波数振幅特性に対する第1の逆特性を示すものである。図1において、音響再生装置は、第1の補正係数H0または第2の補正係数H0aを用いて、非巡回型デジタルフィルタ2によって補正したオーディオ信号をスピーカー4から音響として放射するものである。
信号入力端子1に平坦な周波数振幅特性のオーディオ信号が入力されると、非巡回型デジタルフィルタ2から出力される信号は図3に示す周波数振幅特性、つまり第1の補正係数H0に等しい周波数振幅特性に補正される。非巡回型デジタルフィルタ2により補正され、出力されたオーディオ信号は、電力増幅器3で増幅された後、スピーカー4から周波数振幅特性がH0の音響が出力される。このとき、入力信号端子1からスピーカー4までの周波数振幅特性は、図3に示すような第1の逆特性と等しくなる。そしてスピーカー4に入力されたオーディオ信号が図3に示す特性で音響として放射され、受聴位置7に到達したときには、スピーカー4から受聴位置7までの音響空間の周波数振幅特性(図2に示す特性)により、図4に示すように200Hz〜10数kHzの周波数領域で平坦な周波数振幅特性の、つまり、オーディオ信号に忠実な音として再生される。なお、周波数振幅特性の第1の逆特性を発生させる第1の補正係数H0は、スピーカー4の再生能力及び人間の聴覚特性上、オーディオ信号に対する補正効果の低い領域である200Hz以下および10数kHz以上の周波数領域については補正量を抑えている。
図10に本発明の実施の形態2に係る音響再生装置を示す。本実施の形態2では、音響再生装置の非巡回型デジタルフィルタ2の前に入力調整手段10、非巡回型デジタルフィルタ2の後にスピーカー4から放射する音響の音量を音量設定値に基づいて調整するボリューム調整手段(音量調整手段)11を設け、選択手段9は、音量調整手段11の音量設定値に基づいて選択信号を出力するようにした。他の構成については実施の形態1と同様であり、対応する部分については説明を省略する。
図11は、本発明の実施の形態3に係る音響再生装置における、音量調整手段の音量設定値と音量調整手段から出力されるオーディオ信号の音量レベルの関係を示すものである。本実施の形態3は、実施の形態2における音響再生装置において、音量調整手段11の音量設定値と出力される音量レベルとの関係を調整したものである。他の構成については実施の形態2と同様であり、対応する部分については説明を省略する。
図13は、本発明の実施の形態4に係る音響再生装置における、第2の逆特性を示す図である。本実施の形態4での第2の逆特性は、逆特性の変化に由来する音圧差を補償するように第2の逆特性における振幅の平均値を調整したものである。本実施の形態4は、音圧差を補償するために、実施の形態2における音響再生装置において、第2の補正係数H0aが発生させる第2の逆特性における振幅の平均値を第1の補正係数H0が発生させる第1の逆特性における振幅の平均値と一致するように第2の補正係数H0aを調整した。他の構成については実施の形態2と同様であり、対応する部分については説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態5に係る音響再生装置における、逆特性を示す図であり、(a)は音量設定値がVs以下のときの音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を、(b)は音量設定値がVs以上のときの音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性の周波数に対する振幅が増加している部分で、その振幅を所定量だけ抑制する第2の逆特性を示す。つまり、本実施の形態5では、音量設定値がVs以下のときとVs以上ときとで、スピーカー4から受聴位置7までの音響空間に対する周波数振幅特性が変化する場合に、両状態間で異なる周波数振幅特性を基にした逆特性を発生させる補正係数を使用するものである。他の構成については上記実施の形態2〜4と同様であり、対応する部分については説明を省略する。
上記各実施の形態では、音響再生装置が設置される環境が一定であると仮定し、平均的な設置状況における音響空間に対する周波数振幅特性の逆特性を発生させる補正係数によってオーディオ信号に忠実な音響を再生するようにしていた。
本実施の形態7も、スピーカー4から受聴位置7までの音響空間の周波数振幅特性が、音響再生装置の設置される環境によって変化することを考慮したものである。図18は、本発明の実施の形態7に係る音響再生装置を示す図である。他は上記実施の形態6と同様であり、対応する部分の説明は省略する。
Claims (7)
- 第1の補正係数または第2の補正係数をもつ非巡回型デジタルフィルタによりオーディオ信号を補正し、スピーカーから音響を放射する音響再生装置であって、
前記スピーカーから前記音響の受聴位置までの音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を発生させる第1の補正係数を演算する第1の演算ブロックと、
前記第1の逆特性の周波数に対する振幅が増加している部分で、その振幅を所定量だけ抑制する第2の逆特性を発生させる第2の補正係数を演算する第2の演算ブロックと、
前記第1の補正係数と、前記第2の補正係数とを保持する補正係数保持手段と、
前記スピーカーに入力される前記オーディオ信号の音量に基づいて、前記補正係数保持手段に保持された前記第1の補正係数または前記第2の補正係数のいずれかを選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により選択された前記第1の補正係数または前記第2の補正係数に基づき、前記オーディオ信号を補正するようにした音響再生装置。 - 前記スピーカーから放射する音響の音量を音量設定値に基づいて調整する音量調整手段を有し、
前記選択手段は、前記音量設定値が所定値以下の場合は前記第1の補正係数を、前記音量設定値が前記所定値以上の場合は前記第2の補正係数を選択する
ことを特徴とする請求項1に記載の音響再生装置。 - 前記音量調整手段は、前記音量設定値が前記所定値を超えて変化するとき、前記第1の逆特性における振幅の平均値と前記第2の逆特性における振幅の平均値との差に由来する音圧差を補償するように音量を調整する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響再生装置。 - 前記第2の演算ブロックは、前記第2の逆特性における振幅の平均値と前記第1の逆特性における振幅の平均値との差に由来する音圧が一致するように前記第2の補正係数を演算する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の音響再生装置。 - 前記第1の補正係数は、前記音量設定値が前記所定値以下の場合は、前記音量所定値が前記所定値以下のときの前記音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を発生させ、
前記第2の補正係数は、前記音量設定値が前記所定値以上の場合は、前記音量設定値が前記所定値以上のときの前記音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を示す周波数に対する振幅が増加している部分で、その振幅を所定量だけ抑制する第2の逆特性を発生させる、
ことを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の音響再生装置。 - 第3の補正係数または第4の補正係数をもつ非巡回型デジタルフィルタによりオーディオ信号を補正し、スピーカーから音響を放射する音響再生装置であって、
前記スピーカーから前記音響の受聴位置までの音響空間に対する周波数振幅特性の第1の逆特性を発生させる第1の補正係数を演算する第1の演算ブロックと、
前記第1の逆特性の周波数に対する振幅が増加している部分で、その振幅を所定量だけ抑制する第2の逆特性を発生させる第2の補正係数を演算する第2の演算ブロックと、
前記スピーカーから前記受聴位置までの距離、前記音響空間に放射された音響を反射する反射体、前記音響空間に放射された音響を吸収する吸収体に関する複数の配置パターンを有し、前記複数の配置パターンの中からひとつの配置パターンを選択する設置状況選択手段と、
前記複数の配置パターン毎に前記周波数振幅特性の変化を補償する修正関数を保持し、前記選択した配置パターンに対応した修正関数により前記第1の補正係数を第3の補正係数に修正し、前記第2の補正係数を第4の補正係数に修正する補正係数修正手段と、
前記第3の補正係数と、前記第4の補正係数とを保持する補正係数保持手段と、
前記スピーカーに入力される前記オーディオ信号の音量に基づいて、前記補正係数保持手段に保持された前記第3の補正係数または前記第4の補正係数のいずれかを選択する選択手段とを備え、
前記選択手段により選択された前記第3の補正係数または前記第4の補正係数に基づき、前記オーディオ信号を補正するようにした音響再生装置。 - 補正係数をもつ非巡回型デジタルフィルタによりオーディオ信号を補正し、スピーカーから音響を放射する音響再生装置であって、
前記スピーカーから前記受聴位置までの距離、前記音響空間に放射された音響を反射する反射体、前記音響空間に放射された音響を吸収する吸収体に関する複数の配置パターン毎の前記スピーカーから前記音響の受聴位置までの音響空間に対する周波数振幅特性の逆特性を発生させる補正係数を演算する演算ブロックと、
前記複数の配置パターン毎の演算ブロックにより演算された複数の補正係数を保持する係数保持手段と、
前記複数の配置パターンの中から1つの配置パターンを選択し、選択された配置パタ−ンに応じて、前記係数保持手段に保持された前記複数の補正係数の中から1つの補正係数を選択する設置状況選択手段と、
前記設置状況選択手段により選択された補正係数に基づき、前記オーディオ信号を補正するようにした音響再生装置。
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