JP2008252406A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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光利 杉浦
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Abstract

【課題】乱数種の乱数性を向上させることにより、IDタグにおける固体認識率を向上させる。
【解決手段】乱数種を取り込むクロック信号CLK2を生成する際、抵抗19に電流が流れる際に発生する熱雑音を増幅器20,21によって増幅し、参照電圧VREF1,VREF2としてコンパレータ22,23に出力する。コンパレータ22,23は、参照電圧VREF2,VREF1と静電容量素子28の接続部(ノードa)の電圧VCとを比較し、その比較結果をそれぞれ出力する。フリップフロップ24は、コンパレータ22,23からの出力信号によってクロック信号を出力する。参照電圧VREF1,VREF2は、熱雑音によってノイズを含んでいるので電圧レベルが大きく揺れており、フリップフロップ24から出力されるクロック信号CLK2の周期を変動させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency IDentification:電波方式認識)システムに関し、特に、IDタグにおける固体認識の向上に有効な技術に関する。
無線通信によりデータ交信することができる自動認識技術として、RFIDが広まりつつある。RFIDは、たとえば、情報を記憶可能なIDタグ、該IDタグにおける情報の読み出しや書き込みを行うリーダ/ライタ、および該リーダ/ライタが読み出した情報の管理などを行うホストなどから構成されている。
一般に、IDタグには、乱数を発生する乱数発生部が設けられており、該乱数発生部が発生する乱数を用いてナンバリングを行うことにより、1つのリーダ/ライタで複数のIDタグを識別し、データを収集する輻輳制御を行っている。
乱数発生部は、該乱数発生部に設けられたシフトレジスタに取り込まれた乱数種を基準として擬似乱数を生成する。乱数種は、クロック発生部が発生したシフトパルスに同期してシフトレジスタに取り込まれる。
乱数種の取り込みに用いられるシフトパルスを発生するクロック発生部は、RSフリップフロップと静電容量とからなる構成が広く用いられており、該RSフリップフロップから出力された出力信号Q,/Qに基づいてセット端子Sと基準電位VSS、リセット端子Rとに基準電位VSSとの間にそれぞれ接続された静電容量を充放電することによってシフトパルスとなるクロック信号を生成している。
ところが、上記のような乱数発生部における種乱数の取り込みに用いられるクロック信号の生成技術では、次のような問題点があることが本発明者により見い出された。
すなわち、前述したクロック発生部の構成では、安定したクロック信号を発生してしまうことになるので、乱数種が乱数性に乏しくなってしまうという問題がある。
乱数種の乱数性が乏しくなることにより、リーダ/ライタによるIDタグの識別率が低下してしまい、輻輳制御に影響を及ぼしてしまう恐れが生じてしまうことになる。
本発明の目的は、乱数種の乱数性を向上させることにより、IDタグにおける固体認識率を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、リーダ/ライタからの受けた電波を電力に変換し、情報を該リーダ/ライタに返信するIDタグに用いられる半導体集積回路装置であって、リーダ/ライタが複数のIDタグを識別する際に用いられる乱数を発生する乱数発生部を有し、該乱数発生部は、乱数発生の基となる乱数種を取り込む際の取り込み用クロック信号の発信周期を変動させて生成する乱数種用クロック発生部を備えたものである。
また、本願のその他の発明の概要を簡単に示す。
本発明は、前記乱数種用クロック発生部が、ノイズが発生した異なる電圧レベルのノイズ電圧を第1、および第2の参照用電圧として出力する参照用電圧生成部と、第1、および第2の入力信号に応じて第1、および第2のクロック信号を生成し、該第1のクロック信号を取り込み用クロック信号として出力するフリップフロップと、該フリップフロップから出力された第2のクロック信号に基づいて、充放電された比較用電圧を出力する比較用電圧生成部と、該比較用電圧生成部から出力された充電時の比較用電圧と第1の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第1の入力信号としてフリップフロップに出力する第1の比較部と、比較用電圧生成部から出力された放電時の比較用電圧と第2の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第2の入力信号としてフリップフロップに出力する第2の比較部とを備えたものである。
また、本発明は、前記参照用電圧生成部が、定電流源から流れる電流を熱雑音を伴う電圧に変換する電圧発生部と、該電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、第1の参照用電圧として出力する第1の増幅器と、該電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、第1の参照用電圧よりも低い電圧レベルである第2の参照用電圧として出力する第2の増幅器とを備え、比較用電圧生成部は、一方の接続部が定電流源に接続された第1のスイッチ部と、一方の接続部が第1のスイッチ部の他方の接続部に接続され、他方の接続部が基準電位に接続された第2のスイッチ部と、一方の接続部が第1のスイッチ部と第2のスイッチ部との接続部に接続され、他方の接続部が基準電位に接続され、定電流源の電流を充放電する静電容量素子とを備え、第1、および第2のスイッチ部は、フリップフロップから出力された第2のクロック信号に基づいて、静電容量素子が充放電を繰り返すようにON/OFFするものである。
さらに、本発明は、前記電圧発生部が抵抗よりなるものである。
また、本発明は、前記乱数種用クロック発生部が、ノイズが発生した異なる電圧レベルのノイズ電圧を第1、および第2の参照用電圧として出力する参照用電圧生成部と、充放電された比較用電圧を出力する比較用電圧生成部と、該比較用電圧生成部から出力された比較用電圧と第1の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第1の入力信号として出力する第1の比較部と、比較用電圧生成部から出力された比較用電圧と第2の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第2の入力信号として出力する第2の比較部とを備え、比較用電圧生成部は、第1の比較部から出力された第1の入力信号と第2の比較部から出力された第2の入力信号とに基づいてクロック信号を生成し、取り込み用クロック信号として出力するリングオシレータと、該リングオシレータから出力されるクロック信号を充放電する静電容量素子とを備えたものである。
さらに、本発明は、前記参照用電圧生成部が、定電流源から流れる電流を熱雑音を伴う電圧に変換する電圧発生部と、電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、第1の参照用電圧として出力する第1の増幅器と、電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、第1の参照用電圧よりも低い電圧レベルである第2の参照用電圧として出力する第2の増幅器とよりなるものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
(1)乱数種の乱数性を大幅に向上させることができる。
(2)上記(1)により、安定した輻輳制御を実現することができるので、RFIDシステムにおける信頼性を向上させさせることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の一実施の形態による半導体集積回路装置のブロック図、図2は、図1の半導体集積回路装置に設けられた乱数発生回路の一例を示す説明図、図3は、図2の乱数発生回路に設けられたクロック発生部の構成例を示す説明図、図4は、図3の乱数発生回路における動作例を示すフローチャート、図5は、図2の乱数発生回路による乱数種の取り込み例を示す説明図、図6は、図3のクロック発生部に設けられた増幅器から出力された信号波形の一例を示す波形図である。
本実施の形態において、半導体集積回路装置1は、たとえば、自動認識技術の1つであるRFIDシステムのIDタグに用いられる。半導体集積回路装置1は、図1に示すように、整流回路2、安定化電圧回路3、コマンド復調回路4、バックスキャッタ回路5、乱数発生回路6、および論理回路7から構成されている。
整流回路2は、情報の読み出しや書き込みを行うリーダ/ライタから出力された電波を半導体集積回路装置に接続されたアンテナを介して受信し、その電磁誘導による電力を整流して一次電圧VCCとして出力する。
安定化電圧回路3は、整流回路2から出力された一次電圧VCCを安定化し、動作電力となる内部電源電圧VDDとして、コマンド復調回路4、バックスキャッタ回路5、乱数発生回路6、ならびに論理回路7にそれぞれ供給する。
コマンド復調回路4は、情報の読み出しや書き込みを行うリーダ/ライタから送信されるたとえば、ASK(Amplitude Shift Keying:振幅シフトキーイング)変調でキャリア信号に加えられた各種コマンドなど復調してデジタル信号に変換し、論理回路7に出力する。
バックスキャッタ回路5は、半導体集積回路装置1に設けられたアンテナ端子インピーダンスをデータに応じて変化させることで反射波(バックスキャッタ)を変調する。乱数発生部となる乱数発生回路6は、RFIDの輻輳制御に用いられる乱数を発生し、論理回路7に出力する。
論理回路7は、コマンドデコード部8、動作制御部9、応答部10、ならびにメモリ11を備えている。コマンドデコード部8は、コマンド復調回路4が復調したコマンドをデコードし、動作制御部9に出力する。
応答部10は、応答の有無、応答種別、応答パラメータの指示を動作制御部9から受け、応答データの伝送速度に応じてバックスキャッタ回路5を動作させる。メモリ11は、たとえば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性半導体メモリからなり、リーダ/ライタからの各種情報が格納される。
図2は、乱数発生回路6の構成例を示す説明図である。
乱数発生回路6は、クロック発生部12,13、セレクタ14、分周器15、およびレジスタ/乱数発生回路16から構成されている。クロック発生部12はクロック信号CLK1を生成し、乱数種用クロック発生部となるクロック発生部13は、取り込み用クロック信号となるクロック信号CLK2を生成する。
分周器15は、クロック発生部12が生成したクロック信号CLK1を1/nに分周して出力する。セレクタ14の一方の入力部には、分周器15が分周した分周クロック信号CLKnが入力されるように接続されており、該セレクタ14の他方の入力部には、クロック発生部13が生成したクロック信号CLK2が入力されるように接続されている。
セレクタ14の制御端子、およびレジスタ/乱数発生回路16には、動作制御部9から出力されるセレクタ制御信号が入力されるようにそれぞれ接続されており、該セレクタ14の出力部には、レジスタ/乱数発生回路16のクロック端子が接続されている。
セレクタ14は、セレクタ制御信号に基づいて、分周器15が分周した分周クロック信号CLKn、またはクロック発生部13が生成したクロック信号CLK2のいずれかをレジスタ/乱数発生回路16に出力する。
レジスタ/乱数発生回路16は、半導体集積回路装置1のパワーアップシーケンス中にクロック信号CLK2に同期して、クロック信号CLK1を乱数種として取り込み、パワーアップシーケンスが終了すると、分周クロック信号CLKnに同期してクロック信号CLK1を取り込んで、以降半導体集積回路装置1がパワーオフとなるまで乱数を生成する。また、レジスタ/乱数発生回路16のリセット端子には、動作制御部9から出力されるリセット信号が入力されるように接続されている。
図3は、クロック発生部13の構成例を示す説明図である。
クロック発生部13は、定電流源17,18、抵抗19、増幅器20,21、コンパレータ22,23、フリップフロップ24、スイッチ部25,26、インバータ27、および静電容量素子28から構成されている。
また、定電流源17、抵抗19、および増幅器20,21によって参照用電圧生成部が構成されており、スイッチ部25,26、インバータ27、ならびに静電容量素子28によって比較用電圧生成部が構成されている。
電圧発生部となる抵抗19は、定電流源17と基準電位VSSとの間に接続されており、これら抵抗19と定電流源17との接続部には、増幅器20,21の入力部がそれぞれ接続されている。第1の増幅器となる増幅器20の出力部には、第1の比較部となるコンパレータ22の負(−)側入力部が接続されており、第2の増幅器となる増幅器21の出力部には、コンパレータ23の正(+)側入力部が接続されている。
コンパレータ22の出力部には、フリップフロップ24のセット端子Sが接続されており、第2の比較部となるコンパレータ23の出力部には、フリップフロップ24のリセット端子Rが接続されている。
コンパレータ22から出力される信号が第1の入力信号としてフリップフロップ24のセット端子Sに入力され、コンパレータ23から出力される信号が第2の入力信号としてフリップフロップ24のリセット端子Rに入力される。
フリップフロップ24の出力部Qには、第1のスイッチ部となるスイッチ部25の制御端子、およびインバータ27の入力部がそれぞれ接続されている。また、フリップフロップ24の出力部QBがクロック発生部13の出力部となり、第1のクロック信号となるクロック信号CLK2を出力する。出力部QBは、第2のクロック信号となる出力部Qの反転信号が出力される。
インバータ27の出力部には、第2のスイッチ部となるスイッチ部26の制御端子が接続されている。スイッチ部25の一方の接続部には、定電流源18が接続されており、該スイッチ部25の他方の接続部には、スイッチ部26の一方の接続部が接続され、このスイッチ部26の他方の接続部には、基準電位VSSが接続されている。
スイッチ部25とスイッチ部26との接続部には、静電容量素子28の一方の接続部、コンパレータ22の正(+)側入力部、ならびにコンパレータ23の負(−)側入力部がそれぞれ接続されている。静電容量素子28の他方の接続部には、基準電位VSSが接続されている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
初めに、乱数発生回路6における動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、半導体集積回路装置1がリーダ/ライタに接近し、安定化電圧回路3から内部電源電圧VDDが動作可能な電圧レベルになりパワーアップシーケンスが開始されると、動作制御部9は、’1’(Hi信号)のセレクタ制御信号を出力する。
これを受けて、セレクタ14は、クロック発生部13が生成したクロック信号CLK2を出力するように選択する。レジスタ/乱数発生回路16は、たとえば、図5に示すように、クロック信号CLK2に同期してクロック信号CLK1を乱数種として順次取り込む(ステップS101)。
そして、パワーアップシーケンスが終了すると、動作制御部9から、’0’(Lo信号)のセレクタ制御信号が出力される。これにより、セレクタ14は、分周器15が分周した分周クロック信号CLKnを出力するように選択する。
続いて、レジスタ/乱数発生回路16は、分周クロック信号CLKnに同期してレジスタ/乱数発生回路16に取り込まれた乱数種を基準として、半導体集積回路装置1がパワーオフとなるまで擬似乱数を生成する(ステップS102)。
次に、クロック発生部13の動作について説明する。
クロック信号CLK2を生成する場合、定電流源17から抵抗19を介して電流が流れる際に熱雑音が発生する。増幅器20は、抵抗19による熱雑音を増幅し、第1の参照用電圧となる参照電圧VREF2としてコンパレータ22に出力する。増幅器21は、抵抗19による熱雑音を増幅し、第2の参照用電圧となる参照電圧VREF1としてコンパレータ23に出力する。
コンパレータ22は、該コンパレータ22の正(+)側入力部と静電容量素子の一方の接続部との接続部(図3のノードa)の電圧VCと参照電圧VREF2とを比較し、その比較結果を出力する。コンパレータ23は、電圧VCと参照電圧VREF1とを比較し、その比較結果を出力する。フリップフロップ24は、コンパレータ22,23から出力される信号に基づいて状態が変化し、クロック信号を出力する。
図6は、増幅器20,21から出力された参照電圧VREF1,VREF2とノードaの電圧VCとの信号波形例を示す波形図である。
たとえば、フリップフロップ24の出力部Qから、Hi信号が出力されると、スイッチ部25がON、スイッチ部26がOFFとなり、静電容量素子28が充電され、図6に示すように、電圧VCの電圧レベルが上がってくる。
そして、電圧VCが参照電圧VREF1よりも高くなると、コンパレータ23からLo信号が出力され、コンパレータ22からはHi信号が出力される。これにより、フリップフロップ24の出力部Qからは、Lo信号が出力される。
フリップフロップ24から出力されたLo信号によってスイッチ部25がOFF、スイッチ部26がONとなり、今度は静電容量素子28から電荷が放電され、図6に示すように、電圧VCの電圧レベルが下がってくる。
電圧VCが参照電圧VREF2よりも低くなると、コンパレータ23からHi信号が出力され、コンパレータ22からはLo信号が出力される。これにより、フリップフロップ24の出力部Qからは、Hi信号が出力される。
ここで、増幅器20,21を介して出力される参照電圧VREF1,VREF2の電圧波形は、抵抗19によって発生した熱雑音を増幅しているので、図6に示すように、安定した電圧波形にならない。
このように、コンパレータ22、23の比較用電圧の電圧レベルが大きく揺れることにより、コンパレータ22、23から出力される比較結果の出力タイミングがずれ、フリップフロップ24の出力部QBから出力されるクロック信号CLK2のクロック周期を変動させることができる。
それにより、本実施の形態によれば、乱数種を生成する際に用いられるクロック信号CLK2のクロック周期を変動させることができるので、乱数発生回路6が生成する乱数の乱数性を大幅に向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
たとえば、前記実施の形態では、クロック発生部13がフリップフロップ24(図3)を用いて構成された例について記載したが、このフリップフロップの代わりに、図7に示すように、リングオシレータを用いて構成するようにしてもよい。
この場合、クロック発生部13は、定電流源17、抵抗19,29,30、増幅器20,21、コンパレータ22,23、静電容量素子28、論理和回路31、n個(奇数)のインバータ32から構成されている。
定電流源17、抵抗19、および増幅器20,21の接続構成は、図3と同様であるので説明は省略する。
増幅器20の出力部には、コンパレータ23の負(−)側入力部が接続されており、増幅器21の出力部には、コンパレータ22の負(−)側入力部が接続されている。これらコンパレータ22,23の出力部には、論理和回路31の入力部がそれぞれ接続されており、該論理和回路31の出力部には、直列接続されたリングオシレータを構成するn個(奇数)のインバータ32が接続されている。
そして、初段のインバータ32の出力部が、クロック発生部13の出力部となり、クロック信号CLK2が出力される。また、インバータ32の最終段の出力部と基準電位VSSとの間には、直列接続された抵抗29,30が接続されている。
抵抗29と抵抗30との接続部は、コンパレータ22,23の正(+)側入力部、ならびに静電容量素子28の一方の接続部がそれぞれ接続されている。静電容量素子28の他方の接続部には、基準電位VSSが接続されている。
この場合も、増幅器20,21からそれぞれ出力される参照電圧VREF1,VREF2、およびノードaの電圧VCの信号波形は、図6に示すようなる。
これにより、リングオシレータを構成するインバータ32から出力された信号と熱雑音が発生したノイズを含んだ参照電圧VREF1,VREF2がコンパレータ22、23によって比較されることになるので、比較結果の出力タイミングがずれて不安定な周期のクロック信号CLK2を生成することができる。
本発明は、IDタグにおける輻輳制御に用いられる乱数の乱数性向上化の技術に適している。
本発明の一実施の形態による半導体集積回路装置のブロック図である。 図1の半導体集積回路装置に設けられた乱数発生回路の一例を示す説明図である。 図2の乱数発生回路に設けられたクロック発生部の構成例を示す説明図である。 図3の乱数発生回路における動作例を示すフローチャートである。 図2の乱数発生回路による乱数種の取り込み例を示す説明図である。 図3のクロック発生部に設けられた増幅器から出力された信号波形の一例を示す波形図である。 本発明の他の実施の形態による乱数発生回路に設けられたクロック発生部の構成例を示す説明図である。
符号の説明
1 半導体集積回路装置
2 整流回路
3 安定化電圧回路
4 コマンド復調回路
5 バックスキャッタ回路
6 乱数発生回路
7 論理回路
8 コマンドデコード部
9 動作制御部
10 応答部
11 メモリ
12,13 クロック発生部
14 セレクタ
15 分周器
16 レジスタ/乱数発生回路
17,18 定電流源
19 抵抗
20,21 増幅器
22,23 コンパレータ
24 フリップフロップ
25,26 スイッチ部
27 インバータ
28 静電容量素子
29,30 抵抗
31 論理和回路
32 インバータ
CLK1,CLK2 クロック信号
CLKn 分周クロック信号

Claims (7)

  1. リーダ/ライタからの受けた電波を電力に変換し、情報を前記リーダ/ライタに返信するIDタグに用いられる半導体集積回路装置であって、
    前記リーダ/ライタが複数の前記IDタグを識別する際に用いられる乱数を発生する乱数発生部を有し、
    前記乱数発生部は、
    乱数発生の基となる乱数種を取り込む際の取り込み用クロック信号の発信周期を変動させて生成する乱数種用クロック発生部を備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記乱数種用クロック発生部は、
    ノイズが発生した異なる電圧レベルのノイズ電圧を第1、および第2の参照用電圧として出力する参照用電圧生成部と、
    第1、および第2の入力信号に応じて第1、および第2のクロック信号を生成し、前記第1のクロック信号を取り込み用クロック信号として出力するフリップフロップと、
    前記フリップフロップから出力された第2のクロック信号に基づいて、充放電された比較用電圧を出力する比較用電圧生成部と、
    前記比較用電圧生成部から出力された充電時の比較用電圧と前記第1の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を前記第1の入力信号として前記フリップフロップに出力する第1の比較部と、
    前記比較用電圧生成部から出力された放電時の比較用電圧と前記第2の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を前記第2の入力信号として前記フリップフロップに出力する第2の比較部とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項2記載の半導体集積回路装置において、
    前記参照用電圧生成部は、
    定電流源から流れる電流を熱雑音を伴う電圧に変換する電圧発生部と、
    前記電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、前記第1の参照用電圧として出力する第1の増幅器と、
    前記電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、前記第1の参照用電圧よりも低い電圧レベルである前記第2の参照用電圧として出力する第2の増幅器とよりなり、
    前記比較用電圧生成部は、
    一方の接続部が定電流源に接続された第1のスイッチ部と、
    一方の接続部が、前記第1のスイッチ部の他方の接続部に接続され、他方の接続部が基準電位に接続された第2のスイッチ部と、
    一方の接続部が、前記第1のスイッチ部と前記第2のスイッチ部との接続部に接続され、他方の接続部が、基準電位に接続され、定電流源の電流を充放電する静電容量素子とよりなり、
    前記第1、および第2のスイッチ部は、
    前記フリップフロップから出力された第2のクロック信号に基づいて、前記静電容量素子が充放電を繰り返すようにON/OFFすることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項3記載の半導体集積回路装置において、
    前記電圧発生部は、抵抗であることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記乱数種用クロック発生部は、
    ノイズが発生した異なる電圧レベルのノイズ電圧を第1、および第2の参照用電圧として出力する参照用電圧生成部と、
    充放電された比較用電圧を出力する比較用電圧生成部と、
    前記比較用電圧生成部から出力された比較用電圧と前記第1の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第1の入力信号として出力する第1の比較部と、
    前記比較用電圧生成部から出力された比較用電圧と前記第2の参照用電圧との比較を行い、その比較結果を第2の入力信号として出力する第2の比較部とよりなり、
    前記比較用電圧生成部は、
    前記第1の比較部から出力された第1の入力信号と前記第2の比較部から出力された第2の入力信号とに基づいてクロック信号を生成し、取り込み用クロック信号として出力するリングオシレータと、
    前記リングオシレータから出力されるクロック信号を充放電する静電容量素子とよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項5記載の半導体集積回路装置において、
    前記参照用電圧生成部は、
    定電流源から流れる電流を熱雑音を伴う電圧に変換する電圧発生部と、
    前記電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、前記第1の参照用電圧として出力する第1の増幅器と、
    前記電圧発生部から出力された熱雑音を伴う電圧を増幅し、前記第1の参照用電圧よりも低い電圧レベルである前記第2の参照用電圧として出力する第2の増幅器とよりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項6記載の半導体集積回路装置において、
    前記電圧発生部は、抵抗であることを特徴とする半導体集積回路装置。
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