JP2008252395A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長時間待ち受けを実現するため消費電力を削減しながらリセレクション処理を確実に行って上位通信システムを待受ける機会を増やしトラフィックの効率化に繋げる。
【解決手段】携帯端末装置は、通信部1を介して現在通信中の基地局から近隣基地局情報を取得し、使用中の通信システムにおける信号強度を監視し、現在の信号強度が所定量より悪化すると、近隣基地局情報に記憶される現在使用中の通信システムとは異なる通信システムへのハンドオフを行ない、現在使用中の通信システムのセッションを開放するとともに、他の通信システムに対して捕捉試行を行い、近隣基地局情報に、現在使用中の通信システムと異なる通信システムを示す情報が含まれている場合には、リセレクション処理を抑制する状態とし、含まれていない場合にはリセレクション処理を抑制しない状態とするリセレクション抑制処理を実行する制御部8を備え、構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の通信システムを適宜切り替え、待ち受け可能な、携帯端末装置に関するものである。
従来、基地局を介してネットワークとの接続を行う携帯端末装置においては、その通信の品質を維持するために、電波状態あるいはトラフィック環境において常に最良の基地局を選択することが必要とされている。
従来、周辺セルの捕捉を高速に行うために、現在待ち受けしているセルの基地局から、その周辺のセルに関する情報を受信し、当該周辺セル情報に含まれる優先順位にしたがってセルの検出を行うW−CDMA(Wideband- Code Division Multiple Access)対応の携帯端末装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、優先セルに関する情報をSMSにて通知するセルラ無線システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。このように、近隣基地局に関する情報を基地局から報知する方法は、CDMA2000 1xにおいても知られている。
また、昨今では、複数の周波数帯(通信システム)に待ち受け可能な携帯端末装置が登場しつつある。すなわち、携帯端末装置は、電波状態あるいはトラフィック環境上常に最良の基地局を選択することも要求されており、上述した周辺基地局情報を用いてハンドオフすることによって待ち受け基地局の変更を行うことが提案されている。ハンドオフとは基地局(通信チャンネル)の変更処理機能をいい、周波数変更を伴わないハンドオフと周波数変更を伴うハンドオフの2種類がある。周波数変更を伴わないハンドオフは周波数を切替えずに行うハンドオフであるのに対し(このため、2つの基地局が同一の周波数でサービスを提供できない場合等はハンドオフできない)、波数変更を伴うハンドオフは基地局を切替える際に直前まで通信を行なっていた基地局とのセッションを維持しながら周波数の切換えを行うハンドオフである。
特開2005−51568号公報 特開平10−257549号公報
しかしながら、上記した周波数変更を伴わないハンドオフの場合、セッションを維持したままの基地局変更処理であるため、待ち受け基地局と移動先基地局との間での連携が必要である。このため、ネットワーク側においてインフラ整備段階から事前に各基地局の関係を検討していなければならず、したがって、基地局密集地や、インフラ整備中の地域に関してはサポートしづらい課題があり、完全なサポートが出来ているとはいえなかった。
また、旧来から800MHz帯(バンドクラス3)のインフラが整備されており、そのトラフィックが混雑してきたことから、新規に割当てた800MHz帯(バンドクラス0)と、2GHzの高周波数帯(バンドクラス6)のインフラが新たに整備されたようなトライバント対応環境の場合には、当然ながら新しい周波数帯の方がトラフィック上有利なため、優先度を上位に設定したい。しかしながらインフラ的にはバンドクラス3が圧倒的に安定したカバーエリアであるため、一度、バンドクラス3の周波数帯にて待ち受けると、この周波数帯におけるソフトハンドオフのみで何ら問題なく通信端末が稼動してしまうため、上述した周波数変更を伴わないハンドオフの機会が無ければいつまでたってもバンドクラス6や0の周波数帯には待ち受け変更が出来ない。図6に、上記した周波数変更を伴わないハンドオフの処理の流れが示されている(なお、基本的な処理の流れは、一部を除き本発明の実施の形態と同様であるため説明は重複を回避する意味で後述する)。
このような問題を回避するために、「リセレクション」と呼ばれる処理が知られている。「リセレクション」とは、いずれかの周波数にて待ち受けている状態において、一旦その周波数における待ち受けを開放(セッション開放)し、他の優先度の高い周波数帯の捕捉を行い、優先度の高い周波数帯が近隣にあれば、その周波数帯における位置登録処理を行うことにより、待ち受け周波数帯を上位の周波数帯(以下、上位通信システムという)に変更する処理をいう。図7に、上記したリセレクション処理の流れが示されている(基本的な処理の流れは、一部を除き本発明の実施の形態と同様であるため説明は重複を回避する意味で後述する)。
リセレクションは、通常、リセレクションタイマにて計時される時間間隔で所定周期毎に行なわれるようになっている。この場合、タイマが計時満了する毎に必ずリセレクション処理が発生するため、周辺に、PRL(Preferred Roaming List)によって規定される上位通信システムが存在しないようなエリアの場合には無駄な電力消費が発生する。しかしながら、実際に捕捉を試行してみなければ上位通信システムが存在するか否か判定できないため、バッテリの延命化をはかるためにはリセレクションの機会を減らす以外に対応することができなかった。
リセレクションが行われ、上位通信システムを検索した結果、上位通信システムが存在しない、あるいは存在していても電波が微弱である、などの理由で選択できない場合には、結局は元の通信システムを捕捉し直すだけで終わってしまう。特に、上位通信システムのカバーエリア外で定常的に使用されている端末装置の場合には、その不利益はより顕著なものとなる。このような場合、リセレクション動作は、単にバッテリを消費するだけの無駄な動作になってしまうため、リセレクションを行っても効果が無い場合にはリセレクション動作自体を抑制することが望まれる。
あるいは、上位通信システムが不安定ながら存在するが、リセレクションの時には捕捉できる信号強度レベルであっても、着信を取り損ねてしまう可能性がある。このような場合、単に着信を受けられないという弊害だけではなく、安定した下位通信システムから不安定な上位通信システムを選択し、上位通信システム上で圏外になる過程において、端末装置のアンテナピクトの本数が不安定に上下することが考えられ、したがって、ユーザの目に見える弊害となって現れてしまう。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、長時間待ち受けを実現するため消費電力を削減しながらリセレクション処理を確実に行って上位通信システムを待受ける機会を増やしトラフィックの効率化に繋げることのできる携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の携帯端末装置は、複数の通信システムを切り替え待ち受け可能な携帯端末装置であって、前記通信システムの一つを選択して基地局と無線通信可能な通信部と、前記通信部が使用する通信システムを変更して前記通信部に無線通信を行なわせる制御部と、を備え、前記制御部は、前記通信部により、現在通信中の基地局からの近隣基地局情報を取得する近隣基地局情報取得処理と、前記通信部にて使用中の通信システムにおける信号強度を監視する信号強度監視処理と、現在の信号強度が所定量より悪化すると、前記近隣基地局情報に記憶される現在使用中の通信システムとは異なる通信システムへのハンドオフを行うシステム間ハンドオフ処理と、前記通信部にて現在使用中の通信システムのセッションを開放するとともに、他の通信システムに対して捕捉試行を行い、位置登録を試みるリセレクション処理と、前記近隣基地局情報取得処理にて受信した近隣基地局情報に、前記通信部にて現在使用中の通信システムと異なる通信システムを示す情報が含まれている場合には前記リセレクション処理を抑制する状態とし、含まれていない場合には前記リセレクション処理を抑制しない状態とするリセレクション抑制処理とを実行する。
また、本発明の携帯端末装置において、前記複数の通信システムは、それぞれ優先順位を有し、前記制御部は、前記近隣基地局情報に含まれる前記異なる通信システムの優先順位が、前記通信部にて現在使用している通信システムの優先順位よりも高い場合に、前記リセレクション処理を抑制する状態としてもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記リセレクション処理を所定時間周期に実行し、前記近隣基地局取得処理にて近隣基地局情報を受信する都度、前記リセレクション処理を抑制するか否かの状態更新を行ない、前記所定周期が到来したときに、前記リセレクション処理を抑制するか否かの状態判定を行なってもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記リセレクション処理を所定時間周期に実行し、前記所定周期を更新する更新契機が到来して前記リセレクション処理を抑制しない状態にある場合、前記所定周期の計時を開始し、前記リセレクション処理を抑制する状態にある場合、前記所定周期を計時しないように制御してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記更新契機は、前記通信部がシステム間ハンドオフに成功したとき、あるいはトラフィックチャネルでの通信が終了したときの少なくともいずれかである。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記通信部が前記複数の通信システムのいずれをも捕捉できない状態になると、前記リセレクション処理を抑制しない状態とするように構成してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記システム間ハンドオフ処理を実行し、当該システム間ハンドオフに失敗した場合には前記リセレクション処理を抑制する状態とするように構成してもよい。
また、本発明の携帯端末装置において、前記制御部は、前記システム間ハンドオフ処理を実行し、当該システム間ハンドオフ処理に成功した場合は前記リセレクション処理を抑制しない状態とするように構成してもよい。
本発明によれば、長時間待ち受けを実現するため消費電力を削減しながらリセレクション処理を確実に行って上位通信システムを待受ける機会を増やしトラフィックの効率化に繋げることのできる携帯端末装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の内部構成を示すブロック図である。ここでは、携帯端末装置として携帯電話10が例示されている。
図1に示されるように、携帯電話10は、不図示の基地局を含む網側装置とは通信網を介して接続され、複数の通信システムを捕捉可能であり、網側装置との間で捕捉した通信システムで所定のプロトコルにしたがい通信を行う。このため、携帯電話10は、通信部1と、操作部2と、音声処理部3と、スピーカ(SP)4と、マイクロフォン(MIC:以下、マイクという)5と、表示部6と、記憶部7と、制御部8とにより構成される。
通信部1は、複数の通信システムを捕捉し、CDMA2000 1xやEVDO(Evolution-Data Optimized/only)の通信プロトコルにしたがい、通信網に接続される不図示の基地局との間で無線通信を行う。なお、EVDO通信は、1x通信よりも通信速度が高速であり、1x通信は、EVDO通信と異なり、データ通信の他に音声通信もサポートするといった特徴を有している。
操作部2は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部8に入力する。
音声処理部3は、スピーカ4から出力される音声信号やマイク5を介して入力される音声信号の処理を行う。
すなわち、音声処理部3は、マイク5から入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部8に出力する。
また、音声処理部3は、制御部8から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカ4に出力する。
表示部6は、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどの表示デバイスを用いて構成されており、制御部8から供給される映像信号に応じた画像を表示する。例えば、発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、電池残量、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
記憶部7は、制御部8において処理に利用される各種のデータを記憶する。例えば、制御部8に備わるプログラム、通信相手の電話番号や電子メールアドレス等の個人情報を管理するアドレス帳、着信音やアラーム音を再生するための音声ファイル、待ち受け画面用の画像ファイル、各種の設定データ、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータなどを保持する。
上記した記憶部7は、例えば不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成される。
制御部8は、携帯電話の全体的な動作を統括的に制御する。すなわち、携帯電話の各種の処理(回線交換網を介して行われる音声通話、電子メールの作成と送受信、インターネットのWeb(World Wide Web)サイトの閲覧など)が操作部2の操作に応じて適切な手順で実行されるように、上述した各ブロックの動作(通信部1における信号の送受信、音声処理部3における音声の入出力、表示部6における画像の表示など)を制御する。
制御部8は、記憶部7に格納されるプログラム(オペレーティングシステム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行するコンピュータ(マイクロプロセッサ)を備えており、このプログラムにおいて指示された手順に従って上述した処理を実行する。すなわち、記憶部7に格納されるオペレーティングシステムやアプリケーションプログラム等のプログラムから命令コードを順次読み込んで処理を実行する。
制御部8はまた、通信部1が使用する通信システムを変更して通信部1に無線通信を行なわせる機能を有し、具体的には、通信部1により、現在待受中の基地局からの近隣基地局情報(Neibor List:以下、Nリスト86という)を取得する近隣基地局情報取得処理と、通信部1にて使用中の通信システムにおける信号強度を監視する信号強度監視処理と、現在の信号強度が所定量より悪化すると、Nリストに記憶される現在使用中の通信システムとは異なる通信システムへのハンドオフを行うシステム間ハンドオフ処理と、通信部1にて現在使用中の通信システムのセッションを開放するとともに、他の通信システムに対して捕捉試行を行い、位置登録を試みるリセレクション処理と、近隣基地局情報取得処理にて受信したNリストに、通信部1にて現在使用中の通信システムと異なる通信システムを示す情報が含まれている場合にはリセレクション処理を抑制する状態とし、含まれていない場合にはリセレクション処理を抑制しない状態とするリセレクション抑制処理とを実行する。
このため、制御部8は、その内部構成が機能展開され示されているように、近隣基地局リスト取得部81と、信号強度監視部82と、システム間ハンドオフ処理部83と、リセレクション処理部84と、リセレクション抑制処理部85とにより構成される。
また、特に詳述はしないが、制御部8は、リセレクションに成功すると、成功した通信システムにて位置登録し、リセレクション先の基地局にて待ち受ける処理を行う。
近隣基地局リスト取得部81は、通信部1により、現在通信中の基地局からのNリスト86を取得する近隣基地局リスト取得処理を実行する機能を有し、信号強度監視部82は、通信部1にて使用中の通信システムにおける信号強度を監視する信号強度監視処理を実行する機能を有する。
また、システム間ハンドオフ処理部83は、現在の信号強度が所定量より悪化すると、Nリスト86に記憶される現在使用中の通信システムとは異なる通信システムへのハンドオフを行うシステム間ハンドオフ処理を実行する機能を有する。このため、システム間ハンドオフ許可フラグ88をON/OFF設定する。
リセレクション処理部84は、通信部1にて現在使用中の通信システムのセッションを開放するとともに、他の通信システムに対して捕捉試行を行い、位置登録を試みるリセレクション処理を実行する機能を有する。
また、リセレクション抑制処理部85は、近隣基地局リスト取得部81が受信したNリストに、通信部1にて現在使用中の通信システムと異なる通信システムを示す情報が含まれている場合にはリセレクション処理を抑制する状態とし、含まれていない場合にはリセレクション処理を抑制しない状態としてリセレクション抑制フラグ87をON/OFFするリセレクション抑制処理を実行する機能を有する。
なお、上記したNリスト86と、リセレクション抑制フラグ87と、システム間ハンドオフ許可フラグ88は、記憶部7の所定の領域に割当てられ記憶される。
以下、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の動作について説明するが、ここでは、リセレクションの抑制条件として、(1)下位通信システムの基地局が上位通信システムの近隣基地局情報を報知していた場合、(2)下位通信システムから上位通信システムへのシステム間ハンドオフが失敗した場合の2つを想定し、また、リセレクションが抑制された状態において、その解除条件として、(1)下位通信システムの基地局が上位通信システムの近隣基地局情報を報知していないことを検出した場合、および下位通信システムが圏外(この状態において下位通信システムから上位通信システムへのシステム間ハンドオフが成功)のそれぞれを想定している。以下、前者(1)を実施の形態1、後者を実施の形態2としてそれぞれ詳細に説明する。
[実施の形態1]
図2は、本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の基本動作を示すフローチャートである。ここでは、下位通信システムにて待受けている状態において、基地局が上位システムの近隣基地局情報を報知していた場合に、下位通信システムの電波品質が悪くなってきた場合にはシステム間ハンドオフにより上位システムに切替えることが出来る可能性があるため、上位通信システムへの積極的なリセレクション動作を行わないことにより不安定要素を取り除き、ネットワークシステムとしての安定性を重視することを狙いとしている。
以下、図2に示すフローチャートを参照しながら図1に示す本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作について詳細に説明する。
図2において、携帯端末装置(制御部8)は、下位通信システムにて待ち受け状態にいるものとする(ステップS20)。まず、制御部8は、基地局から報知情報を受信する契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS21)。例えば、待受けしている基地局が変更され、あるいは電源投入等により圏外から待ち受けに入った場合、報知情報を受信する契機とする。ここで、報知情報の受信契機であると判定された場合(ステップS21“Yes”)、制御部8の近隣基地局リスト取得部81は、基地局の報知情報に含まれるNリストを受信する(ステップS22)。続いて、リセレクション処理部84はNリストを参照し、当該Nリストに上位通信システムが含まれているかどうかを判定し、その結果をリセレクション抑制処理部85に引き渡す(ステップS23)。Nリストに上位通信システムが含まれていると判定された場合、リセレクション抑制処理部85は、リセレクション処理部84によるリセレクション処理の実行を抑制するためにリセレクション抑制フラグ87をONし(ステップS24)、上位通信システムが含まれていないと判定された場合リセレクション処理フラグをOFF設定する(ステップS25)。
続いて、リセレクション処理部84は、内蔵のリセレクションタイマの設定契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS26)。例えば、下位通信システムで待ち受けに入った直後等、リセレクションタイマの設定契機であると判定された場合(ステップS26“Yes”)、リセレクション抑制フラグを参照する(ステップS27)。ここで、リセレクション抑制フラグ87がON設定されてリセレクション処理の抑制が有効になっていた場合、リセレクションタイマの設定をせず(ステップS28)、リセレクションフラグがOFF設定され、リセレクション抑制が無効になっていた場合、リセレクションタイマを設定してタイマスタートさせる(ステップS29)。
リセレクション処理部84は、次に、リセレクションタイマの停止契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS30)。ここで、最上位通信システムに待ち受けた場合等、リセレクションタイマの停止契機であると判定された場合(ステップS30“Yes”)、リセレクションタイマを停止させた上で(ステップS35)、圏外状態であるかどうかを判定する(ステップS33)。一方、リセレクションタイマの停止契機で無いと判定された場合(ステップS30“No”)、更に、リセレクションタイマが満了したか否かを判定する(ステップS31)。ここで、リセレクションタイマが満了していればリセレクション処理を実行し(ステップS32)、リセレクションタイマが満了していなければ(ステップS31“No”)、更に、圏外状態にいるか否かを判定する(ステップS33)。ここで、圏外であった場合(ステップS33“Yes”)、リセレクション抑制フラグ87をOFF設定する(ステップS34)。そして、S21の報知情報受信契機判定処理に戻り、ステップS21〜S34の動作を繰り返し実行する。
上記したリセレクション処理(ステップS32)の詳細手順は図3のフローチャートに示されている。
図3において、リセレクション処理部84は、まず、現在待ち受けている通信システムを放棄し(ステップS321)、圏外状態に遷移したものとする(ステップS322)。
そして、PRLに記述された優先度にしたがい検索された最上位通信システムから通信部1に対して捕捉を指示する(ステップS323)。次に、通信部1からの応答を待って最上位の通信システムの捕捉が成功したか否かを判定する(ステップS324)。ここで、捕捉が失敗した場合(ステップS324“No”)、ステップS323の処理に戻り、再度PRLを検索し、通信部1に対して次に上位の優先度を持つ通信システムの捕捉指示を行う。上記したステップS323、S324の処理を全通信システムへ捕捉試行完了するか、所定時間経過するまで繰り返し、通信システムが捕捉できた場合(ステップS324“Yes”)、当該捕捉した通信システムが最上位通信システムか否かを判定する(ステップS325)。ここで、最上位通信システムであった場合(S325“Yes”)、以後、リセレクションタイマは起動せず(ステップS326)、最上位通信システムではなかった場合(ステップS325“No”)、リセレクションタイマを起動する(ステップS327)。
リセレクションの場合、システム間ハンドオフとは異なり、先に待ち受けていた通信システムのセッションを開放した上で他の通信システムへの待ち受けを試みるため、ステップS323、324の処理を全システムに対して所定時間繰り返しても捕捉まで至らない場合には、リセレクション失敗として上記ルーチンを終了する。
以上説明のように上記した本発明の実施の形態1によれば、下位通信システムにて待受けている状態において、基地局が上位システムの近隣基地局情報を報知していた場合、下位通信システムの電波事情が悪くなってきた場合にシステム間ハンドオフにより上位システムに切替えることが出来る可能性があるため、上位通信システムへの積極的なリセレクション動作を行わないことにより不安定要素を取り除くことができ、したがって、長時間待ち受けを実現するため消費電力を削減しながらリセレクション処理を確実に行って上位通信システムを待受ける機会を増やしトラフィックの効率化に繋げることのできる携帯端末装置およびネットワークシステムを提供することができる。
[実施の形態2]
図4、図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の基本動作を示すフローチャートである。
ここでは、下位通信システムから上位通信システムへのシステム間ハンドオフの試行が失敗に終わり、元の下位通信システムに戻った場合には、上位通信システムの電波状況が悪く、同様に上位通信システムへのリセレクションも失敗する可能性が高いものと判断し、リセレクション処理を行わないことにより不安定要素を取り除き、通信端末装置として、かつ、ネットワークシステムとしての安定性を重視することを狙いとしている。
以下、図4、図5に示すフローチャートを参照しながら本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作について詳細に説明する。
まず、図4のフローチャートにおいて、携帯端末装置(制御部8のリセレクション処理部84)は、待ち受け状態にいるものとし(ステップS40)、まず、待ち受けた通信システムが上位システムか否かを判定する(ステップS41)。ここで、上位システムであった場合(ステップS41“Yes”)、リセレクション抑制処理部85は、リセレクション処理部84によるリセレクション処理の実行を抑制するためにリセレクション抑制フラグ87をONし(ステップS42)、上位通信システムでなかった場合(ステップS41“No”)、リセレクション処理フラグをOFF設定する(ステップS43)。
システム間ハンドオフ処理部83は、基地局から報知情報を受信する契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS44)。例えば、待受けしている基地局が変更され、あるいは電源投入等により圏外から待ち受けに入った場合、報知情報を受信する契機とする。ここで、報知情報の受信契機であると判定された場合(ステップS44“Yes”)、制御部8の近隣基地局リスト取得部81は、基地局の報知情報に含まれるNリストを受信する(ステップS45)。
続いて、システム間ハンドオフ処理部83はNリストを参照し、当該Nリストに他の通信システムが含まれているかどうかを判定する(ステップS46)。Nリストに他の通信システムが含まれていると判定された場合(S46“Yes”)、システム間ハンドオフ処理部83は、ハンドオフが許可されていることを示すためにシステム間ハンドオフ許可フラグ88をONし(ステップS47)、他の通信システムが含まれていないと判定された場合(ステップS46“No”)、システム間ハンドオフが許可されていないことを示すためにシステム間ハンドオフ許可フラグ88をOFF設定する(ステップS48)。
システム間ハンドオフに必要な基地局からの情報としては、近隣システムの周波数情報、基地局識別子などがある。例えば、CDMA2000システムであれば、バンドクラス、周波数チャネル、当該基地局のPN符号が含まれる。携帯電話10は、これらの情報を元に、必要に応じて(もっぱら、現在サービスを受けているシステムの無線品質劣化に伴う)、自主的にシステム間ハンドオフを行う。上記したように、システム間ハンドオフは、待ち受け状態のまま短時間で他の基地局へ同期する方法であり、この場合、携帯電話10の消費電力、着信損失のリスクはリセレクションより少なくて済む。
図5のフローチャートにおいて、システム間ハンドオフ処理部83によるシステム間ハンドオフ処理の開始にあたり、信号強度監視部82は、通信部1が現在使用中の通信システムの無線品質が閾値(L)未満か否かを判定し(ステップS49)、その結果をシステム間ハンドオフ処理部83に引き渡す。
上記した閾値判定の結果、通信システムの無線品質が閾値(L)未満の場合(ステップS49“Yes”)、システム間ハンドオフ処理部83は、システム間ハンドオフ許可フラグ88を参照してハンドオフが許可されている否かを判定する(ステップS50)。ハンドオフが許可されていない場合(ステップS50“No”)、あるいは、閾値判定の結果通信システムの無線品質が閾値(L)以上の場合(ステップS49“No”)は、ステップS44の処理に復帰する。
ハンドオフが許可されている場合(ステップS50“Yes”)、システム間ハンドオフ処理部83は、通信部1を制御してシステム間ハンドオフを試行する(ステップS51)。続いて、信号強度監視部82により測定される信号強度に基づきハンドオフ先の通信システムの無線品質が閾値(L’)以上か否かを判定する(ステップS52)。
ここで、ハンドオフ先の通信システムの無線品質が閾値(L’)以上であれば(ステップS52“Yes”)、システム間ハンドオフは成功とみなし(ステップS53)、このハンドオフに成功した通信システムが上位通信システムであるか否かを判定する(ステップS54)。
上位通信システムにハンドオフした場合(ステップS54“Yes”)、システム間ハンドオフ処理部83は、記憶部7を参照してリセレクション抑制フラグ87をOFF設定する(ステップS55)。一方、ステップS52の閾値判定にてハンドオフ先の通信システムの無線品質が閾値(L’)未満の場合(ステップS52“No”)は、ハンドオフ失敗とみなし(ステップS56)、更に、このハンドオフに失敗した通信システムが上位通信システムであるか否かを判定する(ステップS57)。そして、上位通信システムにハンドオフが失敗した場合(ステップS57“Yes”)、システム間ハンドオフ処理部83は、記憶部7を参照してリセレクション抑制フラグ87をON設定する(ステップS58)。
なお、上位通信システムにハンドオフしなかった場合(ステップS54“No”)、および上位通信システムにハンドオフが成功した場合(ステップS57“No”)は、ステップS44の処理に復帰し、以降のS58までの処理を繰り返し実行する。
一方、リセレクション処理部84は、内蔵のリセレクションタイマの設定契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS59)。例えば、下位通信システムで待ち受けに入った直後等、リセレクションタイマの設定契機であると判定された場合(ステップS59“Yes”)、リセレクション抑制フラグを参照する(ステップS60)。ここで、リセレクション抑制フラグ87がON設定されてリセレクション処理の抑制が有効になっていた場合(ステップS60“Yes”)、リセレクションタイマの設定をせず無効とし(ステップS61)、リセレクションフラグがOFF設定され、リセレクション抑制が無効になっていた場合(ステップS60“No”)、リセレクションタイマを設定してタイマ監視をスタートさせる(ステップS62)。
リセレクション処理部84は、次に、リセレクションタイマの停止契機か否かのタイミング判定を行う(ステップS63)。ここで、最上位通信システムに待ち受けた場合等、リセレクションタイマの停止契機であると判定された場合(ステップS63“Yes”)、リセレクションタイマを停止させた上で(ステップS68)、圏外状態であるかどうかを判定する(ステップS66)。一方、リセレクションタイマの停止契機で無いと判定された場合(ステップS63“No”)、更に、リセレクションタイマが満了したか否かを判定する(ステップS64)。ここで、リセレクションタイマが満了していればリセレクション処理を実行し(ステップS65)、リセレクションタイマが満了していなければ(ステップS64“No”)、更に、圏外状態にいるか否かを判定する(ステップS66)。ここで、圏外であった場合(ステップS66“Yes”)、リセレクション抑制フラグ87をOFF設定する(ステップS67)。そして、S44の報知情報受信契機判定処理に戻り、ステップS22〜S67の動作を繰り返し実行する。
以上説明のように本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置によれば、下位通信システムから上位通信システムへのシステム間ハンドオフの試行が失敗に終わり、元の下位通信システムに戻った場合に、上位通信システムの電波状況が悪く、同様に上位通信システムへのリセレクションも失敗する可能性が高いものと判断してリセレクション処理を行わないことにより、不安定要素を取り除くことができ、したがって、長時間待ち受けを実現するため消費電力を削減しながらリセレクション処理を確実に行って上位通信システムを待受ける機会を増やしトラフィックの効率化に繋げることのできる携帯端末装置およびネットワークシステムを提供することができる。
すなわち、インフラ上、システム間ハンドオフをカバーしている場合は非常に限られる。なぜならば、従来から配備されていた優先順位低の通信システムのみに対応したインフラ敷設状態において、新規に優先順位の高い通信システム向けの基地局を配備した場合、新規基地局において近隣基地局情報に旧来からの基地局情報を載せるだけではなく、旧来からの基地局にて報知する近隣基地局情報には、新規基地局の通信システム種別も含めて載せるように改変しなければならず、しかもそれを旧来からの基地局の全てに対して施さなければならない。つまり、システム間ハンドオフをサポートするためにはインフラ側にて非常に多くのコストを要するため、実際には旧来からの通信システムの基地局と新規通信システムの基地局とが混在していても、旧来からの基地局側の近隣基地局情報に、新規基地局について記載されていない場合が多い。本発明によれば、近隣基地局情報に新規通信システムの基地局が記載されていれば、これはシステム間ハンドオフでカバーできるためにリセレクションを行わず、記載されていない場合にはシステム間ハンドオフが行えないためリセレクション可能とすることにより、無駄なリセレクション動作を削減することが出来る。
また、ネットワーク側では大きな改変を要しないため、インフラの整備に即座に対応することができる。
リセレクションを抑制することにより以下の効果を奏する。上位通信システムの電波がないエリアでは、リセレクションの試行は消費電力の増加を招くため、リセレクションを抑制することで消費電力の削減を行うことができる。また、上位通信システムの電波環境が悪い場合には、リセレクションの試行は捕捉動作時の処理負荷の増大による消費電力の増加を招くため、リセレクションを抑制することで消費電力の削減を行うことができる。
また、上位通信システムに対して携帯端末装置がアクセスできないような場合には、リセレクションの試行はリセレクション成功後の発着信、位置登録時の接続性の低下を招くため、リセレクションを抑制することで発着信、位置登録時の接続性の低下を防止することができる。また、上位通信システムの電波環境が不安定な場合には、リセレクションの試行はリセレクション成功後の着信率の低下を招くため、リセレクションを抑制することで着信率の低下を防止することができる。
更に、弱電界、または不安定な上位通信システムに移った場合、電波状態を示すアンテナピクが低く表示され、あるいは不安定に揺れ動くことになるため、ユーザがそれを見て圏外になるかもしれないと不安になることがあったが、そのような上位通信システムへのリセレクションを抑制することにより、ユーザに不安感を与えることを防止することができる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、CDMA2000に限らず、W−CDMAや、GSM/UMTS(Universal Mobile Telecommunication System/Global System for Communications)等の無線通信方式に対応して携帯端末装置全般に応用が可能である。また、携帯端末装置として携帯電話10を例示したが、携帯電話10に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)、やゲーム機等にも同様に適用が可能である。
また、本発明の実施の形態に係る携帯端末装置が有する各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。例えば、制御部8を構成する、近隣基地局リスト取得部81と、信号強度監視部82と、システム間ハンドオフ処理部83と、リセレクション処理部84と、リセレクション抑制処理部85におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。また、このとき使用されるNリスト86、リセレクション抑制フラグ87、システム間ハンドオフ許可フラグ88のそれぞれは、記憶部7に割り付けられ記憶される。
本発明の実施の形態に係る携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。 図2におけるリセレクション処理の具体的な処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る携帯端末装置の動作を示すフローチャートである。 従来の携帯端末装置によるリセレクション処理起動に至る処理を示すフローチャートである。 従来の携帯端末装置によるシステム間ハンドオフ処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…通信部、2…操作部、3…音声処理部、6…表示部、7…記憶部、8…制御部、10…携帯電話、81…近隣基地局リスト取得部、82…信号強度監視部、83…システム間ハンドオフ処理部、84…リセレクション処理部、85…リセレクション抑制処理部、86…近隣基地局リスト、87…リセレクション抑制フラグ、88…システム間ハンドオフ許可フラグ。

Claims (8)

  1. 複数の通信システムを切り替え待ち受け可能な携帯端末装置であって、
    前記通信システムの一つを選択して基地局と無線通信可能な通信部と、
    前記通信部が使用する通信システムを変更して前記通信部に無線通信を行なわせる制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記通信部により、現在通信中の基地局からの近隣基地局情報を取得する近隣基地局情報取得処理と、前記通信部にて使用中の通信システムにおける信号強度を監視する信号強度監視処理と、現在の信号強度が所定量より悪化すると、前記近隣基地局情報に記憶される現在使用中の通信システムとは異なる通信システムへのハンドオフを行うシステム間ハンドオフ処理と、前記通信部にて現在使用中の通信システムのセッションを開放するとともに、他の通信システムに対して捕捉試行を行い、位置登録を試みるリセレクション処理と、前記近隣基地局情報取得処理にて受信した近隣基地局情報に、前記通信部にて現在使用中の通信システムと異なる通信システムを示す情報が含まれている場合には前記リセレクション処理を抑制する状態とし、含まれていない場合には前記リセレクション処理を抑制しない状態とするリセレクション抑制処理とを実行する
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記複数の通信システムは、それぞれ優先順位を有し、
    前記制御部は、
    前記近隣基地局情報に含まれる前記異なる通信システムの優先順位が、前記通信部にて現在使用している通信システムの優先順位よりも高い場合に、前記リセレクション処理を抑制する状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記制御部は、
    前記リセレクション処理を所定時間周期に実行し、前記近隣基地局取得処理にて近隣基地局情報を受信する都度、前記リセレクション処理を抑制するか否かの状態更新を行ない、前記所定周期が到来したときに、前記リセレクション処理を抑制するか否かの状態判定を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御部は、
    前記リセレクション処理を所定時間周期に実行し、前記所定周期を更新する更新契機が到来して前記リセレクション処理を抑制しない状態にある場合、前記所定周期の計時を開始し、前記リセレクション処理を抑制する状態にある場合、前記所定周期を計時しないように制御する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  5. 前記更新契機は、前記通信部がシステム間ハンドオフに成功したとき、あるいはトラフィックチャネルでの通信が終了したときの少なくともいずれかである
    ことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
  6. 前記制御部は、
    前記通信部が前記複数の通信システムのいずれをも捕捉できない状態になると、前記リセレクション処理を抑制しない状態とする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  7. 前記制御部は、
    前記システム間ハンドオフ処理を実行し、当該システム間ハンドオフに失敗した場合には前記リセレクション処理を抑制する状態とする
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  8. 前記制御部は、
    前記システム間ハンドオフ処理を実行し、当該システム間ハンドオフ処理に成功した場合は前記リセレクション処理を抑制しない状態とする
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
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