JP2008252343A - 電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンバイ電源回路を制御する電源制御装置であって、特殊な構造を有するスイッチ等を用いることなく電源制御を行う。
【解決手段】スタンバイ電源回路と主電源回路を制御する電源制御装置であって、オン操作される間にスタンバイ電源回路に商用電源を供給する電源スイッチ2と、スタンバイ電源回路5で生成されるスタンバイ電源電圧Vccによって動作する制御部6と、オン状態でスタンバイ電源回路5に商用電源を供給し、オフ状態でスタンバイ電源回路5への前記商用電源の供給を遮断する第1の継電部3と、第1の継電部3をオンまたはオフ状態にする解除部4と、主電源回路8に商用電源を供給、または、遮断する第2の継電部7とを備え、解除部4は、電源スイッチ2がオン操作され、スタンバイ電源電圧Vccを受けて、第1の継電部3をオン状態にし、第1の継電部3がオン状態のときに、制御部6よりのオフ制御で、第1の継電部3をオフ状態にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばテレビジョン受信機やオーディオ機器等の電子機器に設けられている電源回路を制御する電源制御装置に関する。
一般に、テレビジョン受信機やオーディオ機器等の電子機器においては、電子機器を動作させるための主電源回路(メイン電源回路)と、主電源回路が遮断されても電子機器を待機状態(スタンバイ状態)に維持するスタンバイ電源回路が設けられている。
従来、スタンバイ電源回路を備えた電子機器として、特許文献1(特開2000−59710号公報)に記載されたテレビジョン受信機が知られている。
このテレビジョン受信機では、図1に示すように、商用交流電源供給ライン(図示省略)に接続される電源プラグとスタンバイ電源回路部との間に「電磁オフ機能付き電源スイッチ」と呼ばれるスイッチが設けられ、「電磁オフ機能付き電源スイッチ」とメイン電源回路部との間に「電源リレー」が設けられている。
かかる構成のテレビジョン受信機において、ユーザーが「電磁オフ機能付き電源スイッチ」をオン操作すると、その電源スイッチがオフからオン状態に切り替わって導通状態のままとなり、電源プラグからの商用交流電源をスタンバイ電源回路部に供給し続ける。これにより、スタンバイ電源回路部からスタンバイ電源電圧が制御回路部に供給され、リモコン間でのリモコン通信が可能な状態(リモコン待機状態)となる。
また、リモコン待機状態で、ユーザーがリモコン操作によって電源オンの指示をすると、制御回路部がその指示を受けて「電源リレー」を導通状態に設定し、メイン電源回路部を起動させる。これにより、メイン電源回路部の出力電圧(メイン電源電圧)がテレビジョン受信回路部に供給され、テレビジョン放送を視聴することが可能となる。
また、ユーザーがテレビジョン放送の視聴を止めてテレビジョン受信状態からリモコン待機状態に移行したいと欲した場合、所定のリモコン操作を行うと、制御回路部が「電源リレー」をオフ状態(非導通状態)に切り替えることでメイン電源回路部への商用交流電源供給を遮断させ、テレビジョン受信回路部2を停止させる。つまり、メイン電源回路部は遮断されるが、導通状態を保持している「電磁オフ機能付き電源スイッチ」を介してスタンバイ電源回路部に商用交流電源が供給され続けるため、リモコン待機状態が維持されるようになっている。
また、リモコン待機状態で、ユーザーが全ての電源を切ってしまいたいと欲した場合、所定のリモコン操作を行うと、制御回路部が、導通状態となっている「電磁オフ機能付き電源スイッチ」をオフ状態(非導通状態)に切り替えることで、スタンバイ電源回路部への商用交流電源供給を停止させ、メイン電源回路部だけでなくスタンバイ電源回路部も遮断して消費電力を削減する。
特開2000−59710号公報
ところで、上記の特許文献1には、「電磁オフ機能付き電源スイッチ」の構造が明確に(具体的に)記載されておらず機能のみの記載となっているが、ユーザーが手操作によってオフからオン状態(導通状態)に切り替えると、「電磁オフ機能付き電源スイッチ」が導通状態を保持する機能を発揮して、電源プラグからの商用交流電源をスタンバイ電源回路部に供給する旨の記載があり、更に、「電磁オフ機能付き電源スイッチ」が導通状態を保持している際に、ユーザーが所定のリモコン操作をすると、制御回路部の制御の下でオフ状態(非導通状態)に切り替わり、スタンバイ電源回路部への商用交流電源供給を遮断する旨の記載がある。
かかる記載から判断すると、「電磁オフ機能付き電源スイッチ」は、ユーザーがオン操作した後、手を離しても導通状態を保持するオルタネートスイッチ(Alternate Switch)と、その導通状態を保持しているオルタネートスイッチを制御回路部の制御の下でオフ状態(非導通状態)に切り替える磁気回路(電磁リレー等)と、を備えた特殊な構造を有する電源スイッチとなっているものと思われる。
ところが、このような特殊な構造を有する「電磁オフ機能付き電源スイッチ」では構造が大型となってしまい、例えばテレビジョン受信機やオーディオ機器等の電子機器に取り付けたり、電子機器の電気回路基板等に取り付けようとすると、専有面積が大きくなってしまうことから、電子機器等の設計の自由度が制限される等の問題を生じる。
また、特殊な構造であることから、ユーザーの操作を保持する保持機能を具備していない例えば小型且つ汎用のモーメンタリースイッチ(Momentary Switch)と汎用リレー等(汎用の電磁リレー等)とを用いることができず、コスト高を招く等の問題を生じる。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みて成されたものであり、上述の「電磁オフ機能付き電源スイッチ」のような特殊な構造を有するスイッチを用いることなく、電源回路を制御することが可能な電源制御装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、スタンバイ電源回路と主電源回路を制御する電源制御装置であって、オン操作される間に前記スタンバイ電源回路に商用電源を供給する電源スイッチと、前記スタンバイ電源回路で生成されるスタンバイ電源電圧によって動作する制御手段と、オン状態で前記スタンバイ電源回路に前記商用電源を供給し、オフ状態で前記スタンバイ電源回路への前記商用電源の供給を遮断する第1の継電手段と、前記制御手段により制御され、前記第1の継電手段をオン状態またはオフ状態に設定する解除手段と、前記制御手段により制御され、前記主電源回路に前記商用電源を供給、または、前記主電源回路への前記商用電源の供給を遮断する第2の継電手段とを備え、前記解除手段は、前記電源スイッチがオン操作され、前記スタンバイ電源回路で生成されるスタンバイ電源電圧を受けて、前記第1の継電手段を継続してオン状態に設定し、前記第1の継電手段がオン状態となっているときに、前記制御手段よりのオフ制御を受けて、前記第1の継電手段をオフ状態に設定すること、を特徴とする。
本発明の好適な実施形態について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における電源制御装置の構成を示すブロック図である。
図2において、商用交流電源供給ラインにコンセント(図示省略)を介して接続される電源プラグ1が設けられ、電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間の電源ラインには、手動操作される電源スイッチ2と、後述のスタンバイ電源電圧Vccが供給されて動作する第1の継電部3とが並列接続されて設けられている。また、第1の継電部3へのスタンバイ電源電圧Vccの供給または遮断するための解除部4が設けられている。また、電源プラグ1と主電源回路8の入力端子との間の電源ラインに、第2の継電部7が接続されている。
電源スイッチ2は、ユーザー等の手操作によってオン操作されている間だけオン状態(導通状態)となって接点c,d間を導通にし、手が離されると自動的にオフ状態(非導通状態)に戻って接点c,d間を非導通(遮断)する常開型のモーメンタリースイッチで形成されており、上述のオン操作されている間に、電源プラグ1からの商用交流電源をスタンバイ電源回路5に供給する。
スタンバイ電源回路5は、上述の電源スイッチ2がオン操作されている間に供給される商用交流電源に基づいてスタンバイ電源電圧Vccを発生し、制御部6と第1の継電部3に印加する。また、第1の継電部3が継続して導通状態となり、第1の継電部3を通じて商用交流電源が供給される場合にもスタンバイ電源回路5は、スタンバイ電源電圧Vccを継続して発生し、制御部6と第1の継電部3に印加する。
解除部4は、制御部6からの制御信号CNTAに従って動作する電磁リレー等のスイッチ素子で形成されており、スタンバイ電源回路5の出力端子(Vcc端子)とグランド端子GNDとの間に、第1の継電部3と共に直列接続されている。
そして、解除部4が導通状態のときには、スタンバイ電源回路5の出力端子(Vcc端子)とグランド端子GNDとの間に第1の継電部3が電気的に接続される。このため、解除部4が導通状態、且つ、スタンバイ電源回路5がスタンバイ電源電圧Vccを出力している場合には、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて第1の継電部3が導通状態となり、電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間の電源ラインを導通させ、電源プラグ1からの商用交流電源をスタンバイ電源回路5に供給する。
一方、解除部4が非導通状態となると、第1の継電部3とスタンバイ電源回路5との電気的接続が遮断される。このため、スタンバイ電源電圧Vccが印加されなくなった第1の継電部3は非導通状態となって、電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間の電源ラインを遮断させ、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を遮断する。
制御部6は、スタンバイ電源電圧Vccが印加されると起動し、図示しないリモコン装置等との間で通信し、ユーザー等のリモコン操作内容等に従って、制御信号CNTA,CNTBにより解除部4と第2の継電部7を制御する。
第2の継電部7は、上述したユーザー等のリモコン操作内容等に従って制御部6から出力される制御信号CNTBに従ってオンまたはオフ動作する電磁リレー等のスイッチ素子で形成されている。そして、制御信号CNTBの指示により、第2の継電部7がオン状態(導通状態)となると、電源プラグ1からの商用交流電源を主電源回路8に供給し、主電源電圧を発生させる。一方、制御信号CNTBの指示により、第2の継電部7がオフ状態(非導通状態)となると、主電源回路8への商用交流電源の供給を遮断し、主電源電圧の発生を停止(遮断)させる。
主電源回路8は、第2の継電部7からの商用交流電源の供給を受けて、例えば電子機器がテレビジョン受信機の場合にはテレビジョン受信回路等に供給するための主電源電圧を発生する。
次に、かかる構成を有する本実施形態の電源制御装置の動作について説明する。
なお、解除部4は、制御部6からの制御信号CNTAに従って導通状態から非導通状態に切り替わる常閉型のスイッチ素子、または、制御部6からの制御信号CNTAに従って非導通状態から導通状態に切り替わる常開型のスイッチ素子で形成することが可能である。そのため、解除部4が常閉型のスイッチ素子の場合と、常開型のスイッチ素子の場合とに分けて、本実施形態の電源制御装置の動作について説明することとする。
〈1〉解除部4が常閉型のスイッチ素子の場合
最初に、解除部4が常閉型のスイッチ素子で形成されている場合の動作について説明する。
1.電源投入動作(スタンバイ電源回路5と主電源回路8を起動させるための動作)
電源スイッチ2と第1,第2の継電部3,7が非導通状態で、スタンバイ電源回路5と主電源回路8が共に遮断状態となっている際(すなわち、スタンバイ電源と主電源が共に遮断状態のとき)、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作によって接点c,dが導通となっている間に、商用交流電源が電源プラク1から電源スイッチ2を介してスタンバイ電源回路5に供給され、スタンバイ電源電圧Vccが出力される。
このスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が起動する他、常閉型のスイッチ素子で形成されている解除部4に直列接続されている第1の継電部3にもスタンバイ電源電圧Vccが供給される。このため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて第1の継電部3が導通状態となり、電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間を導通させ、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。
そして、ユーザー等が電源スイッチ2をオフ操作する(手を離す)と、電源スイッチ2が自動的に非導通状態に戻り、電源スイッチ2を介してのスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が遮断されることとなるが、導通状態を維持している第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続されるため、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力され、制御部6は動作を継続し、第1の継電部3は導通状態を維持したままとなる。
更に、上述したように制御部6が起動すると、制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的にオン制御して、第2の継電部7を継続的に導通状態に設定することで、主電源回路8への商用交流電源の供給を継続させ、主電源回路8から継続的に主電源電圧を出力させる。
以上に説明したように、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作されている間に、電源スイッチ2を介して供給される商用交流電源によってスタンバイ電源回路5がスタンバイ電源電圧Vccを出力し、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に設定することで主電源回路8から主電源電圧を出力させ、更に、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて第1の継電部3が導通状態となり、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。したがって、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離しても、一旦導通状態となった第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続され、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されることとなる。そして、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離した後も、スタンバイ電源電圧Vccが供給される制御部6が、制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に維持するので、主電源回路8から主電源電圧を継続的に出力させ、例えば本実施形態の電源制御装置がテレビジョン受信機に設けられている場合には、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
2.主電源を遮断する動作
ユーザー等が例えばテレビジョン放送の視聴を止めて主電源をオフに切り替えたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を遮断するための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBによって第2の継電部7をオフ制御することで非導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を遮断させる。そして、商用交流電源の供給が遮断された主電源回路8から主電源電圧が出力されなくなり、主電源が遮断されることとなる。
ただし、主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5は遮断されないため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作を継続し、リモコン装置等の間での通信を引き続き可能にする。
3.主電源を再度起動させる動作
上述したように、主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5が動作している際に、ユーザー等が再び主電源をオンさせたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を再起動させるための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBによって第2の継電部7をオン制御することで導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を再開させる。そして、商用交流電源の供給が再開された主電源回路8から主電源電圧が出力され、例えば本実施形態の電源制御装置がテレビジョン受信機に設けられている場合には、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
4.スタンバイ電源を遮断する動作
主電源回路8が遮断され、スタンバイ電源回路5が継続して動作している際に、ユーザー等がスタンバイ電源をオフにしたいと欲した場合、所定のリモコン操作等をすると、制御部6が受信し、制御信号CNTAによって解除部4をオフ制御する。これにより、常閉型のスイッチ素子で形成されている解除部4は非導通状態に切り替わり、第1の継電部3へのスタンバイ電源電圧Vccの供給を遮断する。そして、スタンバイ電源電圧Vccの供給が遮断された第1の継電部3は非導通状態となり、電源プラグ1からスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を遮断し、スタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力されなくなる。
そして、上述の電源スイッチ2は既にオフ状態(非導通状態)となっているため、第1の継電部3が非導通状態となると、スタンバイ電源回路5には商用交流電源が全く供給されなくなり、スタンバイ電源が遮断されることとなる。その結果、主電源回路8も含めて全ての電源が遮断されることとなり、消費電力の削減等が図られる。
〈2〉解除部4が常開型のスイッチ素子の場合
次に、解除部4が常開型のスイッチ素子で形成されている場合の動作について説明する。
1.電源投入動作(スタンバイ電源回路5と主電源回路8を起動させるための動作)
電源スイッチ2と第1,第2の継電部3,7が非導通状態で、スタンバイ電源回路5と主電源回路8が共に遮断状態となっている際(すなわち、スタンバイ電源と主電源が共に遮断状態のとき)、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作によって接点c,dが導通となっている間に、商用交流電源が電源プラク1から電源スイッチ2を介してスタンバイ電源回路5に供給され、スタンバイ電源電圧Vccが出力される。
このスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が起動し、制御信号CNTAによって、常開型のスイッチ素子で形成されている解除部4を継続的にオン制御し、継続して導通状態に設定する。これにより、解除部4に直列接続されている第1の継電部3にもスタンバイ電源電圧Vccが供給されるようになり、第1の継電部3が導通状態となって電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間を導通させ、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。
そして、ユーザー等が電源スイッチ2をオフ操作する(手を離す)と、電源スイッチ2が自動的に非導通状態に戻り、電源スイッチ2を介してのスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が遮断されることとなるが、導通状態を維持している第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続されるため、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力され、制御部6は動作を継続し、解除部4と第1の継電部3は導通状態を維持したままとなる。
更に、上述したように制御部6が起動すると、制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的にオン制御して、第2の継電部7を継続的に導通状態に設定することで、主電源回路8への商用交流電源の供給を継続させ、主電源回路8から継続的に主電源電圧を出力させる。
以上に説明したように、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作されている間に、電源スイッチ2を介して供給される商用交流電源によってスタンバイ電源回路5がスタンバイ電源電圧Vccを出力し、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に設定することで主電源回路8から主電源電圧を出力させ、更に、制御信号CNTAによって解除部4を導通状態に維持させることで第1の継電部3も導通状態に維持させ、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続させる。したがって、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離しても、一旦導通状態となった第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続され、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されることとなる。そして、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離した後も、スタンバイ電源電圧Vccが供給される制御部6が、制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に維持するので、主電源回路8から主電源電圧を継続的に出力させ、例えば本実施形態の電源制御装置がテレビジョン受信機に設けられている場合には、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
2.主電源を遮断する動作
ユーザー等が例えばテレビジョン放送の視聴を止めて主電源をオフに切り替えたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を遮断するための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBによって第2の継電部7をオフ制御することで非導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を遮断させる。そして、商用交流電源の供給が遮断された主電源回路8から主電源電圧が出力されなくなり、主電源が遮断されることとなる。
ただし、主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5は遮断されないため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作を継続し、リモコン装置等の間での通信を引き続き可能にする。
3.主電源を再度起動させる動作
主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5が動作している際に、ユーザー等が再び主電源をオンさせたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を再起動させるための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBによって第2の継電部7をオン制御することで導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を再開させる。そして、商用交流電源の供給が再開された主電源回路8から主電源電圧が出力され、例えば本実施形態の電源制御装置がテレビジョン受信機に設けられている場合には、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
4.スタンバイ電源を遮断する動作
上述したように主電源回路8が遮断され、スタンバイ電源回路5が継続して動作している際に、ユーザー等がスタンバイ電源をオフにしたいと欲した場合、所定のリモコン操作等をすると、制御部6が受信し、制御信号CNTAの解除部4への供給を停止する。これにより、常開型のスイッチ素子で形成されている解除部4は自ら非導通状態に切り替わり、第1の継電部3へのスタンバイ電源電圧Vccの供給を遮断する。そして、スタンバイ電源電圧Vccの供給が遮断された第1の継電部3は非導通状態となり、電源プラグ1からスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を遮断し、スタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力されなくなる。
そして、上述の電源スイッチ2は既にオフ状態(非導通状態)となっているため、第1の継電部3が非導通状態となると、スタンバイ電源回路5には商用交流電源が全く供給されなくなり、スタンバイ電源が遮断されることとなる。その結果、スタンバイ電源の供給が途絶えた制御部6から、第2の継電部7への制御信号CNTBの供給も途絶え、主電源回路8も含めて全ての電源が遮断されることとなり、消費電力の削減等が図られる。
以上に説明したように、本実施形態の電源制御装置によれば、電源スイッチ2は、ユーザー等がオン/オフ操作した状態を保持するための保持機能を有するオルタネートスイッチで形成する必要がなく、ユーザー等がオン操作している間だけオン状態となり手が離されるとオフ状態に戻る基本的なスイッチ構造を有するモーメンタリースイッチ等で形成することができる。この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用モーメンタリースイッチ等を用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
更に、第1の継電部3と解除部4も、導通/非導通状態を保持するための特殊な構造を有する電磁リレー等を用いる必要がなく、基本的なリレー構造を有する電磁リレー等で形成することができる。つまり、第1の継電部3はスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて導通状態となり、スタンバイ電源電圧Vccが供給されなくなると非導通状態となる基本的なリレー構造を有する電磁リレー等で形成することができ、解除部4についても、制御部6の制御に従って、導通または非導通状態となる基本的なリレー構造を有する電磁リレー等で形成することができる。
この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用電磁リレー等のスイッチ素子を用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
次に、図3に基づいて、より具体的な電源制御装置の実施例について説明する。なお、図3は、本実施例の電源制御装置の構成を表したブロック図であり、図2と同一または相当する部分が同一符号で示されている。
図3において、本実施例の電源制御装置においても、図2と同様に、電源スイッチ2と第1の継電部3と、解除部4、スタンバイ電源回路5、制御部6、第2の継電部7、主電源回路8を備える他、制御部6には、制御部6とリモコン装置9との間で無線通信を行うための通信部10が設けられている。
そして、本実施例の電源制御装置が例えばテレビジョン受信機に設けられる場合には、リモコン装置9と同様の機能を有する操作パネル12も制御部6に接続され、更に主電源回路8から出力される主電源電圧がテレビジョン受信回路部11に印加され、テレビジョン受信回路部11で受信されたテレビジョン放送をディスプレイ13とスピーカ14によって視聴できるようになっている。
ここで、電源スイッチ2は、ユーザー等がオン操作すると同時にオン状態となり、手を離すと同時にオフ状態に戻る2連のモーメンタリースイッチSW1,SW2で形成されており、一方のスイッチSW1は制御部6とスタンバイ電源回路5のVcc端子との間に接点a,bを介して接続され、他方のスイッチSW2は電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間に接点c,dを介して接続されている。
第1の継電部3は、励磁コイルL3と、その励磁コイルL3に生じる磁力によって接点e,f間を導通にする接点スイッチSW3を有する基本的なリレー構造となっている小型且つ汎用の電磁リレー(常開型の電磁リレー)が用いられている。そして、接点e,fが電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間に接続されることで、第1の継電部3は、電源スイッチ2のスイッチSW2に対して並列接続された関係となっている。更に、励磁コイルL3の一端がスタンバイ電源回路5のVcc端子に接続され、励磁コイルL3の他端が、解除部4に設けられている後述の接点スイッチSW4を介してグラント端子GNDに接続されている。
解除部4は、励磁コイルL4と、その励磁コイルL4に生じる磁力によって接点g,h間を非導通にする接点スイッチSW4を有する基本的なリレー構造となっている小型且つ汎用の電磁リレー(常閉型の電磁リレー)が用いられている。そして、接点g,hが第1の継電部3の励磁コイルL3とグランド端子GND間に接続され、励磁コイルL4が制御部6のオンオフ制御部6dとグランド端子GND間に接続され、オンオフ制御部6dからの制御信号CNTAによって制御される。
第2の継電部7は、励磁コイルL7と、その励磁コイルL7に生じる磁力によって接点i,j間を導通にする接点スイッチSW7を有する基本的なリレー構造となっている小型且つ汎用の電磁リレー(常開型の電磁リレー)が用いられている。そして、接点i,jが電源プラグ1と主電源回路8の入力端子との間に接続され、励磁コイルL4が制御部6のオンオフ制御部6dとグランド端子GND間に接続され、オンオフ制御部6dからの制御信号CNTBによって制御される。
制御部6は、所定のプログラムに従って動作するマイクロプロセッサ(MPU)やディジタルシグナルプロセッサ(DSP)を備えて構成されており、上述のプログラムを実行することで、スイッチ検出部6a、リモコン処理部6b、キー入力処理部6c及びオンオフ制御部6d等としての機能を発揮する。
スイッチ検出部6aは、スイッチSW1がオン操作されたか否かの検出を行う。リモコン処理部6bは、通信部10を介してリモコン装置9との間で通信し、リモコン操作された指示内容に従った処理を行う。キー入力処理部6cは、ユーザー等が操作パネル12を操作して指示した内容に従った処理を行う。
オンオフ制御部6dは、制御信号CNTAを解除部4の励磁コイルL4に供給することで、接点スイッチSW4をオフさせて接点g,h間を非導通状態にする。また、制御信号CNTBを第2の継電部7の励磁コイルL7に供給することで、接点スイッチSW7をオンさせて接点i,j間を導通状態にする。
なお、オンオフ制御部6dの詳細な機能については、次の動作説明において更に説明することとする。
次に、かかる構成を有する電源制御装置の動作について説明する。なお、電源投入動作と、主電源を遮断する動作と、主電源を再起動させる動作と、スタンバイ電源を遮断する動作について説明する。
1.電源投入動作(スタンバイ電源回路5と主電源回路8を起動させるための動作)
電源スイッチ2と第1,第2の継電部3,7が非導通状態で、スタンバイ電源回路5と主電源回路8が共に遮断状態となっている際(すなわち、スタンバイ電源と主電源が共に遮断状態のとき)、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作によってスイッチSW1,SW2が共にオンとなり、接点a,b間が導通状態、接点c,d間が導通状態となる。これにより、導通状態となった接点c,d間を通じて、電源プラク1からの商用交流電源がスタンバイ電源回路5に供給され、スタンバイ電源電圧Vccが出力される。このスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が起動し、更に、スイッチ検出部6aが、上述したように既にオンとなっているスイッチSW1を介して供給されるスタンバイ電源電圧Vccを検出することで、スイッチSW1がオン操作されたことを検出し、リモコン処理部6bとキー入力処理部6cと通信部10及びオンオフ制御部6dに動作を開始させる。
なお、本実施例1では、制御部6がスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて起動し、更にスイッチSW1がオン操作されたことを検出した後、本来の動作を開始することで、動作シーケンスの更なる信頼性向上を図ることとしている。しかし、制御部6がスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて起動し、制御部6自らがスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けていることを判断して本来の動作を開始するようにしてもよい。かかる構成とすれば、スイッチSW1を省略することが可能となり、より回路構成の簡素を図ることが可能である。
引き続き、電源スイッチ2がオン操作されている間に、上述したようにスタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力される結果、そのスタンバイ電源電圧Vccが第1の継電部3の励磁コイルL3と常閉型の電磁リレーで形成されている解除部4の接点スイッチSW4にも供給され、励磁コイルL3に生じる磁力によって第1の継電部3の接点スイッチSW3がオンとなり、接点e,f間が導通状態となる。このため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて第1の継電部3が導通状態になると、電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間を継続して導通させ、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離してオフ操作し、電源スイッチ2のスイッチSW1,SW2が自動的に非導通状態に戻っても、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。そして、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されるため、制御部6は動作を継続し、第1の継電部3は導通状態を維持したままとなる。
更に、上述したように制御部6が起動し、スイッチSW1がオン操作されたことをスイッチ検出部6aが検出すると、その検出結果に基づいてオンオフ制御部6dが制御信号CNTBを継続的に第2の継電部7の励磁コイルL7に供給し、接点スイッチSW7をオンさせることで、接点i,j間を継続的に導通状態にさせる。これにより、電源プラグ1からの商用交流電源が第2の継電部7を介して主電源回路8に継続的に供給され、主電源回路8から継続的に主電源電圧を出力させ、テレビジョン受信回路部11を動作させ、テレビジョン放送の視聴を可能にする。
以上に説明したように、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作されている間に、電源スイッチ2を介して供給される商用交流電源によってスタンバイ電源回路5がスタンバイ電源電圧Vccを出力し、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に設定することで主電源回路8から主電源電圧を出力させ、更に、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて第1の継電部3が導通状態となり、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。したがって、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離しても、一旦導通状態となった第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続され、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されることとなる。そして、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離した後も、スタンバイ電源電圧Vccが供給される制御部6が、制御信号CNTBによって第2の継電部7を継続的に導通状態に維持するので、主電源回路8から主電源電圧を継続的に出力させ、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
2.主電源を遮断する動作
ユーザー等が例えばテレビジョン放送の視聴を止めて主電源をオフに切り替えたいと欲した場合、リモコン装置9を用いて主電源回路8を遮断するための所定のリモコン操作をすると、リモコン処理部6bが受信部10を介して受信する。また、ユーザー等が操作部12を操作した場合には、キー入力処理部6cがユーザー等の指示内容を入力する。そして、リモコン処理部6bまたはキー入力処理部6cが入力したユーザー等の指示内容に従ってオンオフ制御部6dが、第2の継電部7への制御信号CNTBの供給を停止する。これにより、常開型の電磁リレーで形成されている第2の継電部7の接点スイッチSW7がオフとなり、接点i,j間が非導通状態となり、主電源回路8への商用交流電源の供給を遮断させる。そして、商用交流電源の供給が遮断された主電源回路8から主電源電圧が出力されなくなり、主電源が遮断されることとなる。
ただし、主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5は遮断されないため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作を継続し、リモコン装置9間での通信と、操作部12からの入力を引き続き可能にする。
なお、次の構成により、主電源を遮断するようにしてもよい。つまり、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作中に、電源スイッチ2がオン操作されると、スイッチSW1がオン状態となったことを制御部6が検出し、上述の主電源をオフにするためのリモコン操作がなされた場合と同様の処理を行って、主電源を遮断するようにしてもよい。
3.主電源を再度起動させる動作
主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5が動作している際に、ユーザー等が再び主電源をオンさせたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を再起動させるための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBを常開型の電磁リレーで形成されている第2の継電部7に供給することで導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を再開させる。そして、商用交流電源の供給が再開された主電源回路8から主電源電圧が出力され、例えば本実施形態の電源制御装置がテレビジョン受信機に設けられている場合には、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
4.スタンバイ電源を遮断する動作
上述したように主電源回路8が遮断され、スタンバイ電源回路5が継続して動作している際に、ユーザー等がスタンバイ電源をオフにしたいと欲した場合、リモコン装置9または操作部12を用いて、スタンバイ電源をオフにするための所定の操作をすると、リモコン処理部6bまたはキー入力処理部6cが入力したユーザー等の指示内容に従ってオンオフ制御部6dが、制御信号CNTAを常閉型の電磁リレーで形成されている解除部4の電磁コイルL4に供給する。これにより、解除部4の接点スイッチSW4がオフ状態となって、接点g,h間が非導通状態となり、第1の継電部3へのスタンバイ電源電圧Vccの供給を遮断する。そして、スタンバイ電源電圧Vccの供給が遮断された第1の継電部3は非導通状態となり、電源プラグ1からスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を遮断し、スタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力されなくなる。
そして、上述の電源スイッチ2は既にオフ状態(非導通状態)となっているため、第1の継電部3が非導通状態となると、スタンバイ電源回路5には商用交流電源が全く供給されなくなり、スタンバイ電源が遮断されることとなる。その結果、主電源回路8も含めて全ての電源が遮断されることとなり、消費電力の削減等が図られる。
以上に説明したように、本実施例の電源制御装置によれば、電源スイッチ2は、ユーザー等がオン/オフ操作した状態を保持するための保持機能を有するオルタネートスイッチで形成する必要がなく、ユーザー等がオン操作している間だけオン状態となり手が離されるとオフ状態に戻る基本的なスイッチ構造を有するモーメンタリースイッチ等で形成することができる。この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用モーメンタリースイッチ等を用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
更に、第1の継電部3と解除部4も、導通または非導通状態を保持するための特殊な構造を有する電磁リレー等を用いる必要がなく、基本的なリレー構造を有する電磁リレー等で形成することが可能となっている。
つまり、第1の継電部3はスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて導通状態となり、スタンバイ電源電圧Vccが供給されなくなると非導通状態となる基本的なリレー構造を有する電磁リレーで形成することができ、解除部4についても、制御部6の制御に従って、導通/非導通状態となる基本的なリレー構造を有する電磁リレーで形成することが可能となっている。
この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用電磁リレーを用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
なお、次の構成により、スタンバイ電源を遮断するようにしてもよい。つまり、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作中であって、主電源回路8が遮断している場合に、電源スイッチ2がオン操作されると、スイッチSW1がオン状態となったことを制御部6が検出し、上述のスタンバイ電源をオフにするためのリモコン操作がなされた場合と同様の処理を行って、スタンバイ電源を遮断するようにしてもよい。
次に、電源制御装置の第2実施例について図4を参照して説明する。なお、図4は、本実施例の電源制御装置の構成を表したブロック図であり、図3と同一または相当する部分が同一符号で示されている。
図3に示した第1実施例の電源制御装置では、第1の継電部3と解除部4と第2の継電部7に電磁リレーが用いられているが、図4に示す本実施例の電源制御装置では、第1の継電部3が、トライアック制御回路3Cとトライアック3Tで形成され、第2の継電部7がトライアックで形成され、解除部4が常開型の電磁リレーで形成されている。残余の構成については、本実施例の電源制御装置も第1実施例の電源制御装置と同様となっている。
第1の継電部3に用いられているトライアック3Tは、その第1,第2アノードが電源スイッチ2のスイッチSW2に対して並列接続され、そのゲートがトライアック制御回路3Cのゲート制御信号出力端子に接続されている。そして、トライアック制御回路3Cから出力されるゲート制御信号Gによってトライアック3Tがオン又はオフ制御され、導通状態又は非導通状態となる。
トライアック制御回路3Cは、スタンバイ電源回路5のVcc出力端子に接続され、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて起動し動作する。また、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて動作を開始すると電源プラグ1からの商用交流電源を入力し、商用交流電源の所定の電圧変化点においてゲート制御信号Gを出力し、トライアック3Tをオンにする。つまり、トライアック制御回路3Cは、電圧の変化する商用交流電源の所定の電圧変化点において、ゲート制御信号Gを出力し、トライアック3Tのゲートを叩いて、トライアック3Tをオン状態(導通状態)にする。また、トライアック制御回路3Cは、スタンバイ電源電圧Vccの供給が遮断されると動作しなくなり、その結果、ゲート制御信号Gがトライアック3Tに供給されなくなるため、トライアック3Tもオフ(非導通状態)となる。
解除部4は、励磁コイルL4と、その励磁コイルL4に生じる磁力によって接点g,h間を導通にする接点スイッチSW4を有する基本的なリレー構造となっている小型且つ汎用の電磁リレー(常開型の電磁リレー)が用いられている。そして、接点gがスタンバイ電源回路5のVcc出力端子に接続され、接点hがグランド端子GNDに接続され、励磁コイルL4が制御部6のオンオフ制御部6dとグランド端子GND間に接続され、オンオフ制御部6dからの制御信号CNTAによって制御されるようになっている。
第2の継電部7に用いられているトライアックは、その第1,第2アノードが電源プラグ1と主電源回路8の入力端子との間に接続され、そのゲートがオンオフ制御部6dに接続され、オンオフ制御部6dからの制御信号CNTBによって制御されるようになっている。
次に、かかる構成を有する電源制御装置の動作について説明する。なお、電源投入動作と、主電源を遮断する動作と、主電源を再起動させる動作と、スタンバイ電源を遮断する動作について説明する。
1.電源投入動作(スタンバイ電源回路5と主電源回路8を起動させるための動作)
電源スイッチ2と第1,第2の継電部3,7が非導通状態で、スタンバイ電源回路5と主電源回路8が共に遮断状態となっている際(すなわち、スタンバイ電源と主電源が共に遮断状態のとき)、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作によってスイッチSW1,SW2が共にオンとなり、接点a,b間が導通状態、接点c,d間が導通状態となる。これにより、導通状態となった接点c,d間を通じて、電源プラク1からの商用交流電源がスタンバイ電源回路5に供給され、スタンバイ電源電圧Vccが出力される。
このスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が起動し、更に、スイッチ検出部6aが、既にオンとなっているスイッチSW1を介して供給されるスタンバイ電源電圧Vccを検出することで、スイッチSW1がオン操作されたことを検出し、リモコン処理部6bとキー入力処理部6cと通信部10及びオンオフ制御部6dに動作を開始させる。
更に、電源スイッチ2がオン操作されている間に、上述したようにスタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力される結果、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けてトライアック制御回路3Cが起動して、ゲート制御信号Gをトライアック3Tのゲートに供給し始め、トライアック3Tを導通状態にする。このため、第1の継電部3は電源プラグ1とスタンバイ電源回路5の入力端子との間を継続して導通させ、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離してオフ操作し、電源スイッチ2のスイッチSW1,SW2が自動的に非導通状態に戻っても、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。そして、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されるため、制御部6は動作を継続し、トライアック3Tはトライアック制御回路3Cからのゲート制御信号Gによって継続的にオン制御され、第1の継電部3は導通状態を維持したままとなる。
更に、上述したように制御部6が起動し、スイッチSW1がオン操作されたことをスイッチ検出部6aが検出すると、その検出結果に基づいてオンオフ制御部6dが制御信号CNTBを第2の継電部(トライアック)7のゲートに印加し導通状態に設定する。これにより、電源プラグ1からの商用交流電源が第2の継電部(トライアック)7を介して主電源回路8に継続的に供給され、主電源回路8から継続的に主電源電圧を出力させ、テレビジョン受信回路部11を動作させ、テレビジョン放送の視聴を可能にする。
以上に説明したように、ユーザー等が電源スイッチ2をオン操作すると、そのオン操作されている間に、電源スイッチ2を介して供給される商用交流電源によってスタンバイ電源回路5がスタンバイ電源電圧Vccを出力し、そのスタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が制御信号CNTBによって第2の継電部(トライアック)7を導通状態に設定することで主電源回路8から主電源電圧を継続的に出力させ、更に、トライアック制御回路3Cの制御によってトライアック3Tが導通状態となり、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を継続する。したがって、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離しても、一旦導通状態となった第1の継電部3を介して、スタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給が継続され、スタンバイ電源回路5から継続的にスタンバイ電源電圧Vccが出力されることとなる。そして、ユーザー等が電源スイッチ2から手を離した後も、スタンバイ電源電圧Vccが供給される制御部6が、制御信号CNTBによって第2の継電部(トライアック)7を導通状態に維持するため、主電源回路8から主電源電圧を継続的に出力させ、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
2.主電源を遮断する動作
ユーザー等が例えばテレビジョン放送の視聴を止めて主電源をオフに切り替えたいと欲した場合、リモコン装置9を用いて主電源回路8を遮断するための所定のリモコン操作をすると、リモコン処理部6bが受信部10を介して受信する。また、ユーザー等が操作部12を操作した場合には、キー入力処理部6cがユーザー等の指示内容を入力する。そして、リモコン処理部6bまたはキー入力処理部6cが入力したユーザー等の指示内容に従ってオンオフ制御部6dが、第2の継電部(トライアック)7のゲートにオフ電圧レベルの制御信号CNTBを供給することで、非導通状態に設定する。これにより、商用交流電源の供給が遮断された主電源回路8から主電源電圧が出力されなくなり、主電源が遮断されることとなる。
ただし、主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5は遮断されないため、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作を継続し、リモコン装置9間での通信と、操作部12からの入力を引き続き可能にする。
3.主電源を再度起動させる動作
主電源回路8が遮断されてもスタンバイ電源回路5が動作している際に、ユーザー等が再び主電源をオンさせたいと欲した場合、リモコン装置等(図示省略)を用いて主電源回路8を再起動させるための所定の操作をすると、制御部6が受信して、制御信号CNTBを第2の継電部(トライアック)7のゲートに供給することで導通状態に切り替え、主電源回路8への商用交流電源の供給を再開させる。そして、商用交流電源の供給が再開された主電源回路8から主電源電圧が出力され、テレビジョン放送の視聴が可能となる。
4.スタンバイ電源を遮断する動作
上述したように主電源回路8が遮断され、スタンバイ電源回路5が継続して動作している際に、ユーザー等がスタンバイ電源をオフにしたいと欲した場合、リモコン装置9または操作部12を用いて、スタンバイ電源をオフにするための所定の操作をすると、リモコン処理部6bまたはキー入力処理部6cが入力したユーザー等の指示内容に従ってオンオフ制御部6dが、制御信号CNTAを常開型の電磁リレーで形成されている解除部4の電磁コイルL4に供給する。これにより、解除部4の接点スイッチSW4がオン状態となって、接点g,h間が導通状態となり、トライアック制御回路3Cの電源供給端子(図示省略)がグランド電位となるため、トライアック制御回路3Cへのスタンバイ電源電圧Vccが遮断されて動作しなくなり、ゲート制御信号Gが出力されなくなって、トライアック3Tは非導通状態となり、電源プラグ1からスタンバイ電源回路5への商用交流電源の供給を遮断し、スタンバイ電源回路5からスタンバイ電源電圧Vccが出力されなくなる。
そして、上述の電源スイッチ2は既にオフ状態(非導通状態)となっているため、上述したように第1の継電部3が非導通状態となると、スタンバイ電源回路5には商用交流電源が全く供給されなくなり、スタンバイ電源が遮断されることとなる。その結果、制御部6も動作しなくなって、制御信号CNTAの主電源回路8への供給も終了となり、主電源回路8も含めて全ての電源が遮断され、消費電力の削減等が図られる。
以上に説明したように、本実施例の電源制御装置によれば、電源スイッチ2はユーザー等がオン/オフ操作した状態を保持するための保持機能を有するオルタネートスイッチで形成する必要がなく、ユーザー等がオン操作している間だけオン状態となり手が離されるとオフ状態に戻る基本的なスイッチ構造を有するモーメンタリースイッチ等で形成することができる。この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用モーメンタリースイッチ等を用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
更に、解除部4も、導通/非導通状態を保持するための特殊な構造を有する電磁リレー等を用いる必要がなく、基本的なリレー構造を有する電磁リレー等で形成することが可能となっている。この結果、複雑な構造を有さず小型の汎用電磁リレーを用いて、設計の自由度を向上させることが可能であり、更にコストの低減を図ることができる。
なお、本実施例2においても、実施例1と同様に、電源スイッチ2の操作によってスタンバイ電源又は主電源を遮断する構成を加えてもよい。
すなわち、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作中に、電源スイッチ2がオン操作されると、スイッチSW1がオン状態となったことを制御部6が検出し、主電源をオフにするためのリモコン操作がなされた場合と同様の処理を行って、主電源を遮断するようにしてもよい。
また、スタンバイ電源を遮断するための構成においては、スタンバイ電源電圧Vccの供給を受けて制御部6が動作中であって、主電源回路8が遮断している場合に、電源スイッチ2がオン操作されると、スイッチSW1がオン状態となったことを制御部6が検出し、スタンバイ電源をオフにするためのリモコン操作がなされた場合と同様の処理を行って、スタンバイ電源を遮断するようにしてもよい。
次に、第3の実施例に係る電源制御装置について図5を参照して説明する。なお、図5は、図3または図4の一部構成を表したブロック図である。
本実施例の電源制御装置は、図3に示した第1の実施例と図4に示した第2の実施例において更に機能を追加したものであり、制御部6内に計時部6eが設けられている。
この計時部6eは、制御部6に設けられているマイクロプロセッサ(MPU)やデジタルシグナルプロセッサ(DSP)が所定のプログラムを実行することで発揮されるプログラムタイマーよって実現されている。
次に、このタイマー機能を有する計時部6eが設けられることで追加された機能について説明する。
第1,第2の実施例で説明したように本実施例においても、ユーザー等からのリモコン操作等に従って、主電源回路8を遮断したりスタンバイ電源回路5を遮断する機能を備えているが、本実施例では更に、ユーザー等がリモコン装置9または操作パネル12を操作して主電源回路8を遮断すべき指示をすると、オンオフ制御部6dが制御信号CNTBによって第2の継電部7をオフ制御して主電源回路8を遮断した後、計時部6eが計時動作を開始する。つまり、主電源回路8とスタンバイ電源回路5のうちスタンバイ電源回路5だけが動作中となると、計時部6eが計時動作を開始する。そして、計時部6eが所定の時間T(例えば、1時間)の経過を計時し終えるとオンオフ制御部6dへ指令し、制御信号CNTAによって解除部4をオフ制御させる。
また、上述した所定の時間Tが経過する前に、ユーザー等がリモコン装置または操作パネル12によって、主電源回路8を再起動するための操作をすると、計時部6eが計時動作を中止し、オンオフ制御部6dがユーザー等からの当該指示を優先させて、制御信号CNTBによって第2の継電部7をオン制御し、主電源回路8を再起動させる。
本実施例の電源制御装置によれば、主電源回路8が遮断され、スタンバイ電源回路5のみが動作中となった場合に、所定時間Tの経過後に自動的にスタンバイ電源回路5も遮断するので、ユーザー等のいわゆる電源消し忘れを防止し、消費電力の更なる削減を図ることができる。また、計時部6eが計時動作を完了する前に、ユーザー等から主電源回路8を再起動させための指示が成されると、計時動作を中止し、主電源回路8を再起動させるので、ユーザー等に優れた操作性を提供することができる。
なお、上述した時間Tを1時間に限定せず、ユーザー等がリモコン装置または操作パネル12によって所望の時間Tを変更可能に指定すると、計時部6eがその指定された時間Tをデータとして記憶・保持し、主電源回路8が遮断されると、記憶しておいた時間Tの経過後に自動的にスタンバイ電源回路5も遮断する構成としても良い。また、1日の時刻を確認し、深夜の時間帯と深夜以外の時間帯に応じて時間Tを変化させるようにしてもよい。つまり、深夜の時間帯のときには、深夜以外の時間帯よりも時間Tを短くすることで、人間の生活活動に合わせて、スタンバイ電源回路5をより効果的に遮断することができる。
また、以上に述べた計時部6eでは、主電源回路8が遮断された時点を計時動作の開始時として計時動作を開始しているが、これに対する変形例として、スタンバイ電源回路5のみが動作中に、ユーザー等によってリモコン装置または操作パネル12が何らかの操作が成されると、計時部6eはその操作が終了した時点を開始時点として再び最初から計時動作を開始し、時間Tの経過時点にスタンバイ電源回路5も遮断させるようにしてもよい。
つまり、計時部6eは主電源回路8が遮断されると計時動作を開始し、上述の時間Tが経過する前にユーザー等がリモコン装置または操作パネル12を操作すると、その操作が完了した時点に計時動作をリセットスタートさせ、再び時間Tが経過する前に、ユーザー等がリモコン装置または操作パネル12を操作していない検出すると、時間Tの経過時点に、スタンバイ電源回路5も遮断させる構成としても良い。
かかる変形例によれば、主電源回路8が遮断されているが、スタンバイ電源回路5が動作中となっている間に、ユーザー等がリモコン装置または操作パネル12を操作し、例えば予約操作等を行うことができるため利便性の向上を図ることができると共に、消費電力の削減に寄与することもできる。
また、他の変形例として、ユーザー等がリモコン装置または操作パネル12によって所望の時刻tを指定し、計時部6eがその指定された時刻tのデータを記憶しておき、その時刻tに達した時点に主電源回路8が遮断されていることを検出した後、スタンバイ電源回路5を遮断させる構成としても良い。また、時刻tは毎日の時刻であっても良いし、日を含めた日時を示す時刻であっても良い。
また、更に他の変形例として、テレビジョン放送を録画予約する機能を有するテレビジョン受信機等に電源制御装置が設けられる場合、計時部6eは、主電源回路8が遮断された時点を計時動作の開始時点とはせず、その予約されたテレビジョン放送の録画が完了した時点に計時動作を開始し、所定の時間Tの経過後にスタンバイ電源回路5も遮断させる構成としても良い。
また、リモコン装置9や操作パネル12の機能については特に限定するものではないが、例えば主電源回路8を遮断するための操作ボタンと、スタンバイ電源回路5を遮断するための操作ボタンとの2個の操作ボタンをリモコン装置9や操作パネル12に各々に設ける構成としても良いし、1個の操作ボタンを共用して、押下操作される時間、又は押下操作される回数、又は押下操作される時間と回数の組み合わせ等によって、主電源回路8を遮断、主電源回路8を起動、スタンバイ電源回路5を即時に遮断、スタンバイ電源回路5をタイマー機能によって遮断等の選択をすることができる構成としても良い。
また、リモコン装置9や操作パネル12に人感センサーを内蔵しておき、計時部6eが、主電源回路8の遮断時後に、リモコン装置9や操作パネル12から通信されてくる人感センサー検出結果に基づいて、ユーザー等がいなくなったか否か判断して、ユーザー等がいなくなったと判断した場合に、計時動作を開始して所定時間Tの経過後にスタンバイ電源回路5を遮断させる構成としても良い。
従来の電源制御装置の構成を表したブロック図である。 実施形態に係る電源制御装置の構成を表したブロック図である。 第1の実施例に係る電源制御装置の構成を表したブロック図である。 第2の実施例に係る電源制御装置の構成を表したブロック図である。 第3の実施例に係る電源制御装置の構成を表したブロック図である。
符号の説明
2…電源スイッチ
3…第1の継電部
4…解除部
5…スタンバイ電源回路
6…制御部
7…第2の継電部
8…主電源回路

Claims (8)

  1. スタンバイ電源回路と主電源回路を制御する電源制御装置であって、
    オン操作される間に前記スタンバイ電源回路に商用電源を供給する電源スイッチと、
    前記スタンバイ電源回路で生成されるスタンバイ電源電圧によって動作する制御手段と、
    オン状態で前記スタンバイ電源回路に前記商用電源を供給し、オフ状態で前記スタンバイ電源回路への前記商用電源の供給を遮断する第1の継電手段と、
    前記制御手段により制御され、前記第1の継電手段をオン状態またはオフ状態に設定する解除手段と、
    前記制御手段により制御され、前記主電源回路に前記商用電源を供給、または、前記主電源回路への前記商用電源の供給を遮断する第2の継電手段とを備え、
    前記解除手段は、前記電源スイッチがオン操作され、前記スタンバイ電源回路で生成されるスタンバイ電源電圧を受けて、前記第1の継電手段を継続してオン状態に設定し、前記第1の継電手段がオン状態となっているときに、前記制御手段よりのオフ制御を受けて、前記第1の継電手段をオフ状態に設定すること、
    を特徴とする電源制御装置。
  2. 前記第2の継電手段は、前記電源スイッチがオン操作され、前記スタンバイ電源回路で生成されるスタンバイ電源電圧によって動作する制御手段よりのオン制御を受けて、前記主電源回路への前記商用電源の供給を継続すること、
    を特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記第2の継電手段は、前記主電源回路への前記商用電源の供給を継続している際、前記制御手段よりのオフ制御を受けて、前記主電源回路への前記商用電源の供給を遮断すること、
    を特徴とする請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記第1,第2の継電手段は、電磁リレーまたはトライアックで形成されていること、
    と特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  5. 前記制御手段は、ユーザー等の指示に従って前記解除手段と第2の継電手段を制御すること、
    を特徴とする1〜4の何れか1項に記載の電源制御装置。
  6. 前記制御手段は、ユーザー等から前記主電源回路を遮断するための指示がなされると、前記第2の継電手段が遮断され前記主電源回路から主電源電圧が出力されなくなり、この状態から、前記解除手段を制御して前記第1の継電手段をオフ状態に設定させること、
    を特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  7. 前記制御手段は、計時手段を備え、ユーザー等から前記主電源回路を遮断するための指示がなされると、前記第2の継電手段が遮断され前記主電源回路から主電源電圧が出力されなくなり、この状態から、前記解除手段を制御して前記第1の継電手段をオフ状態に設定させること、
    を特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  8. 前記計時手段は、前記所定時期間を計時し終える前に、前記ユーザー等から再び第2の継電手段を通電せしめる指示が成されると、前記所定時期間の計時を中止すること、
    を特徴とする請求項7に記載の電源制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010154711A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Yamaha Corp 電源回路および電源システム

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