JP2008250890A - 商品管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を店頭販売する店舗において、顧客が簡単な操作により特定商品の取り置きを申し込むことができる商品管理システムを、提供する。
【解決手段】商品データベース144には、各商品種類毎に、その型番,在庫数,販売可能数が、登録されている。各商品サンプルSに添付されたRFタグ6には、各型番に対応したタグIDが保持されている。携帯RFリーダ機能を有する携帯電話5がこのRFタグ6に翳されると、当該RFタグ6からタグIDを読み出し、操作者によって指定された個数及び個人識別情報と共にサーバ装置10へ送信する。サーバ装置10内では、予約サーバ142が、受信したタグIDに対応した型番に対対応して商品データベース144に登録されている販売可能数を、受信した個数分減算するとともに、受信した個人識別情報,予約日時,所定の保存制限期間,型番,個数を含む予約情報データを生成し、予約情報データベース148に登録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、店頭で商品を販売する現実の店舗において商品の売買の予約販売を行うための商品管理システムに、関する。
近年、ネットワーク上の仮想店舗を通じた商品販売が普及している。かかる仮想店舗での商品販売は、商品の仕入れ,保管,発送を除く全ての行為(問屋に対して顧客への直接発送を依頼する販売形態を採る場合には全行為)を、データ処理によって行うことができる。従って、商品の売買契約の扱いについても、商品の物理的な制約に捕らわれる必要があまりないので、様々な取り決めを行い、かつ、その取り決めをシステム化することにより、柔軟且つ明確に売買を行うことができるのである。例えば、一旦商品を注文した後も、予め取り決められた一定期間内であれば買主から一方的に契約解除することができるように取り決めている仮想店舗も、存在している。このような仮想店舗と取引する顧客は、一旦商品を注文した後も、契約解除が可能な一定期間の間に、他の仮想店舗や現実店舗にて販売されている同種商品の売値と比較し、他に安い売値で販売している信頼性の高い仮想店舗や現実店舗が存在すれば、当初の売買契約を解除することができるし、同一仮想店舗における売値が下降傾向にあるならば、一旦当初の売買契約を解除してから現時点での安い売値で売買契約を結び直すこともできるので、顧客にとっても利点が多い。
但し、かかる仮想店舗を通じた商品売買によると、顧客は、購入の申込をする前に予め商品を手に取って見ることはできず、自己のコンピュータのディスプレイ上に表示される当該商品の写真や属性情報に基づいて、自己が必要としている商品のイメージに当該商品が合致しているかどうかを、判断せざるを得なかった。その為、一旦商品売買が引き渡された後の返品を一切認めない仮想店舗(本出願時点における特定商取引法によると通信販売にはクーリングオフが法定されていない)では、顧客は購入を控えるようになってしまう一方、解除ないし返品を認める仮想店舗では、顧客サービスには資するとしても、返品在庫のリスクないしコストを負担しなければらならないという問題が生じる。よって、仮想店舗による商品売買が今後一層普及したとしても、従来の店頭販売のニーズが無くなることはないと考えられる。
他方、現実店舗での店頭販売においては、少なくとも商品を陳列して接客する店舗及び在庫品保管のための倉庫といった物理施設が必須となるために、これらの設備に要するコストが収支を圧迫するという問題がある。そのため、不特定物を販売する商店の場合には、店舗には商品見本のみを陳列することによって店舗スペースを縮小し、売買契約が成立する都度、見本と同種類の商品を倉庫から取り出して顧客に手渡す販売形態を、採ることが多い。
よって、従来においても、店頭販売を行う商店において、各商品種類に対応付けられた電子データを処理することによって商品管理を行うことは、一般化しているといえる。
しかしながら、従来の店頭販売のための商品管理システムは、店頭で即時に商品を売買することのみを前提に構築されているので、商品の取り置き(ないし、売買の予約)を可能とすべく取り置きされた商品を管理するようには構成されていなかった。よって、上述したように一部の仮想店舗によると可能であった一定期間内の契約解除(ないし、予約の取消)は、店頭販売ではシステム化されておらず、単に、店員のケースバイケースの判断により、商品を、倉庫内の特定スペースに物理的に保管することによって、顧客の要求に応じているに過ぎなかった。従って、かかる場合における顧客との契約又はその予約の存否(成否及び解除の有無)についての認識が曖昧になり、取り置きされた商品が顧客又は店員の契約の存否についての誤解又は失念に因って放置されることにより、商品価値を棄損してしまったり、倉庫内スペースを無駄に占有してしまうという問題がある。
そこで、本発明の課題は、商品を店頭販売する店舗において、顧客が簡単な操作により特定商品の取り置き(売買予約)を申し込むことができるようにし、更に、その申込みの履歴を電子データ化し、この電子データに基づいて、取り置き(売買の予約)の期限を管理し、顧客に対して予約完結を促したり、取り置き(売買の予約)を取り消すことにより、取り置き(売買の予約)がなされた商品が放置されてしまうことを防止するとともに、顧客には、他店との比較の機会を付与することができる商品管理システムを、提供することとする。
上述した課題を解決するために案出された本発明による商品管理システムは、RFタグに保持されているIDを読み出すRFリーダ,プログラムを格納する記憶媒体,当該記憶媒体からプログラムを読み出して実行する処理装置,当該処理装置によって制御されることによって情報を表示するディスプレイ,当該処理装置にデータを入力するための入力装置,及び、前記処理装置によって制御されることによってネットワークを通じたデータ通信を行う通信装置を有する端末装置と、プログラムを保存する記憶媒体,媒体からプログラムを読み出して実行する処理装置,前記処理装置によって制御されることによってネットワークを通じたデータ通信を行う通信装置,前記IDと商品種類の識別情報とを対応付けて記憶している第1データベース,各商品種類の識別情報に対応付けて、在庫数及び販売可能数を記憶している第2データベース,予約のなされた商品種類の識別情報,予約者の個人識別情報,予約のなされた商品の個数,予約日時及び予約完結期間からなる予約情報データを記憶している第3データベースを有するサーバ装置とからなる。そして、前記端末の記憶媒体に格納されて処理装置によって実行されるプログラムは、この処理装置を、前記RFリーダによって読み出されたID,前記入力装置によって入力された個数,及び、前記端末の操作者の個人識別情報からなる予約要求データを作成する予約要求データ作成手段,及び、当該予約要求データを前記通信装置を通じて前記サーバ装置へ送信させる送信手段として機能させるクライアントプログラムである。また、前記サーバ装置の記憶媒体に格納されて処理装置によって実行されるプログラムは、この処理装置を、前記通信装置を通じて前記端末から受信した前記予約情報データに含まれるIDに対応した商品種類の識別情報を前記第1データベースから読み出す商品種類識別情報読出手段,前記商品種類の識別情報,前記予約要求データに含まれる個人識別情報及び個数,予約日時としての現在日時,及び、所定の予約完結期間からなる予約情報データを生成して前記第4データベースに登録する予約情報データ登録手段,前記商品種類の識別情報に対応して前記第2データベースに記憶されている販売可能数を前記予約情報データ中の個数分減じる予約可能数減算手段として機能させるサーバプログラムである。
このように構成されると、商品の取り置きの管理は、第2データベースにおいて、当該商品の種類に対応して記憶されている在庫数と販売可能数との間に差分を持たせることによりなされる。即ち、この差分が予約数に相当し、商品が販売されることによって在庫数が減少して予約数に合致すると、その時点で販売可能数が零になり、それ以上の当該種類の商品の販売が禁止されるのである。このように商品の取り置きは、情報操作のみよってなされるので、実際の商品の在庫は、倉庫内において移動させる必要がない。よって、特別な取置用のスペースを確保する必要もないし、かかるスペースに商品を放置してしまうことによって、当該商品の劣化により価値を損なうこともない。
以上のように構成された本発明による商品管理システムによると、顧客が簡単な操作により特定商品の取り置き(売買予約)を申し込むことができるようになり、更に、その申込みの履歴が電子データ化されるので、この電子データに基づいて、取り置きの期限(売買の予約完結の期限)の管理が可能になる。
1.以下、図面に基づいて、本発明による商品管理システムの実施の形態を、説明する。
2.システム構成
図1は、本発明の実施の形態である商品管理システム及び当該商品管理システムと通信する各通信機器とを接続してなるコンピュータネットワークの概略構成を示すブロック図である。この図1に示されているように、このコンピュータネットワークは、顧客の自宅やオフィス若しくはネットカフェ等に設置されたPC(Personal Computer)2,このPC2からインターネットNを通じてアクセス可能な、各商店に夫々設置された店舗別商品管理システム1,価格比較サイト3等,並びに、インターネットN及び携帯電話網Mを通じて各店舗別商品管理システム1にアクセス可能な携帯電話5を、含んでいる。
PC2は、各商店主と契約を交わすことによって当該商店が提供する各種サービス(商品取り置きサービス等)を受ける会員となった利用者(以下、「会員」と称する場合もある)が操作する通常構成(即ち、プログラムを格納するディスク装置21,プログラムを実行するCPU24,CPU24がプログラムを実行する際の作業領域が展開される主記憶装置25,利用者がデータを入力するためのキーボード等の入力装置26,CPU24の処理結果を画面表示するためのディスプレイ23,インターネットNに繋がる回線とのインターフェースとしての通信装置22,等を含む)のコンピュータであり、コンテンツを閲覧するためのブラウザプログラムや通信プログラムを実行している。
携帯電話5は、会員が操作し、通常構成(即ち、プログラムや各種データを格納する記憶媒体としてのメモリ51,プログラムを実行する処理装置としてのCPU52,利用者がデータを入力するための入力装置としてのキーボード56,CPU52の処理結果を画面表示するためのディスプレイ55,携帯電話網Mを構成する地上局との間でパケットの授受を行う通信装置としての無線装置54,電子マネーや電子定期乗車券機能を実現するためのメモリやシーケンサーやRFリーダを含むRFチップ53,等)を有する、インターネット接続機能,アプリケーションプログラムのダウンロード機能及び電子マネー(電子定期乗車券)機能付きの携帯電話機(端末装置)である。なお、通信装置54を介して図示せぬサービスサイトからメモリ51にダウンロードされてCPU52により実行されるアプリケーションプログラムには、RFチップ53を介して外部のRFタグ6から情報を読み取ったり、自携帯電話5に固有の端末ID(電話番号,若しくは、RFチップ53のチップID)を通信装置54を通じて送出し、更に、図7及び図8を参照して後述する予約処理を実行する予約プログラム(クライアントプログラム)が、含まれている。
RFカード4は、パッシブ型のRFタグ41が埋め込まれたプラスチック製のカードであり、このFRカード4をFRライタ7に翳すことにより、このFRライタ7に固有の識別情報(タグID)がRFタグ41の内蔵メモリに書き込まれ、このFRカード4をRFリーダ81に翳すことにより、RFタグ41の内蔵メモリに書き込まれた情報(タグID)が読み出される。
各店舗商品管理システム1は、LAN(Local Area Network)を通じて相互に通信可能に書き込まれたサーバ装置10,当該店舗書品管理システム1が設置された商店の店舗に置かれたPOS端末8,発送システム15及びルータ9,並びに、当該店舗に陳列された各商品見本Sに添付された夫々固有のタグIDを有するRFタグ6,各商品見本Sが陳列された棚に設置された夫々固有のタグIDを有するFRライタ7を、含んでいる。
サーバ装置1は、互いにバスBによって接続されたCPU13,LANカード11,主記憶装置12及びハードディスク14から、構成されている。これらのうち、CPU13は、このホスト装置1全体の制御を行う中央処理装置(コンピュータ)である。また、主記憶装置12は、CPU13が各種処理を実行するに際しての作業領域が展開されるメインメモリである。また、LANカード11は、LANとのインタフェースをなす通信装置である。
ハードディスク14は、CPU13によって読み出されて実行される各種プログラム及び各種データを格納している記憶媒体である。このハードディスク14が格納している各種データには、当該店舗において販売されている各種類の商品毎に、その型番を含む商品情報を管理する商品データベース144(第2データベース),各会員についての情報を管理する顧客情報データべース146(第4データベース),各商品毎に、その商品に添付されたRFタグのタグID又はその商品が陳列されている商品棚に設置されているFRライタ7のタグIDをその商品の型番に対応付けて記憶している商品タグデータベース147(第1データベース),顧客によって申し込まれた各予約毎に、その内容を示す予約情報データが登録される予約情報データベース148(第3データベース),当該商店と顧客との間に交わされた本契約の内容を示す電子伝票データを記憶している売上げ伝票データベース149を含む。
具体的には、図2に示すように、商品データベース144は、各商品種類に夫々対応するエントリを有し、各エントリは、その商品種類の型番(識別情報)が登録される「型番」フィールド,当該商店の倉庫に在庫されているその商品種類の総在庫数が登録される「在庫数」フィールド,その商品種類の在庫のうち会員によって予約されている個数が登録される「予約数」フィールド,その商品種類の在庫のうち予約がなされていないために即時に販売することができる個数が登録される「販売可能数(=在庫数−予約数)」フィールド,その商品種類の商品の現時点における販売価格が登録される「現在売価」フィールド,その商品種類の商品の説明文が登録される「商品説明」フィールド,及び、その商品種類の商品を次回の仕入日及び仕入数が登録される「仕入予定」フィールドから、構成される。
また、図3に示すように、顧客情報データベース146は、各会員に夫々対応するエントリを有し、各エントリは、その会員の氏名が登録される「氏名」フィールド,住所が登録される「住所」フィールド,その会員の電子メールアドレスが登録される「メアド」フィールド,会員の当該商店における過去の購入履歴(日時,型番,個数)が登録される「購入履歴」フィールド,その会員について発行されたポイントが登録される「ポイント」フィールド,その会員が保有する携帯電話5又はRFカードの端末ID(電話番号ないしチップID)が登録される「端末ID」フィールド,その会員の個人識別番号が登録される「個人ID」フィールド,その会員の個人識別番号(以下、「個人ID」という)に対応したパスワードが登録される「パスワード」フィールド,及び、その会員がネットワークを通じて本契約を行う場合に決済に用いる手段についての情報(例えば、クレジットカードのカード番号)が登録される「課金情報」から、構成される。
また、図4に示すように、商品タグデータベース147は、各タグIDに夫々対応するエントリを有し、各エントリは、そのタグIDが登録される「タグID」フィールド,及び、当該タグIDに対応付けられた商品種類の型番が登録される「型番」フィールドから、構成される。
また、図5に示すように、予約情報データベース148は、各予約情報データが夫々登録されるエントリを有し、各エントリは、予約を行った会員の個人IDが登録される「個人ID」フィールド,予約が成立した日時が登録される「予約日時」フィールド,予約された商品種類に対応した型番が登録される「型番」フィールド,予約された当該種類商品の予約個数が登録される「個数」フィールド,その予約を一意に特定するための通し番号(予約番号)が登録される「予約番号」フィールド,その予約の有効期間(即ち、満了により予約取消が擬制される期間)が登録される「保存制限時間」フィールド,及び、手付を打った場合にその手付額が登録される「手付額」フィールドから、構成される。
また、図6に示すように、売上伝票データベース149は、各電子伝票データが夫々登録されるエントリを有し、各エントリは、本契約を行った会員の個人IDが登録される「個人ID」フィールド,本契約が成立した日時が登録される「本契約日時」フィールド,本契約により売買された商品種類に対応した型番が登録される「型番」フィールド,本契約により売買された当該種類の商品個数が登録される「個数」フィールド,本契約により確定した当該種類の商品一個当たりの販売価格が登録される「本契約時売価」フィールド,本契約により売買された当該種類の商品を発送完了したか否かが登録される「発送未/済」フィールド,及び、本契約による当該種類の商品についての代金を当該会員に課金したか否かが登録される「課金未/済」フィールドから、構成される。
図1に戻り、ハードディスク14が格納している各種プログラムには、上述した各種機能を果たすためのプログラム(例えば、商品情報サーバプログラム141,予約サーバプログラム142,本契約処理サーバプログラム143等)が、含まれている。
このうち、商品情報サーバプログラム141は、会員であるか否かを問わず、インターネットNを通じた何れのPC2からのアクセスに対しても、上述した商品データベースに登録されている各商品種類の商品についての情報(型番,販売可能数,現在売価,商品説明)を公開するWWWサーバプログラムである。
また、予約サーバプログラム142は、会員保有の携帯端末5上で実行される上述した予約プログラム(又はPOS端末8上で実行される後述の予約プログラム)と連携して、会員からの予約の申込を受け付け、その予約の内容を予約情報データベース148に登録するサーバプログラムである。
また、本契約処理サーバプログラム143は、定期的に予約情報データベース148を監視して、満了間近な予約の申込者である会員に対して予約完結を促す電子メールを送信したり、会員が操作するPC2又は携帯電話上で実行されているウェブブラウザプログラムからの要求に応じて、予約完結のための処理を実行するプログラムである。
POS端末8は、当該商店の店舗に設置されて顧客が自由に操作することのできるタッチパネル式の端末装置である。即ち、このPOS端末8は、プログラムを格納する記憶媒体としてのメモリ84,このプログラムに従って処理を実行する処理装置であるCPU82,このCPU82による処理実行結果を表示するとともにCPU82に対してコマンドを入力するために使用されるタッチパネル83(ディスプレイ兼キーボード),及び、タグIDをRFカード4から読み出してCPU82に入力するためのRFリーダ81から、構成されている。メモリ84に格納されているとともにCPU82によって実行されるプログラムの一つが、図10及び図8を参照して後述する予約処理を実行する予約プログラム(クライアントプログラム)である。
発送システム15は、当該商店における倉庫センターに設置された端末であり、サーバ装置10のハードディスク14に格納された売上伝票データベース149,商品データベース144及び顧客情報データベース146を参照して、この売上伝票データベース149に蓄積されている各電子伝票データ毎に、登録されている型番に対応する商品を、登録されている個人IDに対応した会員の氏名及び住所宛へ発送するための紙伝票や送付状を印字出力する。若しくは、問屋に対して、発送の依頼をする旨の電子メールを送信する。
価格比較サイト3は、各商品種類について各商店や仮想店舗にて販売されている売価を比較して、そのランキングを公開している、既存のインターネットサイトである。
3.処理内容
次に、以上のようなシステム構成を有する本実施例の店舗別商品管理システムにおいて、仮契約の申込に際して、携帯電話のCPU50が予約プログラムに従って実行する処理,POS端末8のCPU82が予約プログラムに従って実行する処理,これらと連動してサーバ装置10のCPU13が予約サーバプログラム142に従って実行する処理を、図7乃至図12を用いて説明する。
(1)予約時の処理
A.携帯電話と予約サーバプログラムとの連携処理
最初に、携帯電話5のRFチップ53を用いて商品サンプルSに添付されたRFタグ6からタグIDを読み取ることによって、予約を行う場合についての処理を説明する。この場合、携帯電話5において、予約プログラムを起動すると、図7のフローチャートに示す処理をスタートする。そして、最初のS001において、携帯電話5のCPU52(以下、単に「携帯電話」と記述する)は、RFチップ53が何れかのRFタグ6と通信するのを待つ。そして、何れかのRFタグ6との通信に成功すると、携帯電話5は、当該RFタグ6からタグIDを読み出す。
次のS101において、携帯電話5は、ディスプレイ55上に、当該RFタグ6が添付された商品見本Sと同種類の商品を購入するか否かを会員に意思確認するための画面を表示して、購入を意味するコマンドがキーボード56から入力されるか、不購入を意味するコマンドが入力されるのを待つ。そして、不購入を意味するコマンドが入力された場合には、処理をそのまま終了し、購入を意味するコマンドが入力された場合には、処理をS102へ進める。
S102では、携帯電話5は、携帯電話網M及びインターネットNを通じて当該商店の店舗別商品管理システム1におけるサーバ装置10にアクセスして、予約サーバ142を機動させる。そして、周知の認証処理(携帯電話5が当該会員の会員ID及びパスワードをサーバ装置10に送信すると、サーバ装置10の図示せぬ認証サーバが、当該会員ID及びパスワードの組み合わせが顧客情報データベース146に登録されているか否かを確認し、登録されている場合のみ認証が成功したとして、以後の処理の実行を許可するという処理,会員ID及びパスワードの代わりに、端末IDを用いても良い)を行った上で、予約サーバプログラム142を実行しているCPU13(以下、単に「予約サーバ142」と表記する)に対して、S001にて読み出したタグIDに対応する商品情報を問い合わせる。
すると、予約サーバ142は、S201にて当該商品情報の問い合わせを受信し、次のS202において、問い合わされたタグIDに対応した型番を商品タグデータベース147から読み出し、読み出した型番に対応して商品情報サーバ141に登録されている商品情報(在庫数及び予約数を除く)を読み出し、読み出した商品情報を、携帯電話5に応答する。
すると、商品情報を受信した携帯電話5は、処理をS103へ進め、受信した商品情報をディスプレイ55上に表示する。
次のS104では、携帯電話5は、当該商品の予約が可能かどうかを判断する。即ち、受信した商品情報に含まれる販売可能数が“0”であれば予約不可能であると判断して、処理をそのまま終了し、販売可能数が“1”以上であれば予約可能であると判断して、処理をS105へ進める。
S105では、携帯電話5は、ディスプレイ55上に、当該商品の予約を行うか否かを会員に意思確認するための画面を表示して、予約を行う旨を意味するコマンドがキーボード56から入力されるか、予約を行わない旨を意味するコマンドが入力されるのを待つ。そして、予約を行わない旨を意味するコマンドが入力された場合には、処理をそのまま終了し、予約を行う旨を意味するコマンドが入力された場合には、処理をS106へ進める。
S106では、携帯電話5は、ディスプレイ55上に、予約の条件を入力するための画面を表示する。ここで、予約の条件とは、保存制限時間に関する条件及び予約される商品の個数である。このうち保存制限時間は、デフォルトでは例えば12時間に設定されているが、当該会員について顧客情報データベース146に登録されているポイントを使うことによって例えば24時間に延長することができる。また、手付を打つことにより、保存制限時間を更に延長することも可能である。この場合には、所定の保存制限時間経過後に、商店側が弁済提供を行うことによって、顧客側の手付解除を封じることになる。そのため、当該画面には、ポイントを使用するか否か、手付を打つか否かを選択するためのアイテム,個数を選択するためのアイテム及び確定ボタンが含まれている。
次のS107では、携帯電話5は、予約の条件をデフォルトから変更するか,即ち、ポイントを選択するか手付を打つことを選択した上で確定ボタンが押下されたかこれらが選択されることなく確定ボタンが押下されたかを、チェックする。そして、予約の条件をデフォルトから変更しない場合には、携帯電話5は、処理をそのままS112へ進める。これに対して予約の条件を変更する場合には、携帯電話5は、処理をS108へ進める。S108では、携帯電話は、予約サーバ142に対して、当該会員について顧客情報データベース146に登録されているポイントを問い合わせる。
すると、予約サーバ142は、S203にてポイント問い合わせを受信して、次のS204において、問い合わされた顧客の個人IDに対応したポイントを顧客情報データベース146から読み出し、読み出したポイントを、携帯電話5へ応答する。
すると、ポイントを受信した携帯電話5は、処理をS109へ進め、入力画面においてポイントを利用することが選択されていたか否かをチェックする。そして、ポイントを選択することが選択されていた場合には、処理をS111へ進め、保存制限時間(予約完結時間)をデフォルト値の所定倍に変更してから処理をS112へ進める。他方、入力画面においてポイントを利用することが選択されていない場合には、処理をS109からS110へ進め、入力画面において手付を打つことが選択されていたか否かをチェックする。そして、手付を打つことが選択されていなければ、処理をS112へ進めるが、手付を打つことが選択されていたならば、処理をS110からS111へ進め、保存制限時間を所定値に変更してから処理をS112へ進める。
S112では、携帯電話5は、当該会員の個人ID,タグID,入力画面にて選択された当該商品の予約数,デフォルト又は選択後の保存制限時間,及び、ポイント使用の有無又は手付の有無からなる予約要求データを作成し(予約要求データ作成手段)、これを予約サーバ142へ送信した後に(送信手段)、全処理を終了する。
すると、予約サーバ142は、S205にて予約要求データを受信して、次のS206において、予約要求データ中のタグIDに対応する型番を商品タグデータベース147から読み出す。次のS207では、予約サーバ142は、当該型番,予約要求データ中の個人ID,個数,保存制限時間,手付額からなる予約情報データを、予約情報データベース148の新規エントリに登録する(予約情報データ登録手段)。なお、この際、予約サーバ142は、新規の予約番号を生成して、これを当該新規エントリにおける「予約番号」フィールドに登録する。また、処理の現在日時を新規エントリにおける「予約日時」フィールドに登録する。また、予約要求データ中にポイント利用有りの情報が含まれている場合には、予約サーバは、予約要求データ中の個人IDに対応して顧客情報データベース146に登録されているポイント数を所定値分減算する。また、手付額としては、予約要求データ中に手付け有りの情報が含まれている場合にのみ、上記型番に対応して商品データベース144に登録されている現在売価に対して一定比率(例えば、一割)を乗じた額が、登録される。
次のS208では、予約サーバ142は、予約情報データ中の型番に対応した商品データベース144のエントリ中の「予約数」フィールドの値を、予約情報データ中の個数分加算し、同エントリ中の「販売可能数」フィールドの値を同個数分減算する。
次のS209では、予約サーバ142は、S205にて受信した予約情報にポイントを使用した旨が含まれている場合には、当該会員について顧客情報データベース146に登録されているポイントを所定数減じる。また、予約情報に手付を打つ旨が含まれている場合には、当該会員について顧客情報データベース146に登録されている課金情報を用いて、S207にて算出した手付額を当該会員に課金する。S207を完了すると、予約サーバ142は、全処理を終了する。
B.POS端末と予約サーバプログラムとの連携処理
次に、RFカード4を用いて商品サンプルSの陳列棚に設置されているRFライタ7からタグIDを取得することによって、予約を行う場合についての処理を説明する。この場合、RFカード4をRFライタ7又は、RFリーダ81のアンテナに翳すと、当該アンテナから発信された電磁波に基づいて誘導された電流により、このRFタグ41に内蔵されたプロセッサ又はシーケンサーが起動する。起動したRFタグ41は、図9に示す処理を実行する。即ち、最初のS011において、RFライタ7からタグIDの入力を要求されているのか、RFリーダ81からタグID読み出しを要求されているのかを、チェックする。そして、タグIDの入力を要求されているならば、S012においてRFライタ7から入力されたタグIDを内蔵メモリに書き込む。これに対して、タグIDの読み出しを要求されているならば、S013において内蔵メモリに書き込まれているタグIDを読み出して、RFリーダ81へ送信する。
従って、会員が、予約を申し込もうとする商品種類のサンプルに隣接して設置されているRFライタ7にRFカードを翳すと、このRFライタ7に登録されている当該商品種類に対応したタグIDが、RFタグ41の内蔵メモリに書き込まれる。この後で、会員がPOS端末8の設置場所へ移動して、予約プログラムを起動すると、CPU82は、図10に示す処理を開始する。そこで、会員がRFリーダ81にRFリーダ81を翳すと、S020において、RFタグ41の内蔵メモリに格納されているタグIDがRFリーダ81によって読み出される。その後、この予約プログラムを実行しているPOS端末8のCPU82は、サーバ装置10の予約サーバ142と連携して、図8に示すS101以下の処理を実行する。図8に示す処理については、携帯電話5が実行するものとして上述したので省略する(但し、S101〜S112の動作主体をPOS端末8のCPU82,キーボード56及びディスプレイ55をタッチパネル83と読み替えるものとする)。
なお、以上の説明は、無人のPOS端末を操作する場合についての説明であるが、このPOS端末は、当該店舗の有人のサービスコーナーにおいて、店員によって操作されるものであっても良い。また、商品サンプルSにRFタグ6が添付されていない場合であっても、その陳列棚にRFライタ7が設置されていなくても、型番さえ特定できるようになっていれば、顧客又は店員は、その型番をタッチパネル83を通じて直接入力することができる。その場合、図10におけるステップS301での処理は、タッチパネルに入力された型番を受け付ける処理とし、それに続くS102やS112では、タグIDの代わりに型番が直接送信されれば良い。
(2)本契約促進及び予約解除のための定期処理
次に、保存制限時間の満了間近の予約情報データについて、その予約を行った会員に対して本契約を促す電子メールを送信すとともに保存制限時間を満了した予約情報データを予約情報データベース148から削除するために、サーバ装置10のCPU13が予約サーバプログラム142に基づいて定期的に実行する定期処理を、図11を参照して説明する。
図11に示す処理は、例えば、1時間毎に繰り返しスタートする。そして、スタート後最初のS301において、予約サーバプログラム142に従って動作するCPU13(以下、単に「予約サーバ142」という)は、予約情報データベース148をサーチする。そして、処理をS302に進める。
S302では、予約サーバ142は、予約情報データベース148からエントリ(未抽出のもの)を一つ抽出する。
次のS303では、予約サーバ142は、S302にて抽出したエントリにおける「予約日時」フィールドに登録された日時から「保存制限時間」フィールドに登録された時間経過後の日時(即ち、期限日時)が現時点以前であるか否か(即ち、期限到来しているか否か)を、チェックする。
そして、期限日時が現時点以前である場合(即ち、期限到来している場合)には、予約サーバ142は、S304において、当該予約情報データベース148のエントリにおける「型番」フィールドに登録されている型番に対応した商品データベース144のエントリ中の「予約数」フィールドの値から、当該予約情報データベース148のエントリにおける「個数」フィールドに登録されている個数を減じるとともに、当該商品データベース144のエントリ中の「販売可能数」フィールドの値に当該予約情報データベース148のエントリにおける「個数」フィールドに登録されている個数を加算する。その上で、予約サーバ142は、S305において当該エントリを予約情報データベース148から削除した後に(削除手段)、処理をS308へ進める。
一方、期限日時が現時点より後である場合(即ち、期限到来していない場合)には、予約サーバ142は、S306において、現時点と期限日時との差が所定期間(例えば、当該処理実行周期である1時間)以内であるか否か(即ち、期限到来の直前であるか否か)を、チェックする。そして、現時点と期限日時との差が前記所定期間より大きい場合(即ち、期限到来の直前でない場合)には、予約サーバ142は、処理をそのままS308へ進める。
一方、現時点と期限日時との差が前記所定期間以内である場合(即ち、期限到来の直前である場合)には、予約サーバ142は、S307において、当該エントリの「個人ID」フィールドに登録されている個人IDを読み出し(個人識別情報読出手段)、この個人IDに対応した顧客情報データベース146のエントリ中の「メアド」フィールドに対応されている電子メールアドレスを読み出し(電子メールアドレス読出手段)、この電子メールアドレス宛に、当該エントリに登録されている予約情報データの内容を示して本契約の締結を促す内容の電子メールを送信する(電子メール送信手段)。S307を完了すると、予約サーバ142は、処理をS308へ進める。
S308では、予約サーバ142は、予約情報データベース148に未抽出のエントリが残っているか否かをチェックする。そして、未処理のエントリが残っている場合には、予約サーバ142は、処理をS302に戻す。これに対して、未処理のエントリが残っていない場合には、予約サーバ142は、この定期処理を終了する。
(3)本契約締結のための処理
予約を行っている会員が上記電子メールを読むことにより、若しくは、自主的に予約を完結して売買の本契約を締結することを決意した場合、PC2又は携帯電話5を操作してブラウザプログラムを動作させることにより、本契約処理サーバ143に対応するとともに本契約締結を示す所定のパラメータを含むURLを、サーバ装置10へ送信する。すると、サーバ装置10のCPU13は、本契約処理プログラム143を実行し、図12に示す本契約処理をスタートする。
そして、本契約処理サーバプログラム143に従って動作するCPU13(以下、単に、「本契約処理サーバ143」という)は、上述したような公知の認証処理を実行した後に、S401において、当該会員の個人IDを含む全レコードを予約情報データベース148から抽出する。
次のS402では、本契約処理サーバ143は、アクセス元PC2に対して、S401にて予約情報データベース148から抽出した予約情報データの内容を列挙するとともに、各予約情報毎に予約完結を行うかどうかを選択するチェックボックス及び送信ボタンを含む画面をPC2上のブラウザに表示させるとともに、何れかのチェックボックスがチェックされた状態で送信ボタンが押下された場合には当該チェックボックスに対応した予約情報データの予約番号を本契約処理サーバ143へ送信する設定(タグ)がなされたHTMLデータを、送信する。S402の完了後、本契約処理サーバ143は、次のS403において、このHTMLデータに基づいて画面を表示させたPC2から、何れかの予約番号を含むリクエストが送信されて来るのを待つ。そして、所定のタイムアウト時間中にかかるリクエストが受信できないと、本契約処理サーバ143は、この本予約処理を終了する。
これに対して、所定のタイムアウト時間中にかかるリクエストを受信すると、本契約処理サーバ143は、処理をS404へ進める。
S404では、S403にて受信したリクエストに含まれる予約番号(未特定のもの)を一つ特定する。
次のS405では、本契約処理サーバ143は、S404にて特定した予約番号を含むレコードを、予約情報データベース148から抽出する。
次のS406では、本契約処理サーバ143は、S405にて抽出したレコードにおける「型番」フィールドに登録されている型番に対応した商品データベース144のレコードから、「現在売価」フィールドに登録されている現在売価を読み出す。
次のS407では、本契約処理サーバ143は、S405にて抽出したレコード中の「個人ID」フィールド,「型番」フィールド,「個数」フィールドの値を夫々含むとともに、現時点を本契約日時とし、S406にて読み出した現在売価(S405にて予約情報データベース148から抽出したレコード中に手付額が含まれている場合には、S406にて読み出した現在売価から当該手付額を減じた額)を本契約時売価とする電子伝票データを作成し、この電子伝票データを売上伝票データベース149に登録する。
次のS408では、本契約処理サーバ143は、当該個人IDに対応した顧客情報データベース146中のレコードの「購入履歴」フィールドに、当該電子伝票データ中の本契約日時,型番及び個数を登録する。更に、当該型番に対応した商品データベース144のエントリ中の「在庫数」フィールドの値及び「予約数」フィールドの値から、当該予約情報データベース148のエントリにおける「個数」フィールドに登録されている個数を減じる。その上で、本契約処理サーバ143は、当該エントリを予約情報データベース148から削除する(本契約処理手段)。その後に、処理をS409へ進める。
S409では、S403にて受信したリクエスト中に含まれる全予約番号を特定したか否かをチェックする。そして、未だ全予約番号を特定していない場合には、処理をS404に戻す。これに対して、S403にて受信したリクエスト中に含まれる全予約番号を特定した場合には、この本契約処理を終了する。
4.使用例
以上のように構成された店舗別商品管理システム1が設置された商店の店舗で、当該店舗において顧客情報データベース146に登録されている会員が特定の商品買い物しようとする場合における、当該システム1の動作を説明する。
上述した構成の説明においては省略したが、会員として登録されているか否かを問わず、顧客は、当該店舗において、商品データベース147に登録されている当該商品についての販売可能数が1以上であることを条件に、即時に商品を購入することもできる。この場合、レジに設置されているPOS端末が、自動的に、サーバ端末10にアクセスして、商品データベース内における当該商品についてのエントリ中の「在庫数」フィールドの値及び「販売可能数」フィールドの値を夫々販売個数分減じることになる。
これに対して、会員は、購入したい商品を見付けた場合でも、当該商品を即時に購入することなく、予約を行うことによって、取り置きしてもらうこともできる。この場合、RFチップ53を内蔵した携帯電話5を有してるならば、店舗の陳列棚に陳列されている当該商品のサンプルSに添付されているRFタグ6に、その携帯電話5を翳す。すると、この携帯電話5のCPU52は、予約サーバ142と連携して、図7及び図8の処理を実行する。その結果、S111にて設定された保存制限時間,当該会員の個人ID,当該商品の型番,当該会員によって選択された個数,予約日時(現在日時)及び一意の予約番号を含む予約情報データが、予約情報データベース148に登録されるとともに、商品情報サーバ142における販売可能数が上記個数分だけ減じられ且つ予約数が上記個数分だけ加算される。当該会員がRFカード4を有しているならば、陳列棚において当該商品のサンプルSに隣接して設置されているRFライタ7にRFカード4を翳す。すると、この商品の種類に対応したタグIDがRFカード4に読み込まれるので、当該会員は、当該店舗内におけるPOS端末8の設置場所まで移動し、当該POS端末8のRFリーダ81に翳して、このRFカード4内に記憶されているタグIDを読み取らせる。すると、このPOS端末8のCPU82は、予約サーバ142と連携して、図10及び図8の処理を実行する。その結果、上述した携帯電話5を用いた場合と同様に、予約情報データが予約情報データベース148に登録されるとともに、商品情報データベース144が更新される。
その後、保存制限時間内に、当該会員は、PC2又は携帯電話5を操作することにより、当該商店の商品情報公開サイト(即ち、当該商店の店舗別商品管理システム1におけるサーバ装置10のCPU13が商品情報サーバプログラム141を実行することによって提供するサイト)にアクセスして、自己が予約した商品の売価の動向を調べたり、他の商品の商品情報公開サイトにアクセスしたり、価格比較サイト3にアクセスすることによって、他の商店での当該商品の販売価格を調べたりして、チェックする。このようにして、保存制限時間内に、自己が予約した商店における当該商品の売価が、他の商店での販売価格よりも安く、しかも、十分納得できる価格になったと判断した場合には、本契約処理サーバ143にアクセスして、本契約処理を実行する。その結果、予約情報データベース148に登録されている予約情報データから電子伝票データが生成されて、売上伝票データベース149に登録されるとともに、商品情報サーバ142における在庫数及び予約数が上記個数分だけ減じられる。
また、予約サーバ142は、保存制限時間満了間際の予約情報データが存在する場合には、その予約情報データに含まれる個人IDに対応するメールアドレスを顧客情報データベース146から読み出し、当該メールアドレス宛に、当該予約情報データの内容を示す電子メールを送信し、予約の完結、本契約の締結を当該会員に促すことができる。
このように、本実施形態によると、予め会員として顧客情報データベース146に登録されている顧客は、自己の携帯電話5を商品サンプルSのRFタグ6に翳した後に予約サーバ142に条件(個数,保存制限時間についての条件)を送信するか、自己のRFカード4を商品サンプルSに隣接して設置されたRFライタ7に翳した後に、POS端末8のRFリーダ81に翳し、当該POS端末8から予約サーバ142に条件を送信することにより、当該商店との間で予約を行って商品の取り置きをしてもらうことができる。しかも、この商品の取り置きは、商品管理データベース144において、在庫数と販売可能数との間に差分(即ち予約数)を設けるというデータ処理によってなされる。即ち、在庫数が1以上であっても、在庫数と予約数が一致している場合は、販売可能数が零になるので、それ以上の予約や即時販売を行うことができなくなるのである。よって、商品取り置きのスペースを特に設ける必要がないし、現実の商品が取り置かれることによって劣化してしまうことがない。また、予約期限間際の予約については自動的に予約を行った会員に対して予約完結・本契約締結を促すメールが送信されるし、予約期限を過ぎた予約に関しては予約情報データが予約情報データベース148から削除されるとともに、商品情報サーバにおける販売可能数(及び予約可能数)が当該予約の商品個数分加算されて在庫数に近づけられるので、予約が放置されてしまうという問題がない。
本発明による実施の形態であるコンピュータネットワークの概略構成を示すブロック図 商品データベースのデータ構造を示す表 顧客情報データベースのデータ構造を示す表 商品タグデータベースのデータ構造を示す表 予約情報データベースのデータ構造を示す表 売上伝票データベースのデータ構造を示す表 携帯電話のアプリケーションプログラムによって実行される予約処理を示すフローチャート 携帯電話又はPOS端末のアプリケーションプログラム及びサーバ装置の予約サーバによって実行される予約処理を示すフローチャート RFカードのRFタグの動作を示すフローチャート POS端末のアプリケーションプログラムによって実行される予約処理を示すフローチャート 電子メール送信及び予約情報データ削除のための定時処理を示すフローチャート サーバ装置の本契約処理サーバによって実行される本契約処理を示すフローチャート
符号の説明
1 店舗別商品管理システム
2 PC
4 RFカード
5 携帯電話
6 RFタグ
7 RFライタ
8 POS端末
9 ルータ
10 サーバ装置
11 LANカード
12 主記憶装置
13 CPU
14 ハードディスク装置
52 CPU
53 RFチップ
55 ディスプレイ
56 キーボード
81 RFリーダ
82 CPU
83 タッチパネル
141 商品情報サーバ
142 予約サーバ
143 本契約処理サーバ
144 商品データベース
146 顧客情報データベース
147 商品タグデータベース
148 予約情報データベース
149 売上伝票データベース149

Claims (4)

  1. RFタグに保持されているIDを読み出すRFリーダ,プログラムを格納する記憶媒体,当該記憶媒体からプログラムを読み出して実行する処理装置,当該処理装置によって制御されることによって情報を表示するディスプレイ,当該処理装置にデータを入力するための入力装置,及び、前記処理装置によって制御されることによってネットワークを通じたデータ通信を行う通信装置を有する端末装置と、
    プログラムを保存する記憶媒体,媒体からプログラムを読み出して実行する処理装置,前記処理装置によって制御されることによってネットワークを通じたデータ通信を行う通信装置,前記IDと商品種類の識別情報とを対応付けて記憶している第1データベース,各商品種類の識別情報に対応付けて、在庫数及び販売可能数を記憶している第2データベース,予約のなされた商品種類の識別情報,予約者の個人識別情報,予約のなされた商品の個数,予約日時及び予約完結期間からなる予約情報データを記憶している第3データベースを有するサーバ装置とからなり、
    前記端末の記憶媒体に格納されて処理装置によって実行されるプログラムは、この処理装置を、前記RFリーダによって読み出されたID,前記入力装置によって入力された個数,及び、前記端末の操作者の個人識別情報からなる予約要求データを作成する予約要求データ作成手段,及び、当該予約要求データを前記通信装置を通じて前記サーバ装置へ送信させる送信手段として機能させるクライアントプログラムであり、
    前記サーバ装置の記憶媒体に格納されて処理装置によって実行されるプログラムは、この処理装置を、
    前記通信装置を通じて前記端末から受信した前記予約情報データに含まれるIDに対応した商品種類の識別情報を前記第1データベースから読み出す商品種類識別情報読出手段,前記商品種類の識別情報,前記予約要求データに含まれる個人識別情報及び個数,予約日時としての現在日時,及び、所定の予約完結期間からなる予約情報データを生成して前記第4データベースに登録する予約情報データ登録手段,前記商品種類の識別情報に対応して前記第2データベースに記憶されている販売可能数を前記予約情報データ中の個数分減じる予約可能数減算手段として機能させるサーバプログラムである
    ことを特徴とする商品管理システム。
  2. 前記サーバ装置は、更に、各個人識別情報と電子メールアドレスとを対応付けて記憶している第4データベースを更に備えるとともに、
    前記サーバプログラムは、前記処理装置を、更に、予約日時から予約完結期間経過後の日時から現在日時までの期間が所定期間よりも短くなる予約情報データに含まれる個人識別情報を前記第3データベースから読み出す個人識別情報読出手段,読み出した個人識別情報に対応した電子メールアドレスを前記第4データベースから読み出す電子メールアドレス読出手段と、当該電子メールアドレス宛に前記予約情報データの内容を示す電子メールを前記通信手段を通じて送信する電子メール送信手段として機能させる
    ことを特徴とする請求項1記載の商品管理システム。
  3. 前記サーバプログラムは、前記処理装置を、更に、前記第4データベースに格納されている何れかの予約情報データに基づいた売買の本契約が締結された場合には、当該予約情報データを前記第3データベースから削除させるとともに、当該予約情報データに含まれる商品種類の識別情報に対応して前記第2データベースに記憶されている販売可能数及び在庫数を当該予約情報データに含まれる個数分減算する本契約処理手段として機能させる
    ことを特徴とする請求項1記載の商品管理システム。
  4. 前記サーバプログラムは、前記処理装置を、更に、前記予約日時から予約完結期間経過後の日時が現在日時より後となる予約情報データを前記第3データベースから削除させる削除手段として機能させることを特徴とする請求項1記載の商品管理システム。
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