JP2008250717A - データベース復旧方法、データベース復旧装置及びデータベース復旧プログラム - Google Patents

データベース復旧方法、データベース復旧装置及びデータベース復旧プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 基底ジャーナルと累積ジャーナルに出力されるジャーナルレコードに連番を付加することで、無停止で採取されたDBとジャーナルのバックアップを使用して、整合性のあるDBをリカバリすることを可能とするデータベース復旧方法、データベース復旧装置及びデータベース復旧プログラムを提供する。
【解決手段】 DBのリカバリ時、ジャーナルレコードに付加された連番を用いて、トランザクション単位でジャーナルレコードの連番確認を行い、全てのジャーナルレコードが揃っている場合のみリカバリの対象とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、データベース復旧方法、データベース復旧装置及びデータベース復旧プログラムに関し、特に整合性のあるDBをリカバリすることが出来るデータベース復旧方法、データベース復旧装置及びデータベース復旧プログラムに関する。
従来のデータベース(以下「DB」と称す)の管理システムとして、DBのバックアップを単一のジャーナル・ファイルにより実行し、かかるジャーナル・ファイルに基づくDB遅延更新方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、地震や火災などにより、DBとジャーナルの双方に障害が発生した場合は、無停止でデータをバックアップしていた。
特開2000−112807号公報
しかしながら、上記のように、基底ジャーナルと累積ジャーナルを無停止でバックアップした場合、基底ジャーナルと累積ジャーナルの双方のバックアップが非同期に行なわれるため、基底ジャーナルと累積ジャーナルの各ジャーナルレコード間の出力順序が判別できなくなるという問題があった。
業務無停止でのDB、ジャーナルのバックアップからDBがリカバリ出来ない動作例について図を用いて説明する。図11は、従来のジャーナルレコードをバックアップする例を示し、基底ジャーナルは点線枠gで囲まれたジャーナルレコード、累積ジャーナルは点線枠hで囲まれたジャーナルレコード、DBは点線枠iで囲まれた状態がバックアップされたとする。かかるバックアップをリストアした状態を図12に示す。
ロールフォワードリカバリの動作について図13を用いて説明すると、ロールフォワードリカバリとして、累積ジャーナル上のジャーナルレコード35、36、37を用いてDBのレコードR1とR2を上書きしていく。この後、基底ジャーナルにはトランザクション終了ジャーナル(「T3終了」)が出力されていない未完了トランザクション(T3)があるため、ロールバックリカバリを行う必要がある。
ロールバックリカバリの動作について図14を用いて説明すると、基底ジャーナル上のジャーナルレコード38がロールバックリカバリの対象となるジャーナルレコードとなり、ジャーナルレコード38の記録をもとにDBのレコードR1を上書きする。
ロールバックリカバリが完了した図14の状態が、業務無停止でバックアップされたジャーナルを用いたリカバリとなるが、DBのレコードR1とR2は、基底ジャーナルと累積ジャーナルに全てのジャーナルレコードがバックアップされているトランザクションT1終了時の状態でならなければいけないのに、ジャーナルリカバリ処理はトランザクションT1終了時とは異なる状態でリカバリが完了してしまい、DBに不整合が発生してしまう。
従って、地震や火災などによるDBとジャーナルの同時障害の対策としては、業務無停止のバックアップではなく、静止点におけるバックアップが必要であった。また、上記DBの不整合は、リストアされた基底ジャーナルと累積ジャーナルに、互いの関係を確認する連番が付加されていないため、リストアされたジャーナルレコードをそのままジャーナルリカバリ手段に渡すことしか出来ず、生じる問題である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、基底ジャーナルと累積ジャーナルに、互いの関係を確認する連番を付加することにより、DBとジャーナルの両方の障害からのリカバリを目的としたバックアップを行い、業務無停止で整合性のあるDBをリカバリすることを目的としている。
請求項1記載の発明は、データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存ステップと、前記基底ジャーナル保存ステップに保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存ステップと、前記基底ジャーナル保存ステップと、前記累積ジャーナル保存ステップに保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加ステップと、前記データベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップが有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップステップと、前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップへのリストアを実施するリストアステップと、前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップのデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリステップと、前記データベースのリカバリステップによるリカバリ時、前記連番付加ステップにより付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認ステップと、前記連番確認ステップにより全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリステップの対象とするリカバリ可否判断ステップと、を備えることを特徴とするデータベース復旧方法である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の方法において、前記リカバリステップによるリカバリに利用するジャーナルレコードの有効範囲を決定するリカバリ有効範囲決定ステップを備え、前記連番確認ステップは、前記決定された有効範囲内のジャーナルレコードの連番を確認し、前記リカバリ可否ステップは、前記決定された有効範囲内のジャーナルレコードの連番が全て揃っていると確認し、前記有効範囲内のリカバリが可能か否か判断することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の方法において、前記有効範囲は、トランザクション開始のジャーナルレコードから、対応するトランザクション終了のジャーナルレコードまでの範囲であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の方法において、前記リカバリ有効範囲決定ステップは、前記有効範囲内で全ての連番が揃わなかった場合は、ジャーナルレコードを逆順に走査し、次の有効範囲を決定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項記載の方法において、前記バックアップステップによりデータをバックアップする記憶媒体は、外部記憶媒体であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存手段と、前記基底ジャーナル保存手段に保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存手段と、前記基底ジャーナル保存手段と、前記累積ジャーナル保存手段に保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加手段と、前記データベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段が有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップ手段と、前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段へのリストアを実施するリストア手段と、前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段のデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリ手段と、前記データベースのリカバリ手段によるリカバリ時、前記連番付加手段により付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認手段と、前記連番確認手段により全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリ手段の対象とするリカバリ可否判断手段と、を備えることを特徴とするデータベース復旧装置である。
請求項7記載の発明は、データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存処理と、前記基底ジャーナル保存処理に保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存処理と、前記基底ジャーナル保存処理と、前記累積ジャーナル保存処理に保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加処理と、前記データベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理が有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップ処理と、前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理へのリストアを実施するリストア処理と、前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理のデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリ処理と、前記データベースのリカバリ処理によるリカバリ時、前記連番付加処理により付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認処理と、前記連番確認処理により全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリ処理の対象とするリカバリ可否判断処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするデータベース復旧プログラムである。
本発明によれば、基底ジャーナルと累積ジャーナルに出力されるジャーナルレコードに連番を付加することで、無停止で採取されたDBとジャーナルのバックアップを使用して、整合性のあるDBをリカバリすることを可能とする。
本発明では、基底ジャーナルと累積ジャーナルとが別々に構成されるトランザクション処理システム(Transaction Processing System)において、地震や火災などにより、DBとジャーナルの双方に障害が発生した場合、無停止でDBとジャーナルをバックアップしたとしても整合性のあるDBのリカバリを行う。以下、本発明の実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
まず、本発明が適用されるトランザクション処理システムについて説明する。図1は、トランザクション処理と、基底ジャーナル、累積ジャーナル、DBレコード(R1)、DBレコード(R2)の動作処理の流れを対応させている。なお、図1に示すように、本発明の実施形態が適用されるトランザクション処理システムは、基底ジャーナルと累積ジャーナルとが別ファイルで構成されているトランザクション処理システムである。
ここでジャーナル(Journal)とは、コンピュータ・システムの稼働中に、システムが記録する更新情報などの履歴のことで、かかる記録はシステムに障害が発生したときなどに、原因究明や復旧のために使用される。本実施形態では、ジャーナルの出力性能向上と容量拡大のために、ジャーナルを基底ジャーナルと累積ジャーナルに分散して管理している。基底ジャーナルにはトランザクション開始(図1、「T(Transaction)1開始」)、トランザクション終了(図1、「T(Transaction)1終了」)、更新前イメージの各ジャーナルレコード(図1、「R1:X」「R2:Y」)が出力され、累積ジャーナルには更新後イメージのジャーナルレコード(図1、「R1:A」「R2:L」)が出力される。
本発明の特徴は、基底ジャーナルおよび累積ジャーナルに出力されるジャーナルレコードに連番を付加することであり、かかる連番を付加したジャーナルレコードの出力例を図2に示す。
本発明の実施形態に係るホストコンピュータ1のブロック構成図を図3に示す。なお、図3にはホストコンピュータ1の他、DB、基底ジャーナル、累積ジャーナルのセーブデータを保持する外部媒体13も参考に示している。
ホストコンピュータ1は、トランザクション制御部2と、DBMS(database management system;データベース管理システム)3と、連番保存領域4と、連番付加部5と、ジャーナル出力部6と、ジャーナルリカバリ部7と、ジャーナル有効範囲決定部8と、バックアップ/リストア部9と、累積ジャーナル10と、基底ジャーナル11と、DB12から構成される。
トランザクション制御部2は、トランザクションの実行を制御し、ジャーナルの出力をDBMS3に通知する。DBMS3は、トランザクション制御部2と連携して、DB、基底ジャーナル、累積ジャーナルの入出力を制御する。
連番付加部5は、連番保存領域4に保存された連番を利用し、1ジャーナルレコードの出力ごとに1増加していく連番をジャーナルレコードに付加する。
ジャーナル出力部6は、累積ジャーナル10と基底ジャーナル11へジャーナルレコードを出力する。
ジャーナルリカバリ部7は、累積ジャーナル10と基底ジャーナル11のジャーナルレコードを元に、DB12のリカバリを行う。
ジャーナル有効範囲決定部8は、連番付加部5がジャーナルレコードに付加した連番を参照し、ジャーナルリカバリ部7がリカバリを行うときに利用されるジャーナルレコードの範囲を決定する。
バックアップ/リストア部9は、累積ジャーナル10と基底ジャーナル11とDB12を外部媒体13へのバックアップと、外部媒体13から基底ジャーナル11と累積ジャーナル10とDB12へのリストア(Restore;復元)を行う。ここで、リストアとは、プログラム作成におけるデータを元の場所に戻すことであり、具体的にはバックアップしたプログラムやデータを元に戻すことである。
次に、本実施形態に係るDB復元方法の動作処理について図を用いて説明する。まず、ジャーナルレコード出力時の動作処理を示すフローチャート(図4)を用いて説明する。ジャーナル出力部6が基底ジャーナル11または累積ジャーナル10にジャーナルレコードを出力する時、連番付加部5は、連番保存領域4に保存されていた現在の連番を読み出し(ステップS1)、ステップS1で取得した連番に1を加算し(ステップS2)、ジャーナル出力部6が出力するジャーナルレコードへ書き込み(ステップS3)、ステップS3で連番を付加したジャーナルレコードをジャーナル出力部6を用いて基底ジャーナル11または累積ジャーナル10に出力し(ステップS4)、現在保持している連番を連番保存領域4へ書き込む(ステップS5)。
無停止でのバックアップは、バックアップ/リストア部9を用いて、外部媒体13にバックアップする。DBとジャーナルをバックアップする動作を図5に示す。図5では、基底ジャーナルは点線枠aで囲まれたジャーナルレコード、累積ジャーナルは点線枠bで囲まれたジャーナルレコード、DBは点線枠cで囲まれた状態がそれぞれ外部媒体13にバックアップされたとする。以降の説明も図5に示したバックアップ状態を前提として説明を行う。
次に、DBのリカバリ処理についてフローチャート(図6)を用いて説明する。DBのリカバリを行う時は、バックアップ/リストア部9を用いて外部媒体13から累積ジャーナル10、基底ジャーナル11、DB12へのリストアを実施し(ステップS6)、ジャーナル有効範囲決定部8を用いてリカバリに利用するジャーナルレコードの範囲を決定し(ステップS7)、ステップS7で決定されたジャーナルレコードの範囲に対しジャーナルリカバリ部7を使用しDB12のリカバリを行い(ステップS8)、DB12のリカバリが完了する。
次に、上記ステップS7におけるジャーナル有効範囲決定部8を用いたリカバリに利用するジャーナルレコードの範囲の決定処理を、図を用いて詳細に説明する。まず、基底ジャーナルの終端に位置づけを行い(図7 ステップS10)、トランザクション終了ジャーナルを逆順に走査する(ステップS11)。
図8を用いてステップS10の動作を説明する。図8の矢印で示すように、基底ジャーナルの終端からジャーナルレコード25と24を飛び越え、ジャーナルレコード23でトランザクション終了ジャーナル(「T2終了」)を見つけ、図7のステップS10の走査を完了する。
次に、ステップS10で発見したトランザクション終了ジャーナル(図8 ジャーナルレコード23)に対応するトランザクション開始ジャーナル(「T2開始」)を見つけ、トランザクション開始ジャーナルからトランザクション終了ジャーナルまでの全ジャーナルレコードが全て揃っているか確認する。つまり、トランザクション開始ジャーナルが持つ連番と、トランザクション終了ジャーナルがもつ連番の間の全ての連番が、リストアされたジャーナルレコードから見つけ出せるかを検査する(図7 ステップS12)。
上記ステップS12の動作について、図8を用いて詳細に説明する。トランザクション終了ジャーナル23と対応するトランザクション開始ジャーナルがジャーナルレコード20となるので、トランザクション開始ジャーナル20がもつ連番7から、トランザクション終了ジャーナル23がもつ連番12までの連番8、9、10、11が、リストアされた基底ジャーナルと累積ジャーナルのジャーナルレコードから見つけられるかを検査することとなる。図8では、連番11を持つジャーナルレコードを見つけることが出来ないため、トランザクション開始ジャーナル20で始まり、トランザクション終了ジャーナル23で終わるトランザクションT2はリカバリ不可能と判断される。
ステップS12での検査で、全ての連番が揃わないと判断された場合(ステップS13/No)、再びステップS11に戻り、トランザクション終了ジャーナルの走査を繰り返し、発見したトランザクション終了ジャーナルを基準にステップS12の検査を行う。
図8で示した連番の検査では、連番11が見つからなかったため、再びトランザクション終了ジャーナルを逆順に走査する必要がある。再度トランザクション終了ジャーナルが発見してからの動作を図9に示す。発見されたトランザクション終了ジャーナル(「T1終了」)30と対応するトランザクション開始ジャーナル(「T1開始」)はジャーナルレコード27なので、トランザクション開始ジャーナル27が持つ連番1とトランザクション終了ジャーナル30が持つ連番6までの連番、つまり連番2、3、4、5がリストアされた基底ジャーナルと累積ジャーナルのジャーナルレコードから見つけられるかを検査することとなる。
図9では、連番2、3、4、5を持つジャーナルレコードが全て発見できるため(ジャーナルレコード28、30、29、31参照)、トランザクション開始ジャーナル27で始まりトランザクション終了ジャーナル30で終わるトランザクションT1は、ジャーナルリカバリ部7でリカバリ可能であると判断される。
ステップS13で全ての連番が揃っていることが確認されると(ステップS13/Yes)、ジャーナルレコードの有効範囲決定部8による有効範囲決定処理(図6のステップS7)は終了し、ジャーナルレコードの有効範囲に対してジャーナルリカバリ部7によるDBのリカバリを実施する(図6 ステップS8)。
図9で有効範囲と判断されたトランザクションT1のジャーナルレコードに対してジャーナルリカバリを実施する動作を図10に示す。累積ジャーナルのジャーナルレコード33、34をロールフォワード(Roll Forward;DBに反映されていない更新情報をDBに反映すること)リカバリ(Recovery;障害回復)に使用し、DBのレコードR1、R2の上書きをする。トランザクションT1はトランザクション終了ジャーナルが出力されている完了トランザクションなので、ロールバックリカバリ(Rollback;ログ・ファイルを見て、DBを処理開始前の状態に戻すこと。)は行わずリカバリは終了する。
上記実施形態により、基底ジャーナルと累積ジャーナルをもつトランザクション処理システムにおいて、地震や火災などによるDBとジャーナルの両方の障害からのリカバリを目的としたバックアップのために業務を停止させる必要がなく、業務無停止で採取されたDBおよびジャーナルから、ジャーナルレコードに付加された連番を用いることで、DBのリカバリが可能になる。
なお、各図のフローチャートに示す処理を、CPUが実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るトランザクション処理、基底ジャーナル、累積ジャーナル、DBレコードR1、DBレコードR2の動作の流れを対応させて示す図である。 本発明の実施形態に係る基底ジャーナルおよび累積ジャーナルに出力されるジャーナルレコードに連番を付加した出力例を示す図である。 本発明の実施形態に係るホストコンピュータのブロック構成図である。 本発明の実施形態に係るジャーナルレコード出力時の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るDBとジャーナルをバックアップする動作処理を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るDBのリカバリ時の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るジャーナル有効範囲決定部8を用いたリカバリに利用するジャーナルレコードの範囲の決定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るトランザクション終了ジャーナルを逆順に走査することを説明するための図である。 本発明の実施形態に係るトランザクション終了ジャーナルを再度発見してからの動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る有効範囲と判断されたトランザクションT1のジャーナルレコードに対してジャーナルリカバリを実施する動作を説明するための図である。 従来のジャーナルレコードをバックアップする例を示す図である。 従来のバックアップをリストアした状態を示す図である。 従来のロールフォワードリカバリの動作について説明するための図である。 従来のロールバックリカバリの動作について説明するための図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ
2 トランザクション制御部2
3 DBMS
4 連番保存領域
5 連番付加部
6 ジャーナル出力部
7 ジャーナルリカバリ部
8 ジャーナル有効範囲決定部
9 バックアップ/リストア部
10 累積ジャーナル
11 基底ジャーナル
12 DB

Claims (7)

  1. データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存ステップと、
    前記基底ジャーナル保存ステップに保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存ステップと、
    前記基底ジャーナル保存ステップと、前記累積ジャーナル保存ステップに保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加ステップと、
    前記データベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップが有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップステップと、
    前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップへのリストアを実施するリストアステップと、
    前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存ステップ、前記累積ジャーナル保存ステップのデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリステップと、
    前記データベースのリカバリステップによるリカバリ時、前記連番付加ステップにより付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認ステップと、
    前記連番確認ステップにより全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリステップの対象とするリカバリ可否判断ステップと、を備えることを特徴とするデータベース復旧方法。
  2. 前記リカバリステップによるリカバリに利用するジャーナルレコードの有効範囲を決定するリカバリ有効範囲決定ステップを備え、
    前記連番確認ステップは、前記決定された有効範囲内のジャーナルレコードの連番を確認し、
    前記リカバリ可否ステップは、前記決定された有効範囲内のジャーナルレコードの連番が全て揃っていると確認し、前記有効範囲内のリカバリが可能か否か判断することを特徴とする請求項1記載のデータベース復旧方法。
  3. 前記有効範囲は、トランザクション開始のジャーナルレコードから、対応するトランザクション終了のジャーナルレコードまでの範囲であることを特徴とする請求項2記載のデータベース復旧方法。
  4. 前記リカバリ有効範囲決定ステップは、前記有効範囲内で全ての連番が揃わなかった場合は、ジャーナルレコードを逆順に走査し、次の有効範囲を決定することを特徴とする請求項2又は3記載のデータベース復旧方法。
  5. 前記バックアップステップによりデータをバックアップする記憶媒体は、外部記憶媒体であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のデータベース復旧方法。
  6. データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存手段と、
    前記基底ジャーナル保存手段に保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存手段と、
    前記基底ジャーナル保存手段と、前記累積ジャーナル保存手段に保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加手段と、
    前記データベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段が有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップ手段と、
    前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段へのリストアを実施するリストア手段と、
    前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存手段、前記累積ジャーナル保存手段のデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリ手段と、
    前記データベースのリカバリ手段によるリカバリ時、前記連番付加手段により付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認手段と、
    前記連番確認手段により全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリ手段の対象とするリカバリ可否判断手段と、を備えることを特徴とするデータベース復旧装置。
  7. データベースのデータファイルを所定の時点でジャーナルレコードとして保存する基底ジャーナル保存処理と、
    前記基底ジャーナル保存処理に保存されたジャーナルレコードが更新された場合に、更新後のジャーナルレコードを保存する累積ジャーナル保存処理と、
    前記基底ジャーナル保存処理と、前記累積ジャーナル保存処理に保存されるジャーナルレコードに連番を付加する連番付加処理と、
    前記データベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理が有するデータを記憶媒体へバックアップするバックアップ処理と、
    前記記憶媒体から、データベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理へのリストアを実施するリストア処理と、
    前記リストアしたデータベース、基底ジャーナル保存処理、前記累積ジャーナル保存処理のデータに基づきデータベースをリカバリするリカバリ処理と、
    前記データベースのリカバリ処理によるリカバリ時、前記連番付加処理により付加されたジャーナルレコードの連番を用いて、ジャーナルレコードの連番確認を行う連番確認処理と、
    前記連番確認処理により全てのジャーナルレコードが揃っていると確認できた場合のみ前記リカバリ処理の対象とするリカバリ可否判断処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするデータベース復旧プログラム。
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