JP5939053B2 - リモートバックアップ装置、リモートバックアップシステム、方法およびプログラム - Google Patents

リモートバックアップ装置、リモートバックアップシステム、方法およびプログラム Download PDF

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本発明はリモートバックアップ装置、リモートバックアップシステム、方法およびプログラムに関し、特にバックアップを停止させずに継続することを可能とするリモートバックアップ装置等に関する。
コンピュータが社会の基盤としてすっかり浸透した現代では、データの損失はそれだけで重大な損失となる。そのため、たとえばウェブサーバ、ファイルサーバ、データベースなどのような、業務上重要なデータを大量に取り扱うコンピュータ装置においては、データのバックアップは重要である。
特に平成23年3月11日に発生したいわゆる東日本大震災以後、そのようなコンピュータ装置が地震や風水害などのような大規模災害に遭った場合にもデータの損失を防いで処理を継続可能とする、いわゆるディザスタリカバリ(Disaster Recovery、災害復旧)システムの重要性が叫ばれるようになっている。
そのための具体的な手法の一つとして、稼働中のマスタ装置とは離れた地点にバックアップ装置を置いてそれらを回線で結び、マスタ装置のデータを周期的にリモートバックアップ、もしくはリアルタイムでレプリケーションするということがある。その際、バックアップ用の拠点は互いに離れた複数箇所に置くことが、大規模災害によって発生しうるデータの損失を防ぐ上では望ましい。
これに関連する文献として、次の各々の技術資料がある。その中でも特許文献1には、互いに離れた場所に設置された第1および第2の記憶装置の中間に仲介記憶装置を置き、第1―中間は同期コピー、中間−第2は非同期コピーでデータを転送するという計算機システムが記載されている。特許文献2には、一つのデータファイルDをD1〜D3という各ファイルに分散して保存し、その分割方法と格納場所を含む管理データを預かり証として発行するというデータ保管システムが記載されている。
特許文献3には、DBMS(データベース監視システム)を監視して、障害発生時と復旧時にアプリケーションプログラムにそれを通知するという接続監視システムが記載されている。特許文献4には、データを暗号化してから遠隔地に送信してリモートバックアップを行うという災害対策システムが記載されている。特許文献5には、複数地点に設置されたハードディスクにデータを送信するというデータ保存システムが記載されている。非特許文献1には、前述したディザスタリカバリについての概要が記載されている。
特開2006−113783号公報 特開2005−099911号公報 特開平08−202586号公報 特開2010−282373号公報 特開2005−293147号公報
@IT情報マネジメント編集部、「ディザスタリカバリの基礎知識」、平成21年8月4日、アイティメディア株式会社、[平成24年5月2日検索]、インターネット<URL:http://www.atmarkit.co.jp/im/cop/special/dr/01.html>
稼働中のマスタ装置に複数台のバックアップ装置を接続して、ディザスタリカバリを目的とするリモートバックアップシステムを構築する場合、一般的には「1:N構成」と「カスケード構成」という2通りの構成が考えられる。図9〜10は、リモートバックアップシステムで一般的に考えられる「1:N構成」および「カスケード構成」について示す説明図である。図9は1:N構成、図10はカスケード構成を各々示す。
図9に示した「1:N構成」のリモートバックアップシステム801は、1台のマスタ装置810に直接、N台のバックアップ装置820a,820b,…,820n,…(N≧2)が接続された構成である。マスタ装置810は各々のバックアップ装置820nに対してバックアップ対象のデータを送信する。この構成だと、バックアップ装置820nの台数が増えるほど、マスタ装置810はその台数分バックアップ対象のデータを作成および送信せねばならず、そのための送信負荷が増大しやすいという課題が存在する。
図10に示した「カスケード構成」のリモートバックアップシステム901は、1台のマスタ装置910に、N台のバックアップ装置920a,920b,…,920n,…(N≧2)が直列的に接続された構成である。マスタ装置910は、そのうちの1台に対してのみバックアップ対象のデータを作成および送信する。他のバックアップ装置920nは、予め定められた序列に基づいて、バックアップ対象データをいわゆるバケツリレー方式で順次送信していくので、データの作成および送信にかかる負荷はマスタ装置910と同等である。即ち、1:N構成のような送信負荷の問題は、カスケード構成では発生しえない。
しかしながら、バックアップ装置920nのうちの1台で何らかの障害が発生すると、それ以後のバックアップ装置にはもうバックアップ対象データは送信されないこととなる。これでは、マスタ装置のデータをN重にバックアップするという、リモートバックアップシステムの目的を達成することはできない。図10では、2番目のバックアップ装置920bで障害が発生した状態を示している。この状態では、もちろん3番目以降の装置にバックアップ対象のデータが送信されることはない。
障害発生を自動的に検出して管理担当者にこれを通知する構成とすることは既存の技術によって容易にできるが、障害発生のたびに一々バックアップが停止していると、その対応に多大な労力が費やされることになる。即ち、これはその問題点を本質的に解決するものではない。
その問題点を解決しうる構成は、前述の特許文献1〜5および非特許文献1には記載されていない。特許文献5には上記の区分でいう「1:N構成」のバックアップシステムが記載されているが、この「1:N構成」でマスタ装置にかかる「送信負荷」の問題については、特許文献1〜5および非特許文献1のいずれでも言及されていない。当然ながら、これらの技術を組み合わせても、この「送信負荷」の問題は解決されない。
本発明の目的は、マスタ装置にかかる負荷を増大させず、かつバックアップ装置のうちのいずれかで障害が発生してもバックアップを停止させずに継続することを可能とするリモートバックアップ装置、リモートバックアップシステム、方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモートバックアップ装置は、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込むデータ受信部と、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信するデータ送信部と、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼するバックアップ制御部とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモートバックアップシステムは、バックアップ対象データを記憶するデータ保管部を備えるマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムであって、マスタ装置が、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信するデータ送信部とを有すると共に、リモートバックアップ装置が請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のリモートバックアップ装置であることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモートバックアップ方法は、バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、リモートバックアップ装置のデータ受信部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込み、リモートバックアップ装置のキュー管理部が、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込み、リモートバックアップ装置のデータ送信部が、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信すると共に、リモートバックアップ装置のバックアップ制御部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るリモートバックアッププログラムは、バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、リモートバックアップ装置の備えるプロセッサに、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込む手順、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込む手順、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信する手順、および1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼するように構成したので、障害が発生してもその装置を除いてバックアップの動作を継続することができる。これによって、マスタ装置にかかる負荷を増大させず、かつバックアップ装置のうちのいずれかで障害が発生してもバックアップを停止させずに継続することが可能であるという、優れた特徴を持つリモートバックアップ装置、リモートバックアップシステム、方法およびプログラムを提供することができる。
本発明に係るリモートバックアップシステムの構成について示す説明図である。 図1に示したマスタ装置のより詳しい構成について示す説明図である。 図1に示したバックアップ装置のより詳しい構成について示す説明図である。 図1〜3に示したリモートバックアップシステムで、各装置の正常時の動作について示す説明図である。 図1〜3に示したリモートバックアップシステムで、各装置の正常時の動作について示すフローチャートである。 図1〜3に示したリモートバックアップシステムで、バックアップ装置に障害が発生した場合の各装置の動作について示す説明図である 図1〜3に示したリモートバックアップシステムで、バックアップ装置に障害が発生した場合の各装置の動作について示すフローチャートである。 図3に示したバックアップ装置の、装置単体としての動作について示すフローチャートである。 リモートバックアップシステムで一般的に考えられる「1:N構成」について示す説明図である。 リモートバックアップシステムで一般的に考えられる「カスケード構成」について示す説明図である。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態の構成について添付図1〜3に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るリモートバックアップ装置(バックアップ装置20)は、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部211に書き込むデータ受信部204と、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部212に書き込むキュー管理部202と、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信するデータ送信部203と、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼するバックアップ制御部201とを有する。
また、このバックアップ制御部201は、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、この1段前に接続された他装置に当該バックアップ対象データの再送を依頼し、この再送依頼に対して正常な返信が無い場合に2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼する機能を有する。そして、バックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信してから予め与えられた時間が経過した後にキュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能も有する。
バックアップ制御部201はさらに、2段後に接続された他装置からバックアップ対象データの送信を依頼された場合に、キュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能を一時的に停止してから、バックアップ対象データの送信先をこの2段後に接続された他装置に変更して送信する機能を有する。
そして、本実施形態に係るリモートバックアップシステム1は、バックアップ対象データを記憶するデータ保管部111を備えるマスタ装置10と、複数台の上記のリモートバックアップ装置(バックアップ装置20)とが直列状に接続されたものである。ここでマスタ装置10は、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部112に書き込むキュー管理部102と、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信するデータ送信部103とを有する。
以上の構成を備えることにより、リモートバックアップシステム1は、バックアップ装置20のいずれかで障害が発生してもバックアップを停止させずに継続することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明に係るリモートバックアップシステム1の構成について示す説明図である。リモートバックアップシステム1は、動作中のコンピュータであるマスタ装置10と、このマスタ装置10から遠く離れた場所に設置され、マスタ装置10の記憶内容をバックアップするN台のバックアップ装置20a,20b,…,20n,…とがネットワーク30を介して相互に接続され、N重のカスケード(直列)構成によるバックアップシステムを構成するものである。
ここでnおよびNは自然数であり、かつN≧2、1≦n<Nである。ネットワーク30は、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)による通常のインターネットでもよく、またバックアップ専用に構築された、FC(Fibre Channel)やiSCSI(Internet Small Computer Systems Interface)プロトコルによるSAN(Storage Area Network)でもよい。
図2は、図1に示したマスタ装置10のより詳しい構成について示す説明図である。マスタ装置10は、たとえば業務システム、ファイルサーバ、データベース、ウェブサーバなどのような、業務の中核となる機能が動作しているコンピュータ装置であり、それ故にバックアップの必要性の高いデータを多数保持しているコンピュータ装置である。ここでは、その業務の中核となる機能をデータベース動作部100という。
マスタ装置10は、コンピュータプログラムの実施主体であるプロセッサ11と、バックアップの対象となるデータを記憶する記憶手段12と、ネットワーク30と接続して他のコンピュータとの間でデータ通信を行う通信手段13とを備える。
プロセッサ11は、バックアッププログラムが動作することにより、前述のデータベース動作部100、後述するバックアップ制御部101、キュー管理部102、およびデータ送信部103の各々として動作する。また、記憶手段12には、データベース動作部100が取り扱うバックアップ対象のデータを保存するデータ保管部111、および後述するキュー保管部112といった記憶領域が存在する。
図3は、図1に示したバックアップ装置20a,20b,…,20n,…(以後これらを総称してバックアップ装置20という)のより詳しい構成について示す説明図である。バックアップ装置20もまた、マスタ装置10と同様のコンピュータ装置である。N台が直列に接続されたバックアップ装置20は、N台とも全て同じ構成を備える。
バックアップ装置20は、コンピュータプログラムの実施主体であるプロセッサ21と、バックアップの対象となるデータを記憶する記憶手段22と、ネットワーク30と接続して他のコンピュータとの間でデータ通信を行う通信手段23とを備える。
プロセッサ21は、バックアッププログラムが動作することにより、後述するバックアップ制御部201、キュー管理部202、データ送信部203、およびデータ受信部204の各々として動作する。また、記憶手段22には、バックアップ対象のデータを保存するデータ保管部211、および後述するキュー保管部212といった記憶領域が存在する。
図2〜3を見ればわかるように、マスタ装置10とバックアップ装置20の構成の違いはデータベース動作部100とデータ受信部204との違いだけである。バックアップ制御部101(201)、キュー管理部102(202)、およびデータ送信部103(203)の機能は、マスタ装置10とバックアップ装置20とで同一である。
マスタ装置10ではデータベース動作部100が動作し、データ保管部111に保持された多量のバックアップ対象データを取り扱う。バックアップ装置20ではデータ受信部204が動作し、他のバックアップ装置20からバックアップ対象データを受信する。
図4は、図1〜3に示したリモートバックアップシステム1で、各装置の正常時の動作について示す説明図である。ここではマスタ装置10と、n=1の場合のバックアップ装置20n(バックアップ装置20aおよび20bという)について示している。バックアップ装置20aの各動作部についても、バックアップ制御部201a、キュー管理部202a、…などのようにいう。バックアップ装置20bについても同様である。
また、バックアップ装置20nの各部をバックアップ制御部201n、キュー管理部202n、データ送信部203n、データ受信部204n、データ保管部211n、およびキュー保管部212nという。以下バックアップ装置20nの構成について説明する。
バックアップ制御部201nは、データ送信部203nがデータを送信する先を決定する機能、データ保管部211nへの更新データ登録を監視する機能、およびデータ送信部203nとキュー管理部202nを起動させるタイマの停止および開始を管理する機能とを有する。
キュー管理部202nは、データ保管部211nに登録されたデータの中から更新分のデータを抽出し、これをキュー保管部212nに一時的に保存する。そして、一定周期でキュー保管部212nの更新データを削除する。データ送信部203nは、キュー保管部212nに保存された更新データを、1段後のバックアップ装置20n+1に送信する。
データ受信部204nは、1段前のバックアップ装置20n−1から更新データを受信し、これをデータ保管部211nに書き込む。データ保管部211nは、バックアップ対象のデータを永続的に保持する。
前述のように、マスタ装置10のバックアップ制御部101、キュー管理部102、データ送信部103、データ保管部111、およびキュー保管部112の機能は、各々バックアップ装置20nのバックアップ制御部201n、キュー管理部202n、データ送信部203n、データ保管部211n、およびキュー保管部212nと同一である。
ただ、マスタ装置10はデータ受信部204nのかわりにデータベース動作部100が動作している。マスタ装置10は他からバックアップ対象のデータを受信するものではなく、データベース動作部100が動作してデータ保管部111に保存するデータがバックアップ対象となるデータである。
図5は、図4に示した正常時のリモートバックアップシステム1で、各装置の動作について示すフローチャートである。図5では、マスタ装置10、バックアップ装置20a、およびバックアップ装置20nの各々の動作について示している。まずマスタ装置10では常にデータベース動作部100が動作し、データ保管部111に保存されたバックアップ対象データを取り扱っている。
バックアップ制御部101は、特定の周期ごと、もしくはデータ保管部111のデータ更新が検出されるごとに、キュー管理部102に動作指令を送る(ステップS101〜2)。特定の周期ごとの動作だと通常のバックアップ、データ更新が検出されるごとの動作だとレプリケーションとなる。この動作指令を受けたキュー管理部102は、データ保管部111のバックアップ対象データの中から、更新分データを抽出してキュー保管部112に保存する(ステップS103)。
そしてキュー保管部112に保存された更新分データを、データ送信部103が1番目のバックアップ装置20aに送信する(ステップS104)。キュー管理部102は、一定時間経過ごとに、キュー保管部112に保存された更新分データを消去する(ステップS105〜6)。
マスタ装置10からの更新分データを、バックアップ装置20aのデータ受信部204aが受信すると(ステップS111)、データ受信部204aはこれをデータ保管部211aに書き込んで保存する(ステップS112)。これに反応したキュー管理部202aは、データ保管部211aのバックアップ対象データの中から、更新分のデータを抽出してキュー保管部212aに保存する(ステップS113)。
そしてキュー保管部212aに保存された更新分データを、データ送信部203aが次のバックアップ装置20nに送信する(ステップS114)。キュー管理部202aは、一定期間経過ごとに、キュー保管部212aに保存された更新分データを消去する(ステップS115〜6)。
以後、各々のバックアップ装置20nは、これと同様の動作を繰り返す。バックアップ装置20n−1からの更新分データを、バックアップ装置20nのデータ受信部204nが受信すると(ステップS121)、データ受信部204nはこれをデータ保管部211nに書き込んで保存する(ステップS122)。これに反応したキュー管理部202nは、データ保管部211nのバックアップ対象データの中から、更新分のデータを抽出してキュー保管部212nに保存する(ステップS123)。
そしてキュー保管部212nに保存された更新分データを、データ送信部203nが次のバックアップ装置20n+1に送信する(ステップS124)。キュー管理部202nは、予め定められた一定期間経過ごとに、キュー保管部212nに保存された更新分データを消去する(ステップS125〜6)。
図6は、図1〜3に示したリモートバックアップシステム1で、バックアップ装置20nに障害が発生した場合の各装置の動作について示す説明図である。図7は、図1〜3に示したリモートバックアップシステム1で、バックアップ装置20nに障害が発生した場合の各装置の動作について示すフローチャートである。
図6〜7では、N台が直接的に接続されたバックアップ装置20のうちのn−1台目、n台目、およびn+1台目(nおよびNは自然数であり、かつN≧2、1≦n<N)について示している。以後、これらの装置を各々バックアップ装置20n−1、20n、20n+1という。各動作部についても同様にいう。
マスタ装置10およびバックアップ装置20aの動作は、図4〜5(ステップS116まで)と同一である。以後これと同様の動作で、バックアップ装置20n−1までは、更新分データの受信→保存→送信は成功した。
だがバックアップ装置20nで障害が発生したので、バックアップ装置20n+1には更新分データが送信されない。バックアップ装置20n+1のバックアップ制御部201n+1が、予め定められた時間の間、更新分データの受信が無いことを検出すると(ステップS131)、バックアップ装置20nに更新分データの再送要求を送信する(ステップS132)。
バックアップ装置20nの動作が正常であれば、この再送要求を受けたバックアップ制御部201nはデータ送信部203nに更新分データを再送させるので、図4〜5に示した正常時の処理を継続することができる。ここで、バックアップ制御部201nからの応答が予め定められた時間が経っても無い、または応答はあったが「データ送信不可通知」であった場合(ステップS133)、バックアップ制御部201n+1は、バックアップ装置20n−1に対してデータ再送要求を行う(ステップS134)。この時、バックアップ制御部201n+1は、更新分データを受信しなくなった時刻情報をデータ再送要求に含めて送信する。
このデータ再送要求を受けたバックアップ装置20n−1のバックアップ制御部201n−1は、データ保管部211n−1に対する更新分データ書き込み有無の監視を停止し(ステップS141)、キュー管理部202n−1に対して更新分データ消去のタイマを停止させ(ステップS142)、データ送信部203n−1に対して更新分データの送信先をバックアップ装置20nからバックアップ装置20n+1に変更させる(ステップS143)。
そしてバックアップ装置20n−1のバックアップ制御部201n−1は、キュー管理部202n−1に、受信したデータ再送要求に含まれている「更新分データを受信しなくなった時刻」の直前の更新分データをキュー保管部212nから読み出してバックアップ装置20n+1に送信させる(ステップS144)。
この更新分データを受けたバックアップ装置20n+1では、データ受信部204n+1がこれを受信してデータ保管部211nに書き込んで保存する(ステップS135)。この際、データ受信部204n+1は、「更新分データを受信しなくなった時刻」以前のデータをバックアップ装置20nから受信していたとしても、これをデータ保管部211nには書き込まずに破棄する。
そしてバックアップ装置20n−1のバックアップ制御部201n−1は、停止していた更新分データ書き込み有無の監視とキュー管理部202n−1の更新分データ消去のタイマを再開する(ステップS145)。以後は、図4〜5に示した通常時の動作を、障害が発生したバックアップ装置20nを除いて再開する。
リモートバックアップシステム1は障害が発生したバックアップ装置20nを除いて運用を継続している。ここで、そのバックアップ装置20nが復旧して動作を再開した場合、各バックアップ装置は障害発生前の序列を厳密に再現する必要はない。要は、マスタ装置10のバックアップ対象データに対して、N重のバックアップが取れればそれでよいのである。また、マスタ装置10と全てのバックアップ装置20は、全て同一のネットワーク30に接続されているので、物理的な配置にこだわる必要もない。
そのため、復旧したバックアップ装置20は、たとえばn=N台目、即ちN台の序列の最後に存在するバックアップ装置20としてリモートバックアップシステム1に加わるようにしてもよい。この場合、それまで序列の最後だったバックアップ装置20n−1のみに当該システムへの参加を通知すればよい。通知を受けたバックアップ装置20n−1は、それまでどこにも送信していなかった更新分データをバックアップ装置20nに送信するよう、図7のステップS143と同様に「送信先を変更」すればよい。故障からの復旧ではなく、単にリモートバックアップシステム1を構成するバックアップ装置20の台数を増加したい場合も、これと同様にすればよい。
図8は、図3に示したバックアップ装置20nの、装置単体としての動作について示すフローチャートである。バックアップ制御部201nはまず、他装置から何らかのデータ受信が一定時間以上無いか否かを判断し(ステップS201)、他装置からのデータ受信がある場合、それがバックアップ装置20n−1からの更新分データか、それともバックアップ装置20n+2からのデータ再送要求(またはバックアップ装置20n+1からのシステム参加通知)かを判断する(ステップS202)。
ステップS201で他装置から何らかの受信が一定時間以上無い場合には、バックアップ装置20n−1にデータ再送要求を送信する(ステップS203、図7のステップS132)。バックアップ装置20n−1から更新分データを再送されてきたら、ステップS202で更新分データが送られてきた場合と同一の処理(ステップS206)に進む。バックアップ装置20n−1からの応答が予め定められた時間が経っても無い、または応答はあったが「データ送信不可通知」であった場合(ステップS204、図7のステップS133)には、バックアップ装置20n−2に対してデータ再送要求を行う(ステップS205、図7のステップS134)。
ステップS201〜2でバックアップ装置20n−1から更新分データを受信した場合、これをデータ保管部211nに書き込んで保存する(ステップS206、図5のステップS122)。そして、データ保管部211nのバックアップ対象データの中から、更新分のデータを抽出してキュー保管部212nに保存し(ステップS207、図5のステップS123)、その更新分データを次のバックアップ装置20n+1に送信する(ステップS208、図5のステップS124)。このキュー保管部212nに保存された更新分データは、予め定められた一定期間経過ごとに消去される(ステップS209〜210、図5のステップS125〜6)。
ステップS201〜2でバックアップ装置20n+2からのデータ再送要求を受信した場合、データ保管部211nに対する更新分データ書き込み有無の監視を停止し(ステップS211、図7のステップS141)、キュー管理部202nに対する更新分データ消去のタイマを停止し(ステップS212、図7のステップS142)、更新分データの送信先をバックアップ装置20n+1からバックアップ装置20n+2に変更させる(ステップS213、図7のステップS143)。
そして、受信したデータ再送要求に含まれている「更新分データを受信しなくなった時刻」の直前の更新分データをキュー保管部212nから読み出してバックアップ装置20n+2に送信する(ステップS214、図7のステップS144)。これが完了したら、停止していた更新分データ書き込み有無の監視とキュー管理部202nの更新分データ消去のタイマを再開する(ステップS215、図7のステップS145)。
前述したバックアップ装置20n+1からのシステム参加通知を受信した場合、ステップS211〜212を省略して、ステップS213〜215を実行することになる。ただし、この場合はステップS213で更新分データの送信先を「無し」から「バックアップ装置20n+1」に変更して、ステップS214でバックアップ装置20n+1にその更新分データを送信する。
そしてステップS215で、動作していなかった更新分データ書き込み有無の監視とキュー管理部202nの更新分データ消去のタイマを各々開始する。ステップS205,210,215の各処理終了後は、いずれもステップS201に戻って処理を繰り返す。
(実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。
本実施形態に係るリモートバックアップ方法は、バックアップ対象データを記憶するマスタ装置10と、複数台のリモートバックアップ装置(バックアップ装置20)とが直列状に接続されたリモートバックアップシステム1にあって、リモートバックアップ装置のデータ受信部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込み(図5・ステップS122、または図8・ステップS206)、リモートバックアップ装置のキュー管理部が、データ保管部からバックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込み(図5・ステップS123、または図8・ステップS207)、リモートバックアップ装置のデータ送信部が、キュー保管部に書き込まれたバックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信すると共に(図5・ステップS124、または図8・ステップS208)、リモートバックアップ装置のバックアップ制御部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置にバックアップ対象データの送信を依頼する(図7・ステップS134、または図8・ステップS205)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するバックアップ装置20のプロセッサ21に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態によれば、バックアップ装置20のいずれかで障害が発生した場合も、その障害が発生した装置の1段前の装置にバックアップ対象データの送信を依頼するので、その障害を回避してバックアップを続行することができる。その際、マスタ装置10にかかるデータ送信の負荷が増大することは特にない。
従って、障害の発生によってバックアップの動作が停止することはないので、その対応に多大な労力が費やされることはない。障害が発生したバックアップ装置20は、時間のある時に装置交換や修理などによって復旧させ、前述のようにN台のバックアップ装置20の序列の最後に加えるようにすればよい。これによって、リモートバックアップシステム1は、複数箇所のバックアップ用拠点の機能を維持して、可用性を向上させることが可能となる。
(実施形態の拡張)
以上で述べた実施形態には、その趣旨を改変しない範囲でさまざまな拡張が考えられる。以下、これについて説明する。
たとえば、図6〜7ではバックアップ装置20n+1が、バックアップ装置20nからの更新分データの受信が無いことを検出するとバックアップ装置20n−1に対してデータ再送要求を行うことを既に述べた。
ここで、バックアップ装置20nだけでなく、バックアップ装置20n−1からもデータ再送要求に対する正常な応答がない場合(即ちバックアップ装置20nと20n−1とで、2台同時に障害が発生した場合)、正常に更新分データを得ることができるまで、1つずつ前の段のバックアップ装置20n−2,20n−3,…を順次遡ってデータ再送要求をするようにしてもよい。
また、故障から復旧したバックアップ装置20nを再びリモートバックアップシステム1に参加させる場合の動作は、N台の序列の最後に加える際の動作について説明したが、これも任意の順番で参加させることが可能である。その場合の動作も、図7〜8で説明した動作と特に変わる所はない。ただ、新たに参加する側のバックアップ装置20nに、更新分データの送信先を登録することが必要になるだけである。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込むデータ受信部と、
前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、
前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信するデータ送信部と、
前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼するバックアップ制御部と
を有することを特徴とするリモートバックアップ装置。
(付記2) 前記バックアップ制御部が、
前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、この1段前に接続された他装置に当該バックアップ対象データの再送を依頼し、この再送依頼に対して正常な返信が無い場合に2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する機能を有する
ことを特徴とする、付記1に記載のリモートバックアップ装置。
(付記3) 前記バックアップ制御部が
前記バックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信してから予め与えられた時間が経過した後に前記キュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能を有することを特徴とする、付記1に記載のリモートバックアップ装置。

(付記4) 前記バックアップ制御部が、
2段後に接続された他装置から前記バックアップ対象データの送信を依頼された場合に、前記キュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能を一時的に停止してから、前記バックアップ対象データの送信先をこの2段後に接続された他装置に変更して送信する機能を有する
ことを特徴とする、付記3に記載のリモートバックアップ装置。
(付記5) バックアップ対象データを記憶するデータ保管部を備えるマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムであって、
前記マスタ装置が、
前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、
前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信するデータ送信部と
を有すると共に、
前記リモートバックアップ装置が付記1ないし4のうちいずれか1項に記載のリモートバックアップ装置であることを特徴とするリモートバックアップシステム。
(付記6) バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、
前記リモートバックアップ装置のデータ受信部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込み、
前記リモートバックアップ装置のキュー管理部が、前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込み、
前記リモートバックアップ装置のデータ送信部が、前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信すると共に、
前記リモートバックアップ装置のバックアップ制御部が、前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する
ことを特徴とするリモートバックアップ方法。
(付記7) バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、
前記リモートバックアップ装置の備えるプロセッサに、
1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込む手順、
前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込む手順、
前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信する手順、
および前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する手順
を実行させることを特徴とするリモートバックアッププログラム。
本発明は、バックアップ装置、あるいはバックアップシステムに対して、幅広く適用することができる。遠隔地に拠点を置いたリモートバックアップシステム、あるいは大規模災害への対応を目的とするディザスタリカバリシステムに特に適しているが、それらのようなシステムに特に限定されるものではない。また、データの周期的なバックアップに対しても、リアルタイムなレプリケーションに対しても、同じように適用することができる。
1 リモートバックアップシステム
10 マスタ装置
11、21 プロセッサ
12、22 記憶手段
13、23 通信手段
20、20a、20b、20n−2、20n−1、20n、20n+1 バックアップ装置
30 ネットワーク
100 データベース動作部
101、201、201a、201n−1、201n、201n+1 バックアップ制御部
102、202、202a、202n−1、202n、202n+1 キュー管理部
103、203、203a、203n−1、203n、203n+1 データ送信部
111、211、211a、211n−1、211n、211n+1 データ保管部
112、212、212a、212n−1、212n、212n+1 キュー保管部
204、204a、204n−1、204n、204n+1、 データ受信部

Claims (7)

  1. 1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込むデータ受信部と、
    前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、
    前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信するデータ送信部と、
    前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼するバックアップ制御部と
    を有することを特徴とするリモートバックアップ装置。
  2. 前記バックアップ制御部が、
    前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、この1段前に接続された他装置に当該バックアップ対象データの再送を依頼し、この再送依頼に対して正常な返信が無い場合に2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する機能を有する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のリモートバックアップ装置。
  3. 前記バックアップ制御部が、
    前記バックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信してから予め与えられた時間が経過した後に前記キュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載のリモートバックアップ装置。
  4. 前記バックアップ制御部が、
    2段後に接続された他装置から前記バックアップ対象データの送信を依頼された場合に、前記キュー保管部に書き込まれたデータを消去する機能を一時的に停止してから、前記バックアップ対象データの送信先をこの2段後に接続された他装置に変更して送信する機能を有する
    ことを特徴とする、請求項3に記載のリモートバックアップ装置。
  5. バックアップ対象データを記憶するデータ保管部を備えるマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムであって、 前記マスタ装置が、
    前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込むキュー管理部と、
    前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを後段に接続された他装置に送信するデータ送信部と
    を有すると共に、
    前記リモートバックアップ装置が請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載のリモートバックアップ装置であることを特徴とするリモートバックアップシステム。
  6. バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、
    前記リモートバックアップ装置のデータ受信部が、1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込み、
    前記リモートバックアップ装置のキュー管理部が、前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込み、
    前記リモートバックアップ装置のデータ送信部が、前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信すると共に、
    前記リモートバックアップ装置のバックアップ制御部が、前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する
    ことを特徴とするリモートバックアップ方法。
  7. バックアップ対象データを記憶するマスタ装置と、複数台のリモートバックアップ装置とが直列状に接続されたリモートバックアップシステムにあって、
    前記リモートバックアップ装置の備えるプロセッサに、
    1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを受信して予め備えられたデータ保管部に書き込む手順、
    前記データ保管部から前記バックアップ対象データを抽出して予め備えられたキュー保管部に書き込む手順、
    前記キュー保管部に書き込まれた前記バックアップ対象データを1段後に接続された他装置に送信する手順、
    および前記1段前に接続された他装置からバックアップ対象データを一定時間受信しない場合に、2段前に接続された他装置に前記バックアップ対象データの送信を依頼する手順
    を実行させることを特徴とするリモートバックアッププログラム。
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