JP2008250455A - コンテンツバックアップ方法及びコンテンツ記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録装置の残容量が不足する場合に、ユーザが望む種々のバックアップ形態に対応するバックアップ方法及びコンテンツ記録装置を提供すること。
【解決手段】記録装置5のコンテンツ蓄積部41がセンタ3から配信される新たなコンテンツを記録するための残容量が不足した場合、センタ3は記録装置5に対し、コンテンツを代行して預かるための複数のサービス形態を提示し、ユーザにより選択されたサービス形態に従ってコンテンツをバックアップ保存する。センタが提供するサービス形態には、(1)記録してあるコンテンツのうち、古く記録されたものから順に預ける、(2)記録しようとするコンテンツを記録装置へ配信せず、代わりにセンタにてそのコンテンツを保存する、(3)記録してあるコンテンツのうち、ユーザに選択されたものを優先して預かる、などを含む。
【選択図】図11
【解決手段】記録装置5のコンテンツ蓄積部41がセンタ3から配信される新たなコンテンツを記録するための残容量が不足した場合、センタ3は記録装置5に対し、コンテンツを代行して預かるための複数のサービス形態を提示し、ユーザにより選択されたサービス形態に従ってコンテンツをバックアップ保存する。センタが提供するサービス形態には、(1)記録してあるコンテンツのうち、古く記録されたものから順に預ける、(2)記録しようとするコンテンツを記録装置へ配信せず、代わりにセンタにてそのコンテンツを保存する、(3)記録してあるコンテンツのうち、ユーザに選択されたものを優先して預かる、などを含む。
【選択図】図11
Description
本発明は、サーバー等から配信された映像、音楽等のコンテンツを記録する際、記録装置の残容量が不足する場合のバックアップ方法及びコンテンツ記録装置に関する。
映像、音楽等のコンテンツを、放送波だけでなくネットワークを使って端末装置へ配信するコンテンツ配信技術が進んでいる。現在は、端末装置ではコンテンツを記録せず、リアルタイムで表示するストリーミング方式が中心であるが、ネットワークが混み合っている場合映像が乱れることがある。一方、記録装置を用いて配信されたコンテンツを一旦記録した後に表示すれば、映像品質を維持できる。また、記録しておけば、有効期間内であれば繰返し視聴することができるので、今後は記録装置に記録する方式が主流になると考えられる。
記録装置に新たにコンテンツを記録する際、装置の残容量が不足する場合がある。そのような場合には、バックアップ記録が用いられる。例えば特許文献1では、残容量が不足する中枢記憶部のデータベースにおける一部のデータ(被バックアップデータ)を補助記憶部へ回し、空いた記憶領域へ新規データを入れ替え登録する方法が記載されている。その際、被バックアップデータには使用可能性の最も低いデータ(最古のデータ)が選ばれることが述べられている。
また、特許文献2では、複数の端末装置が接続された共用コンピュータ装置は共用補助記憶装置の残容量を検出し、残使用可能日数が規定値未満になると管理者用端末装置に警告メッセージを送ることが記載されている。そして、管理者用端末装置からバックアップの指示があると、共用補助記憶装置内の所定のファイルを管理者用補助記憶装置にバックアップし、そのファイルを共用補助記憶装置から削除する。また、管理者用端末装置からバックアップ指示がないと、共用補助記憶装置内の所定のファイルを削除することが述べられている。
家庭用の記録装置の残容量が不足する場合、ユーザの所有する他の記録装置でバックアップするだけでなく、信頼性の高い業務用の大容量サーバーを利用してバックアップする方法が可能である。その場合、コンテンツの状況やユーザのニーズにより、次のような種々の形態が考えられる。
(1)アクセスする可能性が低い古いコンテンツをサーバーに預ける。
(2)これから記録するコンテンツを一時的にサーバーに預ける。ユーザは自分の記録装置を整理し、残容量を確保した後でサーバーからダウンロードする。
(3)永久保存のために大切なコンテンツを預ける。
(1)アクセスする可能性が低い古いコンテンツをサーバーに預ける。
(2)これから記録するコンテンツを一時的にサーバーに預ける。ユーザは自分の記録装置を整理し、残容量を確保した後でサーバーからダウンロードする。
(3)永久保存のために大切なコンテンツを預ける。
このように種々のバックアップ形態に対応し、ユーザのニーズを満足させることが必要である。特許文献1では、使用可能性の最も低いデータ(最古のデータ)からバックアップすることに限定されている。特許文献2では、どのファイルをバックアップするか明示されていない。いずれも、ユーザの多様なニーズが考慮されていない。
本発明の目的は、記録装置の残容量が不足する場合に、ユーザが望む種々のバックアップ形態に対応するバックアップ方法及びコンテンツ記録装置を提供することである。
本発明のコンテンツバックアップ方法は、記録装置のコンテンツ蓄積部がセンタから配信される新たなコンテンツを記録するための残容量が不足した場合、センタは記録装置に対し、コンテンツを代行して預かるための複数のサービス形態を提示し、ユーザにより選択されたサービス形態に従ってコンテンツをバックアップ保存する。
その際センタが提供するサービス形態には、記録装置がこれから記録しようとするコンテンツを記録装置へ配信せず、代わりにセンタのコンテンツ蓄積部に配信すべきコンテンツをバックアップ保存することを含む。
本発明のコンテンツ記録装置は、センタにコンテンツの配信を要求し、またセンタにコンテンツの預かりを要求するコンテンツ要求部と、配信されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部と、コンテンツ蓄積部に蓄積したコンテンツの情報と、センタに預けたコンテンツの情報を保存するメモリと、コンテンツ蓄積部へのコンテンツの記録と消去を制御する制御部とを備える。制御部は、コンテンツ蓄積部からコンテンツを消去する際、メモリに保存した情報を参照し、消去しようとするコンテンツがセンタに預けたコンテンツと同一であるか否かの確認画面を表示部に表示する。
本発明によれば、コンテンツ記録装置の残容量が不足する場合、ユーザの所望するバックアップ形態に従いセンタにコンテンツを預けることができ、ユーザの使い勝手が向上する。
本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明を適用するコンテンツダウンロードシステムの構成例を示す図である。
コンテンツプロバイダのサーバー(以下、簡単にコンテンツプロバイダ(CP)と略す)1はユーザからの要求を受けると、ネットワーク4を介して各ユーザの端末装置5へコンテンツを配信する。ここで、コンテンツを受信して記録する端末装置5は、記録機能付きテレビ(例えばハードディスク内蔵テレビ)や記録装置(ハードディスクレコーダ)等が相当する。記録装置の場合、表示装置(一般的にはテレビ)と接続されており、記録装置へのユーザの入力は、テレビを見ながら入力することが可能である。どちらの形態でも実施可能であるが、以下の実施例では端末装置5として記録機能付きテレビ(以下、単にテレビと称する)を前提とする。
他のコンテンツプロバイダCP2はユーザからの要求を受けると、無線を介して各ユーザのアンテナからテレビ5に配信する。
図1は、本発明を適用するコンテンツダウンロードシステムの構成例を示す図である。
コンテンツプロバイダのサーバー(以下、簡単にコンテンツプロバイダ(CP)と略す)1はユーザからの要求を受けると、ネットワーク4を介して各ユーザの端末装置5へコンテンツを配信する。ここで、コンテンツを受信して記録する端末装置5は、記録機能付きテレビ(例えばハードディスク内蔵テレビ)や記録装置(ハードディスクレコーダ)等が相当する。記録装置の場合、表示装置(一般的にはテレビ)と接続されており、記録装置へのユーザの入力は、テレビを見ながら入力することが可能である。どちらの形態でも実施可能であるが、以下の実施例では端末装置5として記録機能付きテレビ(以下、単にテレビと称する)を前提とする。
他のコンテンツプロバイダCP2はユーザからの要求を受けると、無線を介して各ユーザのアンテナからテレビ5に配信する。
ユーザはネットワーク4に接続されたテレビ5からまずセンタのサーバー(以下、簡単にセンタと略す)3にアクセスし、配信して欲しいコンテンツが見つかれば、それを選択する。センタ3はそのコンテンツを所有するCPに連絡し、所定のCPからネットワーク4または無線を介してユーザのテレビ5に配信される。なお、本明細書では無線から配信されたコンテンツを記録することを「録画」、ネットワーク4を介して配信されたコンテンツを記録することを「ダウンロード」、テレビ5からネットワーク4を介してセンタ3に送ることを「アップロード」という。また、「録画」と「ダウンロード」をあわせて「記録」ということにする。
図2は、コンテンツプロバイダのサーバーCP1のブロック構成図である。CP1はネットワーク4を介してテレビ5にコンテンツをダウンロードする。コンテンツ蓄積部11は、ユーザに提供する各種の映像・音声等のコンテンツを蓄積している。管理ファイル部12は、ユーザの端末(テレビ)の情報を格納し、テレビ別にダウンロードの予約・実行の管理を行うためのデータを保存する。サーバーからテレビ5に送信するコンテンツは、著作権保護のため暗号化処理を行い送信するものとする。通信用鍵作成部13は、送信のための暗号化鍵を作成し、通信用鍵管理部14は作成した鍵を格納する。機器認証部15はコンテンツを要求したテレビ5との間で認証処理を行う。認証が成功した場合、暗号処理部16は通信用鍵管理部14で格納している鍵を用いてコンテンツを暗号化する。制御部17は、サーバー全体を制御するとともに、通信送受信部18を介してテレビ5からのダウンロード要求を受付ける。そして、ユーザから要求されたコンテンツをコンテンツ蓄積部11から読み出し、予約した時間になったら暗号化して通信送受信部18からユーザのテレビ5に送信する。
図3は、コンテンツプロバイダのサーバーCP2のブロック構成図である。CP2は無線、ユーザ毎のアンテナを介してテレビ5にコンテンツをダウンロードする。図2と異なる部分を説明する。無線送信部19から暗号化したコンテンツを無線を介してユーザのテレビ5に送信する。ユーザがCP2の有するコンテンツを検索したり、センタ3と通信するため、CP2もネットワーク4に接続されている。
図4は、センタにあるサーバー3のブロック構成図である。ユーザはネットワーク4を介して、まずセンタのサーバー3にアクセスする。機器認証部23はコンテンツを要求したテレビ5との間で認証処理を行う。ネットワーク4を介して認証が成功すれば、コンテンツ管理部21にあるコンテンツ情報をテレビ5がアクセスし、ユーザが欲しいコンテンツを検索する。コンテンツ管理部21には、どんなコンテンツがどこのCPに存在するかの情報を有している。ユーザが会員になればユーザの情報(住所、氏名、生年月日、性別、口座番号、テレビの型番・製造番号、等)を顧客管理ファイル部22に記憶する。制御部24は、サーバー全体を制御するとともに、通信送受信部25を介してテレビ5からのダウンロード、録画検索を受付け、ユーザが見たいコンテンツが決まれば、そのコンテンツを所有するCPにユーザを誘導する。また、ユーザコンテンツ蓄積部26は、ユーザに代わってユーザのコンテンツをバックアップ保存する。コンテンツ管理部21にはコンテンツ管理情報(図6)とセンタ側預かりコンテンツテーブル(図16)が存在し、センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)にユーザから預かったコンテンツの情報を保存しておく。メモリ27は、ユーザに提供する預かりサービスの各種画面データを保存する。
図5は、コンテンツを受信して録画、ダウンロードして蓄積し、ユーザがこれを視聴する端末装置(テレビ一体型記録装置)5のブロック構成例を示す図である。
本実施例の端末装置(テレビ)5は、ネットワーク4を介してCP1と通信しコンテンツの送受信を行う通信送受信部31と、放送波等の無線で送られたコンテンツを受信する無線受信部32の2系統とを備える。制御部33は入力切替部42により受信する信号を切り替え、受信したコンテンツを共通のコンテンツ蓄積部(ハードディスク、HDD)41に蓄積するとともに、蓄積したコンテンツを読み出し、表示部43にて表示(視聴)させる。
本実施例の端末装置(テレビ)5は、ネットワーク4を介してCP1と通信しコンテンツの送受信を行う通信送受信部31と、放送波等の無線で送られたコンテンツを受信する無線受信部32の2系統とを備える。制御部33は入力切替部42により受信する信号を切り替え、受信したコンテンツを共通のコンテンツ蓄積部(ハードディスク、HDD)41に蓄積するとともに、蓄積したコンテンツを読み出し、表示部43にて表示(視聴)させる。
コンテンツ要求部34は、CP1に対してコンテンツのダウンロードを要求する。その際、センタ3からコンテンツリストを受信して表示部43に表示し、ユーザは所望のコンテンツを選択しダウンロード希望日時等を入力する。
またコンテンツ要求部34は、蓄積部41の残容量が少なくなり新たにコンテンツを蓄積できない場合、センタ3に対してコンテンツの預かりを依頼する。その際ユーザは、センタ3から提示される複数のサービス形態から所望の形態を選択することができる。
またコンテンツ要求部34は、蓄積部41の残容量が少なくなり新たにコンテンツを蓄積できない場合、センタ3に対してコンテンツの預かりを依頼する。その際ユーザは、センタ3から提示される複数のサービス形態から所望の形態を選択することができる。
通信送受信部31で受信するコンテンツは暗号化されており、通信用復号部35はCP1から支給される鍵にて平文に復号化する。また、通信用暗号部36は、復号化したコンテンツを再度別の方式で暗号化してハードディスク41に蓄積する。通信用鍵管理部37は、CP1から支給された鍵を保存する。制御部33はこれらの暗号化、復号化処理を制御する。
逆に、センタ3に対してコンテンツの預かりを依頼した場合、蓄積部41から預けるコンテンツを読み出し、通信送受信部31からセンタ3へ送信(アップロード)する。引き続き、預けたコンテンツについては蓄積部41から消去する。制御部33はこれらのアップロード、消去処理を制御する。
無線受信部32で受信したコンテンツは暗号化されており、無線用復号部38はこれを平文に復号化する。また、無線用暗号部39は、復号化したコンテンツを再度別の方式で暗号化してハードディスク41に蓄積する。無線用鍵管理部40は復号化用の鍵を保存する。
メモリ44には、ダウンロードの予約情報や、ハードディスク41に蓄積したコンテンツに関する情報を保存する。また、センタ3に対してコンテンツの預かりを依頼する場合、アップロードしたコンテンツに関する情報を保存する。
図6は、センタのサーバー3においてコンテンツ管理部21が格納しているコンテンツ管理情報の例である。各コンテンツ毎にID、名称、容量が示してあり、それをどのCPが所有しているのか、また、どの経路でユーザに配信するのかを示している。また、ユーザが記録した後、それをネットワーク4を介して配信することを許可するか否かのフラグも設けてある。ユーザがセンタのサーバー3にアクセスすると、図6のコンテンツ情報をテレビ5に表示させ、ユーザは視聴したいコンテンツを検索する。コンテンツを選択すると、それを所有するCP(この場合はCP1かCP2)にネットワーク4を介してアクセスし、テレビ5への記録をCPに要求する。
図7は、テレビ5内のメモリ44に保存する記録予約テーブルの例である。無線の場合には番組表に従って決められた時間に決められた番組を配信するので、その開始、終了日時を設定する。ダウンロードの場合は、今すぐ開始することもできるが、ネットワーク4にかかる負荷が小さい夜間に実施することも可能なように、ダウンロード開始日時を設定する。終了時刻は目安としてCP1から送られてくる。例えば、ネットワーク環境が30Mbpsの場合は2時間要する、等の情報が送られてくるので、ユーザはこれに合わせてダウンロード開始日時を設定する。なお、終了時刻になればダウンロードを終了する、という訳ではなく、そのコンテンツのダウンロードが終了するまで続ける。ただし、他のコンテンツのダウンロードや録画にできるだけ重複しないように、ダウンロード終了時刻を目安として設定しておく。図6と同様、記録した後、ネットワーク4に配信できるか否かのフラグもあり、記録が正常に終了したか否かを記録しておく。
図8は、テレビ5内のメモリ44に保存する蓄積コンテンツテーブルの例である。図7の記録予約テーブルに従ってコンテンツをダウンロードすると、ハードディスク41に蓄積されたコンテンツの情報がテーブルとしてメモリ44に保存される。
図9は、ユーザがセンタ3にアクセスするときの、テレビ5に表示される初期画面(ログイン画面)を示す。ユーザは会員ID、パスワードを入力して、ログイン可能である。その場合の認証は、センタ3の顧客管理ファイル部22と機器認証部23が行う。ユーザが非会員用の場合のメニューとして、(1)会員に加入する、(2)CPが所有するコンテンツ一覧の表示、がある。非会員でもCPが所有するコンテンツ一覧表示は許可する。CPが所有するコンテンツ一覧を非会員にも見せて、会員になるかどうかを決めてもらうためである。その他、「会員になると、コンテンツの記録や預かりサービス等、数々の特典があります」と表示し、会員になることを勧誘する。会員になるとセンタ3は会員ID、パスワードを発行し、顧客管理ファイル部22に登録する。
図10は、ユーザが会員ID、パスワードを入力し、ログインした後の画面を示す。CPが所有するコンテンツ一覧を表示することはもちろん、「お預かりしているコンテンツの一覧を見る」というメニューを表示し、ユーザ(会員)は希望すればセンタ3に預けているコンテンツをテレビ5にダウンロードすることが可能である。ユーザの預けたコンテンツがない場合は、「現在お預かりしているコンテンツはありません」と表示する。
図9、図10の表示画面のデータは、センタ3のメモリ27に格納している。
図9、図10の表示画面のデータは、センタ3のメモリ27に格納している。
本発明の第1の実施例として、前記したコンテンツダウンロードシステムにおけるコンテンツ預かりサービス(コンテンツバックアップサービス)の例を述べる。本実施例ではサービスの形態として、(1)自動的に古いコンテンツから預ける、(2)これから記録するコンテンツを預ける、(3)記録済みのコンテンツのうちユーザが選択したものを預ける、の3通りをユーザに提示し、ユーザは所望のサービスを選択するものである。
図11は、本発明によるコンテンツバックアップ方法の処理フローの一例を示す図である。
ユーザがテレビ5に対し新たにコンテンツの記録の予約をすると、テレビ5はハードディスク41の記録残容量を調べ、残容量が不足していないかどうか調べる。不足していると判断すると、センタ4に容量不足を通知する。この通知を受けるとセンタ4は、テレビ5に対するコンテンツ預かりサービス(コンテンツバックアップサービス)を開始する。以下、ステップ毎に説明する。
ユーザがテレビ5に対し新たにコンテンツの記録の予約をすると、テレビ5はハードディスク41の記録残容量を調べ、残容量が不足していないかどうか調べる。不足していると判断すると、センタ4に容量不足を通知する。この通知を受けるとセンタ4は、テレビ5に対するコンテンツ預かりサービス(コンテンツバックアップサービス)を開始する。以下、ステップ毎に説明する。
ステップ101:センタ4はテレビ5の表示部に、図12に示すようなサービス勧誘画面を表示し、コンテンツ預かりサービスを受けるかどうかユーザに尋ねる。ユーザがサービスを希望すれば(Yes)ステップ102へ進み、希望しなければ(No)本処理フローを終了する。
ステップ102:センタ4はテレビ5の表示部に、コンテンツ預かりサービスの各種形態を提示する。例えば、図13に示すように3通りのサービス形態を提示し、ユーザはこれから1つを選択する。
ステップ102:センタ4はテレビ5の表示部に、コンテンツ預かりサービスの各種形態を提示する。例えば、図13に示すように3通りのサービス形態を提示し、ユーザはこれから1つを選択する。
以下、ユーザがそれぞれのサービス形態(1)〜(3)を選択した場合について、処理フローを説明する。
<サービス形態(1)>記録したコンテンツの中で古いコンテンツから順にセンタに預ける場合である。
ステップ103:テレビ5は蓄積コンテンツテーブル(図8)を参照して、記録したコンテンツの中で一番古く記録したコンテンツを検索し表示する。
ステップ104:検索したコンテンツが、著作権法、その他の観点から、センタ3で預かっても問題ないかを判断する。預かれるものであれば(問題なければ)ステップ105へ進む。例えば、コピー制限が付与されているように預かれないものであれば(問題があれば)、ステップ103へ戻り次に古いコンテンツを検索する。
<サービス形態(1)>記録したコンテンツの中で古いコンテンツから順にセンタに預ける場合である。
ステップ103:テレビ5は蓄積コンテンツテーブル(図8)を参照して、記録したコンテンツの中で一番古く記録したコンテンツを検索し表示する。
ステップ104:検索したコンテンツが、著作権法、その他の観点から、センタ3で預かっても問題ないかを判断する。預かれるものであれば(問題なければ)ステップ105へ進む。例えば、コピー制限が付与されているように預かれないものであれば(問題があれば)、ステップ103へ戻り次に古いコンテンツを検索する。
ステップ105:テレビ5は預かりサービスを受けるコンテンツをハードディスク41から読み出し、通信送受信部31からセンタ3へ送信(アップロード)する。センタ3は、通信送受信部25にて受信した預かりコンテンツをユーザコンテンツ蓄積部26へ蓄積する。コンテンツのアップロードが正常に終了できれば、テレビ5にその旨を伝えるとともに、コンテンツ管理部21に、ユーザから預かったコンテンツの情報を保存しておく(後述、図16)。
ステップ106:アップロードが正常に終了すると、テレビ5はセンタ3に預けたコンテンツの情報をメモリ44に記録する。図14は、アップロードコンテンツテーブルの内容の一例を示す。アップロードコンテンツテーブルには、預けているコンテンツのID、コンテンツ名称、容量などが記録される。そして、ユーザは先程預けたコンテンツをハードディスク41から消去する操作を行う。そのとき制御部33は、ユーザが他のコンテンツを誤って消去しないように、ユーザが消去しようとしているコンテンツと、メモリ44に保存しているアップロードコンテンツテーブルの内容とを比較する。そして、消去しようとしているコンテンツがアップロードコンテンツテーブルに存在すれば、ユーザの操作に従いそのコンテンツの消去動作を実行する。もし該当するコンテンツが存在しなければ、図15のように、「消去しようとしているコンテンツはセンタに預かったコンテンツと違います。本当に消去してよいですか?」と確認画面(警告メッセージ)を表示する。ユーザがこれを確認し、消去してもよければ再度消去の操作を行うことで消去動作を実行する。ユーザが操作誤りであると気付いた場合には、他のコンテンツを選択し再度消去の操作を行う。ハードディスク41からコンテンツの消去を行うと、メモリ44に保存されている蓄積コンテンツテーブル(図8)から消去したコンテンツの情報を削除する。
ステップ107:テレビ5はハードディスク41からコンテンツを消去した後、ハードディスク41の残容量を調べ、記録したいコンテンツに対して容量は足りるかどうかを判断する。残容量が足りればステップ108へ進む。残容量がまだ不足していればステップ103へ戻り、さらに他のコンテンツをセンタ3に預ける。
ステップ108:ハードディスク41の残容量が足りるので、コンテンツの記録の予約を実行する。
ステップ108:ハードディスク41の残容量が足りるので、コンテンツの記録の予約を実行する。
<サービス形態(2)>これから記録しようとしているコンテンツをセンタ3に預ける場合である。
ステップ109:ユーザは、センタ3から送られるコンテンツ一覧(図6)を見て、記録したいコンテンツが他にもあればそれを選択し、記録予約テーブル(図7)に追加する。
ステップ109:ユーザは、センタ3から送られるコンテンツ一覧(図6)を見て、記録したいコンテンツが他にもあればそれを選択し、記録予約テーブル(図7)に追加する。
ステップ110:記録予約テーブルに従い、センタ3はユーザの選択したコンテンツを預かる。その際、CP1が所有するコンテンツはネットワーク4を経由して、CP2が所有するコンテンツは無線経由で、センタ3のユーザコンテンツ蓄積部26に記録する。そのためセンタ3には、無線経由で受信するためのアンテナを設置する。コンテンツの預かりが正常に終了できれば、テレビ5にその旨を伝えるとともに、コンテンツ管理部21に、ユーザから預かったコンテンツの情報を保存しておく(後述、図16)。またテレビ5ではメモリ44に、アップロードコンテンツテーブルとして、預けているコンテンツのID、コンテンツ名称、容量などを記録する(図14)。
<サービス形態(3)>ユーザが選択したコンテンツをセンタ3に預ける場合である。大切なコンテンツを信頼性の高いセンタ3のユーザコンテンツ蓄積部26に安全に預けたい場合は、この形態が有効である。
ステップ111:テレビ5は蓄積コンテンツテーブル(図8)を参照して、記録してあるコンテンツを一覧表示する。図17は、コンテンツを一覧表示し、センタ3に預けるコンテンツをユーザに選択してもらうための画面例である。
ステップ111:テレビ5は蓄積コンテンツテーブル(図8)を参照して、記録してあるコンテンツを一覧表示する。図17は、コンテンツを一覧表示し、センタ3に預けるコンテンツをユーザに選択してもらうための画面例である。
ステップ112:コンテンツ一覧を見て、ユーザが預けたいコンテンツを選択する。リモコンの上下キーで預けたいコンテンツの欄にカーソルを移動し、リモコンの決定ボタンで選択する。またコンテンツを複数選択し、最後に画面右下にある決定ボタンにカーソルを移動させ、リモコンの決定ボタンを押下すれば、複数のコンテンツを選択することも可能である。
ステップ113:選択したコンテンツが、著作権法、その他の観点から、センタ3で預かっても問題ないかを判断する。預かれないコンテンツはその旨を表示し、ユーザは選択し直す。
ステップ113:選択したコンテンツが、著作権法、その他の観点から、センタ3で預かっても問題ないかを判断する。預かれないコンテンツはその旨を表示し、ユーザは選択し直す。
ステップ114:テレビ5は預かりサービスを受けるコンテンツをハードディスク41から読み出し、センタ3へアップロードする。センタ3は、受信した預かりコンテンツをユーザコンテンツ蓄積部26へ蓄積する。アップロードが正常に終了できれば、テレビ5にその旨を伝えるとともに、コンテンツ管理部21に、ユーザから預かったコンテンツの情報を保存しておく(後述、図16)。
ステップ115:アップロードが正常に終了すると、テレビ5はセンタ3に預けたコンテンツの情報をメモリ44に記録する(図14)。そして、ユーザは先程預けたコンテンツをハードディスク41から消去する操作を行う。その際制御部33は、ユーザが消去しようとしているコンテンツと、メモリ44に保存しているアップロードコンテンツテーブルの内容とを比較し、テーブルに存在しないコンテンツについては、誤消去の確認画面(警告メッセージ)を表示する(図15)。詳細はステップ106と同様である。
ステップ116:テレビ5はハードディスク41からコンテンツを消去した後、ハードディスク41の残容量を調べ、記録したいコンテンツに対して容量は足りるかどうかを判断する。残容量が足りればステップ117へ進み、残容量がまだ不足していればステップ111へ戻り、さらに他のコンテンツをセンタ3に預ける。
ステップ117:ハードディスク41の残容量が足りるので、コンテンツの記録の予約を実行する。
ステップ117:ハードディスク41の残容量が足りるので、コンテンツの記録の予約を実行する。
図16は、センタ3がコンテンツ管理部21に保存するセンタ側預かりコンテンツテーブルの例である。テーブルには、どの会員からどんなコンテンツをいつからいつまで預かったのかを管理する。センタ3は、ユーザから預かったコンテンツのダウンロード要求があった場合には、顧客管理ファイル部22を参照し、パスワード等でユーザを確認する。そして、該当するコンテンツをユーザコンテンツ蓄積部26から読み出し、ダウンロードまたはストリ−ミングして要求元のテレビ5に送信し視聴させる。
本実施例によれば、ユーザは3通りのサービス形態から状況に応じて所望のサービスを選択することができる。なお、記録を予約したコンテンツの記録時刻が迫っている場合にサービス形態(1)(3)を選択すると、預かりコンテンツのアップロード作業のために時間を要し、予約時刻に間に合わなくなる恐れがある。その場合には、図18に示すようなサービス形態の変更依頼を表示して、ユーザにサービス形態(2)を選択してもらい、一時的にセンタ3で予約コンテンツを預かるようにするのが良い。
なお本実施例では3通りのサービス形態を説明したが、これらは一例であり、ユーザの要求に対応して適宜サービス内容を変更することができることは言うまでもない。
本発明の第2の実施例として、モバイル型機器認証デバイスを用いて、センタ3に預けたコンテンツを他の機器で視聴する場合を述べる。モバイル型機器認証デバイス(以下、モバイルキー)とは、USB接続ができ内部にはメモリを有し、デバイス自身を特定できる情報(認証用証明書)と、接続したテレビ等の機器情報(例えばメーカー名、機種番号、製造番号)を書き込んで記憶することができるモバイル型のデバイスのことである。上記4つの情報のうち、認証用証明書は正しいモバイルキーであることを示す情報であり、モバイルキーを一意に特定できるものである。これはモバイルキー出荷時に設定されている。他の機器情報(メーカー名、機種番号、製造番号)は、装置に接続した後でその装置の情報をモバイルキーに書き込む。
図19は、モバイルキー50を接続可能な端末装置(テレビ)5のブロック構成例を示す図である。認証用証明書以外まだ何も書き込まれていないモバイルキー50を機器(例えばテレビ5a)に接続し、テレビ5aを特定する機器情報(メーカー名、機種番号、製造番号)をモバイルキー50に書き込む。テレビ5aからセンタ3へ、前記実施例1に従いコンテンツを預ける。その後、そのモバイルキー50を他の機器(例えばテレビ5b)に接続すると、テレビ5bの制御部33はモバイルキー50から機器情報と認証用証明書を読み取り、通信送受信部31がセンタ3に送信して認証を受ける。これにより、モバイルキー50で特定された機器(テレビ5a)からセンタ3へアップロードしたコンテンツに関し、他の機器(テレビ5b)からのアクセスを可能とし、代行してダウンロード(視聴)することができる。
図20は、モバイルキーを用いたコンテンツバックアップ方法の処理フローの一例を示す図である。
ステップ201:機器情報が書き込まれていないモバイルキー50を自分が所有するテレビ5aに接続し、機器情報をモバイルキー50に書き込む。機器情報が書き込まれていれば、テレビ5aの機器情報と一致するか否かを確認し、一致しなければそのモバイルキー50の利用は認めない。
ステップ202:テレビ5aは、実施例1(図11)の手順でコンテンツをセンタ3に預ける。センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)には会員IDとともに、このモバイルキー50に記憶してある機器情報、認証用証明書データの少なくとも一方もあわせて記憶する。
ステップ201:機器情報が書き込まれていないモバイルキー50を自分が所有するテレビ5aに接続し、機器情報をモバイルキー50に書き込む。機器情報が書き込まれていれば、テレビ5aの機器情報と一致するか否かを確認し、一致しなければそのモバイルキー50の利用は認めない。
ステップ202:テレビ5aは、実施例1(図11)の手順でコンテンツをセンタ3に預ける。センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)には会員IDとともに、このモバイルキー50に記憶してある機器情報、認証用証明書データの少なくとも一方もあわせて記憶する。
ステップ203:モバイルキー50をテレビ5bに接続すると、テレビ5bは制御部33がモバイルキー50の機器情報、認証用証明書を読み取る。
ステップ204:テレビ5bはセンタ3にアクセスし、テレビ5aから預けたコンテンツのダウンロードを要求する。その際、モバイルキー50から読み取った機器情報、認証用証明書を通信送受信部31から送信する。
ステップ204:テレビ5bはセンタ3にアクセスし、テレビ5aから預けたコンテンツのダウンロードを要求する。その際、モバイルキー50から読み取った機器情報、認証用証明書を通信送受信部31から送信する。
ステップ205:センタ3は、テレビ5bから送られた情報(すなわちモバイルキー50からの情報)をセンタ側預かりコンテンツテーブル(図16)と照合し、テレビ5aからセンタ3へ預けられているコンテンツを特定する。
ステップ206:センタ3はテレビ5bに対して、前記コンテンツのダウンロード(視聴)を実行する。
ステップ206:センタ3はテレビ5bに対して、前記コンテンツのダウンロード(視聴)を実行する。
なお、他の機器(この場合はテレビ5b)で代行してダウンロードした場合は、センタ3のセンタ側預かりコンテンツテーブル(図16)の該当するコンテンツにフラグを立て、他の機器(テレビ5b)には再度のダウンロードをさせない、または同テーブルからコンテンツを消去する、等の手段を講じるのが好ましい。モバイルキー50の乱用を防止したい場合は、機器情報は書き換え不可能なメモリに書き込むことが望ましい。逆にモバイルキー50を複数の機器で流用することを許可するのであれば、モバイルキー50を書き換え可能なメモリで構成し、その部分に新たな機器情報を書けばよい。
モバイルキー50に機器情報を書き込むと、コンテンツを預けることができる機器は機器情報を書き込んだ機種のみとなるが、モバイルキーに機器情報書き込まない方法でも実現可能である。この場合、センタ側預かりテーブルではユーザとキーモバイル50をユーザIDとモバイルキー50の認証用証明書で対応付けることで、どの機器からでもコンテンツを預けることが可能となる。そして、別の機器にキーモバイル50を接続すると、認証用証明書でユーザを対応付け、他の機器で預けたコンテンツの視聴、ダウンロードが可能となる。モバイルキー50に機器情報を書き込まない方法だと、機器情報を改ざんされる危険がなくなるので、セキュリティレベルが向上する。
本実施例によれば、例えば自宅の機器からセンタ3に預けたコンテンツを、帰省先の実家や友人宅で視聴するなど、異なる場所での視聴が可能となる。また、機器を買い換える場合の対応も容易になる。上記ステップ202で旧機器に蓄積されたコンテンツをセンタ3に預け、ステップ203で新機器にモバイルキー50を接続すれば、旧機器や所有者の情報が特定し、ステップ204以降で、預けたコンテンツを新機器にダウンロードすることができる。また、モバイルキー50を接続しないと預けたコンテンツにアクセスできないこと、ダウンロードした後、再ダウンロードの禁止やコンテンツを削除することにより、コンテンツの不正コピーを防止できる、という効果がある。
本発明の第3の実施例として、モバイルキーの代わりにiVDR(information Versatile Disk for Removable)のような可搬性のある記憶装置を使う場合を述べる。iVDRの書き換えできない領域に認証用証明書を書き込み、これをiVDRのIDとして扱う。iVDRの容量以上のコンテンツを有しているユーザは、センタ3にコンテンツを預けて、外出先にある他の装置にiVDRを接続することで、預けてあるコンテンツを視聴したり、iVDRにダウンロード(DL)することができる。
図21は、iVDRを用いたコンテンツバックアップ方法の処理フローの一例を示す図である。
ステップ301:ユーザの装置(テレビ)5aにiVDRを接続する。
ステップ302:接続したiVDRは、ユーザIDとともにセンタ3に登録してあるかどうかを判定する。登録してあればステップ304に進み、未登録であればステップ303へ進む。
ステップ301:ユーザの装置(テレビ)5aにiVDRを接続する。
ステップ302:接続したiVDRは、ユーザIDとともにセンタ3に登録してあるかどうかを判定する。登録してあればステップ304に進み、未登録であればステップ303へ進む。
ステップ303:ユーザID毎に、iDVRの認証用証明書をiVDRのユニークなIDとして登録する。1人のユーザが複数のiVDRを有する場合があるので、その場合は複数のIDを登録する。
ステップ304:iVDRにコンテンツを記録後、他の装置5cで視聴やダウンロードしたいコンテンツをセンタ3に預ける。預けるコンテンツはiVDRに記録したものだけではなく、装置5aの内蔵ハードディスクに記録したコンテンツであっても構わない。センタ3ではコンテンツを預かると、センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)に、ユーザIDとともに接続されたiVDRの認証用証明書(iVDRのID)も記憶する。
ステップ304:iVDRにコンテンツを記録後、他の装置5cで視聴やダウンロードしたいコンテンツをセンタ3に預ける。預けるコンテンツはiVDRに記録したものだけではなく、装置5aの内蔵ハードディスクに記録したコンテンツであっても構わない。センタ3ではコンテンツを預かると、センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)に、ユーザIDとともに接続されたiVDRの認証用証明書(iVDRのID)も記憶する。
ステップ305:センタ3に預けたコンテンツを視聴するために、他の装置5cにiVDRを接続する。
ステップ306:装置5cは接続されたiVDRの認証用証明書を読んで、そのiVDRが正規なデバイスであることと、所有者であるユーザを特定する。そして、センタ3にアクセスする。センタ3は、ユーザが預けたコンテンツを特定するために、センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)を参照する。
ステップ306:装置5cは接続されたiVDRの認証用証明書を読んで、そのiVDRが正規なデバイスであることと、所有者であるユーザを特定する。そして、センタ3にアクセスする。センタ3は、ユーザが預けたコンテンツを特定するために、センタ側預かりコンテンツテーブル(図16)を参照する。
ステップ307:センタ3は、iVDRが接続されている装置5cの表示部にユーザがセンタ3に預けたコンテンツを表示する。ユーザは、所望のコンテンツを選択して視聴やダウンロードを依頼すると、センタ3は装置5c及び接続されているiVDRに対して視聴またはダウンロードを実行する。
上記実施例ではiVDRには機器情報を書き込んでいないが、実施例2と同様にiVDRの認証用証明書とともに機器情報を記録してもよい。その場合、機器情報の書き換えが不可能であれば預けることができる機器は1台だけになる。
本実施例によれば、ユーザはコンテンツを持参しなくとも、いろいろな場所や装置で視聴することができる。また、ダウンロードしたいコンテンツが大量にあって、1つのiVDRに格納できない場合にも可能となる。なお、他の装置でiVDRにダウンロードした場合は、センタ側で預かりを終了したとしてセンタ側のコンテンツを消去したり、センタ側では預かっているが再度ダウンロードさせない、等の処置を行うことが望ましい。
本発明の第4の実施例として、センタ3がコンテンツプロバイダ(CP)も兼ねる場合のコンテンツ預かりサービスの例を述べる。この場合センタ3は、CPの所有するコンテンツを含めて所有しているので、ユーザから要求されたコンテンツを直接配信することができる。さらに、ユーザからコンテンツ預かりを依頼された場合のその記憶領域、すなわち図4におけるユーザコンテンツ蓄積部26が不要になる。そして、コンテンツ管理部21にて、ユーザから預かったコンテンツを次のように管理する。
図22は、コンテンツ管理部21が保存するセンタ側蓄積コンテンツテーブルの例を示す。前記図6のコンテンツ情報に対し、コンテンツ預かりのための管理情報を追加している。預かりフラグ=1は、ユーザからコンテンツの預かりを依頼されたコンテンツであることを示し、会員IDはその依頼者を示している。図では、会員ID=30101のユーザから、センタ3が所有するコンテンツID=00001のコンテンツの預かりを依頼されていることを示す。
本実施例によれば、センタ3では、コンテンツ預かりのための新たな記憶領域を確保する必要がなく、預かりフラグを立て、会員IDを管理するだけで、ユーザが所望する預かりサービスを提供することができる。また、当然のことながら、預かりサービスの際にユーザの所有するコンテンツをセンタ3にアップロードする作業も不要となる。このように、センタ3がCPを兼用することで、システム構成の簡略化と、サービスの迅速化を図ることができる。
本発明の第5の実施例では、コンテンツ預かりサービスによる料金計算の方法を述べる。
図23は、利用容量、利用日数によって課金する処理フローの例を示す。計算のため、1GB当たり、1日の預かり価格を決めておく。なお、先月分の料金計算方法であるので、今月から預かり始めたコンテンツは対象としない。
図23は、利用容量、利用日数によって課金する処理フローの例を示す。計算のため、1GB当たり、1日の預かり価格を決めておく。なお、先月分の料金計算方法であるので、今月から預かり始めたコンテンツは対象としない。
ステップ501:料金計算となる基準日を先月末日に設定する。
ステップ502:会員IDを1つインクリメントして、次の会員IDの会員の料金を計算する。
ステップ503:1つしか預かっていない場合は1つ目の、複数預かっている場合は次のコンテンツの料金を計算する。
ステップ502:会員IDを1つインクリメントして、次の会員IDの会員の料金を計算する。
ステップ503:1つしか預かっていない場合は1つ目の、複数預かっている場合は次のコンテンツの料金を計算する。
ステップ504:センタ預かりコンテンツテーブル(図16)を参照し、預かり終了日の項を調べる。空白であれば現在まだ預かっている、ということであるので、先月末日までは預かっていたことになる。この場合、ステップ505へ進む。空白でなければ、預かりは終了しているので、ステップ507へ進み、無料か、日割り計算をする。
ステップ505:預かり開始日を調べる。先月のいずれかの日であれば預かり期間は1ケ月以内であるのでステップ509へ進み、先月1日より前であれば1ケ月以上預かっているのでステップ506へ進む。前提でも述べたように今月から預かり始めたコンテンツは対象にせず、来月に計算する。
ステップ505:預かり開始日を調べる。先月のいずれかの日であれば預かり期間は1ケ月以内であるのでステップ509へ進み、先月1日より前であれば1ケ月以上預かっているのでステップ506へ進む。前提でも述べたように今月から預かり始めたコンテンツは対象にせず、来月に計算する。
ステップ506:1ケ月分を課金する。
ステップ507:預かり終了日は基準日よりも1ケ月より以前であるかどうかを判断する。1ケ月より前であれば、ステップ508へ、そうでなければステップ509へ進む。
ステップ508:既に先月で課金は終了しているので今回は無料、と判定する。
ステップ509:預かった期間は、前回課金した後から1ケ月未満であるので、何日預かったかを計算し、記憶装置を占有した容量を考慮して、料金を日割り計算する。
ステップ507:預かり終了日は基準日よりも1ケ月より以前であるかどうかを判断する。1ケ月より前であれば、ステップ508へ、そうでなければステップ509へ進む。
ステップ508:既に先月で課金は終了しているので今回は無料、と判定する。
ステップ509:預かった期間は、前回課金した後から1ケ月未満であるので、何日預かったかを計算し、記憶装置を占有した容量を考慮して、料金を日割り計算する。
ステップ510:調査中の会員のコンテンツはすべて調査したかどうかを確認する。すべて調査していれば、ステップ511へ進み、まだコンテンツが残っていればステップ503へ戻る。
ステップ511:すべての会員の料金の計算はすんだかどうかを判定し、まだ計算していない会員が残っていればステップ502へ戻り、すべて終わっていれば本処理フローを終了する。
ステップ511:すべての会員の料金の計算はすんだかどうかを判定し、まだ計算していない会員が残っていればステップ502へ戻り、すべて終わっていれば本処理フローを終了する。
図23の処理で全会員の預かりサービスの料金が計算できたので、その料金を課金する。具体的にはユーザが登録してある金融機関の口座から引き落としたり、ユーザから振り込んでもらってもよい。計算を短縮するために預かり終了してから所定の月数が経過すれば、そのコンテンツを該テーブルから削除しても構わない。ただし後から調査できるようにログだけは残しておく。また、預かったコンテンツに権利者がいた場合は、課金のうち所定の割合をその権利者に配分する、というビジネスモデルも可能である。
1…コンテンツプロバイダCP(サーバー)、
2…コンテンツプロバイダCP(サーバー)、
3…センタ(サーバー)
4…ネットワーク、
5…端末装置(記録装置、テレビ)、
11…コンテンツ蓄積部、
21…コンテンツ管理部、
22…顧客管理ファイル部、
23…機器認証部、
24…制御部、
25…通信送受信部、
26…ユーザコンテンツ蓄積部、
27…メモリ、
31…通信送受信部、
32…無線受信部、
33…制御部、
34…コンテンツ要求部、
41…コンテンツ蓄積部(ハードディスク)、
42…入力切替部、
43…表示部、
44…メモリ、
50…モバイルキー。
2…コンテンツプロバイダCP(サーバー)、
3…センタ(サーバー)
4…ネットワーク、
5…端末装置(記録装置、テレビ)、
11…コンテンツ蓄積部、
21…コンテンツ管理部、
22…顧客管理ファイル部、
23…機器認証部、
24…制御部、
25…通信送受信部、
26…ユーザコンテンツ蓄積部、
27…メモリ、
31…通信送受信部、
32…無線受信部、
33…制御部、
34…コンテンツ要求部、
41…コンテンツ蓄積部(ハードディスク)、
42…入力切替部、
43…表示部、
44…メモリ、
50…モバイルキー。
Claims (7)
- センタから配信されたコンテンツを記録する記録装置に対するコンテンツバックアップ方法であって、
上記記録装置のコンテンツ蓄積部が新たなコンテンツを記録するための残容量が不足した場合、上記センタは上記記録装置に対し、コンテンツを代行して預かるための複数のサービス形態を提示し、ユーザにより選択されたサービス形態に従って上記センタはコンテンツをバックアップ保存することを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - 請求項1に記載のコンテンツバックアップ方法において、
前記センタが提供するサービス形態として、前記記録装置がこれから記録しようとするコンテンツを該記録装置へ配信せず、代わりに前記センタのコンテンツ蓄積部に配信すべきコンテンツをバックアップ保存することを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - 請求項2に記載のコンテンツバックアップ方法において、
前記センタが提供するサービス形態として、前記記録装置のコンテンツ蓄積部に記録してあるコンテンツのうち、古く記録されたものから順に、あるいはユーザに選択されたものを優先して預かるコンテンツの候補とし、各コンテンツについて預かっても良いか否かを判定して、預かって良いコンテンツのみを前記センタへアップロードしてバックアップ保存することを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - 請求項3に記載のコンテンツバックアップ方法において、
前記記録装置から前記センタにコンテンツをアップロードした後、前記記録装置のコンテンツ蓄積部からコンテンツを消去する際、消去しようとするコンテンツが前記センタへアップロードしたコンテンツと同一であるか否かの確認画面を表示することを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - 請求項1に記載のコンテンツバックアップ方法において、
前記記録装置またはそのユーザを特定する情報を記憶した認証デバイスを他の端末装置に接続し、
該他の端末装置は、該認証デバイスから前記記録装置またはそのユーザを特定する情報を読み取り、該読み取った情報を前記センタへ送信することで、前記センタにてバックアップ保存している前記記録装置から預かったコンテンツを上記他の端末装置にダウンロードすることを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - 請求項1に記載のコンテンツバックアップ方法において、
前記センタは前記記録装置に配信するコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部を有し、
前記記録装置からコンテンツの代行預かりの依頼を受けた場合、前記記録装置から預かり対象のコンテンツをアップロードすることなく、前記センタのコンテンツ蓄積部に蓄積している該当するコンテンツに預かりフラグを付与することで預かったコンテンツを管理することを特徴とするコンテンツバックアップ方法。 - センタから配信されたコンテンツを記録するコンテンツ記録装置において、
上記センタにコンテンツの配信を要求し、また上記センタにコンテンツの預かりを要求するコンテンツ要求部と、
配信されたコンテンツを蓄積するコンテンツ蓄積部と、
該コンテンツ蓄積部に蓄積したコンテンツの情報と、上記センタに預けたコンテンツの情報を保存するメモリと、
上記コンテンツ蓄積部へのコンテンツの記録と消去を制御する制御部とを備え、
該制御部は、上記コンテンツ蓄積部からコンテンツを消去する際、上記メモリに保存した情報を参照し、消去しようとするコンテンツが上記センタに預けたコンテンツと同一であるか否かの確認画面を表示部に表示することを特徴とするコンテンツ記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088392A JP2008250455A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | コンテンツバックアップ方法及びコンテンツ記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088392A JP2008250455A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | コンテンツバックアップ方法及びコンテンツ記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008250455A true JP2008250455A (ja) | 2008-10-16 |
Family
ID=39975368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007088392A Pending JP2008250455A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | コンテンツバックアップ方法及びコンテンツ記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008250455A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012073907A (ja) * | 2010-09-29 | 2012-04-12 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム |
JP2013525888A (ja) * | 2010-04-15 | 2013-06-20 | エムスポット インコーポレイテッド | コンピュータからモバイルハンドセットにデジタルコンテンツを転送する方法及び装置 |
WO2014076810A1 (ja) * | 2012-11-16 | 2014-05-22 | 株式会社 東芝 | 受像装置、携帯端末、サーバ、受像方法および格納方法 |
JP2016057790A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 株式会社オプテック | サービス利用料管理システム |
-
2007
- 2007-03-29 JP JP2007088392A patent/JP2008250455A/ja active Pending
Cited By (5)
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