JP2008250162A - プラズマディスプレイの駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力の抑制及び発熱の抑制等を図るとともに画質の劣化を生じない、高精細化に適した高画質な表示パネルの駆動装置を提供する。
【解決手段】画素データに応じて列電極を電源ラインに接続することにより画素データパルスを発生して列電極に印加する画素データパルス発生部と、共振パルス電源電位を発生して電源ラインに印加するとともに、所定の電力回収期間において電源ラインを介して発光セルに蓄積された電荷を回収して電力回収をなす共振パルス電源部と、映像信号における画素データに基づいて、画素データパルス発生部の予測消費電力を算出する電力予測部と、予測消費電力が所定の閾値以下である場合に、電力回収期間の経過前に電源ラインの接続を共振パルス電源部から電源へ切り替えるスイッチと、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネルの駆動装置、特に、プラズマディスプレイの駆動装置に関する。
近年、表示装置の大画面化にともなって薄型のものが要求され、各種の薄型表示デバイスが実用化されている。プラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称する)は、画素を担う複数の放電セルをマトリクス状に配列して為る薄型の表示パネルの1つとして着目されている。この際、各放電セルは、放電によって発光するものである為、所定の輝度で発光する"点灯状態"と、"消灯状態"の2状態、つまり、2階調分の輝度しか表現出来ない。そこで、このような放電セルからなるPDP10に対して、入力された映像信号に対応した中間調の輝度表示を実現させるべく、サブフィールド法を用いた階調駆動を実施する。
サブフィールド法では、1フィールドの表示期間をN個のサブフィールドに分割し、各サブフィールドに、放電セルを連続して放電せしめるべき回数を予め割り付けておく。各サブフィールド内では、入力映像信号に応じて放電セル各々を選択的に放電せしめて点灯セル状態及び消灯セル状態のいずれか一方に設定するアドレス行程と、点灯セル状態にある放電セルのみを上述した如く割り当てられている回数だけ繰り返し放電発光させる発光維持行程と、を実行する。かかる駆動によれば、1フィールド表示期間内において各発光維持行程で実施された放電発光の総数に応じた中間輝度が表現されるのである。
ここで、プラズマディスプレイ装置では、実際の画像表示を担う発光維持行程での放電の他に上記アドレス行程時においても放電が生起され、この放電に伴って流れる電流に応じた電力が消費される。この際、かかるアドレス行程において各放電セルが放電するか否かは入力映像信号に依存している。よって、表示すべき画像を指定する入力映像信号によっては、アドレス行程で消費される電力が増大する等の問題が生じていた(例えば、特許文献1)。
また、消費電力の低減などのため、放電セルに蓄積された電荷を回収して再利用する電力回収回路が設けられる場合がある(例えば、特許文献2及び特許文献3)。このような電力回収は、スイッチング素子を用いたスイッチングにより行われるが、急激で大きな電流変化のため、回路の温度上昇や、画質の劣化等の種々の悪影響が生じるという問題点も包含していた。
従って、これまで、消費電力及び発熱の抑制と高画質化とを両立させることは困難であった。
特開2004−29553号公報(第9頁、図1) 特開2005−258445号公報(第7頁、図3) 特開2000−172223号公報(第6頁、図4)
本発明は、上記問題等を解決するためになされたものであり、消費電力の抑制及び発熱の抑制等を図りつつ画質の劣化を生じない、高精細化に適した高画質な表示パネルの駆動装置を提供することを目的とする。
本発明による表示パネルの駆動装置は、表示ラインを担う複数の行電極と行電極各々に交叉して配列された複数の列電極との各交差部に画素を担う容量性の発光セルが形成されている表示パネルを映像信号に基づく画素毎の画素データに応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、画素データに応じて列電極を電源ラインに接続することにより画素データパルスを発生して列電極に印加する画素データパルス発生部と、共振パルス電源電位を発生して電源ラインに印加するとともに、所定の電力回収期間において電源ラインを介して発光セルに蓄積された電荷を回収して電力回収をなす共振パルス電源部と、映像信号における画素データに基づいて、画素データパルス発生部の予測消費電力を算出する電力予測部と、予測消費電力が所定の閾値以下である場合に、電力回収期間の経過前に電源ラインの接続を共振パルス電源部から電源へ切り替えるスイッチと、を備えている。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明による表示パネルの駆動装置を搭載したプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
このプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルとしてのPDP10と、A/D変換器1、駆動制御回路20、同期検出回路3、メモリ4、アドレスドライバ電力予測回路5、アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8からなる駆動部と、から構成されている。
PDP10は、表示画面を担う透明の前面基板上において互いに交互に、かつ平行に配置されている帯状の行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Yと、放熱板が固着されている背面基板上において上記行電極各々に交叉して配置されている帯状の列電極D1〜Dmとを備えている。列電極D、行電極X及びYは放電空間に対して誘電体層で被覆されており、各行電極対と列電極との交差部に画素を担う放電セルが形成される構造となっている。尚、行電極X及び行電極Yの一対にて1表示ライン分の表示を担う。
A/D変換器1は、駆動制御回路20から供給されるクロック信号に応じて、入力されたアナログの入力映像信号をサンプリングしてこれを各画素に対応した例えば8ビットの画素データPDに変換する。データ変換回路30は、かかる8ビットの画素データPDを14ビットの画素駆動データGDに変換する。
図2は、かかるデータ変換回路30の内部構成を示す図である。
図2において、第1データ変換回路32は、A/D変換器1から順次供給されてくる8ビットの画素データPDを、図3に示されるが如き変換特性に基づいて(14×16)/255、つまり224/255にした8ビット(0〜224)の変換画素データPDHに変換し、これを多階調化処理回路33に供給する。この変換特性は、画素データPDのビット数 、及び多階調化処理回路33の多階調化処理による圧縮ビット数、並びに表示階調数に応じて設定される。かかる第1データ変換回路32によるデータ変換により、以下に説明する多階調化処理回路33での輝度飽和の発生及び表示階調がビット境界にない場合に生じる表示特性の平坦部の発生(すなわち、階調歪みの発生)を防止する。
多階調化処理回路33は、上記第1データ変換回路32から供給された変換画素データPDHに対して誤差拡散処理及びディザ処理等の多階調化処理を施す。これにより、多階調化処理回路33は、視覚上における輝度の階調表現数を略256階調に維持しつつもそのビット数を4ビットに圧縮した多階調化画素データPDSを得る。例えば、上記誤差拡散処理では、上記変換画素データPDHの上位6ビット分を表示データ、残りの下位2ビット分を誤差データとして夫々分離する。そして、周辺画素各々に対応した上記変換画素データPDHから求められた誤差データを夫々重み付け加算したものを、上記表示データに反映させる。かかる動作により、原画素における下位2ビット分の輝度が上記周辺画素により擬似的に表現され、それ故に8ビットよりも少ない6ビット分の表示データにて、上記8ビット分の画素データと同等の輝度階調表現が可能になるのである。次に、この誤差拡散処理によって得られた6ビットの誤差拡散処理画素データにディザ処理を施す。ディザ処理では、互いに隣接する複数の画素を1画素単位とし、この1画素単位内の各画素に対応した上記誤差拡散処理画素データに、互いに異なる係数値からなるディザ係数を夫々割り当てて加算してディザ加算画素データを得る。かかるディザ係数の加算によれば、上記1画素単位で眺めた場合には上記ディザ加算画素データの上位4ビット分だけでも8ビットに相当する輝度を表現することが可能となる。そこで、多階調化処理回路33は、上記ディザ加算画素データからその上位4ビット分を抽出したものを多階調化画素データPDSとして、これを第2データ変換回路(1)34及び第2データ変換回路(2)35の各々に供給する。
第2データ変換回路(1)34は、4ビットの上記多階調化画素データPDSを図4に示されるが如き変換テーブルに従って14ビットの画素駆動データGDaに変換し、これをセレクタ36に供給する。第2データ変換回路(2)35は、4ビットの上記多階調化画素データPDSを図5に示されるが如き変換テーブルに従って14ビットの画素駆動データGDbに変換し、これをセレクタ36に供給する。
セレクタ36は、駆動制御回路20から論理レベル「0」のアドレス電力抑制信号APCが供給された場合には上記画素駆動データGDa及びGDbの内からGDaを選択しこれを画素駆動データGDとしてメモリ4に供給する。一方、論理レベル"1"のアドレス電力抑制信号APCが供給された場合には、セレクタ36は、上記画素駆動データGDbを選択しこれを画素駆動データGDとしてメモリ4に供給する。
メモリ4は、14ビットの上記画素駆動データGDを、駆動制御回路20から供給された書込信号に従って順次書き込む。そして、1画面(n行、m列)分の画素駆動データGD1、1〜GDnmの書き込みが終了すると、メモリ4は、駆動制御回路20から供給された読出信号に従ってその書き込まれたデータを以下の如く読み出す。すなわち、メモリ4は、画素駆動データGD1、1〜GDnm各々を各ビット桁(第1〜第14ビット)毎に1表示ライン分ずつ読み出し、これを画素駆動データビットDB1〜DB(m)としてアドレスドライバ6に供給する。つまり、メモリ4は、後述するサブフィールドSF1では画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第1ビットのみを1表示ライン分ずつ読み出し、これを画素駆動データビットDB1〜DB(m)としてアドレスドライバ6に供給する。又、サブフィールドSF2では、メモリ4は、画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第2ビットのみを1表示ライン分ずつ読み出し、これを画素駆動データビットDB1〜DB(m)としてアドレスドライバ6に供給する。又、サブフィールドSF3では、メモリ4は、画素駆動データGD1、1〜GDnm各々の第3ビットのみを1表示ライン分ずつ読み出し、これを画素駆動データビットDB1〜DB(m)としてアドレスドライバ6に供給する。そして、サブフィールドSF4以降のサブフィールドにおいても同様に、メモリ4は、画素駆動データGD1、1〜GDnm各々における各サブフィールドに対応したビットのみを1表示ライン分ずつ読み出し、これを画素駆動データビットDB1〜DB(m)としてアドレスドライバ6に供給するのである。
アドレスドライバ6は、メモリ4から供給された画素駆動データビットDB1〜DB(m)に応じて1表示ライン分のm個の画素データパルスを発生し、夫々、列電極D1〜Dmの各々に印加する。
図6は、かかるアドレスドライバ6の内部構成を示す図である。
図6に示す如く、アドレスドライバ6は、少なくとも1つ(p個)の共振パルス電源回路21(1),21(2),...,21(j),...,21(p)と、それぞれが当該共振パルス電源回路に対応する少なくとも1つ(p個)の画素データパルス発生回路22(1),22(2),...,22(j),...,22(p)から構成されている。
図8は、共振パルス電源回路21(j)及び画素データパルス発生回路22(j)(j=1, 2, ... , p)の実装形態を模式的に示す図である。
なお、以下においては、複数の共振パルス電源回路21(j)及びこれらに対応する複数の画素データパルス発生回路22(j)が設けられている場合について説明するが、各々1つである場合にも適用が可能である。また、共振パルス電源回路、画素データパルス発生回路等について、共振パルス電源回路21(j)、画素データパルス発生回路22(j) 等(ここで、j=1, 2, ... , p)として一般的に説明する。
共振パルス電源回路21(j)は、回路基板(図示しない)上に実装され、それぞれが放熱板101の一方の面に固着されている。また、放熱板101の他方の面には、列電極D1〜Dmが配列されている背面基板100が固着されている。
共振パルス電源回路21(j)が実装された回路基板と背面基板100とはフレキシブルケーブルFL(j)にて接続されている。画素データパルス発生回路22(j)はICチップ化され、ドライバICモジュール(以下、単に、ドライバモジュールDMともいう。)22(j)としてフレキシブルケーブルFLj上に設けられている。すなわち、ドライバICモジュール(DM)22(j)の各々はフィルム基板上に実装された、テープキャリアパッケージ(TCP:Tape Carrier Package)技術を用いて実装されている。そして、1の共振パルス電源回路21(j)及び1の画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)の対によって1のアドレスドライバ要素6(j)が構成され、アドレスドライバ要素6(1),アドレスドライバ要素6(2),...,アドレスドライバ要素6(p)によってアドレスドライバ6が構成されている。なお、以下の説明においては、アドレスドライバ要素6(j)についても、単に、アドレスドライバ6(j)と略記し、当該アドレスドライバ要素6(j)(j=1〜p)の全体についてはアドレスドライバ6と表記する。
なお、フレキシブルケーブルFL(j)内には図6に示す電源ライン2(j)に相当する電源ライン、並びに、画素データパルス発生回路22(j)が発生した画素データパルスを列電極Dj1〜Dj2の各々に伝送するための(j2−j1+1)個の伝送ラインが設けられている。
なお、アドレスドライバ6(j)として、PDP10の列電極Dj1〜Dj2へ画素データパルスを供給するとして説明した。しかしながら、アドレスドライバ6(j)(j=1, 2, ... , p)の各々が担う列電極は同数である必要はない。すなわち、アドレスドライバ6(j)の各々が画素データパルスを供給する列電極の数(j2−j1+1)は、同数であってもよく、あるいはアドレスドライバ6(j)ごとに互いに異なっていても良い。
共振パルス電源回路21(j)(j=1, 2, ... , p)の各々は、直流電源B1、コンデンサC1、スイッチング素子SW1〜SW3、コイルL1及びL2、ダイオードDD1及びDD2からなり、互いに同一の回路構成を有する。コンデンサC1は、その一端がPDP10の接地電位としてのPDP接地電位Vsに接地されている。
スイッチング素子S1は、上記駆動制御回路20から論理レベル「0」のスイッチング信号SW1が供給されている間はオフ状態にある。一方、スイッチング信号SW1の論理レベルが「1」である場合には、スイッチング素子S1はオン状態となり、上記コンデンサC1の他端に生じた電位をコイルL1及びダイオードDD1を介して電源ライン2(j)上に印加する。スイッチング素子S2は、駆動制御回路20から論理レベル「0」のスイッチング信号SW2が供給されている間はオフ状態にある。一方、スイッチング信号SW2が論理レベル「1」である場合には、スイッチング素子S2はオン状態となり、電源ライン2上の電位をコイルL2及びダイオードDD2を介してコンデンサC1の他端に印加する。この際、コンデンサC1は、電源ライン2(j)上の電位によって充電される。スイッチング素子S3は、駆動制御回路20から論理レベル「0」のスイッチング信号SW3が供給されている間はオフ状態にある。一方、スイッチング信号SW3が論理レベル「1」である場合には、スイッチング素子S3はオン状態となり、直流電源B1が発生した直流の電源電位Vaを電源ライン2上に印加する。
共振パルス電源回路21(j)(j=1, 2, ... , p)の各々は、図7の駆動行程G1〜G3にて示されるシーケンスにてスイッチング素子S1〜S3を駆動すべく駆動制御回路20から供給されたスイッチング信号SW1〜SW3に応じて、所定振幅を有する共振パルス電源電位を発生し、これを電源ライン2 (j)(j=1, 2, ... , p)の各々に印加する。
先ず、図7に示す駆動行程G1では、スイッチング素子S1〜S3の内のスイッチング素子S1のみがオン状態となり、コンデンサC1に蓄えられていた電荷が放電する。この際、画素データパルス発生回路22(j)のスイッチング素子SZ1がオン状態にあると、上記放電に伴う放電電流は図6に示す如きスイッチング素子S1、コイルL1、及びダイオードDD1からなる放電電流路、電源ライン2、及びスイッチング素子SZ1を介してPDP10の列電極Dに流れ込む。かかる放電電流により、列電極Dに寄生する負荷容量C0が充電され、この負荷容量C0内に電荷の蓄積が為される。そして、コイルL1及び負荷容量C0による共振作用により、電源ライン2(j)上の電位が徐々に上昇し、コンデンサC1の一端の電位Vcの2倍の電位を有する電位Vaに到達する。この際、電源ライン2(j)上での緩やかな電位上昇部分が、上記共振パルス電源電位のフロントエッジ部となる。
次に、駆動行程G2では、スイッチング素子S1〜S3の内のスイッチング素子S3のみがオン状態となり、直流電源B1による直流の電位Vaがスイッチング素子S3を介して電源ライン2上に印加される。この際、画素データパルス発生回路22(j)のスイッチング素子SZ1がオン状態にあると、直流の電位Vaに基づく電流がスイッチング素子SZ1を介してPDP10の列電極Dに流れ、この列電極Dに寄生する負荷容量C0が充電される。かかる充電により、負荷容量C0には電荷の蓄積が為される。
そして、駆動行程G3では、スイッチング素子S1〜S3の内のスイッチング素子S2のみがオン状態となり、列電極Dに寄生する負荷容量C0が放電を開始する。かかる放電により、列電極D、スイッチング素子SZ1、電源ライン2、更に、コイルL2、ダイオードDD2及びスイッチング素子S2からなる充電電流路を介してコンデンサC1に電流が流れ込む。すなわち、PDP10の負荷容量C0に蓄積されていた電荷が共振パルス電源回路21(j)のコンデンサC1に回収されるのである。このとき、コイルL2及び負荷容量C0で決まる時定数により、電源ライン2(j)上の電位は徐々に低下する。この際、電源ライン2上での緩やかな電位下降部分が、上記共振パルス電源電位のリアエッジ部となる。
共振パルス電源回路21(j)(j=1, 2, ... , p)の各々は、上述した如き駆動シーケンス(G1〜G3)の実行によって生成された共振パルス電源電位を電源ライン2(j)(j=1, 2, ... , p)を介して画素データパルス発生回路22(j)(j=1, 2, ... , p)の各々に供給する。
画素データパルス発生回路22の動作について以下に説明する。なお、上記したように、画素データパルス発生回路(ドライバICモジュール)22(j)の動作として一般的に説明する。すなわち、ここで、jは1,2,・・・,pの何れかであり、画素データパルス発生回路22(j)に接続された列電極(第j1〜第j2列電極)は適宜定めることができる。
画素データパルス発生回路22(j)は、メモリ4から供給された画素駆動データビットDB(j1)〜DB(j2)に応じて、夫々独立してオン・オフ制御されるスイッチング素子SZ1j1〜SZ1j2及びSZ0j1〜SZ0j2からなる。スイッチング素子SZj1〜SZ1j2の各々は、夫々に供給された画素駆動データビットDB(j1)〜DB(j2)が論理レベル「1」である場合にオン状態となり、電源ライン2(j)を介して共振パルス電源回路21(j)から供給された上記共振パルス電源電位をPDP10の列電極Dj1〜Dj2に印加する。スイッチング素子SZ0j1〜SZ0j2の各々は、画素駆動データビットDB(j1)〜DB(j2)が論理レベル「0」である場合にオン状態となり、列電極Dj1〜Dj2上の電位を強制的にPDP接地電位Vsにする。かかる動作により、画素データパルス発生回路22(j)は、画素駆動データビットDB(j1)〜DB(j2)が論理レベル「1」である場合に限り高電圧の画素データパルスを発生して列電極Dj1〜Dj2に夫々印加する。尚、画素駆動データビットDB(j1)〜DB(j2)が論理レベル「0」である場合には画素データパルス発生回路22(j)は、低電位(0ボルト)を夫々列電極Dj1〜Dj2に印加する。
アドレスドライバ電力予測回路5は、上記画素駆動データビットDBに基づいてアドレスドライバ6の画素データパルス発生回路22(j)(j=1, 2, ... , p)の各々において消費されるであろう予測消費電力を測定し、この予測消費電力を表す予測アドレス電力値WP(j)を駆動制御回路20に供給する。すなわち、アドレスドライバ6(j)の画素データパルス発生回路(ドライバICモジュール)22(j)において消費されるであろう予測消費電力を測定し、これらの予測消費電力を表す予測アドレス電力値WP(j)の各々を駆動制御回路20に供給する。
例えば、アドレスドライバ電力予測回路5は、先ず、1画面分(n行、m列)、すなわち1フィールド分の画素駆動データビットDB1、1〜DBnmに基づいて、第j画素データパルス発生回路22(j)(j=1, 2, ... , p)が担う画素駆動データビットDB1、j1〜DBnj2の各々を図9に示す如きn行、(j2−j1+1)列のデータビット行列DB(nj)と捉える(すなわち、j=j1〜j2)。そして、アドレスドライバ電力予測回路5は、データビット行列DB(nj)における各行毎に、論理レベル1となるデータビットDBの総数を以下の如く求めて、当該パルス数合計PN(j)を得る。
Figure 2008250162
また、アドレスドライバ電力予測回路5は、上記データビット行列DB(nj)における各行毎に、互いに横方向に隣接する2つのデータビットDB同士が互いに異なる論理レベルとなる総数を以下の如く求めて横変化合計QN(j)を得る。
Figure 2008250162
ここで、 N=1,2,...,nである。
又、アドレスドライバ電力予測回路5は、データビット行列DB(nj)において、互いに縦方向に隣接する2つのデータビットDB同士が互いに異なる論理レベルとなる総数を以下の如く各行毎に求めて縦変化合計RN(j)を得る。
Figure 2008250162
ここで、 N=1,2,...,n−1である。
又、アドレスドライバ電力予測回路5は、データビット行列DB(nj)において、互いに隣接する縦方向及び横方向の双方においてデータビットDB同士が互いに異なる論理レベルとなる総数を以下の如く各行毎に求めて縦横変化合計SN(j)を得る。
Figure 2008250162
ここで、 N=1,2,...,n−1である。
次に、アドレスドライバ電力予測回路5は、第j画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)についての上記パルス数合計PN(j)、横変化合計QN(j)、縦変化合計RN(j)、及び縦横変化合計SN(j)を用いた下記演算により、直流駆動電力パラメータAN(j)、及び共振駆動電力パラメータBN(j)を夫々求める。
N(J)=(CAS・RN(j)+CAA・SN(j))/2
N(J)=CK+[CAS(PN(j)+PN+1(j))+CAA(QN(j)+QN+1(j))]/2

AS:列電極及び行電極間容量
AA:列電極間容量
K:アドレスドライバ6の電源及びGND間容量
尚、共振駆動電力パラメータBN(j)は、図6に示す如きアドレスドライバ6内の電源ライン2(j)に共振パルス電源電位が印加されている時に画素データパルス発生回路22(j)において消費される消費電力を表すものである。一方、直流駆動電力パラメータAN(j)は、上記共振パルス電源電位が直流化した際に画素データパルス発生回路22(j)において消費される消費電力を表すものである。
アドレスドライバ電力予測回路5は、上記直流駆動電力パラメータAN(j)及び共振駆動電力パラメータBN(j)の二乗平均に基づく下記演算により1フィールド(SF1〜SF14)あたりの予測アドレス電力値WP(j)を求める。
Figure 2008250162
ここで、 B:共振係数
V:画素データパルスDPの電圧
F:フィールド周波数
SF:サブフィールド

アドレスドライバ電力予測回路5は、算出した予測アドレス電力値WP(j)の各々を駆動制御回路20に供給する。
[電力回収タイミングの変更]
駆動制御回路20は、上記予測アドレス電力値WP(j)(ここで、j=1, 2, ... , p)の各々についての所定閾電力WTH(j)と比較する。すなわち、駆動制御回路20は、電力負荷値を表す予測アドレス電力値WP(j)が当該画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)の閾電力WTH(j)以下であるか否かを判別し、閾電力WTH(j)以下である場合には、軽負荷であり、電力回収タイミングの変更を行うことを示す論理レベル「1」の電力回収タイミング変更信号PRC(j)を生成する。一方、予測アドレス電力値WP(j)が閾電力WTH(j)を超える場合には、重負荷であり、電力回収タイミングの変更を行わないことを示す論理レベル「0」の電力回収タイミング変更信号PRC(j)を生成し、アドレスドライバ6に供給する。
ここで、重負荷時及び軽負荷時における共振波形及び電力回収タイミングの変更について図面を参照して説明する。図10は重負荷時、すなわち、予測アドレス電力値WP(j) が当該画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)の閾電力WTH(j) を超える場合の、共振パルス電源回路21(j)の共振波形及び電力回収タイミングを模式的に示している。
図10及び図6に示すように、1のサブフィールド(第jサブフィールド:SF(J)とする)の期間において、スイッチング信号SW2(スイッチング素子S2)はOFFとされ、SW3(スイッチング素子S3)はONとされて直流電源B1による直流電位Vaが電源ライン2(j)に印加される。なお、ここで、スイッチング信号SW1は常時ON(又はスイッチング素子S1は設けられていない)として説明する。
すなわち、電源ライン2(j)の電位(共振波形)は電位Vaに維持される。この期間、クロック信号に応じて、各走査ライン(n行)に対応する画素駆動データDBがドライバモジュール(画素データパルス発生回路)22(j)の各々に設けられたラッチ回路(図示しない)に取り込まれる(アドレス期間:Tadr)。すなわち、走査ライン(n行)に対応する数のクロックにより画素駆動データDBが取り込まれる。
当該アドレス期間の経過後、時刻T1において、SW3はOFFとされ、SW2はONとされ、ドライバモジュール(画素データパルス発生回路)22(j)へのクロック信号(CLK)の供給は停止される(あるいは、ディスエーブルされる)。これにより、電源ライン2(j)の電位は、共振パルス電源回路21(j)のLC回路の時定数に応じて低下する。
所定時間経過後、時刻T2において、ラッチイネーブル信号によってラッチ回路から出力され、書き込みが行われることによって画像表示がなされる。また、これと同時に画素データパルス発生回路22(j)において、スイッチSZ0の作動によって電源ライン2(j)は接地(Vs:接地電位)される。
その後、時刻T3において、SW2はOFFとされ、電源ライン2(j)の電位は、共振パルス電源回路21(j)のLC回路の時定数に応じて上昇する。
その後、時刻T4において、SW2はOFFとされ、SW3はONとされて直流電源B1による直流電位Vaが電源ライン2(j)に印加される。すなわち、時刻T3〜T4において、PDP10の負荷容量C0内に蓄積された電荷が、アドレス電極Dを介して共振パルス電源回路21内に形成されているコンデンサC1に回収される(電力回収期間)。
次に、軽負荷時、すなわち、予測アドレス電力値WP(j) が当該画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)の閾電力WTH(j)以下である場合の、共振パルス電源回路21(j)の共振波形及びクロック信号について、図11を参照して説明する。なお、比較のため、軽負荷時の共振波形(実線)に加えて重負荷時における共振波形(一点鎖線)を示している。
軽負荷時においては、回収電力量が小さいことに起因して、時刻T3'〜T4における電力回収期間において、共振波形(電源ライン2(j)の電位)にリンギングが生じる。上記した直流電位Va(直流電源B1)は数十ボルト程度(例えば、60V)であり、当該電源ライン2(j)の電位のリンギングは振幅で数十ボルトに及ぶ場合がある。一方、クロック信号(CLK)の振幅は数ボルト程度(例えば、3.3V)であり、当該リンギングにより、クロック信号(CLK)にノイズが発生する。すなわち、クロック信号(CLK)が停止(あるいは、ディスエーブル)されている期間である時刻T3'〜T4において、当該リンギングに誘起されたクロック信号が生じる。
すると、当該誘起クロック信号により、意図しないタイミングで画素データパルス発生回路22(j)によるデータ取り込みが行われることになり、画像表示に異常が生じることになる。
このような軽負荷時における共振波形(電源ライン2(j)の電位)のリンギングは、ノイズフィルタ等を設けることによって除去することは可能であるが、共振波形が理想的な曲線からずれてしまい、望ましい電力回収が行えない、また、フィルタ回路を設けることによって回路規模が大きくなってしまい、現実的には困難である。
図12は、本実施例のタイミング制御を模式的に示す図である。すなわち、図12は、軽負荷時において、電源ライン2(j)を直流電位Vaに接続する時間(タイミング)を早めた場合を示している。具体的には、直流電位Vaへの接続タイミングを時刻T4からdT(絶対値)の時間だけ早めてT5において、電源ライン2(j)に電位Vaを印加するようにしている。
より詳細には、駆動制御回路20には、タイミング確定器15が設けられている。タイミング確定器15は、アドレスドライバ電力予測回路5から供給された予測アドレス電力値WP(j)の各々に基づいて、画素データパルス発生回路22(j)の各々について電源ライン2(j)の接続切り替えのタイミングを確定する。
より具体的には、上記したように、駆動制御回路20は、予測アドレス電力値WP(j)が当該画素データパルス発生回路22(j)の閾電力WTH(j)以下であるか否かの判別によって軽負荷であるか否かを判別する。そして、軽負荷(閾電力WTH(j)以下)であると判別された画素データパルス発生回路に対応する電源ライン2(j)について接続タイミングを時間dTだけ早める(時刻T5において接続する)制御を行う。
一方、軽負荷ではない、と判別された画素データパルス発生回路については、所定の電力回収期間期間(共振期間)経過時点(時刻T4)において電源ライン2(j)を直流電位Vaに接続する。
かかる動作によって、軽負荷であると判別された画素データパルス発生回路に対応する電源ライン2(j)の電位は強制的に直流電位Vaとされるため、共振波形にリンギングが生じることによって誤ったクロック信号が誘起され、アドレス書き込みにおける誤動作が生じることを回避することができる。また、アドレス書き込みにおける誤動作のみならず、当該リンギングによる他の回路部分(スイッチング素子等)への影響をも回避することができる。従って、画像にノイズが生じたり、画質が劣化するなど、画像表示に異常が生じることを回避することができる。
なお、さらに、軽負荷時においては、そもそも電力消費は少ないので、従来の電力回収回路における発熱などの問題も少ない。
すなわち、軽負荷時においては、後続するサブフィールド(第(J+1)サブフィールド:SF(J+1))のアドレス期間(Tadr)の開始が時間dTだけ早められ、当該時刻T5から後続サブフィールドのアドレス期間(Tadr)が開始するように動作させることができる。あるいは、クロック信号の供給(あるいはクロック・イネーブル)については、時刻T4から開始し、後続サブフィールドのアドレス期間(Tadr)が時刻T4から開始されて画素駆動データDBのドライバモジュール(画素データパルス発生回路)22(j)への取り込みが時刻T4からなされるように動作させることもできる。
かかる接続タイミングの制御は、画素データパルス発生回路(ドライバモジュール)22(j)の各々について、個別に行われる。すなわち、例えば、予測アドレス電力値WP(q)が閾電力WTH(q)以下である(軽負荷)と判別された画素データパルス発生回路22(q)により駆動されるパネル部分(第1行〜第n行、第q1列〜第q2列)ごとに、かかるタイミング変更制御が行われるのである。従って、当該パネル部分ごとにノイズや画質劣化などの画像表示の異常を防止することができる。
本実施例の改変例について以下に説明する。上記実施例においては、電源ライン2(j)を直流電位Vaに接続するタイミングをdT(絶対値)だけ早めているが、かかる時間dTの制御を、予測アドレス電力値WP(j)の大きさに応じて変更して行うようにすることができる。すなわち、タイミング確定器15は、負荷値、すなわち、予測アドレス電力値WP(j)が小さいほどdTを大きくする(つまり、接続タイミングをより早める)タイミング確定をなすように構成することができる。また、さらに、タイミング確定器15は、予測アドレス電力値WP(j)の大きさに応じて、段階的にdTを変更するように構成することができる。例えば、予測アドレス電力値WP(j)を段階別に分類し、予測アドレス電力値WP(j)が小さくになるに従い、dT1,dT2,・・・,dTk(dT1<dT2<・・・<dTk)とdTを変更する(大きくする)ように構成することができる。
以上、詳細に説明したように、図1に示すプラズマディスプレイ装置において、画素データに基づき画素データパルス発生回路22(j)の各々において消費されるであろう予測消費電力WP(j)を求め、閾電力WTH(j)以下である場合には、軽負荷であると判別する。そして、軽負荷時においては、電源ライン2(j)を直流電位Vaに接続するタイミングをdT(絶対値)だけ早めている。従って、軽負荷時において共振波形(電源ライン2(j))にリンギングが生じることを回避することができ、アドレス書き込み等における誤動作を回避することができる。
従って、本発明によれば、従来の電力回収回路における回路の温度上昇や、画質の劣化等の種々の悪影響を排除することができる。そして、消費電力及び発熱の抑制等を図りつつ画質の劣化を生じない、高精細化に適した高画質な表示パネルの駆動装置を提供することができる。
尚、上記実施例においては、アドレス行程Wcでの各放電セルの設定方法として、予め全放電セル内に壁電荷を形成させておき、画素データに応じて選択的にその壁電荷を消去する、いわゆる選択消去アドレス法を採用した場合について述べた。
しかしながら、本発明は、画素データに応じて各放電セル内に選択的に壁電荷を形成させるようにした、いわゆる選択書込アドレス法を採用した場合についても同様に適用可能である。
また、図6に示す共振パルス電源回路21では、スイッチング素子S1、コイルL1及びダイオードDD1からなる放電電流路と、コイルL2、ダイオードDD2及びスイッチング素子S2からなる充電電流路との各々にコイルを設けたが、図13に示す如く、放電電流路及び充電電流路各々で1つのコイル(LL)を共有しても良い。
さらに、上記した実施例において示した数値等は例示に過ぎず、適宜変更して本発明を適用することができる。また、上記した実施例、改変例を適宜変更して、あるいは適宜組み合わせて適用するようにしてもよい。
本発明による表示パネルの駆動装置を搭載したプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。 図1に示すプラズマディスプレイ装置におけるデータ変換回路の内部構成の一例を示す図である。 図2に示される第1データ変換回路におけるデータ変換特性を示す図である。 第2データ変換回路(1)における変換テーブルと、その変換テーブルによって変換された画素駆動データGDaに基づいて実施される駆動パターンの一例を示す図である。 第2データ変換回路(2)における変換テーブルと、その変換テーブルによって変換された画素駆動データGDbに基づいて実施される駆動パターンの一例を示す図である。 図1に示されるアドレスドライバの内部構成を示す図である。 アドレスドライバの内部動作を説明する為の図である。 複数の共振パルス電源回路及び対応する画素データパルス発生回路の実装形態を模式的に示す図である。
アドレスドライバの実装形態を示す図である。
n行、j列のデータビット行列DB(nj)を表す図である。 重負荷時、すなわち、予測アドレス電力値WP(j) が閾電力WTH(j) を超える場合の共振波形及び電力回収タイミングを模式的に示す図である。 軽負荷時、すなわち、予測アドレス電力値WP(j) が閾電力WTH(j) 以下である場合の共振波形及び電力回収タイミングを模式的に示す図である。 本実施例のタイミング制御を模式的に示す図であり、軽負荷時において、電源ライン2(j)を直流電位Vaに接続するタイミングが時間dTだけ早められている場合について示している。 共振パルス電源回路の他の構成を示す図である。
符号の説明
5 アドレスドライバ電力予測回路
6 アドレスドライバ
10 PDP
15 タイミング確定器
20 駆動制御回路
21 電源回路
22 画素データパルス発生回路
34,35 第2データ変換回路(1) ,(2)
36 セレクタ

Claims (4)

  1. 表示ラインを担う複数の行電極と前記行電極各々に交叉して配列された複数の列電極との各交差部に画素を担う容量性の発光セルが形成されている表示パネルを映像信号に基づく画素毎の画素データに応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、
    前記画素データに応じて前記列電極を電源ラインに接続することにより画素データパルスを発生して前記列電極に印加する画素データパルス発生部と、
    共振パルス電源電位を発生して前記電源ラインに印加するとともに、所定の電力回収期間において前記電源ラインを介して前記発光セルに蓄積された電荷を回収して電力回収をなす共振パルス電源部と、
    前記映像信号における前記画素データに基づいて、前記画素データパルス発生部の予測消費電力を算出する電力予測部と、
    前記予測消費電力が所定の閾値以下である場合に、前記電力回収期間の経過前に前記電源ラインの接続を前記共振パルス電源部から電源へ切り替えるスイッチと、を備えたことを特徴とする表示パネルの駆動装置。
  2. 前記予測消費電力の大きさに応じて前記電源ラインの前記共振パルス電源部から前記電源への接続切り替えタイミングを確定するタイミング確定器を有することを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
  3. 前記タイミング確定器は、前記予測消費電力の大きさに応じて前記接続切り替えタイミングが段階的であるように確定することを特徴とする請求項2記載の駆動装置。
  4. 前記画素データパルス発生部は複数の画素データパルス発生回路からなり、前記共振パルス電源部は前記複数の画素データパルス発生回路に対応する複数の共振パルス電源回路からなり、前記電力予測部は前記複数の画素データパルス発生回路の各々について予測消費電力を算出し、前記スイッチは前記予測消費電力が所定の閾値以下である画素データパルス発生回路について、前記電源ラインの接続切り替えをなすことを特徴とする請求項1記載の駆動装置。
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