JP2008250123A - 色分解光学系および撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのプリズム間の空気界面での反射に起因して生ずるゴーストを従来に比べて効果的に低減することができるようにする。
【解決手段】第1のプリズム10で青色光、第2のプリズム20で赤色光、第3のプリズム30で緑色光を取り出す構成とされ、第1のプリズム10における青色光反射ダイクロイック膜DB2が形成された面12と第2のプリズム20における光の入射面21とが空気間隔10AGを空けて互いに対向するようにして配置されている。第2のプリズム20の入射面21に、青色光反射ダイクロイック膜DB2を透過した特定波長域の光の反射を低減する界面反射防止用の反射防止膜AR2が形成されている。界面反射防止用の反射防止膜AR2は、特定波長域の光として、少なくとも500nm以上550nm以下の波長域の光の反射を低減する特性を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射光を複数の色光に分解する色分解光学系、およびその色分解光学系を備えた撮像装置に関する。
一般に、テレビカメラやビデオカメラ等の撮像装置には、色分解光学系が備えられている。図10は、従来の色分解光学系の構成例を示している。この色分解光学系101は、撮影レンズ102を介して入射した入射光Lを青色光LB、赤色光LR、および緑色光LGの3つの色光成分に分解するものである。色分解光学系101によって分解された各色光に対応する位置には、CCD(Charge Coupled Device)等の各色光用の撮像素子4B,4R,4Gが配置される。この色分解光学系101は、フィリップス型色分解光学系と呼ばれるものであり、光軸Z1に沿って光の入射側から順に、IR(赤外)カットフィルタ103と、第1のプリズム110と、第2のプリズム120と、第3のプリズム130とを備え、第1のプリズム110で青色光LB、第2のプリズム120で赤色光LR、第3のプリズム130で緑色光LGを取り出す構成とされている。
第1のプリズム110の反射・透過面111には、青色光反射ダイクロイック膜DB1が形成されている。第2のプリズム120の反射・透過面122には、赤色光反射ダイクロイック膜DR1が形成されている。第1のプリズム110と第2のプリズム120は、第1のプリズム110における青色光反射ダイクロイック膜DB1が形成された面111と第2のプリズム120における光の入射面121とが空気間隔110AGを空けて互いに対向するようにして配置されている。第2のプリズム120の入射面121には、入射した光の反射を低減する反射防止膜AR1が形成されている。
また、第1のプリズム110の光射出面にはトリミングフィルタ151が設けられている。トリミングフィルタ151の光射出面にはダイクロイック膜151Aが形成されている。同様に、第2のプリズム120の光射出面にはダイクロイック膜152Aが形成されたトリミングフィルタ152が設けられ、第3のプリズム130の光射出面にはダイクロイック膜153Aが形成されたトリミングフィルタ153が設けられている。トリミングフィルタ151,152,153は、分光特性を理想とする特性に近づけるために設けられており、青色光反射ダイクロイック膜DB1と赤色光反射ダイクロイック膜DR1とでは十分に整形できなかった波長成分の分光特性を整える役割を持つ。
図12は、一般にカラー撮像系で理想とされている分光特性を赤色(R)成分、青色(B)成分、および緑色(G)成分の3色について示している。なお、図12の理想特性は、各色光成分の最大値が1となるように規格化したものである。この「理想特性」は、色再現媒体の3原色の色度座標から換算され、XYZ表色系の等色関数の一次変換により求めることができる。ここで、「色再現媒体」とは、撮像装置によって撮影された画像を再現(表示)するものであり、例えば液晶モニタやプロジェクタ等の表示装置である。図11は、理想特性を求めるための3原色R,G,Bの色度座標の一例を示している。3原色R,G,Bは、色再現媒体で再現可能な色範囲を決定する。
図10に示した色分解光学系101を用いて図12に示したような理想特性と同じ特性が得られれば理想的な色再現を行うことができる。しかしながら実際には、完全に理想特性と同じ特性にすることは困難であり、理想特性に近似した特性となるような設計がなされている。従来の色分解光学系101では、各プリズムに形成されたダイクロイック膜DB1,DR1とトリミングフィルタ151,152,153に形成されたダイクロイック膜151A,152A,153Aとを適宜調整することで、理想特性に近似した特性となるような設計がなされていた。図13は、そのような設計を行うことにより得られる従来の一般的な色分解光学系の分光透過特性を示している。
図14は、従来の色分解光学系101で用いられているダイクロイック膜DB1,DR1の設計例を示している。図14に示したように、従来では、ダイクロイック膜DB1,DR1として、その波長対透過率の特性曲線が、図12に示した理想特性の曲線に比べて急峻な立ち上がり、または立ち下がりを見せる特性を持つものが使用されていた。さらに,ダイクロイック膜151A,152A,153Aの施されたトリミングフィルタ151,152,153を用いて各プリズムの射出面から射出する光の不要な波長成分を遮断している。
このように、従来では、種々のトリミングフィルタを用いて特性を整えることが通常行われている。例えば特許文献1では、特殊な分光透過特性を持つトリミングフィルタを使用する方法で肌色の輝度レベルを上げて、色再現を向上させる方法が提案されている。その他にも、ダイクロイック膜DR1に代えて第2のプリズム120と第3のプリズム130との接合面にハーフミラーを配置し、トリミングフィルタ152,153として理想特性に近似した透過特性を持つダイクロイック膜を施すことで透過特性を調整する方法などが知られている。図15は、そのような特殊な調整を行うことで理想特性に近似させた従来の色分解光学系の分光特性を示している。
特開2005−208256号公報
図10に示した色分解光学系101では、第1のプリズム110と第2のプリズム120とが空気間隔110AGを空けて配置されているため、図15にその概念を示したように、2つのプリズム間の空気界面で反射が生じ、不要なゴースト・フレアとなって画像品質が劣化する問題がある。これは、青色光反射ダイクロイック膜DB1を透過し、第2のプリズム120の入射面121で反射することにより生ずる。ここで、青色光は、青色光反射ダイクロイック膜DB1で反射されているため、第2のプリズム120の入射面121にはほとんど到達しない。また、前側に配置されたIRカットフィルタ103によって赤色光も低減されているので、赤色光は比較的少ない。従って、図10のようなプリズム配置の場合、第2のプリズム120の入射面121には緑色光が最も多い。しかしながら、従来、反射防止膜AR1としては、図6(A)にその特性を示したように、可視域全般に反射率を低減したものが使用されており、特に緑色光の波長領域(500nm〜600nm程度)の光の反射が十分に抑えられていない。このため、その波長領域の光の一部が、第2のプリズム120の入射面121で反射しやすい。そして、図15に示したように、その反射光のうち、青色光反射ダイクロイック膜DB1を透過して第1のプリズム110に再入射した光L1が、青色用の撮像素子4Bに入射して像を結ぶことにより、正規の青色光LBによる像に対して二重像として観察されてしまう。また、反射光のうち、第1のプリズム110の面111で反射され、第2のプリズム120に再入射した光L2は、(上述したように緑色光の波長領域の光が多いので)赤色光反射ダイクロイック膜DR1を透過して第3のプリズム130に入射し、最終的には緑色用の撮像素子4Gに入射して像を結ぶことにより、正規の緑色光LGによる像に対して二重像として観察されてしまう。このように、従来では、第2のプリズム120の入射面121に反射防止膜AR1が施されているにもかかわらず、その反射率を低減する特性が不十分であるため、2つのプリズム間の空気界面での反射に起因してゴースト等が生ずる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、2つのプリズム間の空気界面での反射に起因して生ずるゴーストを従来に比べて効果的に低減することができるようにした色分解光学系および撮像装置を提供することにある。
本発明による色分解光学系は、光の入射側から順に、第1のダイクロイック膜を有し、入射光のうち第1のダイクロイック膜で反射された第1の色光成分を取り出す第1のプリズムと、第2のダイクロイック膜を有し、第1のダイクロイック膜を透過し第2のダイクロイック膜で反射された第2の色光成分を取り出す第2のプリズムと、第1および第2のダイクロイック膜を透過した第3の色光成分を取り出す第3のプリズムとを備え、第1のプリズムにおける第1のダイクロイック膜が形成された面と第2のプリズムにおける光の入射面とが空気間隔を空けて互いに対向するようにして配置され、かつ、第2のプリズムの入射面に、第1のダイクロイック膜を透過した特定波長域の光の反射を低減する反射防止膜が形成されているものである。
本発明による色分解光学系では、第2のプリズムの入射面に、第1のダイクロイック膜を透過した特定波長域の光の反射を低減する反射防止膜が形成されていることで、従来のように可視域全般にわたって反射率を低減するような一般的な反射防止膜に比べて、第1のプリズムと第2のプリズムとの空気界面での反射が効果的に抑制される。これにより、2つのプリズム間の空気界面での反射に起因して生ずるゴーストが従来に比べて低減する。
本発明による色分解光学系において、第1のプリズムで第1の色光成分として青色光、第2のプリズムで第2の色光成分として赤色光、第3のプリズムで第3の色光成分として緑色光を取り出す構成とされている場合、第2のプリズムの入射面に形成された反射防止膜が、特定波長域の光として、少なくとも500nm以上550nm以下の波長域の光の反射を低減する特性を有していることが好ましい。より具体的には、500nm以上550nm以下の波長域の光の平均反射率が0.7%以下とされていることが好ましい。
また、本発明による色分解光学系において、第1のプリズムよりも前側に配置され、赤外光をカットする赤外カットフィルタをさらに備えていても良い。
本発明による撮像装置は、本発明による色分解光学系と、この色分解光学系によって分解された各色光に対応して設けられ、入射した各色光に応じた電気信号を出力する撮像素子とを備えたものである。
本発明による撮像装置では、本発明の色分解光学系によって得られた各色光に基づいてゴーストの低減された撮像信号が得られる。
本発明による色分解光学系によれば、第2のプリズムの入射面に、第1のダイクロイック膜を透過した特定波長域の光の反射を低減する反射防止膜を形成するようにしたので、2つのプリズム間の空気界面での反射に起因して生ずるゴーストを従来に比べて効果的に低減することができる。
本発明の撮像装置によれば、上記本発明の高性能の色分解光学系によって得られた色光に応じた撮像信号を出力するようにしたので、ゴーストの低減された良質な撮影画像を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る色分解光学系1を備えた撮像装置の要部構成を示している。この撮像装置は例えばテレビカメラの撮像部分として利用される。色分解光学系1は、撮影レンズ2を介して入射した入射光Lを青色光LB、赤色光LR、および緑色光LGの3つの色光成分に分解するものである。色分解光学系1によって分解された各色光に対応する位置には、CCD等の各色光用の撮像素子4B,4R,4Gが配置されている。この色分解光学系1は、フィリップス型色分解光学系と呼ばれるものであり、光軸Z1に沿って光の入射側から順に、IR(赤外)カットフィルタ3と、第1のプリズム10と、第2のプリズム20と、第3のプリズム30とを備えている。本実施の形態における色分解光学系1は、第1のプリズム10で青色光LB、第2のプリズム20で赤色光LR、第3のプリズム30で緑色光LGを取り出す構成例である。
第1のプリズム10は、第1の面11、第2の面12、および第3の面13を有している。第1のプリズム10の第3の面13は光射出面である。この射出面にはトリミングフィルタ51が設けられている。このトリミングフィルタ51には、従来用いられていたような特性調整用のダイクロイック膜は設けられておらず、その代わりに、トリミングフィルタ51の光射出面にゴースト・フレア防止用の反射防止膜51ARが形成されている。なお、トリミングフィルタ51を設けることなく、第1のプリズム10の第3の面13に直接、反射防止膜51ARを形成するようにしても良い。
第1のプリズム10の第2の面12には、第1のダイクロイック膜としての青色光反射ダイクロイック膜DB2が形成されている。青色光反射ダイクロイック膜DB2は、第1の色光成分として青色光LBを反射し、赤色光LRおよび緑色光LGを透過する膜構成とされている。青色光反射ダイクロイック膜DB2は、波長に対する透過率を示す透過特性曲線の傾きが、色再現媒体の3原色の色度座標から換算されXYZ表色系の等色関数に基づいて決められた理想的な緑色の分光特性の短波長側の特性曲線に沿う形状を有している。ここでいう「理想特性」とは、従来から知られている例えば図12に示したような特性であり、色再現媒体の3原色の色度座標から換算され、XYZ表色系の等色関数の一次変換により求めることができる。また、「理想特性」として、RGB表色系の等色関数で示される理想特性そのものを用いても良い。
図2(A)は、図1の構成例における青色光反射ダイクロイック膜DB2の透過特性曲線の一例を示している。青色光反射ダイクロイック膜DB2は、その透過特性曲線の傾きが、理想的な緑色の分光特性の短波長側の特性曲線に沿う形で430nm以上670nm以下の波長範囲内で低透過率から高透過率に立ち上がる変化をする形状を有するように構成されている。より具体的には、その透過特性曲線が、430nm以上670nm以下の波長範囲内において、最低透過率と最高透過率との間で20%から80%に変化する平均傾き値が0.2(%/nm)以上2.0(%/nm)以下となる形状を有していることが好ましい。
第2のプリズム20は、第1の面21、第2の面22、および第3の面23を有している。第2のプリズム20の第1の面21は光の入射面である。第2のプリズム20は、第1のプリズム10に対して所定の空気間隔10AGを空けて配置されている。より詳しくは、第1のプリズム10における青色光反射ダイクロイック膜DB2が形成された面12と第2のプリズム20における光の入射面21とが空気間隔10AGを空けて互いに対向するようにして配置されている。第2のプリズム20の入射面21には、青色光反射ダイクロイック膜DB2を透過した特定波長域の光の反射を低減する界面反射防止用の反射防止膜AR2が形成されている。界面反射防止用の反射防止膜AR2は、図6(A)にその特性例を示したように、従来の可視域全般に反射率を低減した反射防止膜AR1に比べて、特に、特定波長域の光として、少なくとも500nm以上550nm以下の波長域の光の反射をより低減するような特性を有している。より具体的には、500nm以上550nm以下の波長域の光の平均反射率が0.7%以下とされていることが好ましい。図6(B)は、反射防止膜AR2の具体的な膜設計例の数値データを示している。図6(B)において、「Sub−H4」は、LaTiO3を主成分とするサブスタンスH4(独国メルク社製)を表している。ただし、膜物質、層数および各層の膜厚は図6(B)の例に限定されるものではない。
第2のプリズム20の第3の面23は光射出面である。この射出面にはトリミングフィルタ52が設けられている。このトリミングフィルタ52には、第1のプリズム10におけるトリミングフィルタ51と同様、特性調整用のダイクロイック膜は設けられておらず、その代わりに、トリミングフィルタ52の光射出面にゴースト・フレア防止用の反射防止膜52ARが形成されている。なお、トリミングフィルタ52を設けることなく、第2のプリズム20の第3の面23に直接、反射防止膜52ARを形成するようにしても良い。
第2のプリズム20の第2の面22には、第2のダイクロイック膜としての赤色光反射ダイクロイック膜DR2が形成されている。赤色光反射ダイクロイック膜DR2は、第2の色光成分として赤色光LRを反射し、緑色光LGを透過する膜構成とされている。赤色光反射ダイクロイック膜DR2は、波長に対する透過率を示す透過特性曲線の傾きが、上記した理想的な緑色の分光特性の長波長側の特性曲線に沿う形状を有している。
図2(B)は、図1の構成例における赤色光反射ダイクロイック膜DR2の透過特性曲線の一例を示している。赤色光反射ダイクロイック膜DR2は、その透過特性曲線の傾きが、理想的な緑色の分光特性の長波長側の特性曲線に沿う形で430nm以上670nm以下の波長範囲内で高透過率から低透過率に立ち下がる変化をする形状を有するように構成されている。より具体的には、その透過特性曲線が、430nm以上670nm以下の波長範囲内において、最高透過率と最低透過率との間で80%から20%に変化する平均傾き値が−2.0(%/nm)以上−0.2(%/nm)以下となる形状を有していることが好ましい。
図3は、この色分解光学系1で用いられている青色光反射ダイクロイック膜DB2および赤色光反射ダイクロイック膜DR2の具体的な設計例での特性を示している。図3に示した特性のうち青色光反射ダイクロイック膜DB2および赤色光反射ダイクロイック膜DR2についての特性は、例えば図4および図5に具体的に数値データとして示した膜設計により得られる。ただし、膜物質、層数および各層の膜厚は図4および図5の例に限定されるものではない。
第3のプリズム30は、第1の面31、および第2の面32を有している。第3のプリズム30は、赤色光反射ダイクロイック膜DR2を介して第2のプリズム20に接合されている。より詳しくは、第2のプリズム20の第2の面22と、第3のプリズム30の第1の面31とが赤色光反射ダイクロイック膜DR2を介して接合されている。第3のプリズム30の第2の面32は光射出面である。この射出面にはトリミングフィルタ53が設けられている。このトリミングフィルタ53には、第1のプリズム10におけるトリミングフィルタ51と同様、特性調整用のダイクロイック膜は設けられておらず、その代わりに、トリミングフィルタ53の光射出面にゴースト・フレア防止用の反射防止膜53ARが形成されている。なお、トリミングフィルタ53を設けることなく、第3のプリズム30の第2の面32に直接、反射防止膜53ARを形成するようにしても良い。
IRカットフィルタ3は、第1のプリズム10の前側に配置されている。IRカットフィルタ3は、理想的な分光特性に近い特性をより得やすくするために、視感度に近似した特性を持つ吸収型フィルタで構成されていることが好ましい。また、吸収型フィルタだけでは赤外光を十分に除去できない場合には、赤外光をカットするコートタイプの赤外カットフィルタをさらに備えていても良い。図1では、平板状の吸収型フィルタに赤外光をカットする膜3Rをコートした構成例を示している。なお、IRカットフィルタ3を第1のプリズム10の前側ではなく、赤色光を取り出すプリズム(図1では第2のプリズム20)の光射出面側に配置しても良い。
なお、図示しないが、この色分解光学系1において、第1のプリズム10よりも前側に配置され、紫外光をカットする吸収タイプもしくはコートタイプの紫外カットフィルタをさらに備えていても良い。
次に、本実施の形態における撮像装置の作用、特に色分解光学系1の光学的な作用および効果を説明する。
この撮像装置において、図示しない光源によって照射された図示しない被写体からの被写体光は、撮影レンズ2を介して色分解光学系1に入射される。色分解光学系1では入射光Lを青色光LB、赤色光LR、および緑色光LGの3つの色光成分に分解する。より詳しくは、まず、入射光Lのうち青色光LBが、青色光反射ダイクロイック膜DB2によって反射され、第1のプリズム10から第1の色光成分として取り出される。また、青色光反射ダイクロイック膜DB2を透過した赤色光LRが、赤色光反射ダイクロイック膜DR2によって反射され、第2のプリズム20から第2の色光成分として取り出される。さらに、青色光反射ダイクロイック膜DB2および赤色光反射ダイクロイック膜DR2を透過した緑色光LGが、第3の色光成分として第3のプリズム30から取り出される。色分解光学系1によって分解された各色光は、各色光に対応した設けられた撮像素子4B,4R,4Gに入射する。撮像素子4B,4R,4Gでは、入射した各色光に応じた電気信号を撮像信号として出力する。
ここで、プリズムの射出面にダイクロイック膜付きのトリミングフィルタを用いるような従来の色分解光学系(図10)では、そのダイクロイック膜の特性として、波長選択的に反射率の高い波長域があるため、そのダイクロイック面と撮像面との間で多重反射が生じ、ゴースト・フレアとなって画像品質が劣化する問題がある。図16は、一例として、従来の色分解光学系101において緑色光LGを取り出す第3のプリズム130の射出面側で生ずる多重反射について示している。図16に示したように、例えば、緑色用のトリミングフィルタ153を通過した緑色光LGの一部が撮像面で反射され、その戻り光がトリミングフィルタ153のダイクロイック膜153Aの波長選択特性に応じて反射される。こようにして多重反射光160が生じてゴースト・フレアとなる。このため、従来では、ゴースト・フレアを低減した形での理想的な分光特性を持つ撮像系の実現は困難であった。
これに対し、本実施の形態では、青色光反射ダイクロイック膜DB2の特性を示す曲線と赤色光反射ダイクロイック膜DR2の特性を示す曲線とが、理想的な緑色の分光特性の特性曲線に沿う形状を有していることで、プリズムの射出面にダイクロイック膜付きのトリミングフィルタを用いることなく、理想的な分光特性に近い特性が得られる。ダイクロイック膜付きのトリミングフィルタを用いる必要が無くなるので、従来、トリミングフィルタのダイクロイック膜に起因して生じていたゴースト・フレアの発生が抑制される。これらにより、ゴースト・フレアを低減した形での理想的な分光特性を持つ撮像系の実現が可能となる。
さらに、本実施の形態では、第2のプリズム20の入射面21に、従来の反射防止膜AR1に比べて、特に500nm〜600nm付近の特定波長域の光の反射をより低減した界面反射防止用の反射防止膜AR2が形成されているので、第1のプリズム10と第2のプリズム20との空気界面での反射が効果的に抑制される。
図8は、本実施の形態に係る色分解光学系1におけるゴースト(二重像)の発生量を、従来の反射防止膜AR1を使用した場合と比較して評価したものである。なお、図8の特性は、反射防止膜AR1,AR2として図6(A)に示した特性のものを使用し、IRカットフィルタ3および青色光反射ダイクロイック膜DB2として図7に示した特性のものを使用した場合の評価を示している。
図8において、符号81を付した特性曲線は、本実施の形態に係る色分解光学系1において、青色用の撮像素子4Bで観察される二重像を評価したものである。これは、青色光反射ダイクロイック膜DB2を透過した光のうち、第2のプリズム20の入射面21で反射し、かつ青色用の撮像素子4Bに到達する光(図15の光L1に相当する光)の割合を示している。比較のために、第2のプリズム20の入射面21に従来の反射防止膜AR1を使用した場合の特性を符号83を付した特性曲線に示す。これから分かるように、本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合には、青色用の撮像素子4Bで観察される二重像の発生は大幅に低減される。
また、図8において、符号82を付した特性曲線は、本実施の形態に係る色分解光学系1において、緑色用の撮像素子4Gで観察される二重像を評価したものである。これは、青色光反射ダイクロイック膜DB2を透過した光のうち、第2のプリズム20の入射面21で反射し、かつ第1のプリズム10の第2の面12で反射され、第2のプリズム20および第3のプリズム30を透過して緑色用の撮像素子4Gに到達する光(図15の光L2に相当する光)の割合を示している。比較のために、第2のプリズム20の入射面21に従来の反射防止膜AR1を使用した場合の特性を符号84を付した特性曲線に示す。これから分かるように、本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合には、緑色用の撮像素子4Gで観察される二重像の発生は大幅に低減される。
以上説明したように、本実施の形態に係る色分解光学系1によれば、第2のプリズム20の入射面21に、第1のダイクロイック膜(青色光反射ダイクロイック膜DB2)を透過した特定波長域の光の反射を低減する反射防止膜AR2を形成するようにしたので、2つのプリズム間の空気界面での反射に起因して生ずるゴーストを従来に比べて効果的に低減することができる。また、本実施の形態に係る撮像装置によれば、本実施の形態に係る高性能の色分解光学系1によって得られた色光に応じた撮像信号を出力するようにしたので、ゴーストの低減された良質な撮影画像を得ることができる。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず種々の変形実施が可能である。
例えば、本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を、図10に示した従来の色分解光学系において使用することも可能である。
図9は、図10に示した従来の色分解光学系におけるゴースト(二重像)の発生量を、従来の反射防止膜AR1を使用した場合と比較して評価したものである。なお、図9の特性は、反射防止膜AR1,AR2として図6(A)に示した特性のものを使用し、IRカットフィルタ3および青色光反射ダイクロイック膜DB1として図7に示した特性のものを使用した場合の評価を示している。
図9において、符号91を付した特性曲線は、図10に示した従来の色分解光学系において本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合の、青色用の撮像素子4Bで観察される二重像を評価したものである。これは、青色光反射ダイクロイック膜DB1を透過した光のうち、第2のプリズム120の入射面121で反射し、かつ青色用の撮像素子4Bに到達する光(図15の光L1に相当する光)の割合を示している。比較のために、第2のプリズム120の入射面121に従来の反射防止膜AR1を使用した場合の特性を符号93を付した特性曲線に示す。これから分かるように、図10に示した従来の色分解光学系に適用した場合であっても、本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合には、青色用の撮像素子4Bで観察される二重像の発生は大幅に低減される。
また、図9において、符号92を付した特性曲線は、図10に示した従来の色分解光学系において本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合の、緑色用の撮像素子4Gで観察される二重像を評価したものである。これは、青色光反射ダイクロイック膜DB1を透過した光のうち、第2のプリズム120の入射面121で反射し、かつ第1のプリズム110の面111で反射され、第2のプリズム120および第3のプリズム130を透過して緑色用の撮像素子4Gに到達する光(図15の光L2に相当する光)の割合を示している。比較のために、第2のプリズム120の入射面121に従来の反射防止膜AR1を使用した場合の特性を符号94を付した特性曲線に示す。これから分かるように、図10に示した従来の色分解光学系に適用した場合であっても、本実施の形態における界面反射防止用の反射防止膜AR2を使用した場合には、緑色用の撮像素子4Gで観察される二重像の発生は大幅に低減される。
また、本発明は、色光を取り出す順番やプリズムの配置が図1や図10に示したものとは異なる色分解光学系に対しても適用可能である。
本発明の一実施の形態に係る色分解光学系を備えた撮像装置の一構成例を示す断面図である。 図1に示した色分解光学系で用いられる青色光反射ダイクロイック膜DB2の特性(A)、および赤色光反射ダイクロイック膜DR2の特性(B)についての説明図である。 図1に示した色分解光学系で用いられている青色光反射ダイクロイック膜DB2および赤色光反射ダイクロイック膜DR2の設計例を示す特性図である。 図1に示した色分解光学系で用いられている青色光反射ダイクロイック膜DB2の膜設計の数値例を示す図である。 図1に示した色分解光学系で用いられている赤色光反射ダイクロイック膜DR2の膜設計の数値例を示す図である。 本発明の一実施の形態における反射防止膜AR2の特性と従来の反射防止膜AR1の特性とを比較して示した特性図および反射防止膜AR2の膜データの一例を示す図である。 ゴーストの評価に関連する反射防止膜以外の光学要素についての特性図である。 本発明の一実施の形態に係る色分解光学系におけるゴーストの発生量を、従来の反射防止膜と比較して示した特性図である。 本発明の一実施の形態における反射防止膜AR2と従来の反射防止膜AR1とを従来の色分解光学系に適用した場合の特性を比較して示した特性図である。 従来の色分解光学系の構成例を示す断面図である。 理想特性を求めるための3原色の色度座標を示すxy色度図である。 規格化された理想特性を示す特性図である。 従来の一般的な色分解光学系の分光特性を示す特性図である。 従来の色分解光学系で用いられているダイクロイック膜の特性の一例を示す特性図である。 従来の色分解光学系において理想特性に近似した分光特性を示す特性図である。 従来の色分解光学系において2つのプリズム間の空気界面に起因して生ずるゴーストについての説明図である。 従来の色分解光学系において生ずる多重反射についての説明図である。
符号の説明
AR2…界面反射防止用反射防止膜、L…入射光、LB…青色光成分、LR…赤色光成分、LG…緑色光成分、DB2…青色光反射ダイクロイック膜、DR2…赤色光反射ダイクロイック膜、1…色分解光学系、2…撮影レンズ、3…IRカットフィルタ、4R,4G,4B…撮像素子、10…第1のプリズム、20…第2のプリズム、30…第3のプリズム、51…第1のトリミングフィルタ、52…第2のトリミングフィルタ、53…第3のトリミングフィルタ、51AR…第1の反射防止膜、52AR…第2の反射防止膜、53AR…第3の反射防止膜。

Claims (5)

  1. 光の入射側から順に、
    第1のダイクロイック膜を有し、入射光のうち前記第1のダイクロイック膜で反射された第1の色光成分を取り出す第1のプリズムと、
    第2のダイクロイック膜を有し、前記第1のダイクロイック膜を透過し前記第2のダイクロイック膜で反射された第2の色光成分を取り出す第2のプリズムと、
    前記第1および第2のダイクロイック膜を透過した第3の色光成分を取り出す第3のプリズムとを備え、
    前記第1のプリズムにおける前記第1のダイクロイック膜が形成された面と前記第2のプリズムにおける光の入射面とが空気間隔を空けて互いに対向するようにして配置され、
    かつ、前記第2のプリズムの前記入射面に、前記第1のダイクロイック膜を透過した特定波長域の光の反射を低減する反射防止膜が形成されている
    ことを特徴とする色分解光学系。
  2. 前記第1のプリズムで前記第1の色光成分として青色光、前記第2のプリズムで前記第2の色光成分として赤色光、前記第3のプリズムで前記第3の色光成分として緑色光を取り出す構成とされ、
    前記第2のプリズムの入射面に形成された反射防止膜は、前記特定波長域の光として、少なくとも500nm以上550nm以下の波長域の光の反射を低減する特性を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の色分解光学系。
  3. 前記反射防止膜は、500nm以上550nm以下の波長域の光の平均反射率が0.7%以下とされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の色分解光学系。
  4. 前記第1のプリズムよりも前側に配置され、赤外光をカットする赤外カットフィルタをさらに備えた
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の色分解光学系。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の色分解光学系と、
    前記色分解光学系によって分解された各色光に対応して設けられ、入射した各色光に応じた電気信号を出力する撮像素子と
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
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