JP2000137172A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JP2000137172A
JP2000137172A JP32295598A JP32295598A JP2000137172A JP 2000137172 A JP2000137172 A JP 2000137172A JP 32295598 A JP32295598 A JP 32295598A JP 32295598 A JP32295598 A JP 32295598A JP 2000137172 A JP2000137172 A JP 2000137172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
endoscope
light
wavelength
positive lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP32295598A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuyuki
浩 露木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP32295598A priority Critical patent/JP2000137172A/ja
Priority to US09/430,074 priority patent/US6985170B1/en
Publication of JP2000137172A publication Critical patent/JP2000137172A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00163Optical arrangements
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/04Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances
    • A61B1/042Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor combined with photographic or television appliances characterised by a proximal camera, e.g. a CCD camera
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2423Optical details of the distal end
    • G02B23/243Objectives for endoscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/22Absorbing filters
    • G02B5/223Absorbing filters containing organic substances, e.g. dyes, inks or pigments
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/555Constructional details for picking-up images in sites, inaccessible due to their dimensions or hazardous conditions, e.g. endoscopes or borescopes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/135Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on four or more different wavelength filter elements
    • H04N25/136Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on four or more different wavelength filter elements using complementary colours

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色再現性が良く、コーストの発生が少なくノ
イズを低減し得るようにする。 【解決手段】 特定波長の光を吸収する光学素子と、特
定波長の光を反射する光学素子とを組み合わせ複合フィ
ルターを用い総合の分光特性が次の条件を満足するよう
にした。 0.45≦A≦0.75

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に単板カラーCCDを用いる場合、
近赤外の有害光をカットするために赤外カットフィルタ
ーが使用される。
【0003】この赤外カットフィルターとして、色素の
濃度により特定の波長域を吸収する吸収型フィルター
と、位相差を利用して特定の波長域のみを打ち消す干渉
膜を用いた反射型フィルターが知られている。
【0004】そのうち、吸収型の赤外カットフィルター
は、色素濃度により特定の分光特性を得るため、ある一
定の厚さを必要とする。そのため、長さ方向に制約があ
る撮像装置、特に内視鏡等には必ずしも最適ではない。
また、カットオフ特性がなだらかな曲線を描くため色再
現的にも好ましくない。
【0005】一方、反射型フィルターは、長さ方向への
制約が少なく、急峻なカットオフ特性を持つため、比較
的色再現性がよい。しかし、コーティング面は、高反射
面であるためフレアーやゴーストが発生するおそれがあ
る。
【0006】このような、フィルターの利点や欠点を補
なった複合フィルターが知られている。その例として、
図16に示す実開平1−125417号公報(米国特許
第5177505号明細書)に記載されている吸収型フ
ィルターと反射型フィルターを組合わせて、色再現の向
上とゴーストの低減を図ったものがある。
【0007】この従来例のフィルターは、反射型フィル
ターと他の高反射面との間で多重反射して生ずるゴース
ト光を吸収フィルターによりその強度を低減させ、かつ
吸収フィルターのカットオフ特性を反射型フィルターの
急峻なカットオフにより補正している。
【0008】しかし、この従来例のように、実際は異種
フィルターを単に複合させるだけでは前記要求を満足す
る上で効果的な作用を得ることはできない。また前記公
報には前記要求を満たす上で効果的なフィルターの具体
的な開示やフィルターの特性についての開示はない。
【0009】また、上記従来例の公報には、色再現やゴ
ースト等のフィルター単体に起因する課題を述べている
が、用いているCCDの特性については何ら記載されて
いない。赤外フィルターの最適化は用いるCCD特にカ
ラーモザイクフィルターの特性によって大きく異なって
くる。
【0010】一般に単板カラーCCDは、図15に示す
ように通常縦4ラインで色差信号を作り、モザクイフィ
ルターは、各ラインが下記のようなイエローYe、シア
ンCy、マゼンダMg、グリーンGの組み合わせにて構
成されている。 第1のライン: Ye、Cy、Ye、Cy 第2のライン: Mg、G、Mg、G 第3のライン: Ye、Cy、Ye、Cy 第4のライン: G、Mg、G、Mg
【0011】ここで、Aフィールドのn番目の色差信号
(R−Y、B−Y)は、第1のラインのCy、Yeと、
第2のラインのG、Mgにより作られ、R−Y=2R−
Gとなる。
【0012】又、Aフィールドのn+1番目の色差信号
は、第3のラインのCy、Yeと、第4のラインのG、
Mgにより作られ、B−Y=2B−Gとなる。
【0013】なお、Rは赤色信号、Gは緑色信号、Bは
青色信号、Yは輝度信号である。
【0014】ここで、CCDに強い光が入射して飽和状
態になると、色信号R、G、Bの信号レベルは1:1:
1になる。ところが、CCD自体の分光特性は、赤外領
域にピークを持つため、出力信号は必ずしも1:1:1
にならない。つまり色信号Rを含むAフィールドnライ
ンからの信号のみレベルが上がる。その結果、モニター
上で赤い濃淡の横縞ノイズとして現われる。
【0015】通常、上記の様なノイズが発生しないよう
に赤外カットフィルターを用いて赤信号のレベルを調整
している。
【0016】特に、医療用の内視鏡のように、人の体内
を観察する場合、観察する臓器は主として赤色系であ
る。そのために、上記の横縞ノイズが目立ちやすい。更
に、このような内視鏡では使用する光源は、自然光や蛍
光灯よりも比較的、赤外のスペクトル成分を多く含むた
めに赤外カットフィルターが必須になる。
【0017】当然、この様なノイズは出力信号にある係
数を掛けて相殺し、低減させることができるが、そのた
めには専用の回路が必要になりCCDのカスタマイズが
不可欠である。その場合撮像装置がコスト高になる。
【0018】近年、医療分野でのイメージング系にも高
性能で低コストなDSP(Digital Signa
l Proceseor)を搭載した民生用のCCDが
多く用いられるようになった。DSP自体は音声圧縮、
画像圧縮など情報量の多い機器に多く採用されており、
その処理速度の高速化などに効力を発揮している。この
場合、CCDからの信号処理は、DSPの仕様に依存す
ることになる。
【0019】つまり、内視鏡システムのように異なるC
CDを用いた複数の内視鏡を扱う際に、個別分野あるい
は個別製品に特化した信号処理回路のカスタマイズは当
然難しくなる。そのため、上記のようなノイズの低減手
段として赤外カットフィルターに頼ることになる。
【0020】以上のCCD特性に関連する内容は、実開
平1−125417号公報(米国特許第5177505
号明細書)には記載されていない。
【0021】また一つのCCU(カメラコントロールユ
ニット)により複数の内視鏡を制御する内視鏡システム
においては、製品分野によって最適な内視鏡の仕様が夫
々異なっている。例えば、医療用消化器内視鏡や外付け
テレビ等のように内視鏡の大きさに関しての制約が比較
的少ない場合は、コストの安い吸収型赤外カットフィル
ターが主として用いられる。また、内視鏡の大きさに関
する制約が比較的厳しい気管支用内視鏡は、小型化に有
利な反射型赤外カットフィルターが用いられる。更に内
視鏡に用いられるCCDは使用分野に最適なCCDが用
いられる。
【0022】このように、内視鏡システムにおいて使用
される内視鏡は、夫々フィルターの種類やCCDの種類
が異なっている。そのために内視鏡システムにおいて
は、用いる内視鏡によって色再現性が異なり、これをC
CUにて補正しようとしても困難な場合がある。
【0023】また、前述のように製品分野によっては、
内視鏡の小型化の要望が極めて強い。そのために内視鏡
を小型化、細径化をしていくと被写体と照射される照明
光の光量不足が生ずる。この光量不足を補うためには、
光源装置の出力を上げればよいが、それにより出射光量
を増やすと、人体等への熱傷が懸念される。
【0024】また、内視鏡の細径化を行なっても実質上
必要とされる照明光量は変わらない。そのため単位面積
当りのエネルギー量が増大し、内視鏡先端部(照明窓)
が高温になる。例えば、医療用内視鏡で近接観察する際
に、この様な高温になった内視鏡先端部が被写体に触れ
た場合、熱傷の可能性がある。
【0025】本発明は、色再現が良くゴーストの発生が
少なく、かつノイズを低減し得る複合赤外カットフィル
ターとこのフィルターを用いた撮像装置を提供するもの
である。
【0026】本発明は、異なる種類の複数の内視鏡を扱
うシステムで、各内視鏡より得られる画像がほぼ同等の
色再現性を有するようにした内視鏡システムを提供する
ものである。
【0027】本発明は、被写体を照明する光源装置を有
する内視鏡システムで、内視鏡の先端部が高温になるの
を防止するようにした内視鏡システムを提供するもので
ある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、特
定波長の光を吸収する光学素子と、特定波長の光を反射
する光学素子と、有機系カラーモザイクフィルターと、
撮像素子とを備え、前記光学素子を組合わせた際の総合
的な分光特性が下記条件(1)を満足することを特徴と
する。 (1) 0.45≦|ΔT/ΔW|≦0.75 ただし、ΔTは波長600nmにおける透過率T(60
0)と波長550nmにおける透過率T(550)との差
つまりΔT=T(600)−T(550)、ΔWは50
nmである。
【0029】上記条件において、|ΔT/ΔW|=Aと
すると、Aの値が下限の0.45を超えた場合、横縞の
ノイズを発生させる波長域の光をカットしきれず、許容
し得ないノイズが生ずるおそれがある。またAの値が上
限の0.75を超えると、ノイズはほとんど目立たなく
なるが可視域の光まで大幅にカットすることになり好ま
しい色再現性が望めない。
【0030】また、前述のように内視鏡システムは、一
つのカメラコントロールユニット(CCU)により複数
の内視鏡を制御することが多い。これは製品分野のニー
ズにより最適な内視鏡の仕様が異なり、使用するフィル
ター数が異なり、CCDが異なり、内視鏡毎に色再現性
が異なる。
【0031】このような内視鏡システムにおいて異なる
内視鏡により最終的な色再現性がほぼ同じになるように
内視鏡毎に複合フィルターの分光特性が最適化されるこ
とが望ましい。
【0032】本発明の複合フィルターは、反射型と透過
型の異なる分光特性を有するフィルターを組合わせたも
ので、分光特性の変更が比較的容易である。この場合、
吸収フィルターのみを用いその厚さを変えることにより
対応することが考えられるが、反射型フィルターの膜構
成のみを変えて対応してもよい。
【0033】他の本発明は、複数の内視鏡と、複数の内
視鏡を接続する一つのカメラコントロールユニットと、
被写体を照明する光源装置と、内視鏡による像を表示す
るテレビモニターとからなる内視鏡システムであって、
この本発明の内視鏡システムは、複数の各内視鏡は、互
いに異なる分光特性の撮像素子と、予め決められた分光
特性になるように特定の波長を吸収または反射する光学
素子を含むものである。
【0034】この場合、前記複合フィルターを用いても
色再現性が同等にならない場合、あるいは複数の異なる
フィルターを使用することが好ましくないために十分な
色再現性が得られない場合、CCD側で夫々の製品に最
適であるカラーマトリックス回路を複数用意してそれを
選択使用するような内視鏡システムにすることも可能で
ある。例えば、CCDコネクター内の電気抵抗を内視鏡
毎に変えて接続し、CCD電源を入れた際にCCD側で
この信号を検知してカラーマトリックスを選択するよう
にしてもよい。または、ユーザーが用途別にカスタマイ
ズした好みのカラーマトリックスを選択できるようにし
てもよい。
【0035】また、本発明の他の内視鏡システムは、内
視鏡を接続するカメラコントロールユニットと、被写体
を照明する照明光を供給する光源装置と、照明光を被写
体まで導くライトガイドケーブルと、内視鏡像を表示す
るテレビモニターとを有し、光源装置には赤外光を除去
するフィルターが備えられていて、このフィルターのカ
ット波長域に可視光域が含まれていることを特徴とす
る。
【0036】このような内視鏡システムにおいて用いら
れる光源装置には赤外カットフィルターが設けられる。
前記の本発明の複合フィルターとは別に光源装置にこの
赤外カットフィルターを配置する場合、前記本発明のシ
ステムにて用いるような可視光域の波長までカットする
ようなフィルターが望ましく、これにより熱線低減効果
が高くなり、熱傷を防止し得る。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の撮像装置の実施の形態を
示す。
【0038】本発明の撮像装置は、次のような複合フィ
ルターを備えたもので、本発明の第1の実施の形態は、
この複合フィルターの構成を特徴するものである。それ
は、図1に示す通りでF1は吸収型赤外カットフィルタ
ー、F2は吸収型赤外カットフィルターF1の表面に設
けた反射型赤外カットコートである。このように2種類
のフィルターを組合わせたものである。図2はこれらフ
ィルターを組合わせた総合の分光透過率特性を示すもの
である。
【0039】検討の結果、赤外カットフィルターとして
反射型のみを用いた場合、色再現性は向上するが横縞状
のノイズが目立たないレベルまで抑えることはできな
い。更に反射型フィルター特有のゴーストが生じた。こ
こで用いた反射型フィルターは、波長約630〜650
nmで透過率が半値を示し、約710nmで透過率がほぼ0
%になる特性を有している。つまり、約630nmの波長
域より短波長側で近赤外域をカットすることによりノイ
ズを低減し、約700nm近傍の近赤外域を極力カットす
るような急峻なカットオフ特性を持たせることにより色
再現を向上させ得ることがわかった。
【0040】しかし、反射型フィルターは、カットオフ
特性が急峻であるために、あまり短波長側にカットオフ
領域をシフトしていくと可視域の光までカットしてしま
うために望ましくない。
【0041】以上の検討に際し、撮像素子として有機系
補色カラーモザイクフィルターを備えた単板カラーCC
Dを用いた。
【0042】また、吸収型フィルターのみを用いた場合
は、横縞ノイズおよびゴーストは軽減できるが色再現性
に関しては反射型フィルターよりも劣ることがわかっ
た。この時用いた吸収型フィルターは、約610nm近傍
で半値を示すフィルターである。
【0043】本発明の第1の実施の形態の複合フィルタ
ーは、図1に示すように上記の吸収型フィルターF1と
反射型フィルターF2とを組合わせた構成で、総合の分
光特性が図2に夫々a1、a2、a3に示す通りのフィ
ルターである。
【0044】これら図2における総合の分光特性がa
1、a2、a3の複合フィルターのうち、確実にゴース
トやノイズを低減させ、更に色再現性の最も望ましいも
のは特にa1のものが望ましい。しかし、フィルターの
製造上の誤差およびコーティング特性の角度依存による
分光特性を考慮する必要がある。そのため、波長600
nmでの透過率が40%以上で、波長700nmでの透
過率が5%以下であって、かつA=0.6±0.1であ
ることが望ましい。
【0045】これは、特に波長600〜700nmでの
特性がゴーストやノイズの低減と色再現性に影響を与え
るためである。
【0046】また特性a2、a3に示すフィルターは、
フィルターの厚さtを、実用レベルで色再現性を損わず
にノイズとゴーストとが低減できる範囲内で変化する特
性を示すものである。
【0047】つまり製品分野においては、特に内視鏡分
野においては、その用途によりフィルターの厚さを薄く
したり厚くしたりする場合がある。しかし、前述の条件
を満足する範囲内であれば、色再現性を損うことなしに
実用レベルの複合フィルターを構成し得る。
【0048】本発明の第1の実施の形態のフィルターの
Aの値は下記の通りである。
【0049】(特性a1のフィルター) A=|ΔT(a1)/ΔW|=|(46.72 −76.36 )/
50|≒0.59 (特性a2のフィルター) A=|ΔT(a2)/ΔW|=|(61.06 −83.54 )/
50|≒0.45 (特性a3のフィルター) A=|ΔT(a3)/ΔW|=|(25.01 −61.93 )/
50|≒0.74
【0050】また、この実施の形態の複合フィルターの
厚さは、下記の通りである。
【0051】(特性a1のフィルター) t=1.6mm (特性a2のフィルター) t=1mm (特性a3のフィルター) t=3mm この厚さtは、厳密な意味で複合フィルターの厚さを規
定するものではなく、フィルターが結果的に条件を満足
するものであればよい。
【0052】また、本発明の複合フィルターを内視鏡に
て用いる場合、ゴーストおよびノイズの低減や色再現性
向上のほかに、内視鏡を小型になし得るようにすること
が望まれる。その結果、吸収型フィルターの厚さを小に
することが考えられる。しかし前述のように、吸収型フ
ィルターを極端に薄くした場合、ゴーストやノイズの低
減の効果が期待できなくなる。
【0053】しかし、応用分野によっては小型化に対す
る要求が非常に高い場合があり、小型化を優先させる必
要性がある。
【0054】検討の結果、Aの値が下記条件を満足する
範囲内であれば、ゴーストやノイズが目立たないことが
判った。 0.35≦A≦0.75
【0055】上記条件を満足すれば、前述の実施例の複
合フィルターに比べゴーストやノイズに関しては光学的
に劣るが色再現に関してはカメラコントロールユニット
CCDでのカラーマトリックス回路による色補正により
トータールとしての画質を改善させることが可能であ
る。
【0056】また、補色系カラーモザイクフィルター
は、前述のようにCy ・Mg ・Ye・Gの微細なフィル
ターがモザイク状に配列されているが、問題となるノイ
ズは、Mg の分光特性に大きく依存する。これは、フォ
トダイオードの感度特性が近赤外域に比較的高い感度を
持つからである。
【0057】本発明の複合フィルターは、これに組合わ
せるCCDのMg の分光特性が600nmで透過率が50
%以上の場合ノイズ低減の効果が得られる。
【0058】本発明の第1の実施の形態は、明るさの点
では有利であるが有機系補色モザイクフィルターを備え
たCCDにて述べたように、明るさにそれ程制約がない
場合は、色再現性に優れた原色系カラーフィルターを用
いたCCDと組合わせてもよい。
【0059】また、本発明の第1の実施の形態の複合フ
ィルターは、半導体レーザー光の領域をカットすること
ができる。
【0060】従来、内視鏡による治療にレーザーメスが
多用されるが、近年レーザー光源として半導体レーザー
が用いられるようになった。それは、半導体レーザー装
置が小型で低コストであるという利点を有するからであ
る。
【0061】しかし、半導体レーザーの波長域の約70
0nm〜830nmは、良好な画質形成には不要であり、C
CDにとっては有害である。それは、CCD自体の感度
域が半導体レーザーの波長域まであるため、被写体像が
白とびしてしまう。
【0062】このような場合、半導体レーザーの波長域
をカットしたために半導体レーザー光カットフィルター
が用いられるが、フィルターの枚数が増え好ましくな
い。
【0063】この第1の実施の形態の複合フィルターは
波長カット域を半導体レーザーの波長域である約700
〜830nmまでカットするようにしてあり、この波長域
での分光透過率がほぼ0%である。
【0064】このように、本発明の第1の実施の形態の
複合フィルターを用いれば、半導体レーザーを使用する
場合も、他のフィルターを用いることなしにレーザー光
をカットすることが可能である。つまり赤外カットと同
時に半導体レーザー光をカットでき、半導体レーザー光
カットフィルターを更に用いる必要がないので、小型
化、低コスト化が可能である。
【0065】本発明の撮像装置を用いる複合フィルター
の第2の実施の形態は、図3に示す通りの構成で、F1
は吸収型フィルター、F2、F3は反射型フィルターで
ある。つまり図1に示す第1の実施の形態のフィルター
に更に反射型フィルターF3を加えた構成である。
【0066】この第2の実施の形態は、半導体レーザー
のほかYAGレーザーと共に用いる場合にも適した構成
のフィルターである。
【0067】YAGレーザーの波長域は1060nm程度
であって、第1の実施の形態のフィルターではこのYA
Gレーザーの波長域を十分カットすることができない。
つまり第2の実施の形態は、更に反射型フィルターF3
を設けることにより図4に示す分光透過率特性bを有し
ている。この図より明らかなように、この実施の形態の
フィルターは、半導体レーザーの波長域に加えてYAG
レーザーの波長域である1060nm程度においても透過
率がほぼ0である。ここでフィルターの製造等を考慮す
るとYAGレーザーのカットオフ波長は1060±20
nm程度であることが望ましい。
【0068】尚図2、図4に示すフィルターの波長に対
する透過率は次の通りである。
【0069】 透過率T(%) 波長(nm) a1 a2 a3 b 380 0.557 0.608 0.456 0.456 390 0.622 0.672 0.518 0.379 400 0.730 0.786 0.615 0.653 410 0.763 0.819 0.647 0.669 420 0.788 0.844 0.673 0.753 430 0.794 0.849 0.680 0.766 440 0.800 0.852 0.689 0.765 450 0.814 0.866 0.703 0.787 460 0.824 0.877 0.714 0.800 470 0.819 0.871 0.711 0.787 480 0.824 0.875 0.716 0.794 490 0.830 0.881 0.723 0.800 500 0.836 0.886 0.729 0.820 510 0.814 0.866 0.705 0.779 520 0.815 0.869 0.701 0.794 530 0.813 0.871 0.691 0.790 540 0.799 0.863 0.668 0.746 550 0.764 0.835 0.619 0.704 560 0.723 0.807 0.560 0.690 570 0.680 0.779 0.495 0.663 580 0.624 0.739 0.419 0.612 590 0.544 0.674 0.330 0.538 600 0.467 0.611 0.250 0.461 610 0.401 0.560 0.184 0.398 620 0.286 0.432 0.109 0.283 630 0.152 0.252 0.047 0.152 640 0.045 0.082 0.011 0.045 650 0.013 0.027 0.003 0.013 660 0.006 0.014 0.001 0.006 670 0.003 0.008 0.000 0.003 680 0.001 0.003 0.000 0.001 690 0.000 0.001 0.000 0.000 700 0.000 0.001 0.000 0.000 710 0.000 0.001 0.000 0.000 720 0.000 0.001 0.000 0.000 730 0.000 0.000 0.000 0.000 740 0.000 0.000 0.000 0.000 750 0.000 0.000 0.000 0.000 760 0.000 0.000 0.000 0.000 770 0.000 0.000 0.000 0.000 780 0.000 0.000 0.000 0.000 790 0.000 0.000 0.000 0.000 800 0.000 0.000 0.000 0.000 810 0.000 0.000 0.000 0.000 820 0.000 0.000 0.000 0.000 830 0.000 0.000 0.000 0.000 840 0.000 0.000 0.000 0.000 850 0.000 0.000 0.000 0.000 860 0.000 0.000 0.000 0.000 870 0.000 0.000 0.000 0.000 880 0.000 0.000 0.000 0.000 890 0.000 0.000 0.000 0.000 900 0.000 0.000 0.000 0.000 910 0.000 0.000 0.000 0.000 920 0.000 0.000 0.000 0.000 930 0.000 0.000 0.000 0.000 940 0.000 0.000 0.000 0.000 950 0.000 0.000 0.000 0.000 960 0.000 0.000 0.000 0.000 970 0.000 0.001 0.000 0.000 980 0.000 0.001 0.000 0.000 990 0.000 0.001 0.000 0.000 1000 0.000 0.001 0.000 0.000 1010 0.000 0.001 0.000 0.000 1020 0.000 0.002 0.000 0.000 1030 0.000 0.002 0.000 0.000 1040 0.001 0.003 0.000 0.000 1050 0.001 0.004 0.000 0.000 1060 0.002 0.007 0.000 0.000 1070 0.003 0.013 0.000 0.000 1080 0.006 0.025 0.000 0.000 1090 0.011 0.043 0.001 0.000 1100 0.016 0.061 0.001 0.000 1110 0.020 0.072 0.001 0.000 1120 0.023 0.079 0.001 0.000 1130 0.027 0.089 0.002 0.000 1140 0.033 0.104 0.002 0.000 1150 0.041 0.125 0.003 0.000 1160 0.049 0.144 0.004 0.000 1170 0.055 0.154 0.005 0.000 1180 0.056 0.154 0.005 0.000 1190 0.056 0.148 0.006 0.000 1200 0.056 0.144 0.006 0.001 第3の実施の形態は、図5に示すように本発明の前記第
1、第2の実施の形態として示したような複合フィルタ
ーを適用した内視鏡対物光学系である。
【0070】この内視鏡対物光学系は、物体側より順
に、負レンズL1と正レンズL2と絞りSと正レンズL
3とカバーガラスCとCCDとよりなり負レンズL1と
正レンズL2との間に反射型フィルターF5をまた絞り
Sと、正レンズL3の間に吸収型フィルターF4を配置
したものである。つまり前記第2の実施の形態のフィル
ターを用いている。
【0071】この実施の形態の内視鏡対物光学系は、視
野角が131°、視野方向は0°の直視の光学系であ
る。また吸収型フィルター(赤外カットフィルター)F
4の物体側にはYAG光カットコーティングF6が施さ
れている。また反射型赤外カットフィルターF5は、半
導体レーザ光カット機能も備えている。
【0072】この実施の形態の撮像装置のように、異な
る2種類以上の反射型フィルターを用いる場合は、反射
型フィルターの配置位置を考慮する必要がある。
【0073】一般に反射型フィルターは、入射光線の傾
き角により分光特性が影響を受けるため、この傾き角が
大きくなる場合は、その配置位置を考慮する必要があ
る。
【0074】この第3の実施の形態で用いる反射型フィ
ルターF4、F6は、半導体レーザ光カット機能を兼ね
た吸収型赤外カットフィルターF4に入射する軸外光の
入射角θ(LD)とYAG光カットコーティング面F6
への入射角θ(Y)とが次の関係を有するようにしてあ
る。 (2) θ(LD)<θ(Y)
【0075】可視波長域近傍にカットオフを持つ赤外カ
ットフィルターは、色再現性への影響が大きく、そのた
めにYAG光カットコーティングよりも入射角が緩い位
置に配置した方が望ましい。したがって上記条件を満足
することが望ましい。またこれらコーティング面間での
多重反射によるゴーストが生ずることが考えられるた
め、これら入射角はある程度の角度を有することが望ま
しい。尚上記条件におけるθ(LD)、θ(Y)は絶対
値で示している。
【0076】図6は、第4の実施の形態の内視鏡対物光
学系は、物体側より順に負レンズL1とカバーガラスC
1と45°プリズムPと絞りSと正レンズL2と正レン
ズL3と吸収型赤外カットフィルターF7とカバーガラ
スCとCCDとより構成された光学系である。この実施
の形態の対物光学系は視野角93°で前方斜視の光学系
である。
【0077】この実施の形態の光学系で用いる吸収型赤
外カットフィルターF7の物体側の面には色再現性の向
上と半導体レーザ光カット機能を持つ赤外カットコーテ
ィングF8が施されている。また正レンズL2の物体側
の面にYAG光カットコーティングF9が施されてい
る。
【0078】つまり、第1の実施の形態のフィルター
(吸収型フィルターF7の面上に反射型フィルターF8
を設けた複合フィルター)を設け、更に正レンズL2に
YAG光カットコーティングを施したものである。
【0079】この第4の実施の形態も上記条件(2)を
満足する。
【0080】またθ(LD)、θ(Y)は、下記条件
(3)を満足することが望ましい。 (3) θ(LD)<θ(Y)≦25°
【0081】入射角θ(LD)、θ(Y)が極端に大に
なり25°を超えると、色シェーディングが生じモニタ
ー上の画像の周辺部に着色が生ずる。条件(3)を満足
すれば色シェーディングが生ずることなく、かつ色再現
性の良い画像が得られる。
【0082】図7は本発明の第5の実施の形態を示す図
で、物体側から順に、負レンズL1とカバーガラスC1
と正レンズL2と絞りSと反射型赤外カットフィルター
F11と吸収型赤外カットフィルターF12と正レンズ
L3とカバーガラスC2とカバーガラスCとCCDとよ
りなり、視野角113°の直視型内視鏡対物光学系であ
る。つまり、反射型フィルターF11と吸収型フィルタ
ーF12よりなる複合フィルターである第2の実施の形
態のフィルターを用いた内視鏡対物光学系である。
【0083】この光学系で用いる反射型カットフィルタ
ーは、物体側の面に半導体レーザ光カット機能をもつ赤
外カットコーティングが施されており、またそのCCD
側の面にはYAG光カットコーティングが施されてい
る。
【0084】この実施の形態は、絞りSより後方の後群
の光学系を出来る限り簡単な構成にした例で、これによ
り組立性の向上や枠構造を簡単にしてコストを低減させ
るようにした例である。
【0085】図7から判るように、この実施の形態で
は、各フィルターへの光線の入射角が条件(3)よりも
十分小さい角度である。このように入射角が十分小であ
れば、入射光線の傾き角による影響が少ないため、必ず
しも条件(2)を満足する必要はない。
【0086】また、各コーティングへの光線の入射角が
ほぼ等しく、半導体レーザ光カット機能を持つ赤外カッ
トコーティングとYAG光カットコーティングは、反射
型赤外カットフィルターのどちらの面に設けてもよい。
【0087】図8は、第6の実施の形態を示すもので、
物体側より順に、負レンズL1と絞りSと正レンズL2
と正レンズL3と吸収型カットフィルターF13とカバ
ーガラスCとCCDとよりなり、正レンズL3のCCD
側の面に半導体レーザー光カット機能を持つ赤外カット
コーティングF14が施されており、吸収型赤外カット
フィルターF13の物体側の面にYAG光カットコーテ
ィングF15が施されている。つまり吸収型フィルター
F13と反射型フィルターF14とよりなる複合フィル
ターの第2の実施の形態のフィルターに更にYAG光カ
ットコートF15を設けた例である。
【0088】この実施の形態の光学系も、第5の実施の
形態と同様に角θ(LD)、θ(Y)が充分小になるよ
うにした例である。また第5の実施の形態と比較してレ
ンズ構成を簡単にし、更に小型になっている点を特徴と
している。つまり、絞りSをより物体側に配置し、絞り
Sよりも像側の正レンズL2、L3を強いパワーを持た
せることにより小型、細径化を図ったものである。
【0089】またこの実施の形態では視野を限定し、有
害光を防止するためのマスクMを赤外吸収型フィルター
F13のCCD側の面にクロムを蒸着することにより形
成している。このような構成にすることにより前述のよ
うに一層簡単な構成にし組立性の向上も図っている。
【0090】この光学系は、視野角は114°で直視型
の内視鏡対物光学系である。
【0091】図9は第7の実施の形態の光学系を示す図
で、物体側より順に、負レンズL1と、絞りSと、正レ
ンズL2と、正レンズ(赤外カットレンズ)L3とCC
DカバーガラスCとCCDとよりなる。
【0092】この実施の形態は、正レンズL3に赤外カ
ット機能を持たせで吸収型赤外カットフィルター16と
したものである。つまり吸収型赤外カットフィルターに
曲率を施すことにより正レンズとしての働きをもたせた
ものである。これによりフィルターを配置するスペース
を省略して更に小型な光学系とし、内視鏡先端部を小型
化し得るようにした。また正レンズL2の物体側の面に
YAG光レーザーカットコーティングF18を施し、光
線の入射角の比較的小さい面である赤外カットレンズF
16(正レンズL3)の物体側には反射型赤外カットコ
ーティングF17を施してある。またこの反射型赤外カ
ットコーティングF16に半導体レーザ光カット機能を
も持たせることも可能である。
【0093】即ち、この第7の実施の形態は、第1の実
施の形態のフィルターを正レンズL2に設けた(正レン
ズL2に第1の実施の形態のフィルター機能を持たせた
ことを特徴とするもので、正レンズL2が吸収型赤外カ
ットフィルター、その物体側の面が反射型赤外カットフ
ィルターである複合フィルターを用いたものである。
【0094】なお、この実施の形態の吸収型赤外カット
フィルターF16は、ゾルゲル法によって製作してもよ
い。これによりフィルターの耐水性、耐摩耗性が向上し
また加工性も向上する。つまりこの実施の形態のように
吸収型赤外カットフィルターを球面等に加工してレンズ
とする場合、加工性がよく有効である。
【0095】図10は本発明の第8の実施の形態を示す
図で、物体側より順に、負レンズL1と、絞りSと、正
レンズL2と、正レンズL3と、吸収型YAG光カット
フィルターF21と、吸収型赤外カットフィルターF1
9と、CCDとよりなっている。又反射型赤外カットコ
ーティングF20は、正レンズL3のCCD側の面に設
けてある。つまり第2の実施の形態のフィルターのよう
に吸収型赤外カットフィルターF19と正レンズL3に
設けた反射型赤外カットフィルターF20よりなる複合
フィルターを備えた光学系である。
【0096】この実施の形態は、吸収型赤外カットフィ
ルターF19と反射型YAG光カットフィルターF21
を設けることによりゴーストやフレアーを低減させるよ
うにした例である。この反射型赤外カットコーティング
は、正レンズL3のCCD側の面に施してある。
【0097】このように反射率の高い面になるYAG光
カットコーティングを吸収型フィルターにすることによ
り、ゴーストやフレアーを十分に低減させることができ
る。この場合、吸収型YAG光カットフィルターF21
としてHOYA製の赤外カットフィルターHA−15を
用しており、波長域1000nm〜1200nmの赤外光を
カットできる。また、内視鏡先端部の大きさ(長さ)に
余裕がある場合、これよりも赤外光の吸収係数の小さい
HOYA製のHA−30を用いてもよい。
【0098】即ち、内視鏡の先端部の大きさによって用
いる吸収型赤外カットフィルターとして赤外光の吸収係
数が適切なものを選ぶことが望ましい。
【0099】図11は、第9の実施の形態を示すもので
ある。この第9の実施の形態は、内視鏡用テレビアダプ
ターに反射型赤外カットフィルターを用いた例である。
それは、図11に示すように、物体側より順にカバーガ
ラスC3と、正レンズと負レンズと正レンズとよりなる
結像レンズ系ILと、カバーガラスC4と、カバーガラ
スC5と、フィルター群FGと、CCDカバーガラスC
と、CCDとより構成されている。ここでフィルター群
FGのうちの最も物体側の赤外カットコーティングF2
3が施されたフィルターF22は、物体側より入射する
光束がこの赤外カットコーティングF23を透過した後
にCCDカバーガラスC等の高い反射率を有する面で反
射し、その後赤外カットコート面で再度反射し、CCD
撮像面にゴーストとして入射する。
【0100】図12は、反射型赤外カットフィルターの
分光曲線を示す図である。ここでコート面の透過率を
τ、コート面の反射率を(1−τ)とするとゴースト光
の透過率は、おおむねτ×(1−τ)となり、図12の
Cの部分に示すような強度分布になる。つまり図のCの
部分に示す領域を小さくすることによりこのようなゴー
スト光を低減できる。言い換えると、カットオフ領域Δ
r での曲線の傾きを急峻にすればよい。
【0101】この実施の形態にて用いる複合フィルター
は、図12に示すように少なくとも一つの反射型赤外カ
ットフィルターが、透過率が10%以下になるカットオ
フが波長域ΔWr610nm〜650nmに存在し、波
長610nmでの透過率が50%以上、波長650nm
での透過率が10%以下であることが望ましい。
【0102】尚、前述のように、フィルターの製造上の
誤差およびコーティング特性の角度依存による分光特性
シフトを考慮して前記条件を規定している。
【0103】一般に傾きを急峻にしていくと、カット帯
域が狭くなる傾向になり、これを吸収型赤外カットフィ
ルターと組合わせて複合型にするのが効率的である。
【0104】上記条件を外れた場合、ゴースト光が顕著
になり、急峻なカットオフ特性が得られなくなり色再現
性の向上は望めない。
【0105】図13は、第1の実施の形態である本発明
の内視鏡を用いた内視鏡システムを示す。図13の
(A)に示すように一つのCCU(カメラコントロール
ユニット)で、複数の内視鏡を制御するシステムであ
る。つまり、図13において10は内視鏡E1、E2、
・・・のように複数の内視鏡よりなる内視鏡セット、1
1はCCU、12は光源、13はライトガイドケーブル
を含む信号ケーフル、14はテレビモニターである。
【0106】このように、異なる種類の複数の内視鏡E
1、E2、・・・を備え、製品分野のニーズにより最適
な仕様の内視鏡を備えている。例えば、医療用消化器内
視鏡や外付けテレビカメラなど、比較的内視鏡の大きさ
に制約が少ない場合、コストが安い吸収型赤外カットフ
ィルターを主として用いている。また内視鏡の大きさに
比較的制約が厳しい気管支用内視鏡等の場合、小型化が
要求されるために反射型フィルターが用いられる。更
に、夫々の製品分野に最適なCCDが用いられる。その
ために図13に示すような内視鏡システムが必要であ
る。
【0107】このような内視鏡システムに用いられ複数
の内視鏡は、夫々フィルターの種類が異なり、CCDの
種類が異なり、内視鏡毎に色の再現性が異なることが予
想され、結果として一つのCCUでの制御は困難であ
る。
【0108】このような内視鏡システムにおいて、複数
の各内視鏡に、前記の本発明の複合フィルターを用いる
ことが効果的である。例えば、最終的に得られる内視鏡
像の色再現性がほぼ同等になるように内視鏡毎に複合フ
ィルターの分光特性を最適化すればよい。
【0109】本発明の複合フィルターは、反射型と吸収
型の異なる分光特性を持つフィルターを組合わせるため
分光特性の変更は比較的容易である。この変更は、吸収
型フィルターの厚さを変更させ、また反射型フィルター
の膜構成のみを変更させてもよい。
【0110】また、本発明で用いる複合フィルターを使
用しても色再現性が同等にならない場合や、複数の異な
るフィルターを使用したくない場合は、CCU側で夫々
の製品に最適なカラーマトリックス回路を複数用意し、
選択使用できるようなシステムにしてもよい。例えばC
CUコネクター内の電気抵抗を内視鏡毎に変え、CCU
に接続して電源を入れた際に、CCU側でこの信号を検
知してカラーマトリックスを選択するようにしてもよ
い。あるいはユーザーが用途別にカスタマイズした好み
のカラーマトリックスを選択できるようにしてもよい。
【0111】尚、本発明にて用いる内視鏡は、電子内視
鏡に限ることなく、外付けテレビカメラを接続した硬性
鏡やファイバースコープでもよい。
【0112】このような内視鏡システムにおいて用いら
れるCCUにおいて、ホワイトバランス(カバーガラ
ス)をとる場合、通常CCU側で設定された「白色」に
なるようにR、G、Bの色信号にある係数が掛けられて
処理される。その際、例えば白と同時に赤についても色
補正がされる色補正回路を用いてより忠実な色再現性が
得られる。あるいは、赤色、緑色、青色の3原色につい
て夫々色補正を行ない得る回路を用いてもよい。
【0113】このような色補正をマニアルで行なう場
合、通常白色チャート等を用いるが図13の(B)に示
すような白赤混合の色チャート(例えばRが赤、Wが
白)を用いてもよい。
【0114】図14は本発明の第11の実施の形態を示
す図である。図14の(A)において21は内視鏡でそ
の先端部21aには、複合フィルターを備えた例えば本
発明の第3の実施の形態等の光学系が配置されている。
22はライトガイドケーブル、23はCCU、24は光
源装置である。この光源装置24は、図14の(B)に
示すような構成で、25は光源ランプ、26は照明光学
系、27はライトガイド、28は照明光学系中に配置さ
れている熱線カットフィルターである。
【0115】この光源装置にて用いられる熱線カットフ
ィルターは、640nm〜660nmで半値となる分光透過
率特性を有するもので、例えば図14の(C)に示す通
りの特性のフィルターである。
【0116】従来の光源装置は、ファイバースコープや
写真観察を目的としたものが多いが近年電子内視鏡の普
及により目の比視感度や写真フィルムの感度特性を厳密
に考慮した光源は必ずしも必要ない。そのため可視光ま
でカット域が存在する赤外カットフィルターを用いても
影響が少ない。このような熱線カットに特化したフィル
ターを用いる場合、前記本発明の実施の形態にて用いた
ような複合フィルターを用いる必要はなく、コスト面で
も有利である反射型フィルターを用いてもよい。無論、
吸収型のフィルターを併用して複合型としてもよい。
【0117】また、このような内視鏡システムにおいて
も、本発明で用いる複合フィルターを内視鏡光学系に用
いれば、ゴースト、フレアーの低減や色再現性の向上が
可能である。
【0118】尚、この第11の実施の形態に示す発明に
おいて、光源側にフィルターを配置する余裕がない場合
は、例えば照明光を導くライトガイドケーブル端にフィ
ルターを配置してもよい。
【0119】本発明は、特許請求の範囲に記載するもの
のほか、下記の各項に記載するものも発明の目的を達成
し得る。
【0120】(1)特許請求の範囲の請求項2に記載す
るシステムで、前記複数の内視鏡に用いられた特定の波
長を吸収する光学素子の厚みが前記複数の内視鏡毎に異
なることを特徴とする内視鏡システム。
【0121】(2)特許請求の範囲の請求項2に記載す
るシステムで、前記複数の内視鏡を前記カメラコントロ
ールユニットに接続した際に、前記テレビモニター上で
の色再現性がほぼ同様になるように前記カメラコントロ
ールユニットで複数設定されたカラーマトリックスを前
記複数の内視鏡毎に選択する機能を有することを特徴と
する内視鏡システム。
【0122】(3)特許請求の範囲の請求項2に記載す
るシステムで、前記複数の内視鏡の前記光学素子が特定
波長を吸収する光学素子と特定波長を吸収する光学素子
とよりなり、これら光学素子の総合的な分光特性が下記
条件(1)を満足することを特徴とする内視鏡システ
ム。 (1) 0.45≦A≦0.75
【0123】(4)特許請求の範囲の請求項3に記載す
るシステムで、前記光源装置に備えられたフィルターが
波長域640〜660nmで透過率が半値になる特性を有
することを特徴とする内視鏡システム。
【0124】(5)特許請求の範囲の請求項3あるいは
前記の(4)の項に記載するシステムで、前記光源装置
に備えられたフィルターが照明光を導くライトガイド端
に配置されていることを特徴とする内視鏡システム。
【0125】(6) 特定の波長を吸収する光学素子と
特定の波長を反射する光学素子とよりなる、統合の分光
特性が波長600nmで透過率が40%、波長700n
mで透過率が5%以上でかつA=|ΔT/ΔW|=0.
6±0.1であることを特徴とする複合フィルター。
【0126】(7) 特許請求の範囲の請求項1に記載
する撮像装置で、条件(1)の代りに下記条件を満足す
ることを特徴とする撮像装置。 0.35≦A≦0.75
【0127】(8) 特許請求の範囲の請求項1に記載
する撮像装置で、前記特定波長を反射する光学素子と分
光特性が異なる他の反射型光学素子を更に備え、前記他
の反射型光学素子が波長1060±20nmで透過率が
10%以下であることを特徴とする撮像装置。
【0128】(9) 前記の(8)の項に記載する撮像
装置で、前記特定波長を反射する光学素子に入射する光
線の傾角をθ(LD)、前記他の反射型光学素子に入射
する光線の傾角をθ(Y)とする時、下記条件を満足す
ることを特徴とする撮像装置。 θ(LD)<θ(Y)
【0129】(10) 前記の(9)の項に記載する撮
像装置で、下記条件を満足することを特徴とする撮像装
置。 θ(LD)<θ(Y)≦25°
【0130】(11) 前記の(8)、(9)又は(1
0)の項に記載する撮像装置で、前記他の反射型光学素
子の代りに前記特定波長を吸収する光学素子とは分光特
性が異なる他の吸収型光学素子を用いたことを特徴とす
る撮像装置。
【0131】(12) 前記の(11)の項に記載する
撮像装置で、前記他の吸収型光学素子をCCDの封止部
材としたことを特徴とする撮像装置。
【0132】(13) 特許請求の範囲の請求項1の撮
像装置で、前記特定波長を反射する光学素子の少なくと
も一つが、透過率10%以下になるカットオフが波長域
ΔWr610〜650nmに存在し、波長610nmで
透過率が50%以上で、波長650nmで透過率が10
%以下であることを特徴とする撮像装置。
【0133】(14) 特許請求の範囲の請求項1の撮
像装置で、前記特定波長を吸収する光学素子がゾルゲル
法により製作されることを特徴とする撮像装置。
【0134】(15) 特許請求の範囲の請求項3のシ
ステムで、前記内視鏡の観察光学系に特定の波長を吸収
する光学素子と特定の波長を反射する光学素子よりなる
複合フィルターを配置したことを特徴とする内視鏡シス
テム。
【0135】
【発明の効果】本発明の撮像装置は、前記のような総合
の分光特性を有する複合フィルターを用いることにより
色再現性が良く、ゴースト、フレアーの発生が少なく、
かつ電気的なノイズ低減を達成できる。
【0136】本発明の内視鏡システムは、異なる種類の
複数の内視鏡のいずれを用いた場合においてもほぼ同等
の分光特性が得られる。
【0137】又本発明の内視鏡システムは、光源装置に
可視光域が含まれる赤外カットフィルターを用いること
により内視鏡先端部の発熱を防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態で用いる複合フィル
ターの構成を示す図
【図2】図1Aに示す複合フィルターの分光特性を示す
【図3】本発明の第2の実施の形態で用いる複合フィル
ターの構成を示す図
【図4】図2Aに示す複合フィルターの分光特性を示す
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成を示す図
【図6】本発明の第4の実施の形態の構成を示す図
【図7】本発明の第5の実施の形態の構成を示す図
【図8】本発明の第6の実施の形態の構成を示す図
【図9】本発明の第7の実施の形態の構成を示す図
【図10】本発明の第8の実施の形態の構成を示す図
【図11】本発明の第9の実施の形態の構成を示す図
【図12】本発明の第9の実施の形態におけるゴースト
光の分光特性を示す図
【図13】本発明の第10の実施の形態の構成を示す図
【図14】本発明の第11の実施の形態の構成を示す図
【図15】色分解フィルターの配列を示す図
【図16】従来の撮像装置で用いられているフィルター
の分光特性を示す図
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 H04N 9/04 Z Fターム(参考) 2H040 BA00 BA08 CA02 CA11 CA23 CA24 DA02 DA03 DA12 DA56 EA00 GA02 GA08 GA11 2H048 CA12 CA17 CA24 FA05 FA09 FA12 FA22 4C061 AA00 BB01 CC06 DD00 FF40 GG01 LL02 LL08 MM05 MM07 NN01 NN09 PP12 QQ09 RR04 RR14 5C054 CA04 CC07 FA01 FB03 HA12 5C065 AA04 BB22 BB41 BB48 DD02 DD17 EE01 EE05 EE16 FF07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定の波長を吸収する光学素子と、特定の
    波長を反射する光学素子と、有機系カラーモザイクフィ
    ルターを備えた撮像素子とを有し、上記光学素子を組合
    わせた総合的な分光特性が下記条件(1)を満足するこ
    とを特徴とする撮像装置。 (1) 0.45≦A≦0.75 ただし、 A=|ΔT/ΔW| (%/nm) ΔT=T(600)−T(550) ΔW=50nm ここでT(550)、T(600)は夫々波長550n
    m、600nmにおける透過率、Wは波長である。
  2. 【請求項2】複数の内視鏡と、複数の内視鏡を接続する
    一つのカメラコントロールユニットと、被写体像を照明
    する光源装置と、内視鏡像を表示するテレビモニターと
    を有し、前記複数の内視鏡は互いに異なる分光特性の撮
    像素子と予め決められた分光特性になるように特定波長
    を吸収又は反射する光学素子を備えた内視鏡システム。
  3. 【請求項3】内視鏡と、内視鏡を接続するカメラコント
    ロールユニットと、被写体を照明する照明光を供給する
    光源装置と、照明光を被写体まで導くライトガイドケー
    ブルと、内視鏡像を表示するテレビモニターとを有し、
    前記光源装置には赤外光を除去するフィルターが備えら
    れ、前記フィルターのカット波長域に可視光域が含まれ
    ることを特徴とする内視鏡システム。
JP32295598A 1998-10-29 1998-10-29 撮像装置 Withdrawn JP2000137172A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32295598A JP2000137172A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 撮像装置
US09/430,074 US6985170B1 (en) 1998-10-29 1999-10-29 Image pickup apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32295598A JP2000137172A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000137172A true JP2000137172A (ja) 2000-05-16

Family

ID=18149515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32295598A Withdrawn JP2000137172A (ja) 1998-10-29 1998-10-29 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6985170B1 (ja)
JP (1) JP2000137172A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004037075A1 (ja) 2002-10-25 2004-05-06 Olympus Corporation 内視鏡装置
JP2004177490A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取装置および放射線像変換パネル
GB2423589A (en) * 2005-02-23 2006-08-30 Univ Warwick Wireless communication receiver with optical diverging element and filter
JP2007279750A (ja) * 2007-04-13 2007-10-25 Nec Corp 集光レンズの入射防止膜形成方法
WO2016114363A1 (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 旭硝子株式会社 近赤外線カットフィルタおよび撮像装置
WO2017203897A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 オリンパス株式会社 対物光学系及びそれを備えた内視鏡装置

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3893391B2 (ja) * 2003-08-05 2007-03-14 キヤノン株式会社 Ndフィルタの製造方法
US20050218308A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-06 Eastman Kodak Company Electronic imagers using an absorbing filter for flare reduction
US8035698B2 (en) * 2009-01-21 2011-10-11 Seiko Epson Corporation Joint automatic demosaicking and white balancing
US9402533B2 (en) 2011-03-07 2016-08-02 Endochoice Innovation Center Ltd. Endoscope circuit board assembly
US11547275B2 (en) 2009-06-18 2023-01-10 Endochoice, Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US9706903B2 (en) 2009-06-18 2017-07-18 Endochoice, Inc. Multiple viewing elements endoscope system with modular imaging units
US9642513B2 (en) 2009-06-18 2017-05-09 Endochoice Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US11278190B2 (en) 2009-06-18 2022-03-22 Endochoice, Inc. Multi-viewing element endoscope
WO2012077117A1 (en) 2010-12-09 2012-06-14 Peermedical Ltd. Flexible electronic circuit board multi-camera endoscope
US9901244B2 (en) 2009-06-18 2018-02-27 Endochoice, Inc. Circuit board assembly of a multiple viewing elements endoscope
US9872609B2 (en) 2009-06-18 2018-01-23 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-camera endoscope
EP2865322B1 (en) 2009-06-18 2020-07-22 EndoChoice, Inc. Multi-camera endoscope
US11864734B2 (en) 2009-06-18 2024-01-09 Endochoice, Inc. Multi-camera endoscope
US8926502B2 (en) 2011-03-07 2015-01-06 Endochoice, Inc. Multi camera endoscope having a side service channel
US10165929B2 (en) 2009-06-18 2019-01-01 Endochoice, Inc. Compact multi-viewing element endoscope system
US9101287B2 (en) 2011-03-07 2015-08-11 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi camera endoscope assembly having multiple working channels
US9713417B2 (en) 2009-06-18 2017-07-25 Endochoice, Inc. Image capture assembly for use in a multi-viewing elements endoscope
US9101268B2 (en) 2009-06-18 2015-08-11 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-camera endoscope
US9492063B2 (en) 2009-06-18 2016-11-15 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-viewing element endoscope
DE102009043523A1 (de) * 2009-09-30 2011-04-07 Siemens Aktiengesellschaft Endoskop
US9560953B2 (en) 2010-09-20 2017-02-07 Endochoice, Inc. Operational interface in a multi-viewing element endoscope
EP4233680A3 (en) 2010-09-20 2023-09-13 EndoChoice, Inc. Endoscope distal section comprising a unitary fluid channeling component
EP2635932B1 (en) 2010-10-28 2019-06-05 EndoChoice Innovation Center Ltd. Optical systems for multi-sensor endoscopes
EP3522215A1 (en) 2010-12-09 2019-08-07 EndoChoice Innovation Center Ltd. Flexible electronic circuit board for a multi-camera endoscope
US11889986B2 (en) 2010-12-09 2024-02-06 Endochoice, Inc. Flexible electronic circuit board for a multi-camera endoscope
EP3228236A1 (en) 2011-02-07 2017-10-11 Endochoice Innovation Center Ltd. Multi-element cover for a multi-camera endoscope
EP3659491A1 (en) 2011-12-13 2020-06-03 EndoChoice Innovation Center Ltd. Removable tip endoscope
EP2604172B1 (en) 2011-12-13 2015-08-12 EndoChoice Innovation Center Ltd. Rotatable connector for an endoscope
JP5648010B2 (ja) * 2012-03-30 2015-01-07 富士フイルム株式会社 機器の作動方法及び撮影装置と電子内視鏡装置
US9560954B2 (en) 2012-07-24 2017-02-07 Endochoice, Inc. Connector for use with endoscope
US9993142B2 (en) 2013-03-28 2018-06-12 Endochoice, Inc. Fluid distribution device for a multiple viewing elements endoscope
US9986899B2 (en) 2013-03-28 2018-06-05 Endochoice, Inc. Manifold for a multiple viewing elements endoscope
US10499794B2 (en) 2013-05-09 2019-12-10 Endochoice, Inc. Operational interface in a multi-viewing element endoscope

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4816909A (en) * 1986-12-17 1989-03-28 Olympus Optical Co., Ltd. Video endoscope system for use with different sizes of solid state devices
US5177605A (en) 1987-04-28 1993-01-05 Olympus Optical Co., Ltd. Optical system for endoscopes and endoscopes using same
US4916534A (en) * 1987-04-28 1990-04-10 Olympus Optical Co., Ltd. Endoscope
JPS6412547A (en) 1987-07-07 1989-01-17 Fujitsu Ltd Formation of multilayer interconnection
JP2826328B2 (ja) * 1988-11-18 1998-11-18 オリンパス光学工業株式会社 撮像装置
US5514127A (en) * 1993-02-18 1996-05-07 Central Research Laboratories Limited Apparatus for irradiating an area with a controllable pattern of light
US5711755A (en) * 1995-04-14 1998-01-27 Vipera Systems, Inc. Endoscopic diagnostic systems and associated methods employing infrared radiation
JP3872852B2 (ja) * 1996-02-26 2007-01-24 オリンパス株式会社 内視鏡tv観察システム、内視鏡tv観察システムに使用される光源ユニット、及び内視鏡用小型光源ユニット
US6293911B1 (en) * 1996-11-20 2001-09-25 Olympus Optical Co., Ltd. Fluorescent endoscope system enabling simultaneous normal light observation and fluorescence observation in infrared spectrum
JP3891628B2 (ja) * 1997-02-04 2007-03-14 オリンパス株式会社 照明光学系及びこれを備えた内視鏡システム
JPH10295633A (ja) * 1997-04-25 1998-11-10 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡観察装置
DE19800312A1 (de) * 1998-01-07 1999-07-08 Wolf Gmbh Richard Diagnosegerät zur bildgebenden Aufnahme fluoreszierender biologischer Gewebebereiche
ATE391451T1 (de) * 1998-01-26 2008-04-15 Massachusetts Inst Technology Endoskop zur erfassung von fluoreszenzbilder

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1554972A4 (en) * 2002-10-25 2008-03-12 Olympus Corp ENDOSCOPE DEVICE
EP1554972A1 (en) * 2002-10-25 2005-07-20 Olympus Corporation Endoscope device
WO2004037075A1 (ja) 2002-10-25 2004-05-06 Olympus Corporation 内視鏡装置
JP2004177490A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取装置および放射線像変換パネル
US7446332B2 (en) 2002-11-25 2008-11-04 Fujifilm Corporation Radiation image read-out apparatus and radiation image convertor panel
GB2423589A (en) * 2005-02-23 2006-08-30 Univ Warwick Wireless communication receiver with optical diverging element and filter
JP2007279750A (ja) * 2007-04-13 2007-10-25 Nec Corp 集光レンズの入射防止膜形成方法
WO2016114363A1 (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 旭硝子株式会社 近赤外線カットフィルタおよび撮像装置
JPWO2016114363A1 (ja) * 2015-01-14 2017-04-27 旭硝子株式会社 近赤外線カットフィルタおよび撮像装置
JP2017122934A (ja) * 2015-01-14 2017-07-13 旭硝子株式会社 近赤外線カットフィルタおよび撮像装置
US10365417B2 (en) 2015-01-14 2019-07-30 AGC Inc. Near-infrared cut filter and imaging device
WO2017203897A1 (ja) * 2016-05-27 2017-11-30 オリンパス株式会社 対物光学系及びそれを備えた内視鏡装置
JP6257874B1 (ja) * 2016-05-27 2018-01-10 オリンパス株式会社 対物光学系及びそれを備えた内視鏡装置
US10893793B2 (en) 2016-05-27 2021-01-19 Olympus Corporation Objective optical system and endoscope device including the same

Also Published As

Publication number Publication date
US6985170B1 (en) 2006-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000137172A (ja) 撮像装置
JP5066420B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2021192534A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5259381B2 (ja) 撮像装置および撮像方法
US10986988B2 (en) Electronic endoscope
CN107518867A (zh) 光源装置及内窥镜系统
JP5094502B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2008250122A (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2001042230A (ja) 撮像光学系
JP4855755B2 (ja) 生体診断装置
CN106073691B (zh) 内窥镜用光源装置及内窥镜系统
JP4820773B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP5075714B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2000131521A (ja) 干渉膜およびこれを用いた撮像装置
JP2000131521A5 (ja)
JP2010021791A (ja) 撮像装置、その画像処理方法及びプログラム
JP3376089B2 (ja) 内視鏡用光源光学系
JP2002365413A (ja) 色分解光学系
JP3068702B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP5075715B2 (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP2011248047A (ja) 色分解光学系および撮像装置
JP3228551B2 (ja) 内視鏡装置
JP2000098442A (ja) 撮像装置
JP2004341137A (ja) 絞り装置および光学フィルタ
JP4169957B2 (ja) 電子内視鏡装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110