JP3228551B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JP3228551B2
JP3228551B2 JP11031592A JP11031592A JP3228551B2 JP 3228551 B2 JP3228551 B2 JP 3228551B2 JP 11031592 A JP11031592 A JP 11031592A JP 11031592 A JP11031592 A JP 11031592A JP 3228551 B2 JP3228551 B2 JP 3228551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
image
endoscope
fiber bundle
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11031592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05308640A (ja
Inventor
勝 白岩
勝也 小野
公彦 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp, Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Corp
Priority to JP11031592A priority Critical patent/JP3228551B2/ja
Publication of JPH05308640A publication Critical patent/JPH05308640A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3228551B2 publication Critical patent/JP3228551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージファイバ束を
用いた内視鏡装置であって、特にイメージファイバ束に
おけるクロストークによる画像の劣化を低減させた内視
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージファイバ束を用いた内視鏡とし
て、例えば図11に示すような内視鏡装置がある。この
内視鏡装置は、光源装置1からの光が内視鏡2内のライ
トガイド3のファイバ束の入射端に集光され、この光が
ライトガイド3の射出端に伝送されて、照明レンズ4を
介して物体に照射される。照明された物体の像は対物レ
ンズ5によってイメージガイド6の入射端に結像させら
れ、イメージガイド6の出射端まで伝送された後、投影
レンズ7によってCCDイメージセンサ8上に投影され
る。そして、この像は光電変換されて電子回路9で映像
信号に変換され、TVモニター10で観察されるように
なっている。
【0003】この様な内視鏡装置に使われているイメー
ジファイバは近年細径化が進み、血管内を観察するよう
な非常に細いものが作られるようになった。この様な細
径イメージファイバ束は各繊維をバラバラにせず、クラ
ッドを共有した構造のものが主に用いられている。近
年、これらの細径イメージファイバ束は更に細径化と高
画素化が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのためには、ファイ
バーのコア径とクラッド厚を夫々小さくする必要がある
が、その大きさが光の波長の数倍以下になると、隣接す
るイメージファイバ間モード結合によるクロストークが
発生して、画質が著しく低下することになる。クロスト
ークを減少させるために、従来、コアの形状や配列をラ
ンダムにする技術が知られているが、このような構造は
画面が見づらいという欠点を有する。又、ランダム配列
でない従来の構造のイメージファイバ束でクロストーク
を減少させるには、クラッド厚を十分に厚くする必要が
あるが、そうすると、今度はファイバ束断面積における
コアの占有率が小さくなってしまい、明るい画像を得る
ことができず、高画素化もできないという欠点が残る。
このように、従来の技術では、イメージファイバ束はク
ロストークの影響を避けるために解像力をあまり向上さ
せることができなかった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みて、細径
で且つ高画素のイメージファイバを用いると共に、クロ
ストークの影響を低減させることのできる高解像の内視
鏡装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】前述したイメー
ジファイバ束におけるクロストークの現象は、論文「イ
メージファイバーの伝送特性」(電子通信学会論文誌 '
83.11 vol.J66-C No.11 )により解析されており、論文
内に示された数式によってクロストークの様子が推察で
きる。この論文内に示されているクロストークパラメー
タ(論文内では漏話パラメータと呼んでいる)という値
(以下、B値という)は、クロストークの大小関係を示
す値であり、B値が大きいほどクロストークは著しくな
る。LP01モードのB値は、具体的には以下に示す式で
与えられている。 B={〔−2u01 2 0 (ω01d/a)〕/〔v2 1 2 (ω01)〕}・z/β (1)
【0007】ここで、u01,ω01はLP01モードの固有
値、aはファイバーのコア半径、dは同じくファイバー
のピッチ、zはファイバーの長さ、βはLP01モードの
伝搬常数、Km はm次の第2種変形ベッセル関数であ
る。又、vはファイバーのスペックにより決定される正
規化周波数であり、下記の(2)式で表される。 v=ka√(n1 2 −n2 2 ) (2) 但し、k=2π/λ(λはファイバ内を伝搬する光の波
長)、n1 ,n2 は夫々コアとクラッドの屈折率であ
る。尚、その他のモードについても、上述の論文中に示
された考え方によりB値を求めることができる。
【0008】ところで(2)式のk=2π/λから、
(1)式中のu01,ω01,v,βは夫々波長の関数であ
るため、B値は波長により値が大きく変わる。この様子
を示すと図1のようになる。図1のグラフは、NA≒
0.5、コア径1.95μm、繊維間隔3.68μmの
イメージファイバ束の、波長λに対するLP01モードの
変化を示している。このグラフから理解できるように、
クロストークは波長が長くなると急激に増加する。従っ
て、内視鏡装置の観察波長として短い波長を用いれば、
解像力の良い画像が得られることになる。又、CCD等
の光電変換素子により映像信号を作り、テレビモニター
等で観察するような装置では、一般に輝度信号に比べる
と色情報は解像力が低くて良い。これは、人間の眼が色
情報に対して高解像でないという特性によるものであ
る。従って、イメージファイバ束により伝送された像を
このような系を通して観察する装置においては、輝度信
号を得る時には短い波長を用い、色情報を得る時には長
波長を含む広い範囲の波長を用いることで、解像力の優
れた画像を得ることができる。
【0009】次に、その具体的な例を挙げて説明する。
色符号化用カラーモザイクフィルターを備えたCCDか
ら取り込まれた電気信号は、光学系又は電気系の処理に
より赤、緑、青の各原色信号(夫々R信号、G信号、B
信号という)に分解される。そして、これらの信号は後
の電気処理により、輝度信号(Y信号)と色信号が作ら
れる。この場合、人間の眼が緑色付近の波長に高い感度
を持つため、輝度信号はこれを考慮した次式(3)によ
り合成されることになる。 Y=0.3×R+0.59×G+0.11×B (3)
【0010】ところで、前述した如く、イメージファイ
バ束により伝送された像は、波長が長いほど解像力が急
激に低下する特性を有するから、例えば(3)式中の最
も波長の長いR信号の係数を0.3より小さくすること
で、Y信号の解像力の劣化を低減させることができる。
そして、(3)式中のRの係数を小さくした分は、G信
号又はB信号の係数に振り分けるようにすればよい。
又、同様な考え方から、(3)式中のR信号とG信号の
係数を0として、B信号のみをY信号として用いるよう
にしてもよい。この場合、B信号は波長域が最も短波長
側にあるため、解像力が非常に高いという利点がある。
但し、Y信号をB信号のみで作成すると、人間の眼の感
度特性から少しずれるので色再現性が損なわれる。しか
し、色の再現性を重視しないようなシステムにおいて
は、非常に有効である。
【0011】又、これとは別に、観察対象によっては色
情報を必要とせず、モノクロ画像で被写体を観察する場
合が考えられる。その場合、通常は眼の感度特性に近い
波長域を用いたり、G信号を用いる場合が多いが、イメ
ージファイバ束と組み合わせる場合にはB信号を用いれ
ば良い。又、この時、色符号化用モザイクフィルターの
付いていない受光素子を用いる場合には、照明光の波長
を短波長のみに制限すればよい。要するに、クロストー
クの影響を低減させて解像力を向上させるには、輝度信
号中の短波長光のウエイトを長波長光のウエイトに対し
て、より大きく設定すればよいのである。
【0012】次に、イメージファイバ束の特性として、
このファイバー束と組み合わせられる対物光学系のFN
o.にクロストークが依存しており、そしてクロストー
クを最小にするFNo.が存在することについて説明す
る。上述の(1)式を用いて、上述の場合と同スペック
(光の波長は500nm,ファイバーのコア径は1.9
5μm,画素間隔は3.68μm,NA=0.49,フ
ァイバー長は1.5m)のファイバー束について、B値
を計算してみると、下記の表1のような値が得られる。 表1から、LP01モードのB値が最も少ない値であるこ
とがわかる。従って、LP01モードの光漏れ量が最も少
ないことが推察される。
【0013】ファイバーで伝送される光は、各モードの
線形結合であるとして、これをEtotal とすると、この
Etotal は次式(4)で表される。 ここで、Amlは各モードにかかるウエイトであり、Eml
は各モードのモード関数である。このウエイトAmlは、
ファイバー端面に入射する光の電界分布に依存し、次の
式により求めることができる。 ここで、O(r,θ)は入射光の電界分布であり、r,
θはファイバーのコア中心を原点とする極座標を示すも
のであり、rが距離、θが角度である。前述したよう
に、クロストークの大きさはLP01モードが最も少ない
ため、LP01モードのウエイトが最も大きく、且つ他の
モードのウエイトが小さくなるような入射光を与える
と、(4)式により、ファイバーで伝送されるトータル
のクロストークが最も少なくなることが分かる。
【0014】次に、入射光の電界分布であるが、レンズ
により結像される像の電界分布は、物体として点光源を
与えた場合、一般に点像振幅分布と呼ばれ、 で与えられる。尚、J1 (x)は一次のベッセル関数、
λはファイバー内を伝搬する光の波長、FNo.はレン
ズの開口(Fナンバー)である。この点像振幅分布の像
がファイバー端面に結像して、ファイバー内に複数のモ
ードが励振されるとき、各モードのウエイトは(5)式
のO(r,θ)を(6)式に置き換えたものとなる。
(5)式は入射光の関数を各モードの関数で展開してい
ることを示しており、コアの中心に結像している場合を
考えると、(6)式の形がLP01モードのモード関数の
形とほぼ等しいときにLP01モードのウエイトが最も大
きくなり、他のモードのウエイトが小さくなる。
【0015】LP01モードの関数は具体的には、 と表される。モード関数は(7−1)式及び(7−2)
式から理解できるように、コア内にそのパワーが集中し
ている。従って、モード関数の形状はコア内の関数であ
る(7−1)式が支配的である。よって、LP01モード
のウエイトを大きくするためには、入射光の関数(6)
式とコア内のモード関数(7−1)式をほぼ等しくすれ
ばよい。
【0016】入射光の関数(6)式とコア内のモード関
数(7−1)式をほぼ等しくするためのFNo.は、以
下のように考えることができる。即ち、(6)式,(7
−1)式は第1種ベッセル関数を含む疑似周期関数であ
り、この2つの関数が最初に0となる点をほぼ等しくす
ると、点像振幅分布とモード関数はほぼ同じ形となる。
夫々が最初に0となる点は、各式(6),(7−1)中
の()内の値が夫々3.8317、2.4048となる
点である。従って、()内の係数が夫々3.8317、
2.4048となるように、ファイバーのスペックに対
して入射光学系のFNo.を決定すれば、LP01モード
が比較的大きく励振され、クロストークの少ない画像が
得られる。この二つの関数(6),(7−1)式の値が
0になる点を一致させた時のFNo.は、 FNo.≒1.97a/(λu01) (8) となる。
【0017】しかし、実際にウエイトを計算してみる
と、図2に示すように(6)式が最初に0になる点r1
は、(7−1)式が最初に0になる点r2 より大きい方
が、図2においてコア半径内における両曲線の軌跡がよ
り近似することになり、他のモードに対するLP01モー
ドのウエイトが大きくなるので好ましい。その時の
(8)式の係数は、図3の表2で係数を変化させた時
(但し、コア半径は1μm、λは600nm、u01
2.00657)のウエイトが示すように、1.97で
はなくて2.2程度となる。この値は、波長又はコア半
径,ファイバのNAを変えた場合でも、ほぼ一定の値
(=2.2)となる。
【0018】従って、 FNo.≒2.2a/(λu01) (9) で得られる(9)式がLP01モードのウエイトを最大に
するFNo.の条件であるが、他のモードのウエイトを
計算すると、(9)式を中心に或る範囲ではLP01モー
ドのウエイトに対して十分小さい値をとることになる。
よって、この範囲内であれば、LP01モード以外のクロ
ストークの影響が少ないため、画質の低下も少ない。即
ち、(9)式で示す値の程度であればLP01モードのウ
エイトは十分大きい。又、図4から理解できるように、
ファイバーのコア径が同一であれば、NAが大きいほど
LP01モードの電界分布がコア内に良く閉じ込められ
る。つまり、コア径が同一であれば、イメージファイバ
のNAが大きい方がクロストークの面で有利であり、石
英系のイメージファイバ(一般にNA=0.3程度)よ
り多成分系のイメージファイバ(一般にNA=0.4以
上)の方が、NAを大きくできて有利である。
【0019】以上、モード関数と点像振幅分布の関係に
ついて、コアの中心のみ論じてきたが、コア全体につい
てもコアの中心だけ考えておけば十分であることを、次
に説明する。図5の表3(A),(B)に、FNo.を
変えた場合の(8)式又は(9)式の係数(FNo.×
λu01/a)と、各モードのウエイトを示す。表(A)
はコアの中心における各モードのウエイトを振幅で表示
したものであり、表(B)はコア全体についてウエイト
を積分してLP01モードのウエイトを1に規格化して強
度比として表示したものである。表(A),(B)にお
いて、下記の(10)式を満たす範囲であれば、コア中
心でのLP01モードのウエイトが約50%以上であり、
全体について積分した場合でもLP01モードのウエイト
が最も大きいことが理解できる。 8・a/(λu01)≧FNo.≧1.4・a/(λu01) (10) 又、クラッドの厚みが或る程度確保できる場合、(1
0)式の範囲を外れていても下記(10′)式を満足し
ていればクロストークは十分に少なく、実用上問題はな
い。 FNo.≧a/(λu01) (10′) 以上の説明から理解できるように、イメージファイバ束
のクロストークは、ファイバー束と組み合わせる対物光
学系のFNo.に依存し、クロストークを最小にする対
物光学系のFNo.が存在するのである。
【0020】ところで、一般に内視鏡は図11に示すよ
うに、照明光をライトガイド3によってスコープ先端ま
で導いている。この場合スコープ径を細くするためにラ
イトガイド3を構成するファイバーの本数をなるべく少
なく構成すると共に、これによる光量の減少分について
は対物レンズ5のFNo.を明るくするように構成する
ことで光量を大きくしている。このように対物レンズの
FNo.を明るくする場合、ファイバー束のNAに相当
するFNo.程度まで対物光学系のFNo.を明るくす
ることができる。しかしながら、上述したように、クロ
ストークによる画質の劣化を低減させるには、対物光学
系のFNo.を(10)式で求められる値(以後、最適
値という)にする必要がある。この値はファイバー束の
NAに相当するFNo.より暗い値となる。例えば、コ
ア径2μmで、NA=0.39のイメージファイバの場
合、波長600nmのとき、(10)式の範囲内であっ
ても最も効果の高いFNo.は、およそ2.1である
が、一方でファイバーのNAに相当するFNo.はもっ
と明るい1.28である。このように、単純にクロスト
ークを減らすためにFNo.を設定すると、明るさの点
で不利になってしまうという問題がある。
【0021】そこで本発明においては、CCD等の光電
変換素子により映像信号を作り、テレビモニター等で観
察するような内視鏡TV装置において、高解像を必要と
する輝度信号を得るときのみFNo.を最適値程度に設
定し、色信号を得るときにはFNo.を明るく設定する
ことで、解像力を向上させると共に、色SN比も確保す
ることができるようにした。その具体的な手法を示す
と、輝度信号と色信号とを光電変換素子から得られる異
なる出力信号より生成すると共に、該輝度信号を得るた
めの撮像時のイメージファイバ束への入射光束のFN
o.と色信号を得るための撮像時のイメージファイバ束
への入射光束のFNo.を変化させる絞りを対物光学系
に設けて、輝度信号と色信号を時間的にずらして取り込
み、輝度信号を得るときのみ対物光学系の明るさ絞りを
最適値に変化させ、色信号を得るときには明るさ絞りを
イメージファイバ束のNAに相当するFNo.又はそれ
以上の明るさに設定しておけばよい。又、この場合、輝
度信号を得るときに画像の光量が減少するので、露出時
間を長くするか、又は電気系の利得を上げる必要があ
る。又、これと同様な考え方により、静止画像に対して
のみFNo.を最適値に設定し、動画像に対してはFN
o.をより明るく設定するようにしてもよい。これは、
人間の眼は静止画に対する解像力は高いが、動画に対し
ては解像力が低下するためである。従って、動画を検知
する回路を設け、被写体の動きが小さいときのみ静止画
として対物光学系のFNo.を最適値に設定すること
で、良好な画像が得られることになる。
【0022】又、図6に示すような、一般に面順次式と
呼ばれる撮像系で画質の改善を行う場合について説明す
る。この方式は、波長域の異なる複数の照明光を順次被
写体に照射し、夫々の照射時間に取り込まれた信号から
映像信号を合成するものである。即ち、光源装置12に
おいて、回転フィルター13を介して波長域の異なる照
明光が順次ライトガイド14の入射端に照射され、ライ
トガイド14を伝送された各照明光はその射出端から照
明レンズ15を介して物体に照射される。そして、対物
レンズ16によって各照明光による物体の像がイメージ
ガイド17の入射端に結像され、そしてこの像はイメー
ジガイド17を伝送されて投影レンズ18によってCC
Dイメージセンサ19上に投影される。この像はCCD
19で光電変換され、夫々の照射時間に取り込まれた信
号は、同期回路20の信号を受ける色分離回路21で
R,G,Bの各信号に分離される。各信号は夫々メモリ
22,23,24でメモリされた後、プロセス回路25
を介して出力され、映像信号が合成されるようになって
いる。
【0023】このように、本内視鏡TV装置では、異な
った波長域の光を時間的にずらして使用しているので、
夫々の波長域においてFNo.が最適値となるよう、対
物レンズ16の明るさ絞りをその都度変化させればクロ
ストークの影響を低減させることができる。又、クロス
トークの波長依存性を考慮して、クロストークが急激に
増加する長波長側を含んだ波長域の光で被写体を照射す
るときのみ、対物レンズのFNo.を最適値とするよう
に制御するようにしてもよい。この場合、その他の波長
域でFNo.を明るくしておけば、解像力を向上できる
と共に、明るさについても有利な画像が得られる。以
上、入射光学系についてのみ述べてきたが、ファイバー
の射出端面においても同様のことがいえる。射出側光学
系(例えば図11の投影レンズ7)のFNo.にもクロ
ストークの影響を最小にする最適値が存在しており、前
述したように電子撮像系と可変絞りを組み合わせること
で解像力を向上させることが可能である。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【実施例】以下、本発明の第一実施例について、図
より説明する。図は内視鏡TV装置の要部構成図であ
り、対物レンズ37は、内視鏡の照明光学系により照明
された物体の像を、イメージファイバ束38の入射端面
に結像させるものであり、イメージファイバ束38は各
繊維が細径且つ高画素に形成されていて入射端面に結像
された物体の像をその射出端面に伝送する。投影レンズ
39はこの射出端面の後方に位置して物体の像を、カラ
ーモザイクフィルター40を介してCCD41の面上に
結像させる。受光した光を光電変換するCCD41に電
気的に接続された色分離回路42は、電気信号をR信
号,G信号,B信号の各原色信号に変換するものであ
り、マトリクス回路43はこれら原色信号を更にR−Y
とB−Yの2種の色信号とY信号(輝度信号)に変換さ
せる。マトリクス回路43における各信号の合成は以下
の式によって行われるようになっている。 色信号 R−Y=0.7R−0.59G−0.11B B−Y=−0.3R−0.59G+0.89B 輝度信号 Y=0.7G+0.3B (11
【0032】従来の撮像装置では、Y信号は上述の
(2)式によって合成されるようになっているが、本実
施例ではクロストークの影響を低減させるために、長波
長域のR信号の係数を0にして、その分を比較的短波長
域のG信号とB信号に夫々振り分けている。又、マトリ
クス回路43に接続される合成回路44では、2種の色
信号とY信号をNTSC又はPAL等の方式の映像信号
に合成してテレビモニター等に出力するようになってい
る。
【0033】本実施例は上述のように構成されているか
ら、内視鏡の照明光学系によって照射された物体は、対
物レンズ37によってイメージファイバ束38の入射端
面に結像され、その射出端面まで伝送される。この時、
イメージファイバ束38の各ファイバーは細径であるた
め、各ファイバー間にクロストークが発生する。そし
て、物体像は投影レンズ39によって、カラーモザイク
フィルター40を介してCCD41上に結像され、光電
変換される。この電気信号は色分離回路42によって
R,G,Bの各原色信号に変換された後、マトリクス回
路43でR−Y信号とB−Y信号の2種の色信号と輝度
信号(Y信号)とに変換されるが、輝度信号は(11
式により長波長域のR信号成分が除去されているため、
解像力の良い画像が得られる。又、2種の色信号につい
ては、人間の眼が色情報に対しては高解像でない特性を
有するため、R信号を含めた広い範囲の波長が用いられ
ている。このようにして得られた色信号及び輝度信号
は、合成回路44で映像信号に合成され、テレビモニタ
ー等で表示される。
【0034】上述のように本実施例は、細径で高画素の
イメージファイバを用いているが、クロストークの大き
い長波長域のR信号のウエイトを0にして輝度信号を作
るようにしたから、クロストークを減少させて、輝度情
報の解像力を向上させることができる。
【0035】次に、本発明の第二実施例を図により説
明する。図は内視鏡TV装置の要部構成図を示すもの
であり、本実施例では、マトリクス回路43において、
Y信号は最も短波長域のB(青色成分)信号のみによっ
て作成されるようになっている。そのため、色分離回路
42から出力される原色信号であるB信号は、マトリク
ス回路43と合成回路44とに夫々入力されるように配
線されている。尚、B信号はマトリクス回路43を介し
て合成回路44にY信号として出力されるようにしても
よい。本実施例では、クロストークの最も少ないB信号
のみによって輝度信号を作るようになっているから、輝
度情報の解像力は非常に高いものになる。
【0036】又、上述の例以外に、輝度信号は次式によ
って与えられるようにしてもよい。 Y=√(c・G・B) 尚、cは比例定数である。このように構成しても、クロ
ストークの影響を低減できて、輝度信号の解像力を向上
させることができる。
【0037】次に、本発明の第三実施例を図により説
明する。図は内視鏡TV装置の要部構成図を示すもの
であり、対物レンズ37には絞り径可変の明るさ絞り4
6が配置されており、輝度信号を得るときには絞り径を
FNo.が最適値になるように絞り込み、色信号を得る
時など通常時は絞り径が開かれた状態に制御されるよう
になっている。絞り径を変化させる時間はタイミング発
生器47によって制御され、絞り径を最適値に絞り込ん
だ時には光量が減少するので、露出時間が長く制御され
るようになっている。タイミング発生器47はCCDド
ライバ48を介してCCD41電気的に接続され、タ
イミング発生器47と同期してCCD41が読み出しの
ために駆動制御される。輝度信号・色信号分離回路49
は、CCD41から入力される光電変換信号が輝度信号
用と色信号用とで時間的に分けて取り入れられ、タイミ
ング発生器47からの信号によって輝度信号用回路50
と色信号用回路51とに切り換えて出力するようになっ
ている。
【0038】輝度信号用回路50は、輝度信号・色信号
分離回路49から出力された信号を記憶するメモリ52
と、入力信号を各原色信号R,G,Bに分離させる色分
離回路42aと、各原色信号から輝度信号を作るマトリ
クス回路43aとから構成されている。又、色信号用回
路51は、入力信号を各原色信号R,G,Bに分離させ
る色分離回路42bと、各原色信号からR−YとB−Y
の2種の色信号を作るマトリクス回路43bとから構成
されている。
【0039】本実施例は上述のように構成されているか
ら、物体の像がCCD41上に結像されると、光電変換
された出力信号は輝度信号・色信号分離回路49に入力
され、タイミング発生器47からの信号によって輝度信
号用回路50と色信号用回路51とに切り換えて出力さ
れることで、輝度信号用と色信号用とで信号出力の時間
がずらされている。即ち、輝度信号を得るときには、タ
イミング発生器47によって明るさ絞り46の絞り径は
FNo.が最適値になるよう絞り込まれ、十分な露光量
が得られるまでその状態に維持される。そして、CCD
41で得られた信号は、輝度信号・色信号分離回路49
によって輝度信号用回路50に入力され、色分離回路4
2aでR,G,B三原色信号に分離され、マトリクス回
路43aでY信号が生成される。又、色信号を得る場
合、輝度信号を得て所定時間経過後にタイミング発生器
47からの信号によって明るさ絞り46の径が所定の大
きさ(例えばイメージファイバ束38のNAに相当する
FNo.が得られる程度の径)に開かれ、CCD41で
得られた信号は、輝度信号・色信号分離回路49によっ
て色信号用回路51に入力され、色分離回路42bを介
してマトリクス回路43bでR−Y信号とB−Y信号の
2種の色信号が生成される。
【0040】ここで数値例を示せば、イメージファイバ
のスペックをコア径3μm,NA=0.5とするとき、
輝度信号中最もウエイトの大きいG信号のクロストーク
を減少させるために、輝度信号を得るときのFNo.
は、ファイバー内を伝送される光の波長が約500nm
のときの最適値である3.0とすればよい。又、色信号
を得るときは、色SN比を稼ぐために、FNo.を1.
0程度とすることが望ましい。
【0041】以上のように、本実施例によれば、輝度信
号を得るときのみ明るさ絞り46を絞り込むことで、輝
度信号の解像力を向上させることができる。
【0042】次に、本発明の第四実施例を図10により
説明する。図10は本実施例による内視鏡TV装置の要
部構成図を示すものであり、照明光学系の光源装置53
内において、光源54とライトガイド55の入射端面と
の間には、モータ56によって回転可能な回転フィルタ
ー57が配設されている。回転フィルター57は円形で
円周方向にR(赤),G(緑),B(青)のフィルター
が配列されていて、回転することによっていずれかの色
のフィルターが光路上に進出するようになっている。そ
のため、R,G,Bの照明光が順次物体に照射され、夫
々の照明光についてのCCD41の出力がR信号、G信
号、B信号として用いられる。明るさ絞り46とモータ
56は同期回路58によって接続され、明るさ絞り46
は回転フィルター57の回転と同期して絞り径が変化さ
せられる。本実施例では、Rフィルターで照明するとき
のみその波長域での最適値に絞り径が絞り込まれ、クロ
ストークによる画像の劣化が抑制される。絞り径を絞り
込むことによる光量の低下はRの照明光の照明時間とC
CD41の露出時間を増すことによって、補うようにし
ている。このように構成することで、R,G,Bの各照
明光を選択する都度絞り径を変化させる構成の装置(こ
のように構成してもよい)と比較して、回路等の構成を
簡単にすることができる。
【0043】CCD41から出力さた出力信号は、色分
離回路42でR、G、B三原色信号に分離され、夫々メ
モリ59a,59b,59cでメモリされた後プロセス
回路60でRGB出力されるようになっている。
【0044】さて、本実施例について数値例を述べる
と、イメージファイバのスペックをコア径2μm、NA
=0.5とするとき、Rの照明光の波長域において、ク
ロストークの影響を少なくするためのFNo.は約1.
9程度である。従って、他のG、Bの照明光に対して
は、明るさを稼ぐためにFNo.を1程度としておき、
Rの照明光のときのみFNo.を1.9とすれば、映像
信号の解像力を向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】上述のように、本発明による内視鏡装置
は、イメージファイバの細径化や高画素化に伴うクロス
トークの発生による画質の劣化を、減少又は補正して解
像力の優れた装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クロストークのパラメータであるB値とファイ
バー内を伝搬する光の波長λとの関係を示すグラフであ
る。
【図2】ファイバーのコア径に対する点像振幅分布とモ
ード関数との関係を示す図である。
【図3】表2は、(8)式及び(9)式の係数を変化さ
せた場合の各モードのウエイトの変化を示すものであ
る。
【図4】イメージファイバのNAを変化させた場合のパ
ワー分布を示す図である。
【図5】表3の(A)は、FNo.を変えた場合の、コ
ア中心における各モードのウエイトを振幅で示す表、
(B)はFNo.を変えた場合の、コア全体における各
モードのウエイトを強度比で示す表である。
【図6】本発明の一つの構成を示す、面順次式の撮像系
の要部構成図である。
【図7】本発明の第一実施例を示す内視鏡TV装置の要
部構成図である。
【図8】本発明の第二実施例を示す内視鏡TV装置の要
部構成図である。
【図9】本発明の第三実施例を示す内視鏡TV装置の要
部構成図である。
【図10】本発明の第四実施例を示す内視鏡TV装置の
要部構成図である。
【図11】従来の内視鏡TV装置の要部構成図である。
【符号の説明】
17……イメージガイド、13,57……回転フィルタ
ー、19,41……CCD、21,42,42a,42
b……色分離回路、38……イメージファイバ束、4
3,43a,43b……マトリクス回路、49……輝度
信号・色信号分離回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−86931(JP,A) 特開 平1−126946(JP,A) 特開 平2−171873(JP,A) 特開 平5−228108(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 A61B 1/04 G02B 23/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イメージファイバ束の射出端面の画像を結
    像光学系により光電変換素子上に形成し、該光電変換素
    子から得られる信号を電子回路に供給して輝度信号と色
    信号を生成し、これらの信号より映像信号を合成して、
    該映像信号に基づいてモニターTVに画像を表示するよ
    うにした内視鏡TV装置において、 前記輝度信号の長波長成分を表す信号のウエイトに対す
    る短波長成分を表す信号のウエイトを、通常のTV信号
    よりも大きくしたことを特徴とする内視鏡TV装置。
  2. 【請求項2】前記輝度信号が青色光成分のみから成るこ
    とを特徴とする請求項1に記載の内視鏡TV装置。
  3. 【請求項3】物体の像を対物光学系によりイメージファ
    イバ束の入射端面上に形成し、該イメージファイバ束に
    より伝達されてその射出端面に現れた画像を結像光学系
    により光電変換素子上に形成し、該光電変換素子から得
    られる信号を電子回路に供給して輝度信号と色信号を生
    成し、これらの信号より映像信号を合成して、該映像信
    号に基づいてモニターTVに画像を表示するようにした
    内視鏡TV装置において、 前記輝度信号と色信号とを前記光電変換素子から得られ
    る異なる出力信号より生成すると共に、該輝度信号を得
    るための撮像時のイメージファイバ束への入射光束のF
    ナンバーと前記色信号を得るための撮像時のイメージフ
    ァイバ束への入射光束のFナンバーを変化させる絞りを
    前記対物光学系に設けたことを特徴とする内視鏡TV装
    置。
  4. 【請求項4】波長域の異なる照明光を順次物体に照射
    し、該物体の像を対物光学系により形成してイメージフ
    ァイバ束で伝送し、その射出端面に現れる画像を結像光
    学系により光電変換素子上に生成し、各波長域毎に前記
    光電変換素子から得られる信号を電子回路により映像信
    号に変換し、該映像信号に基づいてモニターTVに画像
    を表示するようにした内視鏡TV装置において、 前記照明光の波長域の変化に応じてイメージファイバ束
    への入射光束のFナンバーを変化させる絞りを、前記対
    物光学系中に設けたことを特徴とする内視鏡TV装置。
JP11031592A 1992-04-28 1992-04-28 内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3228551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031592A JP3228551B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031592A JP3228551B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05308640A JPH05308640A (ja) 1993-11-19
JP3228551B2 true JP3228551B2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=14532604

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11031592A Expired - Fee Related JP3228551B2 (ja) 1992-04-28 1992-04-28 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3228551B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4503875B2 (ja) * 2000-04-19 2010-07-14 富士フイルム株式会社 撮像装置
CN119573576B (zh) * 2024-11-30 2025-09-12 天津大学 一种基于傅里叶叠层成像的光纤端面尺寸检测装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05308640A (ja) 1993-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4663657A (en) Image pickup apparatus for endoscopes
US6570147B2 (en) Color night vision apparatus
JP2021192534A (ja) 撮像装置及び撮像方法
US4685451A (en) Endoscope apparatus using solid state image pickup device
US5751340A (en) Method and apparatus for reducing the inherently dark grid pattern from the video display of images from fiber optic bundles
JP2000137172A (ja) 撮像装置
US20010007920A1 (en) Apparatus for displaying fluorescence images
US5483379A (en) Image registering in color at low light intensity
JPH06317764A (ja) 光学的ローパスフィルター
JPH07151995A (ja) 映像投写装置
JP2826328B2 (ja) 撮像装置
US20120081664A1 (en) Opthalmology photographing apparatus
JP6388240B2 (ja) 光学装置
JP3228551B2 (ja) 内視鏡装置
JP7028574B2 (ja) 内視鏡及びカメラヘッド
JP2007050110A (ja) 画像処理装置および電子内視鏡装置
US20060289958A1 (en) Color filter and image pickup apparatus including the same
JPH06121325A (ja) カラー撮像装置
JP2004080605A (ja) 撮像装置
JPH0644104B2 (ja) 内視鏡映像システム
JP2541669B2 (ja) 撮像装置
JPH05316523A (ja) ディスプレイ装置
JPH1048538A (ja) 立体内視鏡
JP2005152130A (ja) 内視鏡撮像システム
JP7041226B2 (ja) 医療用光学顕微鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010821

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees