JP2008250109A - 光拡散反射シート - Google Patents

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Abstract

【課題】入射光を拡散光へと変換するとともに、その光量を反射光と透過光へと配分し、かつその配分の割合を、広い範囲で調整しうる、光透過性を有する光拡散反射シートを提供する。
【解決手段】
多孔質粒子を含有する拡散反射層を有する光拡散反射シートを用いることにより、入射光を拡散光へと変換するとともに、反射光と透過光へとより広い範囲で配分可能であって全光線透過率が80%以下である光拡散反射シート。該光拡散反射シートを、導光板に隣接するサブ画面側に配置することにより、メイン画面とサブ画面の両方に、輝度ムラが生じ難い均一な拡散光を所望の輝度バランスになるような光量で供給でき、しかも輝度バランスが広い範囲で調整可能である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、入射光の光量を反射光と透過光に分配する、光透過性を有する光拡散反射シートに関し、特に、携帯電話の液晶表示装置用バックライトユニットに使用される光拡散反射シートに関する。さらに、特に携帯電話等で使用される両面発光型のバックライトユニットに用いられる光透過性を有する光拡散反射シートに関する。
近年、携帯電話の世界的な普及に伴い、携帯電話機に対する要求も多様化し、性能・機能面だけでなく、デザイン面にも目が向けられるようになってきた。例えば、折りたたみ型の携帯電話機で、液晶表示装置と操作パネルが分離して配置され、かつ液晶表示装置の表裏にメイン画面とサブ画面の二つの液晶画面を配置したものが一般的になってきた。従来、これらに使用されるバックライトユニットはメイン画面用とサブ画面用のそれぞれ別個のバックライトユニットが装備されていた。しかし、最近の携帯電話機の薄型化・スリム化要求に対応すべく、メイン画面とサブ画面に、共通した一個の両面発光バックライトユニットから光を供給する方法がとられるようになってきた(特許文献1参照)。
前記液晶表示装置の一般的な構成を図1に示す。メイン画面用液晶モジュール1とサブ画面用液晶モジュール2に背面から光を供給する両面発光バックライトユニット3が装備されている。かかる両面発光バックライトユニット3は、図1に示すように、光源4、導光板5、反射シート6、光拡散フィルム7、プリズムシート8及び9からなる。両面発光バックライトユニット3において、光源4から出射された光は導光板5の上下面及び側面で反射又は透過・屈折を繰り返して導光板5の前方方向に伝わりながら、一部はメイン画面方向に出射され、一部はサブ画面方向に出射される。導光板5からサブ画面方向に出射された光の一部は反射シート6の表面で反射してメイン画面方向に戻り、一部は反射シート6を透過してサブ画面方向に出射される。これらメイン画面又はサブ画面方向に出射された光は、プリズムシート8又は9を透過する際に屈折作用で画面正面方向に集光されてから、それぞれの液晶モジュール1又は2に供給される。
液晶表示面の明るさは、より明るい事が好ましいが、限られた光源の光量をメイン画面及びサブ画面に配分する必要があるため、携帯電話機の形態、回路設計、用途等によって様々な配分比が要求される。このためより広い範囲の分配比で導光板からの光を反射光側(メイン側)と、透過光側(サブ側)に分配する必要が生じた。しかも反射シート6は透過光側(サブ側)の光を拡散光に変換する光拡散シートとしての機能も果たすことが要求されている。
通常、画面の大きいメイン画面の液晶表示画面をより明るくするために、反射シートの反射率を一定以上大きくして全光線透過率を抑え、より多くの光量を反射シートの反射によってメイン側へ配分することが多い。
例えば、バックライトユニットに用いられる光拡散シートも、入射光の一部を拡散光として透過し、またその一部を拡散光として反射する機能を有している。しかし、透明なバインダー樹脂と透明な光拡散粒子を主成分として構成される光拡散シートにおいては、バックライトユニットの部品として許容される膜厚範囲内の拡散反射層を用いたのでは、入射光の光量の90%以上が透過され、ごく僅かの光しか反射されることがない。光拡散粒子の含有量を安定に拡散反射層を形成できる限界値近くまで増加させても、全光線透過率が大きく低下することはなく、通常の光拡散シートの膜厚で全光線透過率を80%以下にまで低下させることは困難で、入射光の大部分が拡散透過光となって透過してしまう。、このため従来の光拡散シートの技術の延長では、バックライトユニットに使用できるような十分な反射光が得られる、実用的な光拡散反射シートを得ることはできなかった。
またサイドライト型のバックライトユニットの場合、光源からの光は反射シートの表面で多数回反射しながら、光源の反対側の端まで到達し均一な輝度を実現するため、反射シートの全光線透過率が80%を超えると、液晶画面の輝度の均一化が不十分にとなりやすい。
そこで、一般的なバックライトユニットで使用されている従来公知の反射シートとしては、金属蒸着フィルム等を用いた銀反射シートと、白色ポリエステルフィルムを用いた白反射シートが使用されている。銀反射シートは反射率95%以上の高反射シートであって、光透過性がほとんど無いため、これを前記両面発光バックライトユニットに使用するとサブ画面側への透過光量が十分に得られず、サブ画面が著しく暗くなるという問題があった。銀の膜厚を極めて薄く制御すれば反射率の調整が原理的には可能であるが、実際は極めて微妙な調整が必要となるため生産プロセスでの量産は難しい。一方の白反射シートでは、薄膜の白色ポリエステルフィルムを使用すれば、サブ画面の輝度を確保するために必要な透過光量を得ることはできるが、白色ポリエステルフィルム内部に白色顔料の凝集物やボイドが存在し、これらが透過光によりサブ画面側に輝度ムラとして顕在化するという問題があった。特に白色ポリエステルフィルムの全光線透過率を下げて、サブ画面にまわっていた光量をメイン画面にまわし、メイン画面の輝度を上昇させるような場合、白色顔料の添加量やボイドの増加に伴い前記輝度ムラの現象がより顕著に発生した。
同様に、透明支持体上に結着剤樹脂、溶剤、白色顔料等を含有する光拡散層用塗料を用いて光拡散層を形成しても、白色PETのときと同様に一様な拡散透過光を得ることは難しく、支持体部分に光拡散反射シートの全厚の多くを取られ拡散反射層の塗布膜厚を厚くできないため、拡散透過光の均一化は一層困難であった。
一方、光拡散シート等における多孔質粒子の活用に関しては、従来の光拡散シートにおける拡散粒子を中空ビーズや多孔質ビーズに換えて、光拡散性能を向上させ、同時に全光線透過率を向上させる試みが行われている(特許文献2参照)。また、結合剤と多孔質粒子を含有する光拡散層を有する透過型スクリーンが提案されている(特許文献3参照)。さらに透明な基材層中に多孔質の透明微粒子が分散した光拡散シートが提案されている(特許文献4参照)。また、熱可塑性フィルムの少なくとも片面に、平均一次粒経が2.5μm以上10μm以下である球状多孔質シリカと樹脂バインダーからなる光拡散層が積層された光拡散フィルムが提案されている(特許文献5参照)。しかしこれら特許文献2〜5に記載された多孔質粒子を含有する光拡散シートや光拡散フィルム、及び透過型スクリーンは、いずれも透過光を拡散光として使用するものであって、高い光拡散性能が求められると同時に、高い全光線透過率も求められている。しかしこれら文献においては、拡散透過光を効率良く用いることに主眼が置かれており、反射光を拡散光として利用する検討は全くなされていない。従って、これら文献に記載された光拡散シート等から発生する拡散反射光を透過光と同時に利用しようとしても、光拡散反射シートとして用いた場合の反射効率が極端に低く、例えばバックライトユニットに組み込んで使用することは実質的に不可能であった。
このような状況であるから、入射光の光量を反射光と透過光の間で様々な配分比で分割し、かつ反射光と透過光がともに良好な拡散光となるような、光透過性を有する光拡散反射シートに対する要求は高い。特に液晶表示装置において両面表示型の液晶表示装置のバックライトを、一つの導光版からの出射光だけで構成しようとする場合にはこのような光拡散反射シートが必須である。しかし、既述のように金属蒸着フィルムを用いた反射シートで入射光の95%以上を反射光として配分することは容易であるが、透過光として実質的に利用できる光量は極めて少なく、また反射光は拡散光とはならない。また拡散反射層に着色顔料を含有させた白色PETを用いた光拡散反射シートを用いても、全光線透過率を20%以上にするのは困難であり、しかも拡散透過光が不均一となる傾向にある。さらに、透明な樹脂ビーズ等を拡散反射層の拡散粒子として使用した場合は、80%を超える大部分の光量が透過光となり、拡散反射光としての光量を向上させることはできない。このように各種反射シート、拡散シートを用いて、入射光の大部分の光量を反射光、または透過光としての拡散光へと配分することは容易であるが、反射光と透過光への光量配分をその中間の広い範囲で実現し、均一な拡散反射光と拡散透過光を得ることは困難であった。特に入射光を均一な拡散透過光に変換しつつ、透過光への光量配分を減らし、その分を反射光へと配分することは、結果として得られる全光線透過率を80%以下とする領域においては困難で未だ実用的な製品は得られていない。特に透過光に配分される割合を反射光と透過光への配分が同等の領域から、より低い全光線透過率を有し入射光の光量の多くを拡散反射光として反射させる領域を通り、前記大部分の入射光量を反射させる配分の領域に渡っては、均一な拡散反射光、拡散透過光を得るための光拡散反射シートの作製はより困難であった。またこれら目的に多孔質粒子を用いた光拡散反射シートが好適に使用されうることも今までは明らかにされていなかった。
特開2000ー338483 特開2001−06495 特開2006−119318 特開2004−348000 特開2004−061598
本発明の目的は、入射光を拡散光へと変換するとともに、その光量を反射光と透過光へと配分し、かつその配分の割合を、広い範囲で設定しうる、光透過性を有する光拡散反射シートを提供することである。特に、一つのバックライトユニットの両面に液晶表示面を有する液晶表示装置において、前記バックライトユニットの導光板に隣接して用いられ、メイン画面側とサブ画面側の明るさを所望の輝度バランスに設定可能で、かつ輝度ムラが生じ難い均一な拡散光を発生しうる光拡散反射シートを提供することにある。
さらに本発明の目的は、バックライトユニットの一つの導光板の両面に液晶表示面を有する両面液晶表示装置において、メイン画面側とサブ画面側の明るさを所望の輝度バランスに設定可能で、かつ輝度ムラが生じ難い両面発光バックライトユニットを提供することである。
さらにまた本発明の目的は一つの導光板を有するバックライトユニットの両面に液晶表示面を有し、一つの導光板を有するバックライトユニットで良好な両面の輝度バランスを取りうるとともに、薄型化の可能な両面液晶表示装置を提供することである。
本発明者は、上記課題について鋭意研究を重ねた結果、多孔質粒子を含有する拡散反射層を有する光拡散反射シートを用いることにより、入射光を拡散光へと変換するとともに、反射光と透過光へとより広い範囲で配分可能であることを見出した。そして、多孔質粒子とバインダー樹脂をともに含有する拡散反射層を有する光拡散反射シートを、導光板に隣接するサブ画面側に配置することにより、メイン画面とサブ画面の両方に、輝度ムラが生じ難い均一な拡散光を所望の輝度バランスになるような光量で供給できることを見出し、本発明を成すに至った。
即ち、本発明は、入射光を拡散する拡散反射層を有し、前記入射光の一部を拡散光として透過する光拡散反射シートであって、全光線透過率は80%以下であり、前記拡散反射層はバインダー樹脂と多孔質粒子を含有することを特徴とする光拡散反射シートを提供する。
さらに本発明は、上記の光拡散反射シートを用いたことを特徴とする両面表示型液晶表示装置用の両面発光バックライトユニットを提供する。
さらに本発明は、上記両面発光バックライトユニットと、その両面に位置する液晶表示面を有することを特徴とする両面液晶表示装置を提供する。
本発明の光拡散反射シートは、多孔質粒子を含有する拡散反射層を有するため、入射光が多孔質粒子の表面で反射したときに拡散反射光となって、多くの方向成分を持つと共に、それら反射光がさらに多孔質粒子間での多数回反射を繰り返すことで、入射光方向の光が極めて多くの方向成分を持った拡散光に変換される。このため入射光の光量のうち多くの部分が反射光成分となって入射光側に戻される。しかも拡散効率が高く、従来より膜厚の薄い拡散反射層を用いて同等以上の効果を達成することが出来る。一方多孔質粒子で反射を繰り返した入射光の一部は拡散光となってバインダー中を透過して、光拡散反射シートの入射側とは反対側に、透過光として出射される。多孔質粒子による拡散反射の頻度が高いので、従来の光拡散シートより全光線透過率を低下させることができ、その分入射光の光量を拡散反射光に振り向けることができる。多孔質粒子によって入射光が拡散される回数は、多孔質粒子の含有量と拡散反射層の膜厚に依存する。このためこれらを調整することにより、入射光の光量を広い範囲の配分比で、反射と透過の拡散光にわけることが可能となる。
このような光拡散反射シートは、一つのバックライトユニットの両面に液晶表示面を有する液晶表示装置において、前記バックライトユニットの導光板に隣接して用いられる光拡散シートとして用いられると、導光板からの入射光線を広い範囲の配分比で、両面の液晶表示面に分配可能である。
またこのような光拡散反射シートを導光板に隣接して用いた両面発光バックライトユニットは、バックライトユニットの両面に位置する液晶表示面に、より広い範囲で適性な配分比に調整した光量をおくることができる。
さらにまた上記バックライトユニットを用い、バックライトユニットの両面に液晶表示面を有する液晶表示装置は、液晶表示面に照射される光量の配分を広い範囲で設定できる。このため、メイン画面とサブ画面の輝度バランスを所望の範囲に設定可能であり、さらに装置自体の大幅な薄型化が可能である。
まず、本発明の拡散反射シートの構造について図2を用いて説明する。本発明の光拡散反射シートは、バインダー樹脂と多孔質粒子を含有する拡散反射層10を有することを特徴とするものであって、拡散反射層のみでシートを形成しても良いし、光透過性基材シート11の一方の面、又は両面に拡散反射層10を積層してシートを形成しても良い。拡散反射層のみでシートを形成するときは、例えば多孔質粒子の分散したバインダー樹脂を用いて、押出法等の通常のシート製造方法により光拡散反射シートを形成するが、多孔質粒子の含有量が多いときにはシート自体の力学的特性が脆弱となりやすい。このため光透過性基材シート上に拡散反射層を積層することにより、光拡散反射シートの力学的強度を保持する機能を光透過性基材シートに持たせ、光拡散機能を拡散反射層に持たせた機能分離型の光拡散反射シートが好ましい。また、より良好な反射光成分を得るためには、光透過性基材シートの両面にバインダー樹脂と多孔質粒子を含有する拡散反射層を形成しても良い。
拡散反射層10は少なくともバインダー樹脂と多孔質粒子を含有する。該多孔質粒子の特性は細孔容積や平均細孔径で表されるが、粒子内部に細孔を有する多孔質性の微粒子であれば特に制限されることなく使用できる。該平均細孔径は1〜50nmの範囲で、該細孔容積は0.1〜3ml/gの範囲のものを好適に用いることができる。有機微粒子、無機微粒子共に使用可能であるが、中でも、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、多孔質酸化チタン、多孔質ガラス等の無機材料が、バインダー樹脂との屈折率差を大きく取りやすく、粒子表面における反射率を高くしやすいため、拡散反射光を効率良く得られる点で好ましい。さらに光拡散反射シートの表面硬度を向上させやすい点においても好ましい。その中でも多孔質シリカの白色微粉末がより好ましい。
該拡散反射層は前記多孔質粒子の他に、必要に応じて、無機粒子、または無機−有機ハイブリッド材料粒子を含有してもよい。例えば、酸化チタン、酸化亜鉛等の白色顔料、炭酸カルシウム、タルク等のフィラーを、光拡散反射シートの諸特性を阻害しない範囲で含有させることができる。また、前記粒子を含有する層を該拡散反射層に積層させることもできる。
前記バインダー樹脂は、前記多孔質粒子を樹脂中に均一に分散でき、シート状に成形できるもの、或いはさらに溶剤を添加して塗料を作製し、光透過性基材上に塗布し塗膜を積層できるものであれば特に限定されず、一般的な成形用樹脂、塗料用樹脂等が使用できる。例えば、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂等が挙げられる。
該拡散反射層には、必要に応じて、硬化剤、硬化触媒、分散剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、劣化防止剤等を含有させることもできる。
本発明の光拡散反射シートは入射光の一部を拡散光として反射し、入射光の他の一部、すなわち反射されなかった入射光の部分のまた一部を拡散光として透過する。反射されなかった入射光の残りの部分は出来るだけ多く拡散光として透過されることが好ましい。このため本発明の光拡散反射シートのヘイズ値は90%以上が好ましく、95%以上がより好ましく、98%以上がさらに好ましい。
本発明の光拡散反射シートは入射光の光量を反射光と透過光に分配し、しかも双方を拡散光に変換し、入射光を効率的かつ多機能的に利用可能とするものである。本発明の光拡散反射シートは、入射光の光量を高効率で反射光と透過光に分配することが好ましい。したがって拡散反射層には可視光領域に吸収を有する物質が含有されていないことが好ましく、全光線透過率が低下して透過光への光量配分が減少した場合は、その低下した光量がそのまま拡散反射光の増加分に振り向けられることが好ましく、可視光領域に吸収を有する物質の存在によって透過光が減衰しないことが好ましい。
本発明の光拡散反射シートの全光線透過率と拡散反射率を加えたものは90%以上であることが好ましく、95%以上であることがさらに好ましい。
本発明の光拡散反射シートの全光線透過率は80%以下である。全光線透過率が80%を超える場合は反射光への配分が少なくなるため、発光体のある入射光側にこの拡散反射光を戻して利用する利点が小さくなる傾向にある。全光線透過率は1%以上であることが好ましい。全光線透過率が1%に満たない場合は、透過光への配分が小さすぎ、透過する拡散光を使用することが実質的に困難となる傾向にある。また実使用を考慮した場合、全光線透過率は3〜75%であることがさらに好ましい。また光拡散反射シートを、一つの導光板の両面に液晶表示面を有するバックライトユニットの導光板に隣接して用いるときは、全光線透過率は5〜70%であることが好ましく、10〜60%であることがさらに好ましい、すなわち、両面に液晶表示面を有する液晶表示装置のサブ画面の高機能・高品質化の要求に伴い、サブ画面の輝度を従来よりも高めるようになってきたため、5%未満では拡散反射シートを介してサブ画面側へ透過する光量が少なく、サブ画面の輝度が著しく低下する傾向にあるためである。一方70%を越えると拡散反射シート表面でメイン画面方向に反射する光量が少なくなり、メイン画面の輝度が低下して精細な表示を行いにくくなる傾向がある。一つの導光板に隣接して光透過性を有する光拡散反射シートを用い、両面発光バックライトユニットを作製した場合、メイン画面側とサブ画面側の発光面の輝度の比率は、メイン側がより精細な表示を常用的に要する必要性のため、より輝度を要することを考慮して、メイン/サブが1.2〜5.0が好ましく、1.25〜4.0がより好ましく、1.3〜3.5がさらに好ましい。
本発明の光拡散反射シートの全光線透過率を調整して、拡散反射光と拡散透過光との配分を調整すること、もしくは前述したメイン画面とサブ画面の輝度バランスを調整することは、拡散反射層に含有される多孔質粒子の種類、含有量及び拡散反射層の膜厚を調整することで行うことが出来る。前記バインダー樹脂100質量部に対する前記多孔質粒子の配合比率は20〜200質量部の範囲が好ましい。配合比率の最低値は40質量%が好ましく50質量%がさらに好ましい。一方配合比率の最大値は150質量%がより好ましく、120質量%がさらに好ましい。20質量部より少ないと該光拡散反射シート表面での拡散反射の効果が小さくなり、実質的に拡散反射光が小さいために利用できなくなる傾向にあり、200質量部を越えるとバインダー樹脂の割合が低下するため塗膜強度が低下する傾向にある。
光拡散シートが、光透過性基材シート上に拡散反射層形成用塗料による塗布によって拡散反射層を形成して作成されるときは、該拡散反射層の膜厚は5〜50μmの範囲が好ましい。5μmより薄いと、たとえ多孔質粒子の含有量を増加しても該拡散反射層内部での屈折・拡散が少なくなり、直接透過する光量が増え、透過拡散光を得にくくなる傾向にある。一方で、膜厚が50μmを越えると該拡散反射層内部の結着力が不足し、塗膜の内部破壊、脱落、剥離か起こりやすくなる。
光拡散反射シートが拡散反射層のみで形成されているときは、拡散反射層の膜厚は5〜200μmが好ましい。200μmより厚いとシート特有の柔軟性が不足してくるため、使用箇所、使用方法に大幅な制約を受けるようになる。
光透過性基材シート11は、基材シートとして十分な物理的強度と光透過性を有するものであれば特に限定されない。例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、シクロオレフィン、アクリル等の透明または半透明樹脂シート又はフィルムが挙げられるが、その中でも透明ポリエステルフィルムが特に好ましい。該基材シートの厚さは5〜100μmの範囲が好ましい。5μmより薄いと、塗工、印刷、あるいは二次加工時の取り扱いが困難となり、作業性が著しく低下する。一方100μmより厚いと、該拡散反射シートの全厚が厚くなって薄型の電子装置等には使用できなくなってしまうため好ましくない。該基材シートの表面のうち少なくとも一方の面には、拡散反射層との密着性を向上させるため、易接着処理剤を塗布する、あるいはコロナ処理を施すなど、易接着処理が施されていればより好ましい。
なお、拡散反射光の配分をより一層増加させるために、光透過性基材シートにフィラーを含み、全光線透過率80%以下、ヘイズ値90%以上のものを使用してもよい。該基材シート中には種々の光拡散粒子が含有され得るが、該光拡散粒子が多孔質粒子であってもよい。
必要に応じて、該基材シートの拡散反射層とは反対面に背面層12を積層することができる。背面層としては、例えば、スティッキング防止、帯電防止、傷付き防止、耐衝撃緩和、透過光の拡散機能等を有する従来の背面層が挙げられる。
あるいは反射光への配分をより増加させるため、光透過性基材シートの両面に多孔質粒子を含有する拡散反射層を形成することも出来る。本発明における拡散反射層は拡散効率が良いため、膜厚100μm以下(光透過性基材シートの両面に拡散反射層を用いるときはその膜厚の合計が100μm以下)で、メイン画面側とサブ画面側に広い範囲で入射光の光量を配分することができる。膜厚50μm以下(光透過性基材シートの両面に拡散反射層を用いるときはその膜厚の合計が50μm以下)にするとメイン画面側に光量を配分する機能はやや劣るが、全体の光拡散反射シートの膜厚を減少させるという点では好ましい。
次に、本発明における拡散反射シートの製造方法の一例について説明する。
本発明の拡散反射層の形成方法は、拡散反射層内部に多孔質粒子を均一に分散した状態で含有させることのできる方法であれば特に限定されないが、拡散反射層を薄膜としてさらに内部に多孔質粒子を含有する構造を形成するためには、前記多孔質粒子を前記バインダー樹脂とともに溶剤中に分散した拡散反射層用塗料を作製し、それを光透過性基材シート上に塗布又は印刷する方法がより好ましい。
前記拡散反射層用塗料は、前記多孔質粒子とバインダー樹脂と、必要に応じて、有機溶剤等の溶媒を加えて分散攪拌し調製できる。
次に、光透過性基材シートの一方の面に、前記拡散反射層用塗料を塗布して塗膜を形成し、乾燥させ、拡散反射層を形成する。塗布する方法には一般的な塗工又は印刷方式が利用できる。例えば、グラビア塗工、小径グラビア塗工、リバースロール塗工、ダイ塗工、リップ塗工、スクリーン塗工、ブレード塗工、ナイフ塗工、キャスト塗工、スピン塗工、エアドクター塗工、スプレー塗工、カーテン塗工、キス塗工などの塗工方式が利用できる。塗膜の乾燥には、一般的な乾燥方式が利用でき、例えば、熱風、赤外線、マイクロ波、誘導加熱、紫外線硬化、電子線硬化などの方法を用いた乾燥方式が利用できる。乾燥後、必要に応じて、所定の温度および時間にて塗膜の熱硬化を行う。
以上のようにして得た光透過性を有する光拡散反射シートを、両面に液晶表示面を有する液晶表示装置のための、両面発光バックライトユニットの導光板に近接して装着するには、前記両面発光バックライトユニットを構成する導光板5のサブ画面側に隣接して、前記光拡散反射シートを配置すればよい。配置する向きは拡散反射面を導光板のサブ画面側の出射面に向けて配置するのが好ましい。このようにして、バックライトユニットの両面に液晶表示面を有する、両面表示用バックライトユニットを形成することができる。
以上のようにして製造される本発明の光拡散反射シートは、両面発光バックライトユニットを構成する光拡散反射シートとして利用するのに特に有用であるが、この用途に限定されるものではなく、拡散反射光と拡散透過光の両機能が必要な種々の用途に適用することができる。
以下に、実施例を用いて本発明を説明する。
(実施例1)
<拡散反射層用塗料aの調製工程>
多孔質シリカ
「サイリシア430(富士シリシア化学工業社製)」 70 質量部
平均細孔径:17nm
細孔容積:1.25ml/g
平均粒径(レーザー法による):4.1μm
塩化ビニル樹脂
「MR110(日本ゼオン社製)」 40 質量部
ポリウレタン樹脂
「パンデックスT−5206(大日本インキ化学工業社製)」 40 質量部
ポリイソシアネート(HDI系)溶液
「コロネートHL(日本ポリウレタン工業社製)」 27 質量部
固形分75%
トルエン 350 質量部
メチルエチルケトン 350 質量部
以上を分散攪拌機で攪拌混合し、拡散反射層用塗料aを得た。
<基材への塗布・乾燥・硬化工程>
光透過性基材シートとして、透明ポリエステルフィルム「A4300(38μm)」〔東洋紡績社製〕を使用し、この一方の面に上記拡散反射層用塗料aを、リバースコーターを使って塗布し、熱風乾燥させて、乾燥膜厚10μmの拡散反射層を形成した。前記塗布工程終了後、塗膜の硬化反応を促進させるため、40℃恒温室中48時間保管して、本発明の光拡散反射シートを得た。
(実施例2)
実施例1と同様に、拡散反射層用塗料aを透明ポリエステルフィルムの一方の面に塗布し、乾燥膜厚13μmの拡散反射層を形成した後、もう一方の面にも同様に乾燥膜厚13μmの拡散反射層を形成し、本発明の光拡散反射シートを得た。
(実施例3)
実施例2と同様に、拡散反射層用塗料aを透明ポリエステルフィルムの両面に塗布し、乾燥膜厚20μmの拡散反射層を両面に形成し、本発明の光拡散反射シートを得た。
白反射シートとしては他製品と比較して透過率の極めて良好な製品として
以下の白反射シートを用いて実験を行った。
(比較例1)
白反射シート:東レ社製白色ポリエステルフィルム「ルミラー#50E63」(膜厚50μm)を光拡散反射シートとして用いる。
銀反射シートとしては他製品に比して透過率の極めて良好な製品として、以下の反射フィルムを用いて実験を行った。
(比較例2)
銀反射シート:麗光社製高反射フィルム「ルイルミラー37W1」(膜厚42μm)を光拡散反射シートとして用いる。
(比較例3)
銀反射シート:3M社製反射フィルム「ESR」(膜厚65μm)を光拡散反射シートとして用いる。
以上、実施例1〜3、比較例1〜3で作製した得た光拡散反射シートを両面発光バックライトユニットの導光板のサブ画面側に隣接して、に挿入して点灯試験を行った。その際、拡散反射層を有する光拡散反射シートについては、拡散反射面側が導光板のサブ画面側の出射面側となるよう配置し、バックライトユニットのメイン側とサブ側のバックライトユニットの輝度を多点輝度計EyeWin390c(アイ・システム社製)を用いて測定した。測定領域はメイン側及びサブ側のバックライトユニット発光面において、全横幅の15%の幅を、それぞれのバックライトユニット発光面の左右端から除外し、かつ全縦幅の15%の幅をそれぞれのバックライトユニット発光面の上下端から除外した中心部分の矩形の領域である。この測定領域を3×3で9分割し、それぞれの領域の輝度を測定してからこれらを平均し、メイン側の発光面の輝度平均値Maveと、サブ側の発光面の輝度平均値Saveとを測定した。
Mave/Saveを計算しメイン側とサブ側の輝度比とした。結果を表1に示す。
輝度ムラ:画面上に黒点、白点状に見える外観欠陥を以下の評価基準によって目視判定した。
○・・・発光面上に黒点、白点状の外観欠陥なし、発光面の輝度勾配なし
△・・・発光面上にわずかではあるが黒点、白点状の外観が認められる。またはわずかではあるが輝度勾配が認められる。
×・・・発光面上に黒点、白点状の外観欠陥、または輝度勾配が明確に認められる。
Figure 2008250109
両面発光バックライトユニットを使用した液晶表示装置の一般的な構成の一例を示した断面図である。 本発明の光拡散反射シートを示した断面図である。
符号の説明
1 メイン画面用液晶モジュール
2 サブ画面用液晶モジュール
3 両面発光バックライトユニット
4 光源
5 導光版
6 反射シート
7 光拡散フィルム
8、9 プリズムシート
10 拡散反射層
11 光透過性基材シート
12 背面層

Claims (7)

  1. 入射光を拡散する拡散反射層を有し、前記入射光の一部を拡散光として透過する光拡散反射シートであって、全光線透過率は80%以下であり、前記拡散反射層はバインダー樹脂と多孔質性粒子を含有することを特徴とする光拡散反射シート。
  2. 前記拡散反射層は、光透過性基材シート上の少なくとも一方の面に積層されている請求項1に記載の光拡散反射シート。
  3. 前記多孔質性粒子は細孔容積0.1〜3ml/g、平均細孔径1〜50nmである請求項1または2に記載の光拡散反射シート。
  4. 前記多孔質性粒子は、多孔質シリカである請求項1〜3のいずれか1項に記載の光拡散反射シート。
  5. 前記光拡散反射シートは、バックライトユニットの両面に液晶表示面を有する液晶表示装置において、前記バックライトユニットの導光板に隣接して用いられるものである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光拡散反射シート。
  6. 請求項5に記載の光拡散反射シートを用いたことを特徴とする両面液晶表示装置用の両面発光バックライトユニット。
  7. 請求項7に記載の一つの両面発光バックライトユニットと、その両面に位置する液晶表示面を有することを特徴とする両面液晶表示装置。
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